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天麩羅の店
この一覧は五十音順になっています。
 
 

  あさぎ
  
中央区銀座6-4-13 
12:00~14:00/17:30~20:30 日・土昼休
主人: 浅黄浩 (敬称略)
・ 銀座に移転したそうです。(2000)
 西麻布から銀座に移って、2年くらいになるんでしょうか、ようやく行ってきました。小さな店なのは変わらず。西麻布って6席くらいでしたっけ、銀座は見た感じだと8席かなぁ。そんなです。まだ、「昨日移ってきたばかり」みたいに、ピッカピカに磨きあげられたお店でした。心意気ってもんでしょうか。 (2002.2)

 2014年、閉店とのこと。

1996年12月 ☆

 *海老 湯葉 イカ 沙魚 鱚 蛤 蓮根 銀杏 百合根 椎茸海老詰 穴子 丸十
 *天茶

[AQ!]
 「はぜ、はす、はまぐりの下半身」が絶品~。真面目さの気持ちよい天麩羅。

[へべ]
 はぜ、ってこんな字だったのね。
 蓮根が、絶世の美味。こんなにおいしいものだったとは。百合根もよかったなぁ。向こうの席のおぢさんがいらないと言った分の蓮根ももらいたいくらいでした。
 あいかわらず実年齢よりも年寄りの職人さんみたいな、浅黄さん。

1998年 3月 ☆

 *海老、白魚、湯葉包み、キス、稚鮎、烏賊、蓮根、アスパラ、茄子、丸十、穴子
 *天茶


2002年 2月 ☆

 *もずく
 *才巻海老(大)3本、烏賊、鱚、湯葉巻海老、メゴチ、絹さや、椎茸の海老詰め、蓮根、小玉葱、帆立、海老の頭、蕗のとう、穴子、丸十
 *天茶

[へべ]
 天麩羅は幸福中枢を刺激する料理だなぁと、このタネ文字列を眺めているだけでヘラヘラしつつ思うことです。この日は銀座移転後の初あさぎ。結構でした。

[AQ!]
 銀座に出て2年くらいになるのか、やっと行けたわけだけど、ピッカピカに磨きこんでるのは「さすが」でしたね。
 浅黄さんの佇まいは変わらず、小さな店舗は実に小奇麗に設えていて、幸福そうに見えました。
 値段とタネの感じは変化あり、な印象を受けた。ま、銀座に似合う値段にコンガリと揚がった。じゃなくて上がった。でも、量も増えたか。
 ネタが大振りになった気がした。うーん、例えば「はやし」みたいな感じかなぁ。これがやりたくなったのか、銀座に似合うと見たか、値段に似合うと踏んだか。これもいいんだけど、個人的には「どっちか一つだけ選べ」ならば、もうちょい、小ぶりな方が好き。
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  荒 谷
  
広島市中区本通2-21 082-247-6656
11:30~13:30/17:30~21:00 水休
主人: 荒谷卓也 (敬称略)
・  

2005年 1月

ランチ
 *紫蘇包み海老、メゴチ、蓮根、椎茸、コーン、赤・黄ピーマン、茄子、南瓜、など
 *野菜サラダ、ごはん、味噌汁

[AQ!]
 パルコ界隈は雰囲気がやんちゃだ。若者は元気がいいのぉ。そのすぐ近くで評判をとっている天麩羅店。ランチでお邪魔する。
 こちらの主人も元気良さそうなタイプの外観だが、黙々と、次々と天麩羅を揚げる。ワシワシといただく。オーソドックス・まっとうで、なかなか良いC/P。
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  礒美屋本店
  
港区南青山2-26-36 03-3401-2308
11:30~14:00/17:00~21:30 日休

・  
 外苑前駅徒歩0分、神宮球場ヤクルト戦の半券でサービスあり(スワローズサイトチェックのこと)。ありがたや(笑)。 (2006)

 
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  いわ井
  
中央区銀座6-3-7 03-3571-5252
主人: 岩井義郎 (敬称略)
・
2006年 2月 ☆☆

 *蛤と菜の花、鮪と三つ葉、山葵
 *海老頭、海老、鱚、しらうお、雲丹海苔巻、メゴチ、帆立、鮑、公魚、穴子
 *筍、蕗の薹、アスパラ、椎茸、山牛蒡、百合根
 *天ばら、しじみ汁
 +NV Champagne blanc de blanc / Gonet

[AQ!]
 いやぁ、今、書き出してみるとアホみたいに食ってますな。タネも標準よりやや大ぶり目の店なのに(^^;)。
 軽~い海老頭。鱚。しらうお。筍。大きい蕗の薹。太いアスパラ。山牛蒡。よろし。
 銀座らしい贅沢目天麩羅&リッチなご常連。

[へべ]
 ちょっと久々の天麩羅で、強欲とどまるところを知らず (^^;)
 ご主人がおずおずと
ところで、かなりお召し上がりになりましたが…」
と促したところで公魚百合根穴子でコースを締めくくり、
ひょっとして、このあと…?」
と問われて即答で天ばらをリクエスト。満足でしたが…客観的には食べすぎ?
 頭も尾も、海老の殻の軽さが独特。旨みも豊富。はやや大ぶりで、ほろほろっと、いい香り。
 入店直後、ケース内に鎮座する蕗の薹とばっちり目が合い、心の中でVサイン。やったー、蕗の薹おいしい。豊かな苦味、春の味。は、ああもったいない…と言いたくなるほどに小さく削られたコア部分を、アクもそのままにいただく。ほとばしる香気。
 山牛蒡もよかったな。アスパラは極太。こうなると下半分でも甘みと汁気がたっぷり、穂先はむしろ春のほろ苦さを感じさせてくれるのが不思議。不思議といえば椎茸、極上のこれはなぜか、天つゆよりも塩と好相性でした。珍しい。
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  魚 新
  
中央区日本橋1-4-1コレド日本橋 03-5205-7661
11:00~14:30/17:00~22:00(日祝21:00) 無休

・  
 「港区六本木5-5-8」で長く(25年間と聞く)営んでおられましたが、2004年にコレド日本橋内へ移転、とのこと。

1995年10月 ☆

 *いくらおろし
 *さいまき海老 椎茸海老詰め メゴチ 烏賊と小玉葱 南瓜 帆立 穴子 銀杏サヤエンドウ 蓮根 シシトウ 
 *天丼

[AQ!]
 軽いけどしっかりとして美味しい。南瓜~っ。

[へべ]
  お菓子のような、と、いわれるタイプの天麩羅でしょうか。おいしかった。てんぷら、って、調理法に対して感じる幸せ度が高いなぁ。
 ちょっとシャリっとしたところからねっとりとける予感のあたりまでのグラデーションの食感と、封じこめられた香りの南瓜が、はじめてのおいしさでした。
 メゴチもよかったなぁ~ 青唐もっ

[AQ!]
 烏賊と小玉葱、もひねったものながら、烏賊の香り高く、よかったですね。
 満腹につき食べなかったけど、的矢の牡蛎で牡蛎の天麩羅がはじまってましたね。牡蛎の天麩羅好きやねん。そのうち食べたい。
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  宇奈根山中
  
世田谷区宇奈根3-7-15 03-3416-6620 www7a.biglobe.ne.jp/~yamanaka
11:30~13:30/17:00~20:00(売切仕舞) 日月休
2005年開業 主人: 山中宏介 (敬称略)
・  
 天麩羅+蕎麦、の両輪を売りにする店ということで、この欄では異色だが、天麩羅だけ見ても出色の店。…ということで、本欄にも。

2007年 6月 ☆

 *サラダ
 *天ぷら:巻海老、鱚、稚鮎、ベビーコーン、茗荷、オクラ、穴子、かきあげ
 *せいろもり
 *デザート

[AQ!]
 宇奈根。多摩堤通りと東名高架の交点近辺の住宅街にひっそり…、って感じで、サウス世田谷人以外にはチンプンカンであろうロケーション。辿り着いてみると忽然たる一軒家はクールモダン調で「ホホオ!」です。
 内容もちょっと変っていて、「天麩羅+蕎麦」の店。フツー的な品書もあるが、本線は、「(蕎麦店調でなく)天麩羅店型の本格天麩羅コース → 〆におそば」ってスタイルである。実際、御主人は、天一9年・本陣房4年の修業歴だそうだ。この供し方は記憶を探っても、博多のはたゑと、後は神田松翁がちょっとソッチ寄りかな…くらいしか知らない。
 カウンターでいただく。
 天麩羅鍋の前に主人が陣取り、天麩羅店の風情。一品ずつ揚げていく。そこから振り向くように背後に姿勢を移すと、蕎麦釜セットが構える。あ、そういえば、蕎麦打ち部屋は玄関近くにある。客室・厨房ともに、空間は余裕タップリ。調理の根幹部分はすべて主人が一人であたる。
 のびやかに美味しい。「(レベルの高い)気楽さ」がある感じかなぁ。そして、俺らは、「天麩羅→蕎麦しめ」型は、かなり好きだ。このタイプの店が珍しいのが不思議なくらい(まぁただ、世の中、天麩羅店自体、寿司店や蕎麦店に比べて随分と数少ないしな)
 ベビーコーンの具合がイイのでそう言うと、「ボクも好きなんです」…その御主人は、やはり、天麩羅・蕎麦の職人さんの「職人気質」が窺えるが、そこにかなりの分量の愛嬌(笑)が加わったタイプ…と言いますか。イイ感じです。
 野菜モノは、自分とこで採ったのとか近所で幼馴染が作ってる物…とかもあるそうだ。

2007年 9月 ☆

 *サラダ
 *天ぷら:巻海老、稚鮎、帆立、蓮根、ベビーコーン、椎茸、鳴門金時、穴子、かきあげ
 *せいろもり、辛味大根
 *デザート

[AQ!]
 懐紙に置かれたかきあげをすかさずパクリ。…すると主人、コッチをじっと見て、「美味しそうだなぁ~」 …。
 このヒト、なかなかにキッチュな馬鹿ですヽ(^o^)丿(←100%、褒めてます)。…、山中のサイトの「ご挨拶」も、ナントモイエナイ!(笑)
 それにしても、こちらでいつもキビキビと働いてるK嬢は実はドラマーだそうで、そのバンドMはyoutubeで拝見すると、鼻血出してブッ倒れるくらいカッコイイのである。どひゃ。(…ってのは実名書いて宣伝した方がいいのかなー? 今度聞いとくべ)

[へべ]
 そうそう、此処の御主人、意外と、蕎麦屋にも天ぷら屋にも、希少というか珍しいタイプよね (^^;)
 稚鮎が3本ついて嬉しいざんす。休前日の恩恵?
 鳴門金時ねっとり絶品。
 そして、やっぱり、M!!!\(☆〇☆)/

2007年11月 ☆

 *天ぷら:公魚、帆立、蓮根、ベビーコーン、アスパラ、穴子
 *辛味大根そば
 *牡蠣と葱の温そば

[AQ!]
 昼。盛況(…そう、夜も、当日の電話なんかだと満席お断りの日があったりする)
 21世紀の新下町…のような風情たのし。
 ご近所が楽しくなくちゃ、東京じゃねーですよね。
 窓越しに裏手に見える畑のでかい葉っぱ、みんなに「里芋?」と聞かれるそうだが、ウコンなのだと。自家消費と近所に配るのみ、とか。とーちゃんは擂って飲んじゃうらしい。主人は食ったりしないけど、「ウコンの力」は効く…という認識らしい(笑)。
 牡蠣葱そばは白めのツユで、好みにより胡椒を少々。傑作!

2008年 9月 ☆

 *サラダ
 *天ぷら:巻海老、鱚、帆立、舞茸、鯊、オクラ、アスパラ、鳴門金時、穴子、かきあげ
 *せいろもり
 *そばがきムースの黒蜜かけ
 +イケダのヴァンルージュ

[AQ!]
 昼に予約は取れたのだが、その19時にテケテケ歩いて行くと、既に店の前には「売切れスマソ閉店」の札が立っている。オー!やはりここのところ、土・祝などは予約で満席の盛況続きのようである。
 「久しぶりですねー」などと言いやがるので「何回か満席でお断りだったねー」と返しやがるウチら(^^;)、いや御近所の名店の繁栄は嬉しい限り。
 ぶっちゃけ、この「天麩羅+蕎麦」という形態って、それぞれが80点+80点でもかなり凄いと思うのだが、もう90点+90点の領域に近づいていると思う。
 …ってか、天麩羅はトップクラスに肉薄してるんじゃネ?
 …でも、そーゆー書き方をすると、天麩羅の方が蕎麦よりイケてる…というようなことを意味してるみたいで、それはスゲー嫌なので、そうは言いたくない(^^;)。このスタイルはこのスタイルの素晴らしい良さがあるのであって、「山中様式」と言うものをワシらは好きでたまらないじゃー、ということを言いたくなるのである。ハイ(^^;)。
 …みたいなヒトリゴトは文章にしてしまうとイヤラシイのでやめよーヽ(^~^;)ノ。
 は香りの濃ゆさと身質の儚きムーシーさのどちらを讃えるべきか迷わしき絶妙の塩梅、以前もいただいたが丸十の焼芋天麩羅具合(笑)はホニャララの比では無い…なんて言って誰かに怒られても山中がこれ以上混んでも困るから言わない(^^;)、かきあげはこちらでは〆めが蕎麦だから天丼・天茶型では無くてそのままいただくタイプなのだけど、まあこれの美味いこと、、、
 9月下旬とあって、蕎麦はどーすんねん…と思ったら、2割北海道新蕎麦+8割茨城昨年モノ…とのこと。ウェルバランス、巧いねチミ(^^;)。
 8月下旬の夏休みは東北の田舎でお過ごしとか、**食いまくり旨かった懐かし型、とか、**甘すぎとかとか、東京でも4時半に起きて行く築地でラーメン食ってるんですよこのヒト、とか、いや僕もウチみたいな店が他にあったら食いに行きたいんですけどねー、とか、雑多な雑談多数(^^;)。
 御主人の消防団ライフ(笑)も素敵な、町内の楽園。

2008年10月 ☆

 [お昼の月コース]


2009年 3月 ☆

 [お昼の月コース]

[AQ!]
 昼山中 ナイスです 混んでます人気です

2009年 5月 ☆
2009年11月 ☆☆

 *サラダ
 *天ぷら:巻海老、鱚、すみいか、帆立、舞茸、アスパラ、ヤングコーン、鳴門金時、穴子、かきあげ
 *せいろ、田舎
 *そばがきムースの黒蜜かけ

[AQ!]
 今日もよく入ってる。
「すいません時間かかって…」
「ウチはゆ~~っくりでいいですから(笑)」
 と、相変わらずの問答。(別にちっともかからないんだけど、最近は「早よせい」ってお客も多いですからねぇ(^^;))
 天麩羅一回りして、へべ
「今日、あとは“これ食っとけ”っての、残ってま、せん、よね?」
 に、
「按配して、出したいの、みんな出しときました(笑)」
 とのこと。ワハハハ! そういえば、品数が多かった。ありがとー!!
 アスパラ・帆立・穴子(カタはそうでもないけど香りすばらし)あたりが花マル。
 新蕎麦になっている。
 今日の蕎麦はまた、ウマイ。更に進化中か。
 メタルピル(いいよね~)話なども。

