[AQ! Ishii Homepage]
|AQ!
|Restaurant
|Wine
|Tea
|Library
|Mail-Novel
|Family
|Hebe
|
覇気なき旅よ! 億劫の細道 3
メールはこちら!
→目次へ戻る
2015年12.01月 パ リ
■ 1日目
「テロテロ坊主、テロ坊主、明日平和にしておくれ」
久しぶりにパリに来てみた。
まあ9月にチケット取っちゃってたし。
ホテルで「ニーハオ」
…中国人、増えたなあ。
中国人ばっかだ。
でも見分けつかんなあ。お、日本人が歩いてるよ…と思うと、中国語で会話してる。
まあ着てる服も銀座で買ってるわけやし…
日本人観光客はキャンセルも多かったんだろう。かなり混みそうな日の出発便でスカスカだったし。
パリ(も)暖冬。
出発時の東京と同んなじくらい。
エレベーターでアメリカ人と「暖かいね」つーてると、
「知ってるか、ニューヨークは22度だぜ」
そのニュースは見てたので、「そうそう」
12月のパリって気がしない。中綿を抜けるタイプのコートで来て、ホントに良かった。
ホテルはランブロワジーの厨房の裏って感じのとこ(^^;。
ランブロワジー、取ってないのに。
到着日、疲れてたのと、クリスマス休みで数軒電話したとこはアウト、で、ヴォージュ広場のMa Bourgogne。
こてこてのビストロ。パリ在勤ソムリエTさんから習ってた一軒。
■ 2日目
朝とも言えぬ遅き朝に目覚める。
だから暖かいちゅーねん。コートの綿抜き。
快晴。
ソムリエTさんに連絡。
じゃあ、と案内してもらうのがBoulangerie Pichard。
パリでも絶滅危惧種な、薪焼きのパン屋さんという。
ちょろっと行列、飛ぶように売れてる。
バゲットピシャール、クロワッサン、パンオショコラ。
道で齧りだすと、これが止まらない(^^;。
驚倒的なウマさ。
パンにはあまりマニアックな興味のないワシらもこれはノックアウト。
トラディショナルな粉の味がこんこんと、実直に湧き出すバゲット。
この世のものとも思われぬサクっとした感触とブールの香りに、頭の中がパーになって、すぐになくなるクロワッサン・パンオショコラ。
そこに(バゲット用に)Laurent Duboisのトリュフバターをスイと取り出すTさん。
いや朝(昼)から、大変な騒ぎやわ(^^;)。
この日曜、ボンマルシェはやってるとのことでボンマルシェでボンマルシェ♪
エピスやらツマラナイものやらツマラナイ土産やら部屋で飲むワインやら…
公園やらカフェやらレシェヴィトリーヌやら。
バスティーユ広場まで戻る。
そーいえばGoogle mapの表記は「バルティーユ広場」なんだよな。そもそも、海外のマップをデフォで片仮名にするなよ、この馬鹿。
広場、派手な絶叫マシンが並んで、一日中、
「きゃーー」
「ぎょえーーっ」
てな喚声が聞こえている。
テロ現場も近いこの界隈、人間はタフなものである(^^;)。
ヴォージュ広場の回廊は相変わらずギャラリーが沢山。
どうせ見るだけなので珍妙な方が楽しい(^^;)。
しかしアレだ、この赤い関取はどうも、相撲というより菊乃井のМ田はんにしか見えないのだがヽ( ´▽`)丿。
click!→夕食はChez Monsieur
■ 3日目
3日目、快晴、暖かいw。
ホテルから徒歩10分、目をつけてたMaison Plissonに行ってみた。
高級食品セレクトスーパー・食堂。
高級と言っても、オーガニックな小生産者の…といった風な「今の」セレクトですな。
さほど広い訳ではないのだが、商品を見るも楽しく、セレクションも十分に手応えが感じられる店。
店内を回ってるだけでも結構楽しい。
買物らららん、ついでに軽食。
マレ地区の可愛いモノ屋で靴下など。
オカーサンが勘定の際、こちらに、「これディフィシューよ」と木製パズルを寄越し、うんうん唸っている間に計算を済ましてしまう。…というのが、新手筋(^^;。
戦利品を置きにホテル。
ついでにシャワー。
Tさんが「チョコ見に行きましょう」とオデオン駅集合指定。
月曜なのでNavigo Decourverteを買ってみる。パスモみたいなカードで1週間乗り放題。
この手のフリー切符のある街は増えてるけど、このナヴィゴ、
・「月曜〜日曜」パターンのみ (今回ボクらは好都合だけど)
・本人写真添付が必要
と、仕様の出来はイマイチ。
そう言えばオデオンは前回の宿泊地。
駅のすぐにル・コントワがあり、そのちょっと先に苗族のヒトがやってるMiaoって店がああるんだけど、そこで買ったチャーミングな財布は重宝した。
けどだいぶボロっとしてきてたので、買い換えたかったところ。
見に行ってみると、まだ店はあった(!)。
まったく変わらずにミャオのお兄ちゃんが店番してる。
前回のモデルに比べるとちょっと落ちる気もするが、購入。
すんなりコトが済んでしまい、時間が余ったのでオデオンを一周。
あちこち覗く。
ふと店頭のキッチュな缶に目を奪われて見てみると、Plissonでちょっとだけ買った缶詰La Belle-Iloiseのショップではあ〜りませんか。
さすが自社店舗、更に可愛キッチュなパッケージもあって、少し購入。
Tさんと合流、チョコのPatrick Roger。
めっさクールなショップ、チョコ人だったら天にも昇ることでしょう。ちょろちょろといただく。
ル・コントワの向かいにあるMaison du Whiskyを覗く。
わー、凄い揃えだ。
click!→夕食はLe Petit Sommelier
■ 4日目
click!→昼食はPascade
近所の地図を眺めてたら「ブックオフ」の文字があるので行ってみる。徒歩5分。
と、大晦日までで閉店とのこと、大セールスの真っ最中。えーと、30冊買うと9割引だっけかな、持ってけ泥棒状態(^^;)。
一瞬クラとするが、パリで邦書を買ってもなあ(笑)。
フランス人オタクもマンガでカゴを一杯にしてた。
向かいを見ると向かいもブックオフ、こちらは仏書専門。
こっちは閉店しないみたい。
さて、ホテルの近くのマレにピカソ美術館があるようだ。
近年、リニューアルしたらしい。
まあよい機会かと伺ってみる。
ああこれかな、という門から中を覗いてみると、中庭いっぱいにうねる長蛇の列…。
判断は…3秒で断念、オーボワ、、、
カフェでだらだらした後、マレ地区散歩とする。
賑わっている。
click!→夕食はA.T
■ 5日目
click!→昼食はHugo Desnoyer
ボブーに行ってみる。
そこで我々が目にしたものは、前庭にうねる長蛇の列…
「ああ(此処も)済…」と踵を返そうとすると、1枚の垂れ幕が見えた。
「Anselm Kiefer展」
ありゃあ、キーファー展やってんの!?!
そりゃパス出来ないだべちゃ。
すぐに並ぶか、翌朝並ぶか、…翌朝にする。
翌日並んでみた感じだと、長列が出来るのは(やはり)身体所持品検査んとこ。
中は、まあまあ。
サンルイ島でアイスクリームでも。
Berthillonに向かってみたが、その手前のカフェに「Berthillonのグラス有り升」とあったので、そこで。
甘い♪
後で覗いたら、本家はすんごい混雑。
ホテルに戻る。
ホテルの3軒先のギャラリーで何かやってるのが気になっていたのだが、よく見たらPatrick Rogerの1カ月限定のPop-upショップと判明。
click!→夜食はL'As Du Fallafel
■ 6日目
朝(?)からボブー。
Costa Coffeeを飲みながら開館11時を待つ。
最上階ギャラリー1に真っ直ぐ上がってキーファー展。
キーファーの平面作品を中心とした大回顧展。
見終わってテラスでクロックムッシュにしたのが14時半くらいだったから、まあ、たいへんに分厚い内容だったってことだ。
本当にキーファーは現代アートの最巨魁wだよなあ、と思う。
この10年とかは、パリを拠点にしてんのね。
2015年完成の大作も数点あった。恐ろしい元気さだ、、、
これは「物の性質上」仕方が無いのだが、分厚いキーファー展を見てしまうと、「泣く子も黙る」恐ろしいボブー常設傑作絵画群の多くが、「カッパの屁」のように見えてしまう(^^;)。
困ったものだ(^^;)。
夕暮れ。
さすがはボブー、簡単に完全に、1日つぶれる。
ホテルで休息。
夕食に出かける前に、もうひとアート。
ホテルの並びのGalerie Nikki Diana Marquardtで12月10日~1月3日の期間、催されている Patrick Roger「Le chocolat dans tous ses états」。
チョコレート作品もあるが、これまでのチョコ作品やその元イメージなどの巨大ブロンズ・アルミ像を中心とした大規模エキシビション。
長くパトリック・ロジェのスーシェフを勤めた山内大輔氏が実演デモを行っておられたので、話を伺う。今は帰国して指導にあたられているらしい…というか、このエキシビションが決まっていたので、大きな仕事を入れられなかった…って感じかな?
click!→夕食はL'Auberge du 15
■ 7日目
元旦。
まずまず穏やかで温暖だ。
フランスにとってもいい年でありますように。
パリである。
当然ながら、古くからの名門レストランといふものが何軒もある。
Tour d'ArgentにTaillevent、Grand Vefourに「3L」(Ledoyen, Lasserre, Laurent)…といった迫力に気圧される面々。…は、行ったことあるとこないとこ様々だが、そうした名門の一つに「Le Relais Louis XIII」がある。今回ご縁もあって伺うこととなった。
「この地で1610年にルイ13世が即位した」…と聞いてもまことに何のこっちゃらだが(^^;)、1961年からレストラン「Le Relais Louis XIII」として続いている。
1996年に就任した現シェフはManuel Martinez、それ以前は3つ星Tour d'Argentのシェフだった大ベテラン。
そしてフロアを盛り立てるソムリエ建部洋平さん。
Louis13は比較的よく働く(笑)店で、元日の今日も昼は営業(夜は休み)。元日営業店はさすがに少ないので助かる。
しかも元日ムニュは、サンシルベストルムニュと大体同じものの廉価サービス…だとか、でラッキーなお話。
click!→昼食はLe Relais Louis XIII
ゆんわりとディジェスティフもいただいて、ほっこりと出来上がる正月。
繰り返しになるが、暖冬がありがたい。シテ島を横断し、バスティーユ広場まで2km弱の帰途をフラフラと散歩する。
ホテルで休息。
France2の正月テレビ番組が馬鹿杉な件。ヽ( ´▽`)丿
そうこうする内に、本日業務お役御免のTさんがシャンパン抱えて現れる。
ウチの安ホテルの食堂の片隅で、改めて新年を祝う。
…パトリックロジェのマロングラッセをつまみながら94のクロデゴワセ♪ …ヤヴァ杉なんですけど、どうしましょ~(^^;)。ありがたいことです。
いいお正月です。
■ 8日目
click!→昼食はLe Petit Sommelier
2015年10.11月 三 重
文化の日。1日休みをつけると4連休。
そーだ、紀伊長島へ行こう!
…と相成った。
“紀伊長島”って何処だっけ?…なワシらがどーしてそんな話をしてるかというと、夏に、ウチの知恵袋S田さんから「紀伊長島にいいとこありまっせ」と聞いていたから…なのである。
よし、行ってみよ~♪
click!→まずは東京駅でランチ
さて、東京駅からの新幹線の行き先なのだが。
主目的の紀伊長島には2日目に伺うこととした。
で、1日目はどうしよう?
広域地図を睨めば三重の隣には奈良がある(アタリマエぢゃ(^^;))。
「ああ、じゃあ東生駒(のアバロッツ)に寄りましょ~」
…とそこは簡単に決めた。
それはいいのだが、宿を探して愕然とする。
奈良にまったく空室が無いのだ。
たしかに京都と並ぶ大観光地に、連休に、訪れるワケだが、そこまでホテル難とは思わなんだ(^^;)。
宿検索サイトと時刻表サイトを並べて検討した結果は、、、
心斎橋泊ヽ(^~^;)ノ。
大阪かよ!?(^^;)
いやあ、東生駒が大阪寄りなのと大阪←→三重が近鉄で利便なの…で、最適解は「ナンバ近辺」なのであった。
新幹線の行き先は新大阪となる。
まあしかし“大阪に来た”と思ってしまうと“アレやらコレやらしたく”なってしまうので、あくまで“奈良と三重の中間のどっか”と思うことにする。
巷はハロウィン真っ盛り。
宿がアメ村近くだったので、今宵は「フツーの恰好のヒトの方が変!?」…なくらいの勢い。
駅に血まみれの男女が犇いている。
路傍で5人のスーパーマリオがヤニ決めて休憩中。
click!→夕食は東生駒へ
翌朝、目覚めれば11月。
12:30大阪難波駅発(ナンバのメトロ・近鉄・南海…の駅名が紛らわしくて覚えられへん(^^;))と早い出発で・夜はゴチソウ…なので、昼は近くで軽食を。
アメ村のバーガーショップが名高いようなので、行ってみる。
click!→昼は、栗田さんのクリッターズ
で、12時半、大阪難波駅。
様子が変である(^^;)。
ん?…とアナウンスを聞くと、奈良の踏切で事故ったからダイヤが遅れておるのでひとつよろしこ…ということらしい。
ゲーン…
それでも名張までの特急は数分遅れで頑張ったが、名張→松阪の急行は数十分の遅れ。松阪駅で予定の特急ワイドビュー南紀には乗れず。何かわからんが途中の多気駅までは行けるみたいなんで行ってみる。
…と此処まで、三重県内の近鉄とJRがどーゆー風に走ってるのかの基礎知識に欠けるので、実のとこ五里霧中(^^;)。
田舎のポツンと寂しい駅、多気の待合室で再度調べる。
多気というのは、紀勢本線と参宮線が分かれる駅らしい。それで此処まではソコソコ本数がある。
紀伊長島は紀勢本線でまだずっと先。次の電車は、、、多気で1時間待って各停新宮行き…であるようだ。Orz
お宿が駅まで送迎に来てくれることになっているので、電話。まあ15時着予定が16時半着に変更…なので、ご迷惑としては軽微ではある。
電話を入れてみると「ああそれは災難で… じゃあ各停ですね。各停だったら紀伊長島の次の三野瀬駅で降りてください、ホントはそこが最寄駅」とのこと。
各停でゆっくり…も、“なんちゃらの車窓から”風で、悪くない(^^;)。
驚くのは、山の深さ。
関東の人間だから三重のイメージと言えば「海」、実際に来たことあるのも海沿いか平野部であるのだが、いやあビックリするほどの険しい山国じゃねーの(^^;)。紀勢本線と言いながら、途中、登山電車みたいである。
野鳥獣なんかもたんまりいそうだが、ホントに最近「みえジビエ」として売出し中なんだとか。
…ま、しかし、こういう感想は紀伊長島を初訪問するヒトには多いそうで、それというのも紀勢本線が松阪~紀伊長島間ではかなり内陸を縦断しているため…なようだ。(…で、紀勢本線は紀伊長島を過ぎると海沿いを走るようになる。新宮から串本、そして遥か和歌山まで、海の風景を満喫することになる。みたい)
途中で眺める三瀬谷ダム。ダムをすぐ近くで車窓から眺める…のは珍しい感。
列車が急な山坂を下り紀伊長島に近づくと、たしかに、眼前に海が広がる。
紀伊長島を過ぎて三野瀬の駅。降りたのは我々と、もう一人。
無人駅に風がピュー。
駅前にも人影はなく、いや、バンが一台とオジサンが一人、こちらを窺っている。
これはもう疑いようもなく、
「どうもはじめまして石井でございますよろすく」
と、「美鈴」御主人と挨拶を交わすのであった。
という訳で、本旅行のメーンエベントー、「美鈴」である。
冒頭に記したようにS田さんから教わるまで聞いたことも無かった一軒なのだが、へぇとググって見れば、なるほどその筋ではユーメーな店である。
最もよく使われるキャッチフレーズ(笑)は「日本三大民宿の一つ」。
それが、ここ「美鈴」と西伊豆「かいとく丸」・能登「さんなみ(既に閉店)」であるらしい。
目の前が海で「おやじは漁師おやじは料理人」というコピー通りの産地料理。で、その料理の方なのだが、名古屋「料亭か茂免」で修業しており、ちょうどそこでの後輩が菊乃井・村田吉弘氏…というのもこの宿の紹介に必ずあらわれる話。本格派なのである。
以上概略。
いやまあ、日本人は三大とか百選とか見るとクラっとするらしいけど(^^;)、まあ俺らはそれはいーけど(^^;)、S田さんが美味いと言ってる…ってのは大きい♪
三野瀬駅からクルマだとほんの5分、くらい。
「ここらは夏涼しくて冬暖かくて、他所に行く気がしないわ~♪」
なんて話を伺うくらいのうちに着く。
宿の前が入り江。「割烹の宿 美鈴」の看板。
まあたしかに、折角のキャッチ「三大民宿」だし営業形態はそうなんで「民宿」でいいんだろうけど、説明するなら「割烹の宿(高級版)」「和のオーベルジュ」とかの方が的確かもな~。…な佇まい。
招き入れられると、凝った数奇屋造りがピシっと美しく(けっこー金かかってそう(^^;))、スリッパ無しの気持ち良さ。
2階の部屋から海を眺める。
到着は遅れたけど17時前なのでゆっくり風呂。湯は、紀伊長島にある古里温泉のものだそう。
18時半、階下の食堂へ。
「一品ずつお出しするコースなので、2~3時間かかります。ゆっくりお楽しみアレ」
的な口上がある。まあ色んなお客さんがいるだろうから、予め断っといた方がいいんだろう。
*前菜 珍味盛合せ:蛸唐墨 栄螺 ゲソ 鰡の臍 きぬかつぎ プチトマトのワイン漬 鰡の白子 燻製 マンボウ腸
*唐墨大根
*もずく酢
*造り:ヤドカリ ガサ海老 蛸 アラハタ 鯵
*壺蒸し:海鮮 玉葱 胡椒風味
*寿司:伊勢海老 法螺貝 鱸ヅケ カッパ巻
*南瓜饅頭 海老 枝豆
*甲殻類:伊勢海老頭・足 台湾ガザミ ヤドカリ頭・ハサミ
*石焼ステーキ:海老 烏賊 トコブシと肝 ツブ
*柿シメジ白和え
*しゃぶしゃぶ:鯛 石鯛 ヒロメ 水菜 葱
*ごはん 香の物
*無花果コンポート
前菜盛合せ・唐墨・造り…からスタート。
旨い・ビックリ・旨い・ビックリ…が波のように押し寄せる!
