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中国料理店(香港以外の海外)
この一覧は 台湾~杭州~その他 の順になっています。
  
 

  阿嬌的店
  
台北市北投區光明路220號4樓304室 (02)2892-3613 www.aj-house.com
12:00~14:30/18:00~21:00 月休
主人 : 林 裕鉱
・ 新北投の私宅創意料理
 前日までに要予約。

2015年 3月 ☆☆☆

 *滷蛋
 *小黄瓜伴珊瑚草和烏魚子拼蘋果
 *碧玉瓢瓜
 *獅子頭滷白菜
 *清蒸扇貝蘿蔔盅
 *髮菜旗魚羹
 *魯肉飯
 *山粉圓桂花芋圓湯
 +青草養肝茶


[AQ!]
 温泉で名高い北投に、私房菜のような営業形態のマニアック店があると聞く。
 「私宅創意料理」と名乗っている。
 うん、行ってみませう♪

 コンシェルジュに2日前に電話予約を頼む。…行ってみてわかったけど、オジちゃんもオバちゃんも、英語・日本語ともにまったくダメっぽい。中国語ダメな我々としては、頼んで正解だった。

 ***

 でもそのオバちゃんはまったくメゲない物凄いお喋りなヒト…で、弾丸の筆談でバシバシ攻めてくる。…ので「難しいことを聞き出す」以外のコミュニケーションはラクだった。
 しかしアレだな、「筆談中国語」のスキルも多少上げとくと役立つこともあるかなあ。基本的だが表現の違う単語とか。

 ***

 新北投の駅前スーパー「Welcome」の上のマンション4階、らしい。
 マンション管理人が
「な~に?」
 と聞くので『阿嬌的店』と書いたメモを見せてると、近所のオバサンが寄ってきて
「あ~あハイハイ、この上よ、予約した?」
 と流暢な日本語で仕切ってくれる。台湾である。

 エレベータで4階へ。
 “えーとこっちかな…”と矢印に従うとそれらしい玄関があり、その前まで行くと扉がスッと開いて御主人の林 裕鉱さんに迎え入れられる。

 実は、このマンションは山際に建っていて、裏に回って山側を登ると直接4階のベランダ相当の部分から店に入ることも出来る。
 この話は日本語記事でも書かれているので、この裏道から来る日本人も多いとか。
「到着時間に玄関で迎えに立って待ってるといきなり裏から『ニーハオ』って来るのよぉ、もお(笑)」
 だそう。
 ボクらは、帰り道は裏から。ベランダの端の『橋』を越えて山側の道に出る。

青草養肝茶
 青草養肝茶から、始まり始まり。
 このお茶、半日煮て出してる。ものすごくワシらの肝臓が清らかになっていく(笑)。

滷蛋
 絶品。
 何とも言えない品良い甘みと香り、食感。
 茶玉子と魯肉飯は台湾の超ベタな食い物だが、コチラのは「一方の極致」とでも言いたくなる、典雅で充実した作り。
 15時間だか煮るという玉子は双子の黄身、…えーどうやんのかな・双子の黄身の卵の見分け方は??…など聞きたかったけど、上手く通じず(^^;)。

小黄瓜伴珊瑚草和烏魚子拼蘋果
 胡瓜と2種海草(珊瑚草)の、マスタード・ヴィネガー和え…みたいな仕立て。と、林檎に乗せたカラスミ。
 珊瑚草は紅色がオーストラリア産・黄色が東南アジア産。
 台湾カラスミは質良く、林檎と食べるというアイディアは秀逸!
 (…話は逸れるが、「マンションの一室で」「穏やかなアジアン・モダンのフィンガーフードをいただいてる」と、今は無き愛甲石田の「アルムダン」を思い出すねえ…などと)

碧玉瓢瓜
 美しい!
 堂々の招碑スペシャリテ、ひょうたん!
 眺めも味も、美しい。西太后が好みそう(笑)。
 瓢瓜のしみじみした味わい・香りが、心の底まで染み渡って行く。
 ここまでいただきに参上して、良かった!
 瓢瓜は、ここの裏山からつづく陽明山の産。
 汁気は、鶏・豚骨の湯に豚・火腿ダシの餡…かな、みたいな二層構造。スープに10時間、瓢瓜の炊きは2時間だそう。
 瓢瓜に誘われて天上に遊んだ後は、皿に残った汁も飲んでいいよ…と言うのでいただくと、思いのほか、濃くてシッカリとしたダシ・味が出ている。
 “ああこのくらいの決め加減で瓢瓜と丁度いいバランスであるのだなあ”

獅子頭滷白菜
 オーソドックスな印象の、獅子頭と白菜煮込み。加減勝負の皿、ばっちりです。
 獅子頭は、豚・慈姑・貝柱・玉子…ってとこか。
 肉燥みたいな薄揚げみたいな…クロカンなのが乗っている。

清蒸扇貝蘿蔔盅
 帆立+大根+ブロッコリーの蒸し煮モノ…これもオーソドックスな料理。

髮菜旗魚羹
 カジキ(旗魚)・エノキ・髪菜は酸味のある湯。
 見た目は「またまた出ましたスープ煮」って印象だけど、特徴がハッキリついた魚スープでとても好き。
 湯はトロみがあるタイプ (→(カジキ)マグロだけに!…とか洒落好きなOシェフなら言うだろう(笑))。
 旗魚は台湾ではよく使うようだけど、たしかにこの味の出の良さは光る。
 メデタイ髪菜は勿論、いつもは我が家では「鍋に闖入してくるウザッタイ奴」扱いのエノキもここでは良いお働きを見せる。

魯肉飯
 魯肉飯だー!
 …これがウマイ。魯肉飯の店じゃないからコレだけ食いに来るわけにも行かないけど、まあウマイ。
 実に品の良い仕上がりで、ゴハンの上にチョンボリ?…って感じで乗ってるんだけど、食べ混ぜていくとピッタリとワールドを形成する。
 ゴハンも宜蘭の鴨米。まあ合鴨農法の効き目は別とするとしても、よく選ばれた米で、んんん、ピッタリ!なのよ~。
 旗魚羹と魯肉飯を堪能して、大団円。

山粉圓桂花芋圓湯
 山粉圓(バジルシード)が浮き・桂花芋圓(金木犀風味紫芋もち)が沈む湯、が甜品。
 香り高く、餅の食感が気持ちよい。

 ***

 すっきり爽やかにいただきました、…が、どの皿もタップリしていて、多分、食べた皿々を一斉に目の前に並べたらギョッとしそうな量…「ムリ、ム~リ」とか言うに違いない(笑)。
 でも、この清らかな料理は、夕方には腹が減りますが(笑)。

 ***

「この料理には(調理には)油を使わない」
「**時間かかるのよ」
「健康」
 は繰り返し繰り返し、強調されるフレーズ。それは食べるとよくわかる。

 店内は金魚・金魚・金魚。テーブルに金魚。トイレにも金魚(ベタもいる)。BGMはジャズから演歌へ。
 この昼は我々で“貸切”だった。私房菜気分満喫!
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  佳興魚丸店
  
台北市延平北路二段210巷21號 02-2553-6470
9:00~19:00 無休

・ 台北の魚丸湯

2014年 3月 ☆☆

 *魚丸湯
 *燙青菜

[AQ!]
 迪化街の裏手、大稻程公園に面した角にある、半世紀の歴史をもつ魚丸店。

[へべ]
 ちょうどお客のいない(少ない?)タイミングで、おばちゃんたちが猛烈な勢いで魚丸=すり身団子の仕込み中。
 ドーゾドーゾと迎えられ、着席。

 魚丸湯と青菜(茹でレタス)。

 旨い!
 魚のすり身団子の、ぷにぷにともっちりの間くらいの、不思議によそよそしさを感じない食感、ガブリとかじれば、ジューシーなひき肉あん。
 セロリの爽やかな香気につられてスープもみるみる減っていく。
 ゆでレタスのシャッキリ感、苦み、ちゃちゃっとかけた揚エシャロット入りの茶色いタレがまた具合のいいこと!

 長年の「魚丸湯観」が、変わる!


[AQ!]
 いや~、魚丸湯は伝播劣化が激しいのか!?…と思えるほど、日本で食べたのと“別モノ”。
 ツヤ、プル、フワ、ジワ、、、
 セロリの香りのよいスープは、飲めてしまう。

 青菜(レタス)の程の良さもさすが。

 それにしてもオバチャンたち、すごい数を作ってるナア。
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  古早味豆花
  
台湾台北市民生西路210號 02-2558-1800
11:00~25:00 無休

・ 台北の豆花

2014年 3月 ☆

 *花生豆花
 +仙草ドリンク

[AQ!]
 寧夏夜市近くの豆花の有名店。
 フルルンの快感。サッパリ目の甘さの仙草もOK。
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  山海樓手工台菜餐廳
  
台北市中正區仁愛路二段94號 02-23513345 www.mountain-n-seahouse.com


・ 台北の台湾料理
  → 2019台北旅行記はこちら

山海樓 2019年 3月 ☆

 [蘭 個人套餐]
 *主廚拼盤:內含甘蔗燻雞、手工現灌香腸、三色蛋中卷、現烤野生烏魚子
 *扁魚春捲
 *蘭陽什菜湯
 *龍鳳呈祥
 *蓬萊一品鯧魚
 *通心鰻
 *古早味炒米粉
 *菊花干貝湯
 *杏仁豆腐
 *季節水果


[AQ!]
 台湾伝統料理をいただける、と聞いて。台湾の古い、宴席料理…というか贅沢料理を復活させているそう。
 オーガニックマーケット「GREEN & SAFE(永豐餘生技)」の経営。
 ネット予約済。忠孝新生から歩く。
 いかにも復古、な重々しいファサード。店内は1930年代の酒樓の再現を目指したとか。
 手前の静かなサルに通される。奥個室の宴席はどがちゃかに盛り上がっている(仔豚の丸焼きやワイングラスの山が運びこまれていくのを観察できて楽しい)。
山海樓
 品書はバラエティに富むのだが、最も“食べたいものが色々”食べられそうなコース [蘭 個人套餐]で。

主廚拼盤:甘蔗燻雞、手工現灌香腸、三色蛋中卷、現烤野生烏魚子
 手工現灌香腸に大蒜添えが台湾らしい。
 三色蛋中卷:2ヶ月皮蛋、泥に40日間漬けた鴨卵、鶏の初卵…のイカ詰め。
 現烤野生烏魚子:高雄のカラスミ炙り。量も具合もサラっとしてて好感。「最近のガストロの、あんまし力コブ入り過ぎの唐墨ってまんどくさいことも多いよね(笑)」などと。
 甘蔗燻雞:鶏の砂糖黍燻製。かなりウマイ。三色蛋中卷ともども、現代的にはやや“作り置き感”が出ちゃってもいるけど、味は良い。

蘭陽什菜湯
 蘭陽の野菜・原木椎茸・魚の皮や干し蝦など海産物の2時間蒸しスープ。
 良きアッサリ。
山海樓
扁魚春捲
 扁魚の春巻。  1930年代大稻埕の四大酒樓の一つ、「蓬萊閣」の黃德興氏から伝授されたもの。扁魚・もやし・蝦…。
 タレ…というかツユ、がついてきて、ドップリと浸していただくのがオモロイ。
山海樓 山海樓
龍鳳呈祥
 特製のタレに漬け込んだウズラを油で揚げてから、タレと一緒に煮詰める。さらに手羽先を骨抜きし、中に金華ハム、つぶ貝、原木椎茸、竹の子などを詰めて。
 堂々たる一品。コース真ん中辺…で出るんだね~。
山海樓
蓬萊一品鯧魚
 これも、黃德興氏伝授の一品。
 澎湖産マナガツオの身を取り出し、もやし(←イイ!)・椴木しいたけ・金華ハムを巻き入れて蒸す。外側にシェフ特製揚げ豆酥を散らす。
 これはウマイ! とっても美味しいし、明らかに"いにしえの風"が吹く。「これ一品だけでも、コチラに来た価値アリ♪」で、家庭内一致w。

通心鰻
 鰻の、伝統的金持ち家庭料理。
 うなぎの骨を取り除き、タレと中国酒に浸け、椎茸、筍などを詰め調理し金箔を添えて。
山海樓
古早味炒米粉
 炒米粉…もんのすごく細いビーフン。細いが独立性はあり、ビーフン自体にかなり魅力ある。
 蝦乾、澎湖の魷魚乾、段木香菇、季節野菜…。

菊花干貝湯
 かつての酒家料理で、表面の卵の薄焼きで満開の菊を表現。中はホタテ貝・原木椎茸・松茸・マテ貝などの食材を煮込んだもの。
 …と、仰々しいというか華やかな説明ではあるのだが、些かデガラシ調…じゃないけど、上手くまとまってはいない気も。スープだけいただく感じ。
山海樓
杏仁豆腐
 宜蘭阿海師が最も得意とする…と紹介される、手作り杏仁豆腐。
 花生と杏子のペーストを40分以上こねて。
 杏仁汁の底にひそむ…ような提供だったが、たしかに独特のもちもち食感が楽しい。

季節水果
 レンブと、(さっき希望広場で予習したばかりの)水梨。甘いタレをちょびっとだけつけていただく…のが、美味。
山海樓
 飲物は、台湾ビールからハウスワイン赤(チリ)…だったかな。

 一人2680元だから、台湾では高級店。(個人セットメニューの下から2番目だが)
 キレキレのガストロ…や、感動にふるえる最高峰…の類ではないけれど、100年前に戻った気分でナカナカ面白い食体験になった。
 メニューバリエーション的には、「単なる超高級店」としても機能している店のようで、玄関脇の生簀の活けの魚介類はかな~り手厚く、高価そうな光を放っていた。
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  世界豆漿大王  shi jie dou jiang da wang
  
台北市林森北路310巷27號 (02)2567-3115
6:00~11:30/18:00~23:30 日休

・ 台北の豆漿など

2015年 3月 ☆

 *冰豆漿
 *鹹豆漿
 *葱蛋餅
 *飯團

[へべ]
 阜杭豆漿が月休と気づいて、朝食プラン組み直し。
 6時くらいに起きて、世界豆漿大王へ行くことに。
 平日早朝、鳥はコロコロとさえずり、小さな公園でおばあさんが一人しずしずと太極拳(らしきもの)をやっている。
 店に着く。

 先客なし。外で油条を揚げている。
 親切なオバチャン(日本語は少々)が日本語メニュー(よみがな付き)を示す。
 注文、着席、提供。

 冰豆漿(冷たいドリンク豆乳、少し甘く)、豆乳自体の味が阜杭とちょっとまた違う。
 世界の方がもう少し豆っぽいというか青っぽい?
 さらに違うのがシェン豆漿。
 より酢がきいてて茶色く固形部はモロモロっとしていて、なんと漬物入り。
 これがなんか、イナタくてなかなかいい (クセになりそう)。
 油条も入ってアツアツで。
 蛋包ネギ入りはふんわりあっさり、に、店のソースをちょいとたらして。
 今回初の飯團ファンダン、オカーサンおすすめの玉子入り!
 もち米ごはんに油条やバーソーを巻き込み、サイドから玉子焼きが寄り添う。
 油条のクロッカンにバーソーの甘み、未知の味だけど案外いける。
 その間にもチラホラと客が来てはハケていく。
 ここもいい店だ。

[AQ!]
 ちょっと荒くれた鹹豆漿は、癖になっても不思議でない魅力。
 オニギリ、おもろい食感だなあ。
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  四方阿九魯肉飯
  
台北市萬華區廣州街225號 02 2336 9119
11:00~24:00

・ 台北の魯肉飯

2014年 3月 ☆☆

 *白菜魯
 *焢肉飯
 *肉燥板條

[AQ!]
 龍山寺の前の通り「廣州街」は、寺のすぐ横から屋台の並ぶ夜市になっている。
 屋台を冷やかしながらちょろっと進むと、「四方阿九滷肉飯」がある。
 “メシどき”には行列必須…と聞いていたが、21時頃とあって、すんなり入れた。

・もちろん、魯肉飯
・焢肉飯はオススメ
・肉燥板條という米粉(平たい)に豚肉のそぼろをかけた麺が美味しい
 …というあたりを聞いてきた。
 腹具合とキョーミを勘案し、野菜を足して、白菜魯・焢肉飯・肉燥板條と注文。

 白菜は、艶のあるトロットロ…に煮込まれ、魯肉がかかってる。
 うわ~、こら、たまらんなあ♪
 実はこの白菜魯は、焢肉飯の皿にも付いてくるのだが、「別注しといてヨカタヨカタ」と言うくらい、うんまい。

 その焢肉だが、トロットロ…。こりゃ、たまらん!
 ヽ(^~^;)ノ
 ホンマ、「トロットロでたまらん」店、っつうことだわ! (^^;)
 玉子・筍・白菜添え。また、ゴハンの具合が素晴らしい。

 たっぷりの肉燥がかかったビロビロの板條。
 たっぷりの旨味とともに、すっきり感もある仕上がり、ウマ。

 いやあしかし、こちらの魯肉・肉燥は美味しいワン。次回はやっぱり、魯肉飯も食べよう!

2015年 3月 ☆

 *白菜魯
 *焢肉飯
 *苦瓜排骨湯

[AQ!]
 「蘇杭」で何となく締め損なってしまったのでハシゴして四方阿九。
 やっぱりバッチリ、焢肉飯。

 しかし、龍山寺の祭りの山車は、四方阿九の前のゴチャゴチャをよく通り抜けて、よくゴチャゴチャの中で爆竹鳴らす…よなあ(^^;)。
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  食養山房
  
新北市汐止區汐萬路三段350巷7號 02-2646-2266 www.shi-yang.com
12:00~15:00/18:00~21:00 月休

・ 新北市汐止區、山の中の独創的台湾料理

2014年 3月 ☆☆

 *旬の果物 搾りたてジュース
 *手作り前菜の二種盛り合わせ
 *ホタテの貝柱茶碗蒸し サラダ仕立て
 *食養風お刺身の盛り合わせ
 *季節の自家製果物酢
 *カラスミ煎りモチ、帆立とフレッシュトマトのソース
 *大根と蕪のスープ 炙りカラスミの粉
 *トリュフとマッシュルーム 和えご飯
 *蓮の花、地鶏の季節土鍋スープ
 *フルーツ盛り合わせ
 *タロイモのデザート 台湾カラメルソース
 +食後の台湾茶


[AQ!]
 夕刻、五指山風景区に向かう。
 台北の北は、高さ600mほどの山並になっていて、そこに登って行くのだ。
 向かう先は、「食養山房」。

 ここは、何かの拍子にへべがみつけてきて「いつか行きませう!」と言っていた店で、今回の台湾旅行の“目玉”の一つ…となる。
 どうも、郊外の山の中で創造的でテロワな料理を目指してる…という雰囲気(?)。うーん、韓国は楊平の「山堂」みたいなタイプかなぁ?
 主人は林炳輝氏、そういえば「山堂」も「林」先生だっけ(笑)。
 1996年創業、2005年に陽明山に移り、2009年さらに現地に移転して営んでいる。

 山の山荘とはいえ大変な人気店で、週末の予約はお早めに…と聞いた。
 で、2ヶ月程前にFAXを入れてみたのだが、第一希望の日曜昼は満席、日曜の18時~に来てチョ…とのお答え。
 (行ってみると) 余裕で100名くらいは入れそうな大店である。ホントに人気あるなあ!

 で、返信には、「日曜18時の席をお取りしました。17時から開園しております」…といったことが書いてある。
 おお、開場と開演があるのか(笑)。
 つまり、さすがは山の店、広大なお庭(というか「自然と散歩道」というか)があって、夜の客は17時からは散策しててもいいよ…ということのよう。

 そんな訳で17時過ぎ着を目指してみる。
 頼りないバス路線もあるはあるようだが、まあタクシー利用が一般的らしい。
 まず地下鉄で、終点の南港展覧館まで行き、タクシーに乗り込む。
 地図・資料などプリントしてったが、運転手氏は一瞥、
「あ、食養ね」
 とご存知の様子。

 国道1号を進むと「伯爵」というスゴイ名前の街。
 伯爵ホテルとか伯爵山荘とかあって、伯爵牛乳を飲んでるらしー。降りて探したら、もっとクダラナな「伯爵ホニャララ」がみつかるに違いない。

 伯爵を過ぎ汐萬路という道に曲がると、もう後はズンズン、山を上がっていく。
 木々の間から眼下に広がる市街のパノラマに臨む…と、“台北の北、けっこー急な山になっとんのね”と感じられる。
 山道をクネクネ進むと、「食養山房」へ小道が下る分岐に行き着く。駅から30分かからないくらいかな。
 この分岐にはもう係の人が配置されてて、予約名を告げて小道を行く。
 ま、セキュリティがしっかりしてる…というより、店の前の車回しが狭く、飛び込みの闖入者に来られても混乱してしまうから…かな。

 門があって母屋。
 1階席の真ん中を抜ける通路を通りドン突きの階段を上がり2階。
 ある程度の事前知識はもっていたが、その期待以上に、クールな、しっとりした、渋く、味わい深い…作り。
 静かな空間。
 2階で、我々の卓は「コチラです」と案内され、「18時に着席していただければよろしいので」お散歩してらっしゃい、という段取り。

 裏手に出るとすぐ「五指山古道」と記されたハイキング用地図表示板に出会う。
 なるほど、ホントに山中の自然公園内ハイキング道の傍ら…みたいな立地なんだねー。
 小川が流れてて小橋がかかってて池があって花が咲いている…という麗しさ。
 で、バナナの花が咲いてチビバナナがなってる。南だねえ。
 池の鯉が丸々と太っている。南だねえ(?)。どれも錦鯉だ、、、食材では無かろう(笑)。
 山の端に陽が沈んでいく。

 まずはお茶。
 各卓に電気ポットあり升。
 そして、一口ジュースは、パッション・マンゴ。

 料理は基本的に「おまかせ」で、ヴェジ/ノンヴェジの2種類。予約時にノンヴェジで注文済。
 本日内容を日本語で書いた紙をくれる。

 先付は、濃度の高いコーンスープとピーナッツ豆腐(上にトマト・アーモンド)。

 次が愉快で、細長~いバナナボート状の器に茄子とイクラが盛られてくる…のだが、よく見ると容器の底に黄色く敷いてある…?、あ、これが“茶碗蒸し”でした。ま、茶碗…では無いゾ(笑)。イクラの下がサーモン巻、横にキクラゲ。

 食養風お刺身の盛り合わせ、は「食養風」が効いてて(笑)、たっぷりシゴトした刺身がドン、と。
 案外(?)ウマイ。個人的には、よっぽと美味い場合を除くと、単純な直球よりこのくらい趣向を凝らした刺身の方がカワイイと思う。トコブシ、ウマ!
 逆に、野菜スティック組はもうちょっと手を入れてチョ…
 刺身の口直し…みたいなタイミングで、黒酢ドリンク調の果物酢が一口ずつ、来る。

 「カラスミ煎りモチ、帆立とフレッシュトマトのソース」は南瓜添え。帆立は胡麻ペースト・松の実乗せ。トマトソースは枝豆・玉葱。
 途中で、「大根と蕪のスープ 炙りカラスミの粉」も舞台に加わる。
 これは美味い、唐墨餅もいい香り、さすがだす。「台湾行って唐墨食ってきただ!」(笑)

 「トリュフとマッシュルーム 和えご飯」は、「チャーハンです」という口上で供される。
 チャーハンのおにぎり(上にアスパラ・玉子・刻み野菜…かな)で、炒めエリンギ・キャベツ添え。
 ここんちの林さんは日本贔屓で(台湾の人はみんなそうだけど(^^;))、かなり日本懐石インスパイア…らしー。…ので、それで、トリュフごはん…なんかな。まあこのトリュフオイルの香りは要らんけど、ちょびっとでエッジ立たせてる程度なんで、ま、あってもいーや。

 チャーハンをつまんでると現れるのが本日のメイン「蓮花鶏湯」。こちらのスペシャリテのようだ。



 いいね!
 地鶏、干しレンコン、蓮の実、シメジの類の茸、タケノコ
 清らかで滋味深く、素軽くて奥を感じさせる。好っきな仕立て、お味です。ええわ~!
 鶏本体もうっまいです。

 フルーツは、西瓜・牛奶蜜棗・世紀芭楽の3種。

 デザートは、タロイモをつぶした上に白玉・花生・黒蜜・ハトムギ・きなこ…をかけたような一皿。

 食後のお茶でゴチソウサマ。

 …そう、食事のお供はお茶なのである。
 茶懐石なのね(?)。
 尋ねたところでは、「ドリンクメニューは無い」「ビールは無い」だったし、回りを見渡した限りでは、みなデフォルトのお茶でやってた。
 ただ、帰りがけに通った1階席では、白酒らしき(?)の卓もあり、「持ち込みは可」…とか応相談とか聞き方があるとか、何かはあるのかもしれない。

 帰りのタクシーは、お店の方でバッチリ仕切ってくれます。
 ばいなら。
 ヴェジのコースも興味はあるなあ。…でもあの鶏湯でないのは、寂しい(^^;)。
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  親親小吃店
  
台北市中山區中原街14號 2 2541 5225
11:30~21:30 土休

・ 台北の小吃

2014年 3月 ☆☆

 *蛤仔湯
 *肉燥意麺(湯)
 *魯肉飯

[AQ!]
 快晴の朝、暖かく…下手したら暑くなりそう(^^;)。
 ホテル近所の評判店へ。11時半開店らしいから、ちょうど?