2010年 1月 ☆☆

 *サラダ
 *天ぷら:巻海老、鱚、牡蠣、アスパラ、蕗の薹、蓮根、鳴門金時、穴子、かきあげ
 *せいろ、田舎
 *そばがきムースの黒蜜かけ


2010年 7月 ☆☆

 *サラダ
 *天ぷら:巻海老、鱚、稚鮎、帆立、アスパラ、ヤングコーン、茗荷、茄子、ゴウヤ、蓮根、鳴門金時、穴子、かきあげ
 *せいろ、田舎
 *そばがきムースの黒蜜かけ


2010年 7月 ☆

 ランチ


2010年12月 ☆☆

 *搾菜の浅漬
 *サラダ
 *天ぷら:巻海老、鱚、長葱、牡蠣、ヤングコーン、蕗の薹、蓮根、鳴門金時、穴子、かきあげ
 *せいろ、田舎細切り
 *そばがきムースの黒蜜かけ

[AQ!]
 珍しく二卓きり、明日は今からもう満席だとか。
 メタルピルは今日はライブ、今頃盛り上がっていることでしょう(笑)。

 美味い話、世間話、美味い話、世間話。ハハハ、近所は楽しい(^^;)。
 天一時代は、やはり年末は徹夜で「千単位」で揚げさせられたらしい。段々、身体に油が層をなし、帰る頃にはテカテカだかツルツルだかになっているという(笑)。
 堀井さんもそうだけど、この「数の修業」を経てる職人さんは、やはりどことなく、肉体に勘がついているというか、独特の安定感を感じることがある。
 10年ほど前の新婚旅行は天一時代、イタリアなどへ。ウィーンはベルギーじゃありません(笑)。

 せいろは赤城。田舎は福井と赤城のブレンドで、珍しく細切り、味のトーンが高く美味い。

2011年 9月 ☆☆

 *サラダ
 *天ぷら:巻海老、鱚、稚鮎、帆立、茄子、アスパラ、蓮根、苦瓜、鳴門金時、穴子、かきあげ
 *せいろ
 *そばがきムースの黒蜜かけ


2012年 3月 ☆☆

 *サラダ
 *天ぷら:巻海老、鱚、牡蠣、アスパラ、蓮根、蕗の薹、鳴門金時、穴子、かきあげ
 *せいろ、田舎細切り
 *そばがきムースの黒蜜かけ

[AQ!]
 堂々としてて、男っぷりで、香ばしくてウマイかきあげ…が今日は花形だったかも。
「寒いの苦手」、だって。「暑い方がいい、あ、そうだゴウヤ蒔かなきゃ」(笑)
 カホンの話、など(笑)取り混ぜ…。

[へべ]
 山中の大将は、うちの顔をみるとゴーヤのことを思い出すらしい… (^^;)
 この日はやっぱり、こんもりゴロリとした、げんこつサイズなのに、中までサックリと香ばしく揚がった「かきあげ」に拍手を!

2012年 4月 ☆

 お昼


2013年 2月 ☆☆

 *サラダ
 *天ぷら:巻海老、鱚、牡蠣、アスパラ、蓮根、蕗の薹、たらの芽、鳴門金時、穴子、かきあげ
 *せいろ、田舎細切り
 *そばがきムースの黒蜜かけ


2014年 4月 ☆☆

 *サラダ
 *天ぷら:巻海老と頭、鱚、喜多見産筍、アスパラ、帆立、蕗の薹、こごみ、稚鮎、鳴門金時、穴子、かきあげ
 *せいろ、田舎細切り
 *そばがきムースの黒蜜かけ

[AQ!]
 ネーサン本日ライブ…につき1人減って忙しい(笑)山中さんち。
 相変わらずド御近所ノリ、相変わらず良質な天麩羅の中では中庸でラクな上がり、…という中から、相変わらずたまにキリっと鋭いとこを見せる(笑)。
 帆立の糖心加減が、オオ!?
 筍は、御近所産の香り高さ。
 蕗の薹は、客を見ながらになっちゃうそうだけど、「ホントはこっち」でボクらには“閉じたまま”の揚げ。そうなんすよね!
 金時はいつもながら必殺。
 かきあげも、“かぶりつく”タイプとしてはそーとーグレード高い。
 で、お蕎麦がおいちい。群馬産、田舎はそれに茨城産をブレンド。
 近所のカレー屋の話、など…

[へべ]
 山中さん、あいかわらずのご繁盛と元気のよさ。「ゴーヤ、もうじき植えますからねっ」と声がかかる。

 かきあげがおいしくて、ついつい、もりもり食べ進んでいると「もう、もうすぐお蕎麦もあがりますんで」と声がかかる。そうそう、蕎麦と一緒にもいきたいのよね。よーく合うんです、これが。

 ここはコースに余計なものが入ってないのも、いいよねぇ。

2015年10月 ☆☆


2017年 6月 ☆☆
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  大 石
  
鎌倉市雪ノ下1-9-24 0467-23-7500
11:30~14:00/17:00~20:00 水(祝なら翌)休

・
2008年 1月 ☆

 *白魚、海老頭、海老、牡蠣、帆立、鱚、穴子
 *椎茸、蕗の薹、山芋の紫蘇巻、アスパラ、銀杏
 *天丼

[AQ!]
 雑居ビルの2階・共同トイレは鍵方式…といった形態だが、店内はとても落ち着いている。
 白魚をアタマにもってきた…のはカッコイイ。アラン・シャペルみたいだ(笑)。
 後から振り返るに、海老がちょっとイマイチ…なのが惜しい。ワシらはあまり重視しない方なのだが、海老で勝負を決めてしまう客も結構いるからなぁ、、、
 牡蠣が素晴らしい、カッチリと形を定めた輪郭に対し、ジューシーな内部。
 帆立の断面を見てもわかる通り、全体に、ソートーに火入れは、浅め派。1月の小粒蕗の薹・細身なアスパラのタチにはよく合っている(合わせている、と言った方がいいか…)。
 締めの穴子も香りをふりまき(苦手な人には際どいほど)、美味。
 実力派の良店だと思う。
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  かし道
  
港区高輪1-8-8 03-3441-7575
11:00~14:00/17:00~21:00 月休

・
2006年 9月

 *衣かつぎ、おひたし
 *才巻・頭、椎茸海老詰め、稚鮎、メゴチ、穴子
 *銀杏、アスパラ、松茸、蓮根、パプリカ
 *天丼、しじみ汁、漬物
 *オレンジシャーベット

[AQ!]
 隠れ家系…というわけではないだろうが、そんなことを言いたくなる場所にポツンと。10年ほど営んでらっしゃるとか。
 はんなりとしたタイプで、野菜の方が印象的かもしれない。魚は、「はやし」や最近の「あさぎ」のような大ぶりなネタを使う。
 アスパラが極太なのだがとても甘柔らかく良い。天丼はまずまず、かな。

[へべ]
 銀杏が出てきて、だなぁとしみじみ。ジューシーなアスパラ蓮根もよかった。
 天麩羅ワールドでは、魚のタネが多くは“一匹まるごと”的(除くイカ)。使う魚の種類もある程度絞られている印象があるのと対照的に、野菜は店ごとにペコロス、明日葉、パセリ、パプリカなどなど、「なんでもあり」状態なのが面白いねぇ、などと言いつついただく。
 ところで天麩羅は「タネ」、寿司は「ネタ」だねぇ。どーしてかしらん?
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  栗 天
  
世田谷区砧8-13-8 03-3415-4110 kuriten.com
11:30~14:00/17:00~21:00 水休
2013年開業
・
 かつての「天峰」(2012閉店)のあとに居抜きのような形で開業。特に繋がりは無いそうです。

2013年10月 ☆

 *おひたし、いくらおろし
 *海老頭、海老、鱚、椎茸、烏賊・紫蘇、隠元、はす、
 *天丼
 *柿シャーベット


2014年11月 ☆☆

 *柿・林檎の白和え
 *海老頭、海老、鱚、小たまねぎ、椎茸、烏賊・紫蘇、帆立、牡蠣、よしのくず、はす、栗甘露煮、穴子
 *天丼、天茶
 *りんごシャーベット

[AQ!]
 良かった。とくに、小たまねぎ・牡蠣・くず・はす・栗・穴子。
 倉敷産蓮根、徳島産椎茸。
 一種の関西流ゆえ、江戸前原理主義者だと海老・鱚の衣からして「違う」とか言う向きもありそうだけど。
 細かめの衣でジックリ熱を通し、衣の表面はタネによって香ばしさを添える程度に焦がしもする。
 これはこれでナカナカの天麩羅料理になっていて、ホホオ!って感じの、アリ。研究も熱心だと思う。
 相席のご近所グループがむっちゃスゴ(笑)。そんけー!

[へべ]
 曇りときどき雨、ぐっと冷え込んできた秋の日曜、そういえばそろそろ頃合かと思うと、無性に天麩羅が食べたくなる。
 ちょっと久々の栗天へ。

 天麩羅がおもしろく、おいしくて、盛り上がる。
 大粒の姿のままに、中はじゅわっと、外はカリリと香ばしく揚がった牡蠣など、ほかではあまり見ない独特の揚がりっぷり。これはこれで一つの牡蠣料理だねーなどと言いつつ、はぐはぐ食べる。二つに切ると中も真っ白、の、りっぱな椎茸もあったかな。糖をたくわえた蓮根のこんがり揚がったのの、旨いこと! 穴子もきりっと、なんというか、小股の切れ上がった感じで、塩がよく合う。
 そうそう、卓上にはさらさらのヒマラヤ岩塩、プラスしてゲランドの塩も出てくる。意外と海のものにヒマラヤの対照性がよかったりして…などといいつついただくのも、なかなか楽しい。
 ころんと丸い吉野葛、には海老と銀杏を仕込んであられをまとわせてからりと揚げてあって、つゆをつけるとトロリと独特の食感に。栗甘露煮もこんがりサクっと揚がった表面に歯を立てると、しっとり甘い中身にうっとり。この二つは、懐石のコースの天麩羅なんかにもよさそう。

 突き出しの柿と林檎の白和え、食後のりんごシャーベット(だよね)も、季節感あり、やり過ぎず、でもちょっと楽しくて、いい感じ。

 にぎやかな先客、まず酒量がすごくて「おかわり」に次ぐ「おかわり」でお店側から
「すみません、もう芋(焼酎)がありません。麦でもいいでしょうか」
 の声が上がる。これが昭和の底ヂカラか(違)。
「アベベは裸足だっつーけど、俺が見に行ったときは靴はいて走ってたぞ、あれ何のときだったかな」
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  木挽町 天國 新宿タカシマヤタイムズスクエア
  
渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 新宿タカシマヤタイムズスクエア 03-5361-1875 www.restaurants-park.jp/restaurant/?id=8
11:00~17:00/17:00~22:00 

・
 

2013年 9月 

 *昼天丼

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  近 藤
  
中央区銀座5-5-13 03-5568-0923
12:00~13:30/17:00~20:30 日休
1991年開業 主人: 近藤文夫 (敬称略)
・ 「山の上ホテル」でその名を馳せた近藤さんが銀座に開いた店 (1996.3)
 2月アタマに電話してみたら、1週間ばかり休まれてました。「ビルの都合で近所へ移転のため」という留守番電話に聞こえたのですが…。(2001.2)

 現在の住所ですが、
中央区銀座5-9-17銀座あづまビルB1
 だそうです。もしかすると、改装が済んだら元の場所に戻るのかもしれないけど。(2002.11)

 そういう訳で、上記住所に戻りました。改装、っつうか、ビル新築、かな。レディタン十時さんなんかも入ってるビルです。 (2004)

1996年 3月 ☆

 *さいまき海老 キス メゴチ 穴子 茄子 椎茸 蓮根 白魚大葉巻き ふきのとう 丸十
 *天茶

[AQ!]
 春の訪れは天麩羅とともに…。実に香り高い満足。丸十はスペシャル。
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  天麩羅 しゅん(旬)
  
新宿区西新宿2-2-1京王プラザホテル 03-3344-0111(代) www.keioplaza.co.jp/rb/res11.html
11:30~14:30/17:00~21:00 無休

・  

2005年 9月

 *曙コース

[AQ!]
 昼。けっこう雨が降っていて、京王プラザの天麩羅店でサラリと食べようか、と。
 海老に鱚に雌鯒、野菜はなんだっけな…などなど。天丼で締め。この辺が趣味いいので、まずは満足出来るランチであった。
 ところで、電磁調理鍋を使っていた。今は天麩羅店でも増えているんですかしらん? あまり見たことなかったので、物珍し。
 ところで、すぐ隣のオッサンの煙草はキツかった(;_;)。

[へべ]
 カウンター席だと相客運というのは、まぁしかたないところよねー。ロケーションを考えればやむなし。鱚と雌鯒はいい感じでした。

[AQ!]
 ハイ、しかたないとは思ってますだす。
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  てんぷら 荘司
  
新宿区住吉町2-18 03-5379-3557 tenpurashoji.jimdo.com
11:30~13:30/18:00~20:30 日休

・  

 
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  清 壽
  
中央区築地3-16-9 03-3546-2622
17:00~21:00 月休

・
Seiju 2016年 6月 ☆

 *豆腐
 *車海老、スミイカ、鮑、紫蘇巻雲丹、鱚、穴子
 *隠元、とうもろこし、新生姜、賀茂茄子
 *渡り蟹ともずく酢
 *鮪
 *天丼・赤出汁、天茶
 *マスクメロンシャーベット
 +Alsace blanc Marcel Deiss

[AQ!]
 楽亭出身の御主人の高級店。築地本願寺と同ブロックのビル地下。

 天麩羅は「楽亭を思い出す」と言うより、「最近は個性を立たせる店が増えたなあ」という感想かな。
 「サクフワ」の雄…とでも言うか。衣がサクッサクで中がフワフワ…という時に印象を持たせる。
 仕事は、時に整え過ぎ…と思うほど。丁寧である…端正・丹精というより何だかパッショナートな丁寧さだなあ。
 タネを選ぶ方、、まあどのタネも巧い…というか気が合う店ってそうは無いものだけど、ざっとネットを眺めてもタネによる好き嫌いが言われやすい店かな。
 懐紙に油を残さない…は狙ってるな(笑)。油切りが熱心。懐紙取替え…というか懐紙積み重ね頻度も高く、積み上がって行く。

 場所柄…まあもろに築地なんだけど客層はもろに銀座…のせいか「高額ゆえ(?)」に使う食材がママある気がするのは、なあ、、、

 車海老は三河産で大きく、クモは使わない。尻尾もかなり硬く、ここは食べないタイプ。2本目はレア目で提供。海老はちょっとアウトオブ好み。
 隠元は隣々席の関西人客も大声で激賞(笑)。旨い。この前後、隠元はあちこちで良かった。産地がいい季節か。
 とうもろこしは「油温がちょっと低いと油が回り、ちょっと高いと爆発」と厄介なタネだそう。
 「サクフワ」のメリットが大きく感じられるのが、穴子・賀茂茄子。穴子は独特なのでヒトを選びそうだけど、面白い。ツユが合う。
 そのツユはサッパリ系だが甘みが強い。ちょい独特。

[へべ]
 長めのカウンターに、手前から奥へと、時系列順(笑)に客を並べていく。動線的には合理的だけど、案外めずらしいかも?