来ていただいてみて分かったのは、
「一流の技術による和食」
も
「海辺の、トレトレを含む『すぐそこ』からの海鮮」
も、まあ日本人だから知ってもいるしいただいてもいるのだが、いやあ、この2つの組合せ・合体…って案外に経験値の低いものであった…ということ。かなあ。
造りのアラハタなんか気絶級。すごい包丁技。
美しい姿は、味も美しい。
モズクは眼前の海から。太くて真っ直ぐなタイプ。悶絶する旨さ。
名物ヤドカリは
「他所ではあんまり出ないだろうねえ(笑)」
刺身でいただいた後、殻部は揚げで。帆立と海老を優し~く足して2で割ったよう、美味。
台湾ガザミは「半養殖といえば半養殖」とのこと、飼って所謂「仕上げ行程」を施している。
「臭みがない」は常套句ではあるが、これの臭くなくて旨味がのってる度合いは特筆モノ。
「1時間半焼いた石」での石焼ステーキ、魚介類は味がしてありタレの類は無し…それが効いてる。繊細な味付け。
しゃぶしゃぶは名物らしい。
10回以上来た常連サンに「そろそろ違うの出した方がイイ…のかなあ?」と伊勢海老の天麩羅に変えたら、怒られた…という笑い話付きで♪
こちらのダシも素晴らしい、飯にかけていただく。
他の料理でも、ダシの良さが光る。この、「いいダシ」×「海辺」…だけでも、わりと未体験な感を抱かせる。
デザートの無花果までぬかりなし。
大満喫の一夜。
***
朝。
いきなり「丼の蓋あけて♪」で焼石を放りこまれる(笑)。
「30秒くらい待ってOK」…伊勢海老の味噌汁なり。
唐墨フリカケがまたよろしい。玉子かけごはんにも、白いごはんにも。
朝からワッショイワッショイいただく。
帰りがけにお会計とともに、厨房見せていただいたり。
1974年開店だそうで「40周年記念次回宿泊2000円引き」キャンペーンのチラシもくれるのだが、さらに、めんどくさくなったのか「2000円入り封筒」もくれるヽ(^~^;)ノ。いいノリだ。
ご主人中野博樹氏の父上は漁師、母上は美容院(→その屋号が「美鈴」(^^;))をやっていたそう。
3回目の改装で数奇屋風にし1日4組まで、の現在の営業形態にしたのが2005年。
帰りの送迎は紀伊長島駅まで息子氏の運転。カレも話し好き。先々を睨んでは「みえジビエ」=猪や鹿も研究中らしい。
今度こそ、特急ワイドビュー南紀に乗る。
さすが、各停よりラクに山を越えて行く…気がする。
向かう先は、志摩。
click!→昼は、ラ・メール
満腹のおなかを抱えて松阪まで戻る。
そろそろ温泉欲♪ 向かう先は、榊原温泉「湯元榊原舘」。
津や松阪からちょろりと山に入った辺りの温泉で、ちゃんと近鉄に「榊原温泉口」という駅がある。
電話して送迎バスをお願い。
榊原舘は80室とかの、結構な規模の温泉宿。
泉質は展望露天より大浴場の方が良い印象。とくに大浴場にある源泉の浴槽は入り心地がいいのだが、こちらの源泉は湯温32度なので、この時期ちょっと微妙。
夏なんか、更にいいかなあ。
ところで、榊原温泉口駅から何かすんげーモンが見える。
見える…
シャブも打ってないのに幻覚か!?…ってんですけど、後でググるとゆーめーなカルト物件らしー。
「寶珠山大観音寺ルーブル彫刻美術館」
というんだそうだ。驚くべきことに世界唯一のルーブル美術館公認姉妹館であるらしい、、、(^^;)。
…まあ、んなこんなでクラクラしたいヒトは、この辺のワードで検索してくらさい。
それにしても、フランス農事功労章なんかも訳わからんヒトに出てたりするが、この「ルーブル公認」ってさ、フランス人ってのは温いというか緩いというか懐が深いものである♪
我々については、事前知識無しでいきなり「変なモノ」と遭遇できて、実にハッピーであった。やっぱ食べ物でもそうだが、変なモノとの出会いは「事前知識なくいきなり」に限る!…けど、それは狙ってもなかなか出来ない…というか、狙えない(笑)。
さて帰京日、まずは榊原温泉から名古屋まで移動してしまう。
松阪駅、近鉄は3分間隔で同じ名古屋行きなのに違う特急なんかが走ってて、関東モノは混乱(^^;)。
click!→昼は、レイヤーズ
そして夕方に岐阜に移動。
click!→夜は、ラーモニー
2015年10月 第5回中之条ビエンナーレ
なんだかんだと忙しかった夏が過ぎて秋休み。
気がついてみると「中之条ビエンナーレ」の年じゃないですか。
前回の第4回、「温泉にアートに田舎…って、ボクらの好物のテンコ盛りやないですか~い!!(笑)」…と伺ったらホントに好物だったので、再訪することにする。
高崎線でタラタラ高崎まで行ってレンタカー。
しかし「高崎駅で降りる」ってひっさしぶりだけど、高崎の「シャッター街っぷり」もかなりだなあ(^^;)。
駅前から始まる廃墟具合は、気味悪さを越えてアートっぽい…ほどだ(^^;)。
昼食は高崎市内で。
click!→久しぶりの「凡味そばきり」
一時間ほどのドライブで中之条。
「つむじ」で珈琲ブレイク、パスポートを買い、近辺の会場を見る。
[ 第5回中之条ビエンナーレ ] (敬称略)
[魚とも:飯野哲心]
「つむじ」から「旧廣盛酒蔵」に歩き出すと、途中の海鮮居酒屋さんに会場マークが立っている。
なんじゃなんじゃ? 2階の広間に上がれですと?
体験型アートですと? アナタが鮨にな~れ、ですと?(笑)
「旧廣盛酒蔵」は前回いい容れ物だなあと思ってて今回も行ってみたのだが、たいへんに良かった。
自分たち的には、今年回った中の白眉だ~♪
各アーティスト作品の相互の響きあいの美しさは前回以上かも。
[旧廣盛酒蔵:大石麻央]
1階メインの大石氏が強烈。
写真以上に実物は、可愛く恐い。ゾゾゾ…って感じで、かなり恐い♪
[旧廣盛酒蔵:升谷絵里香]
奥の大広間は壁面を大画面にした映像作品。
個人的には芸術祭では映像モノより立体造形の方がインパクトあるのだけど、これは好みだった~。
美しく摩訶不思議な中に、モンティパイソンのギリアム調のおかしさが。
[旧廣盛酒蔵:KANNO X KANNO]
こちら、整然とした、タイプ的には好みど真ん中ではないのだが、ハッと息を飲むまぼろな美しさ。
ぶらぶら「つむじ」に戻る途中。
[小池薬局:秋本将人・渡辺俊介]
一種の「まんまやんけ」系♪
そろそろ切り上げて、本日泊まりの草津に向かう。
標高が高いというのは、ホントに季節が早い。随所で紅葉見物。
「湯籠りの里 緑風亭」に素泊まり。
広々入れる家族風呂。
click!→夕食は「アルロドデンドロ」
2日目。
今回は、草津から近いこともあり、まず六合エリアを見てみようと思う。
[お蚕さんの里:大石麻央]
あらま、狙った訳ではないのにいきなり、再びの大石氏作品。
六合の中心部に「湯本家住宅」が建つ。1806年建築で、幕府に追われた高野長英が隠れ住んだという。
こちらが六合エリアでは“大会場”で、9アーティストの作品が犇く。
[湯本家:馬場恵・古川葉子・小林正樹]
[修験道の家:斎江貴志]
六合村の中に点々とアートが散らされている。
ものぐさな我々もつい散歩させられてしまう、絶妙の離れ具合というか密集具合というか(笑)。
[赤岩公民館:田島鉄也]
この作品、家族が20年間に食べた卵の殻・薄皮を取っておいたものが素材…ちゅーんだが(^^;)。
アールブリュットやなあ…
[赤岩の土手:石坂孝雄]
クルリと六合エリアを回ったところでお昼、腹減った。
「う~んどうしよ、やっぱ、アソコか!?」
click!→昼食は「野反ライン山口」
食後、お茶にすべか…と、隣の「道の駅」にある「お休み処くに」へ。
フラフラと食べたジェラートが大当たり♪ とくに花豆!
中之条「ロカーレ」の分店というか販売所らしい。
『「日本で最も美しい村」連合』のポスターが貼ってある。へえ、「フランスの最も美しい村」の日本版かあ。この連合に六合も加盟しているようだ。
ポスターで54村、今チェックすると60村が会員。
「う~ん確実に“行ったことある”と覚えてるのは18村くらいかなあ…」みたいな話をしてたら、「それは多いね~」とジェラートのオジサン。
連合の会合なんかにも行ってる方だそうで、色々教えてくれる。おもろ♪
コンサートやらで伺ってる、飯豊・上勝・智頭・南小国・椎葉なんかも入ってて、ポスター見てるだけで感慨深い。
さーて、午後の部、スタート♪
今夜は四万は積善館泊まりなのでルートを四万に向け、途中の暮坂・沢渡エリアを眺めて行く。
[十二みます:小山真徳]
…っていきなり、遊園地か!?(^^;)
[花楽の里:浦部裕光]
こちらは2013年作品だそう。
花楽の里では、林耕史氏が2011.2013.2015年と連続作品を作っていた。芸術祭に年輪アリ。
[暮坂牧水茶屋:赤松 功]
赤松氏作品の横の立札に告知が貼られていた。
「スタン・アンダソン氏が9月15日に急逝」されたため、同氏の作品は中止の由。R.I.P。
沢渡温泉までやってきた。この温泉にもいつか浸かってみたい…。
[蛇野:永井文仁]
…そも、建物がアート過ぎじゃ、っちゅうねん(笑)。
鳩小屋だったらしい。
こちらを写真ギャラリーのように使った作品。
沢渡エリアの大会場、丸伊製材。
[丸伊製材:山口貴子・嶋津晴美・鈴木のぞみ]
鈴木氏の不思議な映像…かと思ったら、外のクルマが映ってる…あ、ピンホールカメラ系か。
…その仕掛けはビックリするほどのことは無かろうが、見せ方がホントにすんばらしー♪
“え、これもアート?”…って思うような「シンクロ犬」、はパン屋さんのワゴンが連れてきてた。
…といったとこで、そろそろ四万へ。
[中屋:マレビト]
四万川小径など散歩して、積善館へ。
泊まりはすんごく久しぶり。
いなたい本館の方をとっていたのだが、さすがにビエンナーレ会期中ということか、駐車場が一杯。クルマは佳松亭の方に入れる。
本館・佳松亭は内部で繋がっているが、それぞれの駐車場は一度町の外に出て大回りしないといけない。
山荘の湯と元禄の湯をいただく。
やっぱり元禄の泉質はイイ、サイコーに好きな湯の一つ。
本館の食事は弁当形式の簡単なタイプ、かえって扱いが良い。
翌朝。
せっかく積善館に泊まったが、「ビエンナーレ会場としての積善館」は前回に比べて規模縮小(^^;)。
サクっと、
[積善館向新:藤林悠]
[大黒屋:本郷芳哉]
今回の四万エリアは積善館サイドよりやまぐち館周辺に作品が多い。
[旧スナック:加藤 祟]
温泉口の家・四万民家・四万ギャラリー・第三倉庫…と覗いて、大会場の「旧第三小学校」へ。
[旧第三小学校:村上 郁・大森 愛]
小中学校会場は楽しい。
教室…という同じような空間が並ぶミニマルさに、まったく違う宇宙が並ぶ楽しさ。
盆栽展のようでもある。
電球に写真を仕込んだ村上作品。
大森作品はシンプルだが窓外の風景をバックにウルっと感情に訴える美しさ(だが、そこは写真には写らない(^^;))。
[旧第三小学校:大橋 博・白鳥友里恵・鈴木孝幸]
白鳥作品は、茶室のようににじり入ると米の庭に割箸の空。米の香りが鼻腔に懐かしい、のが、観覧者を屈ませてる効果。
鈴木作品は校庭に埋まってた岩石らしいが、やっぱ素直に「アートもゴクローサンだわ…」という感想が漏れる作品は多い(^^;)。
[旧第三小学校:三浦かおり]
昼食はたいした手を思いつかず、ロードサイド土産物店でラーメン(^^;)。
四万地区でもう一箇所、時間限定会場がある。温泉旅館「四萬館」。
[湯元四萬館:神田さおり]
ここのお風呂の壁画という実用アート(笑)。
さて、中之条中心部へ戻るルートに乗り、次は伊参。
[伊参スタジオ:吉野祥太郎・岩城和哉]
東京電機大岩城研究室作品は竹筒を円に並べたもの。靴を脱いで歩ける…健康法アートか(笑)? そして、紐付きゴルフボールを足に結えるなどして竹筒の上をコロコロ転がすことが出来る。ひっきりなしに、のんびりしたコロンカランした竹の音が場内に響いている。いやあいいアート塩梅だ。
[伊参スタジオ:林麻依子・戸島大輔・小野崎理香]
立っているのはアートじゃなくてワシぢゃ(^^;)。
[伊参スタジオ:ジェイミ・ハンフリーズ]
体育館は、白砂絵の地形図。
ビエンナーレも最終日だからか、立ち入りOK。
更に帰途を進み、最後は「道の駅霊山たけやま」。
[道の駅霊山たけやま:半谷 学]
ダイナミックな作品。…だけど、そもそも山頂とロープが渡してあり端午の節句にはここに鯉のぼりをかける…って風習もダイナミックなアートだよなあ…。
2015年 8月 箱 根
箱根を旅行した。
企画したのがほんの一週間前(^^;)。越後旅行の直前か直後か(忘れた)。
「箱根、大変だよね~」
「空いてたりしてね…」
で見てみたら、お盆ど真ん中というのに、まあ予約が取れるんですわ(^^;)。
そんな訳で箱根、小田急沿線住人からの嫌われ者ロマンスカーに乗って向かう(さすがに30分くらい速い)。湯本まで寝ていけるのはイイ。
登山鉄道、さすがに紫陽花は終わり、楽しく切り返してズンズン強羅まで。
と、駅前が賑わっておる。なんや?