[へべ]
 口開け。ガラガラ。

 はまぐりスープ。はまぐり(小ぶり)の旨みがギュっと濃いのに清いスープはさすが。
 こ、これは…と飲み進むと、底に本体の沈むショウガや2ひらの九層塔、きらきらっと油滴が光るくらいの油の香りの繊細なハーモニー。
 湯麺のバーソー、揚エシャロット風味も旨い。

[AQ!]
 蛤仔湯は、2葉の九層塔・生姜・ひと垂らしの油。繊細なバランスの美学。強くて濃い蛤のエッセンスを品良く整える。
 肉燥・平打ち麺、こちらのスープも美味。
 ここの魯肉飯は、なんか、いい意味「吉牛」を思わせる(^^;)。トロリとして、親近感が強~く。

 小吃店で、品書は色々あるんだけど、オネーサンのオススメは、「まずは…」この3品と麻醤麺を指さしてました。
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  金峰魯肉飯
  
台北市羅斯福路一段10號之2 02-2396-0808
8:00~25:00(第2,3日20:30)

・ 台北の魯肉飯

2014年 3月 ☆

 *魯肉飯
 *苦瓜排骨湯

[AQ!]
 魯肉飯の有名店。
 中正紀念堂站2番を出ると、特徴的な看板がすぐ見える。
 朝~深夜の営業時間は、有用。
 着いた時(21時半くらい?)は行列だったが、5分待ち程度。

[へべ]
 蓬萊邨のスープのリベンジはここで!
 店前、軽く行列。
 苦瓜がジューシーでスープも旨い。
 ルーロー飯 要素が独立バラバラな感じに見えて味わうと一体。
 これは旨い。いい香り。
 活気ある店内。
 向いのカップルは7皿。
 ごきげんなお会計おじさん。

[AQ!]
 向かいのカップルはこの一軒で「夕食スペシャル」かな?(笑)
 苦瓜排骨湯が値段の割りにけっこう良い。苦瓜がフルーティ、甘くコクがある。さすが南の国。白レイシっぽい種類かな。
 馳名の魯肉飯も美味しくいただいた、魯肉飯って店による個性があるっちゃ、あるんですねー。四方阿九の魯肉飯も食ってみたくなった。
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  正老牌魷魚平
  
台北市康定路2號 +886 2 2331 3394
10:00~21:00 月休

・ 台北の米粉・魷魚焿

2015年 3月 ☆

 *魷魚焿
 *米粉炒

[AQ!]
 2日目昼。

 ビーフンが食べたい!と正老牌魷魚平。秋葉原と原宿を混ぜたみたいな西門を駅から10分ほどブラブラ歩く。

 ここの炒めビーフン、ええわあ。魯肉のかかった味も絶妙だが、ピン!とフワン!とのど真ん中にバランスする食感に萌え。
 烏賊スープが見事に相補的な相方(あと、大根がうまーい)で、ほとんどこの2品だけで1965年から続いてる店…というのがよくわかる。
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  赤肉胡椒餅
  
台北市羅斯福路1段25號 02-2391-7713
10:00~20:30 日休

・ 台北の胡椒餅

赤肉 2016年11月 ☆

 *胡椒餅

[AQ!]
 中正紀念堂站の駅前、羅斯福路1段沿いに黄地赤文字のでっかい看板が目立つ。わかりやすい(笑)。道の斜め向かいには「金峰魯肉飯」の看板、この場所も小吃一網打尽にはイイのかも♪
 胡椒餅はホンのちょっと小ぶりだけど30元と安い(10個買えば1個オマケ。「妙口肉包」もそうだったなあ、台北サービスかw)。
 烤地瓜…焼き芋も売ってる。
赤肉
「オニーサン、ひとつくださいな」
「んーと、4分待ってくだしゃんせ」
 で店頭に腰掛ける。
 炭の釜を扱う職人さんの足元には強力扇風機。
 店の横に積み上げられた葱の量がすごい。葱が支えるレシピなのがよくわかる。
 「彰化優鮮 渓湖葱」…なのだが、葱を束ねるテープを見ると「FRESH VEGITABLE 新鮮やさい」とプリントされている(^^;)。ふえー、野菜結束テープは日本製なんかなあ? 高級感が出るんか? (^^;)
 まあ国境無き日本と台湾、って感じ。
赤肉
 とか言ってると焼き上がってくる。
 すかさずパクっ、ウマ! やっぱ好きだわ胡椒餅。
 赤肉のは、スパイス香りのたちがいい。強くないけど抜けがいい。胡椒もそういう感じ。豚腿の味が落ちついて、厚めの皮はパリパリゾーン/ふっくらゾーンを併せ持つ。
 むっちゃいなたいのにちょっと品良く。

 林森南路側の向かいに、「Green Juice」というオーガニックジュースのショップがあった。アップル+パイナップル・ジュースをいただく。
 ナイスコンボかも♪

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  雙連圓仔湯
  
台北市民生西路136号 (02)2559-7595 www.sweetriceball.tw
11:00~23:00 月休

・ 台北の圓仔湯
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2014年 3月 ☆

 *甜麻糬


2019年 3月 ☆

 *焼麻糬(甜)
 *芋塊湯圓

[へべ]
 肌寒い雨模様の陽気のせいか、烏来老街の餅屋(好感度高かったが微妙に都合合わず食べ損ねた)へのそこはかとない未練のせいか、突如むらむらと「なんだか餅が食べたい」気分になって双連へ。
 ピーナッツ胡麻きな粉餅に、タロ芋&ミニ団子入り花生汁粉で、大満足!

[AQ!]
 肌寒い小雨、っつうですかね、気候につられるような感じもあって、ホットデザートに呼ばれる。たまーーに湧く双連団子欲を満たすには、まさにちょうどイイ機会であるかな♪
 双連は駅前がグシャっとボロいのが目に快い。
 すぐにお茶が出るよん。
 餅はQQ !!、大満足。

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  蘇杭餐廳
  
台北市濟南路一段2-1號臺大校友會館 02-2396-3186 www.suhung.com.tw
11:30~13:30/17:30~20:00

・ 台北の江浙料理

2014年 3月 ☆☆

 *桂花甜芋 Steamed Taro Marinated in Sweet Osmanthus Sauce
  木犀入りの里芋煮
 *絲瓜蝦仁湯包 Steamed Sponge Cucumber and Shrimps Soup Dumpling
  へちまと蝦の小籠包
 *私房臭豆腐 Signature Stinky Tofu
  臭豆腐の辛味土鍋煮
 *スイカ
 +台湾ビール金牌

[へべ]
 連日の「反・黒箱」抗議活動で騒然とし学生側のテントやのぼりが立ちならぶ立法府周辺…はたして台大会館内の店なんかやっているんだろうかと、おそるおそる足を運んでみると、フツーに、やってた。

[AQ!]
 素晴らしい!

 台北站から歩いて5分の立法院=国会は、現在、学生が占拠中。テントが取り囲む道を挟んで立法府の向かいに建つ臺大校友會館内にあるレストラン。
 會館の玄関前まで、抗議学生が溢れているが、空気は平穏。政治的混乱に慣れている(のか?)(^^;)。

 里芋・臭豆腐・小籠包…は得意そうで、それぞれ数品がオンリストしている。そこから一品ずつ選んだ。

 里芋の冷前菜は金木犀煮。いただくと、喉の奥の方から、ホワ~っと妙なる香りが広がってきて、まことに典雅。これは日本じゃ食えないなー。売れないだろうし(^^;)。

 小籠包は実に繊細な作り、たおやか、確かにこのヘチマ版は台湾の印象そのもの。サイコーです。

 私房臭豆腐は、目の前でオニーサンが混ぜてくれる。うひゃ、ウマ! Mさんなら速攻で白飯注文、Kさんなら速攻で紹興酒注文…って感じ。
 十分に臭いのだが、「いい匂い!」…って言葉しか、出ない。
 この品に限らないが、料理に使われる香菜類がドンピシャ適切な量・按配なのが、何とも正しく、ウマイのは感心。

 本日は夕飯の開始時刻が早いので、2人でこの3品。やや軽め。適切にはもう1,2皿…つまり2人で4,5種類というとこか。
 1皿量が2人だとタップリ目でもあり、ホントーは、3,4人連れがベストではあるかもしれない。

 正午を回っても、聞いていたほどの客の入りではない。
 台北の人も、“さすがに今日はアソコ、休みかな?”…と思った、かな?

 …出来たら滞在中にもう一度来たい店。

2015年 3月 ☆☆

 *涼拌菜心
 *寧式鱔糊
 *砂鍋腸旺臭豆腐
 *花素蒸餃
 *スイカ
 +台湾ビール金牌

[AQ!]
 昼に阿嬌的店でタラフクいただいた筈もすっかりオナカは空いて、“んー、腰の落ち着くとこで臭豆腐とか?”と蘇杭餐廳濟南店。
 台北駅前ホテルに泊まっているので臺大校友會館内のこの店は、歩いて10分もかからない。
 昨年は人山の黒だかり(^^;)だった立法院の前を通り過ぎる。ひっそりとしている。

 菜心のオツマミは微辣。ナッツ・ピーマン・香菜など、と涼拌仕立て。

 田ウナギは清炒もあったが寧波式の方を注文。黄韮がドバッと入ってる寧波風。葱・香菜・生姜。
 これはウマイぞ! 鱔は醤油で黒茶色にドロドロと仕立たることが多いのだが、ここのはかなりクリアで、鱔のヌメリ食感・味・香りが醤油バリアに邪魔されないでこちらに届く。ウホホ♪

 臭豆腐は4種の料理がオンリスト。まあ土鍋が気分かな…土鍋仕立ては2種あり、日本語表記で読むと「臭豆腐の辛味土鍋煮」「臭豆腐土鍋煮」(^^;)…日本語では“辛いのと辛くないの”みたいだ(が、実は全然違う)。前者「私房臭豆腐」は前回いただいたので、今日は後者「砂鍋腸旺臭豆腐」にする。
 文字通り、モツがごろちゃら入った土鍋。それに味出しの漬物も入ってる。うんまい。レバーの質の素晴らしさにびっくり、腸の甘さも良い。

 蒸し物は、また絲瓜蝦仁湯包もいいなあ♪と思っていたのだが卓上の「新品上市」に紹介されてる花素蒸餃に惹かれてそっちへ。
 青江菜・蛋・蝦皮・香菇・冬粉…の蒸し餃子。
 いただくと“春の野に遊ぶ餃子”…みたいな風景が頭に浮ぶ♪

 見回すと、蒸篭が並ぶ卓・土鍋が並ぶ卓・炒め物の皿が並ぶ卓…と様々。この店の芸域の広さがちょびっと窺われる、か。

 蒸餃をいただいていると、追加注文の有無を聞くこともなく西瓜が置かれる。…台湾システム(^^;)。
 ま、〆はどっかにハシゴしましょ~。

蘇杭 2018年 3月 ☆☆

 *絲瓜蝦仁湯包 Steamed Sponge Cucumber and Shrimps Soup Dumpling
  へちまと蝦の小籠包
 *枸杞香菇水蓮
 *私房臭豆腐 Signature Stinky Tofu
  臭豆腐の辛味土鍋煮
 *杭椒爆肉
  獅子唐辛子と豚肉塊の炒め
 +台湾ビールClassic

[AQ!]
 高鐵で台北。
 そのまま臺大校友會館へ歩いて行けばちょうど「蘇杭餐廳」オープンの11時半くらいジャマイカ?
 中山南路を折れて立法院の前。「太陽花革命の時は占拠されてたもんなあ」…と言いながら通り過ぎると、おやおや、ゴツイ鉄条網vs.煽る幟…が。
 なんやまた何かもめとるんか、元気だなあ台湾(^^;)…。(後ググリすると、労基法再改正問題?)
蘇杭
 ま、立法院が占拠されようともちゃんと小籠包をふかしてくれるのはわかっている、目の前の臺大校友會館「蘇杭」である。信頼は厚い(笑)。
 11時半ちょうどくらいにドアオープン。すぐに、ボクらともう1卓。

 こちらでは絶対的定番の湯包と臭豆腐…その中でもエース格の「ヘチマ」と「私房」で。
 間違いなく旨いざんす♪
 とくに臭豆腐料理ってなあ、案外なかなか思うようでないのだが、コチラのはまさにストライク。ちゃんと臭くてちゃんと料理になってる。
 大量の水蓮菜と大量の獅子唐も嬉し。
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  大橋頭胡椒餅
  
台北市大同區延平北路二段272巷 www.facebook.com/pages/category/Food-Stand/%E5%A4%A7%E6%A9%8B%E9%A0%AD%E8%83%A1%E6%A4%92%E9%A4%85-831419846928195
9:00~18:00(日15:00)

・ 台北の胡椒餅
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大橋頭 2019年 3月 ☆

 *胡椒餅 赤肉


[AQ!]
 大稻埕エリアからも近い大橋頭にある胡椒餅屋台の評判がいいらしい。…というのはメモってた。
 おお、あるある!
 「祖傳百年老店」の看板が出てて、そこから路地にちょこっと引っ込んだ所。

 胡椒餅は赤肉と五花肉(脂身)の2種、迷うが今回は赤肉。40元で五花肉35元より高い。
 うおっつ、何かウマイ。胡椒餅、一方の雄…って感じ。
 なんつーか、台湾料理っぽさ・肉料理っぽさがあって、練れた感じの美味しさ。ん~、下味の八角が多め、とかかなあ…ちょとわからないけど。
 福州世祖胡椒餅が「ガツン」なら、こちらは「タユン」…かな。

 実はかなり好きなタイプなので次回も来たい。(廸化街~大稻埕 回りにも便利)
 そんで、コチラのはサイズが小ぶり。赤肉+五花肉の両方がマスト…だな。

 「百年老店」と大きく出たもんだが、店には兄ちゃん一人、株式ボードを見ながら捏ねたり焼いたりw。
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  泰雅婆婆美食店
  
新北市烏來區烏來街14號 (02) 2661-6371 www.taiyapopo.com


・ 烏來の泰雅美食
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泰雅婆婆 2019年 3月 ☆

 *山胡椒鮮菇湯
 *炒山芹菜
 *炒麻油川七
 *炒魚香山蘇
 *炒山珠蔥
 *原味竹筒飯
 +小米酒

泰雅婆婆
泰雅婆婆
[AQ!]
 烏來老街の入口近辺、烏来泰雅民族博物館の隣にある人気店。
 烏來は初めてで、ネットで見るにまあヨサゲな店だし、混む時は混むよ…という話もあったのでweb予約。(遅いけど)返事は来る。
 11時半、web予約客と認識されたか曖昧なままに入店w。土曜昼の烏來だが、実際のところは、12時前ならどの店でもまだ余裕のよっちゃん。後で観察すると12時半とかになると満席になる店もありそう。

 注文戦:野菜(山菜)の顔ぶれは、店頭に陳列されているのでチェック済。
 馬告の湯は行くでしょ…で、椎茸スープがあったのでソレ。
 山蘇は考慮要らずのマスト。
 珠蔥は食ってみねば。
 タイヤルごはん初なので竹筒飯は原味で、これも一種のマスト。
 川七は表で見た“モノ”が良さそうで、これは麻油で調理と言うのもあって当選。
 あと1皿くらい…は、色んな考え方があって、色々と逡巡したが、山芹菜。
 小米酒は、マッコリっぽい濁りのとシュっとしたタイプと、1つずつ。(割りとタイプバリエーションはある酒のよう)
泰雅婆婆
泰雅婆婆  そんな訳でボクらの春の祭典スタート。
 馬告の香り素晴らしきスープには、超大量椎茸w。
 山蘇は、干し小魚・大蒜生姜・豆豉炒め…これは山蘇では定番なのかよく見る仕立てだが、安定の大看板。安定の旨さ。
 珠蔥は山猪・人参などとの炒め、だが、と・と・とにかく、珠蔥がやったらと美味い♪ ちょっと葱ばなれした、しかし葱としか言い様がないが、狂ったように売ってるのもわかる素晴らしき山の幸。品良き食感の中に、ちょっとのぬめり・甘み・葱臭さ…が層を成す。
 厚みがあって魅力的な川七、麻油香はあまり強く出していない。すんごい量(笑)。東京で「川七の量」と言えば世田谷の「大吉」だが、その5人前を超えていると思われw。
 山芹菜は三つ葉が近いか。これも超巨量。
 ま、“馬のように”いただくと、ま、旨いもんだからなくなってはしまう。川七と山芹菜は「まだいたか?」ってくらいあったけど。

 上に書いたように、今回は、来る前からこの店に決めて予約してきたのだが、烏來老街に来て店頭陳列をしげしげと眺め歩くと、更に「より好みに合いそうな」店もある(この泰雅婆婆もイイ店だけど)。
 烏來は台北からアクセスがいいのでまた来ることもあろう、次回は到着してから物色しようかな。
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  青島飯糰
  
台北市中正區青島西路13號 


・ 台北の飯糰
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青島 2019年 3月 ☆

 *飯糰:海苔蛋肉鬆

[AQ!]
 台北站、青島西路のバス停にサクサクと到着。ちょっと時間には余裕がある。カフェ的なことかな…と道の対面を眺めれば、イカリ珈琲・スタバ・地元店…と三軒が並ぶ。
 ふふん、と観察してると、その手前の屋台店がなかなかに繁盛しているのに気付く。飯糰を商っているようだ。人々が次々と包みを渡されている。
 おおソレ、朝飯に、えやないかい?
 途切れない行列…だが、2.3人の列なので、すぐ。

[へべ]
 なにやら繁盛してるっぽい様子が気になり、突撃してみた♪

 ご飯は白と紫の二択で、あとはアディショナルの具を選べばOK。
 紫米の海苔葱玉子入りを指さしオーダーすると、木桶のほかほかご飯に手際よく具を取り合わせ、たちまち完成。ずっしり持ち重りのするビニール袋を手渡される。

 せっかくなので、ぬくいうちにと、いそいそとかぶりつく。
 ムムム、ここの飯糰、とってもおいしい!
 紫米モチモチのご飯自体にちょっと穀物感があり、具のさくさく油條とバーソーと少量の漬物と葱玉子焼があったかご飯と海苔に包まれて、なんとも幸せな食べ心地。
 台湾って朝食天国だなぁ♪

[AQ!]
 横のガレージで(^^;パクつく。
 あらま、ウマイ!
 ごはんと海苔の香りのハーモニー、優しい玉子。とても軽い食べ口で、進むほどに腹が減る(気がする)。

 ずいぶん美味しいナア、と後日ググるとけっこーGoogle評点高く、多くの日本人も絶賛してた。
 ま、やっぱ、イイ店は言われんとも臭いでわかるということもあれば、一方、Google評点の高いダメ店というのも数多あるのだが。
 それはともかく、飯団は良き哉…と再認識。
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  鼎泰豊 本店(信義店)
  
台北市信義路二段194號 (+886) 0223218928 www.dintaifung.com.tw
10:00(土日祝9:00)~21:00 無休

・ 台北の小籠包

鼎泰豊 2016年11月 ☆

 *小籠包
 *絲瓜蝦仁小籠包
 *炒豆苗

鼎泰豊
[AQ!]
 小腹が減ってくる。
 今回最後の一食…まあ軽食だが、どうしよう?
 数案、検討したのだが、真正面(^^;)に「鼎泰豊(本店)」に行くことにした。
 決定要因としては、
「そろそろ一回くらいは行ってみてもいいんじゃね?」「平日の15時半とかさすがに行列が短いんじゃね?」
 ってところ(^^;)。

 東門站のすぐ近くに「鼎泰豊」の看板がかかってる。
 人ごみはあるけど、大したことない、イイね。…と行ってみると、小さな人だかりも「記念撮影」の集団で、行列は無しであった。
 ほほほ、イイ読みだったざます。2階に上がってみれば、ガラガラ。
鼎泰豊
 小籠包にヘチマ小籠包。
 えーとそれに隠元炒め、、、を頼んだ瞬間に卓上の「山蘇は如何?」のポップに目がいった。
…あ、ごめんごめん、山蘇にして
…はい、あれぇ今日は無かったような、ちょとマテ …ごめんなさい、豆苗ならあるます
…じゃ、豆苗

 ものすごく調った小籠包。The 小籠包…って感じ。小籠包といふスタイル…って感じ。
 ぶっちゃけ、小籠包好きにはたまらないんだろうなあ。皮は薄く、小ぶり。
 ヘチマは少し青臭めのタイプ。
鼎泰豊
 まあ、鼎泰豊の日本店とは段違いなのはワカタ。
 同時に自分らが、そこまで小籠包迷でないのはワカタ(^^;)。ヘチマ小籠包はやっぱ、蘇杭餐廳で食うかなあヽ( ´▽`)丿。

 丁重な接客…っぽい感じ、と、どんどん食べさせてどんどん回転させる、というのとを高次元で融合させた(笑)サービスは、ナカナカのもの♪
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  半斤9兩台菜海鮮餐廳
  
台北市中山區吉林路142號之1 02-25417333
11:30~14:00/17:00~22:00

・ 台北の台湾・海鮮料理

2014年 3月 ☆☆

 *蕾菜の炒め
 *麻油鶏シラコ湯
 *鱿魚の生姜炒め
 *清蒸紅條魚
 +台湾ビール金牌

[AQ!]
 到着日、ホテルに落ち着いて20時半。
 夜市を除くと夜が早い台北なので、出動しないといけない。
 向かった先は、歩いて行ける「半斤9兩」。
 吉林路を行けば、目立つ看板はすぐみつかる。
 入店30分ほどでLOだったので、目安、遅くとも21時頃までには始める…くらいの店かな。

 オバチャンが「ウチは、No Menuだから、」…店の前で決める。軒先に、海鮮をはじめとした実物の食材が並び、また菜単も貼り出されている。

 サイズが適当な魚があれば清蒸魚は行きたいところ。オバチャンが「これイイよ」と指す紅條が丁度良し…で決まり。520元だったか。
 仕上がりは葱の上に更に黒胡椒がかかっている。台湾風? これはこれでナカナカ。紅條はユカタハタかな?

 鶏腎臓(?)がツヤツヤでイイ感じなので「コレ!」と言うと、オバチャン「それはシラコじゃないよニワトリだよ、いいの?」…的なことを言う。「おーけーおーけー♪」
 薬膳スープ風の「麻油」仕立て。
 …実は後で判明したところ、オバチャンの意味するところは
「それはニワトリのシラコだよ」
 だったようで、麻油精巣湯…なのであった。確かに、マメにしては白いよな(^^;)。
 これはビックリした。こんなん、食べたことないわー。胡麻・生姜の効いた麻油湯…って料理もあまり経験無いけど、冬の台湾ではポピュラーな仕立てみたい。精巣の、プルンとしてニュルっとした食感にゾクゾクする。漢方テイストにこの触りと香り、エロいわ~♪ たまらん!
 頼まなかったけど、「鵞腸」もどう料理するか、気になったなあ。

 イカはオバチャン推奨、葱と大量の生姜を使った炒め。蕾菜ともども、ピッタリ美味。

[へべ]
 「extra半斤九両」の看板・店頭に海鮮陳列、ここかな?と半信半疑で、入店・着席。
 No Menu 店頭選食材
 これイイヨ、魚。とおすすめが氷に埋もれた頭を見せてくれた紅條。
 落ち着いてくると海鮮以外の食材も見えてくる。
 ボールの中につやつやと白い長卵形の内臓は鶏の腰子(後にシラコと判明)。鵞腸と迷ったが腰子を試してみることに。
 さらに視野を広げると、野菜コーナーにつぼみ菜らしきものが。
 あとはオネーサンおすすめのイカ炒め。
 注文が決まって頭が冷えてくると、食材のうしろ壁には実はメニュー(各種料理名)が並んでいた。
 でも注文はこれでばっちりな感じでもあり、席へ戻る。

 姜炒小鱿 イカの生姜炒め・醤油味
 炒大娃々菜 つぼみ菜の塩にんにくショウガ炒め
 麻油腰 鶏シラコの麻油煮込
 清蒸紅條 紅ハタの清蒸

 ゴボウか?と思うカットと量のショウガとたっぷりのネギと炒めたイカはやや甘みを感じる醤油味。全体、とてもいいバランス。

 つぼみ菜は伝票見ると「大娃々菜」とあった。娃々菜系なのか? スライスして塩にんにくしょうが炒めがどっさり出て来てうれしい!

 鶏シラコ。表であまりのきれいなつやつやぶりに「これかな?」と指名。「魚の白子じゃないけど大丈夫?」と念を押される。
 街で品書看板に見かける「(麻湯)腰只湯」らしき料理になって登場。これがウマイ! 白くぷっくりした鶏白子は淡白なめらか。スープのコクのある味と絶妙の相性。

 清蒸上々! いいサイズ。おいしく出来てて、ネギに胡椒がいいアクセントでよく合ってた。

 (21時半ごろ?)ラストオーダー。
 他の卓はここで鍋を注文! あとはシャッターおろし、椅子は積み上げ、食材陳列卓は中へ入れて立てかけ、閉店まっしぐら状態の中で、「入れてよかったよねー」とまったり食べ進む。
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  阜杭豆漿
  
台北市忠孝東路一段108號華山市場 02-2392-2175
5:30~12:30 月休

・ 台北の朝食
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2014年 3月 ☆☆

 *厚餅夾蛋
 *鹹豆漿
 *冰豆漿
 *油條
 *焦糖甜餅
 *蘿蔔絲酥餅


[AQ!]
 旅行最終日、12:50桃園空港。
 というわけで、昼メシは無理。
 …とならば、朝食。…とならば、音に聞く阜杭豆漿に行ってみねば、なるまい。

 と、そこまでは即決条項なのだが、この店、営業時間中はずっと行列…というスゴイ人気なのだ。最長1時間待ち、とか言うのである(^^;)。
 まあ恐ろしくもどーすべー?…なのだが、早めに行ってしまえ、ということにした。

 雙連站を始発の地下鉄でスタート、6時15分くらいに着く。
 既に、交差点近くまで列が伸びていたが、待ち時間は15分ほどであった、か。
 フードコートの席を1軒で全部使える時間なのは、イイね。

 俺の「最高の朝食」、また候補ができました…的(笑)。
 豆乳観、変わりますな。



 鹹豆漿はオドロキ!
 揚げパン・葱・干しエビ・肉そぼろが乗った塩味。
 冰豆漿と厚餅夾蛋の相性もまた、よろし。
 鹹豆漿のウマさにタジタジというかコーフンというか、…だが、しばらく経ってからフラッシュバックして来るのは冰豆漿…かも。

 甘味・塩味と2つの胡麻パイは旅程の楽しみに…、とテイクアウト。
 薄い袋に入ってるし、コンビニ袋を持参したので簡単。有料でテイクアウト仕様にしてもらうことも出来るらしい。
 ま、“後のお楽しみ”に我慢したが、実は腹具合的にはパイくらいまでペロっと入ってしまいそう。
 何せ、いずれも仕上がりが、軽い!

