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中国料理店(海外)
この一覧は 香港~台湾~その他 の順になっています。

  


  營致會館  Ying Jee Club
  
中環干諾道中41號盈置大廈 +852 2801 6882 yingjeeclub.hk
11:30~15:00/18:00~23:00

・
  → 2017香港旅行記はこちら

YJC 2017年10月 ☆☆☆

 *松露皮蛋 マイクロ棒棒鶏
 *XO醬紅葉牛腱粒
  Marinated diced beef shin with jelly fish and homemade spicy sauce
 *螺頭竹絲雞燉鮮鮑魚
  Double boiled fresh abalone with sea whelk, silky chicken and Yunnan ham soup
 *珊瑚露筍乳鴿脯
  Stir-fried sliced pigeon with asparagus and crab coral
 *肘子扒時蔬
  Braised seasonal vegetables with Yunnan ham
 *桂花雪膠燉萬壽果
  Double boiled papaya with dried snow gum and osmanthus
 *陳皮蓮子紅豆沙
  Sweetened red bean cream with lotus seed and mandarin peel
 +12 Delta Vineyard Hatters Hill, Pinot Noir

YJC
[AQ!]
 スーツケースを転がして中環站~香港站へ。そう、香港と言えばエアの「インタウンチェックイン」がある。そやった、そやった♪、これはラクだ。
 カウンターはガラガラ、荷物を預けて身軽なボクら。…は、ボンヤリと小腹くらいは空いてくる。
 本日帰途は深夜便なので、夕飯も含めまだまだ時間はあるのだ。
 そこでフワンと浮上してくるのが「Ying Jee Club」の名前。

 話を3日前に巻き戻す。
 香港上陸・香港站に着いた我々は、マックの雲呑を求めて国際金融中心から南に向かったのだが、干諾道中を渡りながら道を眺めてる時に気付いたのだ、「Ying Jee Club 營致會館」の看板。
 へ~、こんなとこにあるんだね、インジークラブ。香港/中環駅からすぐだねえ。わかりやすいねえ。

 話を10日前に巻き戻す。
 香港の最新事情を眺めていた我々は「この秋、試すべき新店」という記事にあった一軒、「Ying Jee Club」という名前に注目していた。
 シェフの蕭顯志(Siu Hin Chi)は唐閣・Duddell’s…と歴任してきたらしい。店は8月にオープンしたばかり、まだ1ヵ月のホヤホヤのニューカマーである。

YJC  …という訳で、「Ying Jee Club」という名前は一応チェックしていたのだが場所も調べてはいなかった…のだが、香港に着くなりボクらの前に姿を現して…いた店なのである。
 その「奇遇さ」に、若干、心が動く。
 それと、この夜は当初、煲仔飯にしようか麺類にしようか…と大衆枠を考えていたのだが、昼にご馳走をいただいての夜にいざなってみると、 むしろ「高級店で控え目の注文」の方がお腹への負担は軽い…ということは、あるっちゃ、ある。
 ま、そんな理屈も持ち出されて来て、足は「Ying Jee Club」へ向かうのであった。

 ところで「日曜の中環」である。
 これは「相変わらず」であるが、もう其処此処でフィリピン人メイドさんたちの野外大宴会。長い空中通路を果てしなくビッシリと宴会が埋めている…ってなとこも。
 「Ying Jee Club」周辺でも、皆さん、盛り上がってる。店は干諾道中に面するビルに入っている。
(で、後ググリで気付いたのだが、この「Ying Jee Club」店舗物件なのだが、旧「聘珍樓中環店」なんよ。ググって気付いた…というか、現時点でもストリートビューを見ると「聘珍樓」の看板がかかって写っているのであるヨ。2017年初頭にはまだ聘珍樓だったよう)

[へべ]
 雨まじりの国慶節の日曜日。中環の恒生銀行ビル周辺、2階レベルの屋根付き通路は、休日を楽しむフィリピン女性のみなさん(昔はメイド業が主流でしたが…今はどうなのかしらん?)で大にぎわい。
 持ち寄りのおかずなど広げてさんざめいている、その横をすり抜けて、帰りぎわの駆け込み「もう一食、ちょっと食べたいな」ということで噂の新店へ。
YJC
[AQ!]
 この店、外観の押し出しは大したことない。料理写真なんか貼り出してあったりして、気取らない…というか、威張りは無い・カッコ良くは無い。
 だが、入店して2階に案内されると、夜のサルはかなりバリっとした印象で、洗練されカッコ良い(笑)印象となる。
 オープン1ヵ月・日曜夜19時・国慶節…がどう影響してるかわからんけど、空いている。ボクら周辺はボクらだけ。後から、ポツポツ数組。

 アミューズにひと口:トリュフ皮蛋とピリ辛鶏。今回の香港、アミューズらしいアミューズが出たのって、此処だけだった。身体が馴染んでる段取りなせいか、やりやすい。

YJC [へべ]
 のっけから珍しいことに、アミューズが登場。マイクロ棒棒鶏と、皮蛋トリュフ湯葉…といったところか。
 どちらも巧みで、食欲をそそる。

[AQ!]
 菜單はなかなかの手厚さ。高級乾貨・高級素材については「何でも応えてやるぜ」調で、その方面はお値段の方も天井が青く見える(笑)。店の立ち位置を見せる。高級海鮮は「一天前預訂」が多い。
 ボクらの方針は、目玉を据えながら・量的に軽く。「食わずに帰れるか!」な材料はなるべく入れつつ…。
 ワインリストも手厚い、値付けは凸凹あるが、大体「香港のホテルレストラン標準」ぐらい…かな。テキトーなNZピノを頼む。

XO醬紅葉牛腱粒
 前菜にはクラゲ・牛腱を。この旅で「クラゲはまだ」だったのと、この店の小食Appetizer欄でクラゲ登場率が高かった…ので。
 コレが良かった。クラゲの質高さ。変化ある部位の食感にクラクラ、楽しい。牛腱の相性。山椒マリネ味の美しさ。

YJC [へべ]
 前菜は、なしでもいいか…と相談しながら、ふと目に留まって頼んでみた牛筋クラゲXO醤。
 これがよかった。みごとな食感のクラゲは、ヘテロな部位とカットで楽しさ倍増。牛筋にXO醤が、これまた余裕綽々とした穏やかな着地で、ワインが進む。

[AQ!]
螺頭竹絲雞燉鮮鮑魚
 ウチの目玉はコレに。(店にとっては目玉ってほどの価格じゃないけどw) 乾貨じゃなくてフレッシュの鮑魚に螺頭(これは「出来たら食べて帰りたい枠」w)。
 綺麗なクリアスープ。支える出汁は烏骨鶏 ・雲南火腿で、2種の貝をまんまにピュアに活かす。澄んで伸びやか、身体に優しい。
 これが旨くなくてなんじゃらほい♪…ってな仕様だが、とっても品格あるバランスを讃えたい。柔らかく炊けた鮑本体も良いお味、鮑料理として秀逸。旅を締め括るに相応しき一品。
 ところで、後ググリだけど、烏骨鶏=竹絲雞=silky chicken(fowl) なのねー。烏骨鶏なのは見ればわかったけど。
YJC
珊瑚露筍乳鴿脯
 「(この旅)鳩まだだったもんね」…で早々に当確w。
 アスパラ・蟹味噌珊瑚仕立て…の炒め。出来の想像のつく料理なんだが、エッジが立ってる。
 鳩、ああ実に香港らしい、品良いアセゾネ・はんなりと仕立てながらも、下品なドロドロのマグマ部分も見渡せる感じ。香港だなあ。
 サービスに「美味しいね~コレ」って言ったら、「ウチの蟹味噌はとってもフレッシュなんだ」と言う点を強調したはりました。

肘子扒時蔬
 蔬菜からはコレ。時蔬は口頭で3種類くらい言ってたっけ?…菜心で。
 ところでコチラの菜單、蔬菜vegetablesに続き、素菜vegetarianにも一頁さかれている。コース「素菜餐」もある。気分によってはオモロイかも。
 皿が到着。肉料理である(笑)。いやあ立派な肘子、味出しだが食べても丁度良い。コンビ攻撃で楽しいなあ。ワインが美味しい野菜料理。
 更に、肘子と菜心の汁の恩恵で、皿に残るツユは「スープ旨し」である。
 コチラの料理は、西洋式にひと皿終わったら次の皿…というサーブっぽいのだが、この一品もこれで充足出来る仕立てとなっている。
YJC
[へべ]
 そしてキミたち、また青菜かね…と突っ込まれそうだがやっぱり注文してしまう菜心は、りっぱな雲南火腿の布団の下に横たわる。
 ああ、ハムが旨い。青菜が旨い。皿に満々とたたえられた茶色い汁が旨い…とらせん階段を昇っているのか降りているのか、その間に蒸発したワインはどこへ消えたのかしらん、といった心持ち。

 菜心の一皿に限らず、ここの料理はなんだか「好きな香港の味」がぎゅっと詰まった感がある。
 いい材料を惜しみなく使って、もともとはざっかけない、ときに下品な旨さが美徳といいたくなるようなこの地の料理を、エッセンスはそのままに、品のいい味わいへと着地させている。
 最終日の一食、来てみてよかったね! と、AQと盛り上がる♪

YJC [AQ!]
桂花雪膠燉萬壽果/陳皮蓮子紅豆沙
 デザートはこの2品。冴えた洗練…ま、しかし、今回の香港のデザートは以前のイメージより「冴えた洗練」が多かった気がする~。
 紅豆が抑えた甘みの中に「豆、うまい!」を訴えている。桂花の香りに酔う。香港甜品のリファインを感じる旅であった。
YJC
 ま、そんな感じで、王道…の片鱗…をいただいたくらいの訪問だけど、ビミョーに此処は「気が合う感じ」がした。
 ちょこっと、ボクらのツボに焦点が合う感じ。エッジ、感覚のキレる部分が、好き。小股の切れ上がった感性、俺らは大好き。
 まあしかし、ヒトに勧めるかと言うとビミョー。
 まだ1ヶ月で、この先の店のサステナビリティは何とも言えない。
 今日の精度についても、客入りが悪かったのが良い方に効いてたかもしれない(笑)。
 センスの部分も、ビミョーに人によって分かれる気はする。
 直接はカンケーない話だが、サルはシックでノーブルだが、トイレは店内に無くて雑居ビル内トイレに案内される。…こーゆーのも「人によって分かれる」感、あるっしょ?

 丸っこいサービス(巨泉?)が、
「何でウチに? まだオープンしたばっかだよ」
「いやあ、注目株だってネットで見たよん♪」
 ウチのサイドからは遠いのだが、シェフはわりとよく出て来て客席を見回している。まだ1ヶ月だしな。

營致會館 2017年11月 ☆☆☆

 *高湯海味灌湯餃
  Pork and dried seafood dumpling with fish maw and bamboo fungus in soup
 *香草海皇滑腸粉
  Steamed rice flour rolls with mixed seafood and coriander
 *韮菜雞粒鹹水角
  Golden-fried glutinous dumpling filled with dried shrimps, diced chicken and chive
 *蒜香梅子蒸鰻魚球
  Steamed Eel with Garlic and Plum
 *火腩山根炆田雞
  Braised Frog Legs with Roasted Pork Belly and Bean Curd Puff
 *荷芹蓮藕炒雙腸
  Stir-fried Mixed Chinese Sausages with Snow Pea, Chinese Celery and Lotus Root
 *生炒臘味糯米飯
  Fried Glutinous Rice with Mixed Chinese Sausages, Dried Shrimp and Conpoy
 *營致甜品碟:朱古力牛油果西米露, 楓葉柑橘鳳梨酥, 紅豆咖啡千層糕
  Chilled sago cream with avocado and chocolate
  Baked pastries filled with kumquat and pineapple
  Chilled red bean, coffee and milk layered Jelly
 +15 Pinot Noir Elgin Fadford Dale Freedom

營致會館
[AQ!]
 帰国日、便は15時20分発。…ビミョーである。
 むしろ、朝~ブランチ系の食い物を山のように食う作戦…の方が合理的かもしれない。
 が、昼食も無理矢理突っ込めないではない。ファインダイニング12時開店…じゃ、絶対ダメだが。
 そんなこんなで迷っているとこに、「營致會館、また行きたいねぇ」という動議が入り込んできた。
 調べてみる。
 開店は11時半。
 場所がいいよなあ、機場快綫香港駅徒歩5分。多分、香港站からいちばん近い有力ガストロじゃあるまいか。
 店~空港の時間が、かなり読める。これはイケるぞ、と、營致會館ランチを予約♪
 香港に来てみたら、某シェフもこの昼はヒマとのこと。3名予約に変更(メールの応対は速い)。
營致會館
 宿をチェックアウト。機場快綫チケットが多少安いので買う。
 香港站でインタウンチェックイン、身軽に(やっぱ、べらぼう便利)。
 IFCモールを流して、四季酒店ロビーで某シェフと合流、干諾道中を渡って營致會館に向かう。
 日曜なので、もう、フィリピンメイドの段ボール宴会が始まりつつある。へべが某シェフにレクチャー。

 11時20分くらいに着いちゃいました。
 まだ閉まってるけど、店頭に菜譜が出てるので、検討を開始…してると、オネーサンが様子を見に来る。
「ア、マダダケドゴメンゴメン…」「こちらこそすんまそん」
 11時半より前に入れてくれた。
營致會館
 こちらでも「時令推介 Seasonal Recommendations」がイイ感じだな~。点心+時令推介を主軸で選ぶ。
 ワインはテキトーなのを一本。

「シェフ、鹹水角はもう食べた?」「まだです」「ハムスイコも香港っぽ~いものだから」
 で鹹水角。干し蝦と韮の香りが素晴らしい、上々のハムスイコ。

 香りの良さは腸粉のフィリングも負けていない。そして何より、その食感! うひょひょの、ンペタンペタ♪ さすがに上級ガストロの腸粉はちゃうもんやなあ、と。

 そして、スープ兼用でスープ餃子を。高湯海味灌湯餃は各位128HKD。
 素晴らしく好き♪ 格調ある濃さで品が良い。へべ曰く「(平行比較では無いけど)一昨日の龍景軒より湯の捕え方自体が好き」。
營致會館
蒜香梅子蒸鰻魚球
 絶ヤバイ! 圧倒的に美味い。
 蒜香梅子蒸…なんて仕立て、わかったようなもんなのにさあ…、、、わかってなかった!(笑)
 やはり物凄く品が良く、とても豊かだ。
 鰻がとても美味くいただける。…後々の会話が、比良山荘とか龍吟とか徳山鮓とか龙井菜馆とか田舎庵とか、になりました(^^;)。

火腩山根炆田雞
 蛙・豚バラ・厚揚げ・椎茸・慈姑…とベタにイナタイ炒め物が、ピシっとエッジを立てて仕上がる。
 思わず睨むが、皿上の眺めはボッたい(笑)。
營致會館
荷芹蓮藕炒雙腸
 蓮根・エンドウ・中国セロリ・人参・中国ソーセージ…まあ頼まないヒトは絶対頼まない凡人会、だがワシらは好みのフィールド、当たればデカイ(笑)。
 この皿には昇天♪ 香りが美しい。
 コレに限っての話では無いが、某シェフ「(香港に来て予想以上に)野菜がうまいですねえ…」と漏らす。
 俺もそー思う♪

生炒臘味糯米飯
 飲み物!…ではない(^^;)。
 中国ソーセージ・干し蝦・干し貝柱…「同上」なのだが、よく効いて品が良い…という路線は一貫している。
 実に旨く、綺麗。
營致會館
營致甜品碟
 甜品は盛り合せで。抜かり無し。西米露の具合が良い。

*****

 この昼も、蕭顯志シェフがチラチラ客席を覗いてるのが見えた。

 今日もまた營致會館の、香りと食感の敏感さ・味わいのノーブルさは特筆モノという思いを強くした。
 某シェフも「なんか、やたらと美味しいですねえ」と感嘆している。
營致會館
 この時で開店3ヵ月。そして、この数日後、米芝蓮香港2018で1つ星を獲得する。
 まあ、良い時期に通りがかったものだ(笑)。
 まだ客席はパラパラだ。今日の料理だって、蕭顯志本人はじめ各部門トップが直接に鍋を振ったり目を光らせていた可能性は高い。
 まあボクら、香港を訪れる機会があったら、当面はコチラをガストロ部門では最優先したい気持ちにかられているが、まあ、いつまでこうなのか?…はnobody knowsだ。
 「昨日のことはわかっても明日のことはわからない」…香港のファインダイニング界の鉄則は、ソレ(^^;)。
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  王子飯店 Prince Restaurant
  
尖沙咀北京道1號11樓 2366 1308 princerestaurant.com.hk
11:00-23:00

・ 見事なハーバーヴューも
 上記の北京道の店舗は2012年10月で閉め、廣東道へ移転とのこと。詳しくはお店サイトで。

  → 2010香港旅行記はこちら

2010年 2月 ☆

 *いいだこ煮
 *春巻
 *海参黒トリュフ湯
 *四季豆豚ひき
 *法螺貝
 *土鍋大蒜焼ガルーパとうち
 *野菜あわせ セロリ 蒟蒻 茸
 *蟹ごはん
 *金柑雪芭
 *日本南瓜露

[AQ!]
 日本の芸能人の色紙がたくさん飾られていた。
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  凱悦軒
  
香港尖沙咀彌敦道67號凱悦酒店
11:00~23:00

・ ハイアットホテルで周中シェフが腕をふるう「ホイユッヒン」 (1989)
 ヌーベルシノワでは最も有名な一人、周中シェフが腕を奮う。代表作はパパイヤにいこんだフカヒレスープかな。この辺りはもう新古典って感じもする。
 この店は、内装が1920年代上海の茶室というテーマを西洋的に洗練させたクールなもので、香港はホテルといえども馬鹿でかいレストランの多い中、かなりこぢんまり。
 素晴らしく洗練された料理、ただ5,6回ほどの訪問体験では、やや出来不出来を感じる一軒。日本語メニューは相当にヘタレだったし、それを拒否しても、(単なる憶測だが)サービスが「日本人ダヨ」と厨房に囁いてしまうとトンチンカンなバイアスがかかった料理にしてしまうのかもしれない。
 結局は広東語で文句を言うしかない…と、しばらく広東語を習ってみたりしたものである。 (2002)

 香港料理界で一つの時代を築いたといってもよい周中サンですが、とーぜんお年な訳で、引退なさったという噂。そして何と、引退後に、私房菜(プライベートレストランですね、最近香港では流行り)「周菜」を始められたという。えーと、この辺りよくは知らないので、興味のある方は、「周中 周菜」くらいで検索してみると吉やも。 (2004)

 ハイアットホテルは取り壊され、凱悦軒も閉店となったようです。ただ、ハイアットは場所を移して新たにオープンするし、その中の広東料理店はまた「凱悦軒」の名前になるかもしれませんが。

1989年10月 ☆☆

[AQ!]
 初めて行きましたが、とてもよいです。昼に行ったので、ここのディナーに行ってみるのが次の目標です。
 一人用のコース、なんてのもあって、少人数にも力が入っているようです。

 かなり「高い」です。ただし、ここは、内装とかサービスもかなりかなり充実してるんで、説得力はあると思いましたよ。微妙なバランスにたつ料理も魅力。
 周中料理長はたしか、麒麟新閣・金閣を歴任。

1990年10月 ☆☆

 *フカヒレのパパイヤ詰め蒸し
 *烏賊とセロリ炒め
 *青衣の炒め物
 *鶏のかぼちゃ蒸し
 *伊勢海老のブツ切り炒め
 *色々な野菜の炒め物
 *鳩のミンチのレタス包
 *炒飯
 *燕の巣の洋梨蒸し

[AQ!]
 色々と食い歩いてみると、凱悦軒って結構、C/Pいい店かもしれないという気がしてきました。フカヒレと燕の巣がそれぞれ150HK$per personですもんね。それ以外は・・・。
 魚の炒めものは、ここでも「青衣」のフィレだと思いました。このスープ炒めは私はとても感心しました。上湯の出来といい、葱ショウガのふくませ方の見事さといい・・。さらに魚の触感のムチプリンさ・・。
 それから、「まだちょっと足んねーかな」と言って、「鳩のミンチのレタス包」とチャーハンを頼みましたよね。
 このオーソドックスな一品「鳩のミンチのレタス包」、これがよかったと思いました。この料理はずいぶん食べてるような気がしますが、このときのものほど、鳩の香りのよさが活かされているものはちょっと思い当たりませんでした。
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  海都海鮮酒家
  
香港湾仔港湾道30號新鴻基大廈 2827-9938 www.eastocean.com.hk


・  
  → 2017香港旅行記はこちら

1995年 8月 ☆☆

 *花彫鶏油蒸花蟹
 *烏賊とセロリ炒め
 *鶏と筍と椎茸の濃ゆい炒め揚げパセリ添え
 *海都月餅
 *マンゴープディング
 *八宝甘湯

[へべ]
 翠亨邨(海景假日)、海都にtelするが通じない。とりあえずペニンシュラの2Fで絹シャツをオーダー、バリーでおとーさんの青い靴。
 海景假日まで歩いて行ってみる。遠い。魚釣りする人々。釣れてる人もいた。プロムナードをぶらぶら。行ってみると、レストランが変わっていた(→海景軒)
 くたびれたので、2Fラウンジでビール。天井高く静かで落ち着く。
 地下鉄駅まで歩いて戻り、湾仔へ。ここでまた放浪(「だいたいまっすぐ行ったよ~」by AQ!)の末、海都を発見。

[AQ!]
 電話は局番だけ変わっていた。謎。湾仔の新開発地域で、キレイなエリアだが閑散としている。海都のビルもガラ~ンとしていて一瞬不安であるが、海都はピカピカしている。覗いてみても様子はわからない、入ってみよう。
 スリットのディープなおねーさんは高級店仕様。意外と中は賑わっているのか、「待て」と言う。等一陣(タンヤッツァン)。5分後、通される。ほぼ満員の盛況。
 花彫鶏油蒸花蟹。なんて魅力的な花蟹でせう。蟹自体の蒸し上がりが完璧で、隅々までフレッシュかつ濃厚に美味しくいただけた。味噌も美味しいよん。

[へべ]
 旅のグルメなどの電話番号で予約しようとかけてみると、電話がつながりません。うぅ。でも行ってみたらこちらはちゃんとあるべき場所に店があり営業中(しかも混んでいた)でした。
 オレンジ色の背中がわやわやと模様になった花蟹と、不思議な黄色いソース。蟹の肉は蒸し加減上々ですみずみまでジューシィで甘い上に身がとりやすい。存分にむさぼりました。玉子のモロモロ感と乳くさい感じはバタかと思ったら鶏油だったのか、のソースはほのかな甘みを秘めて妙に蟹に合う不思議な味。蟹をむさぼってると皿をけっこう頻繁に替えてくれる(いい店だ)。ので、ソースを結構犠牲にした(^^;)。蟹をほぼ平らげ、なおも未練がましくソースをなめていると、そばに使うんだからと下げられました。んでまた、このソースをからめた麺がおいしかった~。
 烏賊とセロリ炒め、は、「ミント添え」というのを頼んだハズだが出て来たのは違った。けど、たいそう香港的味。松笠みたいに切ったイカとざくざくセロリと、生姜がきいててさりげないおいしさ。あの現地っぽさ、ってどこに理由があるのかしらん。
 鶏・筍・椎茸の炒め揚げパセリ添え、茶色くてドロミがあって濃ゆいんだけどどことなくさっぱり感があるのはなぜだろう。鶏旨し。お惣菜っぽいのですが満足感のある一皿。

[AQ!]
 家常菜的な印象、というか、な、ドロ・ヌメとした強いソースが旨い。味・香りともシッカリしているのだが、そのままにアッサリサッパリ感のあるもの。さらに揚げパセリでサワヤカに。それにやはり、香港のは美味しいなぁ。

[へべ]
 ちっちゃい月餅を半分こにして出してくれた。これ、おいしい~ それにしてもこのミニサイズは嬉しい。すごくおいしい。餡がいいのかな。八宝甘湯には大小さまざまな具がハスの実みたいなのやらクコみたいのやらなんだかわからないその他いろんなものまで投入されていてあっさりしたおいしさ。
 たいへん地元人御用達な店でした。香港人の食べるパワーってすごい。活気溢れる店内。

海都 2017年11月 ☆☆

 *雞肉欖菜餃
 *生煎蓮藕餅
 *唐生菜
 *雞油花彫蒸花蟹 和え麺
 *薑茶湯圓

海都
[AQ!]
 11月香港、3日目。夜に「メインイベント」を控えた昼は、空白(^^;)。
 宿が灣仔なので、ささやかな灣仔昔話に花が咲く。…そう言えば、9月の宿が九龍福臨門の裏で、今回は灣仔福臨門の裏だ~。
 20年前に灣仔福臨門に来たら、向かいのビルが燃えていた(笑)。香港消防の力で、無事に灣仔福臨門で食えたもんぢゃった。
 トラムが灣仔を通りかかれば、福臨門の看板に龍門大酒楼の看板。
 アレ、そう言えば、酔湖ってこの宿の辺りだっけ?
海都  …ってなこと言ってるともう一つ、灣仔で思い出すのが、「海都」の開店時。東海が本気だしたってよ…って噂は聞きつけたものの、得体が知れない。何とか辿り辿って行ってみたら、建築中のビルの中で一人、営業していたという…。
 懐かしくなってきた。
「どうしてるのかしら?」「いやまだあるみたいよ~」
「あの黄色い変な蟹、美味しかったわねぇ」「うん、あ…、ソレ、いってみる?」
海都
 空白スケジュールのとこなんで、簡単な気分で決まる。
 実のところ、我が家は「蟹のプライオリティ」は、かなり低い(^^;)。食材としてウマイはウマイけど、高くて料理の幅が狭いアレ…扱いになることが多い。「蟹」と聞くと、避けて歩く傾向がままある。
 …のだけど、逆に言うと「蟹が懐かしい」ってのはレアケースで、「蟹行こう、とか珍しくてイイじゃん」…という話になった。
 宿から近いということもある。夜がメインなんで昼は早めに食べたいのだが、海都は11時開店のようでこれも都合良い。
 灣仔海沿いのビル群の東端みたいなとこに建つ、新鴻基中心。昔は随分立派なビルに見えたような気もするが、今はまったくのワンオブゼム。当時はガラガラだったが今はテナントが埋っている。
 その中に「海都」はあった。見覚えは…あんまし無い(^^;)。入店すると、中の空間感覚は微かな記憶に近い、か。
海都
 口開けの客…正確には2組目(香港って、たいがい誰か、開店時間前からやってるなあw)。
 点心やら中心の昼の菜譜が出ている。「雞油花彫蒸花蟹」は載っていないが、壁には「名物メニュー」として貼り出されているので、とりあえず出来るか聞く。勿論、OK。
(ちなみに他の名物は、蟹肉フカヒレ・蟹小籠包・吉品の鮑。蟹押しなんだなw)
 よしよし、頼むわ。そしたら後は、点心をちょこっとと野菜でも。…と注文を詰めていると、緊縛された活けの花蟹を見せに来る。
「これでイイか?」
 立派さにビビるほどだが、文句無い。

 まだ厨房はヒマなこともあってか、注文から15分もすれば全皿出揃う(^^;)。
 雞肉欖菜餃は繊細な皮で味も上々。香港で点心食べましてよ…気分。
 蓮藕餅は、いなたい蓮根のお餅。
 マルチ合いの手には、唐生菜。オイスターソースは、添え。
海都
 で、どど~ん!…と、記憶通りの末期色…じゃなくて真っ黄色の沼に花のような蟹♪ 紹興酒と雞油の香り。
 お、おお、おおお、ウマイじゃん!
 実に確かに、なかなか美味しい(^^;)。嬉し恥ずかし美味しい(^^;)。
 面白おかしい香りのソースなのだが、よく合うんだよなあ。蟹の料理、って感じ。
 花蟹様本体もよろしく、以前よりこっちが老けた分、イイ奴を持ってきたか?…などとくだらん推測。
 そーですねー、好き嫌いはありそうな料理だけど。
 この雞油花彫蒸花蟹、まあ海鮮料理屋なんかでも出る「香港のよくある」料理。で、かつ、海都の「スペシャリテ」である。ま、その両方の意味合いがある。比べたら「海都の工夫」がわかるかもしれないけど、ね~。
 蟹味噌もバッチリ旨し。
海都
 なんて言ってると、総経理風の丸っこいオジチャンが出勤してくる。
 口開けから蟹が売れてるのを見て喜んだか、上機嫌で面倒みてくれる(普段から恵比須顔系なのかもしれんが)。多少、日本語が出来る。
「美味しいでしょ~」「ソバ、食べるよね?」
「うん♪」
「じゃ、ソースは全部舐め散らかしちゃアカンよ」
 で、皿が下がって和え麺になって登場。葱・黄韮・もやしで上品。全体に下品上品みたいな食い物だけど、品良く〆てくれる。
「この後のデザートは、生姜汁の白玉…としたもんだヨ!」
「はい、行きま~す」

 …とまあ、なんか、懐かしくもいいお昼でございました。
 蟹代は、けっこー、高いヨヽ(^~^;)ノ。
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  夏 宮 Summer Palace
  
香港中区法院道太古広場港島香格里拉大酒店 (852) 2820 8552 www.shangri-la.com/hongkong/islandshangrila
11:30~15:00/18:30~23:00

・ アイランド・シャングリラ・ホテルの誇る名レストラン (1999.12)

recommend「お薦め」するにあたって。
 香港のホテルはレストランに力を入れているところが多いですが、特にこの夏宮は美味な料理を誇っており、トップクラスの一軒と言ってよいかと思います。この豪壮なホテルにしては、内装は「割りと普通」かもしれません。サービスは、香港の高級ホテルの水準以上には行っていると思われます。 (1999.12)

1999年10月 ☆☆

 *インツォイ餃
 *XO醤腸粉
 *螺貝の湯、クコ・キクラゲ・ナツメ
 *海参と茄子炒め、蝦子風味
 *スペアリブ土鍋煮込、赤酢味噌風味
 *楊枝甘露
 *ドリアンプディング


SP1 [AQ!]
 「ライトンハイマッイエアー?」(today's soupはなーに?)と聞いたはいいが、早口広東語で答えられて、あえなく敗北。その例湯(日本語で「にくぅ、と、や~さいぃ、…」というお答えだった。どっちゃでもわからんやんけ(^_^;))も良さそうだったが、全体バランスで湯はゼータクしてもよいか、とホラ貝。このコンソメ状の湯はホラ貝のダシの威力が加わって強烈に旨く、スープ史上に残ろうか。
 海参と茄子は殆ど見分けのつかない切り揃え。まったくの所、シミジミと旨い。ソースを嘗めながらもタメ息。
 スペアリブの土鍋の蓋をとるとダークベリーの色が乗っていて素晴しい。浙江の赤酢プラスてんめん醤といった所か。すなわち酢豚であるわけだが、コレ、素晴しいの一語。酢豚史上のトップである。
 夏宮は、料理に関しては、有力なチャンピオン候補だろう。
[へべ]
 ホラ貝のスープが凶悪なまでの滋味。贅沢でしたね。あれは旨かった。全体の調和もいいけど、やはりホラ貝が偉かったかな。
 海参と茄子、なんか農圃のエノキもやしを思い出す「そっくりさん」系。大きさを揃えるのは調理の基本ですが、この見分けつかなさにはきっとなにか美学があるに違いない。と思うくらい似てて、茄子も海参もどっちも旨い。でも今回の夏宮のハイライトは、あの赤い酢豚でしょうか。土鍋の中には、ただひたすらに赤酢豚。姿も味も堂々とした逸品でした。
 楊枝甘露、は、さすがに本家(満福樓のこと)にはかないません。
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  華 亭
  
香港銅鑼湾蘭芳道9


・ 残念ながら閉店したと聞きました
Wa1
 杭州料理の店だった。その後、同じ家族が再開している、とかの噂。ご興味あらばぐぐるよろし。

1997年 9月 ☆☆

 *海老の龍井茶炒め
 *じゅん菜入り魚丸湯
 *瓜の炒め
 *東坡肉
 *百葉包
 *アヒルの香酥焼
 *小龍包
 *白玉


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  嘉麟樓 Spring Moon
  
香港尖沙咀梳士巴利道半島酒店 2315 3160
11:30~15:00/18:00~23:00

・ かの「香港ペニンシュラホテル」の誇るレストラン

1989年 4月 ☆

[AQ!]
 この時は、予約なしでした。席があれば、という感じで、入れました。ただし、昼でも予約する方が普通みたい。素晴らしい点心類の飲茶。

1989年10月 ☆

 前回、好評だったのですが、Sさんたちからは不評が届いてました。
 再訪したところ、やっぱり良かった。
 ペニンシュラ・グループ内で比べると、環龍閣の方が、C/Pも考えあわすとよいかとも思いました。
 そーそー、ペニンシュラ・グループというと、やはり、地球の歩き方グルメ版で、嘉麟潮州酒家がかなり高い評価を受けてますが、ちょっとここはどうかな、という感じでした。どうこう言うには何回か行ってみないといけない、ということになりますが、あの本の他の店の評価・レポートに比べるとちょっと気になるところがあります。オープン仕立てで、方針なんかも落ちついてなかったんじゃないかな。
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  冠京楼 Grand Peking
  
香港Prudential Assurance Tower,79 Chatham Road South,Tsimshatsui 
11:30~15:00/17:00~23:00

・ 非常にキレの良い北京料理で要注目 (1997.9)
 Open Riceによると、既に閉店しているようです。(2014)

GP1 1997年 9月 ☆☆

 *田鰻ともやし・黄ニラの細切り炒め
 *ふかひれと鶏の二重蒸しスープ
 *チンゲン菜と湯葉
 *車海老の甘粕酒ソース、ブロッコリ添え
 *羊の北京風、青菜添え
 *豚元蹄の煮込み
 *茄子、筍、椎茸の煮込み風
 *揚げドーナツ
 *くるみと胡麻の湯汁粉
 +93 Sonoma Caverne Sauvignion, CA


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  環龍閣海鮮酒家 Wan Loong Court
  
香港九龍彌敦道19-21號九龍酒店
11:00~15:00/18:00~23:30

・ 閉店し、「海逸軒」へ
 2005年頃にペニンシュラが九龍酒店を手放しハーバープラザ傘下になったのを期に、屋号が「海逸軒」と変わったようです。ホテル名は変わってないけど(笑)。
 九龍酒店は、立地のわりに安い(ビジネスホテル扱いだから…)ので、かなり利用したものでした。サービスなどは多少、低下しているとの噂も…。

 で、その海逸軒も閉店との噂。「海逸軒」という店は、あと、紅ハムと北角にありますが、関係あるのかどうかは知りません。

1989年10月 ☆

[AQ!]
 環龍閣の点心はとってもうまかった。
 九龍酒店B2です。なんで地下深くにあるんやろ。
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  起鳳台 Hei Fung Terrace
  
香港浅水灣109號浅水灣影灣園商場
11:30~15:00/18:00~23:00

・ レパルスベイの気分良いレストラン
 経営系列は嘉麟樓のペニンシュラグループ。

 1999年に閉店した、と聞きました。

 
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  麒麟金閣 Golden Unicorn
  
香港尖沙咀香港飯店


・ 閉店した、と聞きました (2002)
 私(AQ!)にとっては、80年代に此処で「現代的香港料理」を教えられたといっていいような店で、まあ7,8回の訪問だけど、懐かしいったらありゃしない。ユニコーングループの店が次々無くなる中、ずっと残っていたのですが、香港ホテルとの契約切れで閉店と聞きました。
 一度、何かの折に、「名物“三元及第”のうちの一皿を今日は鮑で用意があるんだけど、食わない?」と言われて頼んだのは凄かった。アレばかりは、福臨門や富臨に、そんなに負けてなかった(笑)。
 昔聞いた噂で、以後は追いかけてないけど、麒麟グループは基本的にバンクーバーに逃げた…んだっけかしらん?

