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東南アジア料理店
この一覧は五十音順になっています。
 
 

  アジアン タオ
  
豊島区東池袋1-2-6 03-5979-0878
17:00(土日祝12:00)~24:00 日休

・ 池袋のベトナム料理
2014年10月 

 *ゴイクン
 *蟹とポークの揚げ春巻 チャーゾー
 *ベトナムハム
 *ゴーヤとオクラの香りサラダ
 *海老・イカとキノコのアヒージョ~バケット添え~
 *ベトナム風山芋のスープ~つくね・オクラ入り~
 *玉子焼
 *バインフラン
 *ココナッツアイスと熱々バナナフリット
 *アボカドアイスと熱々バナナフリット

[へべ]
 ものによっては味が濃いめでしたが、ゴーヤとオクラのサラダはまずまずの出来、香菜を入れたアジアンアヒージョはちょっと意外なおいしさ。ベトナムハムなどの付け合せの生野菜もたっぷりついてきて、内容もひとひねりしたミックスで野菜が多めにとれるあたり、好感度アップしてました。
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  アダン
  
港区高輪2-12-54 03-5444-4507
18:00~26:00(土24:00) 日休

・  
 「三田5-9-15」から上記へ移転。

 
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  アナンダ  Ananda
  
港区赤坂3-12-3 03-5545-5305 www.anandathai.com
11:30~15:00/17:30~23:00 日休

・  
 ネット情報によると閉店とのこと。

Ananda 2016年 5月 ☆

 *SA KOO SAI MOO / ポークミンチ入りタピオカ蒸し団子
 *LAAB MOO
 *TOM KHA GAI
 *PLA NEUNG MA NAO / 蒸し魚のライムガーリックソース
 *豆腐・ホーリーバジル炒め
 *KA NOM MOH KAENG / タロのカスタード
 +ヴァルポリチェッラ

[AQ!]
 TPO玉ではあるんだけど、ウチは赤坂はTPオケージョンが多そうなので有力な感じ。
 PLA NEUNG MA NAOは好印象だったなあ。

[へべ]
 客席を見渡すと日本人卓は半分弱くらい。もしや、ひらがなタイムズに出たとか?(笑)

アナンダ 2018年 3月 ☆

 *前菜盛り合わせ
 *SOM TAM THAI
 *TOM KHA GAI
 *PLA NEUNG MA NAO 蒸し魚のライムガーリックソース
 *PAD KRA PRAO MOO ポークのバジル炒め
 *AU SUAN TALAY TOD お好み焼
 *KAENG MASSAMAN GAI
 *KAENG KHIEW WAN GOONG
 *KAO PAD GAI
 *KAO HOM MALI ジャスミンライス
 *KLUAY TOD 揚げバナナのバニラソース添え
 *KA NOM TUAY コナッツ風味の温かい餅菓子
 +Valpolicella Ripasso

[AQ!]
 大勢の宴の打診があったので、メール。
●料理は「どうしても行こう」…ってほどではないんだけど、都内のタイ料理ではけっこーイイと思われ。
●タイ料理にしては、広くて綺麗で比較的静かで、大人の宴会向き。
●行った時は空いてた。今、サイトを見ても、仮に「金曜夜8名」でもまだ空席出てる。
●赤坂駅近く、赤坂見附も遠からず、で、まーまー便利よし。                                  
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  バイヨン  Bayon    (旧:アプサラ Apsara)
  
新宿区袋町26 03-5261-3534 www.bayon-restaurant.jp
11:30~14:30/17:30~22:30 月休
2010年リニューアルオープン
2013年リニューアルオープン
・ 神楽坂のクメール料理
 旧アプサラのサイトが「閉店」と告知していてどうしたかと思ったのだが、店名を変えて新装・新オープンということのようだ。サイト・電話番号・定休日など変更になっている。 (2013)

2012年 3月 ☆

 *キャベツ・鶏・春雨のお通し
 *スペアリブ
 *ソムロー・チー・チャイ(海苔と海老のスープ)
 *名物・アモック(ココナッツミルクで白身魚を蒸したカンボジア名物料理)
 *ナスのひき肉炒め
 *名物チャー・クダウ(レモングラスとバジルリーフのハーブ炒め)
 *カンボジア風炒めご飯
 *クメール風クレープ(パームシュガーが決めてのフランス統治時代のデザート)

