「地鶏」、って文字列、良く見るようになりましたね。ちょっと前はちょっと高級感を匂わせてたんですが、昨今では「ほんとにおめぇ〜地の鶏なのかよ?」と疑わしい気分になるような「地鶏の何たら」という料理がメニュー上を賑わせてたりする所もあります。…な〜んてことを言ってたら、へべが、地鶏がこんなにいるのに地豚はいないの?、とおよそやくたいも無さそうな問題提起をするのです…。たしかに考えてみると、この形の地*って何があるだろう?意外と少ない気もするのです。
まず地酒と最近では地ビール。これは言いますね。地鶏につられたか、地玉子とは言うような気もします。地の野菜とか地の魚、と言った総称としては「地」を使ったりもすると思いますが、「の」が入っているし、野菜・魚ともに、個別にはあまり言わない気がします。「地蛤って言わない?」と聞いたら「それは煮蛤につられてんじゃないの?」と返されました。トホホ。
「いや、地**だってあるじゃないっ!」という方はお便りください。
トンボが止まっているのをみつけたら、ゆっくりと人さし指の先を大きく回しなさい。静かに近づきながら、指先の描く円を小さくしていきます。トンボはそれを餌だと思って凝視しているはずです。指先をジッと見つめているトンボは、その円を目で追いながら、次第に目を回して動けなくなってしまいます。円の半径を段々に小さくしていって…簡単にトンボが簡単に捕まるんだよ。
子供のころにそう習った人も多いんじゃないかと思います。私たちもそうでした。そして何度も実践にうつしてもみたのでした。ところがギッチョンチョン、これが何回試みても、トンボの奴、目を回すどころか「何やってんの、馬鹿ね」と冷たい表情のままで飛び去ってしまうのでした。
ツカツカツカと乱暴に歩み寄ってムギュとふんづかまえる、という野蛮な作戦すらたまには成功するのに、この「目を回して」作戦は駄目。で〜んでん駄目。本当にこんなやり方でトンボが捕まえられるのでしょうか? 果たしてトンボは私たちの指先を餌の虫だと思うのか? 果たしてトンボの目なんてものが回ったりするのか? それが疑問な私たちの日々です。
「いや、私はトンボの目を回して捕まえたぞ!」という方はお便りください。