 →「香港麒麟食譜」という写真・レシピ集は、今となっては、買っといてよかった。オールドタイマーには懐かしい皿揃いです。 (2002)

1987年 8月 ☆☆

[AQ!]
 ガルーパの清蒸はメマイがするほどうまかったです。魚食いの日本人もまだ知らぬ魚の美味があったものだ、と山岡士郎に説得される大原社主のような気分になったものでした(なんのこっちゃ)。

1988年 8月 ☆☆

[AQ!]
 麒麟金閣は、ガイドブックなどには、まず、載ってないので、知名度は低いですが、去年あたりから香港好きには話題の店だそうで、めざましい料理のキレが印象的、お金を使うつもりなら、個人的には大推薦いたします。高い高いといっても、特別すごいのを食ったり、酒に贅沢しなければ、一万円はなかなか越えません。銅鑼灣の麒麟閣は大したことないみたいだけど。

[Z氏]
 ここで、”美味しんぼ”の”香港味勝負”にでてきた、カエルの脂肪のデザート食べました。100%話題性の食べ物でした。言われなければ絶対わからないですね。
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  麒麟賓閣 Prat Unicorn
  
香港尖沙咀香港飯店28 prat ave.

・ 閉店したようです (2002)
 以前にあった場所になくなっていました。 (2002)

1989年10月 ☆☆☆

 *酔翁生中蝦
 *迷弥佛跳牆
 など

[AQ!]
 大上海飯店の並びで、実際、大上海に行ったときに、「あれぇ、こんな所に、麒麟の新しいのが出てる」と発見したのでした。後日、麒麟金閣に行ったときに、テーブル上に寶閣のお知らせが出ていたので、TELなどもチェックして、訪れたわけでありました。
 ス・バ・ラ・シ・イ、と思いました。まだ開店したばかり、とのこと。  金閣も初めて行ったのは開店1年くらいのときですが、思えばそのときが一番気合いがのっていたかな。しかし、それと比べてもはるかに今の寶閣はノッてると思います。
 まぁ、正直のところ、あれだけのチェーン展開店ですから、いつまでもそんなに高水準は維持できないのではという懸念はかなりありますが(日本では「聘珍楼現象」と呼ばれている?(^^;))、今だったら、オススメ。値段も、適当に贅沢して400HK$見当くらいですから、福臨門や、富臨にくらべるとお手ごろだす。
 もちろんユニコーン式の酔っぱらいエビを出しますが、上出来。  また、ミニ仏跳牆が味わえます。下手なとこの、ミニがつかない奴、の100倍旨い。
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  金島燕窩海鮮酒家 Golden Island Bird's Nest
  
香港尖沙咀梳士巴利道星光行 
11:00~24:00

・
 ネット情報によると2011年頃に閉店?

1988年 8月 ☆

[AQ!]
 水晶団子、おかわりをして笑われました。まあ・・・うまいものは・・うまい、か。

[Z氏]
 そうなんです!あれは美味!
 金島では、”透明晶飽”って名前。そこで隣のテーブルで食べているのが美味しそうなので、注文しました。それで病みつきになり、次のトンローワンの百楽潮州酒褸でも頼みました。いやー、美味!
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  金葉庭 Golden Leaf
  
香港金鐘道88號太古広場港麗酒店 (852) 2822 8870
12:00~15:00/18:30~23:00

・  
 1980年代は馬鹿なもので、「金葉庭に林勝倫がいるらしいぞ」…と誰かが聞きつけてきて皆でワーっと押しかけてみたんだけど、もう居なかった…というオチ(^^;)。しかし酒店内レストランとして、標準的によろしおすた。

金葉庭 (写真は2017年)
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  源記甜品專家
  
SS1 香港島西營盤正街32号 2548 8687
12:00~23:30

・ 庶民的な作りのデザート専門店にリムジンが乗り付ける
 此処を最初に教えてくれたのは、青山「ル・シノワ」のペリー・チェン氏(ex.香港麒麟閣)。 (1997)

  → 2017夏・香港旅行記はこちら
  → 2017秋・香港旅行記はこちら

1989年10月 ☆

 中国料理のデザート観が変わる! 温かい品のバリエーション、びっくりな「デザートに茹で玉子」。
 「源記」と紙に書いてタクシー運転手に見せれば着く、と言われながら、僕らが紙見せした時は、運転手は無線でセンターに聞いてたみたいだ・・・。
 一度場所がわかってしまえば、かなり近いので「上環のエメラルドホテル」に行って、そこから歩く作戦で確実、と思いますが。

 どの品も10HK$以下。
 むしカステラみたいなの HK$3
 緑豆のおしるこ HK$5
 生玉子の入ったスープ HK$8
 茹玉子と蓮の実が入ったスープ HK$10
 日本語・英語は一切通じない。
 生玉子・茹で玉子の選択を聞かれる。

1997年 9月 ☆

 *陳皮綠豆沙
 *蓮子紅豆沙
 *窩蛋合桃露 (生玉子入り)
 *全蛋雞蛋糕
 *蓮桑茶


源記 2017年 9月 ☆

 *陳皮綠豆沙
 *蓮子合桃露

[AQ!]
 陸羽の夕食は実に綺麗にまとまってしまったので、とりあえず〆た。…そんな感じだが、甜品とかどうしまひょうね、とそぞろ歩く。
 …と、またオールドスクールの方から呼ぶ声がする、、、「源記?」
 そうだそうだ、源記甜品に行こうぢゃあないか。今でも店があるのは、何かのついでに調べてあった。
 西營盤である。不便な…場所であったのだが、見ると今はMTRが通っている。へぇ…、、後ググリになるが、港島綫の上環より先の開通が2014年・西營盤站の開業が2015年。けっこー最近のことだねー。
 どおりで駅がピカピカ。通路の壁の、オールド香港をモチーフにした立体レリーフが面白い。
 B1出口から正街に出ると、すぐに源記。
源記
 こちらは20年ぶりくらいになるか。
 明るくなった。綺麗で明るくて、けっこー若者で一杯。
 「改装したんだなあ…」と、日記書きの段階になって昔の記録を見てみたら、しきりに「西營盤の第三街」の源記とある。ううむ、此処はどう見ても第三街ではないよなあ、近いけど。多分、ご町内移転をしたんだろうなあ。(ついでに30年前の記録を見ると、現在の価格はだいたい3倍くらいになってた)
 「怪しげな店に黒塗りのクルマが乗りつける」感は、全然なくなったかな。

 さて、どうしようか。俺はいつも、緑豆と紅豆を迷う(ばか)。今日は緑だ。うん、この爽やかな甘さの決め具合、コレだよなあ。
 考え込んでいるへべには日本語メニューが出された、こんなんが出来てるとわw。ようやく決めた合桃露、蓮子の質・炊き具合の素晴らしさよ。胡麻油香が効く。
 いずれも、はんなりとして、満腹のところにスルスルと別腹する。

 テーブルのアクリル板の下に雑誌記事の切り抜きなどが挟まっている。「う~む蔡瀾も爺ぃになったよな」と笑ってたら、その記事の余白に蔡瀾本人のペン書きのサインがあった。

源記 2017年11月 ☆

 *香滑燉雞蛋
 *桑寄生蓮子茶

[AQ!]
 本日も大賑わいで、オジチャンオバチャンと相席。
 前回に「次には行ってみよ~」と言っていた2品ですんなり決まる。
源記  プリンは、器の縁までフルッフルに満たされていて、思わず「表面張力」という言葉を思い出すほど。
 なんつーかフシギな食べ物で、「うすら甘く緩い茶碗蒸し」と「プリン」の中間くらい…みたいな。たよりなくも魅力ある。
 桑寄生はヤドリギの一種…という。ホンワリとおなかが楽になる。源記の蓮子は、うんまい。
 源記の貼紙によれば、桑寄生の効き目は「滋陰降壓」だって(よくわからんが(^^;))。

 この2品に限らず、器のすりきりいっぱいに中身が入っている品が多い。店のオッチャンら、運ぶの上手だわ(^^;)。
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  鴻星海鮮酒家
  
尖沙咀彌敦道83-97號華源大廈1樓  2628 0339 www.superstargroup.com.hk


・ 「東海」出身の周シェフが意欲的に取り組む (1997.9) SS1
 1989年開業。「東海」でもう有名だったんだっけな、注目された開店だったような記憶があります。

 その後、大いに成長し、今や東京店を含め10軒を越える一大レストランチェーンに。この彌敦道の店が、今でも本店格だとは思います。 (2010)

1997年 9月 ☆

 <飲茶>
 *二色玉子入り粥
 *腸粉(海老、肉)
 *蝦餃
 *水晶韮餃子(辛い)
 *焼売(普通の蟹玉子乗せ、玉子)
 *山竹牛肉
 *焼チャーシュー饅
 *センマイ煮込

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  好到底麵家
  
香港元朗阜財街67號地下 (852) 2476-2495 www.htt.com.hk
8:00~20:00

・ 元朗の麺家
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好到底 2017年11月 ☆☆

 *雲吞麵
 *蝦子撈麵

好到底
[AQ!]
 大棠站から大棠路を1ブロック行ったところで、「あり?アレがソレじゃん」…と目に入ってきた「好到底」の看板。一応、元朗遠足の目的としていた一軒である。
 じゃ、まず、食おっか♪

 自慢気にベタベタ貼ってある赤いビバンダムの「Bib」ステッカーが、逆に庶民っぽさを強調する(笑)。
 その横にひっそりと「始創於一九四八年」と書かれている。
好到底
 品書は、「麺家」と言う通りドドドと麺が並ぶ。あとは蠔油青菜とか。
 ボクらはお目当ての蝦子撈麵に雲呑麺と直球注文。蝦子撈麵は麺を略して「ハーツーロー」と呼ばれる。
 そのハーツーローが、凄い。こら、旨い。箸が止まらない。蝦子(干した蝦の卵)の香りが繊細で何とも素敵、上品と言ってもいいような趣きである。
 これはまた食べたいなあ~。
 雲呑麺も美味しい。雲呑はオーソドックス、汁はアッサリ(好きなタイプ)。麺が本格的で、腰がしっかりした印象。麺屋さんらしさが出ている。
好到底
 もうすっかり「元朗来てよかっただ」モード♪
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  洪利粥麺小食店
  
尖沙咀厚福街2號A 2721 6606
 

・  

1995年 8月 ☆

 *魚片皮蛋粥
 *皮蛋痩肉粥

[AQ!]
 お粥がメインで美味。

[へべ]
 油條は別途注文だったのかな、なしで済ませましたが。お粥、おいしかった~。最終日ならではの早起き。
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  公 利 Kung Lee
  
中環蘇豪荷李活道60號地下 2544 3571
11:00-23:00

・ 解渇蔗汁、五花茶、龜苓膏の店
 イートイン2卓あるが、ほとんどテイクアウトで売れて行く。

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2010年 2月 ☆

 *龜苓膏(熱)
 +酸梅湯

[AQ!]
 亀ゼリーは、滑らか・軽い・滋味。今まで食べたので最高かな。
 「熱か凍か?」と聞かれていたのが、最初わからなかった。熱、推奨です。
 奥にサトウキビ原料が積んである。サトウキビ汁も名物、今度はトライしてみよう。
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  口利福  Ho Lee Fook
  
中環蘇豪伊利近街1-5號地下 2810 0860 holeefookhk.tumblr.com
18:00~23:00(金土24:00) 無休

・ SOHOの大人気店 (2017)
 予約は5人以上から取る。

  → 2017香港旅行記はこちら

口利福 2017年 9月 ☆

 *Mom’s “mostly cabbage, a little bit of pork” dumplings sacha soy dressing
 *Jack's salt and pepper grouper with silken tofu and lemon
 *Stir-fried morning glory, fermented soy bean, bird's eye chilli, crispy garlic
 *Bitter greens fried rice, radicchio, sweet corn, rocket
 *"Breakfast 2.0" Horlicks ice cream, cornflake honeyjoy, oats, dried longan, cocoa coffee crumbs
 *Grapefruit "Fro-Yo", guava granita, pomelo, tapioca pearls, kaffier lime
 +15 Punta de Flechas Malbec

口利福
[AQ!]
 今晩はhipなとこに行っちゃうぞ~♪…とSOHOへ。

 中環、威靈頓街に入れば「鏞記」が建つ。そうだそうだと鏞記で皮蛋を買う。帰国日の明日でもいいようなものだが、明日は日曜で国慶節。変則営業だったりすると嫌なので買ってしまう。何せ前回の香港では春節の休みにブチ当たって買い損ねたものだから…。

 威靈頓街を進むと初日に寄った「麥奀」、夕方の店先を撮影。…などしてると、隣の「八珍醤園」という調味料店が気になる。覗いてみる。
 なかなか良さそうな品揃え…陳皮豆豉醤など買ってみる。後日談になるが、使い勝手のいい醤だった…でググると、九龍醤園と並ぶ「香港二大ブランド」だとか…なるへそ。種類多く・小パッケージ豊富・フツーに頑丈な瓶(九龍醤園はゆるいキャップで定評ある(^^;))…と、観光客ハンドリングはコチラの方がイイかもw。
口利福
 自動扶梯を荷李活道まで上がる。
 竹蔗水の「公利」の先で伊利近街にちょこっと入ると、ファランの群れが目に入る。
 ウーン…、其処が「口利福」!

 口利福は5人以下の予約は受けない。先着のウォークインだ。
 土曜だし、18時開店ちょうどくらいに…と伺った17:55には20人ほどの行列が出来ていた。その9割がファラン。白い。SOHOや~♪
 次々招じ入れられて行くが、「19時半まで1時間半でいい?」と言質をとられてる模様。ウチも。(ただし実際には、ほぼみんな、1時間半もかからずに起承転結。料理の出は速いし、酒もがんがん注ぐ。ファランどもも、次の店でまた別のダチに合流せにゃならん(笑))
 店先が厨房でサルは地下へ降りる。
 シェフはJowett Yu、厨房の最前線で奮闘してるのがそれらしかったので手を振ってみると、ニッコリ笑ってピースサイン♪
口利福
 口開けだが、サルはもう↑↑に熱気を孕みつつある。
 「これは絶対に若い奴の店」(そうに決まってるのだが)…と薄暗い店内の級数の低い品書に老眼を凝らしている(^^;)と、隣の卓のファラン夫妻から「ちょっとチミら…」と声がかかる。
「?」
「あのさチミらさ、昨日、Mott32に居たんでね?」
「…あ、あああ!」
 驚き桃の木、昨晩Mott32でウチらのすぐ左の卓でレッドチリで盛り上がってた夫妻が、今日はすぐ右の卓で注文を完了した模様。
 いやあ奇遇だねい。彼らはfromシドニーだそう。
 まあアレだよ、たしかに、Mott32~Ho Lee Fook って流れは、イマドキのSNSだなんだかんだのネット情報で動く客の「あるある」パターンだよな(^^;)。そういう意味じゃ、ヲタクもそうか…というか、2017香港のイマを知る…って感じ? まぁしかし連日、かなりの広い店でどんピシャの隣卓なぞは、ざっつざ奇遇アハアハ…である。「Quayなんか好きだよ~」「ウチは来年はTokyoだ」…などなど。
口利福
 モダンイノベイティブ寄りのウリ?…の店だが、品書はアラカルト。
 前菜/主菜/野菜/炭水化物/デザート…っぽく注文してみる。

 Mom’s “mostly cabbage” dumplings は名物スターターのようだ。mostly cabbageな軽快さが良くて、素軽く挨拶して駆け抜ける。
 「Jack's ガルーパと豆腐の揚げ物」は「見分けつかん」型で、薄暗いせいもあるが、どちらが出るか闇鍋だ。この豆腐はかなり旨い。
 モーニンググローリーは空芯菜、東南アジア風味な仕立て。
 緑炒飯は、地味に控え目にサラリと仕立てられる。さり気ない味付けが、「ごはんとおかず」調に全軍を進めて行くのにとても快適。
口利福
 コレはもうTPO的に、SOHOのイケイケナイトにずっぽし嵌り、ズンドコ的ポップ店としてビートを刻む。流行る/当たる…訳だわな。恐ろしい数の客が流れ込んでくる(笑)。
 料理は、思った以上に中華だったなあ。インタナショナルな材料置き換えのある中華…くらい。もっとイノヴェイティブかと想像してたんだけど。「こらあイノヴェイティブだ!」…ってのは両隣が頼んでるOKONOMIYAKIくらいか。「日本のソース」の香りがプ~ンと。我々も頼んだ餃子とこのOKONOMIYAKIの2品は「暗黙の了解」かよ?ってくらいよく頼まれている。
 ひと皿量はシッカリある。SOHOナイトライフ的なイケてる腹ごしらえ…としては2人客にもピッタリなんだけど、「この店の料理を堪能」したい…ということなら4人客で来る方がいい感じかなあ。
 しかしなんだ、「ワールドランキング入り」がどうとか「世界のフーディーよ、来たりて食らえ」って話になると、どーなんやろね、それはビミョーに違うんちゃう?…という気はする、此処(笑)。
口利福
口利福  あ、デザート2品は料理より優秀性高かったかも。
 「ブレックファースト2・0」はシドニー夫人の熱烈なオススメ「もう、ソレ頼まなきゃダメよw」に依り。正解♪ とっても美味しい。

 お勘定書と一緒にフォーチュンクッキーが来る。そんなとこもファランに大うけ。
 もうビートと嬌声でようわからんようになってるサルから地上に上がると、再びジョウェットシェフの笑顔に会う。
 折角だから「ゴキゲンですた。俺ら、幹ちゃんのダチだでよ〜」と言ったら「おっとソレは!」と大喜び、握手握手の一幕でごぜました。
 そう、Jowett氏は、サモトラの森枝シェフとTetsuya'sで同じ釜のメシを食った仲…なのである。
 こんな爆裂馬鹿人気を博して(笑)、次はどーすんのかな?
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  港灣壹號  One Harbour Road
  
香港港灣道1號君悦酒店 2584 7722
12:00~15:00/18:30~23:00

・ グランド・ハイアット・ホテルのレストラン
 ここも鳴り物入りのオープン、その当初に行ったのだけど、ウチら的には「あんまし冴えなかったかね?」という評判でした。
 一人、白いスニーカーで乗り込んだ男がおったのですが、「コラコラ」と怒られて、靴が見えない奥の座席へ移されたのを、覚えてます。さすがグランドハイアット、そーゆーのは、ウルサイ(^^;)。

  → 2017香港旅行記はこちら

1991年 4月 ☆

 *白灼蝦
 *清蒸石班魚
 *帆立の豆豉ソース
 *グリーンアスパラの上湯がけ
 *鶏・海老・野菜炒めのタロイモバスケット入り
 *牛肉団子の陳皮風味
 *フカヒレ海鮮スープ
 *チンゲンサイ・春雨の土鍋煮込み
 *炒飯
 *水晶餅(デザート)
 *オリーブあんの蒸し餅(デザート)
 *ウズラ入り漢方スープ(デザート)


OHR 2017年10月 ☆☆☆

 *鮮蝦仁腸粉
 *香茜京葱羊肉批
  Baked lamb pies with leeks and coriander
 *琥珀合桃羊肚菌千頁豆腐
  Braised layered beancurd with water chestnuts, assorted peppers, morel mushrooms and caramelized walnuts
 *豉蒜涼瓜炒龍躉球
 *脆皮龍崗雞
  Crispy "Loong Kong" chicken
 *蛋撻
 *杏仁乳に黒胡麻団子

OHR
[AQ!]
 香港最終日、ホテルをチェックアウト。
 昨日に続いて、晴れ時々曇り時々雨…らしいw。
 本日は「港灣壹號」。昨日昼「滿福樓」で本日昼「港灣壹號」…は、香港の地理がわかるヒトが見れば、…なんつーか“阿呆”と呼ばれても致し方ないところであるが(^^;)。
 馬鹿しょーじきに本日も天星小輪。昨日よりインスタ映えしそうな雲w。
OHR
[へべ]
 本日も妖しい雲の垂れ込める中、スターフェリーでいつか(昨日か)来た道をたどる。目指すは港灣壹號。
 店名の「ごんわんやっほー」という響きだけは長年お気に入りだが、実はこちらも私は今回が初訪店。
 同じランチでも今日はN先輩のご紹介にて、堂々の予約席。優雅な階段を降りていくとパァッと展望の開ける主サルの、ワンダフルなハーバービューの卓へといざなわれる。
OHR
[AQ!]
 ワタシは…と言うと、26年ぶり?の港灣壹號、実質は初訪店だわ。
 ちゃっかりN師匠の人脈におすがりするところの、ハーバー最前線席(^^;)。もっとも現在は湾岸再開発工事真っ最中の重機最前線でもある。我々、インダストリアル萌えには丁度良いw。
 手厚い菜單を拝見する。豊富な時令精選。ほとんどの一品料理に「軽恰」light portionの用意があるのが、たいへんに助かる。使い易いと思います。
OHR
[へべ]
 点心を一つ二ついかがかな…というところで、目を惹いたのが香茜京葱羊肉批。うちとしては珍しいオーダーとなったが、これが正解!
 揚げ葱の香ばしさとクミンの香りがきいた羊のミニパイに、気分も上がる♪

[AQ!]
 羊のパイが、イイ感じ。クミンコリアンダー風味・パイ・葱が軽快だ。ワインだなw。次に来ても頼むか、っていう嵌りのいいピース。
 腸粉の醤油は卓上がけ。いい醤油だなあ、と思う。

 千頁豆腐が美味しい。
 他の皿を決めた後、バランス的に採用となった感じの一品で、白くハンナリとした蒸し煮が現れる。味わいもフワっ&サラリとしたもので、強い印象を与えるものではない。
 …のだが、数口進めていると、妙に癖になってくる。ハンナリが艶を訴えてくる。
 クワイ・胡桃・モレル・青唐・胡麻…のチームバランスも良い。
 いい料理。
OHR
[へべ]
 あっという間の最終日を迎えた旅人の心には、メラメラと未練の炎が燃えている。
 そう、本日のボクらには狙いの一品があったのです。ここまで惜しくも登板チャンスを逃してきたけど「アレ食べたいよね~」と心に秘めたその名は涼瓜。

[AQ!]
 涼瓜はね~、まあ概ね主役という訳ではない。材料として日本で食べられないという訳でもない。
 であるにも関わらず「香港で食いてぇなあ」と思ってしまうお方なのである。とくに豉蒜涼瓜炒な仕立て。
 こちらの豉蒜涼瓜炒龍躉球、ジャイアントガルーパ炒めはMott32と重なってしまったが(黑虎掌菌鮮茴香仕立て)、その処理は本日の勝ちか。上手。
 それにしても凉瓜うまい、豆豉はほんとによく合うなあ。香港らしい人懐こさというか人いきれを濃密に漂わせながら、凉瓜の苦味でぶった切って行くのがたまらなく好きやねん。とってもいい出来。
 これはひと口目から「旨いねえ旨いねえ」を連発(^^;)。
OHR
 そういえばコレを頼んだ時、ウチの卓についてくれてたK青年は、
「ゴウヤですけど大丈夫ですか?」
 と。ダイジョブダイジョブ、アレ、日本語ウマイねえ。日本が好きでよく行くそうだ、「再来月にも行きます」。
「へぇ♪ 日本に行って、何が好きなの?」
「え~と(ちょっと照れるように)、ラーメン…それとツケ麺です」
「(笑)、でも香港にも日本のラーメン屋がずいぶん出来たじゃない?」
「いや、いいえ、日本で食べた方がずっと美味しいです!」
「(^^;)」

[へべ]
 久しぶりの香港とあって、やっぱりこれも食べずには帰れないかしらねぇ…と衆議(つっても2人ですが)一致したのが、脆皮鶏。
 皮はこんがり香ばしく、身はあくまでしっとりとジューシー。
 これはもう、食べだしたら止まらない。ああ頼んで良かった。
OHR
[AQ!]
 香港に来て、鶏・鳩あたりが主役の皿無しってのもなあ、男がすたる…と。いや、ほっといてもすたってるような男ですが、ま、何かすたるかな、と。
 龍崗雞…香りが違うよなあ♪ 王道スタンダードをしっかり堅持する仕上がり。塩とレモン、すべてオーソドックス。
 脆皮鶏は官能的な一品、打ち震えるような色気であるのだが、だが、堂々と作っていただき堂々と食らいます…って料理だ。
 堂々とした出来映えで満喫である。コチラでお願いしてヨカタ。2人だと制約もあるしねー。
 全体を通しても、厨房の手厚い信頼感を感じるものでありました。

 甜品は蛋撻を可愛く齧るw。ホテルレストランらしい、品良いタルト。真っ白いお供は、杏仁乳に黒胡麻団子。
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  國金軒 (廣東雅膳)  Cuisine Cuisine
  
中環港景街1號國際金融中心商場2期三樓 2393 3933


・  
2010年 2月 ☆☆

   [福虎献瑞賀年菜]
 *金銀満袋:羅漢福満袋
  Assorted Fungus and Vegetables wrapped in Dried Bean Curd Pocket
 *發財好市:發菜虫豪豆支柱甫
  Braised Dried Oyster with Whole Conpoy and Abalone Sauce
 *招財進寶:鵞肝風魚善巻
  Deep-fried Eel Rolled and Stuffed with Goose Liver
 *横財就手:紅焼圓蹄
  Stewed Whole Pig Knuckle with Brown Sauce
 *芥蘭
 *冬瓜粒大地魚肉砕泡飯
 *生磨杏仁茶
 +San miguel
 +06 Whole Berry CS / Springfield (glass)

[↓コメント工事中]
[AQ!]
全体に品良く丁寧で、軽め。しつこくない。

金銀豆腐巾着包み 菜芯添え
この趣向史上でも、最もよい出来の一つか。スタッフィングが良ければ、皮の豆腐もたいへんに美味しい。

發財好市
牡蠣の味、貝柱の味もキチンと出てる。髪菜も活き活きした感。豚胆、かな。

鰻フライ
! 美味い。塩気の丁度良さは本尊か、衣か。中にアンキモ?を少し巻き込み。…、あ、鵞肝か。

蹄煮込み
たいへんよく炊けている。見事。デカい。髪菜添え。髪菜にソースを含ませていただくのもよろし。

大地魚・瓜のスープご飯
椎茸出汁。瓜が美味い。
杏仁茶
クリア、うめー。

中国正月の利用。厨房の近くの席で、中が垣間見える。シェフが、出勤してくるスタッフにお年玉袋(?)のようなものを渡していく。へえ~。

[↑コメント工事中]
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  采蝶軒
  
香港金鐘道88號太古廣場第一期LG1 2845-4555 HongKong
11:30~22:15

・ 洒落た内装もふっ飛ばす香港人の食の勢い (1995.8)

1995年 8月 ☆☆

 *半水芹香
 *スペアリブ黒豆ソース
 *烏賊のカレー風味
 *蝦餃
 *甘いもち米・芋・マンゴー
 *白木耳・パパイヤ・何かの実
 +菊晉茶


zen [AQ!]
 金鐘。いやぁ、賑やかな昼どき。半水芹香は、さすがの旨さがジーン。

[へべ]
 電話で予約して行ったのですが、着いてみるとそれはもう大変な混雑。真ん中にガラスの洗面器をだらだら水が流れるオブジェのある、しゃれた造りの店ですが、まぁ、どんな店で食べてても香港人は香港人。賑やか~。
 半水芹香っていうのか。野菜炒めのタロイモ篭入り。林勝倫の遺産だそうです。これがまぁ、たまらなく美味しい。野菜はクワイ、さや豆、ゆり根、それにハス、キクラゲ、人参など。野菜それぞれの味と食感+イモかごのぱりぱりと塩味も加わって、すばらしい。
 私はこの料理、おととし初めて香港来たときに凱悦軒で食べてすごいと思ったのですが、今回それを上回る感動だったかもしれません。野菜の道も深いなぁ。
 あとは飲茶点心です。烏賊カレー風味は黄色いタイカレー風でイカの火通し加減がみごとでした。しかもおいしい、いいイカ。蝦餃には珍しくぷりんぷりんと丸ごとのエビが入っていて、歯応え、味ともよいものでした。
 もち米・芋・マンゴーはねちねちモチモチどろっとしたのをココナツミルクや練乳みたいな甘みでまとめてあって上にフルーツがのってました。イモがねっとりしておいしい。白木耳・パパイヤはあったかいシロップスープ仕立て。半透明な木耳の食感と、蓮の実みたいなののしっかりした歯ざわり、そしてとろけるパパイヤと、これも素材のテクスチャーの取り合わせの妙を感じさせます。
 この手の冷たくない、あったかいデザート食べると香港だなー、という気分になります。
 お茶は菊晋茶(字、ちがうかな)。ポットの蓋をとってみるときれいに花が咲いてました。
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  卅二公館  Mott32
  
香港中環德輔道中4-4A號渣打銀行大廈 +852 2885 8688 www.mott32.com


・ 以創新手法呈現傳統中菜
  → 2017香港旅行記はこちら

Mott32 2017年 9月 ☆☆☆

 *辣子田雞腿 Fried Frog Legs, Pepper, Dried Chili, Black Bean
 *鯊魚骨湯竹笙菜膽燉花膠 Fish Maw, Double Boiled Fish Bone Broth, Bamboo Pith, Chinese Cabbage
 *黑虎掌菌鮮茴香炒龍躉球 Wok Fried Giant Garoupa Fillet, Sarcodon, Fennel
 *馬拉盞蝦乾黑豚肉碎芥蘭煲 Wok Fried Kale, Dried Shrimp, Minced Pork, Shrimp Paste
 *鮑魚鴨汁荷葉飯 Signature Lotus Wrapped Abalone & Duck Fried Rice
 *楊枝金露豆腐花 Sweetened Beancurd Cream, Mango Soup, Pomelo
 *黒芝麻燉蛋白 Egg White Sesame
 +13 Craggy Range Te Muna Road

[AQ!]
 今晩は「卅二公館 Mott32」だ。
 2014オープン、かなり「いま旬」度が高い人気店。
 形容は自分でしていただこう、サイトを見ると「以創新手法呈現傳統中菜 A MODERN APPROACH TO CHINESE CUSINE」…とのこと。まあモダン、イノベイティブというよりリファイン寄りで国際系・流行系・ハイソでスノッブ…って感じかな。

 ボクらがMott32を意識した最初は、以前に「中華たかせ」の高瀬シェフと話していて「最近の香港ですか(注目される)面白いとこというとMott32ですかねえ」なんて聞いたことだろうか。
 高瀬さんから名前が出るだけあって、Mott32厨房は総料理長李文星以下、文華の流れを汲む者が多いとか。
Mott32
 そんな訳で「期待大」なのだが、「期待一色」かと言うとそこはビミョーな店。
 友人知人の訪問評なんかも、ビミョーに「分かれる」。
 実はN師匠も名前を挙げておられたのだが価格の後に「!!!」が付いてた…というように、高価格らしいということもある。
 予約はネットから簡単に取れる。返信には「自慢の北京ダックは事前予約おながいします」とある。更に、名物料理はイベリコ叉焼だそう。
 ふ~ん…とサイトの餐牌を拝見すれば、松茸に和牛の山。地雷ゴロゴロの臭い。
 …いや、北京ダックやイベリコ豚や松茸や和牛ファンにはたいへん結構でしょうが、我が家的には「地雷探知班」を出動させにゃあアカンな(笑)…って感じ。
 まあそうでなくても、中国料理は客にとっては「注文勝負」であるw。
 勿論、「何でも試してみなくてはわからない」論もあるのだが、香港のそーゆー系のお試しは「ま、いっか」…が前回の香港の印象かなあ。

 場所もすごいとこにある。
 中環の渣打銀行Standard Charteredのビルの地下深くに怪しく構えている。
 ところでこの場所、中國銀行と滙豊銀行が並んでるのは意識にあったが、渣打銀行も滙豊銀行のすぐ隣なのね。3行揃い踏みなのか。
 やっぱ渣打銀行は地味w?…と思いながら足を踏み入れると、まあ立派な作り…そりゃそか。スタンダード銀行の親玉とチャータード銀行の親玉…かな、2体の巨大銅像に威圧される(笑)。
 その横手に「派手なネーチャン」…という形容がピッタリ(^^;)のMott32レセプションが居並ぶ。名前を告げると地下に向かうエスカレーターにエスコートされる。エスカレータを下がった後、更に階段を下りる。
 薄暗くよく見えないが、煌びやかなサルに到着。(う~む、地雷レーダーがピコンピコンいう感じw)
 さんざめいている。ガーチャイだらけの店よりは、かなり静かだがw。
Mott32
 凄い勢いで飲料を聞きにくる…のは凄いフツーだが、いきなりソムリエで「ワイン飲むか? 泡か白か赤か、俺に勧めさせろ」って話をしてる(^^;)。
 一応聞いたら、わりと穏やか目なことを言うので、かえって割安か…と頭からNZのピノ。…をやりながら、注文会議(笑)。原則は、好きなもの・食いたいものを頼む…と王道で。

辣子田雞腿
 香港来て田雞は食いたいネ&前菜候補のバランスでコレ。
 四川仕立てだが、ごくサッパリと揚げ蛙を活かす。
 この腿、良かったなあ。大ぶりな蛙で、キュイキュイっとした食感~香りを満喫。
 酒が進む。
Mott32
鯊魚骨湯竹笙菜膽燉花膠
 乾貨は最も好きな花膠をドンと行くことに。1人290HKD…とギリ許せる(maxだけど)こともあり(^^;)。
 湯の中に3点:花膠はギョギョっと分厚くフルフル。竹笙は堂々として肌理細かい食感の上モノ。菜膽は「いちばんトクしてんのはボクだよん」という顔付きで身をくねらす。素晴らしきトライアングル。
 湯は鯊魚骨ダシだそう、燉で白濁スープである。
 これは陶酔的…というか、陶酔ですな、ワシら♪ いやはやウンマイ。意識が遠のいてボーっとしてくる。香港さ来てヨカタだな~、って(^^;)
 ここで見事な頂点が出来たので、後の試合がラクだw。

黑虎掌菌鮮茴香炒龍躉球
 黑虎掌菌(シシタケ)・茴香・龍躉(石班)のアンサンブルが面白そう、と選んだ。
 スマッシュヒット♪
 黑虎掌菌が香る!質の高さ、トリュフとトロンペットを掛け合わせたみたいだ(笑)。
 その特徴的な香りに絡む、茴香のこちらもハイトーンな香り。主賓の龍躉も目を細めそうな、華やかな群舞なり。
Mott32
馬拉盞蝦乾黑豚肉碎芥蘭煲
 芥蘭・干しエビの土鍋焼w…なんだけど、長い品名だなw。「馬拉盞」が蝦醤…の、トラシとかカピのタイプを指す。
 龍躉球を食べてる背後でジューっ!…と盛大な音がするので、「誰か鉄板ステーキでも頼んだか」と笑ってたら、ウチの芥蘭だったw。焦げ付かないように掻き混ぜながら土鍋が置かれる。ワギュウより芥蘭ステーキの方が素敵だわさ♪
 芥蘭はコリコリとした固めの食感を楽しむ仕立てで楽しい。前のガルーパ炒め・後ろの鮑ゴハンにオーバーラップするタイミングで供されるが、いい合いの手として機能する野菜料理。
Mott32
Mott32 鮑魚鴨汁荷葉飯
 こちらは「シグネチャーディッシュ」の一つだそう。内容的にも本日〆にバランス良さそうで、起用。
 馬っ鹿デカイ荷葉にクルリンと包まれているのをメートレスが開封。鴨汁ゴハンの上に2つ置かれたホールの鮑魚が怪しい目玉のようだ。
 開くとフツー、葉っぱがビローンと八方に広がりますな、ソレを彼女はスプーンで綺麗に外周に畳んでいきます。…えーと、ミシェルブラスのテーブルクロスみたいな感じ?(笑) ご丁寧なこっちゃ♪
 これは、フツーに、美味しい。

楊枝金露豆腐花/黒芝麻燉蛋白
 甜品はこんなとこで。前者は楊枝甘露のバリエーションって具合で、豆腐花が入っている。
 両者とても美味しい。こん時は「ビックリ」するくらいだね!…って言ってたのだが、今年回った他の洒落た店も、デザートは現代的な意味で上々だった。香港ガストロのデザート全体が向上してんのかな?