[AQ!]
 神楽坂からちょこっと入って行ったとこで、早稲田から越してきたらしい。
 綺麗で小ぢんまり+ちょっとだけエスニック・スナック風味(笑)。シェフもマダムもカンボジア人のよう。
 真面目にきっちりと作られた「クメール料理」(カンボジア王国観光省推薦、らしい)は、たおやかでノンストレス、これは美味い。
 またの名乗りは「カンボジア創作料理」…で、創作と入っている分、現地よりいくらかの「リファイン」はされているのだろうが、それよりも、化調感の無さや魚醤・ハーブ・スパイスの適切な使用が、力みの無い清らかな仕上がりになってる感じ。

 茄子の皿の挽肉の魚醤使いは典型的。
 アモックのココナツ使いも見事。
 ソムロー・チー・チャイは、海苔と海老、さらに小さな肉団子のスープで、ほんのりした甘さがエキゾチックながらシツコサは無い…あたりに決めている。ウマ。
 チャー・クダウの説明文は、明らかに主賓が抜けてますが(笑)、豚バラ肉です。ここでは思いっきりレモングラスを使ってて、それと豚バラが、スッキリした炒めご飯に合うこと合うこと、こいつぁーイイ!
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  アンコールワット
  
渋谷区代々木1-38-13住研ビル1F 03-3370-3019
11:00~14:00/17:00~22:00(日祝17:00~23:00) 無休

・ 代々木のカンボジア料理
1996年 5月

 *クィティオ
 *春雨炒め
 *豚バラ玉子

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  an di  アン ディー
  
世田谷区砧3-4-2 03-3417-3399 www.facebook.com/andi.kinuta
10:00~(売切終い) 木休
2013年開業
・ 砧のバインミー専門店
2015年 4月 ☆☆

 *鯖とトマトのバインミー
 *鶏挽肉と香味野菜のバインミー

[AQ!]
 世田谷通りの国立成育医療センター病院前にできた、小さなバインミー専門店。
 テイクアウト主体だが、2階にこれまた小さな8席ほどのイートインスペース。

「え!?なんだコレ、ウマイ!!」…こんな美味しいサンドイッチあったっけレベル♪
 パンがいい。抜群のバランス感覚、勘所。
 いやあイイ店のあったもんで。

[へべ]
 これはしたり! 予想をはるかに上回る素晴らしさに、翌日すぐ再訪しちゃいました。旨くて、軽くて、野菜たっぷり。人生のサンドイッチ観ががらりと変わりました。しかも、ありがたいことにウチから近くて、休日ランチに最強のカード登場、って感じです。

 パンのサイズ、皮(固いクラストのとこ)の表面積とパリパリ感、具のメニュー、なますの味加減など、言うことなしの見事なバインミー。50円でパクチー増量ありなのも、ウチにはうれしい。333も置いてあり、休日のろくでなしには、これまたウレシイ(笑)。

2015年 4月 ☆

 *塩豚そぼろとミックスハーブのバインミー
 *ビーフとレモングラスのバインミー

[AQ!]
 10時開店~パン売り切れ終い。2階イートインは11~16時。
 この日、18時過ぎに通りかかった時はもうシャッターが下りてた。だいたい何時頃で終わりなんかな?

2015年 5月 ☆☆

 *塩豚そぼろとミックスハーブのバインミー
 *ビーフとレモングラスのバインミー

[AQ!]
 増し増しは忘れずにヾ(〃^∇^)ノ

[へべ]
 パクチー、重要っ ヽ( ´▽`)丿

 一口めの、こんがりパリッとしたパンの食感に、いつもちょっとハッとします。バインミー用に皮目はパリッと、本体は軽めのパンを、バゲット専門のパン屋さんに焼いてもらっているのだとか。たしかにこのパンは絶妙の相性。そして食べやすいんですよね♪