阜杭 2016年11月 ☆☆

 *厚餅夾蛋
 *鹹豆漿
 *冰豆漿
 *焦糖甜餅
 *蘿蔔絲酥餅


[AQ!]
 zzz... zzz...
 ♪ジリリリリリリ~ん♪
 …ぬぬっと起き出す。5:10。善導寺站近くのホテル。

 …と、ミエミエの行動を取るワシらは眠い目をこすって華山市場へ。
 5:25
 開店は5時半。さすがに行列が短い。ぴったり階段の下あたりまで。
阜杭  で、数分で入口が開放されたか、列が店内に吸収されてみると、最後尾は階段踊り場付近。
 これなら列は無いも同然♪
 まあしかし前後を見るとほとんど地元のヒト、って風情。毎日なんだから、すごい人気だよなあ(^^;)。

 開店直後らしい…のは、注文が殴り書きされた段ボールがずらりと並んでて、そこにどかすか厚餅夾蛋などを詰め込んでいってる眺め。「6:00」などのピックアップタイムが付記されてる。

 ボクらの注文は5品…自分ら的決定打かな♪
 世界豆漿、世紀豆漿、永和豆漿…それぞれに良さがあるのはまったくその通りだけど、豆漿に関してはやっぱり阜杭が(ちょっとだけ)「凛とした」印象があるかなー。
 早朝のまだ人間もどき状態のワシらの前の5品が…スルスルスルと消えていく(^^;)。「最高の朝食」候補だなあ、コレ♪
 焦糖甜餅・蘿蔔絲酥餅は後で食ってもいっか、とテイクアウト可能状態にしといたんだけど、食べてしまいましたわ。冰甜豆漿との相性がイイんだよね~。

2019年 3月 ☆☆

 *薄餅夾蛋
 *鹹豆漿
 *熱甜豆漿
 *蔥花鹹餅


[へべ]
 相変わらずの大人気。
 少しずつ客さばきアイテムの整備が進み、今回は通路や階段の片端に行列エリアが赤いテープで指定されたほか、順番近くなったあたりにパウチ加工した手持ちメニューが用意され、指さし注文できるようになっていた。
 ここに来るたびいつも、自分にとって「世界最高の朝食」ってコレなのではと思うわけですが、不思議なもので、その時々でグッとくるツボは微妙に違ったりもする。
 本日編のツボは、ふわふわと泡立つ鹹豆漿のやさしい味加減、揚げたて油條の香ばしさがきれいに決まってて格別でした。
 ああシアワセ♪

[AQ!]
 5時半ちょうどくらい、行列は階段半ばくらいまで。

 うん、↑ の通り、今日は鹹豆漿が空前のウマさに感じた♪
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  福州世祖胡椒餅 重慶店
  
台北市重慶南路1段13號 02-2311-5098
11:30~22:00 無休

・ 台北の胡椒餅
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2014年 3月 ☆

 *胡椒餅

[AQ!]
 台北站から歩いて5分ほど。饒河街夜市に本店がある胡椒餅屋さん。
 行列が出来ている。並ぶ。

 目の前、モロ街頭…で、餅をこねて丸めて…ってとこから作業してる(^^;)。
 まあ時間も夕方の変な時間だし、大して待たない。…とゆーか、行列というより“焼き上がり待ち”って感じで、焼けたのが出て来ると、どっと列はハケる。

 どっしぇ~、こりゃウンマイわ!
 パリ、サクっ。ジワ、ジュルっ。
 タンドールみたいな焼き釜の威力あって、軽~いドライ感・香ばしさ。中はジュルシー(^^;)で肉汁の旨味、胡椒が香り立つ。
 恐れ入りました(笑)。

2015年 3月 ☆

 *胡椒餅

[AQ!]
 ANAが張り切って小一時間早い到着となったので、オヤツに福州世祖胡椒餅。
 昨年は焼けるのを行列で待ったのだが、今回は待ち時間無し。
 うめえなあ。
 まったく具合のいい食べ物♪

福州 2018年 3月 ☆

 *胡椒餅

[AQ!]
 福州世祖胡椒餅は台北駅徒歩5分、これ便利なのよねー。
 着くと、ちょうど前のラウンドが売り切れたところで、次の窯の焼き上がり待ち。

[へべ]
 福州世祖胡椒餅、やはりウマーい。
 よく伸びる生地に、どっさり肉餡をくるみ、そこへさらに驚くほど大量の刻み葱を魔法のような手際で包み込んで、窯の内側に器用に貼り付けて焼くさまは、焼けるのを待つ間おなじみの情景ながら、いつ見ても飽きない。
 人気店なので結果としてつくりたて・焼きたてとなるのも大事なポイント。待ちきれずにかぶりついたら、肉汁爆裂して口の下を少々やけどしてしまい、沼津マリーの自画像ぽくなってしまったのはトホホでしたが…。

[AQ!]
 改めて眺めていると、4、5人のスタッフの作業の息が、まあよく合っていること。
 割と、「こねる時はみんなでこね」、「包む時はみんなで包」んだりなのね。
 焼き方の兄ちゃんは、こまこまと窯の世話をする。
 見ていると、肉餡も葱もギューギューとずいぶん入っておるのだな。そう思うと安いもんだな(=50元/個)。
 リアル焼き上がり、即。
 至福の肉汁が湧き出る、至福だが超熱だ…よほど火傷に気をつけないといけない。…というか、小火傷を作らずに食うのは無理だ(笑)。
 あらためて、この食い物の、胡椒という加速装置はよく出来ている。食味をバッサリと切り分け、次のワンバイトをひたすらに唆かす。
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  蓬萊邨
  
台北市大安區仁愛路三段 台北福華飯店 02-2326-7433 taipei.howard-hotels.com.tw
11:30~14:30/17:30~21:30

・ 台北ハワードプラザホテル内の台湾料理

2014年 3月 ☆☆

 *炒山蘇
 *煎菜脯蛋
 *韭黄鱔魚 Sauteed Eel with Chives
  鰻の葱油炒め
 +台湾ビール金牌

[AQ!]
 夕食はまだノープランだったが、あたりが暗くなるのに急速に背中を押されて、会議開始。
 まず、食いたいものは幾らでもある。
 …が、やっぱ、夕食メインは「落ち着いて」「酒が飲めて」だよなあ、という気分が強く、レストラン系で考えることに。
 そこで思い浮んたのが、平野久美子さんの本にあった菜脯蛋。
 福華大飯店内の「蓬萊邨」のスペシャリテである。
 うん、それ、行ってみよー!
 忠孝復興站から歩く。

[へべ]
 大きなホテルのB1Fのレストラン。
 ドーンと広いサルに2人卓から大勢までにぎやかに繰り広げられていて、中華っていいな的気楽な雰囲気。
 レストランはお酒が飲めていい! ビールと赤のグラスワインで。

[AQ!]
 大きい四角いサルにワーワーガヤガヤ、まことにチャイナー、な、大ホテル内の一軒。ここには多くのレストランが入っている。
 (あと聞きだが、こちらは開店30年になろうかという歴史だが、その前はディスコであったらしい。そう聞くと、まことに頷けるスペース。また、台湾の5つ星ホテルにある唯一の台湾料理レストランらしい)
 ドリンクメニューは無いっぽい。台湾ビールと、卓上セールスのべりんジャーかなんかのグラス赤。
 サービスは、やや日本語英語が苦手っぽく、避けてる印象(^^;;)…ってか、早口早足。

 注文はすごい勢いで出てくる。
 韭黄鱔魚:  田鰻、モヤシ、九層塔のバランスよいハーモニー。うまい。

[へべ]
 「ウナギの炒め」 写真がよさげで選んだらこれが当たり!
 田ウナギ九層塔炒め もやし 唐辛子
 魚は田ウナギで、いい食感・いい味。唐辛子をちょっと効かせた強めの味にもやしがばっちりの相性で、地元九層塔はさすがにビビッドに香り立つ。

 “山菜”炒め つるむらさき的ぬめりがある、先っぽがくるりと巻いた (その点はシダ・ワラビっぽい) 葉っぱ。
 ぬめりがいい感じの、たっぷりした味。トウチ、小魚、イカ、ネギ。

[AQ!]
 炒山蘇: そうそう、日本語訳は「山菜炒め」。
 ツルムラサキ的ぬめりとコゴミ・ゼンマイ的なクルクル。味出しがスルメ。
 また頼んでもいいナア、って感じ。
 (はい、後知恵ですが、山蘇は「シマオオタニワタリ」のこと。南やなあ。日本でも八重山ではずっと食べられているらしー)

 煎菜脯蛋: 大根オムレツの、勇壮(笑)な焼かれ具合がなぜかシミジミと美味い。しっかりと焼かれて、フワり感が残っている。
 「昔の、伝統改良型オリジナル」料理らしい。
 (あと聞きだが、“冷蔵した卵じゃ、こうはならん”などの秘訣アリ、とか。しかし、ホテル公式サイトの「台式Pizza」…という紹介は如何なものか(笑))

[へべ]
 大根オムレツ (名菜)
 こんがり丸いきつね色。
 けっこうしっかり焼けているのにしっとりふんわりした玉子に、干し大根の味と食感がちりばめられた「(酒が)飲めるオムレツ」。
 名菜というのもうなずける、これはいい料理!

 「苦瓜とスペアリブの湯」が来ないなあと思っていたら、電光石火の勢いで卓上すべて片付けられ、「これサービスね」とピーナツきなこもちとお茶 (どちらもおいしくいただきました!) が登場。
 やられた!
 オーダー通ってませんでした。
 ま、そんなこともありますか、続きはどこか別のとこで…と気をとりなおす。
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  My 灶
  
台北市松江路100巷9之1號 +886 2 2522 2697 www.facebook.com/myzhao91


・ 台北の台湾料理

myzhao 2019年 3月 ☆☆

 *絲瓜蛤蜊
 *蒜片A菜
 *茄腸煲
 *菜脯蛋
 *滷肉飯

[AQ!]
 台湾の伝統的家庭料理をリファインして供する…って感じかな、の比較的新しい人気店。
 いつも候補には入れつつもどうしよ?と思っていたが、「FBで予約可」…と聞いて、勢いで。
 予約メッセージは痛快で、「予約おながいします…ごにゃごにゃ…」と送ると、
「OK!」
 という、僅か3文字の返信が来る♪

 松江南京の駅近く。
 席の埋まり具合はほぼ「要予約」だが、家庭料理だから、飛び込み客でも「*分くらい待てる?」「*時間後の予約なら受けるよ」…なんてやり取りになっていた。

 注文検討。
 …そうそう、コチラに実際に来てみることにした動機の一つが、ネットで見た品書が、ワシら琴線に触れたこと。まあフツー…な品書、とも言えるが、ちょうど検討するに楽しい塩梅。

[へべ]
 卓上のマンゴー漬物薄切りをアテに、まずはビールで最終日ランチに乾杯。

絲瓜蛤蜊
 へちまに惹かれて思いつきで注文した一品。
 浮き身程度に少量の麺線が入ったスープたっぷりの仕立てで、フレッシュなへちまが生きる清らかさに軽いアセゾネがすばらしい、頼んでよかった!
myzhao
蒜片A菜
 ぴちぴちしたA菜をどっさり炒めて。
 塩は軽めな一方で、大蒜はしっかり効かせ、揚げ大蒜チップもトッピングして、くっきりした仕上がりが台湾らしい。

菜脯蛋
 適切に塩抜きされた漬物の食感がグッド!

茄腸煲
 唐辛子も入ってて、本日の注文では一番強めの茶色味。
 この店らしく雑味のないきれいな大腸が、茄子ともども、とろっとろに煮込まれてて大好きな料理でした。
 今度来たらまた頼んじゃいそう…。

[AQ!]
 これ、めたくそウマイ。好き過ぐる♪
myzhao
滷肉飯
 伝統的スタイルで、豚の脂身と皮のみで作るらしい。
 脂メシ…みたいなタイプの郷土料理ってあるけど、そっちのニュアンスに近くなる。
 ではあるが、くどさはまったく無くて、パカスカ食える。かつていただいた滷肉飯で最も好きな一つかも。

[へべ]
 脂身多めのを小盛りで一膳。これはこれで大変結構!
 次回はめいめい頼んでもいいかも♪

[AQ!]
 実は、注文した絲瓜蛤蜊に「麺線入り」と書いてあり、庶民的な店あるあるで「麺線が大盛」で入っているかも…というのを警戒して滷肉飯は一杯だけの注文にしたのだが、心配無用だった。次回は一人一杯で行こう。

 …と我々は大いに跳ね踊る。が、
 この店は日本のガイドブックにもよく出てるせいか、日本人客も多い。この滷肉飯はスペシャリテ扱いになってたりする。
 ボクらの隣の若女子2人も日本からだったが、「ワタシ、滷肉飯って苦手かも。脂が…」と漏らしておりました。
 まあそういうとこも、あろう。…ってゆーか、滷肉飯自体が未食だったら、「金峰魯肉飯」あたりで自己を判定してから、当店には来た方が良かろう…とは思う(^^;)。

 店のフロアスタッフは壮年男子も多め。なんか、台湾の飲食店フロアって、少年少女か爺婆…ってイメージなんで(俺が変なのか?(^^;))、珍しく見える。
 かな~り好きな店。味・趣味・スタンス…気が合うんだろうな。
 ここは再訪すると思います。

[へべ]
 台湾の幅広い定番料理を、街場の気軽な雰囲気(店舗の造りは三丁目の夕日的なちょっとレトロ演出が入って、気取らないけどしゃれている)の中、良質な食材、上品な調味、丁寧な調理でいただける…という、ありそうでなかった一軒。
 モツの質も申し分ないので、次は四神湯あたり試してみても良いかも?…などと盛り上がる。
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  妙口四神湯・肉包專賣店 
  
台北市民生西路、迪化街一段交叉口 
12:00~19:00 月休

・ 台北の肉包・四神湯

妙口 2016年11月 ☆

 *肉包
 *四神湯

[AQ!]
 民生西路と迪化街一段の交差点に彰化銀行がある。
 その前の通路、銀行の軒先に簡単に机が並んでいて、うず高く肉まんが積みあがっている。隣に、蒸篭蒸しと鍋。
 ものすごく簡単な屋台セットだが、常打ちの肉包の名店で、何でも一日1000個売れるとか。
 12時開店の直後に通りがかった。もうテイクアウト肉包がパカスカ売れている。

 10脚…もないか、プラ椅子が出てて、こちらで食べられる。えーとイイすか?…と座るや否や、「ホニャララ?」と聞かれ、えーと何だ?…と考えるヒマもなくホカホカの肉包がそれぞれに渡される♪
「ああ、それからさぁ、ここに書いてある四神湯、これも一つね」とお願いすると、「ホニャララ?」と聞かれる。えーと何だ?…と聞き返すと、今度は「ホニャララへニャララ?」と説明が続く。えー、と?、
妙口  …どうやら、四神湯は、今はまだ開店直後であるのでモツの一部は煮込み中である、と。まあだから、出せるのは一神湯か二神湯(笑)みたいなもんだが、それでいいのなら、四神湯60元のところ40元での提供だ、ということらしい。
 お願いする。

「THE 肉まん」…とでも言おうか、実にこの整った旨い肉包で、瞬殺。バランスがいいけど、皮のフカフカ感がとくに印象に残るかな。
 まあしかし、肉包は日本の肉まんと「わりとよく似てる」。日本に入るのにあまり調整が要らなかったタイプの食い物なのかな。ん~、551なんかよりはずっと上品ですがw。
 四神湯のベースだけ(笑)…もいい感じで、完成形をそのうちにw。「汁は継ぎ足し無料」で、ちょこっと足してもらう。

 肉包と四神湯…って、わかったようなわからんような組合せだが、雙連の他の店もこの組合せをウリにしてたんで、定番なんかなあ。

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  民樂旗魚米粉湯 
  
台北市民樂街3號 
6:00~12:30

・ 台北の旗魚米粉湯
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民楽 2016年11月 ☆☆

 *旗魚米粉湯
 *炸紅燒肉

[AQ!]
 永樂市場の目の前。小吃店が並んでいる。
 汁ビーフンで行こ~♪
 その一軒、民樂旗魚米粉湯の前のプラスチック椅子に陣取る。
 注文は「米粉湯 炸紅燒肉」を…と筆談。
 米粉湯はほぼ全客が頼む。合いの手のオカズに各種の炸や青菜炒めを付ける人が多い。

 旗魚のクリアスープの米粉。魚肉はほんのちょっと散ってるくらい。葱。トゥサンプルマン♪
民楽  まったくもって、さりげなくうまい。
 するするするする… するするするする…
 はんなり・たおやか、で、奥にちょこっと人なつっこさがある。
 いやあ台湾だ、台湾さ来ただね~♪
 揚げ豚の方も、見た目を裏切る(笑)アッサリ感(乗ってる生姜細切りもあわせて)の食べやすさで、たしかに汁ビーフンと好相性。

 割りと恐い顔のオニーサンも優しいw。
 ここはまた来たくなりますた。

2019年 3月 ☆☆

 *旗魚米粉湯

[AQ!]
 「台北。まずは小吃でも…、なに食べたい?」
 …と自分らに投げかけてみて、筆頭に浮んでくる何軒かの店、、、
 ん~コレか!…とやってきた永楽市場前。今日も混んでる、が、何とか相席の2席にすり込む。

 指で「2」と示した…っけ?、と思う間もなく、旗魚米粉湯。
 やっぱ、ここはイイ。この、薄く透けるハンナリに、ちょとだけ人懐こい。
 やや斜めってる卓で、丼が卓上をスベるよ(笑)。
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  陽明春天 忠孝店 
  
台北市大安區忠孝東路四段98號10樓(98大樓) +886 2 8772-1829 ymspring.com.tw
11:30~15:00/17:30~22:00

・ 台北の蔬食創意料理

陽明春天 2016年11月 ☆☆☆

 [尊爵セット]
 *キクラゲの飲み物
 *春盛りサラダ
 *ピンポンの実のグラタン
 *カボチャゴマ豆腐
 *焼きヤマブシタケとエリンギ
 *健康酢飲
 *何首烏漢方スープ
 *ぶっちょうしょう
 *シェフ・ホーム・デザート
 *季節のフルーツ
 +明日葉のお茶
 +フレッシュジュース
 +ホット・ハーブティー

陽明春天
[AQ!]
 さて、ゆんべはイノベイティブなモダンの雄「MUME」にお邪魔したのだが、台北にはリファイン系モダン台湾料理というべき一団もある。
 食養山房とか少帥禪園とかそうであると思うんだけど、そちらで名を馳せる一軒に陽明春天がある。今回、訪れてみた。
 2007年創立の蔬食創意料理餐廳で、精進料理に茶道・アートを融合する。
 陽明山の上に本拠地店があるんだけど、今日は帰国日でバタバタしかねないんで、市中の忠孝店に。こちらは2008年開店。
陽明春天
 忠孝復興站近くに「98」って食い物コンプレックスビルがあって、その10階。
 窓が大きく、お、視力3.0なら本拠地が見えるんじゃね?w…みたいに、郊外の山々を遠景に望む。
 オールド台湾と今っぽさを融合させた気持ちいい店内。
 (実は大型台風(因梅姬颱風)に被災し、改修。10/3に「恢復正常營業」したばかり。それでピカピカなのかもしれない)
陽明春天
 まず手水鉢が置かれる。手を清める。
 明日葉のお茶を卓上の鉄瓶から注いでくれる。呑みながら献立を眺める。
 コースが数本にアラカルト。
 スタンダードな感じのプリフィクスコースでお願いする。回りを見てると、案外アラカルトも多い。
 酒は無い。「精進なんでありません」って。食養山房もそうだった(持込可だったけど)し、その辺の切り分けはつけるのが台湾。
陽明春天
キクラゲの飲み物
 摩訶不思議な。キクラゲと干棗のトロっとした飲み物。24時間煮込、糖質・コラーゲン。「何とも言えないなるほど」のいい感じ。容器も不思議で、日本では昔のヨーグルトやプリンを思い出すw。

春盛りサラダ
 5点盛り。長イモに花粉・トマト・チーズタピオカ・味噌胡瓜・飲むチアシード酢。
 洒落て軽快。
陽明春天
ピンポンの実のグラタン
 エスカルゴ皿に入って、グラタン。お、栗か!?…ってのが、ピンポンフルーツ。
 …って何だよソレ(^^;)。…は、後知恵ですが、

ピンポンフルーツ:
 これ即ち、蘋婆(ピンポー)の実。ピンポーという響きから英名がpingpong treeになったらしく、卓球とは関係無し。鳳眼果とも。
 アオイ科ピンポンノキ属(Sterculia)という属になるのだが、このSterculiaという属名は「ローマ神話に出てくるトイレの神様、転じて「うんこ」」の意味らしい。
 …なんか、ちょっとググっただけでネタの宝庫だな(^^;)。

 というピンポンのグラタン。ピンポンとホワイトマッシュルームが交互に入っており、バニラ風味。
陽明春天
カボチャゴマ豆腐
 マッシュ南瓜・胡麻・昆布ソースの豆腐仕立て。
 一匙目は、しつこい?というくらい強めの濃厚さがあるのだが、進むとかえって爽やかさがあり、めちゃ癖になる感じがする。
 この取り合わせ、アレ花生かな?…と思うような香り。

焼きヤマブシタケとエリンギ
 ステーキ!
 この店のスペシャリテ…らしい一品。なかなか美しい(ソースの描き方はめっちゃ慣れてるなw)。
 山伏茸焼・ソース・ブロッコリー・ぬめりのある青菜・パイナップル・パイ/エリンギ煮/黒トリュフのリゾット/ピクルス
 とにかく、拳骨の大きさの山伏茸の迫力が凄い。かぶりつくとまた凄い、俺は尸解仙するっつうのか…って仙薬状態♪
 まあしかし、山伏茸ステーキがわしわしと食えるのは、胡椒の効いたソースの塩梅がよろしいからか。このソースは別容器で追加アリ、追いがけOK。
 しかしその山伏茸以上?の驚きは、ここんちの「エリンギ」。エリンギなんだけど、まあ軽~く含め煮して軽~く炙ったくらいかなあ、そのまんまって感じのエリンギなんだけど、驚倒的に旨い。
 エリンギは別名に白アワビ茸、ヒラタケ類はアワビ茸の名前を頂戴することが多いが、このエリンギはホントに鮑みたいなんや。アワビ+松茸+椎茸…みたいなんですわ。
 傘が小さくて軸がブワっと太いエリンギなんだけど、何なんだろ?
 黒トリュフリゾットもよく出来てるけど両巨頭に睨まれて、可愛くガルニ(笑)。
陽明春天
健康酢飲
 健康ハーブ酢。
 やたら飲み物が多いコース(笑)。飲みやすい味になってる。

何首烏漢方スープ
 蔓ドクダミ、アメリカ人参、アンゼリカ、黒豆、堅果などの薬草スープ。
 何首烏…ってたまに見るよな何だっけ…ツルドクダミだ。ググり後知恵を付け加えておくと、日本では八大将軍吉宗が取寄せてから、増えたらしい。
 見た目は、漆黒の闇のスープ(笑)で漢方薬風味。
陽明春天
ぶっちょうしょう
 ベジタブル佛跳牆。…ケンタカセにもあったな、精進版。
 山伏茸・檳榔花・野菜など10種以上の素材から。
 檳榔花ってまた「何じゃコレ?」なモノで、虚弱な稲穂みたいなルックスなのだが、もっと野菜っぽい食感で淡いカリフラワーみたいな…。
 お味の方はナカナカにファッチューチョン感が出てます♪
 黒騎士な何首烏湯に対し、白騎士っぽい(笑)。
陽明春天
シェフ・ホーム・デザート
 白キクラゲ・蓮の実・フルーツの冷スープ仕立て。かなりすごくウマイ、上品な抑えがきいてる。
 甘味だけ追求のヒトも来た方がいいんじゃないか?…くらい。

季節のフルーツ
 ドラゴンフルーツ・グアバ。
 これは、そのまんま。
陽明春天
 …にて一件落着♪
 ふぅ、こちらも「台湾らしさ」横溢でとても楽しい。台湾の食材・料理の奥深さに、探検隊のような気分も修行僧のような気分も、味わえる(笑)。
 精進制限の条件戦…ってのは、面白いねぇ♪

 ボクらは12時前からやってるけど、次第に客席・奥の個室の宴会も始まる。
 アチコチで石鍋がじゅーじゅーいってる、なんだアラカルトに精進ピビンパでもあったか?…次回の憧れ(笑)。

 オネーサンがエレベーター呼んでくれて、扉が閉まるまでお見送りしてくれます♪

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  賴雞蛋蚵仔煎 
  
台北市民生西路198之22號 2 2558 6177
15:00~26:00

・ 台北の雞蛋蚵仔煎

2014年 3月 

 *雞蛋蚵仔煎

[AQ!]
「寧夏夜市」あげいん。
 小腹が空きましたね、と、牡蠣オムレツ…雞蛋蚵仔煎を抓む。

 寧夏夜市は雞蛋蚵仔煎の店が多いが、夜市入口近くに店舗を構える有名店「頼」で。
 かなり多くの時間帯で、行列 (さほど長くない) が出来ている。
 販売オンリーに見えるが、一間先にイートインスペースがあって、座っていただける。

 小粒の牡蠣がいっぱい入った玉子焼に、ドロッとちょい甘酸っぱいソース。
「うーん、まあ屋台テイスト…っつうですかぁ、、、」
 って感じかな。
 B級訴求的嗜好には、イイかも。
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  梁記嘉義雞肉飯  Liang Ji Chicken Rice
  
台北市中山區松江路90巷19號 (02)2563-4671
10:00~20:00 日休

・ 台北の鶏肉飯

2015年 3月 ☆

 *茄子炒め煮
 *半熟蛋
 *鶏肉飯
 *虱目魚湯

[へべ]
 ホテルのチェックアウトも済ませ、松江南京駅へ。
 今回は台北のみ、移動はオールMRT。悠遊カード(前回購入・使用してたのが使えた)さまサマだった。

 歩いていくと手前の他店の看板の下から少しずつ見えてくる赤い看板。
 「飯」→「肉」→「鶏」 これだ!