 いやあ良かった良かった、会心の一局じゃん♪
 Mott32についてまず言えることは、厨房のレベルは高いと思う。そして材料も納得できる張り込み方をしてると思う。
 いい皿が、期待できる。
 かくなる上は、菜單の向こう側の敵wの文脈を/狙いを読み込んだ上で、客であるコチラ側の身体に/好みにフィットする陣形が組める注文を模索すれば、期待値の高い勝負に持ち込める店ではあ~りませんか。
 …と、そんな感想です。
 まあ、料理は素晴らしいが、「惚れこむ」タイプの店…では無さそうだけど(^^;)。
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  叁去壹點心粉麵飯  Saam Hui Yaat
  
西環薄扶林道11號 2547 3917
5:30~14:30

・ 庶民派點心粉麵飯の雄
  → 2017香港旅行記はこちら

参去壱 2017年 9月 ☆

 *鮮蝦腸粉
 *雞球大包
 *鹹魚肉餅飯
 *油菜(芥蘭)
 *馬拉糕

参去壱
[AQ!]
 2日目朝~、晴れ~♪
 早目の昼をいただきに西營盤へ。これもN師匠に教わった、ごく庶民的な點心(粉麵飯)屋さんを目指す。
 西營盤站…昨晩来たばっかや~(^^;)。…というか、今日の目的店「参去壹」が昨晩訪れた「源記」のすぐ近くなのは実は確認済みではあり、ホントはこの2軒をまとめて訪れようと思っていたのだが、昨晩どうしても「源記」に行きたくなっちゃったのよね(^^;)。
 まあ、場所の見当がついててよい。出口も同じB1、そこから「源記」と逆方向だが「参去壹」も駅からすぐ。
参去壱
 ごくローカル、3,40年前…くらいの感じ、の佇まいそのままの、點心に粉・麺・飯なんかの食堂。
 3,40年前ローコー…なんて言うと、店のヒトの方も恐そうだなあ…なんて連想が働くが、コチラは親日で優しいそうだ。
 …という辺りまで予習済みでフラフラと近寄って行くと、「おいチミら、其処さ座っとけ♪」とお客さんまで優しかった(笑)。
 以前は「誰が知っとるねん」な店なるも知名度急上昇中と聞いた。…で訪港直前に本屋で「歩き方」を立ち読みしてたら、「イチオシ店」みたいな扱いになってましたわ~。

 洗杯セットで、皿・茶碗・箸など洗浄する。自分で洗うの久しぶりやわ…と下手糞に湯中で碗を回してたら箸はオジサンがアハハと洗ってくれた(^^;)。
 品書は壁にダーっと書いてあるが、手元にもくれる。
 注文:オーソドックスな点心から~蝦米腸粉は無いとのことで鮮蝦腸粉。名物だという鶏饅頭「(雞球)大包」。師匠が「盅頭飯オススメ」ということもあり、鹹魚肉餅飯(ボクらも大好物)。ま、油菜は取るわな。で、これも名物のマーライコーはテイクアウトで。
参去壱
 注文するやいなや、物凄い勢いで皿が到着する(^^;)。よくスタジオの出前なんかで「電話切る前に蕎麦茹でてるよな」などと言う店があるwが、まあほんま速い。

 実にまっとうに正面切ってうんまい♪ 嘘のない味。
 大包は、で~っかい饅頭なんだけど、何のせいだか軽く食いやすい。
 鹹魚がインタクトでゴロちゃら入ってる肉餅飯がやっぱ、たまらなくイイ。地球に馴染む味。
参去壱
 近隣の「メシ屋」なんで、山のように盛った炒飯や焼そばをパクついてる若者・オッサンも多々いる。かなりな量なんだけど「大盛」とか「2人前」の注文なんかなあ。
 俺らの頼んだのは量的には冷静で、次回はもう1,2品増やしてもいいかな。TPOによるが。
香港
 馬拉糕はテイクアウトしたものの、ぶら下げて歩いてると気になってしょうがない(笑)。
 なんじゃかんじゃ言って結局、コンビニで冷たいお茶を買って駅近くの公園のベンチで食ってしまった。
 フンワリ、そして人懐こい甘さと艶が嬉しい。ま、店で食っても良かったようなもんだが、これも気分が変わっていっか♪

 駅の地下通路に降りる。
 壁に「昔のこの辺の白黒写真」が延々と貼られている。その中に「叁去壹」も写っている。昔から営業は「早朝~昼過ぎ」だったんだなw。
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  蛇王二 Se Wong Yee
  
銅鑼灣波斯富街24號 2831 0163
11:30~24:00

・ 庶民派蛇羹の雄

2010年 2月

 *菊花會五蛇羮

[AQ!]
 上環の蛇王林が、中国正月を控えてお休みだったので、こちらへ回る。
 名物の蛇羹に、燒臘飯の店のメニューが揃う。銅鑼灣の駅近くの便利な場所で、詰めかける人々でごったがえす。
 蛇羹は、小碗のスープだけの注文でもまったくかまわないので、オヤツや夜食にもどうぞ。
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  新同楽魚翅酒家(銅鑼湾)
  
香港銅鑼湾新寧道1-5號新寧大廈地下


・ フカヒレで有名な新同楽の店 (1995.8)
 2001年に新同楽は倒産しました。その時か、ちょっと前か、に、閉店していたと思います。新同楽は、レストラン経営としては福臨門のライバルと目された名門で、フカヒレの扱いに関しては、卸し的な業務もしていたように思うのですが、何を失敗したんですかねえ。その後、屋号としての「新同楽」を掲げる店舗は復興した、という噂も聞きましたが。
 ↓下記の日記でも、客の入りの悪さは心配していましたが、「涼瓜と鵝掌の土鍋」はホントに素晴らしい出来で、今でも忘れられません。

1995年 8月 ☆☆

 *白灼蝦
 *菜胆清湯鮑翅
 *冬瓜と蟹肉の煮もの
 *串焼風鰻片
 *涼瓜と鵝掌の土鍋煮込
 *雪蛤のココナツ汁
 *かき玉子とクワイの甘汁


[AQ!]
 利園酒店の前の道、老舗の新店。閑散とした店内は、先行きには不安を感じるものの、堂々とした料理を堪能~。

[へべ]
 フカヒレの老舗の、新しくできた支店という方に行ってみました。きれいで豪華で閑散とした店内に、白手袋の慇懃な店員のサービス。
 メニューはひととおり眺めたのですが、2人用のフカヒレセットメニューがバランスもよくバラエティに富んでいたのでこれにしました。最後の焼乳鴿だけは翌日の予定とぶつかりそうなので、苦瓜と水かきに変えてもらった次第です。
 白灼蝦は香港のエビうましっっ 手づかみではぐはぐと食べるにつけ香港気分気分。
 魚翅はふたものの白い器に、小ぶりながらも姿のフカヒレがたっぷりと。澄んだスープが濃くてさっぱりして、旨い清いフカヒレの食感しあわせ。「醋は入れずに食え」、との主張、至極もっとも。モヤシがいい。なんとフカヒレバッヂ付きっっ
 冬瓜と蟹肉はすきとおる冬瓜にたっぷりと立派な蟹肉ふんわり。淡いやさしい。
 串焼鰻はナイフ、フォーク、タレ付き。鱧みたいにチリチリ切れ込み入れた鰻が香ばしくて、黒豆ソース合います。強い味。
 涼瓜と鵝掌は水かきのこってりねっとりプルプルを苦瓜で爽やかに引き締めた相性のよさに脱帽。ああおいしい一皿。
 雪蛤は大粒のふるふるの蛙の脂肪がどっっっさり。さりげないココナツシロップ。なめらかでおいしい、ほんとに香港の食事はテクスチャ欲を満たしてくれます。
 玉子甘汁は見た目はかき玉汁、具はクワイ、んでもって、甘いっ(^^;)と、いうものが何の不思議でもなく出てきてこっちも食べると納得するとこが香港的だなぁ、と。クワイのしょりしょりがいいですよねぇ。

[AQ!]
 着いたときに「ありゃぁ~???」と思ったんですが、此処は昔、「麒麟新閣」のあった所です。居抜き、って感じ。
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  酔湖海鮮酒家
  
香港灣軒尼詩道25號2樓 
12:00~14:30/18:00~22:30

・ 惜しまれながら、閉店
 2004年くらいだったでしょうか、閉店。古い香港も、段々に失われていきます。

 
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  雪園飯店 Snow Garden
  
香港北角電器道233號舗面 
11:00~15:00/18:00~24:00

・ 閉店?
 この北角の雪園本店は閉店した、との噂。支店系はまだやっているそうです。 (2009)

1991年 ☆☆

 *紅焼元蹄
 *砂鍋魚頭
など

[AQ!]
 シティガーデンホテルの目の前。
 ムチャクチャに旨いし、庶民的でまぁ、安い。しかし、頼むものみんな「洗面器」にはいって出てきます。こころして食うべし(^^;)。zomちゃんとワシがいて、敗北した唯一の店(^^;)。
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  創發潮州飯店
  
九龍城城南道60-62号地下 2-383-3114 HongKong
11:00-00:00

・ 「庶民的」という言葉すら浮くような、日常の潮州料理 (1997.9)
 2007年に食中毒を2回起こし、その後少し元気がなくなってしまった、との噂。残念ですねえ。

SH1 1997年 9月 ☆

 *シャコの塩炒め
 *鶏と高菜
 *揚げ豆腐
 *蓮根入りモツスープ
 *ぐじ
 *通菜の炒め
 *えぐい菜っ葉の土鍋煮込み
 *巾着
 *揚げ水晶餅


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  大上海飯店 Great Shanghai
  
香港尖沙咀寶勒巷26-36號
11:00~23:00

・ 風の噂に、閉店と聞きましたが…。(2003)
1989年10月 ☆

[AQ!]
 八時から大上海飯店。ねらいは上海蟹!予約の五分前に行ったら席があいてない。予約の人がきたあとで席を探し始める。
 上海蟹は一匹100ドル強。
 僕は、身も味噌も大好き。上海蟹の旨さの一面は、やはり、あの淡水蟹だから?なのかな、清純さと泥臭さの同居にありますねー。
 フィンガーボールはお茶っ葉の入った洗面器。
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  廚魔 BO Innovation
  
灣仔莊士敦道60號 J Senses 2樓 2850 8371
12:00~14:00/19:00~24:00 日休

・ 香港の現代的中國菜を代表する店
 ロンドン生まれトロント育ち、腕に「廚魔」と彫り込んだAlvinシェフが、el BulliだFat Duckだ…をブリブリに意識しながら、時にチャイニーズ分子料理…まで織り交ぜて、今っぽい(21世紀第1ディケイドっぽい)料理に挑戦してます。
 まあ、頑張れ(笑)。 (2010)

 2012年、ロンドンに支店「Bo London」を出店。→ 2014年、閉店。

 「米芝蓮指南 2014 香港/澳門」(ミシュランガイド)で3つ星獲得!

2010年 2月 ☆

 *"lap mei fan"
 *black truffle "cheung fun"
 *cauliflower risotto, black truffle, duck juice
 *deep fried scallop balls, kaffir lime sauce
 *chicken, pesto bamboo shoot spring roll
 *oyster, spring onion lime, ginger snow
 *24 hrs. cooked pork lasagna in chinese vinegar, egg
 *ballottine of chicken "beggar style", lotus flavor
 *tempura john dory, "yun nam" ham sauce, winter melon,morel, honey braised lotus seed
 *トビコ炒飯
 *チョコタルトと層餅

[↓コメント工事中]

[AQ!]
 Choice of 2 Dim Sum (or) Classic "bo" dishes 及び Choice of Main Course からなる、プリフィックスランチ。
 3人だから、2*3+3で9皿選べる。これは全て3人で分けて食べるように供してもらえる(半端な数などは適宜出し入れしてくれる)。

 意外に良い皿多し(笑)。
 ボクらの勘だと、品書からアタリハズレが結構読めるので、全部決まってるコースより選べるプリフィックスで行ったのが、多分正解だった。
 昼・夜で言うと、昼にしたのも正解っぽい気がする。大菜は弱いくさい。
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  天寶閣
  
香港彌敦道喜來登酒店 2369-1111
11:30~15:00/18:00~23:30

・ シェラトンホテルのレストラン

 
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  桃花源 Tim's Kitchen
  
上環文咸東街84-90號 2543 5919
12:00~15:00/18:30~22:30 日休

・ 上環の小さな広東料理店
 わずか30席の小店(ときに私房菜の店として紹介されていることもあるくらい)で、極めて丁寧で実直な料理。また、冬期の蛇羹は、「香港一」と評する人が多い。
 酒が無い! なんと、免許が無いのか(?)、酒類の準備がありません。我々はお茶でいただいてしまいましたが(これも楽しいのは中華の良いトコロ)、酒類の持込はOKのようなので、予約時に確認するとよいと思います。ボクらも日にちと時間によっては、酒を買いに走った…と思うのだけど(^^;)、到着日でバタバタしてて、、、
 ミシュランガイド香港2010で2つ星獲得(酒を置いてない2つ星って史上初?(^^;))。
 ちなみに、マカオのリスボアホテルに「桃花源小厨」という店があり、タイプはまったく違うのだが、資本は関係あるらしい。そちらは、2009の2つ星から1つ星へと格下げ…とこれまた、ややこしい(^^;)。 (2010)

 openrice.comによると、「上環蘇杭街93號地下」から上記へ移転(近所ではある)したようだ。 (2010)

2010年 2月 ☆☆

 *玻璃蝦球
 *太史五蛇羹
 *花膠掴鵞掌
 *脆皮鶏
 *菜芯
 *生炒牛肉飯

[↓コメント工事中]
[AQ!]
サムソン君さんきゅー
クリスタルプローン 火腿 蝦醤
一瞬揚げているのか、ごくごく表層がサクっとしていて中は天麩羅の内部のよう。上手。相性も素晴らしい。下ちゃんの帆立みたい。
蛇羹 菊花 青蜜柑皮 香草 揚げワンタン
上湯が素晴らしい。蛇は丁寧に裂く。薬味に驚嘆。
浮袋 鵞掌 中国レタス
上品極まりない ピュアではっきりした味 満喫
脆皮鶏
はむ水もよろし 皮のクリスピー感 ぼんじりなど丁寧 もちろんシットリ感満載
菜芯
生炒牛肉飯
しー油炒飯的 米の感触と味よろし おかーさん炒飯の色でいて上品 ドギーバッグまた忘れ
丁寧上品ピュア
二周目は近所の忘年会二発 (笑)
[↑コメント工事中]
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  唐 閣 T'ang Court
  
香港九龍北京道8號香港朗廷酒店 +852 2132 7898 www.langhamhotels.com
12:00~15:00/18:00~23:00

・ ルネッサンスホテルのレストラン
 私の行った頃は、華美達麗新酒店。今は、香港朗廷酒店。 (2010)

1989年10月 ☆☆

 *酔翁生中蝦
 など


[AQ!]
 ヒジョーにキレがよく、奇麗で美味しい。
 酔っ払い海老は、海老を漬けた酒に火を点けるという麒麟とは違う手法で、殻が少し焦げるのが面白かった。
 最近ものの本で見たところでは、現在唐閣で調理に当たっているのは葉華氏で、彼の経歴は、(確か福臨門出身)->麗晶軒->農軒九龍店->唐閣 だそうな。ナァルホド。

[注]
 ↑ おぼろげな記憶では、すぐ後、この料理長がアイランドシャングリラopenに引き抜かれ、「夏宮」を率いるに至る …ではなかったかな。

1990年10月 ☆

 *点心:海老ギョウザ、牛肉団子、チマキ、イカのカレー煮、魚肉団子、海鮮のタロイモ巻き揚げ、青野菜炒めなど
 *幻影照竜宮
 *鳩とホラ貝のスープ
 *ハムの鶏巻揚げ


[AQ!]
 鳩とホラ貝のスープはよかった!背中がゾクゾクしましたばい。
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  糖 朝
  
香港九龍廣東道100号 2199-7799


・ 香港を代表する甜品 粥や麺など小食も充実
 2002年秋、日本に進出と聞きました。
 糖朝: 港区北青山3-5-14 11:00~22:00 無休 2002年9月中旬開店予定
 高島屋グループのバックアップのようで、表参道駅近くと便利。開いたら行ってみたい一軒。 (2002.8)

 
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  東寶小館 Tung Po
  
北角渣華道99號渣華道市政大廈2樓 2880 5224
17:30-00:30

・ 北角の「市場の建物」の中の「食堂フロア」にある人気店 (99.10)

1999年10月 ☆

 *例湯:北京菜、甘く豆の香り
 *風沙鶏
 *海老のニンニクチップがけ
 *涼瓜のトウチ炒め


[AQ!]
 6時頃、着。ガラガラだが予約のカードの刺さった卓が目立つ。7時頃から混み始め、最後にはウチも、待ち客に背後に並ばれた

[へべ]
 Java街の活気溢れる街市の3F。とりあえず2Fの野菜フロアを冷やかす。菜っ葉が旨そう。冬瓜、涼瓜など瓜類も色々。ザルに「北京菜」をぐるりと積み並べ、霧を吹いてディスプレイに余念のない店主もいれば、しおたれるがままに放置する店もあり。さて、3Fの食堂街へ。伝え聞く沖縄の市場みたいなつくりだと思う(うん、そうそう:AQ!)。道沿いに長くのびたフロアをいくつかの店で分かち合っているのだが見渡す限りでは東寶小館の一人勝ちである。香港人はおそろしい
 まずお茶が来て「これで器を洗うのだ」という。周囲の卓をみていると、かなり念入りに洗っていたりする。衛生概念というのも面白い。黒板にある”墨汁ふんちゃら”(イカスミもの…赤ペンで書かれたメニューの「墨汁」だけ黒だった)も気になったが、量の多寡に諸説ある(しかもzomちゃんが「少ない」と言う)ので、慎重に注文。
 風沙鶏はめちゃめちゃ旨かった。海老も節操なくおいしい。
 例湯はうっすらとナチュラルな甘みの勝った味で不思議な美味。
 結論としてはやはり、zomちゃんの量に関するコメントは大幅に修正して聞いておく必要がありそう。5-6人で来て、もっとあれもこれも食べてみたいなー。また行きましょう。
 なお、この日の注文バランスは完璧。涼瓜が季節なのか下の市場でもいっぱい見たので頼んだらおいしかった。いいものです。

[AQ!]
 例湯の甘みは、小豆とか豆の甘さかねぇ? そのものの姿はまったく無かったけど。
 下の市場で「旬の物」が何か、実況検分してから乗り込むのって、いいね。

[へべ]
 そうそう、東寶小館の例湯の甘味はなんか、豆みたいな雰囲気でした。そんなふうな香りもしてて。
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  農 軒
  
香港尖沙咀海港城

・ 閉店?
 いつ頃か、閉店したと思います。1990年代前半かな。
 この店は、最初が中環だったかなあ。その後、増殖して、海港城にも。こちらの方がよく覚えてる。厨師の葉華氏は福臨門から麗晶軒を経て独立、ということで話題となったような。農恒居という姉妹店もあったかな。

1989年 ☆☆

[AQ!]
 メニューは読みづらい。
 最初の方が広東語、後ろの方に英語のコーナーがあるんだけど、まー、基本的に広東語の方を見るのでよいのだけど、素材別の区切りがなくて、結局、店の人のサジェスチョンを聞いて、その顔色を読みつつ注文することになりました。
 香港で見たメニューで素材別の区切りがなかったのは私の行った範囲ではここだけですねー。
 ヌーヴェル・キュイジーヌ・カントニーズ(と「るるぶ」が呼んだ!)系の店って、あまり日本人だからといってふざけたこといわないので、お勧めもなかなかだと思い出しています。
 前菜がまず抜群にうまい。
 クールで上品な料理。
 マンゴープディングはトップクラス。
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  農 圃 Farm House
  
銅鑼灣新寧道8號民安廣場一期1樓 2881 1331
11:30~15:00/18:00~24:00

・  

1999年10月 ☆☆

 *古法糯米鶏
 *是但
 *クコとエノキとモヤシ炒めのこがしクルミがけ
 *アワビと豚の土鍋煮込み
 *燕の巣(自称)入りタンタ
 *パパイアくり抜きアーモンドスープ


FH1 [AQ!]
 笑顔と親しみの良いサービス。お腹のところに指で小さい丸い輪ッカを作ってニコニコしているから何かと思ったら、「日本人はみんなこういう小さい胃袋かと思っていたが、オマエラは何でそんなにバクバク大量に食うのだ?と笑われていたのであった。
 エノキとモヤシを見分けつかなく切り揃え、クコと炒めて、カリカリのクルミを砕いてかけた一品が、小さな工夫ながら驚きの旨さ。料理の完成へのクコとクルミの荷担ぶりが凄い。
 ちまき鶏は、手羽にモチ米が詰められていて、ナイフ・フォークの用意(香港人にも出るよ)がラクちん。味をパンパンに吸ったモチ米が主役で滋味。
[へべ]
 サービス陣が全体に親しみやすくて気安い雰囲気。料理も旨い。エノキ炒めが鮮やかに旨かったな~。料理に使われてるクコが、あれだけ参加してる感じがするのって珍しい。古式ちまき鶏もさすがの名品。香港行くとそうはいっても自慢の鶏料理があるお店が多くてあちこちで「ここのコレは食べざるを得まい」とか言いつつ食べるけど、どれもそれぞれに魅力的。古法糯米鶏も、そんな悩ましい一品ですね。
[AQ!]
 古式ちまき鶏にはウスターソースがつけダレとして付いてくるけど、これは要らない。結構出てくるんだよなぁ、香港(^^;)。フカヒレの赤酢みたいなもんですな。
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  發記腸粉粥品
  
香港元朗建業街67號 24742201
7:00~24:00

・ 元朗の腸粉・粥の店
  → 2017香港旅行記はこちら

發記 2017年11月 ☆

 *蜜汁叉焼腸
 *皮旦痩肉粥

發記
[AQ!]
 同益街市裏から又新街へ出ると角に看板が見える。道幅のある交差点に「ピンク地赤文字」の看板なので、実にキチンと目立つ(笑)。
 店の前にパラっと10人ほどの人が見える。時刻はまさに正午にならんとす、「行列」ですな。まあお粥屋さんの列なら待ちも知れているだろう、と並ぶ。
 5分ほどで入店。相席。

 この組合せはフツーなのか珍しいのか知らんが、腸粉と粥の2つの専門店。それぞれ10数種類が用意されている。(それ以外に、炒飯や焼きそばなどチョコっとだけある。ジモティーは案外、そっちも食ってる)
 オーソドックスそうなとこを注文。品書上、腸粉は「腸」とだけ書かれている。
發記
 従業員はオバチャンが主体。
 見ていると、調理がとても丁寧だ。その見た目通り、お味もすこぶる美味。腸粉も粥もトップクラスのものだろう。
 すべてが、滑らかだ。Bグル界の繊細王…って感じ。
 こちらもまた来たいなあ。

 ほうほうせっ♪
 丁寧さを反映して、腸粉粥品のイメージよりは提供に時間がかかるので、お昼の行列は伸びつつあった。
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  百樂潮州酒棲 Pak Lok Chiu Chow
  
香港銅鑼灣23-25 hysan ave. 2576-8886
11:30~14:30/18:00~23:00
1977年開業
・
1987年 8月 ☆
[AQ!]
 典型的な街の潮州料理店。満足!

1988年 8月 ☆
[AQ!]
 手ごろでおいしい、といった感じのホドホドの潮州料理屋としてオススメです。一昨年から去年の間に改装したらしく、けっこうきれいになりました。ほとんど、リーガーデンホテルの「隣」といった感じなので、探すのは簡単。ホテル正面向かってすぐ左となりといった感じ。
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  福臨門魚翅海鮮酒家(九龍) Fook Lam Moon
  
香港尖沙咀金巴利道23號 2366-0286 www.fooklammoon-grp.com
11:30~14:30/18:00~23:00
1977年開業
・ 香港を代表する「福臨門」の九龍店
 モディロードからキンバリーロードに移ったのは、1990年代前半だったか。モディロード時代の方が、カオスの度合いは強くて面白かった気もする。上湯であるとか乾貨であるとかの足腰の強さは、ここならでは。

1988年 8月 ☆☆

[AQ!]
 おいしいはおいしいです。けど、ちと、ボヤッとした料理で(全体に)、あの値段の2/3だったら絶賛の店でしょう。

[AQ! @ 2002年]
 ↑わ、若々しい感想だ(^^;)(^^;)(^^;)。しかし、時にそういう印象は有り得る店で、単に「香港最高の店」と聞いて行ったりするとガッカリする可能性もあろうか。
 「ただ行って、ただ頼めば、何でも美味しい」…というのとは相当に離れている店なのは確かで、以後は色々と手練手管を弄すようにもなる訳だが…。

 ところで、写真は1991年のもの。たしかこのエントランスは、まだ麼地道に店があった時、ですよね? まあ懐かしい。
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  福臨門魚翅海鮮酒家(灣仔) Fook Lam Moon
  
香港灣仔荘士敦道35-45號 2866-0663 www.fooklammoon-grp.com
12:00~15:00/18:00~23:00
1972年開業
・ 香港を代表する「福臨門」の灣仔店 (99.10)
 本来はこちらが本店格、らしいです。

1999年10月 ☆☆

 *蟹黄魚翅
 *清蒸蘇眉
 *田鶏と雲南火腿の炒め
 *清炒菜心
 *炒飯


[AQ!]
 灣仔の駅から外へ出るとそこは火事だった。ビルの5Fくらいの一室から炎が見える。間もなく煙のみとなり、その頃には消防と救急の大軍も到着。「ああ消えた消えた、無事これで福臨門で食える」と心の中でつぶやいていたワシは何? 「駄目だったら何処に行き先をチェンジしよ~?」と頭の中の香港辞書を引いていたワシも…
 福臨門は日曜の夜のせいか、水カキと片脆鶏は売り切れという説明であった。代案は鴿というがそれは昨日食べた。次案は田鶏で、雲南火腿炒めを指さしているのが好感触、それにした。
 清蒸魚の勧めは「サイズも丁度良い蘇眉がある」とのこと、800HK$ちょっと、とかで、即決。天使のような幻のような清蒸で福臨門の力を思い知る。マイ・ベスト・清蒸魚か? 素晴しい蘇眉。
 田鶏は、サイズもでかいが、肉質がキメ細かくもプリプリしていて、さすがの田鶏、に上質のハムが添えられる。
 冷房が凶悪なところに、ドカドカと皿が到着、蘇眉と愛し合っているうちに他が冷める。どうもこうゆうところが、福臨門は難しい。
[へべ]
 寒い。なんという冷房の強さ。矢継早に運ばれてくる料理が冷めてしまうのはさすがにちょっと恨めしいところ。それはさておき、さすがの福臨門。二人世界にお誂え向きの手ごろな大きさの蘇眉を清蒸にしてもらうと、それはもう夢のような食べ心地でした。生涯に食べた清蒸(って、そんな何度も食べてないけど)のなかで一番美味しかった。魚料理の中でも、清蒸って別格のような気がします。なんというか、ケモノとしての魚を食べる、というか、魚のイデアを食べる、というか…。うまく言えないけど。
 田鶏も健康優良田鶏だったでしょアナタ、みたいな、立派な肉付きの腿が皿に山盛りになって登場。雲南火腿がまた上等で、ハムだけしがんでてもじわっと旨い。炒飯もおいしかったけど、次回はハムユイ炒飯も食べたいかなぁ。
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  富臨飯店 Forum
  
香港銅鑼湾駱克道485號 2869 8282
11:30~15:00/18:00~23:00 無休

・ 鮑で名を馳せた香港高級レストラン界の雄 (1995.8)

1989年10月 ☆☆☆

 *阿一鮑魚
 *鶏とマンゴの炒めもの
 *杏仁官燕
 など


[AQ!]
 とにかく、味だけでいえば、凄い凄い。一皿目の、「鶏とマンゴの炒めもの」というそれこそごく普通の(筈の)ものを、一口食べたとき、 目の前が真っ暗と言うか真っ白というか、になりました。はい。
 それから、燕の巣は、なんだ今までホントの燕の巣なんて知らなかったんだなー、と思い知らされました。
 しっかし、ちっちゃな茶碗一杯の燕の巣のデザートが200HK$だもんなー、ほんと、値段がグレートだぜ。
 ただし、サービスは、インチキです。福臨門をさらにイイカゲンにしたようなやつです。まー、それも面白がれる、という人でないとツラいかもしれないと思いました。

Fo1 1995年 8月 ☆☆☆

 *阿一鮑魚
 *白灼響螺片
 *茄子と魚頭の土鍋煮込
 *鶏と小玉葱の黒豆炒め
 *金華ハムの上湯湯麺
 *杏仁官燕
 *クルミの汁粉


[AQ!]
 至福の鮑で意識が遠くなる。財布は軽くなる。(^^;)
[へべ]
 香港の高級店ではクリストッフルのカテラリーを店員が放り投げる。基本。
 メートルのようなヲヂサンが、いちいち表に面したメイン水槽から手網で鮑やら蝦やらすくって来て、注文客にご披露確認の上厨房へ。おもしろいし、ヨソのも値踏みできてたのしい。
 阿一鮑魚は数多くの店内額縁等で宣伝の品ですが、でもいや、コレはすごいよ。とことん鮑なんですが、なぜ鮑がこうなるかというと、深遠な。んん~おいしかったよぉ。値段とにらめっこするとこんなもんだろ、というサイズで頼んだけど一口食べるともっと大きくてもよかったかと心中で葛藤がめばえたりします。あくまで柔らかく、味は全く抜けてない、的。
 白灼響螺はいわゆるホラ貝、です。これがまたヘンなものです。淡泊なようでいて噛みしめるうちに出てくる味は生きながらにして干物になったようで、濃ゆい濃ゆい。独特の貝らしい香りといい、他のものにはたとえようがありません。美味ですが、ん~あえていえばacquired taste 的な。
 茄子魚頭はこの土鍋煮込の旨い美味いっっ。濃ゆいだけではない、なんというか、深い味。ごはんを呼ぶんですねぇ、そこで心を読んだ様に勧めるんですねぇなんといっても、魚頭の旨みを吸いに吸った茄子の官能的美味。
 鶏小玉葱はこれとご飯、もう、なんか、安いような高いような後ろめたいような美味。玉葱の甘み、トウチの味、と、香港の鶏の旨さがぴったり。
 上湯湯麺はこれはもう当然さっぱり、しっかり、つるつる、じゅるじゅる、旨い旨い。
 杏仁官燕はああおいしい、気前の良い燕の巣のひょごひょごと漂う碗の中。素晴しい~。
 そろそろお茶がほしいかな、ってなことになって、注文したのですがウェイトレスがなかなかわかってくれず2、3回繰り返してると、向こうの卓の店関係者だか常連だかの3人から異口同音に「ぽ~れ~つぁ~っっ(だってば)」の声が飛びました(^^;)。どうもどうも。
Fo2 [AQ!]
 やはり福臨門と富臨は香港の両横綱。だと思うのだが、それぞれのファンはお互いのことをけなす傾向が大である。なんでかね? 誰かおせーて。

1997年 9月 ☆☆☆

 *阿一鮑魚
 *浮袋のスープ
 *絹笠茸とハトの玉子
 *ハトの古式塩蒸し焼き
 *ナマコと水かきの煮込み
 *野菜の土鍋煮込み
 *魚頭と茄子の煮込み
 *ハムユイ炒飯
 *ハム入り汁そば
 *アーモンド汁粉
 *くるみ汁粉


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  麥奀雲呑麺世家  Mak's Noodle
  
香港中環蘭桂坊威靈頓街77號地下 2854 3810
11:00~2:00

・ 雲呑麺が美味い!
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Mak 2017年 9月 ☆

 *世家雲呑麺
 *蠣油芥蘭菜

[AQ!]
 香港站着、昼過ぎ。
 旅程を考えると、ASAPに軽食でも取りなせぇや…って感じ。となれば、
「マックで雲呑麺っしょ♪」

[へべ]
 小腹がすいたし、まずはちょいと中環へ。
 うわー、ピカピカの都会のオシャレなビルに、ガーガーと大声でやり合う人々の会話が響いてる。エスカレーターがやたら速い。人がたくさんいる。恒生銀行がある。外はかなり蒸し暑く、エアコン室外機の水がびしゃびしゃ降ってくる。
 ああ、香港に来たんだなぁ…と、じんわり湧いてくる実感に浸る間もなく起伏リッチな中環の狭い歩道を突き進み、お目当ての店にたどり着く。
Mak
[AQ!]
 中環から山の方に歩いてけば良い…って概略はわかるのだが、国際金融中心の巨大さに多少迷ったりなどしつつ、目印の「中環至半山自動扶梯」に行き着く。
 へべ曰く、「江ノ島エスカー」(^^;)。…いや、コッチはタダだ。
 威霊頓街、「麥奀」の看板が見えた。よっしゃ♪

[へべ]
 思えばここへは約20年ぶりか。同じ場所で御繁盛のようで何より。
 決して大きくはない店だが、たぶんリノベーションした店内は明るく綺麗で、卓上正面のメニューは完璧な日英併記(広東語の小さな菜単は横っちょにある)。
 やはり食べたいのはコレ、と雲呑麺に芥蘭菜を。
Mak
 とかく思い出は美化されがちだけど、ここの麺はまさにドンピシャリのイメージ通り。
 クリアなスープにキリリと極細の縮れ麺、その下に奥床しくもゴロゴロと沈む、胡麻油の風味豊かなプリプリ海老入り雲呑(ヒラヒラ部は少なめ)。麺→スープ→雲呑→麺→スープ→芥蘭…と巡回していくと、無限ループが止まらない。芥蘭は極太の茎も柔らかく、これを実にこなれた薄め加減のオイスターソースでいくのが香港調。
 いやー、戻ってきたわー、と実感と満足感が押し寄せる。

[AQ!]
 店正面に「1920」とある。創業年かな?
 やはり、汁の綺麗さと全体バランスが素晴らしい。
 香港に来て良かった感がフルに…だが、この透明感は香港にそうそう無い…とも言える(笑)。
 芥蘭、太くても柔らかく上がり、うるさく無い牡蠣ソース。
 英語・日本語はデフォで書いてある。
 老舗で有名店で人気店…「だけど」(笑)、イイ店だわ♪

 帰り。すぐ隣、威霊頓街と自動扶梯の角にヨサゲなカフェがある。これはいいわい…と思ったのだが、いっぱいだったので諦め。
 後でググったら、The Cupping Roomの中環店であった。空席があったらバッチリだね~♪
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  麥兆記(祖傳)廣州雲呑  Mak Siu Kee Traditional Wonton Noodle
  
天后電氣道74號B地下 2989 1638


・ 雲呑麺が美味い!
 「佐敦のMakの雲呑」「中環のMakの雲呑」の次に有名(?)な、「天后のMakの雲呑」

2010年 2月 ☆

 *祖傳鮮蝦雲呑麺
 *柱侯牛月南労麺
 *芥蘭

[AQ!]
 ここは香港で「3番目」に有名な「Makの雲呑」。ウチらの天后のホテルから、徒歩5分。
 労麺は湯(ちょい漢方薬風味)が付く。
 店の表側で調理してるのが父で、奥の客席で雲呑を丸め包んでるのが息子…みたいな構成かな?と思える顔立ち。わりとまろやかな表情(繁盛してるし)。
「チョイサム」
「無いよ、芥蘭だよ今日は」
「ホウアー」
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  滿福樓 Dynasty Restaurant
  
香港灣仔港灣道1號萬麗海景酒店3樓 2584-6971
 

・ とてもバランスのとれた「今、オススメ」の一軒 (1999.10)
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Dyn1 1999年10月 ☆☆

 *タロ芋の大根餅仕立て
 *スペアリブのトウチ蒸し
 *蟹と貝柱とくずし冬瓜の湯
 *乳鴿の土鍋煮込み
 *拌水芹香(みたいなの)
 *楊枝甘露


[AQ!]
 サービスのグレイドは香港No.1。お茶の注ぎ足し回数は世界No.1。…か!(^^;) そういえば、お茶のワゴンの用意があり、食前茶を飲んでいる卓もあったので、次はとりあえず鉄観音とでも言ってみよう。
 乳鴿は英語ではstewedであったが、[火屈]という調理法で、ローストした鴿を土鍋で短時間煮込んでいる。しっとりとした肉に香りが丸く封じ込められていて、大好き。逸品。
 湯は冬瓜を粗くおろしたような感じで、冬瓜の香りの乗りが良く、うまい工夫。
 話題の「楊枝甘露」は、柑橘(ピンクのも)の味・触感ともに面白く、サゴとマンゴに相性を見せ、とても美味。夏宮でも同名のものを食べたが、全然、格が違う。さすがに本家、「満福樓で食べろ」という訳ですね。