「本日、強羅夏まつり大文字焼 交通規制あり升」
だって(^^;)。
知らんかってんちんとんしゃん。
箱根町長のスピーチを目撃した。
そして向かう先は、
click!→「ベルス」で昼食
さて満腹&超ご機嫌の我々は、折角登った強羅からまた湯本に下る(^^;)。
強羅から早雲山へのケーブルカーは動いているのだが、その先のロープウェイは運休中なのだ。
湯本に戻って喫茶でも。落ち着くって話なので「ティムニー」で水出し珈琲。ホントにホッコリ系。「Time+無二」で「ティムニー」とは恐れ入るが(笑)。
泊まりは塔之沢。塔之沢では福住楼は泊まったことがあるが(こちらも優!)、今回は環翠楼さんにお願いする。
歴史は400年を数え、「環翠楼」は伊藤博文の命名、1919年建築部分が堂々の現役、そんな無闇に高くない、…と色々とんでもない(笑)旅館だが、まあ大涌谷爆発騒ぎがなければ1週間前に予約が入ったりすることはまず無かろう(^^;)。
昼にしこたま食べてきたから…、ということで素泊まりプラン。
いやあここ好き! 環翠楼、ええわあ♪
●そらもう、明治大正昭和浪漫の香りが濃い。
●その「昔の空気」が一箇所に飾り奉られてるとかじゃなくて、宿全体で、動態保存されている。しかも気安く。
●だからといって「浴室は昔の小さいのだけ」じゃなくて、適度に広い露天も完備。深夜帯は家族利用可。
●安っぽいゲームマシンが並んだ遊戯コーナーも一角にはある(…のがまた風情(^^;))。
●使わなく/飾らなくなった書画骨董道具などを無造作にポイしてあるコーナーもある(のがまた風情(^^;))。
●ごくフツーの料金。
…と、ボクら的に、好みド真ん中(^^;)。
夜が明けて2日目は、大変な風雨。「嵐の一日」と呼ぶに相応しい大騒ぎ。
とはいえ、桃源台に向かうのはいずれにせよ、バス。湯本から乗り込む。
「メシ食う以外はヒマ(^^;)」な日程ゆえ、天気が良ければ色々と途中でのオプションが考えられるのだが、風に吹き飛ぶ。
バス・海賊船・ロープウェイが集まる駅も、閑散としたお盆だ。嵐のせい…ではないが、「運休」の文字が悲しい。中国人・インド人観光客だけがエネルギッシュに動き回っている。
さて、お昼は「竹やぶ箱根店」に行こうと思っている。本日店を開けるのは電話確認済。
桃源台から「オー・ミラドー」は、ブラブラと歩ける距離。「オー・ミラドー」から「竹やぶ」もまた、ブラブラと歩ける距離。
…なんて話は横殴りの雨に張り倒される。駅カウンターの無料電話でタクシーを呼ぶ。
タクシーの運転手氏によると、
「この辺りもですねぇ、閉まってる《年中無休》施設が結構ありますよ」
桃源台から「竹やぶ」はものの5分だが、そのほんのちょい先から「立ち入り禁止エリア」が始まっている。
いやはや大変だ。
昼食は、click!→竹やぶ箱根店
はてさて昼食も済んでしまった、どうしよ~。
今宵の宿泊先は「オー・ミラドー」なのだが、さすがに直行は早過ぎるか。
さりとて風雨は激しくなるばかり…。
“う~んまあこのくらいかなあ…”と考えたプランは、タクシーでポーラ美術館に行ってブラブラすること。
ポーラ美術館は初めてだが、行ってみると、此処も此処で別方向からの「立ち入り禁止エリア」直前…である。
みんな大変だなあ…。
こちらは天候との相性か、ある程度の入りであった。まあ「フツーのお盆」ならこんなもんじゃないのかもしれないけど。
ちょっと面白かったのは、館の野外天井上のリングを使った作品。
「お、見覚えが…」と思ったらホントに青木野枝氏作であった。つい一週間前に越後で見たのと同一趣向の作。
いや、奇遇ですな(笑)。
美術館の企画展は「セザンヌ」だが、『お断り』によると、
「箱根町大涌谷周辺の噴火警戒レベルが3に引き上げられたことを受け、セザンヌ展では緊急時における当館運営の指針に基づき、7月27日をもって借用作品4点を返却し、総数12点の借用作品の展示を全て終了いたしました」
そうだ。
厳しい夏を迎えている箱根…。
ポーラ美術館で鑑賞するうちにも風雨は強くなり、いよいよ時間潰しの手段もなくなった我々は、夕方まだ早い時間ではあるが「オー・ミラドー」にチェックインする。
夕食は、click!→オー・ミラドー
翌朝。
雲は厚いが雨はほぼ上がった。
朝食は「コロニアル・ミラドー」棟にて、とのこと。
その名の通り、アジアンエキゾチックな作りのこちらには、初入館。
庭の彫像がキッチュである(笑)。
噴火警戒と嵐に疲れた(^^;)のか、道路頭上の案内板に緊急メンテが入っている。
人間と比べると、やっぱりデカイのだね、電光板(^^;)。
ブラブラと過ごした後、帰途につく。
オー・ミラドーの目の前のバス停に「小田原行き」のバスが来る。まっすぐ下山するにはとても便利。
小田原まで70分くらいの行程…だが、ほぼ全線、我々2人で「貸切」状態。~んん、やっぱ大変だわ、今年の箱根(^^;)。
今がチャンスでっせ、皆さん。
2015年 8月 越後妻有と石打
越後湯沢駅、11時半。
構内「魚沼の畑」にて昼軽食。
とろろかっぺ飯・照り焼き豚丼・おかずバイキング。
かっぺ飯は、とろろ・玉子・味噌汁のぶっかけ冷汁…みたいなの。これと、野菜豊富なバイキングが優秀で、1mmも期待してなかったせいもあるけど、大いに感心。
味噌茄子・茄子漬・夕顔の炊いたん・オクラ青菜ねばねば・ゴウヤチャンプルー風・珈琲風味豆…など。基本が淡味なのも意表をつかれてありがたし。
こっちに来る時の時間のない昼には、リピート有かも。
レンタカー。
30分も走ると、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の開催エリアに踏み込む。
文字通り、3年に1回の祭。(作者名・敬称略)
「清津倉庫美術館」
廃校(旧清津峡小学校)利用型美術館。
青木野枝「田の玉/白羽毛」「LIKE SWIMMING」
後者は「白羽毛集落の子どもたち+青木野枝」名義のワークショップ的作品で、子どもの「ウンコちゃんの造形」が光る♪
内海昭子「たくさんの失われた窓のために」
カサグランデ&リンターラ建築事務所「ポチョムキン」
歴史ある芸術祭らしく、2003年の作品。河原の居心地良い静かな空間。
…であるが、当時、「不法廃棄ゴミの山となった子供の遊び場の再生」がコンセプトだった…っつう。
古タイヤのブランコも有り升。
「辰ノ口砂防ダム」と磯部行久「土石流のモニュメント」
道を行くと、また矢印立て札があるので寄ってみる。
うわ~スゲー、こりゃ最強最大の作品なんでないかい!?…とブッたまげたら、実用土木だったヽ(^~^;)ノ。
辰ノ口砂防ダム。
この辺りは長野県北部地震で起きた土石流が大変だったらしい。
そこにそのモニュメントとして、黄色いポールの作品が寄り添う。
駐車場で冷やし胡瓜を50円で売ってる。
クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン「最後の教室」
2006年作品。こちらも廃校まるごと(旧東川小学校)。
塩田千春「家の記憶」
空き家一軒の作品。
“記憶を編み留める”という美しいアートだが、また、家の佇まいの懐かしさがたまらない。
2階に小スペースがあり、窓を開けて板間に座って涼んだりできるのだが、まあそのどっかのオッサンの写真を見ていただきたい(笑)が、安コンデジのオートでテキトーに押っぺしただけでこんだけ雰囲気が写るくらい、古い家には、風と光と空気と時間と……が、あるわけ、よねえ♪
そして、アート巡り初日はこんなとこで、旅の本来の目的・石打にクルマを向ける。
十日町エリアから石打・湯沢は山越えなので、近いが遠い~遠いが近い…くらいのビミョーな距離。
…って、何も言ってないな♪
行き先は、click!→アンドラ・モンターニュ
***
石打に朝が来る。
定番のアンドラ・モンターニュ朝食でエネルギー充填♪
シャキーン!…となって、とりあえず「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に戻る。
今日はまず、中心地である十日町越後妻有里山現代美術館[キナーレ]を目指す。
大沢山トンネル抜けてくのがラク、と聞いて、そっちの道。
トリエンナーレ特別企画は、「蔡國強 蓬莱山—Penglai / Hõrai」。
地元の人たちとのワークショップ的作品でもある。さすが蔡さん…的な説得力がある。
2階常設展も面白い。
写真は無いが、鉄道模型を使った影絵の「クワクボリョウタ《LOST #6》」はめっさ気持ちよい。酷暑・人混み…でない時期に改めて見にきたい(^^;)。
キナーレ内「越後しなのがわバル」でひと休み。
蔡國強さんを借景に、「糸瓜のプリン」と「夕顔のわたの生姜レモン」♪
夏休みとあって人が押しかける十日町、スタッフも“総動員体制”が楽しい。
バルの店員さんもバイトデビューくらいなのか、持ってきたお盆からデザートを卓上においたところで盆の上の偏った珈琲カップの配置のバランスをとるのに、テンパってしまった(笑)。
「大丈夫ですよ~」とお盆から直接ピックアップ。
開発好明「モグラTV」
キナーレ正面の芝生広場にできた菜園に、謎のアート♪
ちょっとした広場の小丘に野菜が植わっているのだが、近づくと「覗き見台」がある。乗ってみるとその前にマンホール大の穴があり、よく見ると穴の下は地下空間が掘られていて、何か蠢いている。
ほへ?…と覗き込むと、モグラの着ぐるみのアーティスト本人がいて、手をふっている(笑)。
ちょっとしたスタジオになっていて、毎日、Ustreamによって放映もしているようだ。
なんかモグラの着ぐるみで徘徊するアートがあるらしいぞ…とは聞いていたが、実物の馬鹿馬鹿素晴らしさは実物ならでは。
畑の地面の下に異空間、って、予想以上に、変♪
山深い方向を目指してみる。
「うぶすなの家」
1924年築、越後中門造りの茅葺き民家。
こちらを舞台に、陶芸作品など。
食堂も兼ねているので昼メシを…、と思っていたのだが、さすがに夏休みの日曜で1時間待ち。
断念して、軒先の胡瓜とトマトをいただく(なんと無料!)(^^;)。
「うぶすなの家」から更に歩いて5分ほど入る。天気が良過ぎて暑いのなんの…
古郡弘「胞衣―みしゃぐち」
まるで古代遺跡に迷い込んだかのような、土を掘った不思議な空間。
エリアの端も端っこで、この存在感は凄い。
天気が良過ぎて暑過ぎて、そうそう居られたものではないが、ノーマルな気象環境なら小一時間も座っていたい感覚…
さてそうこうする昼下がり、我々は石打に舞い戻るのである。
旅のもう一つの主眼が待ち受けている♪
じゃ~ん、それは、
【扇辰・彦いち二人会】
である♪
林家彦いち/入船亭扇辰 師匠の落語を石打で満喫すべ~…という会。
オーベルジュ美食&落語堪能の企画だったのでありんす。
経緯などは詳しくはアンドラモンターニュ関連のとこを見ていただきたいが、
・火災見舞
・BS日テレ「皿の上の物語」(いい番組でしたなぁ)の「モンタ&彦いち」の回の縁
・彦いち師匠がよく共演している扇辰師匠が近所の長岡出身
という辺りが基本動機で、更に裏で色々な偶然やら因縁やら(笑)あって、開催の運びとなったようだ。
会場は、アンドラ・モンターニュのお隣「駒形さん宅」♪
うーんと、豪農さんとか庄屋さんとかなイメージ?…の古い邸宅。
成行き上、高座から手作りだ♪ ま、ワシらの本業で言うと「101人コンサート」じゃね(笑)。
高座の想定高さ…って結構高い。師匠の仕草で手を出した時に、手がお客さんの目の高さよりちょい上、くらいなんだと。
入船亭扇辰「片棒」
林家彦いち「ちりとてちん」
…いやあ笑った笑った♪
は、言うまでもないかもしれないけど、この距離の近さはメガインパクトであった(^^;)。ほとんど眼の前だよ~ん♪
仕草がよくわかる…どころの騒ぎじゃないヾ(〃^∇^)ノ
風が吹き抜ける落語、噺家さんの背後が向かいの山まで開放されてる落語、いやいや気分も爽快どした。
師匠たちはアンドラ・モンターニュにお泊り(さぞや賑やかでしたでしょーなー)。
我々は前日泊だったので、レンタカーを返して帰京する。
2015年 7月 関 西
やられた〜(^^;
連休で関西に来ている。
台風11号にビビって東京を早く出たが、新幹線は無事に動いており、昼過ぎには京都に着く。
湖西線は乱れに乱れてはいるが、まあ何とか動いているようである。
そこに、本日の目的地、比良山荘の伊藤さんから電話がかかってきた。
「今、湖西線に乗ったとこですよ〜」
「いやあ、それが、、、」
比良山系でも台風の雨は荒れ狂っているらしい。
何よりも、比良に通じる道に通行禁止(地元民を除く)が出てしまったという(実際に危険箇所もあるらしい)。
また、避難勧告の対象にもなったようだ(「避難勧告の方は、最近はすぐに出てしまうのではありますが、」)
やられた〜(^^;
なんたって、山だ。
だから、山荘、なのだ(^^;。
まあ手練手管を尽くして到達する手もあるのかもしれないが、それでどこか方面に迷惑をかけてもいかんだろうし、、、
思えば、我々の比良行は、不思議にいつも天変地異に縁があるのだが(^^;、今回は行き着かんかったです。
山科駅で取って返し、京都。伊藤さんが手配してくれた(いつもは絶対に泊まらないような)高級宿にチェックイン。
雨が激しい。
今日、祇園祭なんだよなー。
昔、祭の日の宿が取れなくて泣いたよなー。今日は、伊藤さんの力もあろうが、市中のキャンセルもさすがに多いだろうなあ。
宿から急いで飛び出して行けばまだ山鉾を見られそうな時刻ではあるが、この雨をおして…というほどには興味ない(^^;。
話は遡るが、昼メシは品川駅からの新幹線だったので、オギノ+フェルミエ+やまさき…のナイスな駅弁。
夕飯はどうするか、さてこれも普段は即死しそうな日であるのだが、んー、きっと大量当日キャンセルが出ているに違いない。…のに期待して、、、
***
そんな訳で、台風様にはかなわない。
京都で夕メシを考えねば。
前述の通り、狙いは台風どたキャンだ。名だたる名店に当日予約の問い合わせ…とマコトにシンツレイではござるが、電話かけまくる所存である。
んー、まず一軒目は、やっぱそうですよね…と衆議一致して、「御料理はやし」さん。
「すいません、今晩の予約をお願いできないかと…」
「…えーと、はい、何時?」
わっヒョイ、一発でいきなり引き当ててもうた! 超らっちょい!
土砂降り。
鴨川は濁流。
携帯には次々と避難勧告情報。
さすがにホテルのカフェから道に跳ねる水飛沫を眺めるのみの午後(^^;。
タクシーで「はやし」。
「…ん?、知らないけど、それ、電話番号?」
といきなり店に電話してしまうタイプの運転手氏であった。
夏のはやし。
ってゆーか、山鉾巡行の夜のはやし。
そもそも、祇園祭の日の京都市内に入ろうというアタマがもう我々にはない。まして、その日に一流店でごはんたべなどというアタマなどあろう筈もない。
…ないものが、しっとりびしょびしょと「はやし」さんの玄関に立っているのだから、げに天災は恐ろしく(^^;、ヒトの運命は謎だ。
***
夏のはやし。
素敵だ! 素敵過ぐるほどに(笑)。
「ま、」と、これも抜群の梅酒に始まる。
いやでもホントに夏はいいですね〜。
祇園祭は避けるにしても、またこの季節に来たくなりもうした。
前回、「今度は鱧を食べにおいで」と言われてた鱧は「尽くし」状態か、って色々に、いやこれぞまさに「韓国産じゃダメだ〜(笑)」という「見方」の真髄!
(にしん)茄子!
すずき(あらい)!
冬瓜!
粽寿司!
蓼!
生姜ごはん!
…この辺、自分的サイコー…の世界。
いただいていて、意味合いも傾向も違うが、キュイジーヌ・ア・ロウの、「水がことのほか」の2軒の、比良山荘からはやしに振り変わったのは、何かの思し召しか。
そして、はやしさんなんかじゃ毎日のようなことだろうけど、相席の(自称「ステージ4」(笑))老有名文化人とご主人の、他で言えへん話、が面白過ぐて、ずっとバックのゲラを入れ続けるウチ、でもある(^^;。
お題は、昭和の文壇大御所とワタシ(たち)、昭和の大女優とワタシ(たち)、京都の名店・隠れ店の言えへん話、焼き物名人列伝とワタシ(たち)、、、。
まあ抱腹絶倒である。
まあ京都である。
若い衆が死ぬほど電話してくれたらしいが、タクシーがつかまらない。
(もう電車すらズタズタに止まってたらしく、まことにしょうがない)
立派なホテルの立派な傘もあり、どうちゅうことないです、と歩きで辞する。
と、表通りに出るや否や、空車のmkを止めるのに成功。
ワタシの人徳というのも、なかなかなものである(笑)。
***
2日目。
この世の終わりまで降り続きそうだった雨が上がっている。
関西はまだ止まってる電車もあるようで大変なのだが、傘をささずに出られるのは大変にありがたい。
お昼。
夜がガストロなので軽めに行きたい。夏の関西。
…という掛け算を行なっても色々な思案は湧いてくるのだが、アタマに浮かんでくるとたまらなく食べたくなるものの一つが「すだちそば」。
これをちゅるりとやりに行く。
ちょうどホテルから歩ける位置、市役所裏に「ろうじな」さんがあるようだ。
昨年の開業、修業はあの「なかじん」さん。
ウチがなかじんに行ってたのは10年前?…いや15年前くらいか、当時轟いていたなかじんさんが、蕎麦を打てない悲劇にみまわれてから随分になるが(その後お邪魔してなくてまことにすいまそん)、お弟子さん筋をいただくのも初めてかもしんない。なつかしいなあ。
こちらがすだちそばをやってらっしゃるようだ。
小体にクールで洒落落ち着きの、今の蕎麦屋さん。
胡瓜の漬物(さすが京都、料理になってる)とハートランドでスタート、おっつけ、蓴菜・鴨ロース・穴子煮凝り。
昼下がりのおっさん、を満喫。
さて蕎麦の段だが、前述の通り、すだちの奴の誘惑は強烈。めいめいに一杯ずつ「はりそば」(こちらではそう呼ぶ)をいただく。
この食い物はいただくとフッと頭が軽くなる。水蕎麦の清澄・だしのアッパーノート・すだちの酸の涼やかさ、を織り交ぜたような爽やかさ、の初夏。
こちらのは品良いお味に、案外ちゃんと量もあり、温かい蕎麦は飛ばして、蕎麦カリカリ乗せのアイス。
ごちそうさま。
お店出てふらっと。御幸町の角、か、に、ちょっと瀟洒な、、、近寄ってみると、自家焙煎とか深煎りとか、書いてる。「珈琲の肴」とかバカなことも書いてる(笑)。
はい、蕎麦の後の珈琲はよろしおす、寄ってみまひょか?
「王田珈琲」。
こちらが、ワシらはリアル通りすがりであったのだが、自分たち的に「大発見」感覚。
ごくごく大雑把な概略を申し上げれば、「いちばん影響を受けたのはもかの標さんですかね」…という方面。
ブレンドとブレンドデミタス。
美味しい。焙煎はもちろん、抽出の技術配慮もイイ。
デミタスはねっとり粘度を感じるほどでありながら、品良い苦味も悦びの甘味も、まったくイヤ気がない。
30代前半、そのトシでこっち側を掘ってるヒトもいるのねえ…って感じのご主人の喋りには楽しいイヤ気(笑)…じゃなくて、スパイスがある。
これはメモメモ。
23時頃まで開いてるようなので、懐石の後に回ることも可。
***
大阪に移動してエニェ。 click!→エニェ
***
3日目。
お昼はダイビル。 click!→ドノスティア
夜は [ Aida x La Cime ]。 click!→ラ・シーム
***
4日目。
早くも帰京日。
夜は昨日にもましてスタートが早い。だから昼は軽く、うーんこの暑さも考えると、昼は蕎麦か。
宿が谷町九。となると、前回「行ってみたら夏休みだった」谷町六の「蔦屋」さんは丁度良いげ、か。
ネットに11時半開店とあるので、11時20分ぐらいに行ってみる(銅座公園もダラダラ待つには暑そうだし)。
行ってみる…と、え!?、もうやってる(^^;)。
やってる上に、「お並びください」と言われる。
言われるままに廊下に回るともうギッシリの列。
列はいいんだが、この「待つの廊下」がけっこう暑い。
…いやあこれは、、、
実は、谷町六に関しては前回に発見した切り返しワザがある。
近所の「文目堂」さんに回る。徒歩5分。
文目堂は11時半開店のようだ。お待ちの客が、8人くらいかな。
ワシらの次の組くらいまで、「1周目」で入店。
click!→文目堂
蕎麦を食うと珈琲が、…って、同じ人間なので行動パターンが同じ(^^;)。
実は王田珈琲で「大阪はどこが好き?」って聞いてみて「ん~、大阪は『ばん珈琲』さんですか」とのことだった、「ばん珈琲」は自分も考えていたので、訪ねてみることに。
見ると、谷町六→森ノ宮…ってえらい近いやんか(^^;)。
こーゆー土地勘は、まったく無いの介(^^;)。
ばん珈琲は、森ノ宮駅すぐ。渋い。老夫婦。ブレンドCとマザグラン。香りが深い。
…んなとこで、ヒマ潰しタイム突入なのだが、この地下鉄を更に乗り進んだ鶴見緑地の「咲くやこの花館」で「虫を食べる植物展」が開催中。
こちらへ。
鶴見緑地駅前はプールみたいなんだが「1時間半待ち」とかプラカードが出てる。グエ。暑。
「咲くやこの花館」は炎天下、10分くらい歩く。グエ。
歩いた甲斐あって、食虫植物展は面白かった♪
しかしその~、食虫植物もたんまり見たが、ともすると「高山植物ゾーン」や「極地植物ゾーン」の滞在時間が長くなる…のは、内緒だ(^^;)。ヒヤ~♪
2015年 6月 札 幌
初夏の札幌へ。
6月の札幌は3年連続。 2013は初夏の北海道に魅かれて、2014はラッセ・バンケット・コラボがあったから…で、2015は違う時期でもえーやん…という所だが、春にラ・サンテが移転した。
これは伺ってみたい…と様子を窺っていたのだが、んー、6月が都合つきやすいんだよなあ。しかも友人G夫妻の北海道ライフが取りあえず7月で一区切りになるらしい。
じゃあ、ねえ(笑)。
空港でお昼。click!→天政羽田
北海道は爽やか!
涼しいということもあるが気温の差以上に湿度が違い過ぐる。
早く着いたので札幌駅宮越で珈琲。「着いた」っぽく。
注文はエスプレッソだが珈琲入れにたっぷり取り、ミルクもたっぷり供される。
さすがの北海道焙煎芸深煎り世界とミルク力。これだよね〜。
ただ駅ナカ系のオール喫煙化なので、誰が悪いという話ではないけど「ここで吸うために来る」人の空気も漂ってしまうのはちょっぴり残念。「珈琲?ああ、そっか吸える場所代だよね」みたいのは見せないでぽちー。
ま、そんなこんなで札幌に解き放たれるボクら。
1日目夕食は、click!→バンケット
***
2日目。
G君の歓待に甘えましょ~のコーナー(^^;)。
支笏湖は世界有数の透明度を誇り水質日本一に認定されてたりする湖だが、札幌からクルマで1時間ほどで走れる。
湖畔の秘湯・丸駒温泉旅館は、名前くらいは聞いたことあったけど、A夫人の大プッシュ。
…そんなんで、連れてってもらう。
湖岸からパッと見ただけでも透明な湖水…もスゴイが、緑の対岸がほとんど「手つかず」なのが美しい。さすが北海道!