 白めのサクふわでしたねー。
 海老はこれはちょっと…。才巻のほうが、自分は好み。身の味的にも、しっぽや頭もイケる点でも。
 揚げのタイプはサクふわ・つゆ甘め、なんだけど、天丼はもうちょいキリっと仕上がっていて、これはなかなかいい感じ。
 築地はやっぱり銀座エリアなんだなぁ、という食べ心地ではある。

[AQ!]
 そうそう、高級天麩羅店としては席数多いんだよね。揚げた天麩羅の出しが主人だけじゃなくて分担するのは珍しい眺め。
 サクっとした衣は防護壁的なつけ方で、閉じ込め度は高めなのかなあ。それで中フワになる。これがタネによりで、合ってたりそうでもなかったり。

 ワインリストは豊富で、思ったより値付けも冷静。
 「高級和食店のワインリスト」としては良質で「頼んでもいいかな」というワインが多くある方だと思う。まあ「高級和食屋のワイン」にぼったくりが多過ぎるということはあるのだが(^^;)。

[へべ]
 天麩羅なんだけど、衣の感じとか揚がり具合に、ちょっとフリッター的な成分が感じられるのかなぁ。相手(タネ)はやや選ぶ芸風でしたね。

 客席側でのサービスや、揚げ手の主人のアシスト役をつとめる女性のサービス陣が複数いて、そういうのもわりと珍しい。上は白、下は黒スカート(だったかな、うろ覚え)の、なんというか、一昔前のホテルの制服っぽいいでたちで。
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  つな八総本店
  
新宿区新宿3-31-8 03-3352-1012 www.tunahachi.co.jp/
11:00~22:00 無休

・  

 
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  つな八つのはず庵
  
新宿区新宿3-28-4 03-3358-2788 www.tunahachi.co.jp/
11:00~21:30(平日15:00~17:00休) 無休

・  

 
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  天一本店
  
中央区銀座6-6-5 03-3571-1949
11:30~21:30 無休

・  

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  天一 新宿小田急店
  
新宿区西新宿1-1-3小田急百貨店新宿店 03-5323-6070 www.tenichi.co.jp
11:00~22:00 無休

・  

2010年 3月

 *春の膳

[AQ!]
 昼。さすがに「天一」、手堅い。ゆっくりしたければ、カウンターを願うことも出来る。
 たらの芽、こごみ、春筍、小鯛などが春らしい天麩羅膳。

2010年 9月

 *梅コース
 *鯊

[AQ!]
 行列が出来てるようでも、カウンター席には余裕があったりする。

2010年10月

 *梅コース
 *鯊

[AQ!]
 成田空港からの帰り、バスで新宿に着いて。

2015年 9月

 *海老天丼

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  天一 玉川高島屋店
  
世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋 03-3708-0597 www.tenichi.co.jp
11:00~22:00 無休

・
2012年 4月

 *天丼
 *白魚、若鮎、たらの芽

[AQ!]
 爆弾低気圧、都内総早退の日。
 ニコタマまで戻って、天麩羅。結構久しぶり、改装したのかな?
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  TEN-ICHI-deux
  
中央区銀座4-1 
11:00~21:30 無休

・
 公式サイトによると「移転計画のため」閉店。

2005年11月

 *名物天丼
 *季節の天丼、海老と茸

[AQ!]
 なぜ、昼のワイン会の後は、天丼が食いたくなりますか(え?、ひょっとして俺らだけ?(^^;))
 名物天丼はやっぱ、バランスいいねぃ。

2007年 4月

 *名物天丼
 *夏野菜入り天丼

[AQ!]
 季節メニューの「夏野菜入り」は、名物天丼「プラス」夏野菜だった。二人とも、こっちでもよかったな(^^;)。

2009年 1月

 *名物天丼


2009年 6月

 *季節の天丼

[AQ!]
 季節天丼は、名物天丼+季節野菜天みたいな感じ。これ、なかなかよろし。
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  天 茂
  
港区赤坂3-6-10 03-3584-3746
11:30~14:00/18:15~20:30 土日祝休

・  

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  天 扇
  
豊島区西池袋5-13-13 
11:30~14:00/17:00~21:00 日祝休・土夜のみ

・  
 ネット情報によると閉店とのこと。

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  天 露
  
世田谷区上野毛1-27-9  03-3704-8474
11:30~13:00/17:00~20:30 月休

・  

2003年 8月 ☆

 *もずく
 *才巻海老、頭・若鮎・きす・めごち・穴子・帆立
 *小玉葱・椎茸海老詰め・松茸・谷中生姜・蓮根・茗荷・三つ葉
 *野菜サラダ
 *小天丼

[AQ!]
 すごく久しぶり。「町の名店」という佇まいがたまらなく良い。
 天麩羅も、磨き込んだ店内も、銀座あたりにあって遜色無い物でありながら、一杯の地元のお客さんで温かく営まれているという…。いいなぁ。本物だ。
 帰りがけに、
「随分久しぶりで」
と声をかけられる。
「すいません、**に引っ越しちゃったものでねぇ」
「なんだ、それでもそんな遠くじゃないじゃないですか。またどうぞ」
「はい、来ますぅ。美味しかった~」
 台風の雨がようやく通り過ぎた夏、暑し。

2008年12月 ☆

 [昼]
  *チューボーですよ掻揚げ丼

[AQ!]
 御主人と目が合うや、
「これは久しぶりで。お元気そうですね」
「いやぁ御主人も!」
「(老骨に)鞭打ってなんとかやってます」(笑)
「何をおっしゃる…」(笑)
 また久しぶりになってしまったのはなんとも申し訳ないが、トシをとるというのもイイもんだと思う昼前の上野毛である。
 それにしてもウマイ。思わずお世辞でなく、ウマイ!、と言ってしまった。
 此処は、夜の天麩羅もいいんだけど、昼の丼が絶妙の絶品なのよ。(昼の天麩羅コースもありますが)
 無骨な職人タイプの石井民夫氏(人あたりはとても柔らかい)が供する、まさに無骨な職人型の天丼。キリリとして鯔背。
 これは入店時間とかの兼合いもあろうが、ゴハンがまた素晴らしい。粒立ちと輝きが、天麩羅に滑らかに突き刺さる。
 天麩羅の語源はテンペイロやも知れぬが、“天麩羅”の字を当てた人はナイスである。天から始めたのは素晴らしいよね、うーんヘブンリー気分(馬鹿)。
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  天 亭
  
中央区銀座8-6-3 03-3571-8524
11:30~16:00/17:00~21:30 日休
主人: 越田吉徳 (敬称略)
・ 銀座にしてはリーズナブルに天麩羅の王道を楽しめる (1995.6)

1995年 6月 ☆

 *白魚 海老 椎茸海老詰め 鱚 メゴチ 銀宝 アスパラ 烏賊 コゴミ 銀杏鞘インゲン 蟹 帆立 貝柱 稚鮎 朝鮮人参 
 *天丼

[AQ!]
 銀宝の香り高さっ!! 今年は、昨年の猛暑の影響で少し時期がずれているそうです。

[へべ]
 ギンポー香り爽やかで香ばしい。はじめていただきました、いいですねぇ。稚鮎はワタが絶妙の加減~ほろほろっ。開いて棒状にした帆立が奥深い滋味しみじみ的でおどろくおいしさ~。貝柱もヨイヨイコゴミ(?)もくるくるのとこに歯を立てると口の中にひろがる香りっ。
 ゴマ油比率の高そうな、揚げの温度の高そうな、全体にストロングな仕上がりです。「ひととおりお願いします」プラス、銀宝、天丼で、もう満腹~。

[AQ!]
 朝鮮人参というの、はじめてだったけど、ちょうど苦味が面白い感じでうまかった。烏賊の火の通り具合も絶妙だったなぁ。
 眉毛が垂れて優しそうなご主人は、話好きなんだろうなぁ。
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  天ぷら岡本
  
立川市曙町2-5-19 042-540-2882 http://www.tempura.jp/
11:30~14:00(日祝12:00~14:00)/17:00~21:30(日祝17:00~21:00) 月休
・  

2003年 3月

 *前菜:煮凝り、たらの芽、ほたるいか、空豆
 *活才巻き海老・すみいか・白魚・稚鮎・きす・めごち・穴子
 *たらの芽・アスパラ・空豆・小玉葱・椎茸・筍
 *小天丼・天茶漬け
 *バニラアイス、フルーツ盛合せ

[AQ!]
 最近は映画は立川シネマシティで観る。設備が良い。といっても年1,2本だったりするが(^^;)。この日はロードオブザリング2。ピータージャクソンは天才だ、ミートザフィーブルスだ。そして腹も減る。
 今日は駅前の天ぷら岡本。ほんとに駅前ですごく便利。
 お客さんは皆さすがに超地元り~で賑やか(うるさい)。それから何故か、やたらコミがどつかれる店。この2点は、エーリアンとしては尻の座りが悪いところ(^^;)。
 天ぷらは非常に独創的。天ぷらも好みの分かれる料理で、みかわ・あさぎ・はやしでも生過ぎるという人がいるほどだが、そういうレベルじゃない物凄い火入れの浅さ。個人的にはここまで生っぽいと香りが立たない感が強いのだが、人によっては魅了されるかも。
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  天ぷら深町
  
中央区京橋2-5-2 03-5250-8777
11:30~14:00/17:00~21:00 月休
・  

2003年12月 ☆

 *汲上げ湯葉
 *才巻海老と頭・烏賊・きす・めごち・穴子
 *銀杏・クワイ・山形産蕗の薹・アスパラ・椎茸
 *天バラ・天茶
 *林檎ソルベ・ラフランスコンポート

[AQ!]
 はんなりとした揚げ。メゴチより鱚が印象強い、例えばそんな感じ。
 先付の湯葉からデザートまで緩みなく、キチっとしてるけど居心地の良い内装と接客は、客観的に見ても優良店だなーと感心などいたしました。
 蕗の薹って、年のうち(年明け前の12月)に食うと、何か気分が変ですね(^^;)。「だからどうこう」…ってのは無いですが。やっぱ「正月」と心にプリントされてんだべか。
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  天 政 (天王州)
  
品川区東品川2-3-10シーフォートスクエア205
11:30~14:00/17:00~21:00 日祝休

・  
 シーフォートの案内サイトに名前がみつかりません。閉めてしまったのかなぁ。(2003)

 丸ビル店に一本化した、というようなことみたいですね。(2004)

1999年 1月 ☆

 *海老、わかさぎ、たらの芽、メゴチ、アスパラ、鱚、ミョウガ、白魚、玉葱、大葉の海老はさみ、椎茸詰め、穴子
 *天茶、天丼

[AQ!]
 T山家帰り。湾岸は見当がつきにくいが、大井町辺りからだと近い天王州。バブリーな地域であるが、土曜日遅くにあって、ゴーストタウンのようだった。大丈夫なのか? 天政が旨かったので妙に心配になる。美味しくなきゃ、野となれ山となれ、だが。(^^;) 良い天麩羅で穴子は最高、全体に予想以上。
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  天 政 (丸ビル)
  
千代田区丸の内丸ビル35F 03-5220-3170 www.ten-masa.jp
11:30~14:00/17:00~21:00 無休


・  
 

2004年 3月 ☆

 *才巻海老、鱚、稚鮎、帆立海苔巻、タラバ蟹、穴子
 *伏見唐辛子、茗荷、椎茸海老詰、南瓜
 *天バラ、天茶
 *丸十天麩羅にバニラアイス

[AQ!]
 日曜の午後の新幹線までの時間に昼飯を食おう。という訳で、月並みではあるが、東京駅まで到着している安心感は丸ビル、に赴くとする。実際の所の実は最初の電話は「カサブランカ・シルク」に入れてみたのだが、既に、130席と聞く大店も"一回転目満席"とのことで、未だ週末の丸ビル人気は衰えずかぁ、とちょっとビビりつつ、次の候補の「天政」に予約を願う。
 東京駅を丸ビルに進路をとれば、B級観光地の日曜の混乱はすさまじく、ポロロッカのような人混みに呑まれアーレーと36階に流れ上がり、展望客をかき分ければ奥底に渋く暖簾を構える天政にようやく辿り着く。
 頼もう、と呼ばわるが、店内も外の雰囲気にシンクロニシティか、仲居さん連中、すっかりハラホロヒレハレでテンヤワンヤである。バタバタしているという奴である。(しかし後から技術的に見ると、オバサンたち、多忙の雰囲気に飲まれ過ぎではなかろか。そんなに店内は捌き切れなくなってるとも思われず、デーンとして、とゆーか、オットリした顔だけでもしてればそんなにアップセットした印象にはならないように思った) …とか何とかで、着席する頃にはいい加減ウンザリ。「一度ウンザリしたら、ちょっと美味しい天麩羅を食べたくらいじゃ機嫌が直らなくてよ」という類いの知人には、勧めにくい。
 え、俺たち? ボクらは、この10分後には「何て旨い天麩羅があったものぢゃ」と涙ぐんでるんですけん、まー、世話ないなー。
 お昼のコースは、4000円と7000円で悩む。内容はコマコマと色々違うのだが、品書き上でわかる大きな相違点は、7000円には余計に「季節の天麩羅・野菜一品・かきあげ」が付くこと。この"季節"が勝負を分けるよなぁ、と仲居さんに何なのか尋ねると「聞いて参ります」。アチャ。お答えは「琵琶湖の稚鮎」で、あな恋しやと7000円に転ぶ。
 天政さんと言えばお座敷天麩羅、座った尻の1mほど後ろはそのままガラス窓で、つまり座った尻の1.5mほど後ろは、丸の内のビル36階の高さの空である。宮城からビッグエッグまで見渡す空飛ぶ(飛ばないけど)お座敷である(^^;)。
 才巻から。ややっ、ウマし。香り高く甘い。珍しく、頭は出ない。方針なのか、日によるのか。
 ちょっと小ぶりなの香りの品の良さが極めて印象的。ネタ良し揚げ良し。近年で一番気に入った鱚。
 帆立に海苔をふって海苔巻にした変わり揚げは、表面をコンガリと仕立てていて、パクリと行くと実に美味。完成度の高さを感じ、とかく海苔巻・紫蘇巻にはイチャモンリーなワシらも堪能。
 やっぱり天麩羅だよな~、天麩羅がイチバン、旨いよおかーさん。と、泣く。他愛ない。本日のお席は、揚げ手のニーサンの手元のよく見える位置で、ガス操作の細かい動きや鍋上の捌きが目の御馳走である。…と、デパ地下のガキ状態なワシらではある。
 伏見唐辛子は薄衣芸、高知の茗荷はミョーガのハイトーンな匂いのエレガントな部分だけが口の中をさまよいウットリ。椎茸海老シンジョ詰めも、椎茸のタチをよく押さえた天麩羅で香り食感ともに楽しく、控え目な海老の量が理知的であります。
 南瓜は目前の懐紙に横たえられてから「10秒ほど待ってから召し上がってみてください、蒸されていい具合になりますので」とのこと。アリャヒャ、美味しい。南瓜の繊維がネタ選びなのか揚げ具合なのか、天使系で実にハンナリと、煩くない甘さと相俟ってウヒョヒョである。
 羽田沖の穴子、これもやや小ぶりで、皮めの居丈高なほどの香り強さ。此処んちのネタは良い。ってか、良いのは勿論だけど、ネタ選びが好みだなー。海老からして、デカいとこに比べるとチッコくて(…ってこれじゃ、小学生の作文だな)、天麩羅にした時の香りの立ちの立ち上がりに速度がある。小口径で駆動力のあるユニットを誇るスピーカみたいだ。あと、そうだ、此処んちの天ツユ、美味しい。男前さんな天ツユだ。キリッとして。
 天バラ・天茶で締めとする。これはハンナリと上品で、香の物も上質である。
 でざーと、が丸十天麩羅の上にバニラアイス。ま、これは趣向モノという感じだが、楽しい。
 天王州はどうなったんだろ、とか気になっていたので、客がヒケて暇になってくる頃合にへべがオニーサンに水を向ける。天王州は手閉まって、結局なんだかんだで、この丸ビル一本にしたそうだ。