Dyn2 [へべ]
 いい店ですね。知人にどこかすすめる時の候補としてもすばらしい。場所がわかりやすく、エントランスから店内までピシッと決まってて、サービスも申し分ない。おいしい店でも、あまり知らない人にすすめるのはためらうとこも多いですからね。
 冬瓜の湯は、形そのまま使ってあるよりも、より「冬瓜感」がよく出ているような気すらする出来。粗いピュレ状の、食感もたのしめました。
 ハト(乳鴿)は、この調理法のを食べたのは多分、はじめて。とてもおいしい。肉のしっとり感、味や香りの含み方がたまりません。
 そしてなんといっても、楊枝甘露! ここが本家という意味は後日よーくわかりましたが、この日が楊枝甘露初体験の当家としてはひたすら旨い旨いすばらしい、といただきました。ほぐしたカンキツのちょっとパラッとした食感とタピオカの感じが絶妙。ココナツミルクにマンゴとカンキツ、というフルーツの味相性もみごと。この「ありそうでなかった」工夫がすばらしいですね。

[AQ!]
 他人への推薦トップ候補だし、ウチでも次回も行きそうね。禁煙席に関してはザッと見たところ、「ハズレ」の席が無さそうに見えたのも、香港では、ありそうで珍しいかしら。喫煙席は奥の方だからよくわからないけど。
 一番の問題は、凡庸な屋号やね(^_^;)。同名の店もあるみたいだし、似たの、多いよね。

[へべ]
 屋号は、ひどい(^^;)。英語名(Dynasty)もカンケー薄いし。

Dynasty 2017年 9月 ☆☆

 *鮮蝦腸粉
 *灌湯餃
 *鮑汁遼参肉丸扣鹅掌
  Goose web stewed with Liao sea cucumber and minced pork
 *梅菜蒸茄子
 *楊枝甘露

Dynasty
[AQ!]
 久々の香港、3日目。
 楊枝甘露を食うぢゃ!…と決めていた。香港行ったら、食べよ~ね、と。
 楊枝甘露は90年代香港デザート…ってことでいいのかな、、、と書きながら禁断のググリをしてしまうと、香港利苑酒家の発明らしく、1984年が最初という説があるようだ。
 ま、90年代香港では流行のデザートで、21世紀に入ってからは日本でもそこら中で食べられるようになった。…「楊枝甘露」というものが食べられるんだけど、なんか、違うんだよなあ。
 割りと間違いのない組合せなんで、バリエーションでもフォロワーでも美味しいことは美味しい。そこに文句はないんだけど、「あの、アレ」じゃあ無いんだよなあ。
 まあ、そうするとね、「あの、アレ」が食べたくなる…んだよなー。
 …で、ボクら的に「あの、アレ」の、ど真ん中と言うと、「滿福樓」ということになる。
Dynasty
 朝、目覚めると、頭上から低周波が降ってくる。
 飲み屋の騒ぎとは異質だよなあ…じゃあなくて、カーテンを開けると真っ暗、上空では雷の宴の真っ最中であった。かなりの雨も降り始めている。
 えー、、、このホテル、駅は遠いねんよ(^^;)。
 ドガチャカに降ってきたら、ちょっと考えちゃうよなあ。予約してる訳でもないし。
 で、このホテル、福臨門・新同楽なら歩いて2,3分なのである。
 もう今日はソッチでいっか…と営業時間など調べ、朝のお支度など済まし、お出かけの態勢を整えて眼下の道を見てみると、歩いている人々が傘を仕舞い始めているではないか。
 やっぱ、雲の展開が速いなあ。「もとい」で、滿福樓に向かうことにする。
Dynasty
 滿福樓は灣仔の湾岸、香港会議展覧中心のルネッサンスホテル内にある。
 MTR灣仔は割りと海から離れているので、尖沙咀から灣仔の湾岸へは、MTRで行く他にフェリーで行く手も考えられる。ボクらも天星小輪の碼頭に向かう。
 カメラ小僧が雲待ちをしたようなイイ感じのどんよりした光の中、フェリーは灣仔を目指す。
 相変わらずの海から眺める香港…いや中国銀行やHSBCってあんな小さかったっけ…いずれにしても香港中に更にこんなに巨大ビルがみっしりとおっ建ったんやねえ…
 しょーじき言うと、眺めの美学だけ言うと、みっしり建ち過ぎな気がする。サクラダファミリアなんかも同じだけど20世紀中の方が風情があったかなあ…今は「コンプかけ過ぎのマスタリング」みたいな見え方だよなあ…
 …まあ俺にとっての見た目のために建ててるんちゃうしなあ…とボヤく間もなく灣仔に着く。
Dynasty
 此処がまた、開発の大工事中。何と言ったらよいか、香港会議展覧中心の海沿い両ウイング全てが工事だ。
 おかげで多少迷いながらも、萬麗海景酒店へ行き着く。

 3階に上がり、滿福樓。
 12時開店名乗りのところに11時55分着くらいか。まだフロア態勢は整いきらないが、「よろしおますか」…と案内を乞う。…はいこちらへ。店内、もうとっくに始まっている親子連れなどもおる(笑)。

 楊枝甘露は決まっとるのだが、後はどうしよう。条件は、軽めのお昼…という感じ。ま、でも「ちゃんと食った」感のある目玉も据えて。
 すると大体、點心2品・大菜・野菜モノ・楊枝甘露…ってとこかな。
 メインは、短い香港滞在ゆえ「食わずには帰れない順w」にバシバシ行くとす、するとまず浮ぶのは水カキかなあ。それからナマコ。…と言ってると一発で済むありがたい奴がいる。鮑汁遼参肉丸扣鹅掌…よっしゃ♪
 點心では、灌湯餃がスープ兼用でイイよな。
Dynasty
 そのスープ餃子から登場。申し分なし。
 腸粉は醤油別添で。XO醤・赤酢でもいいですよ、と。高級店らしい整った滑らかさ。

鮑汁遼参肉丸扣鹅掌
 そして土鍋が届く、自慢げにグルリと中を見せるようにして卓上に着地。見事に茶色がのたくっているw。
 水カキ・ナマコに、ミートボール。
 鹅掌の巨大さにウルっときながらむしゃぶりつく。うおん♪ 味と香りと食感の世界へようこそ。具合は上々。そして遼参。鹅掌とはまた別のプルン。中国料理の、この「似て非」な「差異の戯れ」って何なんでしょw。
 うまい。堂々の貫禄、凄い満足感。まあ、好きな料理だ。涼瓜鹅掌も好きだから迷うのだが(笑)。
 グラスの赤ワインが進む進む。こちら、赤は4種ほどからのセレクトだが、Bodegas Matsuが選べる♪
Dynasty
梅菜蒸茄子
 「20分鐘かかるからね」と注記のある品。蒸し時間か?
 鹅掌に続いて登場するが、こちらも見事に茶色い(笑)。卓上、茶色の天堂♪
 梅菜の塩抜きが決まっていて、見た目よりずっとスッキリし、ハンナリした甘さに茄子が香る。
 茄子が、鹅掌・遼参に「また似た奴が来たぞ」という食感(笑)。偶々だが。

楊枝甘露
 1人1碗ずつ、取ったw。
 味がイイ、美味しい。ポメロの粒立ち感!…タピオカの食感もバッチリ。マンゴ・ココナツの香り。
 ま、コレよ!…と舞い踊る。
 …だけど、うーん、記憶にあるのよりポメロが少な目な気がするんだがなあ。もうちょっと入っててもいいような気も…。“ポメロばらし奴隷”が減ってしまったか?(笑) …まあ、満足度メーターにとっては些細なことですが。

 以前に「お茶つぎ回数世界一」…と馬鹿なことを書いてたけど、健在なり(笑)。卓上にお茶ウォーマーがあるんだけど、そこから凄い回数、注いでくれる。
 そんだけテーブルウォッチしてるってことだが(「客の茶杯を絶やすな」…って朝礼が伝統なんだろうか?(笑))、やっぱここのサービスは何となく好感度高い。
 料理も、変な話「香港トップの…」ってな具合ではないんだろうけど、妙に好感触なんだよなあ。
 かなりイイ店なんじゃなかろか。
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  鏞記酒家 Yung Kee Restaurant
  
32-40 Wellington St., Central 2522 1624
11:30~22:15

・  
 ここの燒鵝と皮蛋だけは、「食わずして香港を語るなかれ」…と言われても仕方がないかもしれません(笑)。かなり庶民的な店ですが(食後の常連卓では麻雀が始まったりする)、他の料理も、なかなかの出来栄えのものが多いです。
 また、新メニューの開発にも意欲的で、香港の「料理コンテスト」上位の常連でした(最近は知らないけど)。80年代には、コンテスト入選作ばかりでコースを組んでもらう…なんていう企画も、楽しかったです。 (1997)

1997年 9月 ☆

 *皮蛋
 *清蒸紅斑
 *冬瓜のスープ
 *もやし豆腐
 *豆苗
 *ガチョウのロースト
 *イカのXO醤炒め
 *ワンタンメン
 *マンゴープリン


(写真は2010年撮影)
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  陸羽茶室  Luk Yu Tea House
  
香港中環士丹利街24-26號 2523-5464 www.lukyuteahouse.com
7:00~22:00

・  
 香港の名士たちにとっては、思い出を刻む、(主に)飲茶の名店。例えば、唯霊さんの本なんかで読むと、大変に面白いです。
 まあ、我々日本人がひょいと訪れても、観光名所…以上のモノにはなかなかならんのですが(笑)。 (1989)

  → 2017.9香港旅行記はこちら
  → 2017.11香港旅行記はこちら

1988年 ☆


1989年 ☆

[AQ!]
 セントラルのブルーヘブンレストランの裏手にある。
 休日のお昼時に行ってしまうと混雑して待たされるが、平日で、少し時間をずらせば(2時以降とか)、シーズンオフならすぐはいれる。
 メニューが月2回くらいのペースでかわっているよう。
 ちなみに、ワゴンで運んでくる形式ではなく、紙にマルつけてわたすタイプのお店。

 *****

 陸羽はよいですね。だいたい、飲茶は、広東料理屋が昼間やってるわけですが、陸羽はほぼ飲茶の方をメインでやってるようで、なかなかの格式を誇ってるようです。といっても、行ってみるとそんなビビルようなことはありませんが。

 「飲茶はどこがいい?」「近いとこ」。というパターンもあるようで、これもかなり正解だと思います。特にやたらと地元っぽいとこだとキッチュざんす。:-)
 ガイドなんかで大抵載ってるのは、美心(マキシム)にジェイドでしょうか。内容はそれなりですが、混でるぞー。:-)
 飲茶にも、とにかくウマイやつっ…を望むなら、私だったら、ウマイ広東料理店で昼間は飲茶をやってるとこに行く、という手を考えます。嘉麟楼とか麒麟金閣とか。

陸羽 2017年 9月 ☆☆☆

 *蜜餞燒雲腿
 *雞茸鷓鴣粥
 *蜆芥鯪魚球
 *京醬肉麵
 +12 Evans Tate Redbrook Shiraz Margaret River

[AQ!]
 さて、到着日夕食である。
 久しぶりの香港だしなあ、ここはいっちょ、オールドスクールに行ってみますかねー。
 で、今回の旅は無目的無計画度が高い行程であるのだが、まったくの手ブラと言う訳でもなく、香港道に関しては天に聞け…とN師匠に伺いをたててきている。
 師匠が仰るに、「そらアータ、まずは夜の陸羽でしょ」。
 へぇそっか陸羽なのか…と、ハリセルダンに第2ファウンデーションの在り処を聞いたような(笑)心持ち。よし、その陸羽に行ってみよう。

 陸羽の夜、ちょろっと聞いてもらったら、
「2人の予約は取ってないけど、直接ウォークインしてもろたら無問題よ」
 ってなことらしい。
 本日2回目の中環へ向けて出発。金巴利道の宿はインは佐敦站だがアウトは尖沙咀站が便利、これが地形w。
 中環の、徳己立街から士丹利街が生える辺りに屈臣氏ワインセラーがあるので、ワインを物色。これも師匠の入れ知恵。テキトーな豪州シラーズを購入。
 屈臣氏ワインセラーには長く世話になっている…というかですね、我が家のハウスワインオープナーって屈臣氏のソムリエナイフなのであるw。それも、えーと25年くらい使っているモノ(^^;)。もの凄く頑丈だよなあ。今も同じものを売っているかは知らんが、とても使い易い。毎晩のように「Watson's Wine Cellar」の文字を眺めて暮らしておるのだ(…いや、近年のハウスワインはスクリューキャップが増えたか…)。
陸羽
 士丹利街を2分も歩けば陸羽。新しくしたのか、ネオンがピカピカ。門番が「ささ、どぞどぞ」と招いている。
 おお此処だったか…と、もう場所も忘れていたのだが、およそ30年ぶりの陸羽訪問となる。
 …ってさ、30年ともなると実質「単なる初訪問」なのだが、『ぶり』と書くと何となく自分が盛り上がるので、書いてしまう(^^;)。
「えーとこんばんは♪、ロンワイ?」
「よしよし、OKOK、あそこにでも座りな」
 18時半作戦は正解、まだみんな手が空いてるし。
「ヤメー茶? 普洱?」
「うん、ポーレイポーレイ」
 …とオジサン、我々の提げてきた屈臣氏の袋に気付いて、
「ワイン呑むのかい?」
「はいあー」
「よしよし」…と早速、準備にかかり、ワイングラスをセット。
 …と流れるように段取りは進むのであった。ラクやなあ。これより一貫して、オジサンたちが皆、ずいぶん優しいのである。これは嬉しい誤算…じゃないけど、予期してなかったのことよw。
陸羽
[へべ]
 陸羽茶室に行くのは、私のほうは今回が初めて。
 掛軸に描かれてそうな髭のお爺さんたちが自慢の鳥籠を携え早茶に集う…みたいな脳内イメージの店だったわけですが(少なくとも夜はそんなことなかった)。
 この度のちょっと久々の香港行きでは、事前に大先輩のN田さんにご指南を仰いでいろいろとお知恵をいただき、そのおかげあって「夜の陸羽」訪店となりました。

[AQ!]
 菜單は広東語表記だが、「名菜」を英語・写真入り編集した別メニューあり。壁メニューもあり。
 眺めているといつまでも楽しいのだが、本日は師匠の推奨二人世界注文例を握りしめてきているので余計に気楽である。
 蜜餞燒雲腿・鷓鴣粥・京醬肉麵。
 蜆芥鯪魚球も是非食べたいと思っていたのだが、品書に見当たらない。これは紙に書いて聞いてみた。
「蜆芥鯪魚球、ヤウモウ?」
「ヤウ!」
 注文外では、鳩を勧めてくれてた。次には行ってみよう。

[へべ]
 今宵の忘れがたい一品「鷓鴣粥」は、やさしい滋味のすり流しスープ。
 大きな鉢にかなーりたっぷりあった筈が、2人で「ややや、なんだこの嫋やかな味わいは〜」などとお代わりしていくうちに、ぺろりと完食してしまう。
 しみじみと穏やかな、五臓六腑にしみわたる味。
陸羽
[AQ!]
 小碗になみなみと注いで6杯取り(1人3杯)ぐらいだったかな。冷めにくい厚手の鉢だし、多少冷めても魅力は衰えない。
 ペルドロのトロトロの粥、玉子入り。たしかに粥だが、スープに近いくらいの感覚。
 こんこんと湧き出す香りが頂を作るほどに颯爽として、いやいや見事なことである。鋭いまででありながら、堂々としている。
 鷓鴣粥と蜆芥鯪魚球の2品は、2人して、「これはオールタイムベスト…って感じだよねえ♪」と嘆息。(オールタイムベストって何だよ?…と聞かれると困るが(笑))

[へべ]
 そしてワシらを襲うスマッシュヒットが、蜆芥鯪魚球。
 「揚げた鮒団子に葱&発酵蜆ソース」ということでN先輩のご指南メモ中とりわけ気になってた料理ながら、品書きを見渡すと「魚球」は何通りか載っているものの見当たらず。「有冇?」と聞いてみたら「有、有!」ってわけでご対面。
 軽やかに揚がった魚球そのものもいいが、これを蜆葱汁に浸すとグワッと魔味・魔都感が立ち上がる。
 こういう下品で下世話な仕立てのものが、いい店で綺麗にピタリとはまったときに生まれる「うわーなんだこれ下品で上品でウマい」みたいなところは、そういえば香港ならではの快楽だったか…などと陶然としながらも箸は止まらない。
陸羽
[AQ!]
 魚球もシジミタレも旨いのだが、両者を行った時に降りてきた、昔見た夢の「地上数百メートルを行くロープウェイから下界を眺め渡した」ような広がり感…は、スペクタクルですわあ。

 注文の料理は原則的には、出来次第、出てくる。ま、3、4皿なら多少オーバーラップしてもさほど問題茄子。
 いかなるタイミングにも、蜜餞燒雲腿はいいツマミだ…いい意味で♪
 麺は、時に干絲だっけ…と思ってしまうw優しい趣きで、香りと食感の質高さ。
 料理全体に、オールドスクールの頂点として、触り・当たりのフィネスは「普通?」な範囲とも見えるが、味わい深さ・漂う色気のフィネスがこの世のものとも思われない(笑)。

 12年のShirazは、結果、ちょうど良かった。
 へべは「今更ながら普洱でいけるのはいいもんじゃわい」。

 19時半くらいになると、フルでは無いけどかなりの入り・かなりの賑わいとなる。ワインの卓も多い。それぞれ各卓が、色〜んなものを食べている…そんな所も古い店らしい。
 ワシらの陸羽の一幕は実に綺麗にまとまってしまったので、とりあえずこれで〆た。

陸羽 2017年11月 ☆☆☆

 *竹絲鶏燴三蛇
 *碧緑生魚巻
 *蜆芥鯪魚球
 *咸魚蒸肉餅
 +16 Cornish Point Pinot Noir / Felton Road

[AQ!]
 ホテル着16時半…みたいな便だったので、夕食を早めに取ろうと思ったらすぐ時間が来る。
 迷いなく中環へ。
 迷いなく屈臣氏のワインセラーへ。…って、つまり、9月と同一行動(^^;)。ひと言で言えば、「味をしめた」(笑)。
 で、陸羽のドアマンにこんばんや~、入店して、ドモです・ロンワイ♪
陸羽
 見覚えのあるオジサンが、「あれ、見覚えある日本人だな」という顔をした気もする。
 今回は二人世界的なボックスシート…詰めれば4人がけも出来るかな…に通される。陸羽は少人数セッティング席もけっこー、ある。

 えーとなんだ、メモ用紙を出して「蛇(羹)」と書き出したとこにオジサンが来たので、
「ヤウモウ?」「ヤウ!」
 後で壁を見たらデカデカと「竹絲鶏燴三蛇 上市」と張り出されていた。
 それから「蜆芥鯪魚球」を見せると、コチラは“今日はどうだっけなあ?”と厨房に問い合わせ、結果は「ヤウ!」
 あとどうしようかなあ、頼みたかった一つ「碧緑生魚巻」は野菜役も兼任出来そうだからお願いする。
 それとヨッペン食いたいなあ、陳皮と咸魚で悩むが、ハムイ。(陳皮は牛、咸魚は豚という違いもある)

 ワインは前回と変えたぞ、フェルトンロードのピノ。はいお願いします、と渡す。
 ほいほいと受け取ったオジサン、サーブにかかるが、栓を見て“あ、なんだスクリューキャップか、つまんねー”という顔をしたような気がする。…いや、気のせいだ(笑)。
陸羽
 ついでに先に書いてしまうと、陸羽の隠れたありがたみ…いや隠れてないかもしんないけど、は、サービスの温かみ。何かイイんだよねー、和み~なのだ。ラクだ。それと、大基本のテーブルウォッチがみんな、シッカリしてんの。ラクだ~。

 1人ずつ、ほど良い碗に三蛇羹。この時期に香港に来たからには♪
 オイシイ…陸羽のは、もんのすごくいいバランス。丸~い調和の中の蛇。ウロボロスかw。思わずニンマリ。そしてジワっと温まる。
 蛇羹特有の薬味セット:菊・レモン葉・薄脆・香菜…の具合がまた、実に丁度良い。丁度良いは偉大なり。
 まあしかし、この薬味セット考えたヒトは天才だなあ。
陸羽
 9月にハマった蜆芥鯪魚球。今日の方が、揚がりの見た目が白っぽい。この辺の誤差は人によるのかな。味の方はさほど違わなくて、OK。足元がヨロヨロとするくらい、好きな、くちゃさ。
 ボクらなんかN師匠に伺って初めて頼んだ品だけど、老饕擡の森田さんと話してたら「香港のきちゃない店だと割りと定番ですね~」だそう。出会わずにいる食い物は多いもんだ(^^;)。

 ハムイツィンヨッペン。粗めというかシッカリ肉肉しい肉餅に、ゴロンとでっかい咸魚の切り身がそのまま乗って、蒸されてくる。
 これ、巨ウマ。主菜という肩書でも堂々の、貫禄あるウマさ。サイコーに美味しい肉餅だ。
 ゴハンもいいと思う。かなりイイと思う。よっぽど頼もうかと思ったが、酒にもイイ(笑)。ワシらは、どっかんどっかんワインを飲む。
 咸魚はどうなんだろうなあ、全部食うと多少、しょっぱいかなあ。いいだけ齧るくらいかなあ。…と言いながら、わりとあらかた食べてしまった(^^;)。
陸羽
 碧緑生魚巻は、火腿細切りの雷魚巻。メニューでは、肉餅や雞茸鷓鴣粥ともども「懐舊菜式推介」(traditional recommendation)に入っている。たしかに、火腿+魚は古法な印象が強い。
 ヒジョーに乙な一品。
 まったくケチらないwアスパラにパプリカで、野菜も十分取れるのが、2人客の注文選定には助かる。

 ああ、この場にいるのが楽しい。此処にいるのが美味しい。
 …悲劇的にも食べるとなくなってしまう(笑)が、ホワホワして感じが良くて極楽だ(←カンタンだ(^^;))。
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  龍華酒店
  
沙田下禾輋村22號 2691-1594 HongKong
11:00~22:30

・ 郊外沙田にあって「鴿(鳩)大王」と謳われる (1995.8)

ronw1 1995年 8月 ☆

 *紅焼乳鴿
 *鳩炒めのレタス包み
 *清炒菜遠


[AQ!]
 沙田。駅からの道はわかりにくく暑かったなぁ。(^o^;)
 名物鳩はまことに結構。

[へべ]
 高速沿いの駅で下車して途方に暮れてしばしたたずむ炎天下
 んでもって、アーケードやら団地やらぬけて文句垂れながら歩いた歩いた着いてよかった。
 店までのぼる段々道はなんだか江の島の参道みたい。傍で手の空いた店員やら近所の人々とおぼしき面々がじゃらじゃらと興じる麻雀の音がけだるい昼下がり
ronw2  着いたときには1時をまわって客も2卓くらいでここでいいのか、と迷いながらも着席したのですが、その後もだらだらと客足があって(法事らしきグループも来た)、帰るときにもけっこういっぱいでした。

 紅焼乳鴿はいっやー、皆食うこれ食う子供も食う老人も食う、んでもって、旨いっ。頭ごときますので凄みはありますが、骨まで噛み砕いてちゅうちゅうとすすります食べます旨いですこれ。
 鳩炒めレタス包みは鳩の玉子ものができない、というのでこれにしました。さすがにおいしーです。
 清炒菜遠を、あわせたのは、現地人もそーですよ的、正解。
 赤ん坊に毛の生えたような子供も頭つき鳩にむしゃぶりついている三つ子の魂的風景は、とても香港でした。店内all現地人NoEnglishでしたねぇ。帰りに路上紙麻雀みました。
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  龍景軒  Lung King Heen
  
香港中環金融街8號香港四季酒店 31968880 www.fourseasons.com/jp/hongkong/dining/restaurants/lung_king_heen


・ 四季酒店の誇る広東料理ファインダイニング (2017)
  → 2017香港旅行記はこちら

龍景軒 2017年11月 ☆☆

 *アミューズ:ゲソフライ甘酢ソース
 *廚師精選拼盤:蜜汁燒叉燒・春卷・鱈と茸
 *花膠鮑魚燒鵝絲羹
 *花椒宮寶脆米田雞丁
 *古法扣羊腩煲
 *雪菜鹹肉炒年糕
 *菜心の腐乳炒め
 *香芒楊枝甘露
 *ミニャルディーズ
 +13 Rippon Pinot Noir Lake Wanaka

龍景軒
[AQ!]
 今晩は某シェフと落ち合って3人で龍景軒、である。
 「香港でどっか行きましょうよ」と相談していたのであるが、なんつーか“龍景軒に行かないってのも落ち着かないなあ(^^;)”…みたいなことで、コチラを押さえた。
 ミシュランガイド香港の創刊2008年版からただ1軒、3つ星を続けている、まあ“そっち方向の雄”である。
龍景軒
 IFCモール内は既にクリスマス迎撃態勢が十分。
 四季酒店へ向かうあたりに「city'super」があるので、眺めて時間調節。シティスーパーは彩雲瑞のマダムから「かなり便利です」と伺っていたのだが、確かに有用。国際何でもあるあるスーパーなのだが、香港モノでもセレクションが光っている。

 四季酒店ロビーで某シェフと合流。
 通されてみると、異様に席が良い(^^;)。ハーバービューの眺めの最先端みたいな席。香港のこの手の店じゃあ、上席だよなあ、予約時期が早かったからかなあ。

 某シェフはボクらより1日前に香港入りしているのだが、さすが食のプロで既に何食してるんだか…。
 AmberもマカオのThe Eightも、庶民店も市場の店も、行ってきたって。
 とはいえこの某シェフ、「香港自体は初めて」…ということなので、一般的な香港必食メニューに漏れがあるんなら、食っていただきたい。
龍景軒
「脆皮鶏は?」「食べました」
「鳩は?」「食べました」
「レタス包みも?」「食べました」
「鴨は?」「食べました」
「市場の海鮮を買ってって店で…?」「食べました」
「雲呑麺は?」「食べました」
「蛇は?」「食べました」
「スッポンは?」「食べました」

龍景軒
 …えーと。…まあ色々あるが、少なくとも「香港初めて」のヒト配慮の注文…は、要らなそうだ(^^;)。(香港人のお客さんや料理人に案内されてきたそう)
 …という訳で、そういう目でもう一度、龍景軒の菜譜を眺める。
 …えーと、あんまり面白い方ではない。まあ、ツーリストメニューっぽい。少しスノビッシュで安全牌でやたら高い。、、、というのはしかしまあ「3つ星基本属性」でもあるので、想定済みでなくもない。
 で、パラパラやってると、香港のファインダイニングではよくあることだが、一頁目の「時令推介」が楽しく映る。こちらから多めに起用する。

 ワインリストは、高いは高いが、選び様がないということもない。リッポンのピノで820HKD。
 多分に偶然だろうが、このリッポン大当たりで美味かった。

 アミューズあり升。ゲソ揚げに甘酢。フツー。

廚師精選拼盤
 Chef's Signature Appetiser Selection。…は、蜜汁燒叉燒・春卷・鱈と茸。
 整った出来。やや退屈。これで、シェフズシグネチャーってセレクションなんかにぃ?
龍景軒
花膠鮑魚燒鵝絲羹
 乾貨を使った湯としては比較的手頃なこちらで様子を見る。…と言っても1人390HKD。お味も香りも申し分ない。…と言っても1人390HKDだからなあ(笑)。

花椒宮寶脆米田雞丁
 この季節も、オンメニューが多い蛙は、素晴らしき肉質。ライスパフみたいな米と食べるのが面白い。お味は、スパイシー甘辛…といったところ。この店、「ピリ辛」「ちょい辛」仕立ての皿は多い。
龍景軒
古法扣羊腩煲
 冬だ! 羊鍋だ!…のまさに季節到来的な一品。昨晩の陸羽にも「新鮮羊腩煲 上市」と貼り出されていた。
 羊の土鍋煮込で、お味は腐乳に各種の醤。羊は骨もまだ細いラムで、さすがに上質。冬菇、冬笋、腐竹…それに马蹄も入ってたかな。別添で、ロメインレタスの腐乳風味。
 これは抜群にウマかった。しみじみしている。深みがある。気取らず、しかしガストロらしく洗練させている。
 ウチの卓を主に担当してくれてたオネーサンが面白かった。
「このラムブリスケ、美味しいでしょ? ワタシも大~好きなんだけど、あんまり出ないのよ(^^;)。ワタシの知る限りでは、日本人で頼んだの、アナタ方が最初だわ!」
龍景軒
雪菜鹹肉炒年糕
菜心

 漬物・塩豚・モチの炒め…である。サウンズな~いす♪…と頼む、食べて深く頷く。
 某シェフも「こういうとこで、ひなびた俗っぽい料理の洗練版…は楽しいですね」とご満悦。
 野菜は、口頭相談から菜心で。

香芒楊枝甘露
 龍景軒のコレは、マンゴープリンの上に楊枝甘露を注いだようなタイプ。
 満足行く甜品だけど、楊枝甘露と思うと物足りない。ポメロ少ないし。
 ミニャルディーズがちゃんと出まふ。
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  龍皇酒家 Dragon King Restaurant 油麻地店
  
香港油麻地碧街41-43號 www.dragonkinggroup.com
11:00-23:00

・ 広東料理の新進チェーン (2010)
 この油麻地店はなくなった模様? 香港に5店舗営業中のようなのでサイト参照あれ。(2015)

2010年 2月 ☆☆

 *干邑煎大花蝦
 *清蒸花英斑
 *九層塔葱爆鵞肝牛柳粒
 *唐生菜
 *紅豆沙
 *楊枝甘露

[↓コメント工事中]
[AQ!]
 2003年頃の創業で、現在4店舗ほどを香港に構える新進広東料理店。
 この油麻地店は、町場の高級店…くらいのポジショニングだろうか、有名店で言うと、ユンキーとか農圃みたいな感じ?
 もう、香港人ども五月蝿すぎ、賑やか過ぎ、騒ぎ過ぎ…、、、なのが嬉しい!(^^;)…みたいな店内で、日本人的な目で見れば、シッチャカメッチャカ。滅茶苦茶なんだけど、一応、予約は入っていて、いずれ案内される。みたいな。(^^;)
 あ、予約なんだけど、超巨大予約帖で、数十組の名前が見えたんだけど、日本の名前はワシらだけ、アルファベットの名前も無し。こちら油麻地店は、香港人・中国人で一杯のようだ。
 ただし、サービスは優しく親切。忙しすぎて、間は空いたりするけど、ちゃんと親身。こういうサービスの姿勢は、今回、この店に限らず見られ、この10年ほどの香港の一大変化である!…と思われる。
 料理も快適で、まあ、この日はド真ん中に据えた「清蒸花英斑」が大アタリだったのは効いているのだが、ヒジョーに印象が良い。
 この花英斑の良さ…、も、サービスがちゃんとこちらの意向を聞いてくれて、親身に質・サイズを選んでくれたオカゲである、、、のは、そこはかとなく感じられる。清蒸具合のバッチリ加減!…は、若干はマグレ当たりかもしれんが(笑)。
 唐生菜、は、レタスの土鍋煮で、ワンダフルな合いの手。「一人に一鍋でも良かったね(笑)」…と言い合うほどに、ワシワシと食う。
[↑コメント工事中]
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  龍門大酒楼 Long Mun
  
香港灣仔130-136 Johnson Road

・ 灣仔龍門酒樓60周年光榮結業 (2009)
 多くの香港の新聞などが伝えるところによると、2009年11月結業だとか。1949年開業だそうで、ちょうど60周年をもって閉店…とのこと。
 「いやあまだあったのか」…とも思ったけど、確かにそろそろ、レトロなオールド香港の面影を見ることが出来る最末期かも。
 灣仔あたりを、トラムでもバスでも通りかかると、「龍門大酒樓」の巨大な看板がやたらと目立ったもんだけど、新聞の写真を見ると、看板は最後まで健在だったようです。

1988年 8月 ☆

[AQ!]
 「地元のヒトに混じって飲茶をキメる」には好適な、むっちゃ庶民的な店。
 そーそー、最初、ワゴンのおばちゃんも同席した広東人たちも、なんとなく要領を得ないワシラを実にケゲンそうな顔でみていたのですが、しようがなくなったワシラが、自分たちを指さして、「ヤップンヤンぢゃ、ヤップンヤン」とさけんだら、「ああー、そーかー」と納得したような表情に変わりましたね。
 ここ、肉と丼メシの間に伝票挟んでくるんだよなあ。醤油がしみてベショベショになったのを広げて金を払ったような記憶…
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  欣圖軒 Yan Toh Heen (以前は麗晶酒店内「麗晶軒 Lai Ching Heen」)
  
香港尖沙咀梳士巴利道18號香港洲際酒店 2313-2323

・ 目の前に広がるヴィクトリア湾の夜景に酔いながら (1999.12)

 ヴィクトリア湾の向こうに広がる香港島…その夜景を眺めるベストポジションとも言われる地点にあるこのレストランでは、ヒスイを使った食器と静かに充実したサービスが待っています。料理は、食い道楽にとってはトップを争うような内容では無いものの、まずまず優れており、とくに家郷菜・家常菜・新派(地方料理・家庭料理・創作料理)を上手く取り入れた「季節のお薦め」が面白い。 (1999.12)

 …てなことを申していたわけですが、さすがは全ての回転の速い香港、麗晶酒店すなわちリージェントホテルが経営が変わってインターコンチになるそうですね。ホテルの名前をそのまま冠していたこのレストランも当然、屋号を変えることになるようです。内容的には継続性はあるんだろうか? どうですかねぇ。ハーバーヴュー…は変わらないでしょうが…。(2001.7)

1989年10月 ☆☆

 *鳩の玉子と竹坐の湯
 *福建炒飯


[AQ!]
 うまいうまい、いい感じ。

1992年 4月 ☆☆

 *田鰻の炒め
 *野菜炒めのタロイモバスケ
 *鳩
 *苦瓜のスープ


[AQ!]
 一人320ドル。ほんとにいつも安いわ旨いわ、結構なレストランですね。ここは、デザートの燕の巣、とか、似たような高級店と比べてもかなり高い品も揃ってる反面、季節のメニューなんかがかなり割安に豊富に揃っているのですね。
 田鰻の炒めものはサイコー、野菜炒めのタロイモバスケ入れも素晴らしく、鳩もうまいし、貝柱主体のスープに苦瓜を合わせたアイディアも秀逸でした。
 ========
 麗晶軒は私も月変わりメニューを推薦します。ここ数年は、このお勧めが、メニューの最初の2ページに記されているというフォーマットが続いています。パッとメニューを開けまして、見慣れない品書きが並んでますが、素材名などで適当に見当をつけてチャレンジすれば、かなりの確率で幸せになれるものと私は思っております。(^_^;)
 服装ですが、別になにもそんなに構わないのですが、多分よい居心地を求めるなら、半ズボンや、白系のスニーカーでちょっと汚れてきているもの、は避けることをお勧めします、とかそんな感じではないかしらん。
 ========
 マンゴープディングですか? ユンキーと麗晶軒のは、美味しいですね。
 それから私は、夏宮とか凱悦軒で出る、ドリアンプディングが好きなのよ~。\(^o^)/
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  鹿鳴春飯店 Spring Deer
  
香港尖沙咀Mody Rd.42號 2366-4012
12:00~14:30/18:00~22:30

・ 京菜の老舗

 
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  阿嬌的店
  
台北市北投區光明路220號4樓304室 (02)2892-3613 www.aj-house.com
12:00~14:30/18:00~21:00 月休
主人 : 林 裕鉱
・ 新北投の私宅創意料理
 前日までに要予約。

2015年 3月 ☆☆☆

 *滷蛋
 *小黄瓜伴珊瑚草和烏魚子拼蘋果
 *碧玉瓢瓜
 *獅子頭滷白菜
 *清蒸扇貝蘿蔔盅
 *髮菜旗魚羹
 *魯肉飯
 *山粉圓桂花芋圓湯
 +青草養肝茶


[AQ!]
 温泉で名高い北投に、私房菜のような営業形態のマニアック店があると聞く。
 「私宅創意料理」と名乗っている。
 うん、行ってみませう♪

 コンシェルジュに2日前に電話予約を頼む。…行ってみてわかったけど、オジちゃんもオバちゃんも、英語・日本語ともにまったくダメっぽい。中国語ダメな我々としては、頼んで正解だった。