丸駒で「日帰り入浴」の段…に、G君が「ちょっと待っててください」と言うからナニかと思ってたら、
「お誕生日プレゼントです!」
と鍵をくれる、、、。
「へ?」…「!」…小一時間の「貸切風呂」を取ってくれた、という。
「ひえ~、、、」
いい孝行息子を持ちましたよお(違)…と爺婆は涙ぐみながら湖畔の貸切露天(…と内風呂と、貸切なのに湯船は2つ!)に浸かるのでした(^^;)。
多分こんな驚いた(&嬉しい)誕生日プレゼントは無かった!(^^;)。
あと、丸駒では「足元湧出湯の天然露天風呂」が見事。ホントの湖畔に堂々の大きさで湧いていて、湯面が支笏湖湖面と同水位。入ってみるべき豪快湯。
フロントの横に(テルマエ・ロマエの)ヤマザキ・マリのサイン色紙が。
前に法師温泉に行った時には「テルマエロマエ撮影開始!」とか貼られてたしテルマエ効果って凄いな~…なんてこと言いながら見てたら、記事を読むと、こちら丸駒の副総支配人とヤマザキせんせは中学の同級生で、丸駒は「ホームグラウンド」とでも呼ぶべき温泉らしい。驚いたぞ、ルシウス!ヽ( ´▽`)丿
2日目夕食は、click!→ジャドプール
***
3日目昼食は、click!→けん豆
蕎麦食ったら珈琲でしょ。
…と珈琲を求めて歩き出す。珈琲店は蕎麦店と違って市内の便利なエリアに多い。
気分は「ベーシック」なのだがちょうど定休日。「ミンガスコーヒー」というのに向かってみる。直立エンジン全開。大通の駅からすぐ。
古めの雑居ビルは「珈琲ビル」と言っては言い過ぎだが、数軒の珈琲店が入ってる。ミンガスはその一番上7階。
タンノイの同軸にもう1本ウーファーの入ったスタジオモニター。アンプはマッキンとクワドが並んでたけどマッキンかな。
珈琲は札幌らしく深煎りの気配、フレンチ(強)とおかわりはフレンチ(普通)。
季節柄、窓も開放でおそろしく気持ちよい。テラス席希望客も多い。
居心地よくダラダラ。屋号のわりに、ジャズ喫茶臭はほとんど無し。
そして夜にそなえてマッサージに行ったり。
ホテルへの帰り道、久しぶりに雪印パーラーの前を通る。
ここだけはホントに古い、ワシが生まれた時からあるもんなあ、…と思って調べたら嘘(^^;)で、私より年下・へべよりは年上…な店なのであった。ま、古い(^^;)。
!…しかしコレ、1万円パフェとかは聞いたことあるけど、こんなんあったとですか(^^;)。
まあ100人で来れば、一人1000円だけど…(そーゆー問題か?)。
2015年 5月 二岐温泉・奥久慈
そろそろ温泉にでも。
…と行きたい温泉のサイトをめくると、一週間後の二岐温泉大丸あすなろ荘に空室があるではないか。
やっぱり福島は空いてるのかなあ?
出かけるとする。
新白河駅。東京駅から80分…とこの辺は腰を上げれば近いのだ。
変なゆるキャラがいる。「ニシゴーヌ」だと。頭に新幹線ついてるぞ、ヲヒ(笑)。わりといい出来だと思います>西郷村。
駅からクルマ1時間。送迎バスもあるが、今回はちょっと回ろうと思い、駅レンタカー。
その前に、小腹が空いたので駅前で白河ラーメン。
行動がベタです。
「手打中華せきた」 ラーメンとつけ麺。
奥のテレビは競馬中継…とフツーの駅前店なのだが、手打麺がなかなかウマシ。スープも真面目。
…と横にご主人が立ってるんで、へべがそんな話を向けると始まるのが主人のトークショー(笑)。
いやあ実はカルトな店なんですわ(^^;)。
「ウチの秘訣」はいいんすけど、それに続く「オヤヂ、白河ラーメンの裏側を斬る!」編は書けない話ばっかり(笑)。キョーミある方は新白河駅までどうぞ。
「ウチなんか早くから支度してんのに、11時の開店に10時まで寝てて、それからボッと火つけるとこばっかし…」
…で日本酒の話。
「ウチがこんな高い粉とか買ってやってけんのは、1杯10万とかの日本酒飲みに来てくれるお客さんがいるから…」
だそうで、1本30万だの60万だの100万だの…って日本酒を見せてくれる、、、
電波塔…
ごくフツーの駅前食堂入口に無造作に、しかし立派な棚に組まれてるオーディオは、よく見ると、チェロ(マークレビンソン、ね)のアンプ・イコライザーにEMTのCDプレイヤー(これ、私、好きです)。スピーカーはすっかりカバーかかっててわかんないけどJBLかなあ。
…旅のハジメは、カルト・ラーメンから。
オヤッさんの話は30分でも1時間でも続きそうで、聞きたくもあったのだが、先があるので無理やりちょん切ってレンタカー。
ダイハツ・ムーブやった。最近のクルマって、アイドリング時にはオートでエンジン切っちゃうのね…。
白河羽鳥レイクライン。まずまず快適。
道の駅でヤーコン・ソフト。この辺はヤーコンが多い。
天栄村。二岐山に向かう道はひたすら登る。
二岐渓谷…はつげ義春が作品にしている。
「二岐渓谷渓流の音」は“日本何大なんちゃら”のサウンドである…という主旨の標識が立っている。
二岐温泉。平安中期の開湯、大丸あすなろ荘は江戸時代から続く…と歴史の重みたっぷり。
瀟洒なエントランスが素敵、中に入ると気楽な温泉宿である。
大浴場、渓流露天男女、自噴泉甌穴風呂。
いい湯だ♪ 透明で、あたりがシルキーだけどグゥンと染み入ってくる。
ウリは何と言っても自噴泉甌穴風呂で、尻の辺りから自噴している。さすがにベストな泉質だ。
この風呂がかかってるのは昔の川底で、名の通り甌穴が3つ出来ている。モノホンの甌穴付きの湯舟というのはかなり珍しいんじゃないかなあ。
甌穴の底に立つと、かなり深い。
ただし湧出が53度ということがあって、かなり、熱い(^^;)。冬だともうちょっと冷めるかなあ…それなら冬がオススメだ(^^;)。
***
温泉に浸かってしまえば、人間に残されるのは、爆睡しかない(^^;)。
鳥の声に起こされれば、いい天気過ぎるほどのピーカン。
今日は朝食を済ませて、すぐスタートする。
ハンドルを向けるのは、奥久慈!(^^;)
…いやあ、まあ、2時間以上かかるんだけど。
水府村に移転して以来訪ねていない「慈久庵」で昼をいただく目算である。
2時間半もかけて回るかね?…って話もあるけど、現「慈久庵」ってね、結局、どっから行っても遠いのである(^^;)。
日本地図で見れば、白河も久慈も、似たような方向なのである(^^;)。
…ならば一挙に済ませてみよ~♪…という訳なのである。
延々と呑気な田舎道を行く…感じなのだが、常陸太田で国道349号から竜神峡に向かう国道461号…これが細いわ登るわで、ちょっと驚く。
山ん中なのねー。
11時15分、到着。
既に一組、待ってらっさる。玄関には「十一時半開店いたします」の貼り紙(「臨時休業」じゃなくてヨカタ)。
昼食: click!→慈久庵
レンタカーは新白河駅に返さなければならぬ。
来た道を戻る。
途中、眼をつけてたロードサイド珈琲店に寄ってみる。蕎麦の後は不思議に珈琲が飲みたくなるのでちょうどいい。(「あめこや」みたいに自分で用意してる店もある(笑)くらい)
「自家焙煎の店 珈琲香坊」
人気店らしく、ちょっと待つ。
アフリカや中南米に出掛けてる本格派。深煎りがウマイ。正解ですた。
白河方面から慈久庵に来た人のお帰りには絶大オススメ。
新白河駅、新幹線、小山駅、東北線、栗橋駅、東武線、南栗橋駅・草加駅。
…と動く(^^;)。
うーむ、「南栗橋」とか、東京で地下鉄に乗ってると文字列としては見るけど、こーゆー所かあ。しかし、東武のキーステーションはなんでJRとの交点・栗橋じゃなくて南栗橋なんだあ?…って、こっちの人は文句言ってそうな気もする…?
さて、なんで草加に来たかというと、この辺りが(正確には八潮市が)首都圏の「海のないパキスタン」「ヤシオスタン」…と呼ばれていると聞いて、なのである(^^;)。
まあ東京から出向けば良さそうな場所でもあるのだが、東北からの帰り…の方が方向的に気分的に、寄りやすい(^^;)。
パキスタン料理に突撃!
夕食: click!→カラチの空
2015年 4~5月 アンダルシア
■ 1日目
[AQ!]
アンダルシアに来た。
私は初めて。へべは2回目。
ハブ空港がマラガ、ってのも知らなかったよん(^^;;
■ 2日目
[へべ]
アンダルシア!
二度目とはいっても30年近く前にグラナダで観光したっきりなので、実質的にはほとんど初めての土地ってことになる。
マラガの空港も、そこから乗ったタクシーも、マラガとコルドバの駅も、真新しくて立派できれい。駅のトイレもきれいで、30年前の南欧のイメージとかなり違う(シツレイ)。
マラガ駅Orient Expressで朝食。
昼食: click!→Choco
キスコガルシアのChoco、いい感じ。
[AQ!]
この地もレストランは日月休が多いのでその過ごし方が難しいのだが、コルドバの「Choco」が日昼はやってるので、コルドバに足をのばす。
マラガ・コルドバ間はRenfeで一時間弱と動きやすいこともある。
食後のお散歩、「目の前の世界遺産も見逃すうつけ者」の我が家といえども、さすがにコルドバに来てプエンテロマーノにメスキータを拝まない手はない(^^;;。
いやあ圧倒される荘厳さ、こいつぁ凄いわ。
かんけーないけど、タリバンとかISとかって、百歩譲ってまあ人間なんだから殺し合いをしたがるのはしょーがないとしても、文化遺産を破壊するのは絶対に許せないですね、百回氏んでください(^^;;)。
[へべ]
Puerto Romano
Mesquita
雨あられ
Salgado
駅shop
[AQ!]
「チョコ」からタクシーでローマ橋、橋を渡って戻ってメスキータ。
ひょえ~!とか言ったあとユダヤ人街を歩いていたら、一天にわかにかき曇り、ポツリポツリと雨の気配。
カフェのパラソルに逃げ込んで珈琲。
と、ポツポツはバラバラバラ…の轟音に転じる。雹だ。
雹に続いては豪雨。とてもパラソルではもたないので、建物のカフェ本体に避難する。
建物内カフェは避難民で一杯だ。オヤジが笑いながら、
「コラ貧乏人ども! オラんちで雨宿りすんならカーニャくらい飲むづら!」
と叫ぶ(笑)。
その雨も20分もするとやむ。
駅へ向かって歩く。
通りでセバスチャン・サルガドのエキシビションをやってる。渋い。
■ 3日目
[AQ!]
マラガ市内。
活気あるアタラサナス市場。
11時、魚市場は冷凍店以外は終わり。バーは12時くらいから、が多い。
市場の前の路上の香草売りは、活けのカタツムリも扱っている。
脱出を試みてる奴も、な(笑)。
12時、カフェ・バー・アタラサナスというベタな名前の立ち食いバーが開く。
昼食: click!→Bar Mercado Atarazanas
ピカソ、生誕の地の美術館。規模は小さいが、雰囲気ある。
何故か美術館地下にフェニキア人の遺跡がある、…というか、遺跡の上に建てたのか?
Alcazabaも見たぞ。
マラガ観光、済んじゃったよ(^^;)。
[へべ]
Teatro/Fort アルカサバ
歩いてホテルへ
***
バスでMarbellaへ
ビーチ、旧市街
[AQ!]
月曜日なのでガストロは多少、不便だ。
少ない候補の中、マルベージャに出掛けてみる。
マラガは鉄道中央駅とバス中央駅が隣接している…ので便利・明快。案外、スペインで少ない、たいがい離れてる。
直通バスで50分。
そうですなー、へべ曰く「温泉の出ない熱海」。
…くらいかなあ。小さいがアンダルシアらしい「旧市街」もアリ。ビーチ、ヨットハーバー。
外国人も含め、観光客がめちゃ多い。ついでに警官のパトロールもめちゃ多い。
ビバ安穏?
夕食: click!→Messina
[へべ]
Taxiでマラガへ
■ 4日目
バスのチケット
ド・カフェコンレチェ、ド・クロワッサン
バス マルベリヤ
ビーチ散策
[AQ!]
レストラン都合で行程が決まって行く喜劇…にて、次の日もマルベージャにおもむく。
泊まればいいじゃん、って話もあるが、このくらいの距離だとマラガ連泊で通った方がラクかなあ。
今日は昼メシ。 眩しすぎるほどのビーチ散歩の後に向かうのは、今回の旅の主要目的の一つ、「ダニ・ガルシア」。
「スペインが止まらない」世代のシェフでは、残り少ない未訪店。
そしてこちらは、…ライフタイム・トピックス級の、素晴らしい一軒だった。
昼食: click!→Dani Garcia
[へべ]
バス故障 (すぐ代替バス)
部屋で宴会
■ 5日目
バルセロ・ホテル Check-out
[AQ!]
すべり台で下るホテルを後にして、午後は移動の日。
こんな日に最適なのは、旧市街地でブイブイ言わせてるバル・レストラン「El Pimpi」。
絶大なる集客力に物を言わせて、朝10時から営業でござる。
昼食: click!→El Pimpi
前々日に美味かった路上のアルメンドラおじさんから「アミゴ今日も売ってちょ」。
前々日に美味かった独立系カフェ「El último mono」でカフェとともに、ナランハ・メロコトン・プラタノのスムージーを頼んでみると、まあ「こっちの果物はウマイよなあ!」。
カフェの兄ちゃんが突然、
「『おい、ゲンキか!?』…って、これ合ってる?」
なんか寿司バルでハポネスから「ゲンキ」って日本語を習ったんだと。
カフェといえば、前日の朝にバスターミナルの前のパン屋カフェで「クロワッサン2つとカフェコンレチェ2つね」 と頼んだのだが、オバサン繰り返して、ハイハイ「ド・クロワッサン、ド・コンレチェ」ね、っつうだよ。
そう、今回の旅の前に代々木八幡の巨匠に、
「アンダルシアですかあ、『S』は発音しないですよー、ムチャグラシアですよ」
と聞いてきたのだが、ホンマにそう。
初日にチョコに行くのに乗ったタクシーの運転オッさんは、
「おお、ええレトランテやね」
ときたもんだ。レトランテ。
カディスやへレスも、カディとヘレにしか聞こえんとですたい。
[へべ]
mono (cafe)
Sevilla方面へrenfeで。
着信音程度の発車シグナル
赤い大地、白い大地、オリーブ畑、岩山、トンネル…
王の道!!
麦畑にアマポーラ、小さいかんきつやビワ・ザクロなど果樹も目につく。
ヤギ、馬、サボテン、竜舌蘭、
アザミ、ユッカ、製油所、
麦茶色も、ソバも、フラミンゴ?
Pto. de Sta Maria
[AQ!]
アンダルシアの先っちょ(モロッコとくっつきそうな)から見ると、東海岸から西海岸への移動なのじゃ。
行き先はPuerto de Santa Maria…と言ってもフツー知らんわな、Cadiz…は奇妙な半島の町なのだが、入り江を挟んでその向かいの町。ま、カディスと言っても「赤い星」しかしらんけど。
まあでも、プエルト・デ・サンタマリアは、へレス・サンルーカルと並ぶシェリー酒3大拠点なので、実は呑兵衛にはゆーめーですな。
町の真ん中にオズボーンの巨大な蔵がありんす。
マラガを出た列車がしばらく走ると山が険しくなり、、、ギョギョギョ! 「王の道(エル・カミニート・デル・レイ)」が見える!
いや、モロに「王の道」なのか、類似した道なのかはわからないけど、あの、アレ。
(↑上の方の写真は、マラガ駅の「王の道」宣伝垂れ幕)
まあ大体ですよ、2015年4月にマラガを訪れてたらですよ、好奇心旺盛な旅行者は、フツー、「王の道」でしょ。(整備・解放されたばかり!)
ウチは行かんけど。
高所恐怖症だし。
…しかしアレだなあ、友人知人の顔を思い浮かべても、大概のヒトが、行きそうな気がする、マラガにいたら…。
(ヘレスの駅→)
Puerto de Santa Maria。
移動もしたし、夜は軽い感じで。
町なかのバルでもいいんだが、町外れにEl Faro de Puertoというレプソル2太陽の豪奢なレトランテがあり、ここがバルを併設してるらしい。
散歩も兼ねて、向かってみる。
オズボーン発見。
闘牛場を行き過ぎる。巨大だ。本場だ。
ファロデプエルトは巨大ロトンドの向こうにあった。
「どうやって歩いて行くんだよ」的なクルマ立地。かすかに横断歩道マークのあるとこを怖々渡る。
夕食: click!→Bar : El Faro de El Puerto
帰りはタクシー。
酔っ払ってあのしょぼい横断歩道を渡ってたら轢かれてしまうでがんわw。
■ 6日目
朝~!
散歩~!
さすがはシェリーの町。
今日はめちゃくちゃに天気が良い。
とくに目標もなくテキトーに歩いているのだが、古いものに当たってガンガンと観光になる(^^;)。
さすがアンダルシア!(^^;)
寺社あるところにコウノトリ!
明日はメイデー、ポスターが貼られている。
カディス県は「失業のメッカ」でもある(^^;)。
***
プエルト・デ・サンタマリアをちょこっと齧ったばかりではあるが、今日は、べヘール・デラ・フロンテラに遠足。
へべ、べヘールに行く♪
べヘールはいわゆる「アンダルシアの白い村」の代表格の一つ(ロンダ、とか、ね)で人気スポットでもあるのだが、ワシらの目的はとーぜん(?)食い気。
べヘールの村のトイ面の山腹にCastelleriaという薪焼きステーキ屋があるらしい。
こちら、101かなんかのランキングで、スペインの焼肉店ベスト10に食い込んだ。焼肉ジャンルは通常、北部・中部スペインの天下なので、南は珍しい。
ホテルでタクシーを呼ぶ。
オラ!