[へべ]
 この天政はよかったな~。東京駅からすぐの便利立地であの天麩羅がいただけるのはすばらしい。あのネタの良さはさすがの老舗力かしらん。私もここの天ツユはとてもツボでした。現金なもんで、普段は塩でいただいてばっかしなところが、とたんに天ツユ採用率(あ、ちょっとこっちでも一口…)が赤丸つき急上昇。
 なんというか、好きなタネが好きな感じに揚がってきて、でもって普段はあまり評価しないタネがやっぱりこれまた「これならいいわ」ってな感じに揚がってくる快感にうっとり。人でも店でも、やっぱり気が合う相手とは盛り上がっちゃうなー。
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  天 政 (羽田空港)
  
大田区羽田空港第2ターミナルビル5F 03-6428-9110 www.ten-masa.jp
11:00~21:00 無休


・
 天政が羽田空港にオープン。残念ながら予約は取らないそうですが、お持ち帰りを事前にお願いすることはできるようです。 (2005.1)

 いつからか、予約が出来るようになっている。

2005年 1月 ☆

 *才巻海老、鱚、活沙魚、帆立、穴子
 *アスパラガス、茗荷、たらの芽、椎茸、蕗の薹
 *天バラ、香の物、アオサ味噌汁

[AQ!]
 羽田空港の新ターミナルに天政が入ったんだって。へぇ。空港利用のついでに寄る。
 20分待ちである。カウンターかテーブルか、のチョイスは運次第か? 我々の通されたのはカウンターで、小さく「ガッツポーズ」
 鍋一つ(バックグラウンドにも一つ?)の小ぢんまりした間取りで、全体に簡略化してるし物凄く忙しいが、天政天政
 小ぶりな才巻。浅めに火通し。ガラのせいか技術のせいか、尾の揚がりがよいので一緒に食べると、より甘みが立つ。
 2番打者茗荷で受ける、のがオサレ。沙魚がベラボウに良い。皮目の香り、最凶。海老の頭とメゴチが無い…のって、天政の流儀なんすかね?
 天政の天麩羅、ってやっぱ、けっこう説得力があるかも。
 アスパラ、はかなり根元まで香りのノリが良い。はフワッと柔らかく揚げて「ツユも良いですよ」と言う。こちらの香り高いツユをちょっとだけつけ回して(ドボッ、ではなく)食すと、それも言えてるなぁ、と。
 山菜で正月らららん気分。まだハウス栽培とはいえ、年が明けると、ウェルカム風味になっていく(…ま、食べてるこっちがウェルカムな気分になる、風味、ってこってす)。極上肉厚の堂々椎茸を二等分して、海老など詰め物をせず揚げる。見事。熱と油に会った椎茸が黄金色に光る。しょーじき、しーたけの天麩羅を見直した。地物(笑)穴子様が、これはぞんぜえな(笑)、と思いきや、どうして横綱相撲の揚がりっぷり。全体に、衣の“黄色使い”が興味をひく。
 …と、この日の道筋を辿ってくると、丼/茶/バラのショワは、バラ気分へと向かう。ウメいよ、天バラ
 「天バラ後半は、オロシと天ツユを一緒にいってもいいですよ」と職人さん。声をかけてくる内容・頻度の、ともに適確なヒトで、羽田空港にいるのを忘れる。いや、窓外に目をやれば、羽田沖の波頭が輝いている。あの海の底に、穴子ぞのたくる。
 最後のビックリが、味噌汁。実に品の良い出汁加減でシミジミ旨ぇ。いつもこんなに美味いのかなぁ。

2006年 7月 ☆

 *才巻、鱚、鱧、メゴチ、穴子
 *新蓮根、椎茸、莢豌豆、空豆

[AQ!]
 真ん中のコースを注文、メゴチ空豆を追加。
 爆裂! ちゃんとした鱧天なんて初めてや。椎茸、でかい。
 ザックリ・コンガリしていて旨みを逃さぬ天政は、実に良い。世評に登りにくいのがカワイソ。
 オバチャンは相変わらずで、職人さんはあいかわらずイイ感じ。

2006年11月 ☆

 *才巻、鱚、公魚、白子、穴子
 *加賀蓮根、蕪、大分産椎茸、大黒シメジ
 *ごはん、香の物、アオサ味噌汁

[AQ!]
 とは驚いた。ホッコリしつつジューシー、天麩羅の意味合いがばっちり。
 三重産の巨大一本シメジは旨味が詰まっている。火傷注意(^^;)。
 此処んちの椎茸はイイ。王者の風格、プラの迫力。
 ザッカケない天麩羅だが、香りに華がある。パーンと弾ける。天政はイイ。
 窓外に浦安も見えるとか。若手が楽しそうに言う。
 白子は程よくムース様。「天麩羅調理」になっている。うまく水分と臭みが抜けてる。

2008年 4月 ☆

 *才巻、鱚、稚鮎、スミイカ、穴子
 *福島産アスパラ、椎茸、玉葱
 *ごはん、香の物、アオサ味噌汁

[AQ!]
 ゴールデンウィークしょっぱなの空港、残り40分。エイヤッと飛び込む。切迫時間には緊張しましたが、来てよかったよー(笑)。
 江戸の屋台に始まる天麩羅文化の、けっこうオイシイ一つの核心部分を、キュッと持ち続けてる気のする天政。なんで丸ビル空港になっちゃったか、よう知らんけど(^^;)。

2009年 1月 ☆

 *才巻、鱚、帆立海苔巻、白魚、穴子
 *ヤングコーン、菜の花、蕪、蕗の薹、椎茸
 *ごはん、香の物、アオサ味噌汁

[AQ!]
 穴子、蕪、蕗の薹、白魚、は、「!」。

2015年 6月 ☆☆

 *才巻、鱚、帆立海苔巻、白魚、穴子
 *ヤングコーン、菜の花、蕪、蕗の薹、椎茸
 *ごはん、香の物、アオサ味噌汁

[AQ!]
 1時半、待たずにカウンターへ。
 油をかえて(出発の)時間を聞いて、スタート。
 きっぷが良くて具合のよい天麩羅は健在。
 ズッキーニの太い輪切りは梅ダレで。白魚はフワフワの掻き揚げ風、上手。舞茸はツユで、ヤングコーンともども香り高い。 塩・ツユとおろし・レモン・梅、と更に塩麹の用意もある。
 得意の穴子の香りが素晴らしい。こちらでは、皮側片面の粉落とし…とかしないんだけど、それが材料の香りを見切っていて丁度良い?のかな。
 最近のネット評では「ムラがある」とか言われ、それはまあ営業形態からして仕方ないのかもしれないけど、こんな感じでいけるのなら、「世界の空港食堂の最高峰」の一つジャマイカ?

[へべ]
 羽田の昼は、天政に限る!
 と言いたくなるような、具合の良さ。
 ちょうどカウンター席に空きがあったのを幸い、下から2番目のコースでおいしい天ぷらを堪能した。
 (一番下との違いは、と問うと、エビが冷凍じゃなくて才巻で、主に品数でなく質の違いとのこと。)

 ヤングコーンの表面香ばしくて食感フレッシュな揚がりが見事、汁気たっぷりのズッキーニ(梅も悪くない)。
 白魚のかき揚げたようなバラなようなハラハラっとした仕立ては独特。
 そして、締めくくりの穴子がすばらしく旨い!
 コース終了前に、追加はいかが?の段でアワビやら岩がきをさしおいて「アスパラもうまいですよ!」と。もしやかなりの野菜好き?
 なんと言うか、能書きとかゴタクとか、そーいうのが一切ない、天政は、揚げ手やタネはその時々でも、一貫していつもイキな天ぷらを楽しませてくれる。

2018年 2月 ☆☆

 *ゲソ小鉢
 *南蛮漬
 *才巻 きす しらうお 牡蠣海苔巻 穴子
 *たらの芽 たけのこ 椎茸 銀杏 十字茄子
 *白子天・生湯葉の金目出汁茶漬 石焼仕立て

[AQ!]
 久しぶりに空港の天政。前日予約。11時台は空いてるし、いいテンポ。
 ビールはドライプレミアムしかない…そうだっけ? そう言えばターミナル全体にAサヒ臭いなあ。
 これがSーパードライだったら家庭内暴動(笑)だけど、ドライプレミアムっつうのは、まあ何とか我慢できる代物だった。

 海老。こちらでは初めて?…クモも出た。
 才巻、鱚、たらの芽、筍、椎茸、穴子など、いずれも近年の「高級天麩羅」の中では小ぶりめのサイズ。でも昔はこうだったよなあ。天麩羅らしい香りがよく立つ。なんか最近の、「金を取るからにはでかいタネ」みたいなの、って、どうなんだろう? (詳論を言えば、店ごと…ってことにはなるが)
 鱚の香りは特筆もの。海老もどこか、「天政」で食ってる感…が漂う。
 早どりの筍は出汁で煮てあるそうだが、その具合が実に良い。逆に、「日本料理の筍扱い」の多くが、甘過ぎて・出汁を利かせ過ぎだと思うような、そのくらいに抑えている。
 たらの芽と茄子は単品追加した。どちらも頼んで良かった。茄子が、絶品。緑の味香りが吹き抜ける。かなりレアな揚げ。
 穴子はヒジョーに旨い。「これぞ天政」と言いたくなるくらいフィンガープリントがある…よなあ。窓の外には遠く東京湾。

 随分と凝ったゴハン(石焼茶漬)は、天麩羅屋らしさも出てるし、実にケッコー。天バラと天茶を兼ねた雰囲気があるし。お味は上品なはんなりさで、良い。カラスミ粉と柚子胡椒。

 今回もかなり好印象。
 お供のセットは、塩・レモン・塩麹・梅。
 下のコースにはサーモン味噌漬の天麩羅?…なんて変わりダネも出てた。
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  天 松
  
渋谷区道玄坂1-6-1 www.tenmatsu.com
11:00~14:00/17:00~21:00 不定休
創業昭和6年

・  
 2014年夏、渋谷本店は建屋老朽化に伴い閉店…とのこと。寂しいですね。

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  天 峰
  
世田谷区砧8-13-8 
12:00~13:30/17:00~20:30 水・土日祝昼休

・
 2012年閉店。知る限りずっと以前からあった店だったが、ネット情報によると40年近く営業されたとか。ありがとうございました。
 跡地には、2013年、同じく天麩羅店「栗天」がオープン。

2004年 8月 ☆

 *才巻海老・頭、きす、めごち、烏賊の紫蘇巻、穴子
 *コーン、椎茸海老詰め、茗荷
 *野菜サラダ胡麻ドレッシング
 *小天丼

[AQ!]
 駅は祖師谷大蔵だが賑やかな商店街ではなく、“静かな住宅街の中の一軒”くらいの言い方が似合いそうな場所。小体な、佳き店。今日はカウンター満席につきテーブルだけど、今度はカウンターで来ようね、って感じ。
 野菜サラダの胡麻ドレッシングや烏賊紫蘇巻はある種典型的だが、この辺りって、天一出身のメルクマールなのだろうか?

[へべ]
 天丼を選んで悔いなし
 こんどはカウンターで来ようね♪

[AQ!]
 今日は天丼! 天丼と天茶の分かれ道…、何でだか「こっち!」って決まる時は、あるね。『コンガリ系だと天丼でサラッと系だと天茶』、って訳ばかりでもないのだが。天バラがある店だと、さらに惑わしいが。
 シャルドネはラブレロアでした。

2004年11月 ☆

 *才巻海老・頭、きす、沙魚、烏賊の紫蘇巻、帆立、牡蠣海苔巻、穴子
 *銀杏絹莢、椎茸海老詰め、茄子、百合根、アスパラ
 *野菜サラダ胡麻ドレッシング
 *小天丼

[AQ!]
 が美味しかった。毎日築地へ行くという御主人、この辺りからだと大変ですね。

[へべ]
 海外から日本への帰国便に乗るため航空会社のカウンターに並んでいると、ヒマなこともあって、周囲の日本語会話が耳になんとなく入ってきます。「あーもう早く日本帰りたい~」「お前、帰ったらまず何食いたい?」「オレ鮨すし寿司!スシ食いてー」ってな感じで。ちなみに上記は年配の男女じゃなくて、地方出身とおぼしき若者たちの会話でした。どこまで帰るのかなー。
 …ってなわけで、当家の場合、帰国のこの日はなんとなく天麩羅です。蕎麦もいいけど、早めの夕食に蕎麦だとはんぱな時間に小腹がすいて眠れなくなったりしそうなので。こんなとき、わりと近所にこういう天麩羅やさんがあるのは、なんともありがたや。ビバ天麩羅!
 この日いただいた中では、が出色の旨さでした。ひょっとして、前に来たときもそうでしたっけ? 普通は鱚って小ぶりでホロホロっとはかなげなイメージなんですが、ここのはわりと立派なサイズで、ホロホロとした鱚らしさはもちろんのこと、味や香りがくっきりしていて印象的。シメは断然、天丼です。ごちそうさまでした。
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  てん茂
  
中央区日本橋本町4-1-3 03-3241-7035
12:00~14:00/17:00~20:00(土夜要予約19:00) 日祝休
明治18年開業 主人: 奥田宣男(3代目) ~ (4代目) (敬称略)
・  

1997年 2月 ☆☆

 *海老 パセリ 稚鮎 白魚 メゴチ 湯葉 銀杏 イカ アスパラ 茄子 鱚 椎茸海老詰 玉葱 ししとう海老詰 ふきのとう 穴子 鞘インゲン
 *天茶、かきあげとご飯

[AQ!]
 ため息が出るほどに美味しい美味しいことでございました~。

2000年 1月 ☆☆

 *海老、茄子、あまご、くわい、パセリ、イカ、銀杏、ふきのとう、メゴチ、椎茸詰め、鱚、さやいんげん、椎茸の海老詰め、明日葉、シャコ、穴子、玉葱、ししとうの海老詰め、かき揚げとご飯

[AQ!]
 土夜と日曜が休みで/もちろんラストオーダーも天麩羅らしい早い時間/場所も日本橋、と実は大変に行きにくい「てん茂」さんに、何とか機会を作って再訪。ハッピーでした。「てん茂」が一番好きかもしんないなぁ。海老や鱚や穴子の「瞬間風速」では此処を上回る所もあるだろうけど、トータルな旨さと満足感は凄い。
 建物の「お江戸ワンダーランド感」は相変わらず楽しい。蝶ネクタイの御主人は元気そうで、他の年配のサービスのオバサンたちは優しく、職人さんたちはキビキビ働く。御主人の、こちらへ声をかけてくるタイミングの絶妙さなどは感服もの。会話とか実はよく聞いていて、ある所でスッと割って入ってくるのね。私たちが、葉っぱの天麩羅(旨い!)に「これ、何だべ~?」と顔を見合わせていると、「伊豆の明日葉でございます」と自然に回答される。で、明日葉を契機に「季節によっては柿の葉ですとか渋皮のままの栗ですとか…」と、天麩羅談義を、食べ物話好きなワシらにひと節、という、それはもう見事な捌きです。

[へべ]
 いいですねぇ、てん茂さん。それでなくても、天麩羅食べてる瞬間は「あー、もう、天麩羅が一番好きっ」と思ってしまうタチなんですがなかでもここは格別です。とりわけ、お魚ものの強さ、凝縮感が凄い…。くわいの天麩羅は始めていただきました、えぐさが生きてて素晴しい。渋皮ごと揚げた栗も食べてみたい。
 店内は紅白の繭玉(でしたっけ)などお正月ものが飾られ、手拭いをいただきました。日本文化もいいもんだなぁ(単純)。