 ***

 でもそのオバちゃんはまったくメゲない物凄いお喋りなヒト…で、弾丸の筆談でバシバシ攻めてくる。…ので「難しいことを聞き出す」以外のコミュニケーションはラクだった。
 しかしアレだな、「筆談中国語」のスキルも多少上げとくと役立つこともあるかなあ。基本的だが表現の違う単語とか。

 ***

 新北投の駅前スーパー「Welcome」の上のマンション4階、らしい。
 マンション管理人が
「な~に?」
 と聞くので『阿嬌的店』と書いたメモを見せてると、近所のオバサンが寄ってきて
「あ~あハイハイ、この上よ、予約した?」
 と流暢な日本語で仕切ってくれる。台湾である。

 エレベータで4階へ。
 “えーとこっちかな…”と矢印に従うとそれらしい玄関があり、その前まで行くと扉がスッと開いて御主人の林 裕鉱さんに迎え入れられる。

 実は、このマンションは山際に建っていて、裏に回って山側を登ると直接4階のベランダ相当の部分から店に入ることも出来る。
 この話は日本語記事でも書かれているので、この裏道から来る日本人も多いとか。
「到着時間に玄関で迎えに立って待ってるといきなり裏から『ニーハオ』って来るのよぉ、もお(笑)」
 だそう。
 ボクらは、帰り道は裏から。ベランダの端の『橋』を越えて山側の道に出る。

青草養肝茶
 青草養肝茶から、始まり始まり。
 このお茶、半日煮て出してる。ものすごくワシらの肝臓が清らかになっていく(笑)。

滷蛋
 絶品。
 何とも言えない品良い甘みと香り、食感。
 茶玉子と魯肉飯は台湾の超ベタな食い物だが、コチラのは「一方の極致」とでも言いたくなる、典雅で充実した作り。
 15時間だか煮るという玉子は双子の黄身、…えーどうやんのかな・双子の黄身の卵の見分け方は??…など聞きたかったけど、上手く通じず(^^;)。

小黄瓜伴珊瑚草和烏魚子拼蘋果
 胡瓜と2種海草(珊瑚草)の、マスタード・ヴィネガー和え…みたいな仕立て。と、林檎に乗せたカラスミ。
 珊瑚草は紅色がオーストラリア産・黄色が東南アジア産。
 台湾カラスミは質良く、林檎と食べるというアイディアは秀逸!
 (…話は逸れるが、「マンションの一室で」「穏やかなアジアン・モダンのフィンガーフードをいただいてる」と、今は無き愛甲石田の「アルムダン」を思い出すねえ…などと)

碧玉瓢瓜
 美しい!
 堂々の招碑スペシャリテ、ひょうたん!
 眺めも味も、美しい。西太后が好みそう(笑)。
 瓢瓜のしみじみした味わい・香りが、心の底まで染み渡って行く。
 ここまでいただきに参上して、良かった!
 瓢瓜は、ここの裏山からつづく陽明山の産。
 汁気は、鶏・豚骨の湯に豚・火腿ダシの餡…かな、みたいな二層構造。スープに10時間、瓢瓜の炊きは2時間だそう。
 瓢瓜に誘われて天上に遊んだ後は、皿に残った汁も飲んでいいよ…と言うのでいただくと、思いのほか、濃くてシッカリとしたダシ・味が出ている。
 “ああこのくらいの決め加減で瓢瓜と丁度いいバランスであるのだなあ”

獅子頭滷白菜
 オーソドックスな印象の、獅子頭と白菜煮込み。加減勝負の皿、ばっちりです。
 獅子頭は、豚・慈姑・貝柱・玉子…ってとこか。
 肉燥みたいな薄揚げみたいな…クロカンなのが乗っている。

清蒸扇貝蘿蔔盅
 帆立+大根+ブロッコリーの蒸し煮モノ…これもオーソドックスな料理。

髮菜旗魚羹
 カジキ(旗魚)・エノキ・髪菜は酸味のある湯。
 見た目は「またまた出ましたスープ煮」って印象だけど、特徴がハッキリついた魚スープでとても好き。
 湯はトロみがあるタイプ (→(カジキ)マグロだけに!…とか洒落好きなOシェフなら言うだろう(笑))。
 旗魚は台湾ではよく使うようだけど、たしかにこの味の出の良さは光る。
 メデタイ髪菜は勿論、いつもは我が家では「鍋に闖入してくるウザッタイ奴」扱いのエノキもここでは良いお働きを見せる。

魯肉飯
 魯肉飯だー!
 …これがウマイ。魯肉飯の店じゃないからコレだけ食いに来るわけにも行かないけど、まあウマイ。
 実に品の良い仕上がりで、ゴハンの上にチョンボリ?…って感じで乗ってるんだけど、食べ混ぜていくとピッタリとワールドを形成する。
 ゴハンも宜蘭の鴨米。まあ合鴨農法の効き目は別とするとしても、よく選ばれた米で、んんん、ピッタリ!なのよ~。
 旗魚羹と魯肉飯を堪能して、大団円。

山粉圓桂花芋圓湯
 山粉圓(バジルシード)が浮き・桂花芋圓(金木犀風味紫芋もち)が沈む湯、が甜品。
 香り高く、餅の食感が気持ちよい。

 ***

 すっきり爽やかにいただきました、…が、どの皿もタップリしていて、多分、食べた皿々を一斉に目の前に並べたらギョッとしそうな量…「ムリ、ム~リ」とか言うに違いない(笑)。
 でも、この清らかな料理は、夕方には腹が減りますが(笑)。

 ***

「この料理には(調理には)油を使わない」
「**時間かかるのよ」
「健康」
 は繰り返し繰り返し、強調されるフレーズ。それは食べるとよくわかる。

 店内は金魚・金魚・金魚。テーブルに金魚。トイレにも金魚(ベタもいる)。BGMはジャズから演歌へ。
 この昼は我々で“貸切”だった。私房菜気分満喫!
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  佳興魚丸店
  
台北市延平北路二段210巷21號 02-2553-6470
9:00~19:00 無休

・ 台北の魚丸湯

2014年 3月 ☆☆

 *魚丸湯
 *燙青菜

[AQ!]
 迪化街の裏手、大稻程公園に面した角にある、半世紀の歴史をもつ魚丸店。

[へべ]
 ちょうどお客のいない(少ない?)タイミングで、おばちゃんたちが猛烈な勢いで魚丸=すり身団子の仕込み中。
 ドーゾドーゾと迎えられ、着席。

 魚丸湯と青菜(茹でレタス)。

 旨い!
 魚のすり身団子の、ぷにぷにともっちりの間くらいの、不思議によそよそしさを感じない食感、ガブリとかじれば、ジューシーなひき肉あん。
 セロリの爽やかな香気につられてスープもみるみる減っていく。
 ゆでレタスのシャッキリ感、苦み、ちゃちゃっとかけた揚エシャロット入りの茶色いタレがまた具合のいいこと!

 長年の「魚丸湯観」が、変わる!


[AQ!]
 いや~、魚丸湯は伝播劣化が激しいのか!?…と思えるほど、日本で食べたのと“別モノ”。
 ツヤ、プル、フワ、ジワ、、、
 セロリの香りのよいスープは、飲めてしまう。

 青菜(レタス)の程の良さもさすが。

 それにしてもオバチャンたち、すごい数を作ってるナア。
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  古早味豆花
  
台湾台北市民生西路210號 02-2558-1800
11:00~25:00 無休

・ 台北の豆花

2014年 3月 ☆

 *花生豆花
 +仙草ドリンク

[AQ!]
 寧夏夜市近くの豆花の有名店。
 フルルンの快感。サッパリ目の甘さの仙草もOK。
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  世界豆漿大王  shi jie dou jiang da wang
  
台北市林森北路310巷27號 (02)2567-3115
6:00~11:30/18:00~23:30 日休

・ 台北の豆漿など

2015年 3月 ☆

 *冰豆漿
 *鹹豆漿
 *葱蛋餅
 *飯團

[へべ]
 阜杭豆漿が月休と気づいて、朝食プラン組み直し。
 6時くらいに起きて、世界豆漿大王へ行くことに。
 平日早朝、鳥はコロコロとさえずり、小さな公園でおばあさんが一人しずしずと太極拳(らしきもの)をやっている。
 店に着く。

 先客なし。外で油条を揚げている。
 親切なオバチャン(日本語は少々)が日本語メニュー(よみがな付き)を示す。
 注文、着席、提供。

 冰豆漿(冷たいドリンク豆乳、少し甘く)、豆乳自体の味が阜杭とちょっとまた違う。
 世界の方がもう少し豆っぽいというか青っぽい?
 さらに違うのがシェン豆漿。
 より酢がきいてて茶色く固形部はモロモロっとしていて、なんと漬物入り。
 これがなんか、イナタくてなかなかいい (クセになりそう)。
 油条も入ってアツアツで。
 蛋包ネギ入りはふんわりあっさり、に、店のソースをちょいとたらして。
 今回初の飯團ファンダン、オカーサンおすすめの玉子入り!
 もち米ごはんに油条やバーソーを巻き込み、サイドから玉子焼きが寄り添う。
 油条のクロッカンにバーソーの甘み、未知の味だけど案外いける。
 その間にもチラホラと客が来てはハケていく。
 ここもいい店だ。

[AQ!]
 ちょっと荒くれた鹹豆漿は、癖になっても不思議でない魅力。
 オニギリ、おもろい食感だなあ。
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  四方阿九魯肉飯
  
台北市萬華區廣州街225號 02 2336 9119
11:00~24:00

・ 台北の魯肉飯

2014年 3月 ☆☆

 *白菜魯
 *焢肉飯
 *肉燥板條

[AQ!]
 龍山寺の前の通り「廣州街」は、寺のすぐ横から屋台の並ぶ夜市になっている。
 屋台を冷やかしながらちょろっと進むと、「四方阿九滷肉飯」がある。
 “メシどき”には行列必須…と聞いていたが、21時頃とあって、すんなり入れた。

・もちろん、魯肉飯
・焢肉飯はオススメ
・肉燥板條という米粉(平たい)に豚肉のそぼろをかけた麺が美味しい
 …というあたりを聞いてきた。
 腹具合とキョーミを勘案し、野菜を足して、白菜魯・焢肉飯・肉燥板條と注文。

 白菜は、艶のあるトロットロ…に煮込まれ、魯肉がかかってる。
 うわ~、こら、たまらんなあ♪
 実はこの白菜魯は、焢肉飯の皿にも付いてくるのだが、「別注しといてヨカタヨカタ」と言うくらい、うんまい。

 その焢肉だが、トロットロ…。こりゃ、たまらん!
 ヽ(^~^;)ノ
 ホンマ、「トロットロでたまらん」店、っつうことだわ! (^^;)
 玉子・筍・白菜添え。また、ゴハンの具合が素晴らしい。

 たっぷりの肉燥がかかったビロビロの板條。
 たっぷりの旨味とともに、すっきり感もある仕上がり、ウマ。

 いやあしかし、こちらの魯肉・肉燥は美味しいワン。次回はやっぱり、魯肉飯も食べよう!

2015年 3月 ☆

 *白菜魯
 *焢肉飯
 *苦瓜排骨湯

[AQ!]
 「蘇杭」で何となく締め損なってしまったのでハシゴして四方阿九。
 やっぱりバッチリ、焢肉飯。

 しかし、龍山寺の祭りの山車は、四方阿九の前のゴチャゴチャをよく通り抜けて、よくゴチャゴチャの中で爆竹鳴らす…よなあ(^^;)。
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  食養山房
  
新北市汐止區汐萬路三段350巷7號 02-2646-2266 www.shi-yang.com
12:00~15:00/18:00~21:00 月休

・ 新北市汐止區、山の中の独創的台湾料理

2014年 3月 ☆☆

 *旬の果物 搾りたてジュース
 *手作り前菜の二種盛り合わせ
 *ホタテの貝柱茶碗蒸し サラダ仕立て
 *食養風お刺身の盛り合わせ
 *季節の自家製果物酢
 *カラスミ煎りモチ、帆立とフレッシュトマトのソース
 *大根と蕪のスープ 炙りカラスミの粉
 *トリュフとマッシュルーム 和えご飯
 *蓮の花、地鶏の季節土鍋スープ
 *フルーツ盛り合わせ
 *タロイモのデザート 台湾カラメルソース
 +食後の台湾茶


[AQ!]
 夕刻、五指山風景区に向かう。
 台北の北は、高さ600mほどの山並になっていて、そこに登って行くのだ。
 向かう先は、「食養山房」。

 ここは、何かの拍子にへべがみつけてきて「いつか行きませう!」と言っていた店で、今回の台湾旅行の“目玉”の一つ…となる。
 どうも、郊外の山の中で創造的でテロワな料理を目指してる…という雰囲気(?)。うーん、韓国は楊平の「山堂」みたいなタイプかなぁ?
 主人は林炳輝氏、そういえば「山堂」も「林」先生だっけ(笑)。
 1996年創業、2005年に陽明山に移り、2009年さらに現地に移転して営んでいる。

 山の山荘とはいえ大変な人気店で、週末の予約はお早めに…と聞いた。
 で、2ヶ月程前にFAXを入れてみたのだが、第一希望の日曜昼は満席、日曜の18時~に来てチョ…とのお答え。
 (行ってみると) 余裕で100名くらいは入れそうな大店である。ホントに人気あるなあ!

 で、返信には、「日曜18時の席をお取りしました。17時から開園しております」…といったことが書いてある。
 おお、開場と開演があるのか(笑)。
 つまり、さすがは山の店、広大なお庭(というか「自然と散歩道」というか)があって、夜の客は17時からは散策しててもいいよ…ということのよう。

 そんな訳で17時過ぎ着を目指してみる。
 頼りないバス路線もあるはあるようだが、まあタクシー利用が一般的らしい。
 まず地下鉄で、終点の南港展覧館まで行き、タクシーに乗り込む。
 地図・資料などプリントしてったが、運転手氏は一瞥、
「あ、食養ね」
 とご存知の様子。

 国道1号を進むと「伯爵」というスゴイ名前の街。
 伯爵ホテルとか伯爵山荘とかあって、伯爵牛乳を飲んでるらしー。降りて探したら、もっとクダラナな「伯爵ホニャララ」がみつかるに違いない。

 伯爵を過ぎ汐萬路という道に曲がると、もう後はズンズン、山を上がっていく。
 木々の間から眼下に広がる市街のパノラマに臨む…と、“台北の北、けっこー急な山になっとんのね”と感じられる。
 山道をクネクネ進むと、「食養山房」へ小道が下る分岐に行き着く。駅から30分かからないくらいかな。
 この分岐にはもう係の人が配置されてて、予約名を告げて小道を行く。
 ま、セキュリティがしっかりしてる…というより、店の前の車回しが狭く、飛び込みの闖入者に来られても混乱してしまうから…かな。

 門があって母屋。
 1階席の真ん中を抜ける通路を通りドン突きの階段を上がり2階。
 ある程度の事前知識はもっていたが、その期待以上に、クールな、しっとりした、渋く、味わい深い…作り。
 静かな空間。
 2階で、我々の卓は「コチラです」と案内され、「18時に着席していただければよろしいので」お散歩してらっしゃい、という段取り。

 裏手に出るとすぐ「五指山古道」と記されたハイキング用地図表示板に出会う。
 なるほど、ホントに山中の自然公園内ハイキング道の傍ら…みたいな立地なんだねー。
 小川が流れてて小橋がかかってて池があって花が咲いている…という麗しさ。
 で、バナナの花が咲いてチビバナナがなってる。南だねえ。
 池の鯉が丸々と太っている。南だねえ(?)。どれも錦鯉だ、、、食材では無かろう(笑)。
 山の端に陽が沈んでいく。

 まずはお茶。
 各卓に電気ポットあり升。
 そして、一口ジュースは、パッション・マンゴ。

 料理は基本的に「おまかせ」で、ヴェジ/ノンヴェジの2種類。予約時にノンヴェジで注文済。
 本日内容を日本語で書いた紙をくれる。

 先付は、濃度の高いコーンスープとピーナッツ豆腐(上にトマト・アーモンド)。

 次が愉快で、細長~いバナナボート状の器に茄子とイクラが盛られてくる…のだが、よく見ると容器の底に黄色く敷いてある…?、あ、これが“茶碗蒸し”でした。ま、茶碗…では無いゾ(笑)。イクラの下がサーモン巻、横にキクラゲ。

 食養風お刺身の盛り合わせ、は「食養風」が効いてて(笑)、たっぷりシゴトした刺身がドン、と。
 案外(?)ウマイ。個人的には、よっぽと美味い場合を除くと、単純な直球よりこのくらい趣向を凝らした刺身の方がカワイイと思う。トコブシ、ウマ!
 逆に、野菜スティック組はもうちょっと手を入れてチョ…
 刺身の口直し…みたいなタイミングで、黒酢ドリンク調の果物酢が一口ずつ、来る。

 「カラスミ煎りモチ、帆立とフレッシュトマトのソース」は南瓜添え。帆立は胡麻ペースト・松の実乗せ。トマトソースは枝豆・玉葱。
 途中で、「大根と蕪のスープ 炙りカラスミの粉」も舞台に加わる。
 これは美味い、唐墨餅もいい香り、さすがだす。「台湾行って唐墨食ってきただ!」(笑)

 「トリュフとマッシュルーム 和えご飯」は、「チャーハンです」という口上で供される。
 チャーハンのおにぎり(上にアスパラ・玉子・刻み野菜…かな)で、炒めエリンギ・キャベツ添え。
 ここんちの林さんは日本贔屓で(台湾の人はみんなそうだけど(^^;))、かなり日本懐石インスパイア…らしー。…ので、それで、トリュフごはん…なんかな。まあこのトリュフオイルの香りは要らんけど、ちょびっとでエッジ立たせてる程度なんで、ま、あってもいーや。

 チャーハンをつまんでると現れるのが本日のメイン「蓮花鶏湯」。こちらのスペシャリテのようだ。



 いいね!
 地鶏、干しレンコン、蓮の実、シメジの類の茸、タケノコ
 清らかで滋味深く、素軽くて奥を感じさせる。好っきな仕立て、お味です。ええわ~!
 鶏本体もうっまいです。

 フルーツは、西瓜・牛奶蜜棗・世紀芭楽の3種。

 デザートは、タロイモをつぶした上に白玉・花生・黒蜜・ハトムギ・きなこ…をかけたような一皿。

 食後のお茶でゴチソウサマ。

 …そう、食事のお供はお茶なのである。
 茶懐石なのね(?)。
 尋ねたところでは、「ドリンクメニューは無い」「ビールは無い」だったし、回りを見渡した限りでは、みなデフォルトのお茶でやってた。
 ただ、帰りがけに通った1階席では、白酒らしき(?)の卓もあり、「持ち込みは可」…とか応相談とか聞き方があるとか、何かはあるのかもしれない。

 帰りのタクシーは、お店の方でバッチリ仕切ってくれます。
 ばいなら。
 ヴェジのコースも興味はあるなあ。…でもあの鶏湯でないのは、寂しい(^^;)。
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  親親小吃店
  
台北市中山區中原街14號 2 2541 5225
11:30~21:30 土休

・ 台北の小吃

2014年 3月 ☆☆

 *蛤仔湯
 *肉燥意麺(湯)
 *魯肉飯

[AQ!]
 快晴の朝、暖かく…下手したら暑くなりそう(^^;)。
 ホテル近所の評判店へ。11時半開店らしいから、ちょうど?

[へべ]
 口開け。ガラガラ。

 はまぐりスープ。はまぐり(小ぶり)の旨みがギュっと濃いのに清いスープはさすが。
 こ、これは…と飲み進むと、底に本体の沈むショウガや2ひらの九層塔、きらきらっと油滴が光るくらいの油の香りの繊細なハーモニー。
 湯麺のバーソー、揚エシャロット風味も旨い。

[AQ!]
 蛤仔湯は、2葉の九層塔・生姜・ひと垂らしの油。繊細なバランスの美学。強くて濃い蛤のエッセンスを品良く整える。
 肉燥・平打ち麺、こちらのスープも美味。
 ここの魯肉飯は、なんか、いい意味「吉牛」を思わせる(^^;)。トロリとして、親近感が強~く。

 小吃店で、品書は色々あるんだけど、オネーサンのオススメは、「まずは…」この3品と麻醤麺を指さしてました。
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  金峰魯肉飯
  
台北市羅斯福路一段10號之2 02-2396-0808
8:00~25:00(第2,3日20:30)

・ 台北の魯肉飯

2014年 3月 ☆

 *魯肉飯
 *苦瓜排骨湯

[AQ!]
 魯肉飯の有名店。
 中正紀念堂站2番を出ると、特徴的な看板がすぐ見える。
 朝~深夜の営業時間は、有用。
 着いた時(21時半くらい?)は行列だったが、5分待ち程度。

[へべ]
 蓬萊邨のスープのリベンジはここで!
 店前、軽く行列。
 苦瓜がジューシーでスープも旨い。
 ルーロー飯 要素が独立バラバラな感じに見えて味わうと一体。
 これは旨い。いい香り。
 活気ある店内。
 向いのカップルは7皿。
 ごきげんなお会計おじさん。

[AQ!]
 向かいのカップルはこの一軒で「夕食スペシャル」かな?(笑)
 苦瓜排骨湯が値段の割りにけっこう良い。苦瓜がフルーティ、甘くコクがある。さすが南の国。白レイシっぽい種類かな。
 馳名の魯肉飯も美味しくいただいた、魯肉飯って店による個性があるっちゃ、あるんですねー。四方阿九の魯肉飯も食ってみたくなった。
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  正老牌魷魚平
  
台北市康定路2號 +886 2 2331 3394
10:00~21:00 月休

・ 台北の米粉・魷魚焿

2015年 3月 ☆

 *魷魚焿
 *米粉炒

[AQ!]
 2日目昼。

 ビーフンが食べたい!と正老牌魷魚平。秋葉原と原宿を混ぜたみたいな西門を駅から10分ほどブラブラ歩く。

 ここの炒めビーフン、ええわあ。魯肉のかかった味も絶妙だが、ピン!とフワン!とのど真ん中にバランスする食感に萌え。
 烏賊スープが見事に相補的な相方(あと、大根がうまーい)で、ほとんどこの2品だけで1965年から続いてる店…というのがよくわかる。
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  赤肉胡椒餅
  
台北市羅斯福路1段25號 02-2391-7713
10:00~20:30 日休

・ 台北の胡椒餅

赤肉 2016年11月 ☆

 *胡椒餅

[AQ!]
 中正紀念堂站の駅前、羅斯福路1段沿いに黄地赤文字のでっかい看板が目立つ。わかりやすい(笑)。道の斜め向かいには「金峰魯肉飯」の看板、この場所も小吃一網打尽にはイイのかも♪
 胡椒餅はホンのちょっと小ぶりだけど30元と安い(10個買えば1個オマケ。「妙口肉包」もそうだったなあ、台北サービスかw)。
 烤地瓜…焼き芋も売ってる。
赤肉
「オニーサン、ひとつくださいな」
「んーと、4分待ってくだしゃんせ」
 で店頭に腰掛ける。
 炭の釜を扱う職人さんの足元には強力扇風機。
 店の横に積み上げられた葱の量がすごい。葱が支えるレシピなのがよくわかる。
 「彰化優鮮 渓湖葱」…なのだが、葱を束ねるテープを見ると「FRESH VEGITABLE 新鮮やさい」とプリントされている(^^;)。ふえー、野菜結束テープは日本製なんかなあ? 高級感が出るんか? (^^;)
 まあ国境無き日本と台湾、って感じ。
赤肉
 とか言ってると焼き上がってくる。
 すかさずパクっ、ウマ! やっぱ好きだわ胡椒餅。
 赤肉のは、スパイス香りのたちがいい。強くないけど抜けがいい。胡椒もそういう感じ。豚腿の味が落ちついて、厚めの皮はパリパリゾーン/ふっくらゾーンを併せ持つ。
 むっちゃいなたいのにちょっと品良く。

 林森南路側の向かいに、「Green Juice」というオーガニックジュースのショップがあった。アップル+パイナップル・ジュースをいただく。
 ナイスコンボかも♪

  → 2016台北旅行記はこちら
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  雙連圓仔湯
  
台北市民生西路136号 (02)2559-7595 www.sweetriceball.tw
11:00~23:00 月休

・ 台北の圓仔湯

2014年 3月 ☆

 *甜麻糬

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  蘇杭餐廳
  
台北市濟南路一段2-1號臺大校友會館 02-2396-3186 www.suhung.com.tw
11:30~13:30/17:30~20:00

・ 台北の江浙料理

2014年 3月 ☆☆

 *桂花甜芋 Steamed Taro Marinated in Sweet Osmanthus Sauce
  木犀入りの里芋煮
 *絲瓜蝦仁湯包 Steamed Sponge Cucumber and Shrimps Soup Dumpling
  へちまと蝦の小籠包
 *私房臭豆腐 Signature Stinky Tofu
  臭豆腐の辛味土鍋煮
 *スイカ
 +台湾ビール金牌

[へべ]
 連日の「反・黒箱」抗議活動で騒然とし学生側のテントやのぼりが立ちならぶ立法府周辺…はたして台大会館内の店なんかやっているんだろうかと、おそるおそる足を運んでみると、フツーに、やってた。

[AQ!]
 素晴らしい!

 台北站から歩いて5分の立法院=国会は、現在、学生が占拠中。テントが取り囲む道を挟んで立法府の向かいに建つ臺大校友會館内にあるレストラン。
 會館の玄関前まで、抗議学生が溢れているが、空気は平穏。政治的混乱に慣れている(のか?)(^^;)。

 里芋・臭豆腐・小籠包…は得意そうで、それぞれ数品がオンリストしている。そこから一品ずつ選んだ。

 里芋の冷前菜は金木犀煮。いただくと、喉の奥の方から、ホワ~っと妙なる香りが広がってきて、まことに典雅。これは日本じゃ食えないなー。売れないだろうし(^^;)。

 小籠包は実に繊細な作り、たおやか、確かにこのヘチマ版は台湾の印象そのもの。サイコーです。

 私房臭豆腐は、目の前でオニーサンが混ぜてくれる。うひゃ、ウマ! Mさんなら速攻で白飯注文、Kさんなら速攻で紹興酒注文…って感じ。
 十分に臭いのだが、「いい匂い!」…って言葉しか、出ない。
 この品に限らないが、料理に使われる香菜類がドンピシャ適切な量・按配なのが、何とも正しく、ウマイのは感心。

 本日は夕飯の開始時刻が早いので、2人でこの3品。やや軽め。適切にはもう1,2皿…つまり2人で4,5種類というとこか。
 1皿量が2人だとタップリ目でもあり、ホントーは、3,4人連れがベストではあるかもしれない。

 正午を回っても、聞いていたほどの客の入りではない。
 台北の人も、“さすがに今日はアソコ、休みかな?”…と思った、かな?

 …出来たら滞在中にもう一度来たい店。

2015年 3月 ☆☆

 *涼拌菜心
 *寧式鱔糊
 *砂鍋腸旺臭豆腐
 *花素蒸餃
 *スイカ
 +台湾ビール金牌

[AQ!]
 昼に阿嬌的店でタラフクいただいた筈もすっかりオナカは空いて、“んー、腰の落ち着くとこで臭豆腐とか?”と蘇杭餐廳濟南店。
 台北駅前ホテルに泊まっているので臺大校友會館内のこの店は、歩いて10分もかからない。
 昨年は人山の黒だかり(^^;)だった立法院の前を通り過ぎる。ひっそりとしている。

 菜心のオツマミは微辣。ナッツ・ピーマン・香菜など、と涼拌仕立て。

 田ウナギは清炒もあったが寧波式の方を注文。黄韮がドバッと入ってる寧波風。葱・香菜・生姜。
 これはウマイぞ! 鱔は醤油で黒茶色にドロドロと仕立たることが多いのだが、ここのはかなりクリアで、鱔のヌメリ食感・味・香りが醤油バリアに邪魔されないでこちらに届く。ウホホ♪

 臭豆腐は4種の料理がオンリスト。まあ土鍋が気分かな…土鍋仕立ては2種あり、日本語表記で読むと「臭豆腐の辛味土鍋煮」「臭豆腐土鍋煮」(^^;)…日本語では“辛いのと辛くないの”みたいだ(が、実は全然違う)。前者「私房臭豆腐」は前回いただいたので、今日は後者「砂鍋腸旺臭豆腐」にする。
 文字通り、モツがごろちゃら入った土鍋。それに味出しの漬物も入ってる。うんまい。レバーの質の素晴らしさにびっくり、腸の甘さも良い。

 蒸し物は、また絲瓜蝦仁湯包もいいなあ♪と思っていたのだが卓上の「新品上市」に紹介されてる花素蒸餃に惹かれてそっちへ。
 青江菜・蛋・蝦皮・香菇・冬粉…の蒸し餃子。
 いただくと“春の野に遊ぶ餃子”…みたいな風景が頭に浮ぶ♪

 見回すと、蒸篭が並ぶ卓・土鍋が並ぶ卓・炒め物の皿が並ぶ卓…と様々。この店の芸域の広さがちょびっと窺われる、か。

 蒸餃をいただいていると、追加注文の有無を聞くこともなく西瓜が置かれる。…台湾システム(^^;)。
 ま、〆はどっかにハシゴしましょ~。
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  鼎泰豊 本店(信義店)
  
台北市信義路二段194號 (+886) 0223218928 www.dintaifung.com.tw
10:00(土日祝9:00)~21:00 無休

・ 台北の小籠包

鼎泰豊 2016年11月 ☆

 *小籠包
 *絲瓜蝦仁小籠包
 *炒豆苗

鼎泰豊
[AQ!]
 小腹が減ってくる。
 今回最後の一食…まあ軽食だが、どうしよう?
 数案、検討したのだが、真正面(^^;)に「鼎泰豊(本店)」に行くことにした。
 決定要因としては、
「そろそろ一回くらいは行ってみてもいいんじゃね?」「平日の15時半とかさすがに行列が短いんじゃね?」
 ってところ(^^;)。

 東門站のすぐ近くに「鼎泰豊」の看板がかかってる。
 人ごみはあるけど、大したことない、イイね。…と行ってみると、小さな人だかりも「記念撮影」の集団で、行列は無しであった。
 ほほほ、イイ読みだったざます。2階に上がってみれば、ガラガラ。
鼎泰豊
 小籠包にヘチマ小籠包。
 えーとそれに隠元炒め、、、を頼んだ瞬間に卓上の「山蘇は如何?」のポップに目がいった。
…あ、ごめんごめん、山蘇にして
…はい、あれぇ今日は無かったような、ちょとマテ …ごめんなさい、豆苗ならあるます
…じゃ、豆苗

 ものすごく調った小籠包。The 小籠包…って感じ。小籠包といふスタイル…って感じ。
 ぶっちゃけ、小籠包好きにはたまらないんだろうなあ。皮は薄く、小ぶり。
 ヘチマは少し青臭めのタイプ。
鼎泰豊
 まあ、鼎泰豊の日本店とは段違いなのはワカタ。
 同時に自分らが、そこまで小籠包迷でないのはワカタ(^^;)。ヘチマ小籠包はやっぱ、蘇杭餐廳で食うかなあヽ( ´▽`)丿。

 丁重な接客…っぽい感じ、と、どんどん食べさせてどんどん回転させる、というのとを高次元で融合させた(笑)サービスは、ナカナカのもの♪
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  半斤9兩台菜海鮮餐廳
  
台北市中山區吉林路142號之1 02-25417333
11:30~14:00/17:00~22:00

・ 台北の台湾・海鮮料理

2014年 3月 ☆☆

 *蕾菜の炒め
 *麻油鶏シラコ湯
 *鱿魚の生姜炒め
 *清蒸紅條魚
 +台湾ビール金牌

[AQ!]
 到着日、ホテルに落ち着いて20時半。
 夜市を除くと夜が早い台北なので、出動しないといけない。
 向かった先は、歩いて行ける「半斤9兩」。
 吉林路を行けば、目立つ看板はすぐみつかる。
 入店30分ほどでLOだったので、目安、遅くとも21時頃までには始める…くらいの店かな。

 オバチャンが「ウチは、No Menuだから、」…店の前で決める。軒先に、海鮮をはじめとした実物の食材が並び、また菜単も貼り出されている。

 サイズが適当な魚があれば清蒸魚は行きたいところ。オバチャンが「これイイよ」と指す紅條が丁度良し…で決まり。520元だったか。
 仕上がりは葱の上に更に黒胡椒がかかっている。台湾風? これはこれでナカナカ。紅條はユカタハタかな?

 鶏腎臓(?)がツヤツヤでイイ感じなので「コレ!」と言うと、オバチャン「それはシラコじゃないよニワトリだよ、いいの?」…的なことを言う。「おーけーおーけー♪」
 薬膳スープ風の「麻油」仕立て。
 …実は後で判明したところ、オバチャンの意味するところは
「それはニワトリのシラコだよ」
 だったようで、麻油精巣湯…なのであった。確かに、マメにしては白いよな(^^;)。
 これはビックリした。こんなん、食べたことないわー。胡麻・生姜の効いた麻油湯…って料理もあまり経験無いけど、冬の台湾ではポピュラーな仕立てみたい。精巣の、プルンとしてニュルっとした食感にゾクゾクする。漢方テイストにこの触りと香り、エロいわ~♪ たまらん!
 頼まなかったけど、「鵞腸」もどう料理するか、気になったなあ。

 イカはオバチャン推奨、葱と大量の生姜を使った炒め。蕾菜ともども、ピッタリ美味。

[へべ]
 「extra半斤九両」の看板・店頭に海鮮陳列、ここかな?と半信半疑で、入店・着席。
 No Menu 店頭選食材
 これイイヨ、魚。とおすすめが氷に埋もれた頭を見せてくれた紅條。
 落ち着いてくると海鮮以外の食材も見えてくる。
 ボールの中につやつやと白い長卵形の内臓は鶏の腰子(後にシラコと判明)。鵞腸と迷ったが腰子を試してみることに。
 さらに視野を広げると、野菜コーナーにつぼみ菜らしきものが。
 あとはオネーサンおすすめのイカ炒め。
 注文が決まって頭が冷えてくると、食材のうしろ壁には実はメニュー(各種料理名)が並んでいた。
 でも注文はこれでばっちりな感じでもあり、席へ戻る。

 姜炒小鱿 イカの生姜炒め・醤油味
 炒大娃々菜 つぼみ菜の塩にんにくショウガ炒め
 麻油腰 鶏シラコの麻油煮込
 清蒸紅條 紅ハタの清蒸

 ゴボウか?と思うカットと量のショウガとたっぷりのネギと炒めたイカはやや甘みを感じる醤油味。全体、とてもいいバランス。

 つぼみ菜は伝票見ると「大娃々菜」とあった。娃々菜系なのか? スライスして塩にんにくしょうが炒めがどっさり出て来てうれしい!

 鶏シラコ。表であまりのきれいなつやつやぶりに「これかな?」と指名。「魚の白子じゃないけど大丈夫?」と念を押される。
 街で品書看板に見かける「(麻湯)腰只湯」らしき料理になって登場。これがウマイ! 白くぷっくりした鶏白子は淡白なめらか。スープのコクのある味と絶妙の相性。

 清蒸上々! いいサイズ。おいしく出来てて、ネギに胡椒がいいアクセントでよく合ってた。

 (21時半ごろ?)ラストオーダー。
 他の卓はここで鍋を注文! あとはシャッターおろし、椅子は積み上げ、食材陳列卓は中へ入れて立てかけ、閉店まっしぐら状態の中で、「入れてよかったよねー」とまったり食べ進む。
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  阜杭豆漿
  
台北市忠孝東路一段108號華山市場 02-2392-2175
5:30~12:30 月休

・ 台北の朝食

2014年 3月 ☆☆

 *厚餅夾蛋
 *鹹豆漿
 *冰豆漿
 *油條
 *焦糖甜餅
 *蘿蔔絲酥餅


[AQ!]
 旅行最終日、12:50桃園空港。
 というわけで、昼メシは無理。
 …とならば、朝食。…とならば、音に聞く阜杭豆漿に行ってみねば、なるまい。

 と、そこまでは即決条項なのだが、この店、営業時間中はずっと行列…というスゴイ人気なのだ。最長1時間待ち、とか言うのである(^^;)。
 まあ恐ろしくもどーすべー?…なのだが、早めに行ってしまえ、ということにした。

 雙連站を始発の地下鉄でスタート、6時15分くらいに着く。
 既に、交差点近くまで列が伸びていたが、待ち時間は15分ほどであった、か。
 フードコートの席を1軒で全部使える時間なのは、イイね。

 俺の「最高の朝食」、また候補ができました…的(笑)。
 豆乳観、変わりますな。



 鹹豆漿はオドロキ!
 揚げパン・葱・干しエビ・肉そぼろが乗った塩味。
 冰豆漿と厚餅夾蛋の相性もまた、よろし。
 鹹豆漿のウマさにタジタジというかコーフンというか、…だが、しばらく経ってからフラッシュバックして来るのは冰豆漿…かも。

 甘味・塩味と2つの胡麻パイは旅程の楽しみに…、とテイクアウト。
 薄い袋に入ってるし、コンビニ袋を持参したので簡単。有料でテイクアウト仕様にしてもらうことも出来るらしい。
 ま、“後のお楽しみ”に我慢したが、実は腹具合的にはパイくらいまでペロっと入ってしまいそう。
 何せ、いずれも仕上がりが、軽い!