2015年 5月 ☆

 *オムレツバインミー
 *ペッパージンジャーチキン・バインミー

[AQ!]
 オムレツバインミーも見事な相性。
 「細長いの」の順番は、いつごろ回ってくるかなぁ~♪

アンディー 2015年 6月 ☆☆

 *エビチリ&エッグ バインミー
 *バインミー クエ
 *パインのバインミー


2015年 7月 ☆

 *ベトナムカレーのバインミー
 *塩さばチーズ&フレッシュハーブのバインミー


2015年 7月 ☆☆

 *トムヤムバインミー
 *ビーフとレモングラスのバインミー


2015年 7月 ☆

 *トムヤムバインミー
 *バインミー クエ


2015年11月 ☆

 *塩豚そぼろとチャーボン


2018年 1月 ☆

[AQ!]
 なにせ「近所で昼メシ」なんで、ほとんどメモを残してないけど、間違いなく訪問50回は越えてるなw。
 ほんとにありがたい店。

2018年 4月 ☆


2019年 5月 ☆


2019年 9月 ☆

 *ドライグリーンカレーバインミー
 *レッドカレーバインミー
 +333、アーティチョーク茶

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  アンディ  Ăn Đi
  
渋谷区神宮前3-42-12 03-6447-5447 andivietnamese.com
12:00~13:30(土日)/18:00~23:00 月休

・ 外苑前のモダン・ベトナム料理
アンディ 2017年 7月 ☆

 *ラペットゥ:ライム ホーリーバジル・ソース
 *鶏の生春巻 ココナツソース
 *海老の生春巻 しょっつる梅ソース
 *鱧・長芋のフリット
 *豚の炭火焼 グリーンリーフ・ハーブ巻 八海山かぐら辛っこ
 *鶏のフォー
 *蓮羹
 +レモンサワー
 +16 BK Wines Petillant Naturel
 +荷札酒 生詰原酒純米大吟醸ver.6無濾過仲汲み 加茂錦
 +15 Commune of Buttons Gris St Mary
 +14 Tsitska Terjola dry white Makaridze Winery
 +14 Crystallum Peter Max. Pinot Noir

[AQ!]
 ex.レカンの大越ソムリエと奥様の新店…ということで、オープン初っ端からSNSが五月蝿い(笑)ところの、モダンでカジュアルなベトナム料理店。
アンディ
 ビルマ風サラダ・ラペ、こちらでは八女茶の発酵。よく混ぜて。スペシャリテとしたい意向だそう。
 生春巻には2ステージ[鶏・海老]が用意されている。皮はとても薄い。ふんだんでよく選ばれた緑軍団がキチっとキュッと巻き込まれている。
 東京のベトナム料理ファンの中では最も「生春巻嫌い」であろう(笑)ワシらも、「これは料理だ」「これならウマイ」と大はしゃぎ。
アンディ
アンディ  東京ベトナミーズの「あるべきバリエ」も、これからちょっとずつ出て来るのかな…的期待の一軒。
 料理は、ベトナム料理の本道を日本食材で構築し直すような作業で、味わいはとてもナチュール。各ソースも大変に考えられている。
 ペアリングワイン(welcomeはレモンサワーからw)については言わずもがなであるが、オレンジ・ロゼワインの手厚い楽しさが待っている。
 ところで、珈琲の相性が目覚ましい。フグレンらしい。
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  ヴェトナム アリス
  
港区赤坂3-1-6ベルビー赤坂2F 
11:00~22:00 無休

・ クイーンアリスチェーンのヴェトナムバージョン
 ベルビー赤坂リニューアルに伴い、閉店。 

 
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  アンドシノワーズ  Indochinoise
  
千代田区岩本町2-8-10 indochinoise.com

・ インドシナ(ベトナム・カンボジア・ラオス)の料理ユニット
 通常のレストラン営業ではなく、料理サロン・出張料理・プライベートダイニング…のような形態で運営している。 →サイト参照

アンドシノワーズ 2016年 9月 ☆☆

 *バナナリーフ包み蒸し:白魚 茸 カンボジア納豆 魚醤 レモングラス
 *蒸し野菜 ゆで卵+魚醤
 *焼茄子 沢蟹潰しペースト
 *焼き豚 パイン+スクガラス 焼アーティチョーク グリーンリーフ
 *レモングラスと万願寺の肉詰め 無花果添え
 *里芋茎の酢漬・塩漬
 *鯰焼き 生姜塩ライム マンゴー非精製椰子砂糖
 *鯉の煮つけ
 *川海老炒め和え ラープ風 木耳 炒り米粉
 *ラオスのバンブーシュート汁 ラオス餅米 南鳥島の塩
 *ドラゴンフルーツ スターフルーツ