[AQ!]
 コースの値段の違いは天麩羅の分量だけ。こーゆーとこもいいよねー。高いコースに、刺身がついたりするのは、何だかなぁ、って感じだからなぁ。
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  ハゲ天
  
中央区銀座3-4-6 03-3561-1668
11:00~21:30 無休

・  

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  橋 善
  
港区新橋1-7-11
11:30~20:30(日祝12:00~20:00) 無休

・  
 名物は、超特大というか、特厚のかき揚げ。まぁ「名物」につきものの諺や風情がそのまんまに当て嵌まる一品であった。残念ながら、お店は閉店された、と聞きました。 (2004)

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  畑 中
  
港区麻布十番2-21-10 03-3456-2406
17:30~20:30 水休

・
2013年 1月 ☆☆

 *白子・海苔
 *白魚、才巻・頭、鱚、穴子
 *隠元、蕗の薹、アスパラ、椎茸、はす、ソラマメ
 *蕪のスープ
 *天丼、漬物、赤だし

[へべ]
 最初の白魚で、ぐんと期待が高まりましたね。野菜がそれぞれにぴったり焦点のあった扱いで、楽しかった…。また行きましょう (^^)

[AQ!]
 長く評判は聞いていたが、何となく縁が無かった店。
 今回、訪れてみたら、予想以上に好きだった(^^;)。
 それぞれ考えられていて美味だが、やはり比較的に特徴づけて言うなら、野菜・薄衣…のものに、より「らしさ」を感じる。
 白魚は大ぶりなものを、一匹ずつのバラバラで揚げ、「出来ればそのまま、最初は塩も無しで…」と供する。まことに言えている、味と香り。この上ないスターター。アランシャペルか?(違)
 アスパラの根元1cmくらいを、本体と別にジックリ揚げして出す。これが甘くムース状で、何とも愛らしい。
 季節か好みかわからないけど、蕗の薹は小ぶりなものを使っていて、苞をまったく広げずに揚げる。香りの立ち、ドンピシャ。
 穴子も、好みか入荷か、小ぶり。
 蓮根は1/4カットで出てくる。これは最後、少し強く火を通した感じで、甘く香ばしい。
 ソラマメは追加でいただく。ハシリなのか小さめのソラマメを平たい円盤のような形に揚げる。これは絶品。

[へべ]
 一尾ずつはらはらと揚がった白魚を「最初はお塩もなしで、そのままでどうぞ」。のっけから、これはイケる! と盛り上がる。
 蕗の薹、アスパラ根元、はす、そらまめ…あたりがなんとも、ビバ野菜! これだけ大事に野菜を揚げてもらえるところって、実は案外めずらしい。うちのような「野菜の天麩羅も非常に好き」派には、力いっぱいお勧めしたいです。

2014年 1月 ☆☆

 *白子・海苔
 *白魚、才巻・頭、鱚、牡蠣、穴子
 *花独活、蕗の薹、アスパラ、ソラマメ、はす、牛蒡
 *蜆のスープ
 *天丼、天茶、漬物、赤だし

[AQ!]
 天麩羅は「どのタネでも一番」…なんてヒトはいない、と思うが(笑)、自分の好みでいって、今いちばん輝いてる・のってる・突き詰めてる…感じがするのは、コチラか!?

[へべ]
 白魚のこだわり。花咲くソラマメ。そして、アスパラの根元のほうの甘さとみずみずしさ!
 天麩羅以外のものが出てこない清々しさも、こちららしいです。

2015年 3月 ☆☆☆

 *白子・海苔
 *才巻・頭、鱚、鮎、帆立、穴子
 *花独活、蕗の薹、アスパラ、椎茸、隠元、はす
 *蜆のスープ
 *天丼、漬物、赤だし

[AQ!]
 2月は予約難の店が多かったのだが、畑中も年明けから3,4回「満席お断り」「臨時休業」があり、やっと来られた。
 んー、畑中さんは「時の名人」ではないかしら!?…と思うような絶品の天麩羅。
 油が、火が、己の一部分のように操られる。(それにしても油の手入れ回数がすごい)
 天麩羅はダイナミズムのある料理だから、五感と身体がピンとはりつめた時季が必要なのかもしれない。

 一切油ダレのない、自分と自分のエアだけが活性化された蕗の薹。細い隠元を1本1本、薄衣に香らせる隠元。スペシャリテと言っていいアスパラに花独活。
 今日は稚鮎にも息を飲む。
 それでも「海産物」はそれぞれの職人さんの味わい・芸風があるなあ…と思うが、「植物・淡水魚」はもう此処に限るかなあ!?と感じないでもない(^^;)。

[へべ]
 冴えわたる、揚げの世界!
 香り立つ花独活が、一本ずつハラハラッと懐紙に散る隠元が、なんとも畑中さんらしい。揚げの精度はもちろんのこと、ピンと張り詰めた真剣勝負の緊張感と、繊細な仕上がりが持ち味でしょうか。
 いやー、今回にしてもようやく来られたわけですが、季節ごとに訪れたいですわー。

>植物・淡水魚
 このくくりには、まったく同感!

2015年 8月 ☆☆☆

 *枝豆とあさりの時雨煮
 *才巻・頭、鱚、帆立、稚鮎、穴子
 *アスパラ、赤茄子、銀杏、島オクラ、奈良紐唐辛子、はす
 *蜆のスープ
 *天丼、漬物、赤だし
 *シャインマスカット、幸水

[へべ]
 麻布十番祭りの夜。…だということを予約時に聞いていたので、爆心地への出口は避けたものの、それでも驚くほどの人出だった。浴衣姿がそこにも、ここにも。そぞろ歩く家族連れやら、歩道の縁石に座り込んで盛り上がる若者たちやら。
 天ぷら好きのウチも、さすがに盛夏の訪店は少なめかも。その意味でも何が出るか楽しみにしつつ、久々に予約の取れた畑中の、のれんをくぐる。

 最初はビールに、突き出しの茹でたて枝豆(旨し!)とあさりの時雨煮を。炊き加減絶妙な時雨煮は、あさりがウルウルと汁気たっぷりで、あっさりと品が良い。

 天ぷらは、海老の頭から。軽い、甘い、旨い。スロベニアのソーヴィニヨンの味が深くなる。頭っていうけど、これって主に足だよねぇ。しょーもないことを話していると、その海老サマの、胴体登場。海老天は、諸派・好きずきあるけど、これくらい火が入ってる方が好みだなぁ。
 アスパラ、穂先と中ほどは緑あざやかに、根元はじっくりこんかりと。
 鱚。ほわほわっと、香り立つ。
 新れんこん。食感のみずみずしさ、こんがり揚がった表面の糖。
 赤茄子、断面に醤油をじわっと。即身ムース成仏状態、これは料理だ! 熊本産。
 ひもとうがらし、奈良産。きりりと緑の、青く、甘く、夏の香り。
 ピッチピチの稚鮎。懐紙に着地後も泳ぎだしそう。口中に広がる甘美な苦味。「この時期にこのサイズだと、養殖で」
 帆立。この時のために君はあったか、と思う酢橘の見事な相性。
 穴子!

 掻き揚げを、この日は天丼で。
 天茶といつも迷うけど、ここの天丼の、なんというか「硬派」な食べ心地が、かなり好き。

 茄子・新蓮根・アスパラは、目をみはる料理性。「野菜料理無差別級」があったら、エントリーしたいくらい。

2016年 1月 ☆☆☆

 *白子・海苔
 *才巻・頭、白魚、鱚、牡蠣、穴子
 *花独活、蕗の薹、アスパラ、そら豆、赤茄子、はす
 *蜆のスープ
 *天丼、漬物、赤だし
 *とちおとめ

[AQ!]
 思えば畑中初訪問時の、天麩羅一発目が白魚一本揚げだったなあ。これはハート掴めるよなあ。コレとか島根産花ウドの鋭角的で美しい香りとか、スペシャリテだ~。
 さらにスペシャリテ性で言えば、アスパラ♪ まったくムース化した赤茄子(トマトじゃないよ、熊本産。断面に醤油を垂らしてどうぞ)。10粒弱がギリギリ繋がった状態で揚がる空豆。…なんかも。

 蕗の薹は小さな爆弾である。
 海老は香りを出し切った辺り。この辺は、糖芯の甘味派とは、好みが分かれると思う。
 蓮根はさすがに1月か、甘い。いつもは半身くらいツユだけど、全部塩で。
 穴子は細身のもので、今日は尾はツユ・腹は塩…が好みだった。

[へべ]
 お好みでお使いくださいと、この日は橙が添えてある。こちらだと天麩羅自体の香りにうっとり…という場面が多くて柑橘の出番は少なめですが、牡蠣には「ダイダイも合いますよ」とお勧めもあり、2、3滴。なんとはなしに、1月らしい風情があっていいものです。

 1月も末とあって期待はしつつも「運がよければ」という心持ちだった、白魚がいただけて、うれしかった! 1本ずつピッピッピッと鍋に放たれ、揚がっていくのを、わくわくと見守る。
 花独活の香りが、よく似合う。島根の山菜です、と。

 海老のかき揚を、本日は天丼で。一口めのドライな、こわもて感から、たれのかかった少量のごはんと合わせたときの相性まで、ぴたりと計算されている。天丼なのに微塵もダレない、こちらのコースの〆にふさわしいキリッとした食べ心地。


2016年 4月 ☆☆☆

 *浅利・梅豌豆
 *才巻・頭、白魚、鱚、稚鮎、穴子
 *花独活、山独活、コシアブラ、アスパラ、百合根、茄子
 *蜆のスープ
 *天丼、漬物、赤だし
 *熊本県産西瓜

[AQ!]
 白魚は閖上産。コシアブラは養殖、今月下旬から天然。
 鹿児島の空豆が2月の異常気象でキロうん万円。百合根はその代打…ではある。

 ヘベ曰く「概念と肝が空気化した」稚鮎凄し。
 「他では得られぬ絶品」を書き出すと、そっちの方が多い(^^;)。
 天丼の男前度♪

2016年 9月 ☆☆☆


2017年 2月 ☆☆☆

 *白子・海苔
 *才巻・頭、白魚、鱚、牡蠣、穴子
 *花独活、蕗の薹、アスパラ、そら豆、赤茄子、椎茸
 *蜆のスープ
 *天丼、漬物、赤だし
 *とちおとめ、スカイベリー

[AQ!]
 指宿、諫早、宍道湖、熊本、東京湾…
 海老は2ステップ。

[へべ]
 花独活、白魚、そら豆、蕗の薹…「春は天麩羅からやって来る」とか言いたくなる季節なんですわー♪
 牡蠣は橙と塩か醤油で。この醤油が案外、橙と牡蠣をくっきり縁取るいいお働きでした。
 この日の東京湾の鱚、皮直下あたりの香りあり味ありで、白身代表選手の風格十分でしたねー。

2017年 8月 ☆☆☆

 *白烏賊・ルッコラ・オリーブオイル
 *才巻・頭、帆立、鱚、鮎、穴子
 *新銀杏、新はす、熊本赤茄子、羊蹄えんどう、甘長、アスパラ
 *蓴菜酢
 *天丼、漬物、赤だし
 *夕張メロン

[へべ]
 常連多めの満席で比較的やりやすそう。
 本日は宮崎のへべすの用意。「長宗我部の平兵衛さんの庭木の酢で…」が紋切りの口上。

 海老は2本目がしっかり揚げ。こっちの方が好みか。

 新銀杏はまさに翡翠、それも高そうな(笑)翡翠の深緑色。綺麗に5粒並べる畑中流。美しい。
 強さはないが、颯爽とした何とも素軽い香りが、活き活きと駆け抜けて行く。

 ハスも、新。軽さのある甘みで、実にジューシー。「蓮のジュース」みたいだ。新の、こういう頃合いならではの味わい。

 熊本赤茄子には丁寧に刷毛で粉をふるう。堂々のスペシャリテ、まさに「ムース」。「断面にお醤油がオススメです」も定番。

 羊蹄のエンドウがこの季節、短い間の「待ってました」だそう。かなり、ビックリする。青臭さのない緑感の心地良さ、イヤげなく透き通った甘さ、豆と鞘の何とも言えないプチプニ食感の快さ。エンドウのトータルが純化されて跳躍力を持つ…天麩羅だけの世界。…それは、冒頭付近で供された甘長唐辛子についても言える。
「春先の(南の)エンドウは物珍しさで買うけど、味わいはコレが好き(笑)」

 穴子の次の本編最後、に持ってくるのがまた粋。

 鱚。畑中さんとこも、前半の白身は鱚が圧倒的に多い。比較的、何処もそういう傾向があるよなあ。いつ頃からなんだろう。昔は、海老(と季節野菜)の後は兎にも角にもメゴチ、ってのがメジャーだった気がするのだが。メゴチは儲からないからあんまし船が出ない、って誰か言ってたっけ?
 今日の鱚は大ぶり、大きいけど香り高い。ボリュームがあるので一部は「塩+へべす」でもいただいた。ナイスなチェンジオブペース。

 対して、穴子は小ぶりでシュッとしたタイプ。本日は全編、ほとんど塩だったので、穴子の相方はツユを多めにした。穴子の刺激的なパンチとツユの相性は、やっぱ、魔力ある(笑)。ツユ、そしてオロシも美味いんだよなー。オロシは畑中さん本人が裏でおろす。

 鮎は今日も大暴れ。深い笊から何回も脱出を企てる。綺麗な泳ぎの姿に揚がる。いただけば、これはまさに「鮎の空気」に昇華している。

 アスパラはいつものスタイルだが、夏らしく、皮の剥き量が多い。

 帆立、糖芯と香ばしさ。これが、へべすにピッタリ。へべす大賞。へべすは、絞っていただくと「癖のない柑橘」の良さがある。

 畑中の8月、は初めてだったように思うが、8月侮り難し。
 赤だしは豆腐ナメコ。香の物には茗荷も。

2017年10月 ☆☆☆

 *やり烏賊・ルッコラ・オリーブオイル
 *才巻・頭、帆立、鱚、新烏賊、子持鮎、めごち
 *新銀杏、はす、熊本赤茄子、秋田隠元、アスパラ、原木舞茸
 *蜆のスープ
 *天丼、漬物、赤だし
 *メロン

[AQ!]
 前回、盛夏のコーフンのせいか、僅か2ヶ月後の訪問となったが、幾つかネタのかぶりがあるのを逆に恐縮されてしまった(^^;)。いや~、同じでもイイんですが(^^;)。
 もっとも、この後1ヶ月ほどすると「ガラっと変わった」感じになるので、ずいぶん気分が違うそう。
 銀杏:8月が大粒中生の久寿(久治)、今回が大粒晩生の藤九郎。
 ネタ予報は、鯊(宮城・浜松)が11月、諫早の牡蠣が11月末から…とのこと。

[へべ]
 熊本赤茄子の充実。細い細い秋田の隠元の、凝縮しても可憐な味わい。新烏賊うまし!
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  花むら
  
港区赤坂6-6-5 03-3585-4570 www.hanamura.com
12:00~22:00 火休
大正10年創業 主人: 川部 幸二 (敬称略)
・
2007年 2月