阜杭 2016年11月 ☆☆

 *厚餅夾蛋
 *鹹豆漿
 *冰豆漿
 *焦糖甜餅
 *蘿蔔絲酥餅


[AQ!]
 zzz... zzz...
 ♪ジリリリリリリ~ん♪
 …ぬぬっと起き出す。5:10。善導寺站近くのホテル。

 …と、ミエミエの行動を取るワシらは眠い目をこすって華山市場へ。
 5:25
 開店は5時半。さすがに行列が短い。ぴったり階段の下あたりまで。
阜杭  で、数分で入口が開放されたか、列が店内に吸収されてみると、最後尾は階段踊り場付近。
 これなら列は無いも同然♪
 まあしかし前後を見るとほとんど地元のヒト、って風情。毎日なんだから、すごい人気だよなあ(^^;)。

 開店直後らしい…のは、注文が殴り書きされた段ボールがずらりと並んでて、そこにどかすか厚餅夾蛋などを詰め込んでいってる眺め。「6:00」などのピックアップタイムが付記されてる。

 ボクらの注文は5品…自分ら的決定打かな♪
 世界豆漿、世紀豆漿、永和豆漿…それぞれに良さがあるのはまったくその通りだけど、豆漿に関してはやっぱり阜杭が(ちょっとだけ)「凛とした」印象があるかなー。
 早朝のまだ人間もどき状態のワシらの前の5品が…スルスルスルと消えていく(^^;)。「最高の朝食」候補だなあ、コレ♪
 焦糖甜餅・蘿蔔絲酥餅は後で食ってもいっか、とテイクアウト可能状態にしといたんだけど、食べてしまいましたわ。冰甜豆漿との相性がイイんだよね~。
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  福州世祖胡椒餅 重慶店
  
台北市重慶南路1段13號 02-2311-5098
11:30~22:00 無休

・ 台北の胡椒餅

2014年 3月 ☆

 *胡椒餅

[AQ!]
 台北站から歩いて5分ほど。饒河街夜市に本店がある胡椒餅屋さん。
 行列が出来ている。並ぶ。

 目の前、モロ街頭…で、餅をこねて丸めて…ってとこから作業してる(^^;)。
 まあ時間も夕方の変な時間だし、大して待たない。…とゆーか、行列というより“焼き上がり待ち”って感じで、焼けたのが出て来ると、どっと列はハケる。

 どっしぇ~、こりゃウンマイわ!
 パリ、サクっ。ジワ、ジュルっ。
 タンドールみたいな焼き釜の威力あって、軽~いドライ感・香ばしさ。中はジュルシー(^^;)で肉汁の旨味、胡椒が香り立つ。
 恐れ入りました(笑)。

2015年 3月 ☆

 *胡椒餅

[AQ!]
 ANAが張り切って小一時間早い到着となったので、オヤツに福州世祖胡椒餅。
 昨年は焼けるのを行列で待ったのだが、今回は待ち時間無し。
 うめえなあ。
 まったく具合のいい食べ物♪
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  蓬萊邨
  
台北市大安區仁愛路三段 台北福華飯店 02-2326-7433 taipei.howard-hotels.com.tw
11:30~14:30/17:30~21:30

・ 台北ハワードプラザホテル内の台湾料理

2014年 3月 ☆☆

 *炒山蘇
 *煎菜脯蛋
 *韭黄鱔魚 Sauteed Eel with Chives
  鰻の葱油炒め
 +台湾ビール金牌

[AQ!]
 夕食はまだノープランだったが、あたりが暗くなるのに急速に背中を押されて、会議開始。
 まず、食いたいものは幾らでもある。
 …が、やっぱ、夕食メインは「落ち着いて」「酒が飲めて」だよなあ、という気分が強く、レストラン系で考えることに。
 そこで思い浮んたのが、平野久美子さんの本にあった菜脯蛋。
 福華大飯店内の「蓬萊邨」のスペシャリテである。
 うん、それ、行ってみよー!
 忠孝復興站から歩く。

[へべ]
 大きなホテルのB1Fのレストラン。
 ドーンと広いサルに2人卓から大勢までにぎやかに繰り広げられていて、中華っていいな的気楽な雰囲気。
 レストランはお酒が飲めていい! ビールと赤のグラスワインで。

[AQ!]
 大きい四角いサルにワーワーガヤガヤ、まことにチャイナー、な、大ホテル内の一軒。ここには多くのレストランが入っている。
 (あと聞きだが、こちらは開店30年になろうかという歴史だが、その前はディスコであったらしい。そう聞くと、まことに頷けるスペース。また、台湾の5つ星ホテルにある唯一の台湾料理レストランらしい)
 ドリンクメニューは無いっぽい。台湾ビールと、卓上セールスのべりんジャーかなんかのグラス赤。
 サービスは、やや日本語英語が苦手っぽく、避けてる印象(^^;;)…ってか、早口早足。

 注文はすごい勢いで出てくる。
 韭黄鱔魚:  田鰻、モヤシ、九層塔のバランスよいハーモニー。うまい。

[へべ]
 「ウナギの炒め」 写真がよさげで選んだらこれが当たり!
 田ウナギ九層塔炒め もやし 唐辛子
 魚は田ウナギで、いい食感・いい味。唐辛子をちょっと効かせた強めの味にもやしがばっちりの相性で、地元九層塔はさすがにビビッドに香り立つ。

 “山菜”炒め つるむらさき的ぬめりがある、先っぽがくるりと巻いた (その点はシダ・ワラビっぽい) 葉っぱ。
 ぬめりがいい感じの、たっぷりした味。トウチ、小魚、イカ、ネギ。

[AQ!]
 炒山蘇: そうそう、日本語訳は「山菜炒め」。
 ツルムラサキ的ぬめりとコゴミ・ゼンマイ的なクルクル。味出しがスルメ。
 また頼んでもいいナア、って感じ。
 (はい、後知恵ですが、山蘇は「シマオオタニワタリ」のこと。南やなあ。日本でも八重山ではずっと食べられているらしー)

 煎菜脯蛋: 大根オムレツの、勇壮(笑)な焼かれ具合がなぜかシミジミと美味い。しっかりと焼かれて、フワり感が残っている。
 「昔の、伝統改良型オリジナル」料理らしい。
 (あと聞きだが、“冷蔵した卵じゃ、こうはならん”などの秘訣アリ、とか。しかし、ホテル公式サイトの「台式Pizza」…という紹介は如何なものか(笑))

[へべ]
 大根オムレツ (名菜)
 こんがり丸いきつね色。
 けっこうしっかり焼けているのにしっとりふんわりした玉子に、干し大根の味と食感がちりばめられた「(酒が)飲めるオムレツ」。
 名菜というのもうなずける、これはいい料理!

 「苦瓜とスペアリブの湯」が来ないなあと思っていたら、電光石火の勢いで卓上すべて片付けられ、「これサービスね」とピーナツきなこもちとお茶 (どちらもおいしくいただきました!) が登場。
 やられた!
 オーダー通ってませんでした。
 ま、そんなこともありますか、続きはどこか別のとこで…と気をとりなおす。
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  妙口四神湯・肉包專賣店 
  
台北市民生西路、迪化街一段交叉口 
12:00~19:00 月休

・ 台北の肉包・四神湯

妙口 2016年11月 ☆

 *肉包
 *四神湯

[AQ!]
 民生西路と迪化街一段の交差点に彰化銀行がある。
 その前の通路、銀行の軒先に簡単に机が並んでいて、うず高く肉まんが積みあがっている。隣に、蒸篭蒸しと鍋。
 ものすごく簡単な屋台セットだが、常打ちの肉包の名店で、何でも一日1000個売れるとか。
 12時開店の直後に通りがかった。もうテイクアウト肉包がパカスカ売れている。

 10脚…もないか、プラ椅子が出てて、こちらで食べられる。えーとイイすか?…と座るや否や、「ホニャララ?」と聞かれ、えーと何だ?…と考えるヒマもなくホカホカの肉包がそれぞれに渡される♪
「ああ、それからさぁ、ここに書いてある四神湯、これも一つね」とお願いすると、「ホニャララ?」と聞かれる。えーと何だ?…と聞き返すと、今度は「ホニャララへニャララ?」と説明が続く。えー、と?、
妙口  …どうやら、四神湯は、今はまだ開店直後であるのでモツの一部は煮込み中である、と。まあだから、出せるのは一神湯か二神湯(笑)みたいなもんだが、それでいいのなら、四神湯60元のところ40元での提供だ、ということらしい。
 お願いする。

「THE 肉まん」…とでも言おうか、実にこの整った旨い肉包で、瞬殺。バランスがいいけど、皮のフカフカ感がとくに印象に残るかな。
 まあしかし、肉包は日本の肉まんと「わりとよく似てる」。日本に入るのにあまり調整が要らなかったタイプの食い物なのかな。ん~、551なんかよりはずっと上品ですがw。
 四神湯のベースだけ(笑)…もいい感じで、完成形をそのうちにw。「汁は継ぎ足し無料」で、ちょこっと足してもらう。

 肉包と四神湯…って、わかったようなわからんような組合せだが、雙連の他の店もこの組合せをウリにしてたんで、定番なんかなあ。

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  民樂旗魚米粉湯 
  
台北市民樂街3號 
6:00~12:30

・ 台北の旗魚米粉湯

民楽 2016年11月 ☆☆

 *旗魚米粉湯
 *炸紅燒肉

[AQ!]
 永樂市場の目の前。小吃店が並んでいる。
 汁ビーフンで行こ~♪
 その一軒、民樂旗魚米粉湯の前のプラスチック椅子に陣取る。
 注文は「米粉湯 炸紅燒肉」を…と筆談。
 米粉湯はほぼ全客が頼む。合いの手のオカズに各種の炸や青菜炒めを付ける人が多い。

 旗魚のクリアスープの米粉。魚肉はほんのちょっと散ってるくらい。葱。トゥサンプルマン♪
民楽  まったくもって、さりげなくうまい。
 するするするする… するするするする…
 はんなり・たおやか、で、奥にちょこっと人なつっこさがある。
 いやあ台湾だ、台湾さ来ただね~♪
 揚げ豚の方も、見た目を裏切る(笑)アッサリ感(乗ってる生姜細切りもあわせて)の食べやすさで、たしかに汁ビーフンと好相性。

 割りと恐い顔のオニーサンも優しいw。
 ここはまた来たくなりますた。

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  陽明春天 忠孝店 
  
台北市大安區忠孝東路四段98號10樓(98大樓) +886 2 8772-1829 ymspring.com.tw
11:30~15:00/17:30~22:00

・ 台北の蔬食創意料理

陽明春天 2016年11月 ☆☆☆

 [尊爵セット]
 *キクラゲの飲み物
 *春盛りサラダ
 *ピンポンの実のグラタン
 *カボチャゴマ豆腐
 *焼きヤマブシタケとエリンギ
 *健康酢飲
 *何首烏漢方スープ
 *ぶっちょうしょう
 *シェフ・ホーム・デザート
 *季節のフルーツ
 +明日葉のお茶
 +フレッシュジュース
 +ホット・ハーブティー

陽明春天
[AQ!]
 さて、ゆんべはイノベイティブなモダンの雄「MUME」にお邪魔したのだが、台北にはリファイン系モダン台湾料理というべき一団もある。
 食養山房とか少帥禪園とかそうであると思うんだけど、そちらで名を馳せる一軒に陽明春天がある。今回、訪れてみた。
 2007年創立の蔬食創意料理餐廳で、精進料理に茶道・アートを融合する。
 陽明山の上に本拠地店があるんだけど、今日は帰国日でバタバタしかねないんで、市中の忠孝店に。こちらは2008年開店。
陽明春天
 忠孝復興站近くに「98」って食い物コンプレックスビルがあって、その10階。
 窓が大きく、お、視力3.0なら本拠地が見えるんじゃね?w…みたいに、郊外の山々を遠景に望む。
 オールド台湾と今っぽさを融合させた気持ちいい店内。
 (実は大型台風(因梅姬颱風)に被災し、改修。10/3に「恢復正常營業」したばかり。それでピカピカなのかもしれない)
陽明春天
 まず手水鉢が置かれる。手を清める。
 明日葉のお茶を卓上の鉄瓶から注いでくれる。呑みながら献立を眺める。
 コースが数本にアラカルト。
 スタンダードな感じのプリフィクスコースでお願いする。回りを見てると、案外アラカルトも多い。
 酒は無い。「精進なんでありません」って。食養山房もそうだった(持込可だったけど)し、その辺の切り分けはつけるのが台湾。
陽明春天
キクラゲの飲み物
 摩訶不思議な。キクラゲと干棗のトロっとした飲み物。24時間煮込、糖質・コラーゲン。「何とも言えないなるほど」のいい感じ。容器も不思議で、日本では昔のヨーグルトやプリンを思い出すw。

春盛りサラダ
 5点盛り。長イモに花粉・トマト・チーズタピオカ・味噌胡瓜・飲むチアシード酢。
 洒落て軽快。
陽明春天
ピンポンの実のグラタン
 エスカルゴ皿に入って、グラタン。お、栗か!?…ってのが、ピンポンフルーツ。
 …って何だよソレ(^^;)。…は、後知恵ですが、

ピンポンフルーツ:
 これ即ち、蘋婆(ピンポー)の実。ピンポーという響きから英名がpingpong treeになったらしく、卓球とは関係無し。鳳眼果とも。
 アオイ科ピンポンノキ属(Sterculia)という属になるのだが、このSterculiaという属名は「ローマ神話に出てくるトイレの神様、転じて「うんこ」」の意味らしい。
 …なんか、ちょっとググっただけでネタの宝庫だな(^^;)。

 というピンポンのグラタン。ピンポンとホワイトマッシュルームが交互に入っており、バニラ風味。
陽明春天
カボチャゴマ豆腐
 マッシュ南瓜・胡麻・昆布ソースの豆腐仕立て。
 一匙目は、しつこい?というくらい強めの濃厚さがあるのだが、進むとかえって爽やかさがあり、めちゃ癖になる感じがする。
 この取り合わせ、アレ花生かな?…と思うような香り。

焼きヤマブシタケとエリンギ
 ステーキ!
 この店のスペシャリテ…らしい一品。なかなか美しい(ソースの描き方はめっちゃ慣れてるなw)。
 山伏茸焼・ソース・ブロッコリー・ぬめりのある青菜・パイナップル・パイ/エリンギ煮/黒トリュフのリゾット/ピクルス
 とにかく、拳骨の大きさの山伏茸の迫力が凄い。かぶりつくとまた凄い、俺は尸解仙するっつうのか…って仙薬状態♪
 まあしかし、山伏茸ステーキがわしわしと食えるのは、胡椒の効いたソースの塩梅がよろしいからか。このソースは別容器で追加アリ、追いがけOK。
 しかしその山伏茸以上?の驚きは、ここんちの「エリンギ」。エリンギなんだけど、まあ軽~く含め煮して軽~く炙ったくらいかなあ、そのまんまって感じのエリンギなんだけど、驚倒的に旨い。
 エリンギは別名に白アワビ茸、ヒラタケ類はアワビ茸の名前を頂戴することが多いが、このエリンギはホントに鮑みたいなんや。アワビ+松茸+椎茸…みたいなんですわ。
 傘が小さくて軸がブワっと太いエリンギなんだけど、何なんだろ?
 黒トリュフリゾットもよく出来てるけど両巨頭に睨まれて、可愛くガルニ(笑)。
陽明春天
健康酢飲
 健康ハーブ酢。
 やたら飲み物が多いコース(笑)。飲みやすい味になってる。

何首烏漢方スープ
 蔓ドクダミ、アメリカ人参、アンゼリカ、黒豆、堅果などの薬草スープ。
 何首烏…ってたまに見るよな何だっけ…ツルドクダミだ。ググり後知恵を付け加えておくと、日本では八大将軍吉宗が取寄せてから、増えたらしい。
 見た目は、漆黒の闇のスープ(笑)で漢方薬風味。
陽明春天
ぶっちょうしょう
 ベジタブル佛跳牆。…ケンタカセにもあったな、精進版。
 山伏茸・檳榔花・野菜など10種以上の素材から。
 檳榔花ってまた「何じゃコレ?」なモノで、虚弱な稲穂みたいなルックスなのだが、もっと野菜っぽい食感で淡いカリフラワーみたいな…。
 お味の方はナカナカにファッチューチョン感が出てます♪
 黒騎士な何首烏湯に対し、白騎士っぽい(笑)。
陽明春天
シェフ・ホーム・デザート
 白キクラゲ・蓮の実・フルーツの冷スープ仕立て。かなりすごくウマイ、上品な抑えがきいてる。
 甘味だけ追求のヒトも来た方がいいんじゃないか?…くらい。

季節のフルーツ
 ドラゴンフルーツ・グアバ。
 これは、そのまんま。
陽明春天
 …にて一件落着♪
 ふぅ、こちらも「台湾らしさ」横溢でとても楽しい。台湾の食材・料理の奥深さに、探検隊のような気分も修行僧のような気分も、味わえる(笑)。
 精進制限の条件戦…ってのは、面白いねぇ♪

 ボクらは12時前からやってるけど、次第に客席・奥の個室の宴会も始まる。
 アチコチで石鍋がじゅーじゅーいってる、なんだアラカルトに精進ピビンパでもあったか?…次回の憧れ(笑)。

 オネーサンがエレベーター呼んでくれて、扉が閉まるまでお見送りしてくれます♪

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  賴雞蛋蚵仔煎 
  
台北市民生西路198之22號 2 2558 6177
15:00~26:00

・ 台北の雞蛋蚵仔煎

2014年 3月 

 *雞蛋蚵仔煎

[AQ!]
「寧夏夜市」あげいん。
 小腹が空きましたね、と、牡蠣オムレツ…雞蛋蚵仔煎を抓む。

 寧夏夜市は雞蛋蚵仔煎の店が多いが、夜市入口近くに店舗を構える有名店「頼」で。
 かなり多くの時間帯で、行列 (さほど長くない) が出来ている。
 販売オンリーに見えるが、一間先にイートインスペースがあって、座っていただける。

 小粒の牡蠣がいっぱい入った玉子焼に、ドロッとちょい甘酸っぱいソース。
「うーん、まあ屋台テイスト…っつうですかぁ、、、」
 って感じかな。
 B級訴求的嗜好には、イイかも。
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  梁記嘉義雞肉飯  Liang Ji Chicken Rice
  
台北市中山區松江路90巷19號 (02)2563-4671
10:00~20:00 日休

・ 台北の鶏肉飯

2015年 3月 ☆

 *茄子炒め煮
 *半熟蛋
 *鶏肉飯
 *虱目魚湯

[へべ]
 ホテルのチェックアウトも済ませ、松江南京駅へ。
 今回は台北のみ、移動はオールMRT。悠遊カード(前回購入・使用してたのが使えた)さまサマだった。

 歩いていくと手前の他店の看板の下から少しずつ見えてくる赤い看板。
 「飯」→「肉」→「鶏」 これだ!

 えーとえーと、と見回していると「トリゴハン?」と聞かれ、オカズ・セレクトコーナーへ誘導され、目玉焼と茄子の炒め煮的なものを。
 席につくとスープの注文も。

 鶏肉飯が、なんともおいしい!
 登場時、ひと目見て、アレ?と思うのは具のトッピング量の少なさ。
 →(思えば金峰も阿嬌も「のっけ量」は意外な少なさで、全体を混ぜた結果が何とも品良く仕上がる…という点は共通しているかも)
 ひと口食べてウマサに驚く。
 細く裂いた鶏肉とタレの油っ気が、台湾らしい(日本よりねばり気のない、でもパラッパラでもない、お箸でいける)ご飯によく合って、香ばしく香り立つ。
 途中で「味変」したくなったら卓上の漬物(キュウリのQちゃん風)とかも。そしてオカズ・コーナーからのみごとな半熟の目玉焼のっけ、も、なかなか良い作戦。

 スープは? と問われて、ここで試しにいってみた虱目魚(サバヒ)湯が絶品!
 半割りにした頭がゴロンと入ったクリアなスープにセロリ細切りとしょうがの薄切り。
 汁にしっかりとサバヒの味が出ていて、とてもきれいなスープ。おいしい魚なんだなあ(サバヒといい、カジキといい)と実感。

 11時半ごろ入店、どんどん客が入り、弁当もじゃんじゃん売れていく繁盛店だけど、楽にもてなしてもらい、神棚の下でゆっくりいただきました。
 ごちそうさま。
 ここは「Bの皮をかぶったA」グループだなー。
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  人和園雲南菜  レンフーユエン
  
台北市錦州街16號1樓 02-2568-2587
11:30~14:30/17:30~21:30

・ 台北の雲南料理

2015年 3月 ☆☆

 *干扁香菇
 *鶏油碗豆
 *茭白筍牛肉片
 *菜豆包裹著蝦子
 *鶏絲虎掌菌炒飯
 *蓮の実スープ、西瓜

[AQ!]
 さて。
 最初の夜だけどいきなり「雲南料理」(^^;)。
 …いや、評判よくて。
 台北では高級料理の部類の店なせいか、台湾の割にカッチリした格好の人も多い。

[へべ]
 繁盛店。出てきた家族連れが店の前で記念撮影。
 入ると鯉の泳ぐミニ池。
 おすすめ料理をかわるがわる推しに来る。
「まずビール? お茶?」

[AQ!]
 ぐわー、美味いわ〜。
 心底、嬉しい気持ちになる味わい。

鶏油碗豆
 スペシャリテの一つ、鶏油碗豆!
 スペインで言えばギサンテス・ラグリマって感じの小粒の豆をサイズを選ってシンプルな鶏スープでいただく。豆の切なくも美しい甘みが活かされた調理。
 へべが「スペインと並んで殿堂入り」と言ってる。

[へべ]
 グリーンピース・鶏油スープ、◎。
 青豆スープがすばらしい。世界のおいしい青豆料理トップ3に入れてもいいかも。
 鶏スープの金色の味わいを背景に、ぷちゅぷちゅと豆の甘みがのびやかに広がる。
 食べ終わるのが惜しい。でもレンゲが止まらない。

干扁香菇
 エリンギのカラカラ炒め? 揚げ?、◎。
 雲南のエリンギのような椎茸?、の、雲南名菜がまた、なんとも旨い。
 こんがりカリカリ香ばしくなった細いところと、きのこの肉感を残した太いところの交じった絶妙なヘテロ感!

[AQ!]
 雲南のエリンギっぽい茸の唐辛子揚げだが、香ばしさのコントロールと食感のヘテロ感が素晴らしい。
「エリンギ史上、いちばんイイ」(笑)

菜豆包裹著蝦子
 海老ササゲ、は、ササゲを海老で巻いたような…変わった仕立て。ササゲを生かしてるのが良い。

[へべ]
 食べ心地はささげが主役! という歯ざわりと豆の味・香りがgoodな一品。

[AQ!]
茭白筍牛肉片
 マコモ牛肉は、さすが本場のマコモざんす〜…って感じ。

 あと、喜んだマダム(へべ「ほっそり。手を握ってくれる」)が奢ってくれた蓮の実のデザートが絶品。この炊き具合には悶絶。

[へべ]
 西瓜と蓮の実ミルク、◎。
 マダムのおごり、甜品。
 蓮の実ミルクが泣ける旨さ。自分は今までハスの実の本当のおいしさを知らなかった!とガクゼンとする。
 粉っぽさのない、しっとりポクポクとした食感、栗のおいしいのを思わせる味とハス特有の香り。

[AQ!]
 碗豆・マコモ・ササゲは材料を持って来て見せてくれるのが、マル。
 日本語オジサンはアレ食えコレ食えと五月蝿いは五月蝿いけど、「エビ・カニ・フカヒレ…」の類いじゃなくてフツーに雲南料理のオススメだし、断れば引き下がるからOK(笑)
いいサービスですよ♪

 雲南の人が雲南の材料で雲南の調理を軸に供しているけど、最後の味決めのとこは多分に台湾風だと思う、、、かな。
 おそらく、そこが、魅力!
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  老牌牛肉拉麺大王 
  
台北市中正區重慶南路一段46巷7號
17:00~24:00

・ 台北の牛肉麵・炸醤麵

2015年 3月

 *牛肉麵
 *炸醤麵

[AQ!]
 正老牌魷魚平の後、さすがにまだ腹が軽いので、ほど近い老牌牛肉拉麺大王に回る。

 台北駅からもすぐの城中市場の中にある。
 どの道から行っても、細い路地から市場の中に入り込んで行く感じ。

 店のヒトは基本的におっかない顔したオジサン(^^;)が多いが、
「そこ座れ、牛肉麵か? 炸醤麵か? 小か?」
 …と大変にスムーズ(^^;)。
 牛肉麺とジャージャー麺。どちらも小椀とは思えないくらいタップリしてる。
 牛肉麵は「赤い(辛い)」タイプ、辛さはさほでではない。
「いやあ麵が太いのね、ほぼ“ウドン”」
 東京ならそのまま社会復帰できないくらいの大蒜量がオンドレらを襲う(笑)。
 いやーたまらんなあ!
 敢えていえば、さっきのビーフンは「Bの皮をかぶったA」っぽい食べ物だが、こちらは「堂々のB」って感じ(笑)。ふと「たまらなく食いたくなる」系か。
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  龍都冰果専業家 
  
台北市廣州街168號 (02)2308-3223
11:30~25:00

・ 台北の氷果

2015年 3月 ☆

 *木瓜牛奶

[AQ!]
 「四方阿九」からの帰り。
 「ん、あ、何か見たことある屋号!?」…くらいの動機でフラっと寄って軽くパパイヤミルクをいただいたが、うんめぇ~ぞ~!
 季節でもなんでもないが(^^;)。

 かき氷や夏のフルーツもいただきに再訪したし!
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  龍門客棧餃子館 
  
台北市林森南路61巷19號 02-2351-0729
17:00~24:00

・ 台北の餃子

2014年 3月 ☆

 *手工豬肉水餃
 *花生
 +台湾ビール金牌


[AQ!]
 夜、ホテルで休みながら。
 夕食「食養山房」がお茶だったのでアルコホル寂しいし、早い時間からの清らかメシだったので小腹も空いてくる。
 「どっかで軽く…」と鳩首会議。
 こういう穴埋めを考えてこなかったせいもあるが、案外、選定が難しい。
 台北は、閉店時間が早めだし、夜市とか単品料理店は“飲・食 分離型”とでも言うのか、酒は (というか、お茶や水も) 出ない食い物屋が多い。
 そんな中、「深夜営業で・軽くつまめて・飲める」条件に符合する餃子館、が、あった。
 善導寺站へゴー!

 雰囲気のある作り。
 古めいている。実際30年以上やってるとか。客桟とは旅館のことで、そのイメージらしい。日本統治時代の家屋の改造とも言う。
 古びているが立派なわけではなくて(^^;)、よく見ると、ベニヤ丸出し…って感じ。それがいい風合いになっていて、「書割っぽい」。ノスタルジックな映画のシーン…のムードで、後から来る客も仕出しの役者に見えてくる(^^;)。

 入店すぐが、厨房というか作業場と会計と…で、我々は「ん、日本人か、どぞどぞ」と招じいれられたのだが、常連は店先で注文確定してから入ってくるみたいだ。
 ま、餃子とビールと花生!
 オカーサンが英語上手。餃子を持ってくるオジサンが、最初は怖めに見えるが、段々慣れると、職人ちっくな印象に変わる。

 餃子は、量感・食い応えがある (ガイドにも「かなりのボリューム」とある) のにスルっ!!
 10個頼んで5個づついただいたが、すぐもう10個追加。
 自家製辣油+醤油+白酢+胡麻油、のテーブルセット。
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  杭州酒家  
  
杭州市上城区延安路205号 0571-87087123 www.hzjiujia.com

・
杭州酒家 2017年 1月 ☆☆☆

 *文思豆腐
 *西湖莼菜汤
 *铁斗牛蛙
 *虾爆鳝背
 *茄二法
 +千島湖啤酒
 +古越龙山6年

[AQ!]
 あらまラストディナーになってもうた。
 ダラダラ長居しているようでも、日にちはあっても足りないものである(^^;)。
 どうするね…鳩首会談…議論紛糾…やっぱり「杭州酒家」は行ってみたい気がします。
杭州酒家
 コンシェルジュに電話してもらうと、「予約は受けてないそうです」。
 行ってみるとする。
 湖滨地区のわかりやすい場所。この辺りは、外婆家・知味观湖滨总店など密集しているので、何かあっても安心。
 大規模店で飛び込めばまず受付、まあとにかく2人2人!だけアピールすれば「上へ行きたまへチミたち」。
 奥へ進む。進み過ぎると「1921餐厅」に突入してしまう…杭州酒家のセカンドかなあ。
 手前のエレベータに乗るのが正着…と誰かに教えてもらった。

 2階で案内される。
 比較的近年に改装してるのか、老舗なのだがちょいモダンちょいシットリな雰囲気。壁面の大画面では何かファッションショーみたいなビデオをやってて、イミフ(笑)。
 まずは千島湖啤酒でも頼むと、お茶はアッチで自助・ビールグラスも自助…みたいな説明。大衆店であるのはハズサない。

 菜単はここもマークシート方式・重量g入り(フォントが小さくて読めないが(^^;))。カラーイラストがポップで可愛い。内装もそうだが、老舗感よりアップトゥデイトな生きの良さ。
杭州酒家
西湖莼菜汤
 [最有名的杭州菜]…から。
 まあちょっと季節違いかなあ…で諦めてた莼菜だが、ここではオンリストしていたので注文。
 蓴菜と生姜の湯。シンプルな「まんま感」が横溢、魅力も溢れる。なかなか葉が大きい。

纹丝豆腐
 [随便吃吃的杭州菜]…から。
 名物らしいので頼むが、度肝を抜かれる(笑)。豆腐をごく細切りにしてとろみをつけたごく薄味のスープに泳がせた…だけ。髪菜みたいなんが、ちょびっとヒラヒラしてる。
 これも豆腐まんま感に満ち、なんともうんまいなあ♪
 それにしてもガストロ旅行に来て、なるほどの魅力に納得するひと皿が、3元(約50円)。笑うしかない(^^;)。こちらでは必注文。
杭州酒家
铁斗牛蛙
 [会唱歌的杭州菜]…から。
 あちこちの卓で鉄板をやっているので頼む。鉄板焼の牛蛙。卓上まで持って来て更に蓋して5分ほど、ドガチャカじゅわじゅわ…とやる。
 口にした時のアッパートーンの青唐辛子の爽やかさ、有効さ。蛙の味のストレートな旨味。
 全然煩くないし、ピュア。それでいてちゃんとコッテリはしてる(笑)。とってもいい蛙料理なのにはビックリ。
 古越龙山6年が進む。古越龙山も細かくグレイドがあって、6年500mlで30元。これが8年になると428mlで68元になる。見慣れてればそんなもんだろうけど、値段は随分違う。
杭州酒家
虾爆鳝背
 [最有名的杭州菜]…から。
 タウナギにももう一回ハロー、と。ここでも茶黒いタウナギに真っ白な海老。
 冷えるとヤバイ系に見えるのが、冷えてもまったく成立してる料理なのが、江南の年季。地味に、揚げるの上手い。

茄二法
 [最古老的杭州菜]…から。
 最古老的コーナーは説明がついてる。
 惟素油煟透、加咸魚秋油調味、則夏間亦頗可食。或煨干作脯、買盘中。
 茄子・咸魚・玉葱…のアンサンブルは、一人ひと鍋あってもいいくらい(笑)。
杭州酒家
 ううむ素晴らしい…。このポジの店(何と言ったらいいのか、ピーポーズヒーローつかみんなの人気店つか大衆の享楽つか)がこうなのか、凄いなあ。
 料理がみんな、こってりしててズンと踏み込んでいるのに、そのものの味がして、ハンナリすらしている。
 江南おそるべし。

 あと、どうしようもなく安い(笑)。纹丝豆腐の50円に至っては膝が笑うが、トータルも「金沙厅」「湖滨28」あたりの10分の1見当。今回のコレで171元…1人分にすると約1500円。


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  咬不得高祖生煎 (高银街店)  
  
杭州市高银街22-30号 0571-56131260

・
生煎 2016年12月 

 *鲜肉生煎
 *西湖牛肉羹
 +生姜紅棗茶

[AQ!]
 吴山広場から、河坊街の一本北の高银街に出て東進。
 この通りのこの辺りは、すんごい密度で料理店が並んでいる。
「うわ~、チャイナタウンかよ」って(?)(^^;)
 店の前に客引きが出てるとこが多い。まあ観光地っぽいかな。すごい数だが、「大众点评」なんかの評点の高い店は少ない。
生煎
 行く店は見当をつけてある。この昼は軽~く済ましたいのでファーストフード的なもの…で、焼き小籠包…「生煎包」の人気チェーン店。
 ま、Bグル探訪だ。
生煎
 高银街と中山中路の交差点に、堂々と建つ。
 入ってすぐのカウンターで注文と支払い…の模様。カウンター後ろパネルの品書をガン見して注文を決め、メモに書いて(^^;)、お願いする。
 受付レシートを握って席を探して座っていれば、オニーサンが持ってきてくれる。
 …くれるけど、西湖牛肉羹を何かの麺と間違えて持ってきてやんの(^^;)。旨そうだけど、アレ~何か変?…と見てたら「ごめ~ん、間違ったのココロ」と走ってきた。もう食ってたらどうしたんだろう?(^^;)

 生煎・牛肉羹は想定通りと言えばその通りで、ごくフツーにおいしー。
 ひとつ言えることは、生煎包は一面を焼いてるのでその面は固くシッカリしており、その為、噛みしめた時に小籠包より部分的に水圧が高くかかる。…で、ピューっと凄い勢いでスープが発射しやすい(^^;)。
 へべが「キャーっ」とか言ってスープ鉄砲してるので、注意して食べていたのだが、気をつけてても一回飛び出した。皆の衆もお気をつけあれ(^^;)。


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  城中 香格里拉中餐厅  CHENG ZHONG
  
杭州市长寿路6号 延安路杭州嘉里中心 (86 571) 8733 8888 www.shangri-la.com/cn/hangzhou/midtownshangrila/dining/restaurants/cheng-zhong

・
城中 2016年12月 ☆☆

 *茉莉花熏魲鱼
  Deep-fried perch with sweet sauce, Shanghai style
 *城中四美羹
  Water shield soup with mushroom, crab cream and fish
 *清炖鲜淮山狮子头
  Braised meatball with crab cream in broth
 *老台门陈酿煮花螺
  Boiled sea whelk in rice wine
 *獅峰龙井金汤鱈鱼
  Lion peak longjing tea flavored white cod in golden pumpkin soup
 +Housemade Craft beer

[AQ!]
 2016年最後の一食、だが、まだ決まっていないヽ( ´▽`)丿。
 事前に決めていなかったのは、「初めての土地で様子がわからん」「ごく少数の店を除いて早めの予約は要らなそう」という理由が大きい。
 日本からの予約は、「龙井草堂」「金沙厅」「湖滨28」の3軒のみ、であった。
 で、来てからわかったのは、「だいたい直前までに決めればよろしがな」(^^;)。
城中
 さてしかし、どうしよ~。
 有力候補は、「楼外楼」「城中」「杭州酒家」「知味观 味庄」「张生记」…。
 「様子がわからん」には、土地の様子と、あと「”新正月”の様子」がわからん、ということもあった。
 中国正月が大盛り上がりになる…のはわかってるとして、新正月はどーなん?…という。
 大晦日の今日は、昨日までとは段違いの「人出」だなというのが、昼間歩いた感じ。…もっとも、今日は土曜であるせいかもしれん。今年の年越しは同時に「週末」でもある。
 こっちの「“週末”の様子」も、実は、わからん。

 …とまあ、そんなこと言うて迷ってるのも、お店候補が事前情報収集的には「ドングリの背比べ」に感じられる程度にしか絞れてないから、なのである。
 結局行ってみにゃわからん、のなら、今日は多少なりと安パイ系にしようか。
 すなわち「ウチの宿から歩いて行けて」「ホテル経営高級店」である「城中」に行ってみましょうか、と相成った。

 「城中 香格里拉中餐厅」と言うくらいで、シャングリラホテルのレストランになる。ただし、シャングリラの杭州2軒目のホテル「ミッドタウン・シャングリラ」の方。
 昨年…かな、に「杭州嘉里中心」という都市型複合施設がオープンした。嘉里中心は中国中に展開している。その中に、というか隣接してシャングリラもオープンした。
 ウチのホテルのコンシェルジュに予約電話をかけてもらう。
城中
 嘉里中心は歩いて5分、さすがにビッとしているが、周囲はまだ工事中で迂回して入館。「城中」は2階。
 ん、スマートなエントランス…はいいのだが、悪い予感しかしない、人山の黒だかり状態wだ。すんごい人出だ。
 「城中」は入口に整理券発行機があって、予約の無い客はそれを引いて待つ。…のだが、「予約した者だが…」と言っても整理券を渡されてしまう。まあ待てばよいか…という気もしたが、もう少し英語で粘っていると、英語担当者が現れる。
「予約したんだけど…」「確認できない」「ウチのホテルが電話した筈…」「え、どこの?」「このホテル」
 まあそんな会話になったが、この“ホテル同士の仁義”は効いたようで、「すいませんコチラへどうぞ」と隣接するシャングリラのロビーに案内されて「いま用意いたしますのでおかけになってお待ちください」という解決になった。

 見た感じ、そして食べた感じも、この「城中」は「高級なカジュアル版」という余裕を漂わせた都会的な店。値段は張るが気楽だ。
 菜単はお洒落に、タブロイド新聞「城中食报」…という体裁で、一面ではシェフが微笑んでいる。

[へべ]
 入店の段でやや手間取ったけど、無事に入れてよかった♪
 高級ショッピングモール内にある、カジュアルな雰囲気の大規模店…の、大晦日サタデーナイトとあって、大にぎわい・大いそがしのご盛況。おぉ、見渡す限りのテーブルで人々がワイワイいいながら、なんか食べてて、壮観だわ~。
 立地もあってか、ポーション小さめの料理もやや多いようで、いろいろ食べられそうなのもイイね!
 と盛り上がりつつ、チェックシート型メニューに鉛筆で注文をまとめる。
城中
[AQ!]
 日々、杭州の水のようなビールの洗礼を浴びているが、コチラはこの施設内のブルワリーで作られる「クラフトビール」がある。乾杯!
 68元とお高いが、ピッチャーで来ておかわりも可能(?)なようだった。ビール自体はダークエール、後日再訪してわかったが「日替わり」っぽい。

茉莉花熏魲鱼
 ナスタチウム葉になんかの花…は、コチラらしいちょいモダン?