アンドシノワーズ
[AQ!]
 元々、へべの知り合い…というような繋がり。
 KenさんAzusaさん2人で営む料理サロンのような形式…ということで、M家お2人を誘って4人で伺う。(1日1組…みたいな感じである)

 いやああああああ、ヨカタなあ! 美味しい! 楽しい! 沢蟹は自宅で飼ってる(笑)!
 とくにラオスファンになる♪(俺の場合)
アンドシノワーズ
 最後は東南アジアのブラックディスク・コレクションを拝見・拝聴などして、ホントにマニアの友人宅に遊びに行ったよう♪

 また宴を開きたいものぢゃ。適正は4-7名っぽい。
アンドシノワーズ アンドシノワーズ アンドシノワーズ アンドシノワーズ アンドシノワーズ アンドシノワーズ
2020年11月 ☆

アンドシノワーズ
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  インドシナ クォーター  Indochina Quarter
  
墨田区錦糸3-7-3 03-6658-5299
月・第3火休

・  
  IQ IQ
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  オーセンティック 松戸  Authentique
  
松戸市松戸新田24京葉流通センター3-2 authentique.at.webry.info

土・日・水営業
2015年開業  料理長: 中塚雅之・森泉麻美子 (敬称略)

・ 松戸のベトナム料理
 2015年12月現在、浅草店・松戸店並行開店みたいな形のようなので、営業内容については何はともあれ公式ブログauthentique.at.webry.infoをご覧あれ♪

 中塚雅之シェフが逝去された。合掌。(2023)

オーセンティック 2015年12月 ☆☆☆

 *オーセンティック特製揚げ春巻き
 *青いパパイヤとえびのゴイ
 *ベトナム産キャットフィッシュの香味揚げ
 *ベトナム産はまぐりのレモングラス蒸し
 *自家製チャー(白身魚で作るディル入りベトナムさつま揚げ)
 *ココナッツジュースで煮る豚角煮ゆで卵入り
 *フォー・ボー
 *名物! 豚ひき肉のレモングラスそぼろごはん
 *バイン・フラン
 *温かいバナナとタピオカのチェー
 +Bia Saigon Special
 +Vang Dalat rouge
 +ベトナム珈琲

オーセンティック
[AQ!]
「10月26日(月)、ゆるゆると松戸店もスタートしました。といいつつも、浅草も松戸も中塚と森泉の2人で店をやっていますので、2つの店が同時に開いていることはありません。。。」
 まあとにかく、だそうで、松戸がオープンしたらしいので行ってみる。
 …と行っても、松戸からバスで10分弱くらい?、乗らないといけない。このバス、夕方は5分に1本とかあり、帰りも23時とか大丈夫なので、まあ、そこは使いやすい。
 野菊野団地。降りる。ピュ~。暗い。ハッハッハ(^^;)。よほど変なとこが好きなんだなあ(^^;)。
 その、なんだ、京葉流通センターのビル群内にある。オープンな「店舗」は無い訳じゃないが、とても少ない。
 並びのシャッターが下りた「倉庫」内ではどんなことが行われているのか、は、多少聞いた(笑)。
 まあとにかくカルトな立地だ。
 へべは「夜のフィスケバーみたいだ」と言う。
オーセンティック
 店内は入ってしまえば、とーぜん「新装」な訳でピカピカと居心地良い(笑)。
 “なんかまだみんな、こっちには来たがらない(笑)”とかで、今宵は結局「ワシらで貸切」♪
 「予約が取れない」オーセンティックなのに(笑)。

 何か皿の出が早そうな気もしたので(結果、アタリ)、多少ちょこちょこ刻んで注文。腹具合も見ながら。
 うまい・すごい・極楽だ~・アレもコレも…で、結局かなり食った気がする。
“おま~ら大丈夫デスか?”的なことを言われつつ(笑)。ま、全品、お皿ツルツルで返してますように、大丈夫(笑)。