 えーとえーと、と見回していると「トリゴハン?」と聞かれ、オカズ・セレクトコーナーへ誘導され、目玉焼と茄子の炒め煮的なものを。
 席につくとスープの注文も。

 鶏肉飯が、なんともおいしい!
 登場時、ひと目見て、アレ?と思うのは具のトッピング量の少なさ。
 →(思えば金峰も阿嬌も「のっけ量」は意外な少なさで、全体を混ぜた結果が何とも品良く仕上がる…という点は共通しているかも)
 ひと口食べてウマサに驚く。
 細く裂いた鶏肉とタレの油っ気が、台湾らしい(日本よりねばり気のない、でもパラッパラでもない、お箸でいける)ご飯によく合って、香ばしく香り立つ。
 途中で「味変」したくなったら卓上の漬物(キュウリのQちゃん風)とかも。そしてオカズ・コーナーからのみごとな半熟の目玉焼のっけ、も、なかなか良い作戦。

 スープは? と問われて、ここで試しにいってみた虱目魚(サバヒ)湯が絶品!
 半割りにした頭がゴロンと入ったクリアなスープにセロリ細切りとしょうがの薄切り。
 汁にしっかりとサバヒの味が出ていて、とてもきれいなスープ。おいしい魚なんだなあ(サバヒといい、カジキといい)と実感。

 11時半ごろ入店、どんどん客が入り、弁当もじゃんじゃん売れていく繁盛店だけど、楽にもてなしてもらい、神棚の下でゆっくりいただきました。
 ごちそうさま。
 ここは「Bの皮をかぶったA」グループだなー。
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  人和園雲南菜  レンフーユエン
  
台北市錦州街16號1樓 02-2568-2587
11:30~14:30/17:30~21:30

・ 台北の雲南料理

2015年 3月 ☆☆

 *干扁香菇
 *鶏油碗豆
 *茭白筍牛肉片
 *菜豆包裹著蝦子
 *鶏絲虎掌菌炒飯
 *蓮の実スープ、西瓜

[AQ!]
 さて。
 最初の夜だけどいきなり「雲南料理」(^^;)。
 …いや、評判よくて。
 台北では高級料理の部類の店なせいか、台湾の割にカッチリした格好の人も多い。

[へべ]
 繁盛店。出てきた家族連れが店の前で記念撮影。
 入ると鯉の泳ぐミニ池。
 おすすめ料理をかわるがわる推しに来る。
「まずビール? お茶?」

[AQ!]
 ぐわー、美味いわ〜。
 心底、嬉しい気持ちになる味わい。

鶏油碗豆
 スペシャリテの一つ、鶏油碗豆!
 スペインで言えばギサンテス・ラグリマって感じの小粒の豆をサイズを選ってシンプルな鶏スープでいただく。豆の切なくも美しい甘みが活かされた調理。
 へべが「スペインと並んで殿堂入り」と言ってる。

[へべ]
 グリーンピース・鶏油スープ、◎。
 青豆スープがすばらしい。世界のおいしい青豆料理トップ3に入れてもいいかも。
 鶏スープの金色の味わいを背景に、ぷちゅぷちゅと豆の甘みがのびやかに広がる。
 食べ終わるのが惜しい。でもレンゲが止まらない。

干扁香菇
 エリンギのカラカラ炒め? 揚げ?、◎。
 雲南のエリンギのような椎茸?、の、雲南名菜がまた、なんとも旨い。
 こんがりカリカリ香ばしくなった細いところと、きのこの肉感を残した太いところの交じった絶妙なヘテロ感!

[AQ!]
 雲南のエリンギっぽい茸の唐辛子揚げだが、香ばしさのコントロールと食感のヘテロ感が素晴らしい。
「エリンギ史上、いちばんイイ」(笑)

菜豆包裹著蝦子
 海老ササゲ、は、ササゲを海老で巻いたような…変わった仕立て。ササゲを生かしてるのが良い。

[へべ]
 食べ心地はささげが主役! という歯ざわりと豆の味・香りがgoodな一品。

[AQ!]
茭白筍牛肉片
 マコモ牛肉は、さすが本場のマコモざんす〜…って感じ。

 あと、喜んだマダム(へべ「ほっそり。手を握ってくれる」)が奢ってくれた蓮の実のデザートが絶品。この炊き具合には悶絶。

[へべ]
 西瓜と蓮の実ミルク、◎。
 マダムのおごり、甜品。
 蓮の実ミルクが泣ける旨さ。自分は今までハスの実の本当のおいしさを知らなかった!とガクゼンとする。
 粉っぽさのない、しっとりポクポクとした食感、栗のおいしいのを思わせる味とハス特有の香り。

[AQ!]
 碗豆・マコモ・ササゲは材料を持って来て見せてくれるのが、マル。
 日本語オジサンはアレ食えコレ食えと五月蝿いは五月蝿いけど、「エビ・カニ・フカヒレ…」の類いじゃなくてフツーに雲南料理のオススメだし、断れば引き下がるからOK(笑)
いいサービスですよ♪

 雲南の人が雲南の材料で雲南の調理を軸に供しているけど、最後の味決めのとこは多分に台湾風だと思う、、、かな。
 おそらく、そこが、魅力!
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  老牌牛肉拉麺大王 
  
台北市中正區重慶南路一段46巷7號
17:00~24:00

・ 台北の牛肉麵・炸醤麵

2015年 3月

 *牛肉麵
 *炸醤麵

[AQ!]
 正老牌魷魚平の後、さすがにまだ腹が軽いので、ほど近い老牌牛肉拉麺大王に回る。

 台北駅からもすぐの城中市場の中にある。
 どの道から行っても、細い路地から市場の中に入り込んで行く感じ。

 店のヒトは基本的におっかない顔したオジサン(^^;)が多いが、
「そこ座れ、牛肉麵か? 炸醤麵か? 小か?」
 …と大変にスムーズ(^^;)。
 牛肉麺とジャージャー麺。どちらも小椀とは思えないくらいタップリしてる。
 牛肉麵は「赤い(辛い)」タイプ、辛さはさほでではない。
「いやあ麵が太いのね、ほぼ“ウドン”」
 東京ならそのまま社会復帰できないくらいの大蒜量がオンドレらを襲う(笑)。
 いやーたまらんなあ!
 敢えていえば、さっきのビーフンは「Bの皮をかぶったA」っぽい食べ物だが、こちらは「堂々のB」って感じ(笑)。ふと「たまらなく食いたくなる」系か。
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  龍都冰果専業家 
  
台北市廣州街168號 (02)2308-3223
11:30~25:00

・ 台北の氷果

2015年 3月 ☆

 *木瓜牛奶

[AQ!]
 「四方阿九」からの帰り。
 「ん、あ、何か見たことある屋号!?」…くらいの動機でフラっと寄って軽くパパイヤミルクをいただいたが、うんめぇ~ぞ~!
 季節でもなんでもないが(^^;)。

 かき氷や夏のフルーツもいただきに再訪したし!
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  龍門客棧餃子館 
  
台北市林森南路61巷19號 02-2351-0729
17:00~24:00

・ 台北の餃子

2014年 3月 ☆

 *手工豬肉水餃
 *花生
 +台湾ビール金牌


[AQ!]
 夜、ホテルで休みながら。
 夕食「食養山房」がお茶だったのでアルコホル寂しいし、早い時間からの清らかメシだったので小腹も空いてくる。
 「どっかで軽く…」と鳩首会議。
 こういう穴埋めを考えてこなかったせいもあるが、案外、選定が難しい。
 台北は、閉店時間が早めだし、夜市とか単品料理店は“飲・食 分離型”とでも言うのか、酒は (というか、お茶や水も) 出ない食い物屋が多い。
 そんな中、「深夜営業で・軽くつまめて・飲める」条件に符合する餃子館、が、あった。
 善導寺站へゴー!

 雰囲気のある作り。
 古めいている。実際30年以上やってるとか。客桟とは旅館のことで、そのイメージらしい。日本統治時代の家屋の改造とも言う。
 古びているが立派なわけではなくて(^^;)、よく見ると、ベニヤ丸出し…って感じ。それがいい風合いになっていて、「書割っぽい」。ノスタルジックな映画のシーン…のムードで、後から来る客も仕出しの役者に見えてくる(^^;)。

 入店すぐが、厨房というか作業場と会計と…で、我々は「ん、日本人か、どぞどぞ」と招じいれられたのだが、常連は店先で注文確定してから入ってくるみたいだ。
 ま、餃子とビールと花生!
 オカーサンが英語上手。餃子を持ってくるオジサンが、最初は怖めに見えるが、段々慣れると、職人ちっくな印象に変わる。

 餃子は、量感・食い応えがある (ガイドにも「かなりのボリューム」とある) のにスルっ!!
 10個頼んで5個づついただいたが、すぐもう10個追加。
 自家製辣油+醤油+白酢+胡麻油、のテーブルセット。
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  三雅嘉義火鶏肉飯 
  
嘉義市仁愛路576-1号
8:00~22:00

・ 嘉義の火雞飯

三雅 2018年 3月 

 *火雞肉飯
 *雞魯飯
 *虱目魚肚湯

[AQ!]
 嘉義客運ターミナルでバスを降りる。駅まで5分ほど。
 駅前に着いて見回すと、最後っ屁のような「火鶏」看板攻撃(笑)。
「う~ん、聖地嘉義にまで来てスルーもアレですかねw」と寄ってみることにする。
 ま、ラフなネットウォッチ的には「どの店もそんな変わらん」みたいに言う人もおるし、駅前で。
 ど駅前に2店並んでいって、それぞれ「35年老店」「50年老店」を謳っている。どちらも看板に七面鳥の絵。(後でググると、看板の色から「黄色い35年」「赤い50年」と呼ぶ人が多いw)

 空いてる赤い50年の方に入ってみる(ボクらが入店したら、すぐ混んだ。そんなもんや)。
 気のいいオカーサンたち。注文票にマークして渡す。
三雅
 雞魯飯とゆーの、何ダベ?と頼んだら「あいがけ」みたいだった。
 火鶏(七面鳥)肉飯はやはり、鶏肉飯とは少しだけ趣きが違って、サッパリしているとも言える。
 サバヒ汁は、身のままゴロンと入った(魚肚)タイプ。やっぱですね、サバヒ汁と鶏飯っつうのが、ごっつー、合うんですわ。
 …ウンそうだね!…ってとこで、ゴワン!!と地面が突き上げられ建物が横揺れて軋む、店内、みな中腰になってザワ、、、 すぐにおさまったが、後のニュースをみると震度4、嘉義辺りが震源だった模様。
 台湾だもんなあ。…居合わせたヒトみな、すぐ慌て、すぐ落ち着く(^^;)。

 (後ググリの結果を書くのもナニだが、やや「黄色い35年」の方が評価されているようだ)
 コンビニ珈琲買って、鈍行で台南に戻る。

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  阿輝炒鱔魚 
  
台南市中西區保安路41號台南市西門路二段352號
・ 台南の鱔魚麺
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阿輝 2018年 3月 

 *鱔魚意麺焿

[AQ!]
 西門路を民族路に向けて北上。
 この辺りは宝石店が並び、21時くらいだというのに、婚礼に向けたカップル…かな、が真剣に相談している。へえ、そーゆーもんか。
 西門路・民族路の大ロータリーに面したタウナギ麺、これも食わずには帰れないでひょか。
阿輝
 阿輝は小店の中では立派にしてて、シェフ写真(笑)を飾っている…そのヒトはいないけど(^^;)。
 鱔魚の料理が並ぶ中、代表的かな?と焿の意麺を選ぶ。

 …ん、ん、ん、(^^;)。
 タウナギ自体は、昨日の錦霞樓同様、とても良質なんだけど…。
 …いやあ、この、調味料が前面に来る甘酸っぱさは、…苦手だわゴメン、日本の大衆食堂のスブタ…例のアレのタレをタップリにした中にグチャ意麺と炒め鱔魚・玉葱を放り込んだ…みたいな。
 でもまあ、こーゆー調味料味料理って、存外、郷愁感に繋がるものだから、そこはそうだろうと思う。
 苦手ではあるが、アフターが然程くどくないのは救い。
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  阿村第二代牛肉湯 
  
台南市中西區保安路41號


・ 台南の牛肉湯
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阿村 2018年 3月 ☆

 *牛肉湯

[AQ!]
 嘉義から鈍行で台南にノンビリと戻る。
 …と小腹が空いてくる。
 バスで小西門あたりに出て、こないだ「昼休み」を眺めた「阿村第二代」へ。
 そう、やっぱ、台南名物牛肉湯をやらずには帰れません(^^;)。

 牛肉料理が10種ほど並ぶのだが、オネーサンがすごい勢いで「牛肉湯」を指すので、「ウンウン」と。
 ま、コチラもこれから梯子するつもりなので、単品でいっか。
阿村
 牛肉湯…生の牛肉に熱々の牛スープをじゃっとかけた(だけの)もの、というが、ウン、そのまんま(笑)。
 うっすらコンソメにちょっと胡麻油風味…のような印象で、食べて、へへえ♪
 ご飯といけば多分、しゃぶしゃぶ後のおじやの軽~~い奴?
 …というか、2人揃って連想は、「コレって、昔の広尾プティポワンのスペシャリテ『コンソメしゃぶしゃぶ』のうすらボンヤリした奴だにw」。
 具は牛肉だけ。朝食によく食う…というが、そりゃイイかも♪

 近くに保安宮があり「阿村第二代」の前の通りは「保安路」というらしい。この通り、小食店がとても多い。
 とくに人気を博しているのは、阿明豬心冬粉と醇涎坊古早味鍋焼意面…かな。
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  許家肉圓 
  
台南市國華街三段8號 www.facebook.com/%E8%A8%B1%E5%AE%B6%E8%82%89%E5%9C%93-329049297199796


・ 台南の肉圓
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許家 2018年 3月 

 *蝦仁肉圓

[AQ!]
 阿村第二代牛肉湯から國華街を北上する。
 若い感じといなたい感じが入り混じった通りだが、バイク大杉(^^;)。とりあえず「南はノンビリしてるけど、クルマ・バイクは凶暴につき注意せよ」だそうです。
 たまに「福袋の自販機」みたいのがある。訳わからん。

 許家肉圓とゆーのを探す。
 一度通り過ぎてしまった。フツーに通りに面した店だが、屋号の入った看板が小さい(^^;)。

 オニーチャンがいて店主らしいオバサン、客はなくなんか厭戦っぽい雰囲気なんで「終り?」と聞くと「どうぞ」。
 飲物が多種と、蝦仁肉圓・芋粿・香菇肉羹がある。
 肉圓(ばーわん)チャレンジ。
許家
 蝦入り肉餡を芋粉で包み蒸し上げ、タレ餡をかける。
 むにゅぐにゅとした不思議な食感。碗粿と並ぶ、謎物体スライム感にして「QQ」感♪
 まあコチラにとっては、珍なる代物でありんす。

 壁に45元と書いてあったので100元札と1元玉5つを出すと、オバサンがとても変な顔をする。
 60元のお釣りと、1元玉5つをそのまま、返してくる。
 うーむ。未だに謎。
 イートインだと40元、とか、かなあ?
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  錦霞樓 
  
台南市東區中華東路一段366號 TEL:06-3006789 & 06-3006788 jinxia.ezsale.tw/JINXIA.asp


・ 台南の台南伝統料理
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錦霞樓 2018年 3月 

 *粉腸 水煮腸詰
 *扁燉娃娃菜 干しヒラメと白菜のスープ
 *生炒鳝魚
 *紅蟳米糕 蟹おこわ
 *自製手工甜湯

錦霞樓
[AQ!]
 台南の一晩目。行程は白紙。
 夕食の方向決めの分かれ目は、まず、ハシゴ型で行くか? レストラン型で行くか?
 …と言ったものの「どっちでも」という意見が大勢を占めた(二人しかいないがw)が、最後は「呑みを考えると腰が落ち着く方」で、レストラン型を採用。
 府城食府・阿美飯店・阿霞飯店…などなどノミネートしていたのだが、阿霞飯店の当代主人の新店「錦霞樓」にしてみた。理由はあまり無いのだが、新しいから少人数対応とか多少いいんじゃね?…くらいの気持ち。

 ホテルフロントに電話してもらう。
 場所だが、台南中心部から数km離れた東区。タクシーを頼む。
 台南駅前~中心は、何処見てもボロボロに古い(素晴らしい)が、東区に建つ大ビル・南紡購物中心はピッカピカ。ユニクロも誠品生活もZARAも入ってるでよ。その2階に錦霞樓。
 かなりの大店だが、電話してもらっといてヨカタ…という客入り。
錦霞樓
 名物的には米糕、とくに紅蟳米糕(蟹おこわ)を食え、と。俺ら好み的には蟹要らんのだけど、ま、郷に入れば一度は蟹も入れよ、と。
 タウナギも行っときますか。生炒鳝魚には麺を入れることも出来るが、オニーチャン「おこわ食べるなら麺イラナイ」とのこと。
 前菜だが、品書の最初から「名物・茹でソーセージ」と連呼してるんで、疑いながらも粉腸を。
 あとは、野菜兼スープで程良さそうな扁燉娃娃菜。

 粉腸:あああ、こーゆーモノですか、勉強になりました、ありがとう。(もう会うこともないかもしれないが(^^;))
 生炒鳝魚:立派な、食べ応えのあるタウナギ。単調に甘酸っぱく、玉葱(の量)が多少、支配的過ぎる、かなあ。

 ま、啤酒から紹興酒に移ってゆっくりやりまっか。
 “ちょうどこのくらい”(向こうにとっては高級店)の店らしく、声をかけても逃げてっちゃって日本語の流暢なオニーチャンが呼ばれてくる。
 こちらは紹興酒ボトル3種類。
 まあ、見渡すと、ソウルの食事中がマッコリよりソジュ…なのと似て、台南の食事中は紹興酒より白酒…が目立つかなあ。
錦霞樓
 扁燉娃娃菜:ごく素直に期待に応える。いいレシピだよな。
 紅蟳米糕:おこわ、美味しい。蟹…要る? パサっとした味抜け…。でも出汁には出てんのかなあ?
 自製手工甜湯:甜品はサービス…というか、勝手に出てくる。杏仁豆腐入り色々ミックス。杏仁豆腐がナツカシイ…というか、ゼラチンばりばりの昔の日本中華のアンニン豆腐。

[へべ]
 ベースラインの確認は大事、っていう訪問。
 鳝魚の件は、キミのせいじゃなかったゴメンって感じ…

[AQ!]
 20時半くらいになると、急にシュワーっと各卓が終わって行く。あれ~っ、と思う間もなく、残り2卓くらいに…。やっぱ、この辺は「一軒目の夜」は早いなあ。
 タクシー呼べるかな?…と思ったがOKで、日本語担当のオニーチャンが1階に下りて車寄せまで案内してくれる。このヒトはとても優しい。
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  台南小南碗粿 
  
台南市中西區府前路二段140號 +886 6 224 3136 www.facebook.com/tainanshiaunanwanguo


・ 台南の碗粿
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台南 2018年 3月 

 *碗粿


[AQ!]
 台南を歩いてわかってきたことは、小食店はどうせやってるだろう…と思っていたのだが、14~17時くらいの時間帯(&月曜日)は、案外に閉まってたりもするということだ。(まあ「何でもイイ」というなら幾らでも開いてるけど)
台南  そんな中、府前路二段沿いのこの店は16時頃までやっているようだ。
 台南に着いて「いきなり碗粿」もどうかと思ったが、まずは一発いってみることとする。
 注文は碗粿(他には魚焿があるだけ)。

 米汁の碗蒸しである。豚肉・椎茸・鹹蛋・肉汁。
 謎物体である(笑)、ぬらりひょ~ん。筋肉質なスライム…くらいか。
 知らないのに懐かしい、知らないのに時代を感じる食べモノ。
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  台南(陳)擔仔麵 
  
台南市中西區民族路401號 


・ 台南の擔仔麵
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擔仔 2018年 3月 

 *擔仔麵


[AQ!]
 「阿輝」の甘酸っぱさ、とくに甘味が口に残って、どこに進んでいいかを見失う(^^;)。
 …民族路を駅方向に向かってフラフラ。
 …と、何かいい感じにシャビーな路上店が見えてきた。擔仔麵だ。こりゃエエんじゃないか、出戻ろうではないか♪

 こちらのオジサンの風情はたまらん。実は店舗を構えてるのだが、擔仔麵調理セット一式は路上に設置している。
 看板には「50年老店」とある。見た目以上に老けているのか…いや2代目かな。
 オジサンの目の前のカウンターのしゃがみ椅子に陣取って、擔仔麵を頼む。

 目の前でチャッチャッチャッ。
「煮玉子、乗せるかい?」…へべの方にだけ1つ、お願いする。

 ずるずる、ぷはっ、ほ~っ…いやあ気分気分♪
 擔仔麵はやっぱ、安心しますな。
 オジサンが最後にドバ…の生大蒜がドッカンと来る、「鋭角なる鈍器」の如し(^^;)。“酔っ払いの〆”感、満載だっちゃ。
 煮玉子は素晴らしく合いました♪
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  同記安平豆花 民族路 
  
臺南市中西區民族路2段383號 www.tongji.com.tw


・ 台南の豆花
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同記 2018年 3月 ☆

 *傳統白豆花
 *香濃鮮奶豆花


[AQ!]
 台南(陳)擔仔麵で「〆の麺」をやった感…に満ちて民族路の先を眺めれば、すぐ先…50mくらいのとこに「安平豆花」の大看板が見える。
 え、安平豆花の支店、此処にもあったんだ…!?
 同記安平豆花は本店を安平に構える豆花の名門…と聞く、行ってみたかったんだけど今回は折が合わなかったなあ…と思ってたところ。
 市内中心部にも、新光三越とか支店アリ…とは知っていたのだが、いきなりその一つと出くわすとは。もう22時…というのにまだやってくれてるのも僥倖。
 飛んで火にいる甜品である♪
同記
 白い豆花が2種…1つずつください。
 トッピングは色々色々ある…紅豆・緑豆・珍珠・檸檬・フルーツ、のだけど、ボクらはまんまの豆花が好きなんで「原味でいいです」と言うのだが、オネーサンたちは「信じらんな~い」という反応ですた(^^;)。

 傳統白豆花がその通り伝統的豆花で、香濃鮮奶豆花は牛乳入り。
 甘蔗所熬製的糖水シロップの具合も素直で、美味しくいただきました。いいデザートだわん。やっぱり原味でいいわん♪
 店内は可愛く、若者が甘味てんこもりを攻めている。
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  度小月擔仔麵 原始店本舖 
  
台南市中西區中正路16號 +886 6 223 1744 www.facebook.com/dtsm16


・ 台南、擔仔麵の老舗の本店
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度小月 2018年 3月 ☆

 *担仔麺
 *黃金蝦捲
 *自家製キムチ
 *烤虱目魚肚
 +台湾啤酒

度小月
[AQ!]
 何軒かの店が昼休み、これはまいりましたなあ…と思案投げ首の中、マップのこの辺りを思い浮かべる。と、アアと閃くものがある。
「これは、度小月に来なさい、と言われてる?」
 1895年創業の百年老店、台北は勿論海外にも進出する台南ターミー麺のビッグボス…その度小月の本店(原始店本舖)が、もうすぐソコなのである。
 観光客も押しかける(だろう)有名店なら、こんな昼下がりにもオープンしているに違いない…。
度小月
 湯徳章紀念公園の大ラウンドアバウトのすぐ近く、度小月は勿論!やっていた。
 15時半、空いてる。さすがに、ピカピカの立派店。入ってすぐ右が、伝統的な、低い椅子で擔仔麵を作るポジション。三代目主人の写真。
 こちらは擔仔麵オンリーではなく、台南料理全般が頼める。
 ゆったり落ち着いたし、多少、台南名物の消化につとめるとする。