やあゴキゲンなオッさんだ。
シャツから腹が出てる。明らかに出まくっている。
へべによると、腹の腹毛がクルクルしててカワイイ、という。
「オッさん、ここはひとつ、べヘールへ行ってちょでムーちょ?」
「べヘールって言ったかもでがんわ?」
やったねガッツポーズモードでオッさんは走り出す。
町を出るとウンモメントとか言って何かと思ったらガソリンスタンドに入ったーもす。
小走りに給油詮へ走り、小走りに戻ってコチラを向いて、
「ハピードゥ!!!」
もおオメー、ムーチャス、スペイン人過ぎでがんわ! 素早いダロ俺…って口に出さないではおられないスペイン気質が、長距離が出て小躍りしている(笑)。
Puerto de Santa MariaからVejer de la Fronteraまでは小一時間。
タクシー7000円くらいだっけかな。バス便がかなり少ないんで、自由度を求めるとタクシーかレンタカーになる。飲む場合は、タクシー一択(笑)。
オッさんは戸惑うことなくVejerに入っていく、さっき見せた簡単なアドレスでわかったんかいな…と見てると、まっすぐ「Oficina de Turismo」に乗り付ける。
あ、なるほど、ネ。
「おいオマーら、向かいの山みたいだど」
うんうん、そうなんだよ、ヨロシクね。
その向かいの山へ登る小路に入る。
数百メートル進んだところにカフェがあり「毎日ここで生存報告してるだよ」風の爺さんたちがたまってるとこでオッさんは停車、
「オラ爺さまがた、カスティジェリアとかいう店はあるだら?」
「あーあー、まだ先だべ、ばれ」
案外進むのである。小高い中腹まで登ったところで、「Castillería」の看板が現れた。
基本、何もない山だが、この辺りに2,3軒の店。
おお着いたぜ、オッさんむちゃぐらしあ…と、カメラなど出してるとオッさん、
「オメーら、シャッター押してやるぜよ♪」
と最後までゴキゲンなのでありました。
予約時間まで小一時間・開店まで小30分…ほどあるので、あたりを散策。
田舎の山、のどか、気持ちいい。草、花、小公園。
滝なんかもある。「滝ぢゃ~」と喜んでたら、測量かなんかにきてるオジサンが後ろの山を指して、
「あの辺まで登るともっとでっかい滝があるんだお!」
昼食: click!→Castillería
ベヘールの白い村の向かいの山腹、「Castelleria」で薪焼肉。
地元ハエンのテルネラにセビージャのバカ。
「ここはイイねえ」
「この店はサイコーだねえ」
の白痴会話を30回くらい繰り返す極楽系の昼下がり。
…を過ごした後はその「白い村」を訪ねる。
さすがに歩くには距離も、アップダウンも、あるのでタクシー。
…この手の、旅女子大好物的?っての?(^^;)、な観光地は苦手なパターンが多いんだけど、ここは情緒あるわあ(^^;)。
…ってか、いるはいるけど、観光客の数も大したことない。
「白い路地の眺め」は数百メートルの見渡し、ってことが多いんだけど、その程度の区画なら「俺たちで独占」できるポイントが多い。「シーン」が聞こえる静かさがキープされてるし。
山頂の城の建物からかすかに音楽が漏れてたので覗いてみたら、チビちゃんたちがバレエのレッスン中だった。
カワイイ。
■ 7日目
[へべ]
駅、明日のチケット
MOTO集団、続々到着
自動車規制
メーデー行進
まつげシャツを買う
昼食: click!→Aponiente
夜、Bar街は大さわぎ (昨夜に輪をかけて)
ジプシーっぽいおばちゃんのロマラン売り
夕食: click!→Er Beti
■ 8日目
紫の木の花(ジャカランダ)が咲き乱れ、馬車が多いSevillaへ
[AQ!]
プエルトデサンタマリアからセビリアへ列車移動、1時間ちょい。
タイムテーブルがざっと言って、9時・10時・12時…なのだが、土曜なので10時の便が無いらしい。12時で。
プエルトデサンタマリアはモト祭りの最中で、オテル・ロ(ス)・カンタロ(ス)までタクシーが入れない。
まあタクシーの運転手氏に聞いてはいたけど、ホントにそうだった。
裏のアユンタミエントまでスーツケースを転がして、タクシー。
駅のカフェで待つ。
優秀だ…いや、優秀ってこともないんだが、なんのことないチョリソのボカディージョがけっこうウマイ。
セビージャ・サンタフスタ駅も整理された構造。今回の立ち回り先は、観光客が戸惑うような駅舎はなかった。
駅前ホテルを取っていたのだが、でっかい交差点の向こうなんで、歩いてけっこうかかる。
この日のセビージャの印象は、とにかく「暑い」一日。
猛烈に天気が良くて、ですなー。
陽射しが怖いほど。夏はアンダルシアは駄目っす…というのが、ちょと、わかる。
なんか、ホテルの部屋が、「次の間付き」だ〜。らっきー(?)…いや、使わんしなあ。
見取り図を見ると、階段の隣の部屋で、構造上スペースが余ったくさい。
ところで、セビージャのホテルは最初はエスタシオン・オートブスの隣のNHアルマスにあたったのだが早々と満室お断りで、エスタシオン・サンタフスタ駅前にしたのだった。
だけどやっぱ、取れたらNHの方が便利だったな。
地下鉄やトラムもある町なのだが、いずれもサンタフスタ駅には来てないのが、びみょーに情けない。
セビリアの見どころは割りと固まってるようなので、タクシーでアルカサルまで行く。
入場口に列が出来てるのは見えたが、腹減ったでやんす…と、まずはバルへ。
ものすごくテキトーにそこらに入って、サルモレホとクロケタ。
でも、ど観光スポット目の前の店の癖して、食べ物は悪くなかった。
揚げ物の水準とか、高いねー。
体力補給したところで列に並ぶ。
炎天下の日なた列である。ぎょえー。
帽子の縁を首までおろし、サングラスを深くかけて、何とか凌ぐ。
…のだが、無防備なままで並んでるヨーロッパ人もいるんだよなあ。
大丈夫なんかな。この日のレストランでも、顔が異様に赤く焼けてるオッさん…とかいたけど。
アルカサル。荘重な建物である。中に入るとヒンヤリと涼しいのが神秘だ。
セビージャは此処までの何処より、観光客が多い。
桁違いに多い感じがする。日本人も多い。中国人はもっと多い。
勝手なことを言うとそこがちょっと残念だが、ま、それでも、アルカサルの雰囲気は伝わってくる。
キリスト教徒たちが付け加えたり改修したりした部分の間抜け味もまた、独特(笑)。
何たらホテル、何たら大学、を横に見ながら、スペイン広場へ歩く。
地図で見るとすぐ隣のようなのだが、ずがんずがんとブロックのでかい町で、なかなか着かない。
「バリッと着飾った連中」を数組見た。何かのお式とかかなあ。
スペイン広場というのがまた、まあ立派というか迫力というか、でかい。
映画の1シーンちっくな眺めだ。でかいことはすごいのだ。
建物の前にはお堀がきってあり、貸しボートを漕いでひゃーとかやってる。スペイン人の馬鹿者ども具合…というのもすごいのだ。
さてホテルに戻ろう、となって、タクシーがつかまらないのは、参った。
観光スポットにいるわけだし、タクシー乗り場もあるのだが、空車がいないのなんの、って。
しばらくウロウロ。
結局、じわじわとバス路線図の解読を進め、サンタフスタに戻る路線バスに乗ることに成功した。
「困ったらバス」ってケースも想定しとかないと、いけませんねー。
[へべ]
タクシー乗れず、バスでホテルへ
夕食: click!→abantal
■ 9日目
セビージャ バス・センター・アルマス
カフェでボカディージョ
バス Gijon行き 4hrs
カセレス
[AQ!]
謎の大都市(笑)セビリアからバスで北上する。(そういえば大阪万博の次はセビリア万博であったのだ)
我々はカセレスに向かうのだが、乗るのはなんとヒホン行きの長距離バス。ALSAの世界だ。
(ALSAのバスはスペイン気分が盛り上がる。サイトで購入から発券まで出来るのもありがたいが)
生ハムの町を幾つか通り抜けて行く。直売所が並ぶ。
町郊外にドングリの森、その下にたまにイベリコ豚が見える。
北へ向かうと、徐々に緑が増える。
オリーブ畑が減り、その分、葡萄畑が目立ってくる。けっこう葡萄は植えてるものだなあ。そういえば作付面積は世界一だっけ。
オリーブ畑の合間にも葡萄畑の合間にも現れるのは、電力畑。風車やパネルの下で、馬や羊が草を食む。
スペインの情景。
バスはバダホスを経由する。ほとんどポルトガル国境だ。
カセレスまで、直行を出せば2時間半くらいで行きそうなところを、なんだかんだで4時間で走る。
ここまで休憩なし、カセレスで20分休むようだ。
我々はここで降りる。
エストゥラマデラの主要都市、さすがに大きい町。
タクシーで世界遺産地域の中心にある「アトリオ」まで10分弱。
世界遺産は急坂の石畳、「いやあ無理ぃ」というほど狭い路地も地元タクシーは涼しい顔をして抜けていく。
***
「atrio」
これも世界遺産ですかい?…という建物群の一軒に、「ルレ・エ・シャトー」旗がたなびいている。
スペインは個店のオーベルジュは少ない印象、「ホテル・レストラン」という呼称がよく用いられている。
ホテル・レストランの入り口は共通。玄関を入って左にレストラン、真っ直ぐどんつきがカウンターで奥のエレベーターで上がるとホテル。
「いらっしゃい、イシイさんですね〜」とスムースに迎えられる。
このウチは、ホテルとレストランのスタッフ連携がとても良い。
…というか、フランスのオーベルジュだと元がレストランに貸し部屋がついたような構造なので、高級でも「こんにちは、えーと、、ありぃ?」ということが割とよくあるのだ。
「何か飲みます?、珈琲・水・ビール…」
ありがたや、とロビーでビール。
着いたぁ〜、乾杯!
オネーサンの案内で、部屋・屋上テラス・プールなど拝見し、世界遺産地域地図をもらって見物スポットをレクチャーされる。
生憎の小雨(ヨーロッパ人たちの傘さし率が5割くらい)の中、散歩に出る。
しみじみと歴史が香る町だ。
いいなあ。
唯一、オネーサンの大プッシュだったアートギャラリーが日曜ということで夕方の開館がなく見られなかったのが、残念。
プエルトデサンタマリアに続き、この町もコウノトリがとても多い。ここはとくに多いかな。
教会の高いとこなんかにデンと巣をかけちまい、辺りを睥睨してたりする。
[へべ]
カセレスの街を散策。
フロント嬢おすすめの現美が日曜夕方は休館だったのは断腸。
石畳の坂に階段、見通しのきかない迷路のような細い路地。
カラン、カランと時を告げる教会の鐘。
スペインらしく、よそ行きのおめかしした子どもを連れてそぞろ歩く大家族。
あいにくの雨がぱらつく中ではあったが、路地ひとつ、階段ひとつごとに違った眺めが展開するので歩いていても楽しい。
教会の屋根にコウノトリの巣があり、鐘が鳴っても動じない、格好の被写体っぷり。
広場のカフェで趣きある景観を満喫しつつ、ひと休み。
日曜の夕刻らしい、のどかな時間が流れていく。
ゆっくり、風呂。
世界遺産に2時間かけても余裕がある。
風呂もシャワーも気持ちいい。
贅沢さ・実用性・美しさがバランスし、要らんものが無い、という趣味の良さ。
大きな窓から下は、夏にはテラス食になるという中庭が見える。
夕食: click!→Atrio
■ 10日目
Atrio
カセレス-(バス)→セビージャ-(renfe)→マラガ
マラガ駅 駄菓子
[AQ!]
セビリア・アルマス・バス駅からセビリア・サンタフスタ・鉄道駅までタクシー、切符売場へ。
ちょうど15分後の高速列車があり、飛び乗る。(次は2時間後だったりする)
ラッキーな乗継で、マラガ17時半着。
おなかがすいてるので夕飯は早めかな…何ならハシゴか…、で、バル飯とする。
夕食: click!→Bar : El Meson de Cervantes
まだやってた食料品店でラストミニッツ・ショッピング。
アルカサバはライトアップ。
夜食: click!→Uvedoble
カテドラルもライトアップ。
■ 11日目
2015年 3月 台 北
■ 1日目
羽田 満天星
松山
天成飯店 Cosmos Hotel
胡椒餅
観音拿鐵@茶湯會
新光三越
人和園雲南菜
刀削麵ロボット、現る!
寧夏夜市
■ 2日目
魷魚平
電影街
西門町グラフィティ
牛肉麵(赤)
迪化街
グアバジュース・草苺ジェラート
漢補世家 魯味包
美樂健康中心
RAW
■ 3日目
RAWのパン
新北投
阿嬌的店
圓山
Farmers Market
新北投から市内へ帰りの途中、圓山に寄る。
圓山站の目の前、花博の跡地で、ファーマーズマーケットと音楽フェスティバルが進行中。
屋外バンドステージのNo.1~3がそんなに離れてないので轟音が多少混ざるのは多少頭痛(笑)…いや、No.3はニューミュージック風味で轟音じゃないんで一方的にやられてたかw。
農民市集はやっぱ、楽しい。ペットボトル入り花豆、台東果子狸珈琲、無鉛皮蛋などいただく。
MAJI神農市場
花博跡地の花博公園に、レストラン・フードコート・ショッピングエリア複合施設「MAJI MAJI集食行楽」が出来ており、その中のセレクト・スーパーマーケットが神農市場。
地元から選りすぐった商品の、比較的コンパクトなパッケージが豊富…と、観光客にもありがたい。
好吃・天然・夢幻、…どうも珍しく貴重である食材を「夢幻」と表現するらしく、よくみかけるのだが、…なんか凄い(笑)。
各種醤などパラパラ購入。
台北はアチコチで「素人のど自慢大会」みたいなんが行われている。好きなんだなあ。
「のど自慢」じゃなくて「サックス自慢」…みたいな、サックスで朗々と(日本の)演歌を拭いている大会…もよく見る。
「台湾人、サックス好きか!?」…と思っていたのだが、それを裏付けるように、MAJIにもサックス専門店があった(笑)。
パブでビール。
***
蘇杭餐廳
龍山寺 山車行列
いつも賑やかなんだろう龍山寺が、一層大騒ぎになってる。
祭りか!?
山車が出てる。
爆竹\(@▽@)/!!
山車は寺から出て夜市に突進していく。
爆竹\(☆〇☆)/!!
派手派手な山車行列だが、最後尾からついて行くのは「発電山車」!(^^;)
***
廣州街夜市、台湾では蛙の屋台が一つ。生きた青蛙が並んでて、横で姿のまま湯の鍋に浮んでる。…今度、試してみたいなあ…
四方阿九
龍都 パパイヤミルク
■ 4日目
世界豆漿大王
梁記嘉義鶏肉飯
Fika Fika Cafe
[へべ]
鶏肉飯の食後、特にプランももはやなく、駅の地図で見かけたミニチュア博物館でも行くか?と言って歩いてたらAQが
「ここ知ってる!」
と2つめに通りかかった公園のあたりで叫ぶ。
なんとFika Fika Cafeである。
一も二もなく寄り道。
エスプレッソの本日スペシャル、ケニア(Kenya AB Muranga SOE Auction Lot #E104-03)のをダブルで。
…といってもただのダブルではない、アイスとホットがセットでしずしずと運ばれてくる。
Iceの方も香りがパーッと立ってて、ホットの方は深い底の方の甘みも味わえて、どちらもきれいな酸のきわだった「コーヒーベリーのジュースみたい」(AQ!)的な味わい。
***
ミニ博は月休、残念、またこんど。
[AQ!]
いきなり知ってるとこに出て、ビッツラしただ(^^;)。
ダブルエスプレッソ=冷+温、って初めて見たわ。最初カウンターでの説明がわからなかった(^^;)(「冷か?温か?」の選択だとばっかり…。「ウチでは冷+温なんです」)。
冷の香りの立ち方◎、ベリージュースのよう。温の一回りしてからの甘みも良い。
「ノルディックスタイルの焙煎」を謳うこの店の良さが出てる。(北欧だと思うと、ティムウェンデルボーとドロップの中間くらい?)
台北の飲食サービス界は (「んちゃ」の)アラレちゃんが沢山いるけど、アラレちゃんたちのボスキャラみたいなバリスタが煎れてくれる。
空港 牛肉麵
Last Minutes胡椒餅…は時間的に断念して空港へ。
イミグレ後のマッサージ一点狙い!で突進するも、「15分後と45分後に1人ずつネー」と、小さいキャパと考えること皆オナジ混雑にあえなく玉砕。
傷心のぼくらはコンコースのショップ街を検分のうえ、ゲート前のライトな食堂カフェ的なところで3種類ある牛肉麵メニューから2つ(チャンピオン清湯/牛すじ入り赤いの)&台湾ビールで2回目の台北に別れを告げる。
もろもろの積み残しは、また今度!
***
へべの積み残しリスト
・火鶏の鶏肉飯
・虱目魚の、そのもの(焼いたのとか腸詰とか)
・清湯仕立ての方の牛肉麵
・龍都で今度はかき氷も
・鴨肉扁
・酸菜鍋
・チキンスープ専門店
などなど
2014年12月~2015年 1月 バンコク
■ 1日目
前日深夜、まあまあ順調に到着したら「バゲージ・ディレイ」。そんなんあるんか(^^;)。ピックアップのレーンで小一時間ボーっとする人々。
空港近くのホテル。トイレの上にバスマット…の謎セッティング。
[へべ]
宿移動
街は王さまだらけ
ビル ビル
ホテルカフェ バーガー 緑カレーバーガーは「無い」
スカイトレインには笛ふきマン
Jim Thompson
Siam Paragon インディゴ 車 ゆるキャラ フード混雑
[AQ!]
寒いって何だっけ?(^^;;)、、、バンコクに居ります。
インドネシアの飛行機が不明だそうで、大変ですなぁ、、、
20年ぶり、ちゃんとした滞在となると25年ぶり…とかになる。…ってそんなんばっか(^^;;)。
とはいえタイの場合は少し明確な理由があって、ま、ぶっちゃけ本格に足を突っ込むと激辛…という単純障壁がある。
やっぱタイは辛いのがねー。
ウチの場合、韓国やインドくらいなら「辛い問題」とかは、無いん。その程度にはOK。ただ、タイ本格はねー。辛さの度合と辛いものの種類の多さが、上空を行くんでねー。
更に言えば、私も若い頃は「多少の激辛ファン」くらいではあったのだけど、これがねー、加齢ですっかり激辛が弱くなった。いや、ほんに…。不思議なくらい落ちた。
と、遠くの憧れの国になりかかってたタイだけど、ここんとこにきて、そりゃ「本格」道はちょっとキツいだろけど、もう一つのベクトルとして「タイ・モダン」が生えてきたみたいじゃあ~りませんか。
お、これは、Try It! 行けるやも?
まあそんな訳で、どうなりますことやら…。
あと、まあ国力がアレだからしょうがないけど円が弱いですねぇ、けっこー、シャレたものは換算価格が高くて諦めたり(笑)。
click!→SOUL FOOD MAHANAKORN
■ 2日目
[へべ]
アジアンハーブマッサージ
Emporium フードコート ワンタンメン
歩道でこぼこ ナンプラ水たまり
ニアイコール 象のトート
7-11 & OISHII
[AQ!]
アジアン・ハーブ・なんたら…でタイマッサージ、快!!
ニアイコールの雑貨、イイ!
click!→nahm
■ 3日目
click!→kawmunkai sompong
[へべ]
クロントーイ マーケット
[AQ!]
バンコック最大のクロントーイ市場、生鮮食品の大元締め…はあり得ないほどの活気。
んんん、何と言っていいかわからんけど、例えば「築地場内」的緊張感に包まれて恐縮しながら徘徊。
狭い通路を荷車やバイクも通行するんでまったく落ち着かない(^^;;)。
死ぬほどありふれたこと言えば、「バンコクの胃袋を肌で知る」。
大鉈で肉をぶった切る職人たちは、肉塊を放り投げる。
さすがにキャットフィッシュの扱い量は多い。
積んでおくだけでジャングルの様相を呈する緑。この部門だけは自分の近所にあったらなあ…の溜息モノ。速攻で自分でも使いたいもの、シェフたちに使ってもらいたいものの宝の山。
黄色い菜花には猛烈に蜂だか虻だかが、たかっている。
バナナ花やサトー豆とも御対面~。
鳥類は、グワグワコケっと活けで積みあがった上に、処理済の丸鶏ヽ(^。^;)ノ。
[へべ]
サトーン船着場。
つるしの 「From Siam with Love」。
[AQ!]