 *春菊おひたし、茶碗蒸し
 *海老、烏賊紫蘇巻、鱚、メゴチ、穴子
 *アスパラ、茄子、南瓜、筍、蕗の薹
 *天丼、香の物、味噌汁

[AQ!]
 大正10年創業とかの赤坂の老舗。
 2階に通されると、昭和30~40年代風に懐かしい。いや~、昔の日本人って(今もわりとそうだけど)蛍光灯好きだったよなぁ(^^;)。
 鍋がまっ平らでガスの火も一定、と見てとれる所は、あまり色々な技を凝らさないタイプの天麩羅か。
 まぁ食い味も平らかな感じ。

[へべ]
 レトロでした。いろいろと。
 揚げ場に入った職人さんが、飲み物を作るあたりも独特ですなぁ。などと、どーでもいいところにばかり、つい目が行ってしまう…。

[AQ!]
 値段は結構、イクなぁ、、、
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  はやし
  
中央区日本橋室町1-12-10 03-3241-5367
11:50~14:00/17:00~20:00 日祝休
2代目主人: 斉藤秀豊 (敬称略)
・
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  船橋屋
  
新宿区新宿3-28-14 03-3354-2751
11:40~21:40 無休
明治初期開業
・  

2005年 9月

 *香の物、酢の物
 *海老2本、メゴチ、ピーマン、玉葱、南瓜、かきあげ
 *しじみ味噌汁、ごはん

[AQ!]
 一人でお昼。昼は(いい意味で)“おっさんランチ”の店。利便性高い立地で、1100円/16時までランチメニュー、ってのがとてもヨイ。
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  天麩羅 ほり井
  
相模原市相模大野8-4-6 042-740-4086 www32.ocn.ne.jp/~tenpura_horii
11:30~13:30/17:30~21:30 水休

・  

2006年 8月 ☆

 *才巻・頭、鱚、アオリイカ、稚鮎、帆立、メゴチ、穴子
 *アスパラ、中国産松茸、新蓮根、新生姜
 *野菜サラダ胡麻ドレッシング
 *天丼、しじみ汁、漬物
 *オレンジシャーベット

[AQ!]
 正調。ど正調!
 まぁ“相模大野で”ってのはあるけど、正調ってのもホントに正調だとビックリするもんだ。
 店の作りはまぁフツーで地元のお客さんとの擦りあわせ中という雰囲気、揚げ手の主人もフツーに気の良い若者…って感じですが、実は「明日の名人」の器かもよ(笑)。
 今日はお盆休みの最終日、と、魚など材料にとっては条件の良い日ではなさそうだが、あまり関係なし。
 「例の」野菜サラダが出るタイプだから天一出身とかかなぁ(この辺よくわからんが)。

2006年 9月 ☆☆

 *才巻・頭、鱚、稚鮎、沙魚、メゴチ、穴子
 *銀杏、アスパラ、新生姜
 *野菜サラダ胡麻ドレッシング
 *天茶、漬物
 *オレンジシャーベット

[AQ!]
 アスパラ豪州産。沙魚三陸から、江戸前はまだこれから。
 5種の魚の揚げの描き分けが見事。
 やはり店主は天一さんの出身だそう。

[へべ]
 天茶もおいしい!かき揚げが天茶モードのこんがり揚げになっているのがまた、泣かせます

2007年 1月 ☆☆

 *イカ・いくらの先付
 *才巻・頭、鱚、帆立、牡蠣、穴子
 *銀杏、アスパラ、たらの芽、蕗の薹、椎茸海老詰、蓮根
 *野菜サラダ胡麻ドレッシング
 *天茶、漬物
 *オレンジシャーベットト

[AQ!]
 春じゃ、山菜も楽し、らららん~

2007年 7月 ☆☆

 *先付
 *才巻・頭、鱚、帆立、稚鮎、ギンポ、穴子
 *アスパラ、椎茸海老詰、新蓮根、オクラ、新生姜、小茄子
 *野菜サラダ胡麻ドレッシング
 *天丼、漬物、しじみ汁
 *オレンジシャーベット

[AQ!]
 大雷雨をついての訪問。一瞬は帰れないのでは…と思うほどに降る。
 ギンポ三陸
 穴子絶品!
 御主人は開店前のメインキャリアは、ニコタマ天一さんだそうだ。「あぁ、何回か行ってましたよ」ってことで、追っかけ認定(違)。(笑)
 12月30日などは、玉高では徹夜で何千本と揚げるらすぃ。へぇ、どしぇー。
 腕の良い職人さんにも色んなタイプがあるものだが、此処んちの御主人は、あまり自覚的でない方ではないかとお見受けする。頭でどうこう考えるより、身体から出てきた感じ。徹夜のタマタカの話を聞いてると、やっぱりそうかも、と思う。カラダで感じ覚えているうちに、自分の内なるナニカが目覚めた…みたいなタイプ。まぁ、その目覚めにも気付いてるのかどうだかようわからん気のいい若者なのだけど(^^;)。
 塩梅がヨイのに勢いがある、ざっかけないようでいて微妙な、揚げ物の才人だ。魚各種の描き分けが素晴らしい。しかし相変わらず、佇まいとしては、「並みの店」の「並みの店主」であることである(^^;)。

2008年 6月 ☆☆

 [特撰ランチ]
 *才巻・頭、鱚、稚鮎、ギンポ
 *舞茸、ベビーコーン、アスパラ、新蓮根
 *野菜サラダ胡麻ドレッシング
 *天丼、漬物、しじみ汁

[AQ!]
 今日は昼、特撰ランチ銀宝・新ハスを追加。
 今日の銀宝江戸前、巨大。しかし天麩羅っちゅうのは、日本の人類は偉大な食い方を見出したものであるなぁ。と、今更(^^;)。
 は、けっこう、今が旬。稚鮎は、小さいので、と2本付け。ありがたや。

2009年 2月 ☆☆

 *山芋
 *才巻・頭、鱚、公魚、雲丹海苔巻、帆立、メゴチ、穴子
 *アスパラ、蕗の薹、たらの芽、椎茸海老詰
 *野菜サラダ胡麻ドレッシング
 *天茶、漬物

[AQ!]
 メゴチ、抜群! 相変わらず、(揚げによる)魚の描き分けよろし…と感じる。
 天麩羅には、「身と尾の双方をパーフェクトには揚げれませんよ」という精妙な究極派がある一方、勢いとざっかけなさが不思議なほどの美味を描く派…もある。天政ほり井はソッチかな。
 穴子の片方拭い、なんかもしないんだけどなぁ(笑)。
 ご主人のホンワカ、というか、ボーッとしてるノリは相変わらずだが、御ショーバイは順調そうで何より。天峰さんは先輩なんです!…と御近所話もふられる(^^;)。

2009年 6月 ☆☆

 *山芋
 *才巻・頭、鱚、メゴチ、稚鮎
 *アスパラ、舞茸、オクラ
 *野菜サラダ胡麻ドレッシング
 *天茶、漬物、赤だし

[AQ!]
 [特撰ランチ]にプラスして稚鮎を頼む。そりゃいただきますわな!

2012年12月 ☆☆

 *オクラ
 *才巻・頭、鱚、公魚、蟹、帆立、岡山産牡蠣、穴子
 *アスパラ、銀杏・エンドウ、シメジ、椎茸海老詰
 *野菜サラダ胡麻ドレッシング
 *天茶、漬物

[AQ!]
 満席。これだけ入ると忙しい、…いうか、ず~~~っと揚げてる(笑)。
 100点狙いの完全主義…とかとは関係なく、スパーンと勘所を射抜いて届く天麩羅。ご近所中心にいい温度の店内。

[へべ]
 ふと思い立って、ちょっと久々に伺った土曜の夜のこちらは、お座敷2卓も埋まって満席でした(日曜はこんなことないんですよ、と話してましたが)。入れてよかった!
 才巻海老は冒頭に2尾、締めくくり(穴子の前)に1尾が出てくるブックエンド方式。ほろりと香りよく揚がった鱚に、顔がほころぶ。銀杏嬉しい。しめじ美味。牡蠣も旨い。いやーさすがによく食べた、と思ったところへ巨大な穴子が登場。あとはもう天茶で大満足、大満腹。
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  松 林
  
渋谷区神宮前2-19-15 03-3405-4346
11:30~14:30/17:00~19:00 日祝休

・
2013年 8月
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  てんぷら 味 覚
  
港区六本木6-7-17 03-3404-1800 www.tenpura-mikaku.com
11:30~14:00/18:00~22:00 土日祝休
昭和6年創業
・  

2006年 8月 ☆

 *芋サラダ、あつあつ枝豆、玉葱青唐辛子さらし、塩辛
 *才巻・頭、鱚、銀宝、稚鮎、帆立、メゴチ、穴子
 *椎茸海老詰め、白南瓜、人参、アスパラ、玉葱、オクラ、茄子、水茄子、キタアカリ、唐辛子
 *かきあげ
 *いもブラ

[AQ!]
 昭和6年創業だという。
 けっこうな老舗なのだが、近郊に広大な自家農園を持ち店主みずから育てた野菜を揚げるという、天麩羅店としてはあまり聞いたことのない趣向。
 行ってみたら、さらに色々と変わっていた。
 大体、我々の前10mを歩く、真夏の酷暑中に和服をビシッと決めた商売風ネーサンがお店にスーッと入って行った所から、ワンダーランドは始まったのかもしれない(^^;)。
 御主人は鯉口シャツでサービスのオネーサンはうーんと三社祭はいつでしたっけ…状態の艶姿、何とも鯔背な店内の眺め。(実際、何かの祭りの日だったかも)
 テレビでは巨人戦
 何だか知らんが、昭和が生きている。
 こちらで供される天麩羅は、究極…などを志向したりする風情ではないと思うのだが、これがばっちり旨い。店も料理もなんともざっかけない。ちょっと天政を思い出したりするような粋な勢いがある。
 また、野菜モノはホントーに美味しい。基本的に無農薬だそうだ。
 畑では、「黒大根もやったが、きったねぇ…んだよ」って全部捨ててしまったそうな(笑)。
 「黒玉蜀黍は、鳥が全部食べちまった。週一しか見に行けないからなー」
 「紫トマトはうめぇんだよ」
 老スーシェフの伊三郎さんも話好きでおもろい。スーシェフは魚を捌く。あ、そういえば珍しく水槽です。捌いてるだけで、「魚が臭いか臭くないか、みんなわかるよ」とのこと。
 いもブラというのは丸十にレミーマルタンかけたデセールなのだが、こういうのも、なんか、粋(^^;)。

[へべ]
 ちょうど店にいる間に土砂降り雲が上空にやってきて、ものすごい雨を降らせて去っていった。そんな8月の陽気には白っぽいお菓子系よりも、ここみたいな強めにカラッと小股の切れ上がった風情の天麩羅が、よく似合う。ような気がする。
 穴子のしかけに迷い込んできたという、おそろしく大きな銀宝(水槽を泳いでた)。これを老スーシェフ伊三郎さんがコーンと目打ちで固定し、スイスイと捌く。カラリと揚がる。皮のあたりの、いい香りにうっとり。「うまいのうまくないのって」とか言いたくなるくらい、これが旨い。参った。
 黒大根、辛くて辛くてこいつぁ駄目だ、とも言ってたね。
 あ、辛いで思い出した。最後にホイッと出された青い唐辛子の爽やかな香りと辛さ。この風を吹かせながらいただくかき揚げがまた、オツなものでした。いやー、面白い店だった。
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  美かさ
  
川崎市宮前区宮崎2-9-15 044-853-1819
17:30/19:30 水休

・ 完全予約制

2013年 3月 ☆☆

 *海老頭・蚕豆・土筆、海老、鱚、アスパラ、椎茸海老詰、牡蠣(スダチおろし・トリュフ塩)、蕗の薹、墨烏賊、菜の花、白魚、熊本朝掘り筍、海胆紫蘇巻、めごち
 *天丼、天茶
 *胡麻羊羹天麩羅、苺

[AQ!]
 宮崎台。何年ぶりに降りる駅だろう?
 早く着き過ぎたので珈琲でも、と思うが、スタバもドトールもタリーズも何もみつからねー、サブウェイみつかるまで一周(^^;)。

 この店は、一部・二部入れ替え制で、全客一斉提供。
 天麩羅屋に於ける「一斉スタート」…はコロンブスの卵。天麩羅でもトンカツでも「他に客がいない(少ない)時、って美味いよなあ…」の経験則に合致するもんねー。
 上質な天麩羅を供する上策である。
 …そのかわり、隣席と近いカウンターでの「一斉」は、何やら気色悪い…とは言わないけど、独特の空気になるのも事実(^^;)で、ここはバーターかなあ、みんながみんな「一斉スタート」になれ…とまでは望まない(笑)、って感じもある。

 広々とした空間、大ぶりで良質のネタ、からすると、廉価。
 かなりのヴォリュームが供され、食べ心地もシッカリしているのだが、腹にはたいへんに軽い。この辺りには、「一斉」力も含め、巧みが凝らされている。か。
 オールド・ビッグ・ネーム店でいうと、何となく「はやし」を思い出す。
 揚げ、自体は、丁寧…って感じ。天才肌、とか、名人上手、って感じではないかな。よく揃っていて、突出はしない。やや、野菜の方が個性出してるかな。
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  みかわ
  
中央区日本橋茅場町3-4-7 03-3664-9843
11:30~13:30/17:00~21:00 水・第2火休
主人: 早乙女哲哉 ~ (敬称略)
・ 下町情緒残る茅場町に光る早乙女さんの天才肌の仕事 (1995.12)
 早乙女哲哉は新店「みかわ是山居」へ移られたようです。 (2009)

1995年12月 ☆☆

 *おひたし
 *ハゼの玉子
 *さいまき海老 キス メゴチ すみいか 穴子 茄子 ししとう 椎茸
 *天丼、天茶 (小柱)

[AQ!]
 う、うまいよ~っ。

[へべ]
 たっぷりとした海老、気前のよい海老の頭。いやー、どれもおいしかったけど、メゴチのしっぽ、すみいか、穴子、茄子はほかではちょっとお目にかからないような。茄子なんて、即身ムース成仏みたいです。つゆが濃いめで、ちょっとつければよい加減なのでかりっと揚がった感じをそこなわずにつゆで食べられるのもうれし。よそでいただく時はついつい塩でばかり食べたりしがちですが、今日はつゆで色々いただけました。
 それにしても、リーズナブルで驚きました。

1998年10月 ☆

 *海老、キス、メゴチ、スミイカ、穴子、椎茸、ししとう、茄子
 *天丼、天茶

[AQ!]
 へべ、茅場町にて仕事につき、その前に伺ってみる。お昼なので予約せずに行ったが、並べば、入れてもらえた。秋晴れに強烈に照り映える天麩羅の美味。
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  みかわ けやき坂通り店
  