 ベトナム料理のコアを、背骨を、初めてちゃ~んと味わったわあ♪…という気になる、正調・清澄・静聴なウマさ!
オーセンティック
 揚げ春巻、注文は2本。半分に切って出てくるんで4切れ。小ぶりなんで次は3本注文もアリかも。ハーブ類はホントに「欲しい分が」ちゃんといい状態のものが、付いてくる。
 青パパイヤ・エビに味出しはビーフジャーキー。これ、美味。
 角煮がココナツジュースなんだが、コッテリしながらよく澄んで、親近感もある味。モヤシとの相性も萌える。これはウマイ。
 鯰、いいですねー♪ 日本の鯰とは違う種類、体型も異なるようだ。比較して、脂少な目で肉シッカリ…だっけかな。まあ現地、それからタイ、とキャットフィッシュの種類は色々あるよう。そして、雷魚もよく食べるそう。
 蛤は白地に黒茶の模様ちょびっつ…が特徴的。「汁もスープとして是非…」で、ぜ~んぶいただく。
 チャー、あチャー! って叫ぶくらいウマイ♪ 熱フワで練り味抜群のベストさつまげ。
 〆のごはんとフォー、完全にヤバイでふ。最強にして最凶。…うーん、ヤバイ。ほんとにヤバイ(笑)。美味いもんは軽い、としたもんだけど、ホントにこの期に及んで“消えて行く”…。
 練乳コッテリフランには、サクシャリなかき氷をかけていただく。なるほろオモロイ!
 バナナの酸味が引立つチェー。
オーセンティック
 浅草では出来なかった「カレー」が高円寺以来の復活…だとかで、「デザート中になんですが(笑)」と味見にくれる。レモングラスの利いた逸品。
 更に調子に乗って、「25度と40度のナンプラーの比較テイスティング、どうぞ♪」も楽しき!

 中塚さんの料理は、実は六本木「シクロ」以来だと思う…って、10数年ぶりかあ、、、

[へべ]
 そうだったのかー >シクロ
 あのときピンポイントで、ウマかったんだよねぇ…。料理っておそろしい。

 各種各国エスニック料理に自分が始めて出会ったのが80~90年代。そして、その後のさらなる出会いで、「いやホントはもっとこんなにスゴイんだ」時代の扉が順次開いていったわけですが…。
 オーセンティック松戸とアン ディーで、待望のベトナムの扉もついに今年開いた気がします! 待つこと久し!

[AQ!]
 そういえば森泉さんは、アン・ディー島田さんとはオトモダチみたいでしたねー。

Authentique 2016年 3月 ☆☆☆

 *カリフラワーのベトナム風味漬けもの
 *あさりとディルのベトナムオムレツ
 *山百合豚とかつおいらずのベトナム流炒め
 *自家製チャー(白身魚で作るディル入りベトナムさつま揚げ)
 *ベトナム流角切りステーキハーブ添え
 *フォー・サオ
 *鶏肉とにんじん・さつまいも・じゃがいものベトナムスープカレー
 *冷たいマンゴーとライチのチェー
 *温かいバナナとタピオカのチェー
 +Bia Saigon Special
 +Vang Dalat rouge
 +ベトナム珈琲

Authentique
[AQ!]
 静まりかえる周囲は前回同様の松戸…だが、ガラっと戸をひいて入れば店内はうってかわって満席の松戸♪
 お二方もフル回転。
 この日はブログに「昼を臨時休業」と出ていたのだが、後で聞いたら「クルマ壊れた(^^;)」(バッテリー回り)だったそうな(^^;)。

 カリフラワー漬とサイゴンスペシャルでゆるゆるスタート。今日は「古漬」調の漬かり具合とのこと。
 青菜は岐阜のカツオイラズ、なんかのテレビで見たことあるけど実物は初めて…だっけ?…味のある菜。山百合豚は神奈川かな。
 チャーの天衣の軽さは、別世界。
 ステーキは芋と炒めあわせ、ハーブに埋もれる…ってな仕立て。バッチリの大菜感。
 「鶏肉とにんじん・さつまいも・じゃがいものベトナムスープカレー」…は、文字情報にしてしまうとどうにも凡ではあるのだが、頭が吹っ飛ぶ魅力。うーん、こういうとこの、何かベトナム的な黄金バランス…が、凄い(^^;)。