「From Siam with Love」の衣料はなかなか良かった。
click!→夕食はGaggan
■ 4日目
[へべ]
サラデンのYen Ta Fo屋台、閉まってる。
近くの、ジムトンプソン・カフェへ。
click!→Jim Thompson Cafe9
バンコク・アート・アンド・カルチャー・センター、closed。1/2には開くらしい。
MBK。ITすごい。
[AQ!]
大晦日。
yen ta foでも食うか、とサラデンの裏通りを覗いてみたら、片付けられた屋台群がシーンとしている。ああ、やっぱ大晦日か。
あまりグズグズも出来ないので近くのジムトンプソン2階のカフェで軽食。ガイパッバイカパオが食いやすい。ここのツマミのトムヤムピーナッツがよく出来てる!…の缶入りもあったので購入。
アートアンドカルチャーセンターを覗くと閉まってる。12/29-1/1が正月休みらしい。
マーブンクロムセンターのダンジョンぶりにカンドーする。
click!→2014ラストディナーはSra Bua by Kiin Kiin
バンコックの年越しは、町中で大花火!
…らしい。
ウチのホテルの部屋(26階)からも、そこそこ見える。ラッキー。
市内の、色んなところから上がっている。やっぱり川辺が多い、のかなあ。
ウチの、年越し花火…「行ってみたらゆーめーらしかった」との遭遇は、シドニー・バンコック・コペンってとこか。あと、何処があるんだろう? 結局、行き合わせてみないとわからない…まあ大したキョーミが無いってことでつが(^^;;)。
テレビ各局が各地の新年の祈りを中継してる。なんつーか、変わった宗派も、いる。
■ 5日目
[へべ]
Central World / Food Hall / Big C
ISETAN前のお廟 マリーゴールド/薔薇
click!→EAT
[AQ!]
パワースポットをお参りしたり、スーパーに行ったり。
バンコク最大級のスーパー「Big C」。
もうデパートみたいなもんだが、どことなく、スーパー(笑)。
何でもあるからかなり便利。
ところで、ここに限らず何処でも盛大に売られているのが、篭などに入った「詰め合わせセット」。
うーん、贈答なんだろうか? タイ人はこーゆーのが好きなんだろうか? それとも今が、例えば“お歳暮”的なある種のシーズンなんだろうか?
わからず。
click!→夕食はIssaya
■ 6日目
[へべ]
click!→美味便利でいきなりリピート EAT
バンコク・アート・アンド・カルチャー・センター
[AQ!]
タイ最大級の“現美”…になるのかなあ?
まあそう思ってしまうと、質・量ともにかなりカワイラシイ感じだが(^^;)。まあでも、タイらしい作品もあり、楽しむ。
やたらと便利な立地で無料、というのがイイ!…し、ね。
↓アジアのアート!(笑)
“世界を旅して撮ったアートな風景”…みたいな写真展をやってて、自然から史跡・街角など様々な写真のある中の一枚。
(シンガポール「アンドレ」のスペシャリテ)
click!→夕食はBo.lan
■ 7日目
[へべ]
サラデンのYen Ta Fo屋台、やってない。
click!→昼食はSomtum Der
アジアハーブアソシエイション・トンローでマッサージ
[AQ!]
かなり落ち着かないATM(笑)。 →
↓ クリスマスツリー、終了
click!→夕食はSupanniga Eating Room
■ 8日目
[へべ]
早朝 Check Out
タクシー超特急 こわいくらいすっ飛ばしニーチャン
(なのに)フランクフルトが大雪で機体遅れ、帰国フライト大ディレイ
■ へべのバンコク雑感
[へべ]
●BTS(と地下鉄)が超便利。次の一手は公共交通共通ICパスで、そこまでいけば、かなり良いのでは?
おそれをなしていた渋滞/タクシー・トゥクトゥク系の面倒・トラブルにほとんど無縁で過ごせた。
●日本文化のいろんなレベル/形態での流入やとり込みのさかんなことに驚く。
コンビニフード・チェーンレストランetc.…
夜のテレビのルンピニースタジアム番組(ムエタイ)で数少ないスポンサーの一つが、トラックの日野。
Changビールのリア充若者CM・パッ缶系おつまみ缶詰・日野のトラック…などのわずか数本のCMをものすごい回数流してて脳に刷り込まれた気が…。
●日本のタイ料理は概して辛い。
本格と言われるほどに辛い料理の辛さの度合いにも妥協がしにくくなる傾向もありそう。
そんなわけで、あんまり辛いものはちょっとしんどい(し、めんどくさい)な…と思うようになってタイ料理からもわりと遠ざかっていた。
●成城にラーンチンチンタイできる → 自分にとってのタイ料理ルネサンス! → (人生における)タイ料理食べはじめの頃と違ってフレッシュのレモングラスやバイマクルー、小なすなども使えるようになり、その魅力とポテンシャルじゃ実感 → チラポン・シェフの帰国(に引き続く閉店)で再び行き場を失う → バンコク行きをひょんなことで決め、パッポンキッチン(が出来)にも行き…
●バンコク。久々の再訪。新空港(ちっとも名前覚えられない)も初めて。スカイトレインも。
タイ文字は結局ひとつも読めず、タイ語といえば、こんにちはとありがとうとおいしい、だけ握りしめてウロウロして帰ってきた。
けど、バンコクは「また来てもいいな」リストに入ったかも。
[AQ!]
タイ文字!ヽ(^~^;)ノ…無理過ぐる。
ハングルやトルコ文字が、少なくともカケラほどはカタカナ読み出来る(のが大した学習手間でない)のが如何に偉大か、と…。
[へべ]
●ひとつの理由は、Gaggan。
世界のどこにあってもよさそうなのだが、なぜかバンコクにあるモダンインド料理店。
「ひょっとすると最も幸福なエルブリチルドレン@AQ」かも。
わさびにちょっとこってたりするのはご愛嬌だけど、Gagganのシェフは同時代のまた食べに来たい一人に当確!
●それだけではない。バンコクというかタイの食の鮮烈なポテンシャルはすごいと改めて実感した。
●クローントイ市場の活気と熱気はすごかった。
行き交うかご車、うごめくナマズにはねる川魚、丸鶏の並ぶ台の下の竹かごにぎっしりひしめく生きた鶏…。
何よりわくわくしたのが、ぴちぴちと元気のいい、生命力みなぎる植物たち。ショウガみたいな根元のついたみずみずしい太いレモングラスがずらりと並ぶ。
パクチーが空芯菜が、大小色とりどりのナスがトマトがバイマクルーがシャロットがにんにくが各種のしょうががライムがチリがパンダンリーフがバナナ花が山と積まれ、ひしめき、どっさり買われていく。
この生きのいいingredientsが惜しげなく投入されて響き合うのがタイの料理で自分の好きな真骨頂の部分なんだなとしみじみ思う。
ナンプラやチリは、輪郭をふちどりくっきりさせてくれるけど、化調・塩砂糖も含めて調味料が多すぎると味が塗りつぶされてしまって、何だかわからなくなる。(云いたくないがナームが悪好例!)
これまでタイ料理につきまとってきた自分にとっての苦手感は、この塗りつぶしにあったんだなと認識。
現地に来てみると、そうでない味にも随所で出会えて日々いろんな発見があり、わくわくと楽しかった。
Bo.lan/スパンニガ各店(Eating Room, EAT, Somtum Der)/ソウルフードマハナコン…あたりは、そんな楽しさに出会わせてくれた。コップンカー!
[AQ!]
タイ料理はタイが最高だろ~!…としょーむないほどのことを痛感。素材の、価格と品質があまりにも違う。
翻って日本のタイ料理は大変だなあ…とは思う。日本では、タイ料理を構成する要素のうち、唐辛子と砂糖とナンプラとMSGは安い…んだねえ、、、って具合の出来にどうしてもなりがちだ。
日本のタイ・マニアの方々も、「タイ料理ってのは辛いんだヨ!」「タイ料理ってのは安いんだヨ!」という点だけ声が大きい…のは、考えた方がいいかもねえ…。
そういえば、バンコクで美食行をしている分にはほとんどMSGは意識に登らない。…というか、実際、無使用のところが多いだろう。
しかしフードコートなど行けば、化調ぞ昔の香に匂いける(笑)。市場にもちゃんとAの素の山。
[へべ]
●タイ料理のファインダイニングでコースを頼むと、ナームもBo.lanもIssayaも、そういう食習慣なのか、「お料理本編」の部に入るとすべての料理がどかどかと一斉に供される(ごはんもここで来る)。
これが… 酒を飲みながら、それぞれの料理をじっくり味わいたい自分にとっては結構きびしい。
まず頭が混乱するし、私のように食べるのが遅いと温かい料理がみるみるさめていくのも気にかかる。
タイの食はすばらしい! と改めて感じた今回だが、この、「メイン料理一気出し」システムだけはもうちょっとなんとかならないものか。
外国人向けにだけ選択可能なオプションでもいいので、この一気パートを3段階(いやせめて2段階にでも)とかに分けて出してはもらえないものでしょうか。
誰に言ったらよいか知らんけど、ぜひご一考してほしいものですわー。
[AQ!]
コースでなくても、ソウルフードマハナコンでも「メインっぽいのはゴハンと一緒に一気ドカン」だったよね~(^^;)。
まあ思うに、コースだと“交渉”しないといけないけど、アラカルトは注文の方を刻めばいいんじゃないかね~。「追加注文」「更に追加注文」とか別に気にしなそうだし…。
ファインダイニングと言えば今回は、リファイン系のモダンは多かったけど、イノヴェイティブ・モダン・タイはSra Bua Kiin Kiinぐらい。(Gagganはインドだし(笑)。Issayaとかイノヴェイティブなのか?と思ってたけど、リファイン居酒屋…くらいでしたな。) もう少し、見たかった。
バンコクではいま一番の話題らしい「Le Du」の正月休みがどうしてもウチのスケジュールと合わなかったのが残念。「Tee」は行けば行けたんだけど、なんとなく世評が盛り上がってなくてパスしちゃった。
「Le Du」のオーナーTAO君はメールの返事を速攻でくれるいい奴(笑)だし、次回は是非寄りたいな~。
[へべ]
●タイワイン、いくつかワイナリーもありと聞くが、今回行った中だとナームでモンスーンバレーを持っていたくらいだった。←これ自体はタイ料理のお供としては悪くない感じだったので、海外からの客も来るような店ではもう少し置かれていてもいいような気がする。
●店内、暗めが多い。コロニアル風、ウッディ、など…
●「今日(いま)それできません」 → 「Finished」…と、言う。
2014年11月 メルボルン
■ 1日目
click!→No. 8 by John Lawson
■ 2日目
夏はオスロ、今はメルボルンに来ているが、この2者は多少、似ている。
ホッと落ち着ける程度の中都市ぶり、もあるが、「トラム」と「カフェ」の街…ってのが、訪れた客にはおんなじなんよね。
レストランのカード支払いの際、総額を呈示した後、チップ額の入力を求められる店がほとんど…なのも似てる。
click!→two birds one stone
馬鹿馬鹿しいオーストラリアデザインのブティックが並ぶチャペル通りを500mも流すと、プラーン・マーケット。
市民向けの市場で、見やすく楽しい。
この市場の一角に珈琲虎の穴な一軒、マーケットレーン・コーヒーがある。
エスプレッソとフィルターのDukunde Kawa。
美しい酸と複雑性、の現代的メルクマールは当然として、ここんちの軽やかな風情はかなり独特。イイ!
■ 3日目
click!→Hu Tong Dumpling Bar
中華街。
いや~、どこにもあるもんだなー。
メルボルンのチャイナタウンは州議事堂前からCBD辺りへ、まあイイとこにある。
大した賑わいではないが、ある程度の広さ。
たまにグラフィティも。
中華街を冷やかしていたらCBD、気になるカフェが点在するエリア。
まず、BROTHER BABA BUDAN。
Lt Bourke st.で、最初に通りがかった時はあまりの人混みに「此処がBROTHER BABA BUDAN」と気付かずに避けて行き過ぎた(^^;)。
後で見に行ったら空席アリ、で、お邪魔する。
天井から多数の椅子が下がってる珍妙な内装もゆーめー。
珈琲はマニアックに掘れそうな店。
観光ガイドに載ってそうなショッピングモールに幾つか出くわすが、よくわからん(^^;)。
お次のカフェは、SENSORY LAB/感研。
「感研」と書いてある。
賑やかなエリアの気軽な店だが、中は小洒落ている。一人席の衝立に鏡がついてるのは、今風…なんだろうか。
元々「St.Ali」系ということで、珈琲も良い。
The Block Arcade。
ここもエレガントっぽいショッピングアーケード。
一軒に、もんのすごい行列が出来ている。ん?…カフェ? ティールーム?
なんか、Hopetoun Tea Rooms という人気店らしい。中を覗きこむと、見たとこ、う~ん、、、、って感じだけど…。
アーケードのその向かいの店を見てみると、スパイス屋さんである。何かちょっと面白そうで、覗いてみる。
Gewürzhaus。
とても興味深い。
世界中の、スパイス・ハーブ・塩・砂糖が並ぶ。
とくに注目すべきはスパイスミックスで、これも世界中の種類が揃うのだが、その殆どが「made in Melbourne」と書いてある。つまり、自家製。
ミックスに使う素材も豪州産を中心とし、特殊なものだけ輸入する。
ラゼラヌーもザータールもバハラートもケイジャンミックスもエルブドプロヴァンスもガラムマサラも、七味唐辛子に至るまで、自家挽き自家ミックス。
昨日、プラーン・マーケットの高級スーパー「Essential」でも感じたのだが、メルボルンは中東スパイスの揃えが手厚い気がする。
試しに、グラム売りのNATIVE LEMON PEPPER BLENDとBERBERE(エチオピア・エリトリア風)を買ってみたのだが、これがスンバラシイ。
もっと色々と買ってくればよかったぁ~と歯ガミする毎日である(笑)。我が家にメルボルン土産を買ってこよ~、という殊勝な方は、是非こちらで(?)。
(^^;)
click!→Cutler & Co.
■ 4日目
click!→Brae
2014年10月 池袋「香港ミニチュア展」
池袋サンシャインシティで開催中の香港特別行政区政府駐東京経済貿易代表部が主催するイベント。
香港で活躍するミニチュア作家達の作品が来日!
香港の伝統行事や懐かしい街並みなどがミニチュアで精巧に再現された、一見の価値ある力作が並びます。
…というもの。
作品の質・量ともに「有料でいいんじゃね?」と思えるレベルなのだが、観覧無料とは太っ腹な香港経済貿易代表部である(笑)。
ミニチュア・スケールは色々だが、1/12程度のモノが多い。
その大きさの雰囲気を…、と、まずは観覧者が写りこんでるのを並べてみたけど、写真だとわかりにくいかあ。
大体、一つの店舗をモデルにしてる作品だと、全体が両手の掌に楽々と乗ってしまう…みたいな感じだ。
[李来有]
[李嘉蓮]
香港が…、というより「昭和が懐かすぃ~(^^;)」という感覚が湧いてくるのも随所に。
昭和40年代の田舎の親戚とか、こんなん(→)
[李来有]
このウチの情景(→)で、内職で作ってるのなんて、「香港フラワー」だもん。
もう今の若いヒトには通じないか、「香港フラワー」(^^;)。
[黎熾明]
[蔡璧龍+何国添]
「熟食街」
香港の場合、こうした軽食屋台文化の衰退は著しいか。
[湯潤琴]
[曽潤明]
よく見ると、ビルの下で昔懐かしい制服の香港警察が捕り物を…。 [陳鴻輝]
「旧式茶楼」
解説には、
飲茶は、「現在、大多数の茶楼では紙に注文を書き込む方式になり、」ワゴンは珍しくなった
…というようなことが書かれている。まあそうだなあ。
[陳慧姫]
後ろの棚の餅茶の取り揃えが香港らしい。
[李嘉蓮]
[李嘉蓮]
「龍鳳大礼堂x満漢全席」
満漢全席のうち、鹿鳴宴で、解説によると、
「この情景は1977年、香港の国賓大酒楼で日本のテレビ局の撮影のために行われた2日にわたる4回の宴席のうち最後の宴の模様。予算にして10万香港ドルを費やしたといわれる。残された4枚の写真と文字資料をもとに、想像力を駆使して再現した」
という。
いやあ、当時の日本は国力があったんですねえ(違)…(^^;)。
指先に乗るようなミニメニューだが、品書は読める。
[へべ] 親指のツメくらいの皿に載った料理に、つい見入っちゃいました…。
「植民地時代って書いてあるけどさー、香港ってどこの植民地だったワケ?」
「さぁ、どこだろ?」
という、横で見てた中学生くらいの子たちの会話にズッコケました(^^;)
[黎熾明+陳慧姫]
「香港涼茶」
「香港氷室」
室内の極小テレビには、ホントに番組が流れてる…という凝りよう。
[黎熾明]
[黄曼萍] [蔡璧龍+何国添+趙斯静]
まあしかし、なんでミニチュアは、小さいってだけで萌えるんでしょうねえ、我々は(^^;)。
そして、なんでこんなに、香港は胃腸に訴えてくるんでしょうねえ、、、
[李来有]
[黎熾明]
そして、今現在としてはたいへん余計で苦渋に満ちたことを書けば、現在進行形の香港民主化デモの落としどころ無き辛さ(此処が台湾に比べて救い難い)を思う。
民主化要求学生を応援したい気持ちでは一杯であるが。
このミニチュアが懐古する頃、我々がまだ存在した九龍城を見上げて唸っていた時代、香港の人々は英国政府のことなどカケラも信用していなかった。中国政府のことなどゴミほども信頼していなかった。
彼らが求めるのは明日の暮らしの幸福と一朝ことあった時の逃げ先。
この世のどこにもない土地、忘れられた惑星、地表から50cmほど浮び上がった謎の地域…それが当時の香港の放った妖しい魅力であった。
最もドライでブライトなアナーキズム。
彼らが追い求めるのは一にも二にも富であり、その富の行き先は、オノレの胃腸と子供の脳味噌にしか無かった。
今、香港は、ウェットで世界標準な社会システムを生きていかざるを得ない。
そうしたこと総体に、善とか悪とかとは一切関係なく、懐郷病的な郷愁を、抱かないと言ったら嘘になる(^^;)。
2014年 8月 オスロ
■ 1日目
Comfort H.Borsparken
→ARAKATAKA夕食
■ 2日目
[へべ]
Hotel Breakfast。
駅前Infoカウンターで7daysパス、Reisekort。自販機でも横のカフェカウンターでも買える。
[AQ!]
超便利、旅行者必携。
[へべ]
1week公共交通乗り放題パスでトラムに乗れば大体どこでも行けてしまい、滞在中なんと一度もタクシーに乗らなかった。 (ここもストックホルム同様に会社指定一択の「オスロタクシー以外は乗るな」という事前情報にビビっていたのですが)
Sandefjord
→Brygga11夕食
■ 3日目
トラムでグリューネルロッカ方面へ。
しゃれた店が多い。
DeliTapasでランチ後、カフェブレンネリエでエスプレッソダブル。
衣類雑貨の店Skaperverketでクジラとロボットのブローチ、各300NOK。
スウェーデンGudrun Sjödénの店のウィンドウのゾウ柄にひかれてふらふらと。650+700NOK
壁アート見物しながらぷらぷら歩いてマトハーレン見物、明日のバーガーレストラン予約。
川の流れがのんびり。
午後の空は、雲カタログ。黒いのの下は雨。
重機が走ってるのがなんか似合う町。
Oslo - Graffiti & StreetArt
壁アート、、、。
オスロは、グラフィティー&ストリートアート方面でもなかなか有名な町だ。
Fenaknoken
[へべ]
トラムでRådhusetへ移動してFenaknokenへ。
ハム類や干魚やチーズの充実したノルウェー伝統食品Shop。
店主のエイリクさんは、札幌パークホテルで数ヶ月仕事したこともあるという陽気で情熱的なエヴァンジェリスト。
[AQ!]