 黃金蝦捲、ヘイクン。蝦餃と海老フライの折衷、みたいなw。コレ結構良い、台湾啤酒のアテに最高♪…って感じ。
 担仔麺は、人懐こい味。甘味も強いが、バランスが取れている。まあ手馴れた味だわ。
度小月  で、ダラダラと啤酒を呑んでると頼んでいないキムチが登場、「ん?」
「スイマセン、虱目魚を焦がしちゃったみたいです、真っ黒。新しいの焼いてますんでコレで待っててクダサイ(^^;)」
 タハハ(笑)
 何かオニーチャンのノリが、南で、ええわあ。なんか呑気で間が抜けてて♪ (昼時間の当番…ということもあろうが、スタッフはみな若い)
 虱目魚の塩焼は、サバヒの味や脂の具合が再確認できるモノ。これも啤酒にエエね。

 店頭には担仔麺の「顔ハメ」もありやす。
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  碧翠山產店 
  
台南市白河區關嶺里關子嶺11-9號 06-6822377 www.awem.com.tw/066822377.htm


・ 關子嶺温泉の山菜・淡水魚・鶏
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碧翆 2018年 3月 ☆☆☆

 *麻油紅鳳菜
 *丁香山蘇
 *麻油娃娃菜
 *清蒸筍殻魚
 *炒過貓菜
 *炒山鹿肉
 *蛋炒飯
 +台湾啤酒


[AQ!]
 本日も晴天。
 關子嶺温泉に行ってみようと思う。「ワシらが温泉に…」なのに入浴でなくてメシ目当てだ(^^;)。
 台南駅の目の前に泊まっているので、台鐡・バスでの移動はかなりラクだ。

 まずは嘉義へ。自強号だと30分程度で着く。台南駅同様、既に「観光目的」になりそうなくらい、古くてボロっとしていて、味わいのある駅舎。
 関子嶺温泉行きバスは嘉義客運で、昼は1時間に1本くらい。サイトに駅裏のバスターミナル始発とあるので、そちらに向かう。駅としては寂れた側。

 街道沿いは、わりとダラダラと街並みが続く。概ね、古くてボロっとしている。
 台湾南部は全般に檳榔屋が目立つが、嘉義を出てしばらくの間の檳榔屋密度は、そーーとーー高い。“この数の檳榔屋がやってけんだ”と驚くほどだ。…と思ってたら、地名まで「檳榔(樹角)」だ(^^;)。
 50分ほどで「白河」の町。行政区画的には台南市白河區…台南市はバカでかい。
 ここまで来ると後面に山が迫る。その山を20分ほど登ると関子嶺温泉。

[へべ]
 山の温泉地へ行くバス。ワイワイと賑やかなご老人たちも、いつのまにか1人降り、2人降りして…やがてボクらが最後の客に。

[AQ!]
 嘉義~白河は「火雞肉飯」の看板がとても多いが、山にさしかかると、「桶仔雞」「甕仔雞」が猛烈に増える。

 目指す「碧翠山産店」は関子嶺バス停の目の前、と聞いてきたが、ホントに目の前(笑)。
碧翆
[へべ]
 目的地の温泉地、關子嶺でバスを降りるとすぐ、2軒目くらいのところに目指す店がある。
 ワォ!…店先の水槽に数種類の川魚が泳ぎ、緑鮮やかな山菜が待ち受けていて、胸が高鳴る。
 平日とあって店内はガラガラ、というか無人で、どうやらうちが本日のお客第1号らしい(ほどなくもう一組、4人の卓が来て、ちょうどいい感じになった)。

[AQ!]
 3段水槽の最下段に入ってる超巨大のウツボっぽい奴が凄い…8人くらいで来たら頼めるだろうか(笑)。2段目はナマズ系が色々。最上段が我々お目当ての筍殻魚の類かなあ。
 丁度12時くらい、まだ早いからか…とも思ったのだが、どうも温泉地全体が平日はボヤっと御茶を挽いているようなのであった。
 「碧翠山産店」はそれでも店前に食材山積みなのだが、同様の他店は申し訳程度…。

 店番(とサービス)はオニーチャン。我々の面倒をみた後は店先の案内ポジションに戻って、手元でテレビゲームに熱中…何しろ人通りが無いしな(笑)。
 厨房にはオバチャン。…平日のシフトはこの2人だけかな?

 温泉街の川っぷちの食堂。窓外、川には屋根付きの橋がかかる。温泉旅館の看板。
 つげ義春調…とまでは言わないが、そっち系の風情♪
 台湾啤酒で乾杯。

 山の幸を食う店…ということか「山産店」。その、山の演し物…は案外多くて、青菜・野菜・淡水魚・狩猟肉・土雞…が並ぶ。
碧翆
[へべ]
 まずは注文会議。
 とにかく川魚と山菜が食べたい。
 品書き筆頭の筍殻魚、というのが店内の壁に賛辞が書かれていたりする名物らしく、そちらを清蒸で。山菜(ちなみにこちらでは野菜。蔬菜=栽培ベジタブル、野菜=ワイルドな山の恵みとなるらしい)は品書きでアタリをつけつつ、外の現物と見比べながら店の兄さんに相談して3品ほどをリクエスト。
碧翆
麻油紅鳳菜
 まず店頭でこれは良さげと見初めた紅色の山菜「紅鳳菜」を、麻油風味の炒めで。ツルムラサキ・ミシー系の芯の強い持ち味が、強めの仕立てと素晴らしく合っている。

[AQ!]
 強めの金時草…って感じ。強い菜vs.強い火の対決が何故かたおやかに着地する。ウマイなあ。麻油仕立てって、巧いなあ。
碧翆 碧翆
[へべ]
麻油娃娃菜
 続いて、メニューにはないが外で指さしオーダーした「*ーツァイ」(と聞こえた)が登場。
 こぶ高菜やチシャトウに似た、やさしい甘みをたたえた緑の茎芽を薄切りにして、千切り生姜と香ばしい胡麻油の香りで、泣きそうに旨い。

[AQ!]
 “ここは楽園か?”…と思わず呟いてしまう。
 後から思うと、生搾菜かなぁ。魂が自分の奥底で何か叫んでいる…というくらい、うち震える旨さ。
 (後日談:…と思ってたら、水岡シェフが教えてくれた。コレが「娃娃菜」。但し、娃娃菜って日本もそうだがミニ白菜を指すこともある…が、それとは別の娃娃菜なので注意。蕾菜に似ている。確かにニーチャンは「ワーツァイ」と言ったようには聞こえたんだよな…)
碧翆 碧翆
[へべ]
丁香山蘇
 山蘇は豆豉と煮干し風小魚と炒めて。いずれも生姜を的確に効かせつつ、これがまたいい取り合わせ。

[AQ!]
 ボクら、まだまだ山蘇(オオタニワタリ)熱中時代wなもんだから、店頭に並ぶ山蘇を見かけた時から、コレは決めていた。
 何て美味しいこと♪ 山蘇は、この豆豉・煮干(大蒜・唐辛子)仕立て「丁香山蘇」というのが“定番”であるらしい。細かく色々あるんだねー。
碧翆
清蒸筍殻魚
 店の看板スターらしい筍殻魚…マーブルゴビーを頼む。和名は無い、東南アジアに分布するスズキ目ハゼ亜目で最大の魚。
 店内に「極品筍殻魚」を讃える文言が掲げられている。「老餐最愛筍殻魚」から始まり、「最高級的淡水魚也被構為皇帝魚」と締め括られる。
 その筍殻魚の腹に破布子を詰めて清蒸される。(破布子の量が実に適切)
 こんな典雅に美味なる清蒸って、あったっけ?
 “ここは楽園か?”…と、結局、この店にいる間に20回くらいへべに聞いたろうか?(笑)
 ここは楽園だ。

 ま、ワシら、基本的には「好きなものは?」「美味しいもの」/「嫌いなものは?」「まずいもの」と答える、食材ジャンルにこだわらないジェネラリスト(笑)…なのだが、基本線はそうなのだが、「肉か魚か野菜か、一つに決めねば殺す」と言われれば「野菜」だし、「海水魚か淡水魚か決めねば殺す」と言われれば「淡水魚」だし、「水か油か?」なら「油」だし…、といった嗜好が無いって訳でもない。
 そのワシらにとって、あまりにも此処はジャストなんだよなあ♪
 「絢爛豪華か鄙びか?」と問われれば勿論、「鄙び」だし(笑)。

 まあしかし、やる気あんのかどうだかわからんオバチャンが裏でちゃっちゃって作ってすぐ出てくる料理なんだよなあ。
 それでコレ、とか、何なんだろうなあ。中国料理の魔力と神秘と皮肉…だよな(笑)。

 第一段の注文がここまで。
 まだ余裕はあるぞ、と、店頭の野菜を見に行く。
 品書の「過貓菜」が気になったのでオニーチャンにどれのことか、聞く。羊歯系。旨そうぢゃん。
 それに鹿炒めと炒飯で、お食事の段、とする。
碧翆 碧翆
炒過貓菜
炒山鹿肉
蛋炒飯

 後ググリだが、和名クワレシダ…食われ羊歯…日本でも食べるのね。
 軽くシャッキリした、羊歯と思えば可憐な食い応えが楽しい。
 酸筍と蔭豆豉(と生姜)の炒め。
 頼んだ野菜4品、こちらのアセゾネは申し分なかった。台湾の山ん中一般論では、「甘過ぎる」「マヨネーズかけ過ぎで台無し」…なんて記事もたまにあるが、マヨネーズは見なかったし。
 食べやすい鹿は甘めだが、過貓菜・炒飯といい塩梅。
碧翆
 昼だし、啤酒で通してしまったが、棚にワイン(と高粱酒)はあった。紹興酒は見てない。
 壁の貼紙によると「9時~21時」。

 名残り惜しいが、ニーチャン、さいなら♪
 心が満足してちょうど良かったが、腹具合だけなら、野菜もう2皿くらい行ってもイイ…くらい。

 温泉街を流すが、飲食店で客がいるの、碧翠山產店くらいだった(^^;)。
 みな、週末勝負型なんだろう。

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  丹丹漢堡 七賢店 
  
高雄市前金區七賢二路224號 home.so-net.net.tw/ywc580510


・ 高雄のバーガー
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丹丹 2018年 3月 

 *鮮脆鶏腿堡 原味

[AQ!]
 丹丹漢堡。…えーと。
 漢堡というのはバーガーである。台湾に多いモスバーガーなら「摩斯漢堡」だ。
 この丹丹バーガーが、台湾南部では大変な存在らしい。
 ボクらの“台湾伝道師”である「光春」マスターに南の話を聞いていた時、「ダンダンバーガー」という言葉が出た途端、店の女の子(光春スタッフの多くは台湾人)がキッとこちらを睨んだ(笑)。
 …というくらい、郷愁の神な存在らしい。
 この丹丹漢堡、面白いことに、40店舗を超える規模のチェーンらしいのだが、すべて台南・高雄・屏東エリアに集中しており、台北など中北部には一軒もない。
 wikiによれば、「南部の覇者」と呼ばれ、異業界の話でも南部限定の有力企業が栄えると「○○界の丹丹」と評されるらしい。
 ううむ、これは南部に来た記念スタンプだな♪

 向かったのは七賢店という店舗(大チェーンのわりに、高雄では利便な立地店が少ない。C/Pがウリ…らしいのと関係あんのかな)。
 この界隈は日曜日のせいか、歩道は閑散として歩きやすい。
 …のだが、むむむ何やら人混みが見えてきた。コレはさては?…と思うところで、黄色い看板・変なペリカンマークw。その通り、その人混みが丹丹漢堡。
丹丹
[へべ]
 日曜昼間とあって人通りの少ない高雄の街を、ずんずん歩く。ひたすら歩くと、そこそこ暑い。
 と、前方になにやら人だかりが…もしや…やっぱり!
 果たしてそれは光春@池の上で台南方面おすすめを尋ねたとき、研修中の若い台湾女子がパッと顔を輝かせて挙げていたその店。
 店内はもちろん満席、テイクアウトの注文にもちょっとした行列が。

[AQ!]
 漢堡…バーガーと言うのだが、丹丹のは普通のバーガーじゃなくて、フライドチキンを挟んだバーガーが主力商品。そして、そのフライドチキンバーガーと麺線や広東粥のセットメニューが人気…なのである。
 いやあ、ローコー♪
 ま、ボクらは“味見”とそのバーガー「鮮脆鶏腿堡」単品で。

 注文・支払い…そして出来上がると、会計伝票の数字で呼び出し。
 ボクらは「578」なので“うーちーぱー、うーちーぱー”と唱えながら待つw。
 物凄い数のスタッフが物凄い勢いで働いている。
丹丹
[へべ]
 丹丹バーガーの辣味を注文、来たのは原味だったけど、これでも十分良さがわかる。台湾だけに安いチェーンでも鶏がちゃんとしてて、さくさく香ばしい(脆)衣がおいしい。
 チキンやバーガーに、麺線や粥やコーンスープ。どちらも一緒にお手頃価格で買える便利さが良いのか、とにかく大賑わいなのはよくわかった。

[AQ!]
 鮮脆鶏腿堡は、シンプルでストレートでまとまりの良い…その辺りが最終的には人気になるんだろうな、というファーストフード。鶏の質が、やはり日本のファーストフードに比べるとだいぶセレクトされてて、嫌味なく美味しい。
 55元。セットは80元くらい。

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  大圓環雞肉飯 
  
高雄市新興區中山横路1-1號 
10:00~19:00

・ 高雄の鶏肉飯
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大円環 2018年 3月 ☆

 *雞肉飯
 *肉燥飯
 *蛤仔雞湯


[AQ!]
 睡眠十分♪
「なに食べよ?」「ん~、まずは鶏肉飯…かな」
 MRT美麗島站。
 ここは駅のホール装飾自体が観光名所、とは聞いていた…けど、ま、それは“どーでもいー”系だと思っていた…けど、実物を見るとナカナカの派手迫力で、ナカナカであるw。
 気合の入った現代的な駅舎の1番出口を出ると、駅前は(台湾南部らしく)ちゃんとボロっとしている(笑)。
 幌がかかった屋台…みたいなの、「ああソコ、ソコ!」
大円環
 何軒かの店がフードコートみたいに並んでて、上の看板を見てても何処が何だかわからんのだが、柱に「大圓環」とあるのがこの店。
 卓上は料理写真が敷かれてて、わかりやすい。
 注文は、プラスチックコーティングの注文票に赤デルマで記入する。デルマだから擦れば消える…地球に優しい注文票だ(笑)。

 鶏肉飯に蛤スープ、それに魯肉飯…かな。
 蛤スープは、この店では蛤仔雞湯…と鶏肉とコンボになった仕立て。
 魯肉飯は、コチラ南部では「肉燥飯」と呼ばれることが多い。(魯肉飯と肉燥飯は、南北の呼び方の違いの他、「部位の違い」や「仕立ての違い」が「ある場合もある」(笑))

[へべ]
 高雄のメトロ駅(美麗島)出てほんとにすぐの店。
 さらりと馴染んだ味わいの鶏肉飯がいい感じ、肉燥飯は脂身にもよく味がしみてる。蛤仔雞湯を合わせると、なんとも台南世界~♪
 ところでパウチしたメニューに赤ダーマトでチェックって、合理的だけど案外ほかで見ない気がする。

大円環 [AQ!]
「ウマ!」「コレだよ、コレ!」
 …と言うのに、尽きる♪
 何とスンナリして、何とスルスルと入って行くものでせう。
 この店は、今回の台湾南部旅行の小食一軒目だったのだが、後で考えてもイイ店だったと思う。ものすごい便利な場所だし、営業時間もソコソコ長いので、覚えておきたい。
 とくに鶏肉飯のスンナリ感…ま、ボクら、「魯肉飯と鶏肉飯、どちらか一つを選ばないと殺す」と言われたらw、鶏肉飯派かなあ。
 そして、淡い湯との相性の良さ。
 鶏と煮込まれた蛤スープは、蛤オンリーのピュアな湯と少し違う、微笑んでいるような印象。南っぽいかなあ。僅かな違いだが、コレもまたよろし♪

 箸はプラ袋に入っているのだが、空き袋が風に飛んでかないように卓上に重しがある(笑)。

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  人田美濃客家菜 
  
高雄市鼓山區美術東二路7號 +886 7 552 8848 www.facebook.com/rentain168


・ 高雄の客家料理

人田 2018年 3月 ☆☆

 *客家吉三元:客家小炒、薑絲大腸、鹹豬肉
 *鹹蛋山苦瓜
 *茄香杏鮑菇
 *客式福菜肉片湯
 *仙草ゼリー
 +台湾啤酒


[AQ!]
 台湾南部には客家の町がある。高雄の駅舎などにも客家文化関連のポスターをよく見かける。
 この辺りで中心となるのは高雄の内陸部の「美濃」(高雄市美濃区)だそうで、客家料理店の名前にも往々にして「美濃」がつく。
 高雄市内の「人田美濃客家菜」もそんな一軒。
人田  こちらのウリは、若き女性シェフ邱聿涵によるモダン…というか現代化された客家料理という。シェフはコルドンブルーでの研修歴があるそうな。
 ボクら、台湾の客家菜は知らないが、「客家菜」一般で言えば“あの塩辛くて濃い奴”ってとこがあまり得意ではない…んだけど、モダン修業の女性厨師ならその点ちょっと軽いんじゃない?…という予測に期待する。

 店のFBページによれば少人数では予約不要…のようだが、念のため、ホテルフロントで電話してもらう。…が、やはり「来ればよろし」とのこと。
 鉄道・地下鉄駅からは離れた店なので、タクシー。
 大通りの交差点角に建つ、大店。店内はこの辺りではモダンな作りなんだと思うが、今月この後、更に改装に入るらしい。
 壁の大ディスプレイに映るのは美人シェフ邱聿涵、名物料理の仕込みやら調理やらの模様が映し出されている。テレビ番組に出た時のもののようだが、「自分とこの料理を作ってる模様を流しておく」…ってのはなかなか悪くないね。
人田
 台湾啤酒で到着を祝いながら注文の検討。
 「あるある」的には、ひと皿ポーションが巨大なものが多そうなので、そこには注意。
 三点盛の「客家吉三元」が客家特色菜のいいチョイスに見え、これをみつけてスンナリと話が進む。
 三点盛に、鹹蛋で苦瓜/茄子・鮑茸の土鍋/ご飯(客家菜はやはりゴハン一緒が形かなあ…と)、後は足らなきゃ足す…と注文してみると、頼りにならないけどニコニコな若い兄ちゃんが、「湯はいらんのけ?」と不思議そうに聞く。
 なるほど、そこは定式か…と、兄ちゃんが「コレ人気」という湯を追加。まあ、それにて全体量も良さそうということでせう。
 “多少モダン”と言ってもシステムはフツーで、注文の品は出来次第、ドカドカと届く。20分もしないうちに卓上に揃う。
人田
客家吉三元:客家小炒、薑絲大腸、鹹豬肉
 ああアレアレ…って感じの代表的客家菜が三品。
 客家小炒は、豚・戻しスルメイカ・厚揚げの炒め。セロリを利かせて香りをビビッドにしているのが吉。
 薑絲大腸は、大腸の生姜細切り炒め。漬物の酸が立っていて「酸っぱい大腸」の印象。蔭豆豉かな、豆の姿も。「酸っぱい大腸」ってのがボクらには嬉しい、美味♪
 鹹豬肉は、塩漬豚焼きの冷製。マリネの高梁酒の香りが何とも芳しく、よく合ってる。素晴らしい。
人田
 お兄ちゃんに「ショーコーシュ飲みたい」と聞いてみるが、ニコニコしたまま頼りにならない。中国の酒などを…と言うと高梁酒っぽい瓶を持ってきた(^^;)。
 進行が速いし啤酒で通してしまった。ま、帰りに見回した感じ、紹興酒はホントに無いような気もする。冷蔵庫にワインのボトルは1本だけ見えた。(以後の他店でも、紹興酒よりボトルワインの方が脈がありそうなとこ…はあったな)

鹹蛋山苦瓜
 鹹蛋と山苦瓜のシンプル炒め、いい合いの手。
 山苦瓜と苦瓜と涼瓜…は違うのか・同じなのか?、というへべの疑問は解決せず(^^;)。まあ食べた感じは、フツーにゴーヤ。

茄香杏鮑菇
 茄子とエリンギの土鍋・軽い煮込。ゴハンによく合う。バジル…九層塔だろうな…が当然の見事な働き、また、下に敷いてるモヤシに味が染みていくのが嬉しい。大蒜もかなり。
人田
客式福菜肉片湯
 干し高菜漬(と豚肉)のスープ…のようなもの、かな。“ベーシック”な存在感。

 全体に言えるのは、アセゾネが普通にガストロなこと(^^;)。…いや、話が戻ってしまうが、これまで「客家菜」と聞くと「特殊なアセゾネ(塩辛く濃い)」と条件反射していたものが、コチラはその点では普通の感覚でいただける。(「台湾客家菜」がそうなのか/モダン女性厨師の力なのか…はわからないが)
 なので、素材の持ち味も、客菜菜独特の手法による魅力も、少なくとも我々にはとてもわかりやすい。
 ヨカタのことでした♪
人田
 この店は営業時間「~21時」となっていたし、ひょっとして…と想像していたのだが、「客のヒケ」時刻はかな~り早い。アララのラでアッという間に最後の客に…。(20時にはかなり寂しく20時半にはワシらだけ…くらいかな。土曜日)

 デザートのひと口仙草ゼリーは、お決まりらしいオマケ。オマケながら、仙草の香りがシッカリしてて上出来。

 「最後の客」だが追いたてられるとこはなく、ニコニコしている上に頼りになるオバサンがタクシーを呼んで「アンタたちどこまで帰るの?」の面倒までみてくれる。

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  杭州酒家  
  
杭州市上城区延安路205号 0571-87087123 www.hzjiujia.com

・
杭州酒家 2017年 1月 ☆☆☆

 *文思豆腐
 *西湖莼菜汤
 *铁斗牛蛙
 *虾爆鳝背
 *茄二法
 +千島湖啤酒
 +古越龙山6年

[AQ!]
 あらまラストディナーになってもうた。
 ダラダラ長居しているようでも、日にちはあっても足りないものである(^^;)。
 どうするね…鳩首会談…議論紛糾…やっぱり「杭州酒家」は行ってみたい気がします。
杭州酒家
 コンシェルジュに電話してもらうと、「予約は受けてないそうです」。
 行ってみるとする。
 湖滨地区のわかりやすい場所。この辺りは、外婆家・知味观湖滨总店など密集しているので、何かあっても安心。
 大規模店で飛び込めばまず受付、まあとにかく2人2人!だけアピールすれば「上へ行きたまへチミたち」。
 奥へ進む。進み過ぎると「1921餐厅」に突入してしまう…杭州酒家のセカンドかなあ。
 手前のエレベータに乗るのが正着…と誰かに教えてもらった。

 2階で案内される。
 比較的近年に改装してるのか、老舗なのだがちょいモダンちょいシットリな雰囲気。壁面の大画面では何かファッションショーみたいなビデオをやってて、イミフ(笑)。
 まずは千島湖啤酒でも頼むと、お茶はアッチで自助・ビールグラスも自助…みたいな説明。大衆店であるのはハズサない。

 菜単はここもマークシート方式・重量g入り(フォントが小さくて読めないが(^^;))。カラーイラストがポップで可愛い。内装もそうだが、老舗感よりアップトゥデイトな生きの良さ。
杭州酒家
西湖莼菜汤
 [最有名的杭州菜]…から。
 まあちょっと季節違いかなあ…で諦めてた莼菜だが、ここではオンリストしていたので注文。
 蓴菜と生姜の湯。シンプルな「まんま感」が横溢、魅力も溢れる。なかなか葉が大きい。

纹丝豆腐
 [随便吃吃的杭州菜]…から。
 名物らしいので頼むが、度肝を抜かれる(笑)。豆腐をごく細切りにしてとろみをつけたごく薄味のスープに泳がせた…だけ。髪菜みたいなんが、ちょびっとヒラヒラしてる。
 これも豆腐まんま感に満ち、なんともうんまいなあ♪
 それにしてもガストロ旅行に来て、なるほどの魅力に納得するひと皿が、3元(約50円)。笑うしかない(^^;)。こちらでは必注文。
杭州酒家
铁斗牛蛙
 [会唱歌的杭州菜]…から。
 あちこちの卓で鉄板をやっているので頼む。鉄板焼の牛蛙。卓上まで持って来て更に蓋して5分ほど、ドガチャカじゅわじゅわ…とやる。
 口にした時のアッパートーンの青唐辛子の爽やかさ、有効さ。蛙の味のストレートな旨味。
 全然煩くないし、ピュア。それでいてちゃんとコッテリはしてる(笑)。とってもいい蛙料理なのにはビックリ。
 古越龙山6年が進む。古越龙山も細かくグレイドがあって、6年500mlで30元。これが8年になると428mlで68元になる。見慣れてればそんなもんだろうけど、値段は随分違う。
杭州酒家
虾爆鳝背
 [最有名的杭州菜]…から。
 タウナギにももう一回ハロー、と。ここでも茶黒いタウナギに真っ白な海老。
 冷えるとヤバイ系に見えるのが、冷えてもまったく成立してる料理なのが、江南の年季。地味に、揚げるの上手い。

茄二法
 [最古老的杭州菜]…から。
 最古老的コーナーは説明がついてる。
 惟素油煟透、加咸魚秋油調味、則夏間亦頗可食。或煨干作脯、買盘中。
 茄子・咸魚・玉葱…のアンサンブルは、一人ひと鍋あってもいいくらい(笑)。
杭州酒家
 ううむ素晴らしい…。このポジの店(何と言ったらいいのか、ピーポーズヒーローつかみんなの人気店つか大衆の享楽つか)がこうなのか、凄いなあ。
 料理がみんな、こってりしててズンと踏み込んでいるのに、そのものの味がして、ハンナリすらしている。
 江南おそるべし。