 森泉さんに“よくもまあいっぱい召し上がっていただきまして(^^;)”的に呆れられてしまうが、起承転結ヒジョーに調子の良い道筋で、いただく。ヽ(^~^;)ノ
 最後にチャーカー鍋の話から臭い鍋の話からOさんの話まで飛び火してしまって、野菊野団地バス停に歩けば1分もしないうちにバスが来た(^^;)(その次のバスは20分後)。
Authentique
[へべ]
 大人数卓あり、ふらっと晩御飯にフォーを食べに来たカウンターのお客さんあり(ご近所はいいなぁ)で、この晩はよく入ってましたねー。

 あさりとディルのオムレツの、品が良いこと! ディルは北ヨーロッパのイメージが強いハーブでしたが、これにしても、チャーにしても、ベトナムは使うんですねぇ。あさりとの相性、すんばらしい。
 …調べてみるとタイにもあるみたい。パクチー・ラオといって、ラオス寄りのイサーン辺りではよく使われるとか(そのせいか、バンコクでは田舎っぽいイメージがあるようだ、という話も)。

 こんがり軽い揚がり感の自家製チャーは、ジャンル最強。世界さつま揚げバトルでチャンピオン間違いなし!
 この日の黒板から、ベトナム流角切りステーキ。味のしみた芋と、たっぷりのハーブを添えて、赤ワインが進むこと! とても気に入ってしまいました。

 順調に食べ進んで、本日の〆はスープカレーで。この仕立て、この取り合わせで、こうなるとは…これってベトナム魔術? 絶妙なポイントとか、こうでないとダメ的なバランスとか、あるんでしょうねぇ。

オーセンティック 2016年11月 ☆☆☆

 *牡蠣のオイル漬
 *豚耳と玉子
 *ゴーヤと山百合豚、卵の炒めもの
 *チョクロと干しえび炒め
 *香菜スープ
 *ベトナム流焼き肉 ハーブ 野菜添え
 *カリー・ガー(日向鶏と野菜のベトナムカレー) フランスパン
 *名物! 豚ひき肉のレモングラスそぼろごはん
 *温かいバナナとタピオカのチェー
 +Bia Saigon Special
 +Vang Dalat rouge
 +ベトナム珈琲

オーセンティック
[AQ!]
 まずは「酒のツマミの芸術♪」的な前菜たち。
 チョクロ干し海老が、ウマ&面白…なのだが、ここに行き着く順は、
「ベトナムの玉蜀黍炒めをやりたい」→「日本の玉蜀黍でやると甘過ぎ」→「何か無いの?」→「チョクロ」
 …だそうで、結果としてオリジナル料理になってしまった、みたいなw。

 浅草・松戸ともに何ちゃらあって、「第3の選択肢かもw」とか言いながら、不透明な未来(^^;)。
 次は、チャーカー鍋かマム鍋(ここも悩むが)のお任せコースの出番かな。2人から受けられるようだ。
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  沖 縄
  
渋谷区道玄坂2-23-13 
12:00~14:00/17:30~23:15(日祝12:00~22:00) 無休

・ 渋谷の沖縄料理の老舗
 センター街の奥深くでずっと営業していた老舗。ビルの中でウロウロと移転もあったかなぁ。近年では風俗に囲まれて何とも風情と言うか入りにくいというか、そんな事態もあったのだが、東急本店前の綺麗なビルに移転を果たしたそうです。今度はあまりに小ざっぱりしていて、常連が戸惑っているという話も(^_^)。電話番号は変更ナシですね。 (2003)

 閉店された、と聞きました。昭和29年創業で55年続いたそうです。ありがとうございました。 (2011)

1995年 2月
[AQ!]
 渋谷の沖縄。相変らずジワっと美味しい。何故か、食器がとても趣味よくなった。

1995年 5月 ☆

 *沖縄モズクとコゴミ
 *ラフティー、コゴミ添え
 *豆腐ヨウ
 *フーチャンプルー
 *中味イリチー
 *ソーメン汁

[AQ!]
 コゴミ使いがチラホラ。沖縄語で何ていうんだっけなぁ。

[へべ]
 なんていうんだったかな~、コゴミ。相変らずの沖縄。体に良さそうな美味、滋味。フーチャンプルーはおいしいけどあの量は2人だときついかなぁ。ソーメン汁もいいねぇ。