港区六本木6-12-2六本木ヒルズレジデンスB 03-3423-8100
水休

・ 茅場町の「みかわ」が六本木ヒルズに出店

2005年 7月 ☆

 *おひたし
 *海老と頭、鱚、アオリイカ、稚鮎、メゴチ、穴子、銀宝
 *アスパラガス、椎茸、茄子
 *天丼
 *豆ゼリー

[AQ!]
 みかわ六本木ヒルズに店を出した。ってことで、とやかくの噂もある訳だが、まぁ取りあえずその辺はスルーして、六本木の所用に合わせて訪問。
 店内は、最近の和食店造りに多い妙ちきりんだか妙ちきりんでないのか具合、の中間くらいの(どんなやねん)内装で、まずまず成功か。そういえば、茅場町の早乙女さんも、えらく趣味人であるらしいのだが、お店の内装とか装飾は、何かわかったようなわからんようなとこあるよなぁ、と要らんことを思い出す。
 さて、コースで。
 海老、鱚、稚鮎、メゴチ、銀宝は、かなり大ぶりなものを使っている。鮎と銀宝は、時季ゆえに、だと思うけど。
 みかわシステムの海老はウマい。やっぱ、海老はみかわ。「中が半生」系の海老って、下手するとシンミリしちゃって、甘くて旨いんだけど幾分シミッタレな感じ…にもなりがちなのだけど、みかわのは、半生の良さがある上に、活性があって粋である。
 稚鮎に、蓼酢おろし。他は、塩とツユ・オロシのみの用意。
 穴子が、何の具合なのか、「最強」! 美味。こりゃ、驚いたわ。
 銀宝が相当デカいサイズで、ブリップリで力ある。多分、これより大きくなると天麩羅界からサヨナラなんだろな。「昨日は入荷がなくて今日は入ってきました」とのこと。これは、コース外オプションの注文。
 野菜が相当良い。茅場町は、こんなだっけ? 茄子の内部をムース化する火通しと、皮の苦味・エグみの残し方が絶妙。野菜の方が温度を上げてる気もする。かなり個性的で、好き。
 若い職人。モノによっては、丁寧に揚げ過ぎている感のあるものも。
 全体にイイ店だと思うけど、ヒルズ代なのか、幾分高いかなぁ。
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  天婦羅 みやこし
  
台東区三筋2-5-10 03-3864-7374
11:30~13:30(日祝除く)/17:00~20:30 水休
主人: 宮腰昌俊 (敬称略)
・  

2012年10月 ☆☆

 *烏賊塩辛
 *海老と頭、墨烏賊、鱚、沙魚、穴子、蓮根、銀杏、アスパラ、茄子
 *小天丼・しじみ汁、天茶、香の物

[AQ!]
 うわっ、此処はいいや、大いに気に入りました。
 「かなりの人気店」と聞いてたのだけど、悪天候のせいか、客は我々のみ(…というのもまあ、良く作用したのかもしれないけど(^^;))。
 十分に、十二分に火が通りながら、「生っぽいタイプ」の天麩羅が持つ、甘みや食感の艶・ジャストな香り…もこれまた十分。
 簡単にチャチャっと揚げているようで、迫真のキュイソン(笑)。
 ざっかけない江戸前の天麩羅…、というジャンル中では、多分、やや低温長時間寄りなのかな。
 具体的には、海老の、「生っぽい」型の嫌味がゼロなのに天使の甘み…に感心する。…ところに出てきた墨烏賊にKO。凄い!
烏賊の天麩羅って、「香り」でいただくものなのね。
 そういえば、調味は、「塩」と「天つゆ+大根おろし」だけ。変わり味系は置いてなくて清清しい。
 湾岸警察トリオとアレックスブルダスを足して割ったような(笑)、案外聞き耳頭巾の(笑)、実に興味深い御主人は「天庄」の出身だとか。
 沙魚は松島、
「これでも20cmくらい。沙魚はアタマが大きくて…(笑)。今シーズンはどうかなあ、もう終わってしまう可能性も…」
 その沙魚、生臭成分ゼロで、これだけ「沙魚香り」がよくわかったのも、“体験”級。
 魚、それぞれの香りの描き分けが見事。穴子なんかブワっと香る上に、身はムースだし。
 今日の感じだと、“野菜より魚介が真骨頂”…かなあ?
 こちらは、リピート希望。

[へべ]
 いやー、見事でした! 魚介の天麩羅の、香りのふくらみが素晴らしい。とりわけ墨烏賊は、驚きの揚がりっぷり。また行きましょヽ(^o^)ノ
 ところで夜食のきつねうどんに、天かす入れればよかったにゃ (^^;)

[AQ!]
 折角の「電車賃」! (帰りがけに、「なんだ、随分遠くから来てくれたんだね、じゃこれ電車賃(笑)」…と言って天かすをくれたのでした)

[へべ]
 リベンジで作ってくれた次の日の「みやこし天かすスペシャルうどん」、旨かった~ ヽ(^o^)ノ

2013年10月 ☆☆

 *もずく
 *海老と頭、墨烏賊、鱚、沙魚、穴子、蓮根、銀杏、青唐、茄子、小玉葱
 *小天丼・しじみ汁、香の物
 *柚子シャーベット。物

[AQ!]
 あれ、去年のメモに似てるなあ…と思ったら、1日違い!
 阿呆か!(^^;)
 塩辛→もずく、アスパラ→青唐…くらい、で、ほぼ同じ。あと、去年は、天茶も行ってるな。
 今年は、鱚・沙魚に尽きる。アロマ・ジュ・勢い…の3点がセット!
 宇宙から天麩羅星人が攻めてきたら、地球側の小魚担当はみやこしさんだね!(笑)

[へべ]
 そうか、なんか安定したメニューだなと思ったら、一日違いかぁ。
 土砂降りの前回と違い、奥の座敷も含めてにぎわう日曜の店内。お店側は3人なので忙しそう。とはいえ、あの風貌で、何が来てもチャッチャと揚げていくご主人でありました。
 同じように坦々と揚げているようで、ほかとまるで違うのが白身の小魚! 鱚・沙魚ともに、すんばらしかった…。
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  天ぷら 元吉
  
港区南青山3-2-4 03-3401-0722 www.motoyoshi-1120.com
17:30~20:30/20:30~23:00 日・月祝休

・
元吉 2017年 1月 ☆☆☆

 *平目造り
 *慈姑、アスパラ、シルクスイート、蓮根、蕾菜、椎茸、人参2色
 *海老とくも、鱚、しらうお、大葉雲丹、穴子 生姜添え
 *喉黒焼き・海苔の天ぷら・玉子かけ御飯の重ね
 *蟹の白子つなぎ
 *紅芯大根 おろし
 *帆立海苔巻 あげたま
 *ヤガラ
 *緑茶の天茶
 *いちごミルク

[AQ!]
 美味しい。素晴らしい。良い意味で「天麩羅料理」!

 大葉雲丹のデザインピン。
 きすは5日熟成。
 いちごミルク風に苺スプーン。

2017年 3月 ☆☆☆

 *桜鯛・こしあぶら
 *海老とくも、しらうお、蛍烏賊、大葉雲丹、めごち、穴子 生姜添え
 *ノドグロ天麩羅 菜の花餡の椀仕立て
 *筍、独活、たらの芽、そらまめ、アスパラ、新じゃが、はす、湯葉
 *帆立海苔巻 あげたま
 *はまぐりとその餅流し
 *天丼
 *あまおうプリン

[へべ]
 3月下旬、ふと鼻先を天麩羅の香りがかすめた気がして、元吉さんに電話してみる。
 開店のちょい前くらい、「今晩いかがですか?」「21時からご用意できます」
 ふふふやったね、ダメ元電話はしてみるものだ。(後で聞いたら「急にキャンセルが出ちゃってまして、コチラも助かりました」だそう。ラッキー)

 気象庁の観測桜だけ開花したようだが、今晩はよく冷える。
 こんばんは、と入店すると、店内は満開だ(笑)。…いや、季節らしく桜花をあしらっているのだけど、まあ見事な、枝ぶりも花も生け方というか飾り付けも、見事。満開の桜木の下での宴のよう。
「陽光桜、と言うそうです」
 咲いてすぐが白で、ピンクに向かって変化していく。緑の葉もチラホラと出る。…このあたりが、店内装飾の桜として適している感じ。

 刺身、淡路の桜鯛。季節が巡ってきましたな。添えてある緑の小葉を一緒にいくと、また香りが響きあう。
 あれ、この葉、何だっけ、、、「コシアブラです♪ 取ってみてるんですが、まだ天麩羅には小さいんで」
 ナイスです。

 くも。海老の2ファソン。
 本線の温刺身タイプは塩。衣を厚めにし長めに揚げたタイプはツユも良いでしょう、と。
 ああ、アレとコレだ…のくっきりした海老Aと海老B感(笑)、どちらも美味しいものだ。

 メゴチ、東京湾。ちょっと寝かせてる。江戸前の花形…も最近見ることが減った。
「獲れない、ってこともありますし、獲れないから獲りに行かない、というのも。ガソリンの無駄になっちゃう、って」

 立派なシラウオ。1人5尾づけ、くらいだったか。

 そら豆。走りの、粒が小さくて青臭い、このくらいん時がイイですねー。大きくなるとホクホクしちゃって(笑)。

 アスパラは宇都宮産。
「国産に変わりました、宇都宮は近年、気に入ってます」

 蛍烏賊、2ファソン。蛍烏賊のガストロ天麩羅、初めてかな。揚げるの大変そうだが、天麩羅の脱水・脱臭作用が綺麗に働いてか、とても品良く清い。ほっほ〜。ジックリ揚げの方はイカ焼き的にオツマミ香りが醸されて、酒が進む。
 呑みの方は、甲州。
 そら豆に良く、シラウオに良く、蛍烏賊もイケる。
 天麩羅に甲州は、一つの最適解やなあ。

 立派なサイズの独活。香りの嵐。
 こちらでは客ごとの野菜篭に入れられて打順を待つが、揚げの直前に取り出されて皮を剥かれる。こーゆうのは効くのだろう。
 生醤油もいいですよ。おお、なるほど。畑中の茄子の生醤油的な。かえって…というか、独活の香りに整理がついて、よく見えてくる。

 いや俺もいるぞ、と、たらの芽。これぞ!な春の大看板。
 まあしかし、この大きさまでイケるんやね、ってくらいデカかった。吹き抜ける苦味の香りに、太さというか存在感がある。

 蛤。天麩羅と出汁スープ(餅のすり流しみたいな仕立て)。
 春の祭典のようになってきたでおじゃる。天麩羅は蛤の塩気だけで。

 新じゃが、ですと。ほほぉ。本格天麩羅店では初めてかなあ。
 皮目の香ばしさ、は想像の範疇として、その下数ミリの間から湧いてくる複雑な萌え香り(笑)が、たまらん!
 新じゃが扱いが妙に嬉しそう。子供か?(笑)

 筍、2ファソン。筍は控え目なサイズで、香りがシュっとしてる。2つめは、木の芽醤油で仕立てて。この木の芽扱いも上手。

 ノドグロ天麩羅、菜の花餡の椀仕立て。ノドグロのジューシーな脂が滴るを菜の花で受けて。油は脂を制する…感も面白し。

 蓮根、いまも旨いねえ。2つあると悩むが、塩とツユ。

 帆立の磯辺巻、雲丹大葉…レギュラー的な愛想良さ。

 穴子は、生姜塩漬とともに行くのも推奨。これはスーパーな発見だと思うなあ。
 まあしかし、いずれの食い方も旨いんで、コチラは大変。
 まず齧って、塩で行って、ツユで行って、おろしも絡めてみて、スーパー生姜版で盛り上がって、、、ああ忙し(笑)。

 今日は、天丼。

 隣の相客がドイツ語3人組。年長のオッサンが、いちばんデカい丼(この店は丼サイズを6段階くらいから選ぶ)で「天茶 緑茶版」を頼む。ペロっとたいらげて、どーだオマーら!とご機嫌・ご満悦。おーいえい、と拍手して差し上げる(笑)。
 逆サイドもガイジンだったな。
「英語の接客、多くて」とご主人。
 インバウンドがどーのこーの、の昨今、そう言えば実は、「訪問される」ことの多さに「質問される」ことの多さもあって、かえって和食のヒトの方が、英語が必要になるってのは、ありますなあ。

 苺は、あまおう。

 いやあ、この季節はすんごいねー!!
 春は、まさに成長している、伸びてきているところをいただきますんで、生命力というか、食べて元気になりますね。と、いうようなところで、ご主人と大いにハゲドウ。

番外編: "コラボ会 @ マノアールダスティン"

ダスティン元吉 2017年11月 ☆☆☆

 ~ 青山の「天ぷら元吉」さんとのコラボ会 ~
 [お献立]
 *ブータンノアール 和洋朝食仕立て
  トースト 林檎ジャムとマスタード
  海苔の天ぷらと卵かけごはん
 *旬の味わい、海と大地のサラダ
  大葉の天ぷらとスモーク揚げ玉添え
 *鱚の天ぷら
  ポテトチップスと野菜のハーモニー
 *スッポンのロワイヤル
  スッポンの煮込みとブルーテのハーモニー
  長葱の串天ぷら添え
 *蟹と白子のクロケット風、冷たい天ぷら
  芹 蟹ミソ 新生姜
  エスカベッシュのソース トマトとセロリのサラダ
 *伊勢海老の天ぷら 黒胡椒衣
  伊勢海老のビスクと共に
 *ピジョンラミエのロースト レバーでリエしたソース
  内臓のブロシェット 洋梨のロティ
  セップ茸香る揚げ玉
  セップ茸、栗の天ぷら
 *ピジョンラミエのコンソメとじゃが芋の煮麺仕立て
  ピジョンラミエのクネル
  椎茸の風味の揚げ玉 酢橘
 *こはく芋の天ぷら
  カカオ豆の香りのアイスクリーム
 *コーヒーとマカロン

ダスティン元吉

 +Champagne Blanc de Noir / Etiennne Lefevre
 +15 Savennieres / Petit Metrris
 +15 Hautes côtes de Beaune / Jean Chartron
 +13 Gevrey Chambertin / Harmand Geoffroy

ダスティン元吉
[AQ!]
 ダスティンの五十嵐シェフは、和食とのコラボも意欲的に企画している。
 …と言うのは聞き知ってはいたのだが、ひょんなことで、初参加することになった。
 こちらもボクらの好きな「天ぷら元吉」さんと、で、これが第2回目らしい。それより以前には天麩羅「いわ井」さんともコラボしている。

 五十嵐さんと元吉さんだと世代も違うのになあ…とマダムに接点について聞くと「築地」だそう。「築地で、よく見る面白そうなヒトがいる、って感じで」…みたいな理解でよろしい、とのこと。な~る♪
ダスティン元吉
ブーダンノアール 和洋朝食仕立て
 ダスティンの「顔」、ブーダンから。輪切りを半分にカットして、それぞれに朝食見立ての趣向。
 「海苔天玉子かけ」に妙に合うのが可笑しい。
ダスティン元吉
旬の味わい、海と大地のサラダ
 五十嵐さんの海鮮サラダと元吉さんの大葉天麩羅の合体で、「好きに大葉と組み合わせてどうぞ」。
 勿論、元吉オリジナルは、abec 雲丹。
 ワシらは鯨(イワシクジラだっけかな)で行ってみた。なかなかヨカタ。フォアグラで試す人多数…とのマダム報告あり。
 (「鯨版イイじゃん」…とひそかに胸はってたら、後でダスティンブログを拝見したところ、第1回コラボで「大葉+雲丹+鯨」が出ていたのであった。くそ~(笑)。ま、「シェフと感覚が同じだ」と胸をはろう(^^;)。)
 改めて、大葉天自体に元吉シグネチャがある…点もキモである。
ダスティン元吉
鱚の天ぷら
 天麩羅界から若きスターが、って感じ。野菜ソースがシックリくる。
 3粒添えられた揚げ銀杏が食感・味わいともにチャーミング。