 あと、どうしようもなく安い(笑)。纹丝豆腐の50円に至っては膝が笑うが、トータルも「金沙厅」「湖滨28」あたりの10分の1見当。今回のコレで171元…1人分にすると約1500円。


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  咬不得高祖生煎 (高银街店)  
  
杭州市高银街22-30号 0571-56131260

・
生煎 2016年12月 

 *鲜肉生煎
 *西湖牛肉羹
 +生姜紅棗茶

[AQ!]
 吴山広場から、河坊街の一本北の高银街に出て東進。
 この通りのこの辺りは、すんごい密度で料理店が並んでいる。
「うわ~、チャイナタウンかよ」って(?)(^^;)
 店の前に客引きが出てるとこが多い。まあ観光地っぽいかな。すごい数だが、「大众点评」なんかの評点の高い店は少ない。
生煎
 行く店は見当をつけてある。この昼は軽~く済ましたいのでファーストフード的なもの…で、焼き小籠包…「生煎包」の人気チェーン店。
 ま、Bグル探訪だ。
生煎
 高银街と中山中路の交差点に、堂々と建つ。
 入ってすぐのカウンターで注文と支払い…の模様。カウンター後ろパネルの品書をガン見して注文を決め、メモに書いて(^^;)、お願いする。
 受付レシートを握って席を探して座っていれば、オニーサンが持ってきてくれる。
 …くれるけど、西湖牛肉羹を何かの麺と間違えて持ってきてやんの(^^;)。旨そうだけど、アレ~何か変?…と見てたら「ごめ~ん、間違ったのココロ」と走ってきた。もう食ってたらどうしたんだろう?(^^;)

 生煎・牛肉羹は想定通りと言えばその通りで、ごくフツーにおいしー。
 ひとつ言えることは、生煎包は一面を焼いてるのでその面は固くシッカリしており、その為、噛みしめた時に小籠包より部分的に水圧が高くかかる。…で、ピューっと凄い勢いでスープが発射しやすい(^^;)。
 へべが「キャーっ」とか言ってスープ鉄砲してるので、注意して食べていたのだが、気をつけてても一回飛び出した。皆の衆もお気をつけあれ(^^;)。


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  城中 香格里拉中餐厅  CHENG ZHONG
  
杭州市长寿路6号 延安路杭州嘉里中心 (86 571) 8733 8888 www.shangri-la.com/cn/hangzhou/midtownshangrila/dining/restaurants/cheng-zhong

・
城中 2016年12月 ☆☆

 *茉莉花熏魲鱼
  Deep-fried perch with sweet sauce, Shanghai style
 *城中四美羹
  Water shield soup with mushroom, crab cream and fish
 *清炖鲜淮山狮子头
  Braised meatball with crab cream in broth
 *老台门陈酿煮花螺
  Boiled sea whelk in rice wine
 *獅峰龙井金汤鱈鱼
  Lion peak longjing tea flavored white cod in golden pumpkin soup
 +Housemade Craft beer

[AQ!]
 2016年最後の一食、だが、まだ決まっていないヽ( ´▽`)丿。
 事前に決めていなかったのは、「初めての土地で様子がわからん」「ごく少数の店を除いて早めの予約は要らなそう」という理由が大きい。
 日本からの予約は、「龙井草堂」「金沙厅」「湖滨28」の3軒のみ、であった。
 で、来てからわかったのは、「だいたい直前までに決めればよろしがな」(^^;)。
城中
 さてしかし、どうしよ~。
 有力候補は、「楼外楼」「城中」「杭州酒家」「知味观 味庄」「张生记」…。
 「様子がわからん」には、土地の様子と、あと「”新正月”の様子」がわからん、ということもあった。
 中国正月が大盛り上がりになる…のはわかってるとして、新正月はどーなん?…という。
 大晦日の今日は、昨日までとは段違いの「人出」だなというのが、昼間歩いた感じ。…もっとも、今日は土曜であるせいかもしれん。今年の年越しは同時に「週末」でもある。
 こっちの「“週末”の様子」も、実は、わからん。

 …とまあ、そんなこと言うて迷ってるのも、お店候補が事前情報収集的には「ドングリの背比べ」に感じられる程度にしか絞れてないから、なのである。
 結局行ってみにゃわからん、のなら、今日は多少なりと安パイ系にしようか。
 すなわち「ウチの宿から歩いて行けて」「ホテル経営高級店」である「城中」に行ってみましょうか、と相成った。

 「城中 香格里拉中餐厅」と言うくらいで、シャングリラホテルのレストランになる。ただし、シャングリラの杭州2軒目のホテル「ミッドタウン・シャングリラ」の方。
 昨年…かな、に「杭州嘉里中心」という都市型複合施設がオープンした。嘉里中心は中国中に展開している。その中に、というか隣接してシャングリラもオープンした。
 ウチのホテルのコンシェルジュに予約電話をかけてもらう。
城中
 嘉里中心は歩いて5分、さすがにビッとしているが、周囲はまだ工事中で迂回して入館。「城中」は2階。
 ん、スマートなエントランス…はいいのだが、悪い予感しかしない、人山の黒だかり状態wだ。すんごい人出だ。
 「城中」は入口に整理券発行機があって、予約の無い客はそれを引いて待つ。…のだが、「予約した者だが…」と言っても整理券を渡されてしまう。まあ待てばよいか…という気もしたが、もう少し英語で粘っていると、英語担当者が現れる。
「予約したんだけど…」「確認できない」「ウチのホテルが電話した筈…」「え、どこの?」「このホテル」
 まあそんな会話になったが、この“ホテル同士の仁義”は効いたようで、「すいませんコチラへどうぞ」と隣接するシャングリラのロビーに案内されて「いま用意いたしますのでおかけになってお待ちください」という解決になった。

 見た感じ、そして食べた感じも、この「城中」は「高級なカジュアル版」という余裕を漂わせた都会的な店。値段は張るが気楽だ。
 菜単はお洒落に、タブロイド新聞「城中食报」…という体裁で、一面ではシェフが微笑んでいる。

[へべ]
 入店の段でやや手間取ったけど、無事に入れてよかった♪
 高級ショッピングモール内にある、カジュアルな雰囲気の大規模店…の、大晦日サタデーナイトとあって、大にぎわい・大いそがしのご盛況。おぉ、見渡す限りのテーブルで人々がワイワイいいながら、なんか食べてて、壮観だわ~。
 立地もあってか、ポーション小さめの料理もやや多いようで、いろいろ食べられそうなのもイイね!
 と盛り上がりつつ、チェックシート型メニューに鉛筆で注文をまとめる。
城中
[AQ!]
 日々、杭州の水のようなビールの洗礼を浴びているが、コチラはこの施設内のブルワリーで作られる「クラフトビール」がある。乾杯!
 68元とお高いが、ピッチャーで来ておかわりも可能(?)なようだった。ビール自体はダークエール、後日再訪してわかったが「日替わり」っぽい。

茉莉花熏魲鱼
 ナスタチウム葉になんかの花…は、コチラらしいちょいモダン?

[へべ]
 まずは江南の名菜、熏鱼から。
 こちらの名乗りは上海風で、ジャスミン風味という軽いアレンジがこの店らしい。
 甘辛醤油味の揚げ魚で、見た目もまさにそうなのだが…食べてみると、その味の上品さに驚く。こんがりとした揚がり具合もいい。
 「砂糖醤油味の茶色い料理」や「甘酢あんかけ料理」って、調味料の強さに塗りつぶされたような味になりがちなのが苦手で、日頃あまり好んでは食べない。ところが杭州に来てみると、その手の料理がどれもこれも味のキレがよく、ヌケがよく、素材の味が生き生きと感じられる。
 これには日々驚きの連続で、この日の城中の熏鱼も、まさにそんな感じ。
城中
[AQ!]
城中四美羹
 店名を冠したミックススープ。
 四美…純菜・茸・蟹・魚団子、かな。

清炖鲜淮山狮子头
 やっぱり狮子头は食べないと!
 この料理は1人1鉢。狮子头とか东坡肉は、1人1つ…って感覚。

[へべ]
 クリアスープのライオンヘッド、よかったなー。
城中
[AQ!]
老台门陈酿煮花螺
 金沙厅でも人気メニューだったが食いそびれたので、コチラで。
 貝殻の見た目より身は小さめだが取り出しやすい。

獅峰龙井金汤鱈鱼
 これはモダン料理かなあ。獅峰ってホントかなあ。
 金汤…鮮やかな黄色は南瓜。龍井風味のヴェールで鱈をカバーしてるのがとても良い工夫、茶葉そのものも添えて。

 「城中」は、ビックリするほど凄い料理が出て来そう…な感じはしないが、とっても使いやすく気持ちイイ。お味の方も、重量級では無いかもしれないが、てにをはが合って満足度が高かった。

城中 2017年 1月 ☆☆

 *櫻花虾银鱼蒸胜瓜
  Steamed towel gourd with shrimps and silverfish
 *鲜蛤手撕盐卤豆腐
  Stewed tofu with salted meat, razer clam and bamboo shoots in soup
 *春蛋红烧肉
  Shanghai braised "hong shao" pork with quail egg
 *石锅宁波芋艿菜饭
  Ningbo begetable rice with salted pork in stone pot
 +Housemade Craft beer

[AQ!]
 杭州は近い。帰国便は16:10発。
 ゆっくり…とは言えないけど、十分に昼メシは食える。
 ま、そうは言っても、ホテル徒歩圏が便利・安心だわな~。となると浮ぶのは「城中」再訪。うん、そうしましょ。

 どうせ11時開店だべ…と行ってみると「オープンは11時半でんがな」。
 あらま。11時半に再度伺うとさっきのオネーサンが顔を覚えててくれて、最優先のご案内。この太いオネーサンはいろいろと優秀でした。
城中
[へべ]
 やっぱり使い勝手のいい店だなー、と再訪。
 この日の注文もそれぞれ結構で、次回またリピートしてもいいぞ感あふれる面々だったかも。

櫻花虾银鱼蒸胜瓜
 「towel gourdってヘチマかなぁ?」「んじゃね」「頼んでみっか」ということで。やっぱりヘチマだった! 味出し担当は白魚とチビ干しエビという、いい仕立て。

[AQ!]
 白魚と目があった(笑)…いい奴だと思う。立派なサイズの白魚。
 頼んで良かった 他卓にも案外、出てた。
城中
鲜蛤手撕盐卤豆腐
 ちょっと不思議感触の豆腐は、どこか臭豆腐料理のライト版っぽさがある。アサリとハム出汁もウルトライトで「品格ある下品」。わりと、当店人気の一品。

春蛋红烧肉
 紅焼はモダンなプレゼンで微笑ましい。ここにくる時には必須…でもいい、まとまりある皿。

[へべ]
 红烧肉は、肉も玉子もおひとり様・一口量ずつのちっちゃなセット。玉子のプチ鳥の巣仕立ても、見てかわいく、食べてまたよし。これは利便♪
城中
石锅宁波芋艿菜饭
 タマにはシメも頼んでみよっか、いいだけ食べればいいし…と言って注文した筈の寧波風石鍋ごはんが…みるみる胃の腑へ消えていく(笑)。
 なんでこんなに食べちゃったんだか、と呆れるくらいイケてしまう、絶妙な塩梅。

[AQ!]
 寧波風。到着した土鍋メシの「見た目判断」の倍は瞬時に食える(笑)。腊肉のカット・サイズ・分量も素晴らしい。びみょーなバランスの漬物・青菜は、「呼吸をするように食える飯」の秘訣w。

 脹れたお腹を抱えて、今日も暖かい杭州の街にバイナラする。


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  缙云仙都烧饼  
  
杭州市龙游路59号 0571-85555156

・
焼餅 2017年 1月 ☆

 *葱油饼

[AQ!]
 ウチのホテルの裏手、武林夜市の近くの烧饼の店。
 店頭で、干菜饼・葱油饼・五花肉饼・痩肉饼・ソーセージを焼き、豆漿も売る。
 イートインではフツーに、麺飯などもある。

「葱油饼ちょーだい」
「ほい、ちょい待ち」
 で焼いてくれる。
 隣のオバチャンが頼んだのは焼き置きがあったようですぐ渡されるのだが、
オバチャン「ワタシにも新しいの焼いてよ」
店のオジチャン「ダメダメ」
 …みたいな問答をしてるw。
 店の名前入りの袋に入れてくれる(支店一軒アリ)。
 アツアツアツ、はぐッ!…うまあ~♪
 さすが焼き立て、サクパリにちょいフワ。葱の香りのシンプルな誘惑。これぞストリートフード。


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  金沙厅  Jin Sha
  
杭州市灵隐路5号杭州西子湖四季酒店 86(571)8829-8888 www.fourseasons.com/zh/hangzhou/dining/restaurants/jin_sha

・
金沙庁 2016年12月 ☆☆☆

 *アミューズ
 *凉拌石笋干
  Dried Bamboo Shoots
 *金牌扣肉
  Pyramid Braised Soy Pork and Bamboo Shoots Served with Pumpkin Bun
 *绍酒姜汁鲜鲍焖稻田鸭
  Braised duck with fresh abalone in ginger wine sauce
 *黄焖雪菌,碧绿豆腐
  Braised Homemade Bean Curd with Enoki Mushrooms in Golden Broth
 *二十年陈皮红豆沙
  Red Bean Paste with Twenty Years Dried Orange Peel
 *龙井炖奶
  Sweetened Almond Milk with Egg White Longjing Cream Pudding
 *古越龙山10年

金沙庁 [AQ!]
 今宵は「金沙厅」である。
 ぶっちゃけで言えば、この旅の目的。というか、この旅の動機。
 ちゃちゃっと概略を見れば、フォーシーズンス(杭州西子湖四季酒店)のメインダイニングで、杭州レストランの現在のエース的存在。La Listeなどのランキングで杭州の最上位となり、中国全体でも注目される存在。
 …という訳で、世界の関心もアップ途上で、実のところボクら的にはパリ方面から「いま凄いんですよ、行かないんすか~♪」的な噂が流れてきて…というか浴びせかけられて、杭州の地に降り立ったという話なのである(^^;)。
金沙庁
 高級酒店が立ち並ぶ西湖周辺だが、四季酒店は飛び抜けてハイグレード。金沙厅の予約はネットで取れる。
 立地は西湖の西北端で、曲院风荷や杭州植物园のある方面。ここはバスで簡単に行ける。
 「植物园(玉泉)」バス停を降りると、目の前にある。…というか目の前に最初の門があるからずんずん進む(^^;)。
 重々しくも飄々と建つ。低層だ。
 ロビー、「金沙厅はアチラ」の矢印に従う。
 ず~っと長く続く廊下、突き当たりを曲がる。と、ず~っと長く続く廊下。…を突き当たり、曲がると…。
 (^^;)
 いやあ、ロビーから5分くらい歩くかしらん。玄関からこれだけ距離があるレストランも珍しい(笑)。まあ、低層建築とはそういうものか。
 まあ、廊下酔いする頃には、「金沙厅」の看板に行き当たる。館内は静かだが、こちらは適度にさんざめいている。ほど良い80席程度。
金沙庁
[へべ]
 いやー、あの廊下の長さには驚いた。やんごとなきお客様は輿にでも乗っていくのかしらん(笑)

 落ち着いた照明、高い天井を仰ぎ見れば、中華風シャンデリア(とでも言おうか)。案内されたあたりの席は一人・二人客が多いからか、ゆったりと落ち着くソファに低めの卓と、どことなく高級ラウンジ調のつくりになっている。

●アミューズ
 青島啤酒のお供は、小さな揚げワンタン。香辛料をきかせた具に、清浄歓喜団風のたたずまいがちょっとしゃれていて、後の注文とも重ならない巧みな選球。
金沙庁
[AQ!]
 青島で乾杯、菜単を眺める。コチラはすべてアラカルト。
 ビールのアテにアミューズが届く。茶巾しぼり型の揚げ点心で、中身は豚・米。見た目が、亀屋清永の清浄歓喜団によく似てるw。

 さて、注文の段。
「前菜に凉拌石笋干と“ピラミッド”(金牌扣肉)でしょ…」
 とここは良かったのだが、
「と、乾隆鱼头…」
「いやいや、それ無理。2人じゃ無理、こ~んなにデカい。2人なら前菜とピラミッド行ったら、後は普通サイズの主菜1つで取りあえずOKです」
「あ、ありゃ、そうなの~、、、(^^;)」
金沙庁  どうも全体に大きいらしい。
 …というか、実は金沙厅の菜単にも「ひと皿の重量グラム数」は入っているのだが、まだグラム数を見て量を考えるのに慣れていなかったのだ(^^;)。この次の店辺りから、グラム数欄をよく見るようになった。
 たしかに後で乾隆鱼头を見ると、魚頭だけで「1.5kg」との記載。
「じゃ、绍酒姜汁鲜鲍焖稻田鸭を…」
 これは通った。実は、この3つ+魚を1尾…行くつもりだったのだが(^^;)、魚はカット。

凉拌石笋干
 石笋干120g
 単純な石笋干の凉拌だが、なんとも典雅にうまい。
 …が、更に古越龙山10年といくとパアッと宙空に放たれていく。ん〜、江南全体に言えるが、やっぱ「呑む」と詩情倍加する料理だよなあ。
 ところで、この酒がこちらでは最も安価なのだが、それでも「現地ってすげ~」と思えるくらい艶やかで滑らか。さすがに江南で呑む紹興酒はうんまい。
 で、えーと、お大尽にはこちらは「50年」もございます。15800元(500ml:約26万円)だそう。

[へべ]
 薄く細切りにした干し筍の和え物が、なんともたおやか、嫋々とした味わいで、仙女の衣の細いひらひら(ところで何というのだろう、アレって)のような。
 ここで古越龙山を一口含むと、ぱぁーっと口中に仙界がひらける。
金沙庁
[AQ!]
金牌扣肉
 五花肉200g、笋干150g、菜心150g
 「ピハミッド!」…と昔のフランスの昼の番組タイトル調に叫びたくなる、ピラミッド。
 杭州行きの下調べをするまでほとんど意識してなかった料理だが、現在、と~ってもポピュラーな「贅沢ご馳走」。料理ジャンル的には、东坡肉や紅焼肉系統の肉料理とバッティングするが、ガストロな餐厅では、ほとんど金牌扣肉が頼まれている…と言って過言でないほど。
 そんな訳で概略知識はあったのだが、どーん!と現れてみると、たしかに「ハレ」だわ、これ♪ 卓上に金字塔が建つw。
 いい存在感、いいデザイン。
 ウチのテーブル担当サービスの眼鏡女子(将棋女流の貞升さん似w、親切)がピラミッドを少し崩して食べ方指導をしてくれる。…それでわかる四角錐の構造を見て「ややや!?、こうなってたか!」、ひと驚き・ひと盛り上がりするのであったが、まあその話は多少のネタばらしも含むのでここには書かない(笑)。
 食べ方そのものは単純で、南瓜パンに肉とその下の煮た笋干を乗せて包んで、パクつく。
 はぐはぐはぐ、うみゃ~♪ ど真ん中だっちゃ!
 豚バラ極致、それから「この南瓜Bunの相性の良さは凄い」とへべ激賞。
 また、口直しの菜心が、たまんなく上出来。この味だとわかってんなら単独でも頼みたいくらい。
 …後日談になるがこの旅の「金牌扣肉」注文はこれ一回だけ。だが、行った高級店全てで「姿はお見かけした」。ま、見た目だけの話になりますが(^^;)、「ジュルジュル感」が涎を呼ぶ度合…は、金沙厅のが最強クラス(笑)。
金沙庁
绍酒姜汁鲜鲍焖稻田鸭
 六头鮑4粒、草鴨300g
 いやいやいや、どーん!とか、どっかん!!…という擬音はこっちに取っておかねばいけなかったかw。
 ぬわんですかコレは…という迫力の土鍋煮込み。
 「稻田鸭」はアイガモ農法の鴨、かなあ。それと、フレッシュの六頭の鮑。煮汁は绍酒姜汁…ま、紹興酒と生姜汁ですかね、それと鮑の肝。
 なんか鮑と鴨…、ゴジラ対キングギドラみたいな対決で、怪しげな閃光が飛び交ってるみたいな魔味。深みに連れ込まれる。
 …とは言え、ある種のピュアさがありアセゾネにキツさは無いので、2人にひと鍋あるのだが、スルスルと消えて行く(笑)。
 でかい鮑が4つ…ですよ♪ と見れば、やはり金沙厅の最適解は4人なのかなあ、とも思う。この倍の種類が食べられる計算だからねー。まあしかし、1人2つあると半端ない満足感で、コレもまたよろしいなあ。
 今は亡き「シェフス」の王さんは口癖のように「中国料理はある程度ちゃんとした量を作ってある程度ちゃんとした量を食べるのが絶対です」と言ってらしたそうだしなあ♪
金沙庁
「さて、どんな具合で?」
「まだ食べるよ~ん」
 で、会議。
 魚・野菜・豆腐・麺・飯…、分厚い菜単を行きつ戻りつするのだが、
「このHomemade Bean Curdは賞味したいかねえ」
 で、取りあえず注文。
「こちらは1人1皿となります」
「了解♪」

黄焖雪菌,碧绿豆腐
 自制豆腐80g、白玉菇5g
 「黄焖雪菌,碧绿豆腐」…綺麗な字面だなあ、詩文のよう。
 黄橙色の池。緑の橋(アスパラのハーフカット)。茶色の立方体。白いチョンマゲ(太エノキのアタマ)。
 妖しげに、抜群に美味い。
 立方体の豆腐本体は、揚げ出し豆腐のような具合なのだが、サクパリに揚がった表面は極薄の衣。しみじみとした豆腐の風味が、さすがに自制?
 黄色いソースというかスープは、上湯にとろみ付け…系で、品良い香り。
金沙庁
「さて?」
 ん~、腹具合で言うと「明日が帰国日なら、もう一皿+〆」って感じなのだが、「味の着地がまとまったねえ…」という気持ちが強く、
「デザートに参ります」

「…はい、コチラです。本日はオーガニック・ハニー・アイスが品切れなんで、その関連は無いです」
 それでも10種以上ある中から、
二十年陈皮红豆沙
 20年モノの陳皮に魅かれて、ホンダオサ。…いや中国語だとホントウシャ、かな。本当さ♪
 凄い。紅豆そのものの味って感じなのにめちゃウマイ。陳皮の香りが玄妙。
 割りと好きで、さんざ食ったけどいちばん好きな一つかも。「20年」の効きは想像以上。
金沙庁
龙井炖奶
 えと最初、楊枝甘露を頼んだのだが、
「マダムはそれだったらコチラの方が断然オススメなんだけど…」
 ということで推挙の龍井プディングに。
 見事に「これぞ甜品の良さ」…で、蕩ける。

 デザートも美味。
 なんか見事に起承転結整って、よく出来た講談を一本聞いたような心地でござる。

 隣では、若いカップルがどっかのケーキを持ち込んで切ってもらってる。
 まあ、お寛ぎの富裕中国人が多い。
 思った以上に、白人・日韓人はいないなあ。
 杭州人/遠来中国人観光客の比率は、…修行が足りなくて、見てもわからん(^^;)。


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  知味观 (凤起店)  
  
杭州市凤起路风情港美食街内 0571-56758052 www.zhiweiguan.com.cn

・
知味観 2017年 1月 

 *猫耳朵
 *虾肉馄饨
 +西湖緑雨

[AQ!]
 缙云仙都烧饼の葱油饼をパクつきながらフラフラ…。
 あと、何を食おうかな…。
知味観  风情港美食街に「知味观」の看板が見える(市内に数十軒の支店がある)。
 元々は点心の店だ…「そうだ、猫耳を食おう!」

 ひと通りの杭州料理は揃う食堂なのだが、猫耳朵とワンタンを頼むという、名物しらみつぶし作戦(^^;)。
 念願の猫耳に出会う。中華オレキエッティだ。
 馄饨の皮はプルっとしてなかなかの魅力。


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  陈八两面馆  
  
杭州市惠民路5-7号 18677799035

・
陳八 2017年 1月 

 *雪菜肉丝面
 *老酸菜牛肉面

[AQ!]
 南宋御街(中山中路)散歩のついでの軽昼食、ネットでざっと人気店を調べて。
 惠民路に折れて、すぐ。
 小ぎれいな店で空席もあり、ラクだった。
 入店すぐのカウンターで注文・支払。
陳八
 見た目は漬物の乗った味噌ラーメンw。
 味はとても穏やか。さっぱりして塩気も薄い。
 奎元馆の麺を「ラーメンとうどんの中間」と言ったが、コチラのは「ほとんどウドン」(笑)。或いは、きしめん。へな~。
 奎元馆もそうだったが、全体に何とも、おっとりしてる。
 日本のラーメンって、ともすれば、旨いダロ旨いダロどうだざまーミロ…という旨味ゴリ押し攻撃してくる感じがやや鬱陶しかったりしがちなのだが、そういう意味では、好ましい(笑)。
 注文した2品では、酸菜がうまく機能してる老酸菜牛肉面が美味しい。