1995年 8月 ☆

 *新モズク
 *スクガラス
 *ミミガー
 *クーブイリチー
 *里芋ニラ炒め
 *ゴーヤチャンプルー
 *ゴマ豚
 *沖縄そば

[AQ!]
 ここのミミガーは素晴しく美味しいの発見。スクガラスの器がとてもよい。

[へべ]
 はじめてのミミガー。おいしいの~ぷるぷるコリコリ。

1996年 4月

 *豆腐ヨウ
 *地豆豆腐
 *豚足
 *里芋ニラ炒め
 *ゴーヤチャンプルー
 *中身イリチー
 *沖縄のモチ
 *大根イリチー
 *沖縄ソバ

[AQ!]
 ビルがますます風俗ビル化してきた。(^^;) いつもよりちょっと出来が悪かったかな? でも美味しい。

[へべ]
 沖縄のモチのあの葉っぱはいったい何? 香りがヨイ。
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  沖縄第一ホテル
  
那覇市牧志1-1-12 098-867-3116 okinawadaiichihotel.ti-da.net


・ 1955年創業の老舗ホテル
 食事は、前日までの予約でビジター利用可。

那覇 2020年12月 ☆

 *朝食

[AQ!]
 1955年創業の落ち着いたホテル…だが、この地へは2011年の移転だそう。
 で、コチラの名が知れているのは「約50品目の薬膳朝食」の存在による。
 ボクらは宿泊もここにしたので、予約合戦なしにありつける♪
 宿泊棟とは別に、食堂棟が建っている。
那覇
 沖縄の野菜を中心とした皿がズラリと並ぶ。これで585キロカロリー…「あんパン1個分」、というのがウリ♪ …というのだけ、予習済み(笑)。
ジュース:シークァーサー・ゴーヤー・豆乳
サラダ:島人参・トマト・玉子
長命草(サクナ)2通り・ハンダマ2通り・セロリ干し海老・生スヌイ・田芋青豆白豆・島らっきょう・パパイヤ・紫芋・冬瓜麦
パン:紅芋・うっちん
デザート:冬瓜・ぜんざい・フルーツ盛合せ
薬草茶
 などなど…。スゲぇ♪ これで昼には、すぐ、腹が減る。スゲぇ…観光客的にはオトクだw。
 沖縄、緑のオールスターキャスト…って感じだが、とくに印象的なのを挙げれば長命草かなあ。ワイルドかつしみじみ。お庭にもちょっと生えてたかな…気を付けて見ていると、沖縄では、アチコチに自生しているみたい。本来は海岸に多いらしい。

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  カロー ダイヤモンド
  
北海道虻田郡虻田町ウィンザーホテル洞爺 
11:00~14:30/17:30~22:00 無休

・ ウィンザーホテル洞爺のモダンなベトナム料理
 閉店の模様。ウィンザー洞爺オープン時のレストランもかなり入れ替わりましたなあ…。

2003年 7月 ☆

 *喜茂別産豚ゆでサラダ仕立て
 *茄子のレモングラス風味マーボ茄子風
 *牛肉のフォー

[AQ!]
 軽い昼食に利用。工夫あり、手抜かりなく美しく旨い仕上がりで、大いに気に入ったのだけど、ウィンザー洞爺なんだよな~。次にカローダイヤモンドに行ける順番になるのはいつのことやら…。贅沢な長逗留とかしてみたいものだ…って“宝くじ的”希望である(^^;)。

カロー 2006年11月 ☆

 *海老と鮭の生春巻
 *帆立のピリ辛ソース
 *ハーブ豚の黒酢酢豚
 *豚挽肉・茄子・水菜・芋のピリ辛フォー
 *当地牛乳を使った杏仁豆腐

カロー
[AQ!]
 さて、ウィンザーから帰り日の昼食。逡巡しつつもカローに向かう。ガランとしているのでちょうどいいか、と歩を進めると、「30分後くらいに団体様で貸切予定なので」だとか。
 「うー」と唸っていると、「30分弱でよければ」。「あー食うのは速いですから」で入れてもらったある。

 ピリ辛も嫌味なく綺麗に整った快適なお昼。

 ランチ時の注文の幅は、メニュー見た感じだと以前より少し減ったかに?
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  きしもと食堂
  