[へべ]
 まずは江南の名菜、熏鱼から。
 こちらの名乗りは上海風で、ジャスミン風味という軽いアレンジがこの店らしい。
 甘辛醤油味の揚げ魚で、見た目もまさにそうなのだが…食べてみると、その味の上品さに驚く。こんがりとした揚がり具合もいい。
 「砂糖醤油味の茶色い料理」や「甘酢あんかけ料理」って、調味料の強さに塗りつぶされたような味になりがちなのが苦手で、日頃あまり好んでは食べない。ところが杭州に来てみると、その手の料理がどれもこれも味のキレがよく、ヌケがよく、素材の味が生き生きと感じられる。
 これには日々驚きの連続で、この日の城中の熏鱼も、まさにそんな感じ。
城中
[AQ!]
城中四美羹
 店名を冠したミックススープ。
 四美…純菜・茸・蟹・魚団子、かな。

清炖鲜淮山狮子头
 やっぱり狮子头は食べないと!
 この料理は1人1鉢。狮子头とか东坡肉は、1人1つ…って感覚。

[へべ]
 クリアスープのライオンヘッド、よかったなー。
城中
[AQ!]
老台门陈酿煮花螺
 金沙厅でも人気メニューだったが食いそびれたので、コチラで。
 貝殻の見た目より身は小さめだが取り出しやすい。

獅峰龙井金汤鱈鱼
 これはモダン料理かなあ。獅峰ってホントかなあ。
 金汤…鮮やかな黄色は南瓜。龍井風味のヴェールで鱈をカバーしてるのがとても良い工夫、茶葉そのものも添えて。

 「城中」は、ビックリするほど凄い料理が出て来そう…な感じはしないが、とっても使いやすく気持ちイイ。お味の方も、重量級では無いかもしれないが、てにをはが合って満足度が高かった。

城中 2017年 1月 ☆☆

 *櫻花虾银鱼蒸胜瓜
  Steamed towel gourd with shrimps and silverfish
 *鲜蛤手撕盐卤豆腐
  Stewed tofu with salted meat, razer clam and bamboo shoots in soup
 *春蛋红烧肉
  Shanghai braised "hong shao" pork with quail egg
 *石锅宁波芋艿菜饭
  Ningbo begetable rice with salted pork in stone pot
 +Housemade Craft beer

[AQ!]
 杭州は近い。帰国便は16:10発。
 ゆっくり…とは言えないけど、十分に昼メシは食える。
 ま、そうは言っても、ホテル徒歩圏が便利・安心だわな~。となると浮ぶのは「城中」再訪。うん、そうしましょ。

 どうせ11時開店だべ…と行ってみると「オープンは11時半でんがな」。
 あらま。11時半に再度伺うとさっきのオネーサンが顔を覚えててくれて、最優先のご案内。この太いオネーサンはいろいろと優秀でした。
城中
[へべ]
 やっぱり使い勝手のいい店だなー、と再訪。
 この日の注文もそれぞれ結構で、次回またリピートしてもいいぞ感あふれる面々だったかも。

櫻花虾银鱼蒸胜瓜
 「towel gourdってヘチマかなぁ?」「んじゃね」「頼んでみっか」ということで。やっぱりヘチマだった! 味出し担当は白魚とチビ干しエビという、いい仕立て。

[AQ!]
 白魚と目があった(笑)…いい奴だと思う。立派なサイズの白魚。
 頼んで良かった 他卓にも案外、出てた。
城中
鲜蛤手撕盐卤豆腐
 ちょっと不思議感触の豆腐は、どこか臭豆腐料理のライト版っぽさがある。アサリとハム出汁もウルトライトで「品格ある下品」。わりと、当店人気の一品。

春蛋红烧肉
 紅焼はモダンなプレゼンで微笑ましい。ここにくる時には必須…でもいい、まとまりある皿。

[へべ]
 红烧肉は、肉も玉子もおひとり様・一口量ずつのちっちゃなセット。玉子のプチ鳥の巣仕立ても、見てかわいく、食べてまたよし。これは利便♪
城中
石锅宁波芋艿菜饭
 タマにはシメも頼んでみよっか、いいだけ食べればいいし…と言って注文した筈の寧波風石鍋ごはんが…みるみる胃の腑へ消えていく(笑)。
 なんでこんなに食べちゃったんだか、と呆れるくらいイケてしまう、絶妙な塩梅。

[AQ!]
 寧波風。到着した土鍋メシの「見た目判断」の倍は瞬時に食える(笑)。腊肉のカット・サイズ・分量も素晴らしい。びみょーなバランスの漬物・青菜は、「呼吸をするように食える飯」の秘訣w。

 脹れたお腹を抱えて、今日も暖かい杭州の街にバイナラする。


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  缙云仙都烧饼  
  
杭州市龙游路59号 0571-85555156

・
焼餅 2017年 1月 ☆

 *葱油饼

[AQ!]
 ウチのホテルの裏手、武林夜市の近くの烧饼の店。
 店頭で、干菜饼・葱油饼・五花肉饼・痩肉饼・ソーセージを焼き、豆漿も売る。
 イートインではフツーに、麺飯などもある。

「葱油饼ちょーだい」
「ほい、ちょい待ち」
 で焼いてくれる。
 隣のオバチャンが頼んだのは焼き置きがあったようですぐ渡されるのだが、
オバチャン「ワタシにも新しいの焼いてよ」
店のオジチャン「ダメダメ」
 …みたいな問答をしてるw。
 店の名前入りの袋に入れてくれる(支店一軒アリ)。
 アツアツアツ、はぐッ!…うまあ~♪
 さすが焼き立て、サクパリにちょいフワ。葱の香りのシンプルな誘惑。これぞストリートフード。


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  金沙厅  Jin Sha
  
杭州市灵隐路5号杭州西子湖四季酒店 86(571)8829-8888 www.fourseasons.com/zh/hangzhou/dining/restaurants/jin_sha

・
金沙庁 2016年12月 ☆☆☆

 *アミューズ
 *凉拌石笋干
  Dried Bamboo Shoots
 *金牌扣肉
  Pyramid Braised Soy Pork and Bamboo Shoots Served with Pumpkin Bun
 *绍酒姜汁鲜鲍焖稻田鸭
  Braised duck with fresh abalone in ginger wine sauce
 *黄焖雪菌,碧绿豆腐
  Braised Homemade Bean Curd with Enoki Mushrooms in Golden Broth
 *二十年陈皮红豆沙
  Red Bean Paste with Twenty Years Dried Orange Peel
 *龙井炖奶
  Sweetened Almond Milk with Egg White Longjing Cream Pudding
 *古越龙山10年

金沙庁 [AQ!]
 今宵は「金沙厅」である。
 ぶっちゃけで言えば、この旅の目的。というか、この旅の動機。
 ちゃちゃっと概略を見れば、フォーシーズンス(杭州西子湖四季酒店)のメインダイニングで、杭州レストランの現在のエース的存在。La Listeなどのランキングで杭州の最上位となり、中国全体でも注目される存在。
 …という訳で、世界の関心もアップ途上で、実のところボクら的にはパリ方面から「いま凄いんですよ、行かないんすか~♪」的な噂が流れてきて…というか浴びせかけられて、杭州の地に降り立ったという話なのである(^^;)。
金沙庁
 高級酒店が立ち並ぶ西湖周辺だが、四季酒店は飛び抜けてハイグレード。金沙厅の予約はネットで取れる。
 立地は西湖の西北端で、曲院风荷や杭州植物园のある方面。ここはバスで簡単に行ける。
 「植物园(玉泉)」バス停を降りると、目の前にある。…というか目の前に最初の門があるからずんずん進む(^^;)。
 重々しくも飄々と建つ。低層だ。
 ロビー、「金沙厅はアチラ」の矢印に従う。
 ず~っと長く続く廊下、突き当たりを曲がる。と、ず~っと長く続く廊下。…を突き当たり、曲がると…。
 (^^;)
 いやあ、ロビーから5分くらい歩くかしらん。玄関からこれだけ距離があるレストランも珍しい(笑)。まあ、低層建築とはそういうものか。
 まあ、廊下酔いする頃には、「金沙厅」の看板に行き当たる。館内は静かだが、こちらは適度にさんざめいている。ほど良い80席程度。
金沙庁
[へべ]
 いやー、あの廊下の長さには驚いた。やんごとなきお客様は輿にでも乗っていくのかしらん(笑)

 落ち着いた照明、高い天井を仰ぎ見れば、中華風シャンデリア(とでも言おうか)。案内されたあたりの席は一人・二人客が多いからか、ゆったりと落ち着くソファに低めの卓と、どことなく高級ラウンジ調のつくりになっている。

●アミューズ
 青島啤酒のお供は、小さな揚げワンタン。香辛料をきかせた具に、清浄歓喜団風のたたずまいがちょっとしゃれていて、後の注文とも重ならない巧みな選球。
金沙庁
[AQ!]
 青島で乾杯、菜単を眺める。コチラはすべてアラカルト。
 ビールのアテにアミューズが届く。茶巾しぼり型の揚げ点心で、中身は豚・米。見た目が、亀屋清永の清浄歓喜団によく似てるw。

 さて、注文の段。
「前菜に凉拌石笋干と“ピラミッド”(金牌扣肉)でしょ…」
 とここは良かったのだが、
「と、乾隆鱼头…」
「いやいや、それ無理。2人じゃ無理、こ~んなにデカい。2人なら前菜とピラミッド行ったら、後は普通サイズの主菜1つで取りあえずOKです」
「あ、ありゃ、そうなの~、、、(^^;)」
金沙庁  どうも全体に大きいらしい。
 …というか、実は金沙厅の菜単にも「ひと皿の重量グラム数」は入っているのだが、まだグラム数を見て量を考えるのに慣れていなかったのだ(^^;)。この次の店辺りから、グラム数欄をよく見るようになった。
 たしかに後で乾隆鱼头を見ると、魚頭だけで「1.5kg」との記載。
「じゃ、绍酒姜汁鲜鲍焖稻田鸭を…」
 これは通った。実は、この3つ+魚を1尾…行くつもりだったのだが(^^;)、魚はカット。

凉拌石笋干
 石笋干120g
 単純な石笋干の凉拌だが、なんとも典雅にうまい。
 …が、更に古越龙山10年といくとパアッと宙空に放たれていく。ん〜、江南全体に言えるが、やっぱ「呑む」と詩情倍加する料理だよなあ。
 ところで、この酒がこちらでは最も安価なのだが、それでも「現地ってすげ~」と思えるくらい艶やかで滑らか。さすがに江南で呑む紹興酒はうんまい。
 で、えーと、お大尽にはこちらは「50年」もございます。15800元(500ml:約26万円)だそう。

[へべ]
 薄く細切りにした干し筍の和え物が、なんともたおやか、嫋々とした味わいで、仙女の衣の細いひらひら(ところで何というのだろう、アレって)のような。
 ここで古越龙山を一口含むと、ぱぁーっと口中に仙界がひらける。
金沙庁
[AQ!]
金牌扣肉
 五花肉200g、笋干150g、菜心150g
 「ピハミッド!」…と昔のフランスの昼の番組タイトル調に叫びたくなる、ピラミッド。
 杭州行きの下調べをするまでほとんど意識してなかった料理だが、現在、と~ってもポピュラーな「贅沢ご馳走」。料理ジャンル的には、东坡肉や紅焼肉系統の肉料理とバッティングするが、ガストロな餐厅では、ほとんど金牌扣肉が頼まれている…と言って過言でないほど。
 そんな訳で概略知識はあったのだが、どーん!と現れてみると、たしかに「ハレ」だわ、これ♪ 卓上に金字塔が建つw。
 いい存在感、いいデザイン。
 ウチのテーブル担当サービスの眼鏡女子(将棋女流の貞升さん似w、親切)がピラミッドを少し崩して食べ方指導をしてくれる。…それでわかる四角錐の構造を見て「ややや!?、こうなってたか!」、ひと驚き・ひと盛り上がりするのであったが、まあその話は多少のネタばらしも含むのでここには書かない(笑)。
 食べ方そのものは単純で、南瓜パンに肉とその下の煮た笋干を乗せて包んで、パクつく。
 はぐはぐはぐ、うみゃ~♪ ど真ん中だっちゃ!
 豚バラ極致、それから「この南瓜Bunの相性の良さは凄い」とへべ激賞。
 また、口直しの菜心が、たまんなく上出来。この味だとわかってんなら単独でも頼みたいくらい。
 …後日談になるがこの旅の「金牌扣肉」注文はこれ一回だけ。だが、行った高級店全てで「姿はお見かけした」。ま、見た目だけの話になりますが(^^;)、「ジュルジュル感」が涎を呼ぶ度合…は、金沙厅のが最強クラス(笑)。
金沙庁
绍酒姜汁鲜鲍焖稻田鸭
 六头鮑4粒、草鴨300g
 いやいやいや、どーん!とか、どっかん!!…という擬音はこっちに取っておかねばいけなかったかw。
 ぬわんですかコレは…という迫力の土鍋煮込み。
 「稻田鸭」はアイガモ農法の鴨、かなあ。それと、フレッシュの六頭の鮑。煮汁は绍酒姜汁…ま、紹興酒と生姜汁ですかね、それと鮑の肝。
 なんか鮑と鴨…、ゴジラ対キングギドラみたいな対決で、怪しげな閃光が飛び交ってるみたいな魔味。深みに連れ込まれる。
 …とは言え、ある種のピュアさがありアセゾネにキツさは無いので、2人にひと鍋あるのだが、スルスルと消えて行く(笑)。
 でかい鮑が4つ…ですよ♪ と見れば、やはり金沙厅の最適解は4人なのかなあ、とも思う。この倍の種類が食べられる計算だからねー。まあしかし、1人2つあると半端ない満足感で、コレもまたよろしいなあ。
 今は亡き「シェフス」の王さんは口癖のように「中国料理はある程度ちゃんとした量を作ってある程度ちゃんとした量を食べるのが絶対です」と言ってらしたそうだしなあ♪
金沙庁
「さて、どんな具合で?」
「まだ食べるよ~ん」
 で、会議。
 魚・野菜・豆腐・麺・飯…、分厚い菜単を行きつ戻りつするのだが、
「このHomemade Bean Curdは賞味したいかねえ」
 で、取りあえず注文。
「こちらは1人1皿となります」
「了解♪」

黄焖雪菌,碧绿豆腐
 自制豆腐80g、白玉菇5g
 「黄焖雪菌,碧绿豆腐」…綺麗な字面だなあ、詩文のよう。
 黄橙色の池。緑の橋(アスパラのハーフカット)。茶色の立方体。白いチョンマゲ(太エノキのアタマ)。
 妖しげに、抜群に美味い。
 立方体の豆腐本体は、揚げ出し豆腐のような具合なのだが、サクパリに揚がった表面は極薄の衣。しみじみとした豆腐の風味が、さすがに自制?
 黄色いソースというかスープは、上湯にとろみ付け…系で、品良い香り。
金沙庁
「さて?」
 ん~、腹具合で言うと「明日が帰国日なら、もう一皿+〆」って感じなのだが、「味の着地がまとまったねえ…」という気持ちが強く、
「デザートに参ります」

「…はい、コチラです。本日はオーガニック・ハニー・アイスが品切れなんで、その関連は無いです」
 それでも10種以上ある中から、
二十年陈皮红豆沙
 20年モノの陳皮に魅かれて、ホンダオサ。…いや中国語だとホントウシャ、かな。本当さ♪
 凄い。紅豆そのものの味って感じなのにめちゃウマイ。陳皮の香りが玄妙。
 割りと好きで、さんざ食ったけどいちばん好きな一つかも。「20年」の効きは想像以上。
金沙庁
龙井炖奶
 えと最初、楊枝甘露を頼んだのだが、
「マダムはそれだったらコチラの方が断然オススメなんだけど…」
 ということで推挙の龍井プディングに。
 見事に「これぞ甜品の良さ」…で、蕩ける。

 デザートも美味。
 なんか見事に起承転結整って、よく出来た講談を一本聞いたような心地でござる。

 隣では、若いカップルがどっかのケーキを持ち込んで切ってもらってる。
 まあ、お寛ぎの富裕中国人が多い。
 思った以上に、白人・日韓人はいないなあ。
 杭州人/遠来中国人観光客の比率は、…修行が足りなくて、見てもわからん(^^;)。


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  知味观 (凤起店)  
  
杭州市凤起路风情港美食街内 0571-56758052 www.zhiweiguan.com.cn

・
知味観 2017年 1月 

 *猫耳朵
 *虾肉馄饨
 +西湖緑雨

[AQ!]
 缙云仙都烧饼の葱油饼をパクつきながらフラフラ…。
 あと、何を食おうかな…。
知味観  风情港美食街に「知味观」の看板が見える(市内に数十軒の支店がある)。
 元々は点心の店だ…「そうだ、猫耳を食おう!」

 ひと通りの杭州料理は揃う食堂なのだが、猫耳朵とワンタンを頼むという、名物しらみつぶし作戦(^^;)。
 念願の猫耳に出会う。中華オレキエッティだ。
 馄饨の皮はプルっとしてなかなかの魅力。


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  陈八两面馆  
  
杭州市惠民路5-7号 18677799035

・
陳八 2017年 1月 

 *雪菜肉丝面
 *老酸菜牛肉面

[AQ!]
 南宋御街(中山中路)散歩のついでの軽昼食、ネットでざっと人気店を調べて。
 惠民路に折れて、すぐ。
 小ぎれいな店で空席もあり、ラクだった。
 入店すぐのカウンターで注文・支払。
陳八
 見た目は漬物の乗った味噌ラーメンw。
 味はとても穏やか。さっぱりして塩気も薄い。
 奎元馆の麺を「ラーメンとうどんの中間」と言ったが、コチラのは「ほとんどウドン」(笑)。或いは、きしめん。へな~。
 奎元馆もそうだったが、全体に何とも、おっとりしてる。
 日本のラーメンって、ともすれば、旨いダロ旨いダロどうだざまーミロ…という旨味ゴリ押し攻撃してくる感じがやや鬱陶しかったりしがちなのだが、そういう意味では、好ましい(笑)。
 注文した2品では、酸菜がうまく機能してる老酸菜牛肉面が美味しい。


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  天香楼大酒店
  
杭州市延安路447号浙江饭店2-3楼 0571-87076789

・
天香楼 2016年12月 ☆☆

 *山椒云耳
 *东坡肉
 *龙井虾仁
 *宋嫂鱼羹
 +西湖緑雨
 +古越龙山三年

[AQ!]
 夕方、ホテルにチェックイン、の杭州初日。
 さて、初ディナーだ。
 着いてみると、特に条件・体調の問題もなくどうしよっか…だが、まあまずは徒歩圏内で行ってみるか、と。
 ホテルは凤起路のそこそこ賑やかなエリアなので、候補は潤沢だ。
 その中から、徒歩5分と思しき一軒の老舗「天香楼」に狙いを絞る。(実際、皿に「-1927-」と記されていた。100年老店目前)
天香楼
 コンシェルジェ白人姐さんに「予約してケロ」と頼むと、うろちょろしてる中国人青年チャールズ君に実行役が回る。電話、「席ハ、アルヨウデス」…みたいなこと。
 支度して再度ロビーに下りてくると、チャールズ君「こちらです」と玄関へ。道の方向でも示して送り出してくれるんか…と思っていると、ずんずん先導して歩いてく。出た道の角も曲がって…。
 あれま、お店まで連れて行ってくれるらしい(^^;)。それはどうもありがとう♪
 いつから働いてんの、とか、トモダチは東京でホテルマンしてます、とか話しながら2ブロック、浙江饭店に着く。その2階が「天香楼」。

 チャールズ君は1階受付と軽く言葉を交わし2階、そこでもホニャララと言葉を飛ばして食堂へ。「どの席がいい?」…って結局、着席まで仕切ってくれたのでありました。いやあ、篤いサービスというか、手厚い人民数を誇るサービスというか(笑)。ありがとう♪

 食堂は6,7割の入り。
 お茶と菜単と鉛筆。こちらの菜単はマークシート方式で注文したいモノに印をつければよい。うん、それはこっちもラクだ。
天香楼
 後日談:…と思って数日過ごすと、杭州ではアチコチの店でマークシート菜単なのであった。まあ、間違いが少ないしね~。
 それと、この時には特に意識しなかったのだけど、品名の下に主要イングレディエンツとそのグラム数が書かれている。これも多くの店で同様。考えてみれば実に有用で、肉や魚がひと皿何グラムであるのかを確認しながら、全体の注文像を組み立てられる。日本でもやればいいじゃん…的に便利。

 注文は“杭州名菜”を初っ端からどっかんどっかん行く…のがメインテーマ。こちらは老舗だし。

山椒云耳
 小野木耳100g・野山椒20g
 山椒風味キクラゲ。これは他を決めてから、前菜っぽいモノ…で探した一品。
 「案外大当たり(笑)」。木耳自体もとても良い。

东坡肉
 五花条肉125g
 そりゃイキます、杭州にてトンポーロー。
 おお本場だ。ホンモノだ。旨い♪
 肉・脂の豚全体像がフワッとおんどれらを襲う & アセゾネ的には案外サッパリと爽やか。この辺り、心の江南手帖にメモ…って感じ。
 余談だが、蘇東坡って地元の人かと思ったら、出身は蜀なんですなー。
天香楼
龙井虾仁
 河虾仁300g・茶叶少許
 ボクら楽しみにして来た、好きな江南料理。
 本場だから川エビ♪ やっぱ河虾仁だよなあ!…って、やっぱ思う(^^;)。
 茶葉は少ないようだが、これはこのくらいが定式らしい。あくまで風流な茶の香りで淡淡といただく品の良いひと皿。
 …ああ、考えてみると、海エビで作るなら茶葉もごっちゃり行った方が合いそうだなあ。

宋嫂鱼羹
 桂魚100g・火腿丝・香菇丝・笋丝
 有名料理だけど、日本だとあまり見ないか。淡水魚だし。
 これはひと口、「うん、こんなもんかな」感。スープが俗っぽ目で、まあ化調もかな。…とか言う割にそこそこ食ってしまった。やっぱコアの部分が外れてない…というか、よくわかってる味なのね。

 食事の最後あたりになると、厨房からダウンを羽織った料理人がチラホラ帰って行く。「え、そんな時間?」と見るとまだ20時半前。
 全体に、夕食時間は早めのようだ。メシの速いヒトが多く、客席もまばらに。…とは言っても、カンケーなく延々とカンペーカンペーと酒杯を酌み交わす卓もあり。
 スタッフは自分のシゴトが終わると、さっさとお片づけ・さっさとご帰還、という傾向もアリ。


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  湖滨28餐厅   
  
杭州市湖滨路28号 +86 571 8779 hangzhou.regency.hyatt.com/zh-Hans/hotel/dining/28HuBinRoad.html

・
2017年 1月 ☆☆☆

 *醤香一口脆
  pickled radish, sesame oil
 *龙井河虾仁
  wok-fried traditional style "longjing" shrimps
 *清汤菜胆炖辽参
  double-boiled liaoning sea cucumber soup, baby cabbage
 *西湖醋鱼 (笋壳鱼)
  poached marble goby, sweet vinegar sauce
 *龙井提拉米苏配绿茶冰淇淋
  longjing tea tiramisu, green tea ice cream
 *酒酿紫薯汤圓
  sweetened fermented rice soup, purple sweet potato dumplings
 +塔牌10年

28
[AQ!]
 湖滨28…これは住所でもあるが、ハイアットの中餐厅の名前である。
 わりと以前から名前が売れている店で、サンペリ・アジアベストにも初年度2013年に25位で登場している。

 元旦は中国でも祝日で、今年は日曜でもある。
 具合の読めない日なので、逆に、手堅い予約が入るとこに入れてしまった方が安心か…と湖滨28にリクエスト。予約を確保した。ネットからで簡便。

 湖滨地区は西湖べりでも賑やかなエリア。
 バス停3つくらい行ったとこ。夕方までバスが大混みだったんでどうかと思って「钱塘门外」バス停で待ったのだけど、うわあ、西湖を巡って来る路線は未だに超満員。これをパスして、でもそうじゃない路線は…と見ると、こちらは冷静。
 ハイアットのすぐ裏の「东坡路平海路口」から正面に回る。
 …と、何やら女性の演説。で、人混み。年越しはやっぱ騒がしいな(^^;)。
 規制がかかって、目の前のハイアットになかなか入れないのだが、回り込む。

 湖滨28は1階のわかりやすい位置。
 にーはお、予約のイシイだが…
「にーはお、あーこれですね、ア、ア、アレコイシー?」…まあ、Akira Ishiiの発音は中国人的に無理ゲー(笑)。とは言え、万事なかなかスムーズな店だ。
28
[へべ]
 陰影のある照明、ほどよく視線を遮る柱や段差などもあって落ち着いた雰囲気の店内。ちょっと酒蔵っぽいオブジェなどを配してあったりして、今回訪れた中では一番「現代的でしゃれたレストラン」だったかも。

 メニュー検討がまた楽しい。順に読んでいくと、それぞれにおいしそうで、いつまでも眺めていたくなる(というか、目移りしてなかなか決めかねる)。今回は杭州名菜を主軸に攻めようと思っていたから良かったものの、そうでなければ取っ散らかってしまいそうな…。

[AQ!]
 菜単の構成はフォーシーズンス金沙厅によく似てる。コース無しのアラカルト・分厚い・重量表示アリ・季節品書は別頁・たいへん悩ましい…。
 前菜は大根でいっか。龍井エビはそろそろもう一回食いたい。
 今日はいよいよ「西湖醋鱼」の日、と、これは心づもりだった。コチラでは魚を選べるが、やっぱまずは本場で草魚でしょ…とお願いすると「売切れです」とのこと。
 杭州で見てると、マヂに西湖醋鱼って売れるのである。ホント、みんな頼む。で、週末で新年である。これは文字通りの売切れであるっぽい。笋壳鱼の方でお願いする。

 紹興酒は数社、コチラはわりと「塔牌」を重んじているようで、その10年。
 そうそう、コチラに限らず各店、紹興酒を頼むとウヤウヤしく箱ごと持ってきて、箱からとりい出しましたる所の…という儀から始まる。まあ、インチキの多い国での信頼の証しである(^^;)。
 この塔牌がまた!…と、この土地に降り立ってから酔仙は機嫌がいいぞ(^^;)。重みと伝統のある作りから、ホワンと幻が見える。(現地、うめ~)
28
醤香一口脆
 おお何だこの、会津栄螺堂みたいな組み上げw。杭州的には宝石山かw。コミの修行かw。
 大根に胡麻油の香りのバランスよろし。

[へべ]
 この日は主菜に魚をどんと行くつもりで軽い前菜を物色していて、そうだ、杭州の人たちがどうも好きらしい酱萝卜でも、と。
 高級店らしく整然とカットされて優美に盛り付けられて登場するが、要は「おしんこポリポリつまみながらビールでもやりまっか」的な一品。でありながら清く品良く、胡麻油の風味がもう一切れ、と箸を誘う。
 食材名に夢の字が入ってるのも、なんだかおもしろい。メニューの文字面で、この「萝卜」って独特の見え具合(案外よく載っている)で、一瞬ホワンとした夢見心地にさせられる。

[AQ!]
 主菜的な皿は「せーのどん」…というのは文化なのか、前菜の大根の後、けっこーな間があるのだが、主菜はほぼ一斉に到着する。
 タイ辺りでもその傾向はあるなあ。
 日本人的にはワンバイワンでいいのだが。
28
龙井河虾仁
 天香楼に次いで2回目。
 川海老は身が小さく、揃っていて、繊細。さすがはアッパーな店。好きな料理。

[へべ]
 なんと可憐な!
 龍井茶の香りをまとって現れたのは、白く咲きこぼれる花のような小さい川エビ。目に優しく、繊細な味わいで、川エビならではの世界を感じる。

清汤菜胆炖辽参
 ナマコと娃々菜のスープ、頼んでよかった!
 心地よい磯の香りのナマコに、娃々菜がしみじみと寄り添い、金華火腿が出しゃばらず、かつ頼もしく支えてくれる。至福の一碗。

28 [AQ!]
 スープ的な枠からの選択も迷いに迷ったが、ま、ナマコ好きなんです♪
 「liaoning sea cucumber」…とある。liaoningは遼寧省、か。
 逸品。極めて品の良い仕上がりに、ナマコの食感・触感が映える映える。娃娃菜がまた極悪にユルフワトロ。杭州の高級店の上湯は綺麗だなあ。

西湖醋鱼 (笋壳鱼)
 うわ~、美しい。目の前に届いてみると、美しい。
 ひと口いってみる。!!!…2人で気絶。なんだこりゃあ、、、ヽ(^~^;)ノ
 天女の微笑み、、、
 甘酢系の仕立てがこんなに清く品良く美味必淡であるとは、杭州には間違ったジョーシキの殻を蹴破られますた。
 また、やっぱ、笋壳鱼が素晴らしい(多分)。草魚の倍額近いのではあるが(^^;)。
 大鯊…みたいな魚のようで、極上の鯊の天麩羅を食べた時のような、フルっとしてかつ絹のような身質に透明な脂…といった感触がある。
 そうそう、甘酢ソースの鮮やかさには、立川龍福園時代の孫成順さんの薔薇ソースの魚をちょいと思い出した。
28
[へべ]
 草魚よりは小ぶりな筈の笋壳鱼(ハゼ亜目カワアナゴ科の淡水魚だそうです)ながら、ドドンと登場。
 つややかで、深くて、クリア。きれいな酸と抑えた甘みが舌に届けるのは、魚そのものの味。杭州の真髄に触れた気がする…などとワイワイ言いながら食べ進み、はっと気づくと皿の上はきれいさっぱり、中国でのお食事マナーとしては恥ずかしいありさまに (^^;)

酒酿紫薯汤圓
 紫芋でつくった湯円を酒醸で。注文後お時間いただきます、というデザートなのだが、これは待つ価値あり♪

28 [AQ!]
 甜品も抜かりなし。
 チューニャンの美味しい酒酿紫薯汤圓は、所要25分。

 いやあ、サンペリベストなんかに出てるから変な料理でも出てくるのか(笑)と思ってたら、大マトモ店にて、大満足♪

 宿近くまで帰ると、交差点でオッサンが「妻が病気です」と書いた紙を置いて二胡を弾いている。
 昼の二胡の数倍上手だったので、元日のお布施。


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  奎元馆 (解放路总店)  
  
杭州市解放路154号 0571-87029012

・
奎元館 2016年12月 ☆

 *榄菜刀豆
 *片儿川
 *虾爆鳝面
 +雪花純生

[AQ!]
 昼がゴチソウだったので夜は軽めに。
 とはいえ、短期間の初訪問地ゆえ、「キーワード」はどっかんどっかん攻める所存である(^^;)。
 今晩は、「奎元馆」で「片儿川」と「虾爆鳝面」を食べよ~♪
奎元館
奎元馆:杭州が、江南が誇る老舗ラーメン店…らしい。創業は1867年と言う。「江南麺王」!…(まあこの名は、老舗の麺店はみな名乗るようだが)
 「到杭州不吃奎元館的麵,等於沒有遊過杭州」(奎元馆に行かなきゃ、杭州に行ったことにはならんぜよw)ですと。

片儿川:何とも言えない字面の言葉だが、杭州ラーメンである。へぇ…。でふ先生の著によると「薄切りで煮た」的な意で、儿も川も杭州方言らしい。たしかに地元ポピュラーで、市内いたる所で「片儿川」の看板を見かける。

虾爆鳝面:こちらも名物だが、こっちは字面でわかる通り、海老と田ウナギの麺。
奎元館
 …という連中を退治に行く(笑)。

 お店は解放路と中山中路の交差点にあるようだ。
 49番のバスで「官巷口」へ。降りてすぐみつかる。歩道橋がエスカレータでラク(^^;)。
 大きい店で1.2階あるのだが、1階はファーストフード風にセルフらしいのでずんずん2階へ。
 階段踊り場に巨大な「江南麺王」の看板。

 2階正面は受付だが、なんかまあテキトーに…という雰囲気なので、テキトーに食堂に入り着席。
 菜単は写真入りでわかりやすい。「お店の歴史」やら「奎元馆を愛した人々の今昔」みたいなページもあって、老舗感横溢。
 ま、食うモノはあらかた決めてきたけど、サイドオーダーには榄菜刀豆を。
奎元館
 で、注文! …となったら、オバチャンが何か、がーがー言う。「えーとわかりましぇん(^^;)」と首をかしげてたら、オバチャンたちが4人くらい寄ってくる。“おー、誰か英語出来るのを連れてきたか”…と思ったら、4倍のパワーで中国語が浴びせかけられるのであった(^^;)。
 まあ、杭州旅行を終えた経験で言えば、大したことは聞かれてはいない(^^;)。「ビールは冷たいのがいいのか?」とかそんな。それと、大体どこでもこの調子なんだが、親切というか面倒見で聞いてくれてるんで、嫌な感じはしない。まあ、有り難い、のだが、わからないヽ(^~^;)ノ。
 ま、麺の店らしく、「バリかた・こってり・のっけの大…」的な注文は出来るらしい。

 啤酒はローカルビールではポピュラーな「雪花」。…度肝を抜かれるほど、薄い(笑)。ローコーな啤酒はみんな、えれえ薄いのであった。2人で500mlくらい呑んでも、「今の、アルコール入ってた?」って感じ。まあビールと思うと頼りないのだが、食中ドリンクとしては「コレはコレで」だ。