食材コレクション店。…っていうのか。
加工肉、チーズ、干し魚、、、
シェフのEilik氏は札幌で働いてたこともあり親日家で、「チョットマッテね」などという言語を、発する(笑)。
試食豊富・説明丁寧、「ハートで」作る産物のみを置く。
いずれもギョっとするくらい、美味い。トナカイのサラミなど、絶品!というしかない。
Maaemoも一目置く、とか。
ベーカリーもある。
→Statholdergaarden夕食
■ 4日目
Tim Wendelboe
ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ2004年度優勝者、ティム・ウェンデルボーの店。
いやあ、(ワシらは必ずしも珈琲巡礼者ではないが(^^;))ついにやってきたメッカ中のメッカ。
この日は焙煎中。コンピュータで監視しながら、細かくプロファイルを決めこんで行く。
Mathallen
2012年オープンの、食材店・レストラン・カフェを集めたフードホール。
こちらに限らず鮮魚店は鯨を置いているのが、ノルウェーだあ…って感じ。
→Døgnvill Bar & Burger 昼食
Solberg & Hansen
大手ロースター「ソルベルグ&ハンセン」もマートハーレン内にカフェ併設のショップを出している。
Vigeland Sculpture Park
[へべ]
ノルウェー人はへんな彫刻が好きらしい。
町を歩けばオブジェや銅像、市内をふらつけば彫刻公園に当たる。
有名なのは博覧会場(?)の橋を生かした形の広大な(グスタフ)ヴィーラン(ド?)彫刻公園。
[AQ!]
なんちゅーか、阿呆や!、此処ヽ( ´▽`)丿
手には鑿。この一見、真面目な職人風のオッサン(→)のアタマの中は、一体どーゆーことになっていたんだろ~??ヽ( ´▽`)丿
…いや、マジメだったんだろうが(^^;)。
→Ylajali 夕食
■ 5日目
→Hai Cafe 昼食
スーパー「Scan Asia」。
Jacob's
Ekebergparken
[へべ]
ノルウェー人はへんな彫刻が好きらしい。
新しいところでは、Jacob'sのあるHoltet方面へトラムで向かうとこれって登山鉄道だっけ的なイキオイでずんずん標高が上がりたちまちオスロフィヨルドを一望する高台へ、…というあたりに近年できた(らしい)Ekebergparken。
傾斜を生かした広々とした森林公園内に点在する立体作品をたどって散策すると、宝さがしか森林浴かはたまたオリエンテーリングか…といった風情でなかなか楽しい。
大木から吊り下がった銀ぴかのあやしい新本格風味の作品や、光ったり喋ったりする変な街灯などなど。
奥のキャンプ場まで登ったが、結局、一番見晴らしがいいのは下の駐車場でしたとさ。
Fuglen
カフェ「フグレン」は、実は地球上に、オスロのこの店と渋谷NHK前の2店しかないのである。
すぐ隣には、フグレン・セレクトのデザインショップがある。
→Maaemo 夕食
■ 6日目
→Fiskeriet 昼食
Tim Wendelboe (2)
Astrup Fearnley Museum of Modern Art
Tjuvholmen skulpturpark
とにかく彫刻公園が好き過ぎだろ、オスロ♪
手前のモバイルおぢさんは作品ではありません♪ (→)
船の方はたまたまの通りがかりで作品ではありません♪ (↓)
ICA Supermarked Frogner
[へべ]
オスロっ子(ノルウェー人?)はピザが好き。
駅構内にも町にもピザの店が幅をきかせ、欧州に共通して増えてるケバブ屋のメニューにもトップに大きくPizzaの文字と写真が躍る。
コンビニのテイクアウトコーナーはもちろんのこと、スーパーの冷凍食品の棚にはずらりと冷凍ピザが並ぶ。
→Bagatelle 夕食
■ ヘベのオスロ
予想していた以上に楽しめる旅となった。
とにかく涼しい。って、シアワセ。汗をかきっぱなしって、なんだっけ?
オスロは都市だけどほど良い規模で「のんびりした、イナカくさい感じ」があって居心地がいい。
なにしろ中央駅 (略称OsloS。セントラルがSでいきなり調子狂う) の駅前広場には砂を運んできてコートとスタンド席つくってビーチバレーなんぞやっている。
北国の夏だ。
2014年 6月 サッポロ計画
あんまり東京が湿気てるので札幌に来てみた(…なんちて(^^;;))。
やっぱり爽やか、ホッカイドー、しかし昨日まではかなり暑かったエクストリームウェザー。
さて円山公園は「ル・ミュゼ」。
click!→ル・ミュゼ
いやあ何と、8年ぶり。…って、この店、今年で9周年なんすけど(^^;;)。
店も一回、改装が入ってて、見覚えのあるディテールもあるものの、ヘーとビックリ。
前回も「ここは再訪!」…と言っておきながらも、人生は短く速い、けど、予想の更に上を行く素晴しい料理。
日本の、なんつーか、フランス料理ルーツのアーティスティックなモダン…とでも言いましょうか…のジャンルの、トップの一軒じゃないすかー。
多皿構成だが、姫鱒や白アスパラのような「まさに季節」な食材はためらいなく、重ねていく。そんな流れもあって、実に骨太な多皿になってる。
また、塩も、料理のあちらこちら…と多彩にかくれんぼするような見え方が、気持ちいい。
全体に、イマドキで言うとヘテロ感…ですか?、に満ち溢れている。
***
「YOSAKOIソーラン」のことなら俺に聞け!(大嘘)
来てみたら、超、熱かったづら♪
いやあ、そういう季節ですかあ。どおりで、市内のホテルの空室が少ないなあ、と思いましたわ…(^^;;)。
自分の守備範囲真ん中ではないけれど、これはやったらハマるだろうなー。
昼は「ZORA」でスープカレー。このジャンルは明るくないけど、札幌スープカレーの魅力ストライク!って感じ。
click!→ゾ ラ
近くの珈琲「ベーシック」に伺う。おおお…、、、
サードウェーブがどーの…の方向も好きなのだが、こういう、日本珈琲道的な深入りオールドウェーブには打たれるのココロ。
お約束…じゃないけど、オーディオも、、ね、、見た感じ、タンノイにクォード、プレイヤーはステューダーか…あれ、EMT、なんだっけ?…みたいな。
***
春の祭典、白アスパラとミルクラムの北海道…となれば、「ラ・サンテ」!
click!→ラ・サンテ
***
あらら、、東京ほどではないと思うけど、雨。
ひるみながらも、円山に蕎麦をいただきに行く。
click!→古祁庵
で、同じ円山の、バンケット若杉こーへーシェフ推奨なるソフトクリーム「バーンズ」に回る。
路樹の緑を眺めながら、ミルクと抹茶のソフト。
ふわとろ、で、濃厚な、それはそれは!…なクリーム。
いやはや、こーへーさん、ソフト舐めながらこんな優雅に過ごしてるばやい??(笑)
昨日に続き、「ベーシック」に珈琲飲みに行こうかと思ったが、日休くさい。
いつもの西11丁目の森彦の「アトリエ」で、まったり…
***
…で、なんで、YOSAKOIソーランの最中とも気付かずに「この」週末に札幌に来ているか、と言えば、こちら、
ラッセ×バンケット コラボフェアー
があるから、なのであった。Yeah!
2014年 5月 関 西
click!→昼食は『Cantonese 燕 Kentakase』
知恩院。
頼山陽墓碑。
click!→夕食は『未在』
click!→昼食は『乃田』
click!→夕食は『ラ・シーム』
click!→昼食は『メツゲライ クスダ』
click!→夕食は『御料理はやし』
click!→昼食は『bb9』
さて、帰京日。
宵の口、軽く抓むか、と、「たこりき」さんに電話するも満席。
あらま。
ゴールデンウィークで賑わう市内は何処も、時計を睨むと、突撃するにはビミョー。
…という訳で、新大阪駅「やまもと」(^^;)。
すじねぎ・とんぺい で、ビールが旨い。いやいや、なかなかケッコー。ギリギリまで飲める(笑)。
以前は十三を回って本店で「すじねぎ」を買ったものだが、便利にはなりますた。
2014年 4月 春と比良
「春と修羅」にかけてみますたヽ(^~^;)ノ。
週末。京都で昼食。
click!→グリルフレンチ
さて、比良の山へ。
今回は京都バス。土日しか走らない路線(^^;)。
このバスは出町柳から。
バス待ちは、カフェでもあればいいんだがな。見回すと、前は気付かなかったが、すぐの所に一軒あった。
「Jazz & Cafe」なんて書いてある。「Lush Life」で珈琲。
古くて小さい。
ブックシェルフに「暮らしの手帖」があるので手にとってみると、昭和40年代半ばのモノ。“えー、間違いなく当時読んでた号じゃ~ん”。こんな本だったかなあ (「神様」の空豆おじさんの口調で)。
いい音が流れてる。んー。奥を見ると、マランツ・マッキントッシュ。アルテックかなあ。ヽ(^~^;)ノ
ひゃああ。
…後でサイトを拝見したら、アブドゥライブラヒム(ダラーブランド、ね)を京都に呼んだりしてる、老舗ジャズ喫茶なのであった。
京都みたいにぎゅっと詰まってる町だと、テキトーに入っても、こんな恐ろしい(笑)店だったりする。店内では、おそろしくノンビリした近所の話だけが飛び交っているが(笑)。
今年は、昨年の比良行より1週間遅いが、この冬は寒かった。…その季節感塩梅はわからないのだが、昨年より山桜が美しく映えている気がする。比良山荘のお庭の枝垂桜は、昨年より、終わり寄り…か。
そして、狙いすまして来たとは言えるのだが、花山椒は真っ盛り!
click!→比良山荘
click!→昼食は『タルカ』
click!→夕食は『旬香亭』
2014年 3月 台湾
台湾に行ってきた。
…って、社会派ブロガーみたいだなぁ(^^;)。
写真は3月23日の台北・立法院。
集まってくる民衆・学生の後方支援基地の並ぶ、立法院から道を挟んで向かいの臺大交友會舘内の餐廳で小籠包をつまむワシらではあったが。
…社会派ブロガーみたいだなぁ(???)。
そんな我々、初の台湾。
…縁遠かった、台湾(^^;)。
思えば90年代、初の台湾旅行計画を吹っ飛ばしたのが大震災。次の機会に襲ったのが、鳥インフルエンザ。その次が、…
ま、縁が無い…とは、そんなもんか。
以後はむしろ、「台湾は近いしラクそうだから、老後にとっとこう(^^;)」という所もあった。
で、老後になったので(??)、台湾へ向かう。
「ヨシ、台湾行くぞ!」…となったら、いきなり、太陽花革命が勃発。
やっぱ、よほど、相性が悪いらしいヽ(^~^;)ノ。
ま、地震や伝染病に比べれば、ナニホドのことも無い(笑)。
■ 1日目
到着日、ホテルに落ち着いて20時半。
夜市を除くと夜が早い台北なので、出動しないといけない。
向かった先は、歩いて行ける「半斤9兩」。
click!→半斤9兩
[AQ!]
ぶらり散歩。
下見も兼ねて、寧夏夜市を流す。超賑やか~!
夜市近くの有名店「古早味豆花」で、デザート・タ~イム♪
[へべ]
寧夏夜市(すごい人!)を流し、花生豆花と仙草茶にて終了。
click!→古早味豆花
■ 2日目
初の台湾で1晩寝ただけなのだが、いきなり、高鐵(台湾の新幹線)なのだ(^^;)。
朝、台北站へ。余裕があったので、駅のモスバーガーで日本では見ないエッグバーガー的なものを…。
ムムム、これは“厚餅夾蛋”インスパイア…ですな!
高鐵のチケットは、ネットで予約・購入/台湾のコンビニで発券…と利便。
ハードウェアはJR製みたい(^^;)なもんなんで、「カモノハシ」が入線してくる。
内装もウカウカしてると、新幹線車内に空目する(^^;)。
そういえば台北は、街並も、ウカウカしてると日本の地方都市に空目する(^^;)。
「パスポートの要る鹿児島」…くらいの感じ(^^;)。
窓の外の水田風景が“南の国”@ 297km/h
体高2mのペットは乗れないらし~(笑)。
約50分で高鐵台中站。
高鐵の駅は市街地から距離のある位置。シャトルバスで市街へ移動する。高鐵利用客は無料…と気がきいている。
土庫停車場站で降りて10分も歩けば、國立台灣美術館。
その途中に、本日の目的店「Le Moût 樂沐」がある。
ま、台湾に来て、いきなり、非・中華…ですが(^^;)。
click!→Le Moût 樂沐
食後のお散歩は、國立台灣美術館。
なんと素敵な順路(笑)!
現代美術中心…かな、の美術館で、ほとんどのエリアが無料!…は嬉しい。
なかなかグッとくるインスタレーションなど力作揃い、帰りは台中站18:15発で余裕あるかと思ってたが、まだまだ見たかった感じ。
美術館の周囲は広々とした公園作りになっている。
正面広場ではテント屋台が出てバザールでござーる。美大・科技大・教大…を中心とした、大学生の催しのようだ。
アクセサリー・陶器・美術作品・衣服など、幅広く売られている。何点か購入したのだが、買うぞ!と臨むと
「あらま、ホントに売れちゃったわ、どーしましょ(^^;)、幾らだっけ、」
…とワサワサするのが、学生っぽくて可愛かったです。
あ、そういえば、美術館のミュージアム・ショップの方も、こちらは充実しており、面積・販売点数ともかなりのモノ。
“お求めいただくのに調度の商品”開発に怠りない。デリーの現代美術館に、こうやって稼ぐのだ!…と教えてやりたい(^^;)。
再び、無料シャトルバスで台中站。
日が、暮れ始める。
←こちらは、現代美術館じゃなくて、台北站構内の、オブジェ。
にゃんとも、アートの街・台北…なのである!(…そうなのか?(^^;))
ホテルに戻ってひと休み。
昼にフルコースをいただいてるので腹具合はビミョーなところだが、そうだ焢肉飯でもいただこう!…と、龍山寺に向けて出発。
龍山寺は、駅を降りたとこから、何とも、下町っぽい?…ってのかな、ヌメーっとした濃密・ディープな空気が漂う、怪しい街。
…ま、台北の中では。
→
こいつも、現代美術館じゃなくて、龍山寺站構内の、オブジェ。
5分ほど歩くと、龍山寺。ド派手~!(^^;) どんだけ賑々しいねん!
しかも、山門にはビカビカの電光掲示板がつけられてて、“寺の電話番号”なんかが流れてる(^^;)。
周辺、大変な人出で、喧しい。
なんか、路上でカラオケ大会して、オッサンオバハンが踊ってたりする。意味わからんヽ(^o^)丿。
香港で言うと、廟街みたいなもんか…。
寺の前の通り「廣州街」は、寺のすぐ横から屋台の並ぶ夜市になっている。
屋台を冷やかしながらちょろっと進むと、「四方阿九滷肉飯」がある。
click!→四方阿九滷肉飯
いや~美味かったのこと!…と、さらに屋台を眺め進むと「華西街観光夜市」の入口に出会う。
あ、此処なのか~。
日本語の「観光」の語感に騙されちゃいかん、市内でも最もガラの悪いエリアだそうな。
…と言っても、台北ですからね。
ちょこっと覗き見だけ。
いや、確かにガラは悪い。精力の尽きそうなものがやたらと売られている。マッサージ屋 (は台北市内、やたらと多いのだが) が、特に多い。
蛇屋の店先の目立つ場所に置かれてるのが、鼠のケージ。…ってぇのが、迫力ある(^^;)。
“そう言えば華西街の蛇屋は写真撮ろうとすると怒られるんだっけ”…と覗くと、もんのすごい強烈な顔したオッサン (大陸で*人くらい**してそうな…(^^;)) が座ってて、前に「撮影禁止」と書いた札が立っておる…。
おひょひょひょ…と「華西街観光夜市」観光を済ませ、ウチのホテルエリアに戻って「寧夏夜市」あげいん。
小腹が空きましたね、と、鶏蛋蚵仔煎を抓む。
click!→賴雞蛋蚵仔煎
■ 3日目
いい天気だわ~!
よし、ヘチマ小籠包を食いに行こうではないか!
向かう先は「蘇杭餐廳」。
台北站から歩いて5分の立法院=国会は、現在、学生が占拠中。その立法府の向かいに建つ「臺大校友會館」内にあるレストランである。
南の国の国会。
アレレレ、此処が学生占拠中の国会かいや…と、気付いた時には、立法院の目の前を歩いていた(^^;)。
写真は、帰り道に対面から撮ったけど、行きの道は院の真ん前(^^;)。
というのは、まあ、テント・幟・人波…は溢れているのだけど、空気は平穏。
…というか、何か、ノンビリしているのだ。
(3月23日昼)
“おお、さすがは常日頃、国会でもプロレス並の乱闘を繰り広げる台湾、この程度の騒ぎには慣れておるのだな?(笑)”
“学生vs.政府…と言っても今回は、民意・市民・大学…の大勢が概ね学生ノリだし、権力の行使も無理状況だしな?”
…みたいなことを、この時は感じていたのだが、どうだったのかなあ。
(この日のこの後、政権は実力行使と攪乱策に動く)
台湾内を見る限り、「民主」的プロセスの要求に天意はありそうだが、着地の在り方についてはどうしても大陸との関係が絡む以上、ややこやしいんだろうなあ。健闘あれ。
…という台湾の問題を別としてボーっと見てると、
「ああ、コチラの若者は活気があって羨ましいワン!」
…と、つい、ついだけど、感じてしまう…のも、初老の日本人としてはショージキのところ、、、(^^;)
[へべ]
連日の「反・黒箱」抗議活動で騒然とし学生側のテントやのぼりが立ちならぶ立法府周辺…はたして台大会館内の店なんかやっているんだろうかと、おそるおそる足を運んでみると、フツーに、やってた。
[AQ!]