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  天香楼大酒店
  
杭州市延安路447号浙江饭店2-3楼 0571-87076789

・
天香楼 2016年12月 ☆☆

 *山椒云耳
 *东坡肉
 *龙井虾仁
 *宋嫂鱼羹
 +西湖緑雨
 +古越龙山三年

[AQ!]
 夕方、ホテルにチェックイン、の杭州初日。
 さて、初ディナーだ。
 着いてみると、特に条件・体調の問題もなくどうしよっか…だが、まあまずは徒歩圏内で行ってみるか、と。
 ホテルは凤起路のそこそこ賑やかなエリアなので、候補は潤沢だ。
 その中から、徒歩5分と思しき一軒の老舗「天香楼」に狙いを絞る。(実際、皿に「-1927-」と記されていた。100年老店目前)
天香楼
 コンシェルジェ白人姐さんに「予約してケロ」と頼むと、うろちょろしてる中国人青年チャールズ君に実行役が回る。電話、「席ハ、アルヨウデス」…みたいなこと。
 支度して再度ロビーに下りてくると、チャールズ君「こちらです」と玄関へ。道の方向でも示して送り出してくれるんか…と思っていると、ずんずん先導して歩いてく。出た道の角も曲がって…。
 あれま、お店まで連れて行ってくれるらしい(^^;)。それはどうもありがとう♪
 いつから働いてんの、とか、トモダチは東京でホテルマンしてます、とか話しながら2ブロック、浙江饭店に着く。その2階が「天香楼」。

 チャールズ君は1階受付と軽く言葉を交わし2階、そこでもホニャララと言葉を飛ばして食堂へ。「どの席がいい?」…って結局、着席まで仕切ってくれたのでありました。いやあ、篤いサービスというか、手厚い人民数を誇るサービスというか(笑)。ありがとう♪

 食堂は6,7割の入り。
 お茶と菜単と鉛筆。こちらの菜単はマークシート方式で注文したいモノに印をつければよい。うん、それはこっちもラクだ。
天香楼
 後日談:…と思って数日過ごすと、杭州ではアチコチの店でマークシート菜単なのであった。まあ、間違いが少ないしね~。
 それと、この時には特に意識しなかったのだけど、品名の下に主要イングレディエンツとそのグラム数が書かれている。これも多くの店で同様。考えてみれば実に有用で、肉や魚がひと皿何グラムであるのかを確認しながら、全体の注文像を組み立てられる。日本でもやればいいじゃん…的に便利。

 注文は“杭州名菜”を初っ端からどっかんどっかん行く…のがメインテーマ。こちらは老舗だし。

山椒云耳
 小野木耳100g・野山椒20g
 山椒風味キクラゲ。これは他を決めてから、前菜っぽいモノ…で探した一品。
 「案外大当たり(笑)」。木耳自体もとても良い。

东坡肉
 五花条肉125g
 そりゃイキます、杭州にてトンポーロー。
 おお本場だ。ホンモノだ。旨い♪
 肉・脂の豚全体像がフワッとおんどれらを襲う & アセゾネ的には案外サッパリと爽やか。この辺り、心の江南手帖にメモ…って感じ。
 余談だが、蘇東坡って地元の人かと思ったら、出身は蜀なんですなー。
天香楼
龙井虾仁
 河虾仁300g・茶叶少許
 ボクら楽しみにして来た、好きな江南料理。
 本場だから川エビ♪ やっぱ河虾仁だよなあ!…って、やっぱ思う(^^;)。
 茶葉は少ないようだが、これはこのくらいが定式らしい。あくまで風流な茶の香りで淡淡といただく品の良いひと皿。
 …ああ、考えてみると、海エビで作るなら茶葉もごっちゃり行った方が合いそうだなあ。

宋嫂鱼羹
 桂魚100g・火腿丝・香菇丝・笋丝
 有名料理だけど、日本だとあまり見ないか。淡水魚だし。
 これはひと口、「うん、こんなもんかな」感。スープが俗っぽ目で、まあ化調もかな。…とか言う割にそこそこ食ってしまった。やっぱコアの部分が外れてない…というか、よくわかってる味なのね。

 食事の最後あたりになると、厨房からダウンを羽織った料理人がチラホラ帰って行く。「え、そんな時間?」と見るとまだ20時半前。
 全体に、夕食時間は早めのようだ。メシの速いヒトが多く、客席もまばらに。…とは言っても、カンケーなく延々とカンペーカンペーと酒杯を酌み交わす卓もあり。
 スタッフは自分のシゴトが終わると、さっさとお片づけ・さっさとご帰還、という傾向もアリ。


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  湖滨28餐厅   
  
杭州市湖滨路28号 +86 571 8779 hangzhou.regency.hyatt.com/zh-Hans/hotel/dining/28HuBinRoad.html

・
2017年 1月 ☆☆☆

 *醤香一口脆
  pickled radish, sesame oil
 *龙井河虾仁
  wok-fried traditional style "longjing" shrimps
 *清汤菜胆炖辽参
  double-boiled liaoning sea cucumber soup, baby cabbage
 *西湖醋鱼 (笋壳鱼)
  poached marble goby, sweet vinegar sauce
 *龙井提拉米苏配绿茶冰淇淋
  longjing tea tiramisu, green tea ice cream
 *酒酿紫薯汤圓
  sweetened fermented rice soup, purple sweet potato dumplings
 +塔牌10年

28
[AQ!]
 湖滨28…これは住所でもあるが、ハイアットの中餐厅の名前である。
 わりと以前から名前が売れている店で、サンペリ・アジアベストにも初年度2013年に25位で登場している。

 元旦は中国でも祝日で、今年は日曜でもある。
 具合の読めない日なので、逆に、手堅い予約が入るとこに入れてしまった方が安心か…と湖滨28にリクエスト。予約を確保した。ネットからで簡便。

 湖滨地区は西湖べりでも賑やかなエリア。
 バス停3つくらい行ったとこ。夕方までバスが大混みだったんでどうかと思って「钱塘门外」バス停で待ったのだけど、うわあ、西湖を巡って来る路線は未だに超満員。これをパスして、でもそうじゃない路線は…と見ると、こちらは冷静。
 ハイアットのすぐ裏の「东坡路平海路口」から正面に回る。
 …と、何やら女性の演説。で、人混み。年越しはやっぱ騒がしいな(^^;)。
 規制がかかって、目の前のハイアットになかなか入れないのだが、回り込む。

 湖滨28は1階のわかりやすい位置。
 にーはお、予約のイシイだが…
「にーはお、あーこれですね、ア、ア、アレコイシー?」…まあ、Akira Ishiiの発音は中国人的に無理ゲー(笑)。とは言え、万事なかなかスムーズな店だ。
28
[へべ]
 陰影のある照明、ほどよく視線を遮る柱や段差などもあって落ち着いた雰囲気の店内。ちょっと酒蔵っぽいオブジェなどを配してあったりして、今回訪れた中では一番「現代的でしゃれたレストラン」だったかも。

 メニュー検討がまた楽しい。順に読んでいくと、それぞれにおいしそうで、いつまでも眺めていたくなる(というか、目移りしてなかなか決めかねる)。今回は杭州名菜を主軸に攻めようと思っていたから良かったものの、そうでなければ取っ散らかってしまいそうな…。

[AQ!]
 菜単の構成はフォーシーズンス金沙厅によく似てる。コース無しのアラカルト・分厚い・重量表示アリ・季節品書は別頁・たいへん悩ましい…。
 前菜は大根でいっか。龍井エビはそろそろもう一回食いたい。
 今日はいよいよ「西湖醋鱼」の日、と、これは心づもりだった。コチラでは魚を選べるが、やっぱまずは本場で草魚でしょ…とお願いすると「売切れです」とのこと。
 杭州で見てると、マヂに西湖醋鱼って売れるのである。ホント、みんな頼む。で、週末で新年である。これは文字通りの売切れであるっぽい。笋壳鱼の方でお願いする。

 紹興酒は数社、コチラはわりと「塔牌」を重んじているようで、その10年。
 そうそう、コチラに限らず各店、紹興酒を頼むとウヤウヤしく箱ごと持ってきて、箱からとりい出しましたる所の…という儀から始まる。まあ、インチキの多い国での信頼の証しである(^^;)。
 この塔牌がまた!…と、この土地に降り立ってから酔仙は機嫌がいいぞ(^^;)。重みと伝統のある作りから、ホワンと幻が見える。(現地、うめ~)
28
醤香一口脆
 おお何だこの、会津栄螺堂みたいな組み上げw。杭州的には宝石山かw。コミの修行かw。
 大根に胡麻油の香りのバランスよろし。

[へべ]
 この日は主菜に魚をどんと行くつもりで軽い前菜を物色していて、そうだ、杭州の人たちがどうも好きらしい酱萝卜でも、と。
 高級店らしく整然とカットされて優美に盛り付けられて登場するが、要は「おしんこポリポリつまみながらビールでもやりまっか」的な一品。でありながら清く品良く、胡麻油の風味がもう一切れ、と箸を誘う。
 食材名に夢の字が入ってるのも、なんだかおもしろい。メニューの文字面で、この「萝卜」って独特の見え具合(案外よく載っている)で、一瞬ホワンとした夢見心地にさせられる。

[AQ!]
 主菜的な皿は「せーのどん」…というのは文化なのか、前菜の大根の後、けっこーな間があるのだが、主菜はほぼ一斉に到着する。
 タイ辺りでもその傾向はあるなあ。
 日本人的にはワンバイワンでいいのだが。
28
龙井河虾仁
 天香楼に次いで2回目。
 川海老は身が小さく、揃っていて、繊細。さすがはアッパーな店。好きな料理。

[へべ]
 なんと可憐な!
 龍井茶の香りをまとって現れたのは、白く咲きこぼれる花のような小さい川エビ。目に優しく、繊細な味わいで、川エビならではの世界を感じる。

清汤菜胆炖辽参
 ナマコと娃々菜のスープ、頼んでよかった!
 心地よい磯の香りのナマコに、娃々菜がしみじみと寄り添い、金華火腿が出しゃばらず、かつ頼もしく支えてくれる。至福の一碗。

28 [AQ!]
 スープ的な枠からの選択も迷いに迷ったが、ま、ナマコ好きなんです♪
 「liaoning sea cucumber」…とある。liaoningは遼寧省、か。
 逸品。極めて品の良い仕上がりに、ナマコの食感・触感が映える映える。娃娃菜がまた極悪にユルフワトロ。杭州の高級店の上湯は綺麗だなあ。

西湖醋鱼 (笋壳鱼)
 うわ~、美しい。目の前に届いてみると、美しい。
 ひと口いってみる。!!!…2人で気絶。なんだこりゃあ、、、ヽ(^~^;)ノ
 天女の微笑み、、、
 甘酢系の仕立てがこんなに清く品良く美味必淡であるとは、杭州には間違ったジョーシキの殻を蹴破られますた。
 また、やっぱ、笋壳鱼が素晴らしい(多分)。草魚の倍額近いのではあるが(^^;)。
 大鯊…みたいな魚のようで、極上の鯊の天麩羅を食べた時のような、フルっとしてかつ絹のような身質に透明な脂…といった感触がある。
 そうそう、甘酢ソースの鮮やかさには、立川龍福園時代の孫成順さんの薔薇ソースの魚をちょいと思い出した。
28
[へべ]
 草魚よりは小ぶりな筈の笋壳鱼(ハゼ亜目カワアナゴ科の淡水魚だそうです)ながら、ドドンと登場。
 つややかで、深くて、クリア。きれいな酸と抑えた甘みが舌に届けるのは、魚そのものの味。杭州の真髄に触れた気がする…などとワイワイ言いながら食べ進み、はっと気づくと皿の上はきれいさっぱり、中国でのお食事マナーとしては恥ずかしいありさまに (^^;)

酒酿紫薯汤圓
 紫芋でつくった湯円を酒醸で。注文後お時間いただきます、というデザートなのだが、これは待つ価値あり♪

28 [AQ!]
 甜品も抜かりなし。
 チューニャンの美味しい酒酿紫薯汤圓は、所要25分。

 いやあ、サンペリベストなんかに出てるから変な料理でも出てくるのか(笑)と思ってたら、大マトモ店にて、大満足♪

 宿近くまで帰ると、交差点でオッサンが「妻が病気です」と書いた紙を置いて二胡を弾いている。
 昼の二胡の数倍上手だったので、元日のお布施。


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  奎元馆 (解放路总店)  
  
杭州市解放路154号 0571-87029012

・
奎元館 2016年12月 ☆

 *榄菜刀豆
 *片儿川
 *虾爆鳝面
 +雪花純生

[AQ!]
 昼がゴチソウだったので夜は軽めに。
 とはいえ、短期間の初訪問地ゆえ、「キーワード」はどっかんどっかん攻める所存である(^^;)。
 今晩は、「奎元馆」で「片儿川」と「虾爆鳝面」を食べよ~♪
奎元館
奎元馆:杭州が、江南が誇る老舗ラーメン店…らしい。創業は1867年と言う。「江南麺王」!…(まあこの名は、老舗の麺店はみな名乗るようだが)
 「到杭州不吃奎元館的麵,等於沒有遊過杭州」(奎元馆に行かなきゃ、杭州に行ったことにはならんぜよw)ですと。

片儿川:何とも言えない字面の言葉だが、杭州ラーメンである。へぇ…。でふ先生の著によると「薄切りで煮た」的な意で、儿も川も杭州方言らしい。たしかに地元ポピュラーで、市内いたる所で「片儿川」の看板を見かける。

虾爆鳝面:こちらも名物だが、こっちは字面でわかる通り、海老と田ウナギの麺。
奎元館
 …という連中を退治に行く(笑)。

 お店は解放路と中山中路の交差点にあるようだ。
 49番のバスで「官巷口」へ。降りてすぐみつかる。歩道橋がエスカレータでラク(^^;)。
 大きい店で1.2階あるのだが、1階はファーストフード風にセルフらしいのでずんずん2階へ。
 階段踊り場に巨大な「江南麺王」の看板。

 2階正面は受付だが、なんかまあテキトーに…という雰囲気なので、テキトーに食堂に入り着席。
 菜単は写真入りでわかりやすい。「お店の歴史」やら「奎元馆を愛した人々の今昔」みたいなページもあって、老舗感横溢。
 ま、食うモノはあらかた決めてきたけど、サイドオーダーには榄菜刀豆を。
奎元館
 で、注文! …となったら、オバチャンが何か、がーがー言う。「えーとわかりましぇん(^^;)」と首をかしげてたら、オバチャンたちが4人くらい寄ってくる。“おー、誰か英語出来るのを連れてきたか”…と思ったら、4倍のパワーで中国語が浴びせかけられるのであった(^^;)。
 まあ、杭州旅行を終えた経験で言えば、大したことは聞かれてはいない(^^;)。「ビールは冷たいのがいいのか?」とかそんな。それと、大体どこでもこの調子なんだが、親切というか面倒見で聞いてくれてるんで、嫌な感じはしない。まあ、有り難い、のだが、わからないヽ(^~^;)ノ。
 ま、麺の店らしく、「バリかた・こってり・のっけの大…」的な注文は出来るらしい。

 啤酒はローカルビールではポピュラーな「雪花」。…度肝を抜かれるほど、薄い(笑)。ローコーな啤酒はみんな、えれえ薄いのであった。2人で500mlくらい呑んでも、「今の、アルコール入ってた?」って感じ。まあビールと思うと頼りないのだが、食中ドリンクとしては「コレはコレで」だ。

榄菜刀豆
 ダイス形というか短いカット。橄榄菜と挽肉の、安心感あるツマミ。
奎元館
片儿川
 肉片50g・笋片25g・雪菜25g
 確かに「片」だ。
 土地のオーソドックス…という雰囲気。良く言えば、はんなり・まったり・さっぱり…としたタッチ。
 良く言わなくとも、食い飽きないタイプ、スルスルだなあ。
 麺はラーメンとウドンの中間みたいな軟い太麺、スープは油が浮いてるけどあっさり。地元民は、卓上の塩・酢・辣油…でガンガン調味するヒトが多そうだが、初対面的にはノーマルでけっこうイケる。
 さすがにお安く、15元(280円)。

虾爆鳝面
 熟鳝鱼100g・虾仁30g・洋葱、蒜苗共50g
 黄金のデイリーな片儿川に比べると、「お、ウマイ」とアタック・刺激感がある食べ心地。スープ美味。
 タウナギを揚げて豚スープで煮込、その汁で麺を茹で、川エビを乗せる。揚げタウナギの黒っぽさとエビの白さの色彩対比が、恐らく愛でられているのだろう。
 アタック・刺激感…はその通りだが、「文字情報から想像するよりは」「まろやか」。

 …で、お勘定マイタンをお願いしたら、伝票を持ってきたオバチャンがまた他のオバチャン集めて、わーわー盛り上がっている。
 え、まだ何か、あんの?…、と様子をうかがうと、(多分、なのだが)上記のウチの注文って、「28+45+15+12」元=100元ピッタシ!…なのであった。
 そ、それでどうも、お盛り上がりのようなのだが、、、ヽ(^~^;)ノ


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  龙井菜馆  
  
杭州市龙井村1号 0571-87964286

・
龍井菜館 2016年12月 ☆☆☆

 *韭菜春笋
 *野葱干蒸野生鰻
 +雪花純生

[AQ!]
 今日は龍井問茶へ行ってみる。
 27番バスで「龙井茶室」下車。
 「お茶の客引きに囲まれる」という話も聞いていた(^^;)が、オバチャンが1人だけ「お茶いらん?」と来た。
「今はいらん」
 バス停の目の前に「龍井問茶」の石碑や門が建っている。…が、まずは、昼メシ。

 これもバス停目前に数段の石段があり、上がったところが「龙井菜館」。
 こちらにする。
 即興で決めた訳ではなく、便利のいいとこにあって・大众点评で高評価…というアタリはつけてきた。
 12時半…とジャスト昼メシ時になってしまったので、満席の盛況。「外のテラスなら空席あるわよ」という感じだったのだが「中がいいです」と待たせてもらう。
 15分待ち、くらいだったかな。

 だいぶ慣れてきた薄っいビールで献立会議。
 菜単自体は、ほとんどの品に写真が入って見やすい。
 半数以上(?)の卓で頼まれているのが名物の野生大桂魚鍋なのだが、まあソレに乗ってみるのもアリなのだろうが、「桂魚が1kg以上で蟹が3匹に魚団子に…」という仕立てで、ちょっとトゥマッチ感が…。
龍井菜館
[へべ]
 うわー、どれ頼もう…と、メニューの上で目を右往左往させていると、ふとした拍子に「野生鰻」の3文字が飛び込んできた。
 むむむ、ここで鰻はノーマーク…だけど淡水魚が得意技ならこれもアリかしらん、というか、この「鰻を蒸しで」というのが妙に気になる。
 これ、どうかなぁ、と、しばし額を寄せ合って相談する。

[AQ!]
 一応、西湖醋鱼などと並んで「杭州名菜」のコーナーに入っているのも頼もしい。
 注文。
 オネーサンが「ふんちゃら?」と言っているのは、160元/斤とあるように「鰻の重さで値段変わるけどよろし?」ということのよう。
 よろしよろし…と通すと、数分後また現れて、「1.2斤だったわよ。192元でいいわね?」のご確認。なかなか丁寧なのである。
 まあ何かと強烈な文句をつける人民も多い(?)のか、杭州では、おしなべて段取り・確認は丁寧だ。
龍井菜館
[へべ]
 鰻がキター!
 ぶつ切り一歩手前に深く包丁を入れ、漬物や葱生姜とともに蒸し上げてある。パァッと白い身が花開いたようで、散らした漬物とのコントラストも美しい。尾までついた一尾が、ぐるりと「の」の字にとぐろを巻いている。
 こんな鰻料理は初めて…と、ワクワクしながら取りかかる。
 こ、これはお見事!
 鮮やかなお手並みと言いたくなる、ちょうどぴったりの蒸し加減。白く清く力強くもたおやかな身肉はもちろん、皮もまた旨い。
 いやーこんなものに出会うとは、大陸はおそろしい。

 何か野菜でもう一皿、と頼んだ筍炒めも、たっぷりの韮が強い相性でおもしろく、薄いビールを飲みながら二皿の間を行ったり来たりするうちに、みるみる鰻が消えていく…。

[AQ!]
 1.2斤は600gか、尾頭付き野生鰻。皮一枚繋がっているぶつ切りを、ぐるりと巻いて漬物(野葱干)蒸し。
 素晴らしい。これぞ旨い魚の調理法!…って料理じゃあ~りませんか。プルプルしっとりの身肉にひたすら魅せられる。
 野葱干のアクセント起伏ある塩。皮も美味い。臭みを消して香りを立たせる絶妙の相性。さすがに手慣れた蒸しのピッタリさ。絹のような脂感。

 へべは「ランブロワジーのバールのような(強い美しさの)オーラがある」と呟く。
 龍井の、まあ観光レストランか?くらいの設営の餐厅で、生涯最高クラスの鰻に出会おうとは、人生は謎だ♪
 狐につままれたようだが、この店にはまた来たい。


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  龙井草堂 (龍井草堂)  Longjing Manor
  
杭州市西湖区龙井路龙井399号 0571-87888777
・
龍井草堂 2016年12月 ☆☆☆☆

 遺園食単
 [恩来厅午餐]
 *冷碟三味
 *金蝉银翎
 *古法裙仙
 *遺园蟹
 *舎得
 *醤肉蒸冬笋
 *极致鱼圓
 *慈母菜
 *桃红玉芡
 +龙井茶
 +唐宗

[AQ!]
 杭州2日目、アサーーーっ♪ 快晴。
 昼から、もう、旅行の主目的の一つ、「龙井草堂」を訪ねる。

 世界遺産西湖は杭州市の西部に位置し、その西岸はすぐに小高い山の連なりとなっている。そこが中国緑茶では最も有名な龍井茶が作られる龍井の地。
 その龍井の茶畑の中の一軒の草堂が、いま話題の餐厅だという。
 CNNは杭州で"most famous"だと言い・La Listeの世界1000軒には85.5pointsで現れ・映画「Foodies」にも登場するが、自店公式サイトは無く・宣伝アピールの類はみかけず・大众点评(食べログの類)では平凡な点数…と、謎な店でもある。
龍井草堂  ざっと調べてみると、山の茶畑にある超高級版・家常菜・家郷菜の店…かなあ、と。ええと、ざっくり言うと比良山荘や美山荘みたいな感じ?…かなあ、と。
 (その大雑把なイメージは結局、わりと当たってはいた。但し龙井草堂は宿泊施設はなく歴史は浅いみたい)
 それなら、それはちょっと、行ってみたくなるやん♪

 地図を見ると、バスで簡単に行けそうなとこなのだが、まだ杭州事情にまったく勘がきかないので、行きはタクシーにする。
「此処に行きたいんだけど?」と「龙井草堂」と書いてみせると、「あ~あ~レストランね」とホテル・タクシーともによく知っていた。
 西湖東岸のホテルから北岸を回って龍井へ。
 名所「断橋残雪」~「曲院風荷」と通って行く。そもそも着いてちゃんと西湖を眺めるのもこの時がお初なので、ワーとかキャーとか言う(^^;)。
 中国人観光客の数の多さにも、聞いていたとは言えビックリするが、元日にはその倍の観光客が押しかけようとはこの時はまだ想像だにしていない(^^;)。
 西岸に入ると、ぽつぽつ茶畑が始まる。そして道はダラ登り。
 へえすぐに龍井なんだなあ…と思う横目に「中国茶叶博物馆」の看板が見える。え、それってもう…と思う間もなくタクシーは龙井路から脇道へ入り、「はい、着いたよ」。
 到着。多少の渋滞箇所もあったが、ホテルから20分ってとこか。もんのすごい近いやんか(^^;)。

 広い駐車場。どん突きにホビット調wの門が見えてて、背後に山が連なる。
 ええとぉ11時ちょっと前、予約時間で言えば1時間以上前で、“辺りを一周してきましょうかねえ”…と撮影などしてたら、何処で見てたんだか現れるお迎えのオネーサン。
龍井草堂 「えと、どもども…、Akira Ishiiと申しまして、」
「えと、にーはお、シジミさん?」
「あ、そうそう、シジミですぅ♪」
 ここの予約は代行に頼んでしまったのだが、姓名は漢字で伝えてくれていたよう。日中間は「漢字はお互い流で勝手読み」という慣習だから、中国に来たらワタシは「シッジンミン」になる。発音を確認してきて良かったなあ、だいたい耳で聞くと「シジミ」だ。

 一応の開店時間は11時のようで、なるかならないかぐらいだが、オネーサンが案内してくれるのでずいずいと門をくぐって進む。
 庭園。広大なり。四阿。池。西湖もだが、冬の枯れ蓮…枯れているのもなかなか風情だ。橋。
 竹林…を抜けると、ようやくテラス、そして食堂棟が見えてくる。

 庭に面した一室に迎え入れられる。この個室で2人。10人くらいまでは対応出来そうな広さ。
 部屋ごとにテーマがあるのかな、こちらは「恩来厅」、若き周恩来同志の写真が微笑んでいる。ワシらも、フランスかぶれの腐れインテリで夜型の恩来同志ファンなので、ヒキが良いな♪…って。
 まあ親日家ということもあり、日本人客は恩来厅…というのはオキマリなのかもしれない。
龍井草堂  同志の両横に扉があり、左扉がサービスで厨房に続き、右扉はこの部屋専用トイレ。
 案内は黒のロングコート女性、中のサービスは赤のロングコート女性。赤の若い子がそこそこ英語を使える。
 …そう言えば余談だが、中国のテレビ番組を見ていると、ダウンコートとか皮ジャンとかを着たままレストランでメシ食ってるシーンがよくあり、「やっぱ寒いのかなあ」「暖房弱いんか」…などと思っていたのだが、こっちに来て見てると、習慣的なモノも大きいんだろうなあと思う。
 暖房の効いた汁麺屋なんかで「ぜって~アレは暑いだろ、フツー脱ぐだろ」ってシチュエーションでも、コート着たまま前も閉めたまま食事してるヒトが、結構、いるんだよなあ。