榄菜刀豆
 ダイス形というか短いカット。橄榄菜と挽肉の、安心感あるツマミ。
奎元館
片儿川
 肉片50g・笋片25g・雪菜25g
 確かに「片」だ。
 土地のオーソドックス…という雰囲気。良く言えば、はんなり・まったり・さっぱり…としたタッチ。
 良く言わなくとも、食い飽きないタイプ、スルスルだなあ。
 麺はラーメンとウドンの中間みたいな軟い太麺、スープは油が浮いてるけどあっさり。地元民は、卓上の塩・酢・辣油…でガンガン調味するヒトが多そうだが、初対面的にはノーマルでけっこうイケる。
 さすがにお安く、15元(280円)。

虾爆鳝面
 熟鳝鱼100g・虾仁30g・洋葱、蒜苗共50g
 黄金のデイリーな片儿川に比べると、「お、ウマイ」とアタック・刺激感がある食べ心地。スープ美味。
 タウナギを揚げて豚スープで煮込、その汁で麺を茹で、川エビを乗せる。揚げタウナギの黒っぽさとエビの白さの色彩対比が、恐らく愛でられているのだろう。
 アタック・刺激感…はその通りだが、「文字情報から想像するよりは」「まろやか」。

 …で、お勘定マイタンをお願いしたら、伝票を持ってきたオバチャンがまた他のオバチャン集めて、わーわー盛り上がっている。
 え、まだ何か、あんの?…、と様子をうかがうと、(多分、なのだが)上記のウチの注文って、「28+45+15+12」元=100元ピッタシ!…なのであった。
 そ、それでどうも、お盛り上がりのようなのだが、、、ヽ(^~^;)ノ


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  龙井菜馆  
  
杭州市龙井村1号 0571-87964286

・
龍井菜館 2016年12月 ☆☆☆

 *韭菜春笋
 *野葱干蒸野生鰻
 +雪花純生

[AQ!]
 今日は龍井問茶へ行ってみる。
 27番バスで「龙井茶室」下車。
 「お茶の客引きに囲まれる」という話も聞いていた(^^;)が、オバチャンが1人だけ「お茶いらん?」と来た。
「今はいらん」
 バス停の目の前に「龍井問茶」の石碑や門が建っている。…が、まずは、昼メシ。

 これもバス停目前に数段の石段があり、上がったところが「龙井菜館」。
 こちらにする。
 即興で決めた訳ではなく、便利のいいとこにあって・大众点评で高評価…というアタリはつけてきた。
 12時半…とジャスト昼メシ時になってしまったので、満席の盛況。「外のテラスなら空席あるわよ」という感じだったのだが「中がいいです」と待たせてもらう。
 15分待ち、くらいだったかな。

 だいぶ慣れてきた薄っいビールで献立会議。
 菜単自体は、ほとんどの品に写真が入って見やすい。
 半数以上(?)の卓で頼まれているのが名物の野生大桂魚鍋なのだが、まあソレに乗ってみるのもアリなのだろうが、「桂魚が1kg以上で蟹が3匹に魚団子に…」という仕立てで、ちょっとトゥマッチ感が…。
龍井菜館
[へべ]
 うわー、どれ頼もう…と、メニューの上で目を右往左往させていると、ふとした拍子に「野生鰻」の3文字が飛び込んできた。
 むむむ、ここで鰻はノーマーク…だけど淡水魚が得意技ならこれもアリかしらん、というか、この「鰻を蒸しで」というのが妙に気になる。
 これ、どうかなぁ、と、しばし額を寄せ合って相談する。

[AQ!]
 一応、西湖醋鱼などと並んで「杭州名菜」のコーナーに入っているのも頼もしい。
 注文。
 オネーサンが「ふんちゃら?」と言っているのは、160元/斤とあるように「鰻の重さで値段変わるけどよろし?」ということのよう。
 よろしよろし…と通すと、数分後また現れて、「1.2斤だったわよ。192元でいいわね?」のご確認。なかなか丁寧なのである。
 まあ何かと強烈な文句をつける人民も多い(?)のか、杭州では、おしなべて段取り・確認は丁寧だ。
龍井菜館
[へべ]
 鰻がキター!
 ぶつ切り一歩手前に深く包丁を入れ、漬物や葱生姜とともに蒸し上げてある。パァッと白い身が花開いたようで、散らした漬物とのコントラストも美しい。尾までついた一尾が、ぐるりと「の」の字にとぐろを巻いている。
 こんな鰻料理は初めて…と、ワクワクしながら取りかかる。
 こ、これはお見事!
 鮮やかなお手並みと言いたくなる、ちょうどぴったりの蒸し加減。白く清く力強くもたおやかな身肉はもちろん、皮もまた旨い。
 いやーこんなものに出会うとは、大陸はおそろしい。

 何か野菜でもう一皿、と頼んだ筍炒めも、たっぷりの韮が強い相性でおもしろく、薄いビールを飲みながら二皿の間を行ったり来たりするうちに、みるみる鰻が消えていく…。

[AQ!]
 1.2斤は600gか、尾頭付き野生鰻。皮一枚繋がっているぶつ切りを、ぐるりと巻いて漬物(野葱干)蒸し。
 素晴らしい。これぞ旨い魚の調理法!…って料理じゃあ~りませんか。プルプルしっとりの身肉にひたすら魅せられる。
 野葱干のアクセント起伏ある塩。皮も美味い。臭みを消して香りを立たせる絶妙の相性。さすがに手慣れた蒸しのピッタリさ。絹のような脂感。

 へべは「ランブロワジーのバールのような(強い美しさの)オーラがある」と呟く。
 龍井の、まあ観光レストランか?くらいの設営の餐厅で、生涯最高クラスの鰻に出会おうとは、人生は謎だ♪
 狐につままれたようだが、この店にはまた来たい。


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  龙井草堂 (龍井草堂)  Longjing Manor
  
杭州市西湖区龙井路龙井399号 0571-87888777
・
龍井草堂 2016年12月 ☆☆☆☆

 遺園食単
 [恩来厅午餐]
 *冷碟三味
 *金蝉银翎
 *古法裙仙
 *遺园蟹
 *舎得
 *醤肉蒸冬笋
 *极致鱼圓
 *慈母菜
 *桃红玉芡
 +龙井茶
 +唐宗

[AQ!]
 杭州2日目、アサーーーっ♪ 快晴。
 昼から、もう、旅行の主目的の一つ、「龙井草堂」を訪ねる。

 世界遺産西湖は杭州市の西部に位置し、その西岸はすぐに小高い山の連なりとなっている。そこが中国緑茶では最も有名な龍井茶が作られる龍井の地。
 その龍井の茶畑の中の一軒の草堂が、いま話題の餐厅だという。
 CNNは杭州で"most famous"だと言い・La Listeの世界1000軒には85.5pointsで現れ・映画「Foodies」にも登場するが、自店公式サイトは無く・宣伝アピールの類はみかけず・大众点评(食べログの類)では平凡な点数…と、謎な店でもある。
龍井草堂  ざっと調べてみると、山の茶畑にある超高級版・家常菜・家郷菜の店…かなあ、と。ええと、ざっくり言うと比良山荘や美山荘みたいな感じ?…かなあ、と。
 (その大雑把なイメージは結局、わりと当たってはいた。但し龙井草堂は宿泊施設はなく歴史は浅いみたい)
 それなら、それはちょっと、行ってみたくなるやん♪

 地図を見ると、バスで簡単に行けそうなとこなのだが、まだ杭州事情にまったく勘がきかないので、行きはタクシーにする。
「此処に行きたいんだけど?」と「龙井草堂」と書いてみせると、「あ~あ~レストランね」とホテル・タクシーともによく知っていた。
 西湖東岸のホテルから北岸を回って龍井へ。
 名所「断橋残雪」~「曲院風荷」と通って行く。そもそも着いてちゃんと西湖を眺めるのもこの時がお初なので、ワーとかキャーとか言う(^^;)。
 中国人観光客の数の多さにも、聞いていたとは言えビックリするが、元日にはその倍の観光客が押しかけようとはこの時はまだ想像だにしていない(^^;)。
 西岸に入ると、ぽつぽつ茶畑が始まる。そして道はダラ登り。
 へえすぐに龍井なんだなあ…と思う横目に「中国茶叶博物馆」の看板が見える。え、それってもう…と思う間もなくタクシーは龙井路から脇道へ入り、「はい、着いたよ」。
 到着。多少の渋滞箇所もあったが、ホテルから20分ってとこか。もんのすごい近いやんか(^^;)。

 広い駐車場。どん突きにホビット調wの門が見えてて、背後に山が連なる。
 ええとぉ11時ちょっと前、予約時間で言えば1時間以上前で、“辺りを一周してきましょうかねえ”…と撮影などしてたら、何処で見てたんだか現れるお迎えのオネーサン。
龍井草堂 「えと、どもども…、Akira Ishiiと申しまして、」
「えと、にーはお、シジミさん?」
「あ、そうそう、シジミですぅ♪」
 ここの予約は代行に頼んでしまったのだが、姓名は漢字で伝えてくれていたよう。日中間は「漢字はお互い流で勝手読み」という慣習だから、中国に来たらワタシは「シッジンミン」になる。発音を確認してきて良かったなあ、だいたい耳で聞くと「シジミ」だ。

 一応の開店時間は11時のようで、なるかならないかぐらいだが、オネーサンが案内してくれるのでずいずいと門をくぐって進む。
 庭園。広大なり。四阿。池。西湖もだが、冬の枯れ蓮…枯れているのもなかなか風情だ。橋。
 竹林…を抜けると、ようやくテラス、そして食堂棟が見えてくる。

 庭に面した一室に迎え入れられる。この個室で2人。10人くらいまでは対応出来そうな広さ。
 部屋ごとにテーマがあるのかな、こちらは「恩来厅」、若き周恩来同志の写真が微笑んでいる。ワシらも、フランスかぶれの腐れインテリで夜型の恩来同志ファンなので、ヒキが良いな♪…って。
 まあ親日家ということもあり、日本人客は恩来厅…というのはオキマリなのかもしれない。
龍井草堂  同志の両横に扉があり、左扉がサービスで厨房に続き、右扉はこの部屋専用トイレ。
 案内は黒のロングコート女性、中のサービスは赤のロングコート女性。赤の若い子がそこそこ英語を使える。
 …そう言えば余談だが、中国のテレビ番組を見ていると、ダウンコートとか皮ジャンとかを着たままレストランでメシ食ってるシーンがよくあり、「やっぱ寒いのかなあ」「暖房弱いんか」…などと思っていたのだが、こっちに来て見てると、習慣的なモノも大きいんだろうなあと思う。
 暖房の効いた汁麺屋なんかで「ぜって~アレは暑いだろ、フツー脱ぐだろ」ってシチュエーションでも、コート着たまま前も閉めたまま食事してるヒトが、結構、いるんだよなあ。

[へべ]
 案内された先は「周恩来の間」だったのが、うちとしては嬉しいところ(ほかには毛沢東や朱德の間などもあるらしい)。
 天井の高い小暗い室内は庭園に面していて、窓格子から自然光が射し込んでくる。静かな時間が流れる。なんだか映画の一場面のようだ。
龍井草堂
[(ざっと調べると、多分だけど)琴、棋、书、画、枯荣、主席、恩来、朱德厅の、計8包厢がある模様。経営は杭州市龙井草堂餐饮有限公司、2004年から30年契約? 外部からの客を迎えるようになったのは2006年かららしい。]
龍井草堂 龍井草堂
龍井草堂 [AQ!]
 あまりに早いので、「すぐに始めますか?」に「ちょっとしてから」。
 で、龍井茶。お茶請け(納豆っぽい豆・山査子ゼリー・蓮の実)。
 さすがのクォリティ。龍井って美味いじゃ〜ん、な。
 龍井茶って個人的には「いや別に…」枠だったんだけど、今回、数箇所で「龍井茶いいなあ」って改心した(笑)。

 こちらはカルトブランシュ、おまかせコースで1人800元。まあ14000円くらい…で、ハイエンドガストロ気分で来る外国人にとっては「そんなもんか」だけど、食べ物の安いコチラでは破格・論外?の高価格。感覚的には、東京で言ったら「1人30000円ですって」みたいなんじゃないかなあ。
龍井草堂  飲み物メニューは木簡に記されている。法国ワインなどもあるが、「绍兴十年陈花雕」で頼んだら「唐宗」だった。唐宗好きのボクらとしてはラッキー♪ 気分もあろうが、滑らかな上にも滑らか、酒仙的呑み心地。
 楊枝袋は細い3本入り。「冬至」と記されている。食単の節季も冬至かなあ。

「さて?」
「そろそろ始めましょう」
 小鉢が幾つも並ぶ。何が始まるかと思ったら、鹹豆漿のようだ。朝メシを食ってないのを見透かされたか?(笑)
 オネーサンが目の前で配分配膳し、薬缶から豆漿を注ぐ。具は、干し海老・漬物・揚げクロカン・葱などオーソドックス。豆漿の味付けは、鹹・甜・そのまま…を聞かれ、多少の塩・砂糖の調味がある。
 酢固めは殆ど無し、かな。すーーーっと抜けてふわっと美味い。豆乳が抜群に良い。
 簡単な連想をすればやっぱ台北の阜杭豆漿なんか思い出す、あの具を吟味厳選したような。
龍井草堂
冷碟三味
 冷前菜:青菜・冬筍・干し海老・大蒜の和え物、鴨の首ツル、茹で羊
 素っ気ないほどに冷静な顔色の三鉢。まずは青菜に手を伸ばす。えっ!?…深甚・静謐、香気は霞となってワタシを漂う。…何じゃコラ、、、
 「龙井草堂」の始まりであった…。
 青菜和えの美味さはもう「?」であり、最終盤まで手が伸びる。
 鴨首は、唐宗と出会って仙人境。首ツルの紹興酒マリネ的なよくありそうなもんだけど、こんなドンピシャは、無いなあ。一歩控えたとこでの堂々たるバランス。
 羊はちょい醤油、または味変セットで出ている白腐乳もイイ。使える腐乳。
龍井草堂
龍井草堂 金蝉银翎
 オネーサンが巨大蒸壺を抱えてしずしずと現れる。オープンセサミ♪
 おお! 鴨と冬虫夏草の黄金の共演だ。
 鴨は紹興の3年モノ。冬虫夏草は金蝉花ですか、文字通り蝉幼虫寄生タイプで、ウオっと思うくらい入っている。4時間半かけて蒸し上げたそう。
 深々。覗き込めば冥く消えていく。気がつけば、フワリと部屋中にたなびく。また、ここでも登場人物がギリギリに絞られ、その具合に品格が響く。
龍井草堂
[へべ]
 大きな器がしずしずと運ばれてくる。蓋を開けると鴨が丸ごと一羽。冬虫夏草を使った蒸しスープだ。
 黄金色のスープの深く澄んだ、体の細胞にしみわたりそうな味わいの豊かさが、忘れがたい。
 あぁ、後から思えばこれをもう一杯、おかわりしたかった…(未練)。
龍井草堂
舎得
 青菜の真ん中のところだけ集めて、たっぷり一皿。
 実物を一把持ってきて「ほら、こんな風に」と目の前でバリバリと外の葉をむいて実演してくれる。
 こういう贅沢があるとは…。
 いわば「アスパラの先っちょだけ」「こんがり焼いた鮭の皮だけ」的な身も蓋もない話なのだが、これが罰当たりにもおいしい。
 舎得は青菜の名前かと思ったら、「惜しまない」的な意味の料理名だったのかしらん?
龍井草堂
[AQ!]
 料理名は雅につけているようだから、多分そう。
 この2人用のひと皿に7kgの青梗菜(みたいな)を使うんだと。原理的には、「最高のゴハンを炊くには」「米粒をハンドピッキングするんだよ」みたいなタイプの技。
 まさに「忘れ難き」料理の一つ。食べ物って怖いわ…、そして、まんますごく美味い。

慈母菜
 グランマのお肉と玉子です♪、と。
 紅焼肉。コッテリと炊かれた見た目の、その強い豊かさはあるのだが、食べ味はしみじみと淡い。
 静かに微笑む慈母観音の如し。
龍井草堂
遺园蟹
 陽澄湖上海蟹。卵と身を剥いて寄せて、オーソドックスな黒酢・生姜のごく控え目なアセゾネ。
 つんもりと盛られてるんで、けっこう大量(笑)。職人1人つきっきりで1時間かけての作業だそう。この冬は上海蟹が日本にあまり入らなかったんでありがたし(^^;)。
 脚の抜き方が綺麗で、するりとした脚とタップリの味噌を一緒にいく愉悦。蟹をホジホジするのがとくに好きでもないこともあるけど、やっぱ味覚的にはこっちの方が美味しい感じ。

古法裙仙
 鼈。エンペラの厚いとこだけを同幅の細切り。それ以外は何も入ってない。たまり醤油的なソース…が、「古法」っぽいのかな。
 当然ながら、「純然」とする。何ともさりげなく、贅沢な食い方だ。濃く、クリア。

杭州 [へべ]
 エンペラの分厚さ、幅のそろいっぷりに凄みがある。黒々とした暗褐色のソースが、これだけ濃いのに、濁りなく澄んでいる。これが江南的美学というものか。
龍井草堂
龍井草堂 [AQ!]
醤肉蒸冬笋
 豚バラと今が盛り(?)の筍。豚は干し肉…醤肉と書いてるから軽く醤油で煮てから干したかなあ、で蒸し上げ。骨付で、薄切りだ。
 コレなんか、まあサイコーの材料だが決して高価食材では無く、何かコツがあるなら学んでほしいわ的一品。自分的には一つの中華の神髄、みたいな♪ 肉欲の香ばしさが、気体に帰る。

极致鱼圓
 上湯に浮ぶ魚団子。ほわっほわっほわっ♪…な食感。「极致」は、極端な…の意。
 「筍・干し肉」「魚団子」の、まあ地味名乗り軍も、密かに呆然とする出来栄え。正しい扱いに正しいコントラスト。誤魔化しない食感。
 舌に距離を感じさせる上湯の伸びが、堂々のスープ役。

[へべ]
 冷前菜の青菜の和えもの、魚団子の湯(なめらか・ふわっふわの団子に、見事な上湯)、冬筍と干し肉の蒸し物…シンプルな技法の飾り気のない料理が、どれもこれも、するりと体に入ってくるようなナチュラルな味で、しみじみと深く、おいしい。
 何の構えもなくて滅法強い武道の達人みたいだ。
龍井草堂
[AQ!]
桃红玉芡
 桃胶・蓮の実のデザート。「桃紅」は雅な言い方をしたのかな? 桃胶は桃の樹液ゼリー、東京では柳沼・水岡シェフなんかに食べさせてもらったことがあるが、水岡さんによると「復古調な食材で本土でも最近多い」とのこと。

[へべ]
 桃红玉芡:桃の樹液のゼリーに極小の蓮の実、目に楽しく、その味わいは実に可憐。
 と、ところが…そんな珍しい一品以上に凄みを感じたのが、餅や芋といった、一見なんの変哲もない品々。
 「こんがり焼いた餅にみたらし醤油ソース」みたいな代物が、食べてみるとチャーミングな香ばしさと控えめ上品な味で、驚倒的に旨い。
 やわらかく蒸したタロ芋に、添えられたスパイスをチョンとつけて口に運べば、タロ芋そのものの味と香りとなめらかさが魔法のようにくっきりと浮かび上がる。スパイス自体は、芋のはかない風味を際立たせるための輪郭という設計なのだ。
 食の道はおそろしいほど奥が深い。
龍井草堂
[AQ!]
 あの武骨というか素朴な、焼いた餅、の天子性には引っ繰り返った(^^;)。
 品書記載の無い甜味は、
 ライスケーキ タロ芋 砂糖黍 ポメロ スイートポテト湯

*****

 何処まで行っても、品格が高い。雑味が極小、澄深。
龍井草堂
[へべ]
 思えば最初にいただいた温かい豆漿、薬味の白腐乳、お茶請けにつまんだ豆や山査子にいたるまで、ありとあらゆる食材が、吟味を尽くした良質さを感じさせる。
 食べてみると、そのもの自体がもつ、いい味が広がる。
 もともとは素朴あるいはシンプルなルセットが、極上の素材と調理、抑制のきいた的確なアセゾネ(ときに禁欲的とすら思われる)によって、洗練された料理に昇華している。

 今回初めて訪れた杭州ではあちこちで、「抑えた味」と、そこから生まれる「濃いものも淡いものも清澄」な食味に一貫して感動して、これが江南の美学なのかと恐れ入った。
 ここ龍井草堂では、その一つの極致を見た気がする。

[AQ!]
 そうそう、この日はまだ、これはこの店の際立った個性か!?…と思っていた部分について言えば、旅行が進むと、半分くらいは現地「江南の美学」だと感じられた。人生、勉強だなあ…。
龍井草堂
 「龙井草堂」の概要を言葉で表現しようとすると、農家菜・家常菜・家郷菜ということがありつつ、高額食材を思いっきりぶん回した贅沢の極みということもあり、言葉の上では「ガストロの混乱」ともなってしまう。
 でもそのことを思うと、「龙井草堂」の魅力は、そういうアウトライン上のことをまったく感じさせない食べ心地・居心地であろうと感じた。すべては、自然に、当然のようにさりげなく目の前に現れ、静かに根をおろしており、ふわっと気配を放っている。
 何が出ても、澄んだ心持ちに、統一感がある。
 まあ想像だけど、ボスのプロデュース能力に芯が通っている感じの店かなあ。

 また、へべに言わせると「コレが、予約して金を払えば食える…っていうのは、ありがたい時代になったものだ、、、というか、ありがたい(^^;)」ということでもありそう。
 つまり、もう想像でしかないことだが、「龙井草堂」のようなタッチの料理と言うのは、極端に言えば、「大金持ちが料理人を抱え込んで」とか「中国人の大富豪とお知り合いになってお呼ばれして」とか「共産党の高級幹部の会合にたまさか招かれて」とか「一生懸命、元どこそこ酒家の主厨を探し当てたんですよ」とか、そういう臭いがするのである。
 そういう連想を元にした実感を漏らせば、「コレが、予約して金を払えば食える…っていうのは、ありがたい」ということになる(^^;)。
 勿論、重厚なヴェイルの向こう側に人脈でダイブして行く方が「中華流」の王道であろうけど(笑)、こうしてチラリズム的に垣間見せてくれることで文化は伝播していくということもあり、それが「ボス」の狙いなんだろう、と想像することも出来る。
龍井草堂
 外は引き続き快晴。
 竹林で厨房の側に道を行くと、多様な肉が干されている。うわあ、いい景色だなあ♪
 厨房人数はずいぶんと多いようだ(人民は豊富だ(^^;))。
龍井草堂
 帰りは赤いオネーサンが門まで送ってくれる。謝謝♪
 さて、最寄の「南天竺」バス停に向かおう。
 …と、茶畑を眺めながら歩いていると、小川が流れており、その岸に四阿がある。ちょっと覗きに降りてみる。
 …と、小川には橋がかかっており、その先の茶畑の中を遊歩道が伸びている。方向的には、茶葉博物館方面へ。

 これは歩いてみましょう。そもそも食後で散歩欲が湧いている。天気も心配がない。
 茶畑は冬も緑だ。背景の山に向かって、茶畑が段々を刻む。その間に背の高い樹木も残されており、その植生が「茶は南の木だなあ」感を醸す。日本の茶畑とはまったく違ったエキゾチックさを味わえる。
 茶の緑は濃く深く、道は何処やらで霞となるまで伸びている。
 「龙井草堂」食体験のエピローグとして、まことにふさわしい。(タクシーで帰らないで、ヨカタ)


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  广州酒家
  
广州市
・
 
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  Regal リーガル
  
347-353 Sussex St.City,Sydney 261-8988 Sydney
10:30~15:00/17:30~23:30 無休

・
1995年 5月 ☆

 *点心: 蝦餃 蝦腸粉 蝦焼売 山竹牛肉 骨髄煮 ハチノス五香粉 大根餅 スペアリブ黒豆蒸し 北方風餃子 ワゴン煮野菜 チマキ
 *マッドクラブ葱生姜炒め
 *デザート点心: ゴマ団子 甘豆腐

[AQ!]
 昼。浩之夫妻と。

[へべ]
 レベルの高い中華。マッドクラブも(たくさん)いただけて大満足。下の水槽にもエビカニ鮑色々いましたけど、おっきい蟹はほんっとに巨大。

[AQ!]
 なかなかよかった。水槽蟹はびっつら。
 マッドクラブは美味しかった。巨大蟹系なのに、ちょっと身の感じとか、上海蟹に似てる。淡水系だからかな(ほんとかな?)。日本なんか蝦・蟹はどーせ高いんだから、輸入されててもよさそうなもんなのに、とも思われる。リーガルのは割とイナタい感じの葱生姜炒めだったが、いろいろな調理でいただいてみたいものだ。
 点心では、骨髄煮に感心。チマキも扱いやすい少量で美味しくできてた。
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  朱媽媽台湾小吃 Mother Chu's Taiwanese Gourmet
  
Shop1-4 86-88 Dixon St Sydney NSW 02-9211-0288
8:30~20:30

・ シドニーの台湾小吃

2013年 1月 

 *炒青菜
 *魯肉飯
 *皮蛋痩肉粥

[AQ!]
 チャイナタウンの真ん中あたり(?)の台湾小吃で、朝からやってて、大繁盛店。
 …というのはチェック済、軽い昼食に寄ってみた。

 店内は一杯で、通路の席。写真入り見やすいメニュー。
 代金は料理と引換えみたいな感じ。

 クオリティは、まあまあ…なんだけど、香菜がケチ臭い。ほんのちょっとしかついてこない。
 ナケナシの香菜と一緒にいただくと、魯肉飯なんか結構ウマイのだが。
 まあなんか、特別に「もっと香菜くれ」と言う…とかのシステムがあるのかもしれないが、ここではわからず。
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  Chen-Soleil d'Est シェン・ソレイユ・デスト
  
15 r.Theatre 75015 Paris 01 45 79 34 34 (Fax 01 45 79 07 53)
Ferme vacance d'ete et dim.

・
2003年 1月 ☆

 *揚げ雲呑、エピス林檎細切り、練り物の海苔鳴門
 *韮焼餃子、香菜敷き
 *花ズッキーニの蟹敷き、ズッキーニ煮添え
 *鳩のロティ、五香粉風味
 *砂鍋仔山羊肉、朝鮮人参風味
 +Ruchottes Chambertin (327euros)


[へべ]
 今回のフランス滞在最終日はなんと元旦。日本にくらべてフランスではノエルに手厚く正月には冷淡(冷静/情が薄い)のが相場、とはいえ、この日ばかりはれっきとした祝祭日で、真っ当なフランス人の店は多くが休みそうな雰囲気である。
 フライトは18時過ぎ発の便につき、14時か15時くらいまでは街にいられるのだが、さてどこへ行こう???
 無休、と聞いてまず浮かぶのが、普段からフランス人の祝日休暇にあまりカンケーなくやってる(やってくれてる)エスニックレストラン。無休の帝王ティムガドなどは代表格だが、ぼくらも初のSt.Sylvestre晩餐翌日の、しかも昼の腹具合(食欲)がどの程度かは知る由もなく、さすがにクスクスタジンとヘヴィー級がカルトに並ぶ北アフリカ系は避けておきたいところか。Indienneは初日にユガラージに行ったのでパス。となるとベトナムシノワタイランデーズを単品orセット名乗りで食べさせる店で、事前に予約可能なところがあれば…という辺りに話が落ち着いた。ま、コレで当たってみてダメなら早めに空港にでも行ってのんびり酒でも飲んだくれればいいし、ということでミシュランパリの頁を繰る。
 第一候補は「何でまたパリはこの組み合わせが多いの?」とかねて疑問のChinois & Thailandaise代表、Tang。で、意を決してTELしてみたところ、年明けまで冬休みのようで留守電が何やらそれらしきメッセージを流している。
 そこで残る候補のChengにTEL。これが予想に反してあっさり予約成立。バンザイ。という経緯で、元旦はLibertelをCheck Out後、なんと歩いて行ける近さのChengへ乗り込むという次第に。

 サンシルベストルの喧騒から一夜明け、パリの元日。異例の暖冬もそろそろ冷えてきたようで(注:実際、2003元旦あたりを挟んで、気温が10度以上下がる寒波が訪れ、正月休み中にCDG空港閉鎖騒ぎとなる大雪など、大変なことに。ワシらの逃げ足は鋭い(^^;))、おまけに風が強い。吹き飛ばされそうだとか傘がオチョコになるとか言いつつ橋を渡り、「ほらここがロビュションどもの夢の跡だよ」というAQ解説を聞きつつ元ホテルニッコー(現:アコーチェーンの軍門に下りノボテルに)の前を通って、するともう着いてしまうというあっけないほどの距離。
 ホテルの向かいに、軒の上にずらり並べたチョーチン(漢字屋号付き)に灯の入った、そこがChengらしい。紫禁宮ふんちゃらと名乗るらしく、並べてSoleil d'Estとサブタイトル的に書かれている(後でカルトを見るとここは「Chengさんのお店」のようだ)。

[AQ!]
 バタバタと、未練たらしく、飛行機は夕方だ、ううう食わせろ食わせろ、と、ドンドルマよろしく粘るワシらに、たまに美食の神は微笑む。ワシらは信仰心を厚くする。
 にしても、元旦の昼だ(^^;)。フツー、諦めてファーストフードでも食え、とした所。ミシュランは睨んでみるものだ。(ちなみに、以前フツーの日に、当日予約を入れようとした時にはコンプレで断られた)
 さてそのミシュランで「星を勝ち取った」中華(吉野より凄ぇやんけ)はどうなっていたか?、っつうと、フランスの食材力を存分に活かして、比較的シンプル・ナチュラルに供する店であった。これが正解である。旨い旨い。満足度の高い一軒。
 鳩のロティなんかさ~、そりゃ中華で五香粉風味が活きてる訳だけどさ~、何たって鳩が旨いのよん。鳩焼肉、ウットリ。あ~あ、フランス食材だわ、こりゃ。
 まあしかし、食いもせず菜譜を眺めるのみの判断だが、「自慢の」「当店お勧めの」酸辣湯・麻婆豆腐・北京ダック…あたりは、やはり眉唾でかかった方がいいかも。まぁ自家製らしき辣油は良かったし、自慢の品々もホントに食ったら案外良いのかもしれないけど。
 リュショットが何だか思い出せなくて、ぐやじいなぁ。確か、88ルーミエ。うん、ルーミエではあるな。カルトドヴァンがまた、魅力あった。

 おっとそうだ、この昼は開店より10分ほど早く店に着いてしまったのだ(思いがけず近かったし)。フツーは近所を一回り散歩する所だが、寒かったし、「お~い」と呼ばわってみた。ドアは開いてて、賄い飯を食っている模様。タハハ。そこでまたアジア人同士の気楽さで、「すまんすまん早く着いちゃったからさー、サービス開始は時間になってからで文句ないから座らせてけれ」とお願いする。それでもグラスシャンパンは先に出してくれた。サービス全般は、パリのアジア人高級店独特の…というか、慇懃なんだか丁重なんだか雑駁なんだかネットリしてんだか、テイストと感触が多様に入り交じってようわからん感じ…、が、やっぱり此処でもあって、何とも掴みがたいが、フロアを仕切るマネージャーは物のわかった柔らかいタイプで良かったね。
 このマネージャーのオッサンは、トルシエを大きくして金徳域を20cc注射したような、一応取り澄ましたフリをするもののすぐに陽気・剽軽な地が出てしまうゴキゲンな奴。ひょっとしたら、フランス料理屋では「オマエ、もっとクールにしとらなアカンよ」とか言われて出世できなかったのかも知れんが、ココでは妙に“水を得たサカナ”、満面の笑みをもって英人や仏人に中華の講釈を垂れるのが嬉しそうだ。
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  Lao Wai ラオ・ワイ
  
Luntmakargatan 74 113 51 Stockholm 08-673 78 00 laowai.se
日・月夜・土昼休

・ ストックホルム市内の素食店
 台湾風・四川風の調理を中心とする。ランチはワンプレートのおきまりのみ。かなり軽快で気分良い使い心地の店。

2011年 8月 

 *La Dou Chi Dou Fu

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  Spice Temple Sydney スパイス・テンプル シドニー店
  
10 Bligh St Sydney NSW 2000 +61 2 8078 1888 www.rockpool.com/sydney/spice-temple


・ シドニー市内の中国料理店
 シドニーのモダン・オーストラリアン・キュイジーヌの巨匠ニール・ペリーが、趣味(?)(笑)の中国料理を供する店。四川・湖南・広西・江西・新疆・雲南…とレパートリーは幅広い。

2013年 1月 ☆

 *Northern style lamb and fennel dumplings
 *Steamed eggplant with three flavours Garlic, coriander and sweet pork
 *Crisp fried quail marinated in fermented red bean curd and five spice
 *Stir fried spanner crab, whole garlic, chilli and coriander
 *Stir fried greens with garlic
 *Mango pudding with condensed milk Chantilly
 +Shiraz, Eden Road ‘The Long Road’ Canberra/Gundagai

[AQ!]
 あけましておめでとうございます。
 おめでたくはございますが、洋の東西を問わず(外で)食うには少々不自由を致します。
 …ので、ドギマギしていたのだが、シドニー元日は、Neil Perry巨匠が何故か営む中国料理スパイス・テンプルがやってて、オープンテーブル・スタイルの予約システムで簡単に押さえられた。

 シドニーの、まあ中心部でしょう、ちょっと銀座臭の漂う辺りのビル。Rockpool Grill and Bar が入っている。
 その横手に回りこむ。
 えー、暖簾が風に揺れている(LED動画像が、扉いっぱいに)。
 重いドアを開けて侵入。
 えー、地下2階…くらいのレベル。えー、ギャラリーっぽい受付。
 案内される。

 えー、k、く、暗いぞ。マヂで暗いぞ。此処を初老の男に、行け、と言うのか?
 へっぴり腰で両手を身体の前でヒラヒラ、…ってポーズがあるじゃあないですか、アレになりそ。
 着席すれば僅かに真紅が光る。…ある意味、小気味いいほど「狙い過ぎの都会型」。
 品書・ワインリスト…と狭い卓上に到着したところで、箸を一本、落としてしまった。
 アリャマ…と床を覗きこんだのだが、みつからない。…というか、何も見えない(笑)。
 ただ、卓上の中心部だけは「ある程度のスポット感」を確保しているので、食べるのにそんな嫌な感じではない。

 さて、ここはバシバシ行くか。

 「点心師は…」みたいな言い方で言えば、点心は下手。
 香り茄子は、まあまあ、と、まずまず、の中間くらい(なんじゃそりゃ)。

 五香粉鶉…が、洒落にならんくらい素晴らしい料理。へべは
「また来てコレ食う」
 としばらく言っていた(笑)。とにかく、鶉が、「ウットリと」「シットリと(皮はパリパリ)」食える。

 スパナー蟹は思った以上に“庶民的”な仕上がりで、白飯によく合う。

 そしてまた、マンゴプリンが予期しない美味さ。さすがボスが西洋人のせいか、condensed milk Chantillyの効き目が素晴らしい。

 料理について言えば、当たり外れ…が極端、という印象が強かったけど、訪店としてはなかなか楽しかったと思う。
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  Hu Tong Dumpling Bar  胡 同
  
14-16 Market Ln., Melbourne +61 3 9650 8128 www.hutong.com.au
11:30~15:00/17:30~22:30

・ メルボルンの店

2011年11月

 *小籠湯包
 *黒椒茄子煲
 *四季豆
 +Original Pale Ale Coopers Brewery

[AQ!]
 昼食。
 まあ軽く食いたいですね~、と庶民派では評判の一軒に出かける。
 この辺りはメルボルンのチャイナタウンで、マーケットレーンという路地の「胡同」の向かいには、ガストロの方の中国料理で豪州きっての名店と言われる「フラワードラム」がある。

 名物らしい小籠包、は頼む。汁たっぷり仕立てで、「皮が破れる事件」を起こすのは一個もなく、人気がわかる。
 これに青菜くらい…でも注文はよいのだが、口寂しいので茄子鍋と四季豆。半ば予想通り、4~6人量でドカンと来るので、いいだけ、食べる。
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