台北站から歩いて5分の立法院=国会は、現在、学生が占拠中。
「蘇杭餐廳」はテントが取り囲む道を挟んで立法府の向かいに建つ臺大校友會館内にあるレストラン。
會館の玄関前まで、抗議学生が溢れているが、空気は平穏。
政治的混乱に慣れている(のか?)(^^;)。
click!→蘇杭餐廳
食後の口が珈琲を欲するので、評判のカフェに行ってみる。
「Fika Fika Café」
松江南京站近く、公園に面したグッド・ロケーション。
店名からわかる通り、北欧スタイルで、オスロで行われたNordic Barista Cup 2013のノルディック・ロースターを受賞している。
人気店で満席の時間が長いが、上手く席ゲットできたので、Fika Fikaする。
台北も、街中はカフェが多かった。
「茶荘は日本人で一杯なので台北市民はカフェに行くんですよ」
という冗談があるそうだが(^^;)、それで…という訳じゃないのだが、今回は時間が無くて、結局、茶荘には行かず終い。
まあ、行くと、長くなるしなあ。
台湾茶というと、ウチもよく、林鼎洲さんの上園茶荘のモノはいただくので、本来なら一度くらい御本尊を拝みに行かないといけない…ところだったのだが、どうも体調が優れないらしい(?)と聞いており、断念。
***
ホテルでシャワー。
夕刻、五指山風景区に向かう。
台北の北は、高さ600mほどの山並になっていて、そこに登って行くのだ。
向かう先は、「食養山房」。
click!→食養山房
タクシーで一旦、ホテル。
「食養山房」がお茶だったのでアルコホル寂しいし、早い時間からの清らかメシだったので小腹も空いてくる。
「どっかで軽く…」と鳩首会議。
click!→龍門客棧餃子館
帰りはまた、善導寺まで林森南路を歩く。
ということは、立法院の裏手を行ったり来たりしてる訳だ。
太陽花を持ったり差したりした学生が目につく。頑張りや~。集まって来たり、休みに帰ったり、後方支援だろうか。
表情は、ニコヤカというわけでは無いが、深刻でもない。淡々と冷静…が多い。
…で、ホテルに戻り、テレビをつけてみると、そうこうする本日、一旦立法院を強制排除された学生たちが院後方の門を破り再占拠に成功した…というようなニュースが流れっぱなしになってる。
…大変やなあ、、、
■ 4日目
快晴の朝、暖かく…下手したら暑くなりそう(^^;)。
ホテル近所の評判店へ。11時半開店らしいから、ちょうど?
click!→親親小吃店
食後の珈琲は、スタバやドトールも目立つのだが、地元チェーンの「Cama Cafe」。
マスコット、可愛い(^^;)。
「毎日焙煎」がウリらしく、ダークめなローストで結構。
迪化街を目指して歩く。
↑標識が既に、ショッピング・ハイ(^^;)。
雙連あたり、四神湯の看板が目をひく。
けっこー好きなのだが、今回は四神湯まで機会が回らず。次回…ね。
↑“ああコレがそれかあ”…1934年創業の老舗洋食店。
日本に入った西洋料理が思いっ切り変身した「洋食」が更に台湾でツイスト&シャウトした…とかで、ある種のマニアにはたまらなそう。ま、次回以降で…。
迪化街。
乾物・漢方薬屋が立ち並ぶ。
「みんな、扱い品、同じじゃん…」というくらいよく似た店がビッシリ、延々…
すごい楽しいけど、口、ポカ~ん…
…そうでなくてもプロ用も含め、「大量」扱いのモノが多いし、店の見分け方・モノの見方も混乱する。
購入含め、本気で攻略するなら下調べしてきた方がよろし…って感じ。
と言いながらもポツポツ買い物。
↑店頭の大蒜の袋の迫力!
→ なんだこのタワシ、と思ったら、愛玉子だった。この種子を水揉みするとペクチンが溶け出して、例のゼリーになる…ってわけ。
夜市の店などにも飾ってある。
基調、レトロな街の古いショーバイなのだが、時折ポツポツと小洒落たファッション店などもアリ升。
などするうちには小腹がすく。
よし、お次はヒーワンタンにしよ~。
click!→佳興魚丸店
佳興から延平北路に出るとすぐ、バーソーの名店と聞く「維豐肉鬆」がある。
ひやかす。
…ってとこで、今回の迪化街界隈はおしゃまい。
頃合は、スイーツ。
click!→雙連圓仔湯
一旦、戦利品を置きに、ホテル。
そして戦士は再び戦場へ…(^^;)。
今度は「誠品生活」に向かってみようか、と。
地下鉄を台北站で乗換え。
あ、そうだ!…と一旦、降りて、胡椒餅を抓もうぜよ!
click!→福州世祖胡椒餅 重慶店
ついでに台北站の三越の食品売場を覗く。
→ (バスにこの広告はどうなんだ?(笑) 日本留学の塾かな?)
國父記念館站まで移動、誠品生活に向けて歩く。
誠品生活: 24時間座り読みできるお洒落な書店など、台北の文化を引っ張る「誠品書局」 (噂によると代官山蔦屋は誠品のパクリ…ともいう) …が出した、文化と生活の融合を追求するデパートストア。…だとか。
刑事警察局、のイカツイ建物を左手に横道を行くと、急に、池があって木が生えてて洒落たカフェも生えてて「松山文創園區」…カルチュラル&クリエイティブ・パークである、と書いてある。
その背後にビルが見えているが、それが「誠品」の城。
誠品のホテル(!)とデパート「誠品生活」が入っている。
そういえば…というか、今、気がついたのだが、googleのストリートビューでこの辺りを見ると、「2012.6」の日付で、ちょうどこのビルは建設中である。構造体の骨組状態が見られる。ビルヲタは必見だ(違)。
誠品生活は、ブティック・フードコート・カフェ・生活雑貨・書店…からなる。
パッと入って見回した小洒落た雰囲気は、ん、「1980年代の西武系」と言ったらいいでせうか、あんな感じ(笑)。なんやわからんが発信しちゃるぞ…という、、
生活雑貨フロアなんかに混ざって食料品もけっこうな数が扱われている。
あんましデパートで買うのもチャラいと思うのだが、種類があって・セレクトされてて・説明があって・小パッケージ(これ最重要か(^^;))…なんで、買物がラクではある。
ついでに、釈迦頭・マンゴのアイスバーなど、食う。
日が暮れて、ボードウォークが取り巻く池に灯りが反射する。その向こうに台北の高層ビル群。“若いカップルいらっさい”って感じ(^^;)。
此処からの眺めだと、台北101がアタマしか見えないのが残念。
夕食はこの時点でまだノープランだったが、あたりが暗くなるのに急速に背中を押されて、会議開始。
まず、食いたいものは幾らでもある。
…が、やっぱ、夕食メインは「落ち着いて」「酒が飲めて」だよなあ、という気分が強く、レストラン系で考えることに。
そこで思い浮んたのが、平野久美子さんの本にあった菜脯蛋。福華大飯店内の「蓬萊邨」のスペシャリテである。
うん、それ、行ってみよー!
click!→蓬萊邨
そういう訳(?)で、美味機嫌はいいけど腹七分で蓬萊邨を出たワタシたち。
んー、炭水化物と湯…なら、すぐに、でもいいかあ。
何となくピッタリそうな、「金峰」へ。
ブラブラ、と。
click!→金峰魯肉飯
雙連站に戻り、あとは甜品か、と。
またまた寧夏夜市。
愛玉と檸檬を並べて置いた屋台。
愛玉の、後味のサッパリとしたほの苦み、快い。
砕けたゼリーを太いストローで啜るシステムもよく出来てる。
[へべ]
なごりの夜市、ひやかした。
野生愛玉使用の愛玉檸檬を。
レモンあり・なし/氷あり・なし
プラカップに入れて太いストローで。
チュルリと入ってくるゼリーの食感と風味がいい。レモンさわやか。
夜市のはずれあたりでやってるコリントゲームはじめ、子どもだましゲームの数々…。
■ 5日目
12:50桃園空港。
というわけで、昼メシは無理。
…とならば、朝食。…とならば、音に聞く阜杭豆漿に行ってみねば、なるまい。
と、そこまでは即決条項なのだが、この店、営業時間中はずっと行列…というスゴイ人気なのだ。最長1時間待ち、とか言うのである(^^;)。
まあ恐ろしくもどーすべー?…なのだが、早めに行ってしまえ、ということにした。
click!→阜杭豆漿
善導寺站前には善導寺が、…ある。ことは、ある。
2014年 1月 西山温泉・富士宮
昨年9月に味をしめた「富士山一周週末」行程。
中央線から、霧と富士。
身延線身延からバスで南アルプス・西山温泉慶雲館。今年は降雪1回で、雪は日陰に僅かに残る程度。もともと、イメージよりずっと降雪量は少ないという。
2度目訪問で自動アップグレード(??)、数奇屋造りの広々としたお部屋。
最高にお気に入りの泉質、きちんと考えられた美味いメシ、自分たちにとっては「東日本最強の温泉(笑)」の一軒。やっぱり。
案外、空いてる日。
翌朝は、真っ直ぐに身延線で富士宮へ。
いわゆるその、一つのその、「富士宮焼きそば」をいただいてみる。
駅近くの「虹屋ミミ」(富士宮市中央町3-9)。
20年以上やってる「ブレイク」以前からの店、行ってみると“小屋がけした屋台”くらいの小ささで8席。第1回富士宮やきそば鉄人グランプリ鉄人賞受賞…だそうな。
元々の駄菓子屋の焼そばを概ね踏襲し、特徴は、ラード・水を使わないこと、肉かす・鰯の削り粉の質に気を使う、といったところ。
そのせいか、アッサリ・スルスルと食えるウマさがあって、B級らしいイヤゲな所が殆ど無い。ケッコーでございました。
ところで、wikiると、富士宮焼そばの「肉かす」使用を提案したのは、“あの”熟成肉でグルメ界をブイブイ言わせている「さの萬」さんだそうな! これはなかなか“豆知識”。
これも駅前、古民家リニューアル系の自家焙煎カフェ「てんカフェ」(富士宮市東町21-9)。
珈琲は、フレンチプレス・スペシャルティ…の現代型。覚えとくとイイ一軒。
さすがは富士宮、町のそこここから仰ぎ見る富士山が、デカイ(^^;)。
駅からも、富士山。
身延線からも、富士山。
西富士宮から「ビオファームまつき」の「レストラン・ビオス」へ向かう。
「まつき」は富士宮の高台…みたいなエリア。しばらく登って行った地点、ここがタクシー運転手氏の「おすすめスポット」。
いや、さすが!
絶景かな絶景かな…
大根と、富士山。
白菜と、富士山。
夜の闇に消えて行く富士山。
レストラン・ビオス
Menu champêtre
*インカの目覚めのチュロス
*4種のダイコンと自家製生ハム
*葉物野菜と功刀さんが育てたニジマス
*ひょうたんカボチャ
*黒米のパエリア
*コカブのコンソメと本州鹿のラヴィオリ
*甘玉キャベツのブレゼ 沼津港の鰆
*尾長鴨ロティ 菠薐草と2種じゃがいも
*大浦ゴボウのアイスクリーム
*春小金(サツマイモ)とリンゴのパイ
*ミニャルディーズ
+11 Tsugane la montagne / Beau Paysage
+Marc / G.Lignier
現地ならではの野菜の清冽さ複雑さを、的確かつ攻めの姿勢で見事に料理に仕立てあげる。美味!
プリンシパルは、シェフが撃ってきた尾長鴨(小型雌)! 松木さんのデクパージュで!
2013年12月 デリー
■ 成田発 1720
■ デリー着 0020
[へべ]
インド門、現美、ダクシン
[AQ!]
デリーに来ている。
約20年ぶりの南アジア。
インドは初めて。
まー何でだか、、カレーを食いにヽ(^。^)ノ。
いやでも、我々の世代には、「インド」というのは“特別な”国であったから、感慨もある。
猫も杓子もビートルズもインドを目指した時代の人間だからなあ。
しかしすぐに忙しくなってしまい、インドどころではなくなった。
「インドですか? いやあ帰ってこなくなっちゃうといけませんからねー(笑)」
などと言っていたものだが、当時の若者の心理のホントのとこはこうだろう、
“インドに行ったのに旅程通りに帰ってくるような奴は、駄目な奴、だ”。
ま、色々屈折させるくらい“特別”だった。
が、いつのまにか気がついてみれば、その手のインド観は散消、そんなことよりインドに行かずに死ぬのも腹立たしい(笑)。
勿論、今更アジア開明派する気もない、お大尽旅行して旅程通り帰るのである。
ま、カレーを食い、に…。
深夜着、実質一日目。
まるで土地勘が無いのでまずは歩く。インド門まで。
戻ろうと思って地図を見ると、近くに「近代美術館」とある。
見回してみたら、あった。
National Gellery of Modern Art
「NGMA」という略号は如何なものか?(笑)
此処の第2セクションという大型絵画展示棟が凄い。
好みど真ん中で、質量ともに膨大。(美術館全体に、展示はただただ雑然としているのだが)
へべに言わすと、「繊細な奴を連れてきたら身体壊しそう…」。
まあ勝手なことを言わせていただくと、一面の、アールブリュット、アウトサイダーの大津波…である。
インドの人口から発生する中、厳選されたガイキチの皆さん、半端じゃない(^^;;)。
しょーじき、コレだけで、デリーに来たモトは取ったような気がする。
館内は撮影禁止なのが、何とも、残念。
昼はホテルで軽く。
この日は夕食未定で臨んだ。
Claridgesの「Dhaba」に電話したら、22時まで満席。
んー、初日からデリーで『南インド』かよ(^^;)、と思いながらSheratonの「Dakshin」にかけると、OK。
Saketまでタクシー30分。
■ Varqランチ、Cooking Session、Rick's
Taj Mahal hotelの「Varq」を満喫。
インド風チェス駒
■ “アート”マーケット、カーンマーケット、Dam Pukht @ ITCマウリヤ
デリー、慣らし運転のワシら。
牛、にも、ようやく会いなどしつつ…。
カーンマーケットで買い物。
使い勝手が良い。
ANOKHIは覚えておきたいブランド。
サンシルベストルは、Mauryaの「Dum Pukht」で。
■ 元日川
[へべ]
ラール・キラー、チャンドニチョウク、コンノートプレイス(見ただけ)、マチャン、Bukhara
[AQ!]
元旦の話。
元日ではどうせ何処も様子がわからんので、逆に?、オールドデリー、ラールキラーへ突撃することにする。
世の中の喧騒を虫眼鏡のレンズで集めたような狂騒。
まったく、どうしようもない(笑)。
商店は、客引きと乞食がいなかったら、全体としてはもっとモノが売れると思う(笑)。
地獄の鍋じみた体をなさない最後の交差点を強引に渡ってラールキラー圏内へ入ると、その五月蝿さが、ふっと静まる。
とくに、有料入場域内まで辿り着けば、閑静で長閑さがある。なるほど、静けさや呑気さというものは、金で買うモノ、だ。
半日のんびり過ごした後、経路上、コンノートプレイスに行ってみる。
話にならない、人の数。
イスタンブールのタクシム広場が過疎地に思える。
退散。
まあ、元日という特殊な祝日の夕方、というのが、あるのかなー。
■ Dilli Haat
[へべ]
INA、Dilli Haat、カーンマーケット:Fab India、マチャン、ダーバ@クラリッジ
[AQ!]
INAのDilli Haatへ。
各州のハンドクラフト工芸民芸食品…などの露店集合体。アトラクティブに整頓されてて政府(?)肝入り臭、強し。
入園自体、有料で、よって中には客引きも強引商法もなく、閑静で長閑さがある。なるほど、静けさや呑気さというものは、金で買うモノ、だ。
ヒジョーに楽しい。
モリモリと買い物をしてしまう。客引きさえいなければ、観光客は買い物をしたいのだよ、デリーの諸君(笑)。
店舗数が多いので、何軒かはテイストが合う。フェアトレードを謳う施設でもあるが、客にも店にもフェア感のある値段が多い。
フードコート風に、各州食堂が軒を並べる。
おやつは、タミルナドゥで、オニオンマサラドーサ。このドーサ、軽くてウマ!
覗き窓付き手回しジュークボックスのオヤジ。
覗いてみる…。
…これで、いいのか? (^^;;)
■ ジャンタルマンタル
[へべ]
ジャンタルマンタル、コンノートプレイス、カーンマーケットよろず屋、ラウンジ、SPA、Indian Accent
Jantar Mantar。天文学者でもあったムガール帝国のマハラジャ、ジャイ・スィン2世 (Jai Singh II of Amber)によって建てられた天文台。
素晴らしきIndian Accent!
後日譚:
The Holiday Placeに、「Indian Accent」訪問記が載った。
Chef's Tableでの宴だったようだ(シェフズテーブルは我々もリクエストしたのだが、6~9人限定ということだった)。
レポ記事内容は、まさに、「大絶賛」。
我々も、
「そうでしょうとも!」
というところだが、一つ、妙な点が…。
この店のチャーミングな「ペアリングワインコース」をはじめとする飲料に関する記述が無いのだ。
ん…、と読み進むと、最後に驚愕(笑)の「種明かし」がある。
彼らは、インドの総選挙の直前にデリーを訪れたらしいのだが、インドでは、法律によって、
「選挙の3日前から、アルコール提供禁止」
なのだそう。
どへ~
禁酒の回教国などでも外国人向けホテルで飲む…みたいな抜け道はあるが、どうもインドの法律は、ホテルやバーにも及んでいるらしー。
うーむ、昨年、イスタンブールから戻って数週間後にはタクシム広場が閉鎖されていたものだが、デリーから戻って数週間後には禁酒日が待ち受けていたのか。
危ないところをセーフ、…なのであった(^^;)。
まあしかし、イスラムの禁酒は知ってたけど、インドのヒンドゥーも、行ってみるとホントにあんまし、呑まないのよねー。
■ へべのインド雑感
●デリーの道路。ぐるぐる(ラウンダバウト)多用、ホテル(タージマハル)周辺はどこも同じ道のよう、方向もつかみにくい。
●だがラウンダバウトでない「交差点」になると、あらゆる方向からあらゆる種類の車両が突っ込みぎゅう詰まりになりクラクションを鳴らしまくる。
●車両いろいろ。よく動いているなと感心するベコベコぼろぼろのバス。荷台に2mくらいの高さの箱を積んだ自転車、野菜やありとあらゆる荷を積んだサイクル大八車、オート三輪(ばりばり現役)、オートリキシャはほとんど黄と緑ツートンのLPG(だっけ)車、サイクルリキシャ、サリーの女性横座りと二人乗りのバイク、ガスボンベ満載の小型トラック…
●人多すぎ。多いだけにタイプも多様だがダメ組のマナーは中国以下?
●地下鉄の下車駅が近づくと皆ものすごく早くからドアの前に詰める。「インド的せっかち」もあるが、最大の理由はドアが開くと同時に(スキあらば)ドヤドヤと乗り込み空席に殺到する男たち。負けずに開扉と同時に一気に前進しないと降りそこねそうな勢いだ。そんなにまでして座った席なのに、降車駅が近づくとものすごく早く立ってドア前へ。ようわからん。優先席のほかに、女性優先の席/車両があり、案外よく守られている。
●セキュリティ。あらゆる場所で厳しくチェック。とりわけTajは昔、実際にやられたこともあり特に厳重。表門には4,5人のガードがいて入構車両はすべてボンネット/トランクをチェック。入り口では荷物のXrayと人のゲート型探知機。地下鉄にもXrayと人体checkがあり、女性のcheckは別の列で女性係官がやる仕組み。コンノートプレイスは駅構内への入り口(改札より手前)ですでにcheckがある。美術館でもラールキラーでも同様。といっても程度に差があり、タージよりイケイケ感の強いマウリヤのcheckはいい加減。クラリッジに到っては、おしるし程度だったが。
→目次へ戻る
[AQ! Ishii Homepage]
|AQ!
|Restaurant
|Wine
|Tea
|Library
|Mail-Novel
|Family
|Hebe
|