[へべ]
 案内された先は「周恩来の間」だったのが、うちとしては嬉しいところ(ほかには毛沢東や朱德の間などもあるらしい)。
 天井の高い小暗い室内は庭園に面していて、窓格子から自然光が射し込んでくる。静かな時間が流れる。なんだか映画の一場面のようだ。
龍井草堂
[(ざっと調べると、多分だけど)琴、棋、书、画、枯荣、主席、恩来、朱德厅の、計8包厢がある模様。経営は杭州市龙井草堂餐饮有限公司、2004年から30年契約? 外部からの客を迎えるようになったのは2006年かららしい。]
龍井草堂 龍井草堂
龍井草堂 [AQ!]
 あまりに早いので、「すぐに始めますか?」に「ちょっとしてから」。
 で、龍井茶。お茶請け(納豆っぽい豆・山査子ゼリー・蓮の実)。
 さすがのクォリティ。龍井って美味いじゃ〜ん、な。
 龍井茶って個人的には「いや別に…」枠だったんだけど、今回、数箇所で「龍井茶いいなあ」って改心した(笑)。

 こちらはカルトブランシュ、おまかせコースで1人800元。まあ14000円くらい…で、ハイエンドガストロ気分で来る外国人にとっては「そんなもんか」だけど、食べ物の安いコチラでは破格・論外?の高価格。感覚的には、東京で言ったら「1人30000円ですって」みたいなんじゃないかなあ。
龍井草堂  飲み物メニューは木簡に記されている。法国ワインなどもあるが、「绍兴十年陈花雕」で頼んだら「唐宗」だった。唐宗好きのボクらとしてはラッキー♪ 気分もあろうが、滑らかな上にも滑らか、酒仙的呑み心地。
 楊枝袋は細い3本入り。「冬至」と記されている。食単の節季も冬至かなあ。

「さて?」
「そろそろ始めましょう」
 小鉢が幾つも並ぶ。何が始まるかと思ったら、鹹豆漿のようだ。朝メシを食ってないのを見透かされたか?(笑)
 オネーサンが目の前で配分配膳し、薬缶から豆漿を注ぐ。具は、干し海老・漬物・揚げクロカン・葱などオーソドックス。豆漿の味付けは、鹹・甜・そのまま…を聞かれ、多少の塩・砂糖の調味がある。
 酢固めは殆ど無し、かな。すーーーっと抜けてふわっと美味い。豆乳が抜群に良い。
 簡単な連想をすればやっぱ台北の阜杭豆漿なんか思い出す、あの具を吟味厳選したような。
龍井草堂
冷碟三味
 冷前菜:青菜・冬筍・干し海老・大蒜の和え物、鴨の首ツル、茹で羊
 素っ気ないほどに冷静な顔色の三鉢。まずは青菜に手を伸ばす。えっ!?…深甚・静謐、香気は霞となってワタシを漂う。…何じゃコラ、、、
 「龙井草堂」の始まりであった…。
 青菜和えの美味さはもう「?」であり、最終盤まで手が伸びる。
 鴨首は、唐宗と出会って仙人境。首ツルの紹興酒マリネ的なよくありそうなもんだけど、こんなドンピシャは、無いなあ。一歩控えたとこでの堂々たるバランス。
 羊はちょい醤油、または味変セットで出ている白腐乳もイイ。使える腐乳。
龍井草堂
龍井草堂 金蝉银翎
 オネーサンが巨大蒸壺を抱えてしずしずと現れる。オープンセサミ♪
 おお! 鴨と冬虫夏草の黄金の共演だ。
 鴨は紹興の3年モノ。冬虫夏草は金蝉花ですか、文字通り蝉幼虫寄生タイプで、ウオっと思うくらい入っている。4時間半かけて蒸し上げたそう。
 深々。覗き込めば冥く消えていく。気がつけば、フワリと部屋中にたなびく。また、ここでも登場人物がギリギリに絞られ、その具合に品格が響く。
龍井草堂
[へべ]
 大きな器がしずしずと運ばれてくる。蓋を開けると鴨が丸ごと一羽。冬虫夏草を使った蒸しスープだ。
 黄金色のスープの深く澄んだ、体の細胞にしみわたりそうな味わいの豊かさが、忘れがたい。
 あぁ、後から思えばこれをもう一杯、おかわりしたかった…(未練)。
龍井草堂
舎得
 青菜の真ん中のところだけ集めて、たっぷり一皿。
 実物を一把持ってきて「ほら、こんな風に」と目の前でバリバリと外の葉をむいて実演してくれる。
 こういう贅沢があるとは…。
 いわば「アスパラの先っちょだけ」「こんがり焼いた鮭の皮だけ」的な身も蓋もない話なのだが、これが罰当たりにもおいしい。
 舎得は青菜の名前かと思ったら、「惜しまない」的な意味の料理名だったのかしらん?
龍井草堂
[AQ!]
 料理名は雅につけているようだから、多分そう。
 この2人用のひと皿に7kgの青梗菜(みたいな)を使うんだと。原理的には、「最高のゴハンを炊くには」「米粒をハンドピッキングするんだよ」みたいなタイプの技。
 まさに「忘れ難き」料理の一つ。食べ物って怖いわ…、そして、まんますごく美味い。

慈母菜
 グランマのお肉と玉子です♪、と。
 紅焼肉。コッテリと炊かれた見た目の、その強い豊かさはあるのだが、食べ味はしみじみと淡い。
 静かに微笑む慈母観音の如し。
龍井草堂
遺园蟹
 陽澄湖上海蟹。卵と身を剥いて寄せて、オーソドックスな黒酢・生姜のごく控え目なアセゾネ。
 つんもりと盛られてるんで、けっこう大量(笑)。職人1人つきっきりで1時間かけての作業だそう。この冬は上海蟹が日本にあまり入らなかったんでありがたし(^^;)。
 脚の抜き方が綺麗で、するりとした脚とタップリの味噌を一緒にいく愉悦。蟹をホジホジするのがとくに好きでもないこともあるけど、やっぱ味覚的にはこっちの方が美味しい感じ。

古法裙仙
 鼈。エンペラの厚いとこだけを同幅の細切り。それ以外は何も入ってない。たまり醤油的なソース…が、「古法」っぽいのかな。
 当然ながら、「純然」とする。何ともさりげなく、贅沢な食い方だ。濃く、クリア。

杭州 [へべ]
 エンペラの分厚さ、幅のそろいっぷりに凄みがある。黒々とした暗褐色のソースが、これだけ濃いのに、濁りなく澄んでいる。これが江南的美学というものか。
龍井草堂
龍井草堂 [AQ!]
醤肉蒸冬笋
 豚バラと今が盛り(?)の筍。豚は干し肉…醤肉と書いてるから軽く醤油で煮てから干したかなあ、で蒸し上げ。骨付で、薄切りだ。
 コレなんか、まあサイコーの材料だが決して高価食材では無く、何かコツがあるなら学んでほしいわ的一品。自分的には一つの中華の神髄、みたいな♪ 肉欲の香ばしさが、気体に帰る。

极致鱼圓
 上湯に浮ぶ魚団子。ほわっほわっほわっ♪…な食感。「极致」は、極端な…の意。
 「筍・干し肉」「魚団子」の、まあ地味名乗り軍も、密かに呆然とする出来栄え。正しい扱いに正しいコントラスト。誤魔化しない食感。
 舌に距離を感じさせる上湯の伸びが、堂々のスープ役。

[へべ]
 冷前菜の青菜の和えもの、魚団子の湯(なめらか・ふわっふわの団子に、見事な上湯)、冬筍と干し肉の蒸し物…シンプルな技法の飾り気のない料理が、どれもこれも、するりと体に入ってくるようなナチュラルな味で、しみじみと深く、おいしい。
 何の構えもなくて滅法強い武道の達人みたいだ。
龍井草堂
[AQ!]
桃红玉芡
 桃胶・蓮の実のデザート。「桃紅」は雅な言い方をしたのかな? 桃胶は桃の樹液ゼリー、東京では柳沼・水岡シェフなんかに食べさせてもらったことがあるが、水岡さんによると「復古調な食材で本土でも最近多い」とのこと。

[へべ]
 桃红玉芡:桃の樹液のゼリーに極小の蓮の実、目に楽しく、その味わいは実に可憐。
 と、ところが…そんな珍しい一品以上に凄みを感じたのが、餅や芋といった、一見なんの変哲もない品々。
 「こんがり焼いた餅にみたらし醤油ソース」みたいな代物が、食べてみるとチャーミングな香ばしさと控えめ上品な味で、驚倒的に旨い。
 やわらかく蒸したタロ芋に、添えられたスパイスをチョンとつけて口に運べば、タロ芋そのものの味と香りとなめらかさが魔法のようにくっきりと浮かび上がる。スパイス自体は、芋のはかない風味を際立たせるための輪郭という設計なのだ。
 食の道はおそろしいほど奥が深い。
龍井草堂
[AQ!]
 あの武骨というか素朴な、焼いた餅、の天子性には引っ繰り返った(^^;)。
 品書記載の無い甜味は、
 ライスケーキ タロ芋 砂糖黍 ポメロ スイートポテト湯

*****

 何処まで行っても、品格が高い。雑味が極小、澄深。
龍井草堂
[へべ]
 思えば最初にいただいた温かい豆漿、薬味の白腐乳、お茶請けにつまんだ豆や山査子にいたるまで、ありとあらゆる食材が、吟味を尽くした良質さを感じさせる。
 食べてみると、そのもの自体がもつ、いい味が広がる。
 もともとは素朴あるいはシンプルなルセットが、極上の素材と調理、抑制のきいた的確なアセゾネ(ときに禁欲的とすら思われる)によって、洗練された料理に昇華している。

 今回初めて訪れた杭州ではあちこちで、「抑えた味」と、そこから生まれる「濃いものも淡いものも清澄」な食味に一貫して感動して、これが江南の美学なのかと恐れ入った。
 ここ龍井草堂では、その一つの極致を見た気がする。

[AQ!]
 そうそう、この日はまだ、これはこの店の際立った個性か!?…と思っていた部分について言えば、旅行が進むと、半分くらいは現地「江南の美学」だと感じられた。人生、勉強だなあ…。
龍井草堂
 「龙井草堂」の概要を言葉で表現しようとすると、農家菜・家常菜・家郷菜ということがありつつ、高額食材を思いっきりぶん回した贅沢の極みということもあり、言葉の上では「ガストロの混乱」ともなってしまう。
 でもそのことを思うと、「龙井草堂」の魅力は、そういうアウトライン上のことをまったく感じさせない食べ心地・居心地であろうと感じた。すべては、自然に、当然のようにさりげなく目の前に現れ、静かに根をおろしており、ふわっと気配を放っている。
 何が出ても、澄んだ心持ちに、統一感がある。
 まあ想像だけど、ボスのプロデュース能力に芯が通っている感じの店かなあ。

 また、へべに言わせると「コレが、予約して金を払えば食える…っていうのは、ありがたい時代になったものだ、、、というか、ありがたい(^^;)」ということでもありそう。
 つまり、もう想像でしかないことだが、「龙井草堂」のようなタッチの料理と言うのは、極端に言えば、「大金持ちが料理人を抱え込んで」とか「中国人の大富豪とお知り合いになってお呼ばれして」とか「共産党の高級幹部の会合にたまさか招かれて」とか「一生懸命、元どこそこ酒家の主厨を探し当てたんですよ」とか、そういう臭いがするのである。
 そういう連想を元にした実感を漏らせば、「コレが、予約して金を払えば食える…っていうのは、ありがたい」ということになる(^^;)。
 勿論、重厚なヴェイルの向こう側に人脈でダイブして行く方が「中華流」の王道であろうけど(笑)、こうしてチラリズム的に垣間見せてくれることで文化は伝播していくということもあり、それが「ボス」の狙いなんだろう、と想像することも出来る。
龍井草堂
 外は引き続き快晴。
 竹林で厨房の側に道を行くと、多様な肉が干されている。うわあ、いい景色だなあ♪
 厨房人数はずいぶんと多いようだ(人民は豊富だ(^^;))。
龍井草堂
 帰りは赤いオネーサンが門まで送ってくれる。謝謝♪
 さて、最寄の「南天竺」バス停に向かおう。
 …と、茶畑を眺めながら歩いていると、小川が流れており、その岸に四阿がある。ちょっと覗きに降りてみる。
 …と、小川には橋がかかっており、その先の茶畑の中を遊歩道が伸びている。方向的には、茶葉博物館方面へ。

 これは歩いてみましょう。そもそも食後で散歩欲が湧いている。天気も心配がない。
 茶畑は冬も緑だ。背景の山に向かって、茶畑が段々を刻む。その間に背の高い樹木も残されており、その植生が「茶は南の木だなあ」感を醸す。日本の茶畑とはまったく違ったエキゾチックさを味わえる。
 茶の緑は濃く深く、道は何処やらで霞となるまで伸びている。
 「龙井草堂」食体験のエピローグとして、まことにふさわしい。(タクシーで帰らないで、ヨカタ)


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  广州酒家
  
广州市
・
 
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  Regal リーガル
  
347-353 Sussex St.City,Sydney 261-8988 Sydney
10:30~15:00/17:30~23:30 無休

・
1995年 5月 ☆

 *点心: 蝦餃 蝦腸粉 蝦焼売 山竹牛肉 骨髄煮 ハチノス五香粉 大根餅 スペアリブ黒豆蒸し 北方風餃子 ワゴン煮野菜 チマキ
 *マッドクラブ葱生姜炒め
 *デザート点心: ゴマ団子 甘豆腐

[AQ!]
 昼。浩之夫妻と。

[へべ]
 レベルの高い中華。マッドクラブも(たくさん)いただけて大満足。下の水槽にもエビカニ鮑色々いましたけど、おっきい蟹はほんっとに巨大。

[AQ!]
 なかなかよかった。水槽蟹はびっつら。
 マッドクラブは美味しかった。巨大蟹系なのに、ちょっと身の感じとか、上海蟹に似てる。淡水系だからかな(ほんとかな?)。日本なんか蝦・蟹はどーせ高いんだから、輸入されててもよさそうなもんなのに、とも思われる。リーガルのは割とイナタい感じの葱生姜炒めだったが、いろいろな調理でいただいてみたいものだ。
 点心では、骨髄煮に感心。チマキも扱いやすい少量で美味しくできてた。
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  朱媽媽台湾小吃 Mother Chu's Taiwanese Gourmet
  
Shop1-4 86-88 Dixon St Sydney NSW 02-9211-0288
8:30~20:30

・ シドニーの台湾小吃

2013年 1月 

 *炒青菜
 *魯肉飯
 *皮蛋痩肉粥

[AQ!]
 チャイナタウンの真ん中あたり(?)の台湾小吃で、朝からやってて、大繁盛店。
 …というのはチェック済、軽い昼食に寄ってみた。

 店内は一杯で、通路の席。写真入り見やすいメニュー。
 代金は料理と引換えみたいな感じ。

 クオリティは、まあまあ…なんだけど、香菜がケチ臭い。ほんのちょっとしかついてこない。
 ナケナシの香菜と一緒にいただくと、魯肉飯なんか結構ウマイのだが。
 まあなんか、特別に「もっと香菜くれ」と言う…とかのシステムがあるのかもしれないが、ここではわからず。
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  Chen-Soleil d'Est シェン・ソレイユ・デスト
  
15 r.Theatre 75015 Paris 01 45 79 34 34 (Fax 01 45 79 07 53)
Ferme vacance d'ete et dim.

・
2003年 1月 ☆

 *揚げ雲呑、エピス林檎細切り、練り物の海苔鳴門
 *韮焼餃子、香菜敷き
 *花ズッキーニの蟹敷き、ズッキーニ煮添え
 *鳩のロティ、五香粉風味
 *砂鍋仔山羊肉、朝鮮人参風味
 +Ruchottes Chambertin (327euros)


[へべ]
 今回のフランス滞在最終日はなんと元旦。日本にくらべてフランスではノエルに手厚く正月には冷淡(冷静/情が薄い)のが相場、とはいえ、この日ばかりはれっきとした祝祭日で、真っ当なフランス人の店は多くが休みそうな雰囲気である。
 フライトは18時過ぎ発の便につき、14時か15時くらいまでは街にいられるのだが、さてどこへ行こう???
 無休、と聞いてまず浮かぶのが、普段からフランス人の祝日休暇にあまりカンケーなくやってる(やってくれてる)エスニックレストラン。無休の帝王ティムガドなどは代表格だが、ぼくらも初のSt.Sylvestre晩餐翌日の、しかも昼の腹具合(食欲)がどの程度かは知る由もなく、さすがにクスクスタジンとヘヴィー級がカルトに並ぶ北アフリカ系は避けておきたいところか。Indienneは初日にユガラージに行ったのでパス。となるとベトナムシノワタイランデーズを単品orセット名乗りで食べさせる店で、事前に予約可能なところがあれば…という辺りに話が落ち着いた。ま、コレで当たってみてダメなら早めに空港にでも行ってのんびり酒でも飲んだくれればいいし、ということでミシュランパリの頁を繰る。
 第一候補は「何でまたパリはこの組み合わせが多いの?」とかねて疑問のChinois & Thailandaise代表、Tang。で、意を決してTELしてみたところ、年明けまで冬休みのようで留守電が何やらそれらしきメッセージを流している。
 そこで残る候補のChengにTEL。これが予想に反してあっさり予約成立。バンザイ。という経緯で、元旦はLibertelをCheck Out後、なんと歩いて行ける近さのChengへ乗り込むという次第に。

 サンシルベストルの喧騒から一夜明け、パリの元日。異例の暖冬もそろそろ冷えてきたようで(注:実際、2003元旦あたりを挟んで、気温が10度以上下がる寒波が訪れ、正月休み中にCDG空港閉鎖騒ぎとなる大雪など、大変なことに。ワシらの逃げ足は鋭い(^^;))、おまけに風が強い。吹き飛ばされそうだとか傘がオチョコになるとか言いつつ橋を渡り、「ほらここがロビュションどもの夢の跡だよ」というAQ解説を聞きつつ元ホテルニッコー(現:アコーチェーンの軍門に下りノボテルに)の前を通って、するともう着いてしまうというあっけないほどの距離。
 ホテルの向かいに、軒の上にずらり並べたチョーチン(漢字屋号付き)に灯の入った、そこがChengらしい。紫禁宮ふんちゃらと名乗るらしく、並べてSoleil d'Estとサブタイトル的に書かれている(後でカルトを見るとここは「Chengさんのお店」のようだ)。

[AQ!]
 バタバタと、未練たらしく、飛行機は夕方だ、ううう食わせろ食わせろ、と、ドンドルマよろしく粘るワシらに、たまに美食の神は微笑む。ワシらは信仰心を厚くする。
 にしても、元旦の昼だ(^^;)。フツー、諦めてファーストフードでも食え、とした所。ミシュランは睨んでみるものだ。(ちなみに、以前フツーの日に、当日予約を入れようとした時にはコンプレで断られた)
 さてそのミシュランで「星を勝ち取った」中華(吉野より凄ぇやんけ)はどうなっていたか?、っつうと、フランスの食材力を存分に活かして、比較的シンプル・ナチュラルに供する店であった。これが正解である。旨い旨い。満足度の高い一軒。
 鳩のロティなんかさ~、そりゃ中華で五香粉風味が活きてる訳だけどさ~、何たって鳩が旨いのよん。鳩焼肉、ウットリ。あ~あ、フランス食材だわ、こりゃ。
 まあしかし、食いもせず菜譜を眺めるのみの判断だが、「自慢の」「当店お勧めの」酸辣湯・麻婆豆腐・北京ダック…あたりは、やはり眉唾でかかった方がいいかも。まぁ自家製らしき辣油は良かったし、自慢の品々もホントに食ったら案外良いのかもしれないけど。
 リュショットが何だか思い出せなくて、ぐやじいなぁ。確か、88ルーミエ。うん、ルーミエではあるな。カルトドヴァンがまた、魅力あった。

 おっとそうだ、この昼は開店より10分ほど早く店に着いてしまったのだ(思いがけず近かったし)。フツーは近所を一回り散歩する所だが、寒かったし、「お~い」と呼ばわってみた。ドアは開いてて、賄い飯を食っている模様。タハハ。そこでまたアジア人同士の気楽さで、「すまんすまん早く着いちゃったからさー、サービス開始は時間になってからで文句ないから座らせてけれ」とお願いする。それでもグラスシャンパンは先に出してくれた。サービス全般は、パリのアジア人高級店独特の…というか、慇懃なんだか丁重なんだか雑駁なんだかネットリしてんだか、テイストと感触が多様に入り交じってようわからん感じ…、が、やっぱり此処でもあって、何とも掴みがたいが、フロアを仕切るマネージャーは物のわかった柔らかいタイプで良かったね。
 このマネージャーのオッサンは、トルシエを大きくして金徳域を20cc注射したような、一応取り澄ましたフリをするもののすぐに陽気・剽軽な地が出てしまうゴキゲンな奴。ひょっとしたら、フランス料理屋では「オマエ、もっとクールにしとらなアカンよ」とか言われて出世できなかったのかも知れんが、ココでは妙に“水を得たサカナ”、満面の笑みをもって英人や仏人に中華の講釈を垂れるのが嬉しそうだ。
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  Lao Wai ラオ・ワイ
  
Luntmakargatan 74 113 51 Stockholm 08-673 78 00 laowai.se
日・月夜・土昼休

・ ストックホルム市内の素食店
 台湾風・四川風の調理を中心とする。ランチはワンプレートのおきまりのみ。かなり軽快で気分良い使い心地の店。

2011年 8月 

 *La Dou Chi Dou Fu

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  Spice Temple Sydney スパイス・テンプル シドニー店
  
10 Bligh St Sydney NSW 2000 +61 2 8078 1888 www.rockpool.com/sydney/spice-temple


・ シドニー市内の中国料理店
 シドニーのモダン・オーストラリアン・キュイジーヌの巨匠ニール・ペリーが、趣味(?)(笑)の中国料理を供する店。四川・湖南・広西・江西・新疆・雲南…とレパートリーは幅広い。

2013年 1月 ☆

 *Northern style lamb and fennel dumplings
 *Steamed eggplant with three flavours Garlic, coriander and sweet pork
 *Crisp fried quail marinated in fermented red bean curd and five spice
 *Stir fried spanner crab, whole garlic, chilli and coriander
 *Stir fried greens with garlic
 *Mango pudding with condensed milk Chantilly
 +Shiraz, Eden Road ‘The Long Road’ Canberra/Gundagai

[AQ!]
 あけましておめでとうございます。
 おめでたくはございますが、洋の東西を問わず(外で)食うには少々不自由を致します。
 …ので、ドギマギしていたのだが、シドニー元日は、Neil Perry巨匠が何故か営む中国料理スパイス・テンプルがやってて、オープンテーブル・スタイルの予約システムで簡単に押さえられた。

 シドニーの、まあ中心部でしょう、ちょっと銀座臭の漂う辺りのビル。Rockpool Grill and Bar が入っている。
 その横手に回りこむ。
 えー、暖簾が風に揺れている(LED動画像が、扉いっぱいに)。
 重いドアを開けて侵入。
 えー、地下2階…くらいのレベル。えー、ギャラリーっぽい受付。
 案内される。

 えー、k、く、暗いぞ。マヂで暗いぞ。此処を初老の男に、行け、と言うのか?
 へっぴり腰で両手を身体の前でヒラヒラ、…ってポーズがあるじゃあないですか、アレになりそ。
 着席すれば僅かに真紅が光る。…ある意味、小気味いいほど「狙い過ぎの都会型」。
 品書・ワインリスト…と狭い卓上に到着したところで、箸を一本、落としてしまった。
 アリャマ…と床を覗きこんだのだが、みつからない。…というか、何も見えない(笑)。
 ただ、卓上の中心部だけは「ある程度のスポット感」を確保しているので、食べるのにそんな嫌な感じではない。

 さて、ここはバシバシ行くか。

 「点心師は…」みたいな言い方で言えば、点心は下手。
 香り茄子は、まあまあ、と、まずまず、の中間くらい(なんじゃそりゃ)。

 五香粉鶉…が、洒落にならんくらい素晴らしい料理。へべは
「また来てコレ食う」
 としばらく言っていた(笑)。とにかく、鶉が、「ウットリと」「シットリと(皮はパリパリ)」食える。

 スパナー蟹は思った以上に“庶民的”な仕上がりで、白飯によく合う。

 そしてまた、マンゴプリンが予期しない美味さ。さすがボスが西洋人のせいか、condensed milk Chantillyの効き目が素晴らしい。

 料理について言えば、当たり外れ…が極端、という印象が強かったけど、訪店としてはなかなか楽しかったと思う。
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  Hu Tong Dumpling Bar  胡 同
  
14-16 Market Ln., Melbourne +61 3 9650 8128 www.hutong.com.au
11:30~15:00/17:30~22:30

・ メルボルンの店

2011年11月

 *小籠湯包
 *黒椒茄子煲
 *四季豆
 +Original Pale Ale Coopers Brewery

[AQ!]
 昼食。
 まあ軽く食いたいですね~、と庶民派では評判の一軒に出かける。
 この辺りはメルボルンのチャイナタウンで、マーケットレーンという路地の「胡同」の向かいには、ガストロの方の中国料理で豪州きっての名店と言われる「フラワードラム」がある。

 名物らしい小籠包、は頼む。汁たっぷり仕立てで、「皮が破れる事件」を起こすのは一個もなく、人気がわかる。
 これに青菜くらい…でも注文はよいのだが、口寂しいので茄子鍋と四季豆。半ば予想通り、4~6人量でドカンと来るので、いいだけ、食べる。
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