スッポンのロワイヤル
 煮込み・ブルーテを重ねる凝ったロワイヤルに、長葱天!…という美しいサンプルモン。葱天がこれほど(相性として)効くとは! あると無いでは大違い。旨い。
ダスティン元吉
蟹と白子のクロケット風、冷たい天ぷら
 本日の珍妙大賞!…にして、美味しい。天麩羅を解体し、冷製の再構築。上に蟹味噌をちょん、下に芹を敷いて。
 白子は、ベシャメルのイメージ。「FAXが来たら『ベシャメルを白子で』って書いてあって何かと思いました」と五十嵐さんが仰っていたんで、元吉原案だろうか。
ダスティン元吉
ダスティン元吉 伊勢海老の天ぷら 黒胡椒衣
 だいぶ主皿っぽくなってきました。
 「濃いビスクのソース」と「飲むタイプの伊勢海老スープ」の、まあ、ダブルスープと言うか…を添えた、王道的な伊勢海老天。
 黒胡椒衣のイイ仕事。細隠元天ぷら添え。

ピジョンラミエのロースト レバーでリエしたソース
 やっぱり今の季節ですから…と、ピジョンラミエど~ん!アルマンジョフロワのジュブシャンば~ん!…ってのが嬉しいだす。
 ピジョンラミエのロティ…自体、たいへん美味しかった。
 いやあ揚げ玉の面白いこと! ソースと本体の間に更に中間項的に加わるのだが。
 「セップの天ぷらは松茸よりイイっしょ」…と、石井家のインナーサークルは言う(笑)。あと、栗が抜群。紅芯大根もよろし。さすがに全編通じて天ぷら上手!…アタリマエやがな(^^;)。
ダスティン元吉
ピジョンラミエのコンソメとじゃが芋の煮麺仕立て
 かなり細麵、よく出来てる。まあ圧倒的にコンソメが旨い。ベテラン的な「抜き」の巧みさも一瞬感じる、具合良さ。
 煮麺セットの上に紅く染まった柿の葉。そこに乗った揚げ玉・薬味を投入して、いただく。
ダスティン元吉
こはく芋の天ぷら
 カカオ豆アイスとの相性は、天ぷら店デザートにも使えそうだわ(?)。美味。

*****

 一貫して、五十嵐さん+元吉さんのイメージ通りの、何というか、「練達」と「オープンマインド」が織り成す世界で豊かでありました。
 「フランス料理」と「天麩羅」が好きな俺らが、「フランス料理と天麩羅って旨いなあ」と改めて感じるような内容、というか(笑)。

元吉 2017年12月 ☆☆☆

 *20時間寝かせた海老
 *紅みかん雪の下
 *鯊
 *帆立とスモーク
 *紅芯とおろし
 *はすの冷却
 *いんげん
 *藤九郎
 *4日寝かせた鱚
 *鰤 揚げ玉 大根
 *ヒラスズキ
 *まこも 金時
 *椎茸
 *リ-ド さつまいも
 *ぐじ天 碗仕立て 胡椒葱餡

元吉
[AQ!]
 2回転目の予約。
 時間に行ってみると、1回転目が多少のびている模様。…したらば、「隣のバーで一杯やっててもらえますか?」の案内。
 ほほお、そんな手筋のあるとですか♪ (ゴキゲンなバーでした & 一杯は元吉持ち)

 今宵も工夫を凝らした上で突き抜けてくる元吉流。
 はぜピチピチ♪
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  八ツ花
  
中央区日本橋2-6-11 03-3271-9354
11:30~14:00/17:30~21:00(土20:00) 日祝休

・
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  矢 吹
  
杉並区高井戸東3-28-24 03-3334-0070
11:30~14:00/17:00~21:00 日休

・  

1999年 7月 ☆

 *海老、鱚、椎茸の海老詰め、イカの大葉巻き、茄子、アスパラ、蟹、穴子、ししとう、かき揚げ

[AQ!]
 素材・調理ともに飛び抜けたものではないが、バランスの良い好ましさで値段も安い。

[へべ]
 YHPの牙城?らしき高井戸の駅から15分近く。マンションの1Fの「なんでこんなとこに」的なところにあって大繁盛。事前に電話して(予約は不可みたい)「まあ大丈夫だと思います」と言われて20:00前くらいに到着。ほぼ一杯だったがカウンターに丁度空席がありそこにおさまった。が、その後はどんどん待ち行列が伸び、おまけにどうも天つゆが切れたらしくご主人の頭もやや切れぎみとなり(奥への指示などに苛立ちが…)、すごかった。ごはんも追加して炊いてたし、夏の天麩羅特異日で客が突如殺到したのかも。
 値段は高級店の一人前分で二人飲んで食べて。感涙にむせぶタイプではないが、天麩羅にごぶさたしてた身としては「ああやっぱり天麩羅っていいわぁ」とうっとりするには十分の出来。海老4本中の3本目はさすがに揚げすぎだったが、それ以外の海老、海老のしっぽ、鱚、鱚のしっぽ、アスパラなどなど、ようございました。
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  山の上
  
千代田区神田駿河台1-1山の上ホテル本館1F 03-3293-2311
7:00~21:00 無休

・  

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  山の上 Roppongi
  
港区赤坂 東京ミッドタウン 03-5413-3577 www.tokyo-midtown.com/jp/restaurants/SOP0000012
11:00~14:00/17:00~22:00

・  

2017年 7月

 *季節天丼

[AQ!]
 茗荷いんげん大葉茄子キスえび
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  よこ田
  
港区元麻布3-11-3 03-3408-4238
17:30~20:00 水休
主人: 横田恒夫 (敬称略)
・  
 2009年、「港区麻布十番1-5-11」から上記へ移転(すぐ近くですね)。

1995年 3月 ☆

 *海老、椎茸海老詰め
 *メゴチ、キス、稚鮎、穴子
 *タラの芽、アスパラ、茄子、ギンナンサヤエンドウ、玉葱
 *墨烏賊、帆立
 *天茶

[へべ]
 ん~ 稚鮎っ。この季節ならでは(だったとは)の香りがたまりません。野菜も春。香りがたってましたね~。

1996年 8月 ☆☆

 *煮穴子
 *海老 椎茸海老詰め メゴチ キス 稚鮎 穴子 帆立 小柱
 *アスパラ 茄子 玉葱 銀杏鞘インゲン 蓮根
 *天茶

[AQ!]
 お盆休みを翌日から控えた「よこ田」は本日はネタとの関係で予約客も控えめにしたとか。客が少ないから集中力が上がる…、などと即断してはいけないが、ちょっと例の無い素晴しい天麩羅をいただけた日でした。

[へべ]
 しあわせの稚鮎~。思わず、まだありますか?と気にしながらおかわりしてしまいました。ちょっと久しぶりに、美味しい天麩羅をいただきました。
 教訓:最初に小皿全面で塩とカレー粉を混ぜると 後悔する。

[AQ!]
 鮎とアスパラだっけ、おかわりしたのは。まぁ、「これでだいたい終わり」、という顔ぶれか。
 よこ田さんとこのサジェッションは、ちょっと、カレー粉やレモンが多いのよね。御指示の通りだと、塩オンリーのワークエリアがなくなるし。たまにきず。
 キスも帆立もとてもよかったなぁ。

2004年 6月 ☆☆

 *煮穴子
 *海老 椎茸海老詰め メゴチ キス 稚鮎 穴子 帆立 小柱
 *アスパラ 茄子 玉葱 銀杏鞘インゲン 蓮根 ヤングコーン
 *天茶

[AQ!]
 8年ぶりになってしまった。横田さんもそれだけ年月を過した…頭の白いモノの印象が大きいけど…、けど、顔だけ見るとやっぱり「精悍な若者」調で…、でも昭和25年生だと聞くので10年前でも40代半ばですね(^^;)。
 やっぱり、早乙女さんと横田さんは、稀代の天才肌の職人。そんな印象を強く持った。横田さんの天麩羅は、カラリと揚がりコンガリと揚がる。カラリ、も、コンガリ、も良いように見えて実は大変難しく、往々にして「抜けたり」「やり過ぎ」たりしがちなのだが、“絶妙”としか言いようのない具合である。美しい作品
 そして天才の宿命か、店総体としてみると何処かしらアンバランスではある。
 それでも、多くの人が言っていたせいか、レモン塩・カレー塩などのお勧めは「まぁお好みで」が後ろにつくようになった。その他あれもこれも色々と喋り発散する横田さんではあるが、いつのまにやら角が丸~くなられたようにお見受けする。
 しかしまー、こっちも年を取って図々しくなったせいか、今になってみると、前みたいに無邪気に飛ばす天才児モードも人となりの本質的で良かったかなー、などとも思う。
 メゴチ! 茄子玉葱は天麩羅人生史上最高位の一つか。「勢いよく召し上がるようなので敢えて二つに切らずに…」と供される穴子の凛々しい姿、凛々しい味。

[へべ]
 野菜に「ヤングコーン」。珍しい素材だけど、天麩羅にするといいもんです。
 天才の天麩羅、幸せだなー。面白いなー。8年前はこっちも若かったんで「カレーで」と言われると心にはてなマークを点滅させながらおずおずと従って食べたりしてた訳ですが、今になってみるとあれやこれや面白い。面白がる余裕とか、図々しさなんかを考えると、年をとるのも結構楽しいなどと思うこのごろです。
 で、天麩羅。ほんとにコンガリ。アスパラの穂先が香ばしく、穴子は一本ロングのままで端をもってもピンと真っ直ぐに、塩にチョイとつけ、次はカレーで、最後はつゆで…ああ幸せだ~。香りの凝縮したメゴチ横田さんはしっぽを是非食べてほしいみたいで「ぜんっぜん問題ないですよ、しっぽ」と隣席に力説していた。激しく同意したい)。薄く衣をまとった茄子の皮付近の美味しさ…。食べてて脳内に“多幸感”成分がいちばんたくさん出るのは、天麩羅かもしれないなー。

よこ田 2016年 7月 ☆☆☆

 *サラダ
 *海老の頭、海老x3、椎茸海老詰め、メゴチ、キス、稚鮎、ヒメコダイ、帆立、穴子
 *ヤングコーン、アスパラ、茄子、玉葱、蓮根
 *天丼、赤出汁、香の物
 *桃ソルベ

[AQ!]
 2009年移転。…してから初めてで、うーん12年ぶり(^^;)。

 この日、だいぶ経ってから、
「え~と、、初めてではなかったですよね」
「はい、でもコッチに来てからは初で…」
 という感じ。
 あ、でも、「数回電話はしたんですよ(でも満席で)」は付け足しといた方が良かったな、それに対する返しも面白そうだったから(笑)。
 ところで、とっても元気そうだけど、相貌はけっこう変わったなあ…横田さん。
 チラと息子さんも見えてた。今日はアシだけど、スタッフの手が回る日は「小さい方のカウンター」では息子さんが揚げるらしい。ダブル・カウンター・アタック(笑)。

 天麩羅だけど、「昭和の5人」と言ってた時代でも、「ツボにはまったら早乙女さんか横田さん」としたもんだったよなあ…というのをドッキリと思い出した。
 「天才、と言ったらこの人」。  (そのかわり、「変な人」だけど(笑)。きちんと店をやってきちんと供するなら故・石倉さんとかの方が…♪)
 ざっかけなく揚げてるように見えて、そのピンポイントに見極まった「私の天麩羅」の迫力は、たまらない。
 自分流に言えば、「強さ」と「エア化(昇華)」がメルクマールかなあ。

 最近、出さない店が何故か増えてきた「メゴチ」もとーぜんおでます。メゴチのニードルのように尖がった旨さ…というのは他に無いものだけどなあ♪ これはオカワリ。(したら、更にオカワリのオカワリもサービスしてくれて、つごう3尾)

 穴子は、「向こうにいた時は2つに切ってたんですけど…」の口上で、こっちでは一本で供する。…敢えては言わなかったんだけど、実は向こうでも「チミたちは食うテンポがいいから一本で…」と一本でもらってたんだけどね(笑)、ボクたちは。
 改めていただくと、穴子、凄い。情念の風が吹き抜けていく。
「色々試してもらっていいんだけど、最初のひと口は何も無しがオススメ」
 …俺もオススメ(笑)。
「今の季節、梅雨穴子って言うんだけど、いいんだよねぇ」

 稚鮎は、改めて、「鮎屋の天麩羅」じゃなくて「天麩羅屋の鮎」だなあ…と感じる。揚げの熟練は、狙ったとこのピンに主張を集めてくる。
 ヒメコダイ…ま、ルジェ…「向こうでは出してなかったです」。たしかに。面白い。フワッとほぐれる繊維感がまた他の白身と違う。これなあ、フレンチのシェフなんかが食いつきそうな熱の入り方やなあ。ならでは感に溢れる。
 「魚はホントは今がいちばんイイですよ」…は、お調子上げ上げトークではあるが、けっこーホントでもあるんだろうなあ。

 アスパラも独特。熱いエスプーマみたいに(笑)。
 小玉葱はすげー旨い。よっぽどアンコールしようと思った。強さと軽さ。
 小茄子もすげー旨い。今はその辺で買ってもウマイからいい季節なんだけど、それと相俟って、香り爆弾みたいになってる。

 あと、天丼のごはんが粒独立派でとっても美味しい…のもメモっとかないと。

[へべ]
 なんともいえない天才感!
 久々にありついたメゴチの感激の旨さは、やはり、いい天麩羅ならではの世界でした。そして絶品の穴子ときたら…また行きましょね♪

(裏コメント)やはり揚げた天麩羅のその後の運命が、どーしても気になる…というキャラもお変わりなくて、おもしろい♪
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  楽 亭
  
港区赤坂6-8-1 
12:00~13:00/17:00~20:30 月休
主人: 石倉楫士 (敬称略)
・ 高級感溢れる赤坂の小さな店で本物の天麩羅を (1995.2)
 閉店されたそうなのだが、それというのも御主人の石倉楫士氏が1月半ばに腎不全のため急逝された…とのこと。合掌。 (2015)

 …以上はネットの情報によるのだが、真面目そうな幾つかのブログに記載されているので、ほぼ確定報のように思われる。
 ただ不思議なことに、マスコミ等の報道は検索かけてもまったくヒットしない。昭和の大名人の訃報…が見当たらないのは、どうしてだろう。

 石倉楫士氏は昭和11年生まれ。私から見ると、亡母とほぼ同い年。(てん茂の先代奥田氏は亡父と同い年、早乙女氏や横田氏は戦後生まれとなる)
 「楽亭」の開業は1968年頃のよう。1985年に現在地に移転 (道路1本の移動だが。私は旧店は知らない)。
 その盛期には、緻密な天麩羅と端正な店の在り様をもって「こちらが天麩羅店の最高峰」という声が多かったように感じる。私もそう思う。
 氏はコンスタントで安定した仕事ぶりも評価が高かったが、面白いことに「天麩羅という仕事の楽しさは?」と聞かれて、「自己表現ができること」と答えてらしたように記憶する。

1995年 2月 ☆☆

 *シャコ包
 *サイマキ、帆立、フキノトウ、酒粕、メゴチ、白魚、三つ葉
 *かきあげ:天茶、天丼


2002年 3月 ☆☆

 *春筍の若芽煮
 *イカの黄身酢和え
 *天麩羅
  海老、白魚、タラの芽、鱚、烏賊、メゴチ、空豆とはじかみ谷中生姜、穴子
 *かきあげ天丼、天茶、漬物、赤だし

[AQ!]
 楽亭さんは本当に素晴らしいですね。天麩羅が素晴らしく(本当に美しく旨い)、飲食店として素晴らしい。惜しむらきな点を探すならば、その静謐で気品ある空気に、客としてのこっちが追いついてないことくらいか。…って、それは 惜しむらく とは言わないのっ。精進しましょ(^^;)。
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