沖縄県国頭郡本部町渡久地5 0980-47-2887
11:00~17:30 水休

・ 沖縄本部の沖縄そば

きしもと 2020年12月 ☆

 *そば
 *手作りジューシー

[AQ!]
 11時開店の直前。いいタイミングで着いた。
 超有名店。行列…というほどでもないが、待ち5,6人ほど。その中に忍者がいるので何かと思ったが「レンタル忍者」のパンフを渡された(笑)。
きしもと
 品書は、そば大・そば小・ジューシー…以上。シンプル♪
 創業明治38年(1905)だそうで、「元祖木灰沖縄そば」。現在、三代目。イジュの木の薪から灰汁をとり、揉みこむ。
 三枚肉・かまぼこ・葱、どーん…ワシワシ、かぁっ!ウマ♪
 極上のオーソドックスでしょか。ジューシーともども、お味はしっかりめのタイプ。「昔ながら」感満載…今はこーゆーのは、求めないと、無いのかなあ。

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  キッチン Kitchen
  
港区西麻布4-4-12 03-3409-5039 www.fc-arr.com/site/kitchen.html
18:30~22:00 土日祝休
料理長: 鈴木珠美 (敬称略)

・ 西麻布のベトナム料理

2011年 1月 ☆☆

 *サイゴンの揚げ春巻き
 *蓮の茎のサラダ
 *海老の緑米揚げ
 *鶏とバジルの炒めもの
 *香菜のサラダ
 *ベトナミーズとんかつ
 *ココナッツプリン
 *ココナッツアイス

[AQ!]
「予約が取りにくい」…で有名なのだが、まあ平日だし…と電話してみたらスンナリ入れた。らっちょい!
 ナチュラルな素材と調理。
 緑がふんだんで、バジルもミントも香菜もフレッシュかつ茎までしっかりして香りが十二分にある物を使っている。
 ベトナム料理はかくありたし、、、ありたいのになかなか無い(^^;)。
 カフェスアがまた、とても美味しかった。練乳は自分で足す型なのだが、珈琲の粉のチョイスと量がいいのか、非常に満足。
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  クァクンティム  kuakuntim
  
横浜市中区曙町2-29 045-263-0095
水休

・ 横浜曙町のイサーン料理

2021年10月 ☆☆

クアクンティム
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  古酒家
  
那覇市牧志1-3-61 098-869-9241
18:00~25:00 日休

・ 酒販店「古酒家」の直営居酒屋 料理も旨い

 
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  GUUUT  グート
  
長野県上伊那郡箕輪町中箕輪542-1 sadakichi-693.com/guuut
木休

・ 伊那のモダン・タイ料理

Guuut 2023年 2月 ☆☆☆

 *ライスパフ
 *センマイのヤム
 *ラペットゥ
 *カイヂャオ ルアムミット
 *チェンマイラープ
 *プラーソムトート
 *カームー・ガオラオ
 *イトウ
 *ソムタムポラマイ
 *馬すじカレー
 *蜂蜜 チョコレート
 *白苺

Guuut

 +21 Le Cidre Formier d'Ina La 3 Saison brut / Kamoshika Cidre
 +22 産土 山田錦 花の香
 +21 Pinot Gris / Yamazaki Winery
 +七本槍 山廃純米 琥刻
 +篠峯 無濾過生原酒
 +20 ナイアガラ ジェイド sunsun
 +20 Chardonnay 柿沢 sunsun
 +300年在来茶 中井侍銘茶
 +Real Honey 100% the Royal Chitralada projects

Guuut

 「伊那谷にかまえるモダンな“発酵食材と里山タイ料理”」の店、『GUUUT』。
 え!?、ほほぉ、、、♪
 …って感じなのだけど、以前に噂はチラと聞いたことがあったようなないような…だったんだけど、「よおし、行ってみよ~」となったのの直接の動機は、代々木上原『Matsushima』の松島さんに「めっちゃ良かったですよ」と教わったことだった。

 沢駅は辰野駅と伊那市駅の中ほどの小駅。『GUUUT』は少々見つかりにくい(?)構え…なのだが、ま、駅から徒歩5分圏内というのが心強く、ああコレかコレか、、、とお邪魔する。
 既にウホウホと上気するくらい、ステキな、納屋風味♪

 三浦シェフは、2018年にこの伊那は箕輪町で開店する前はずっと東京。初期には『きつねや』(成田さんの)にいらした…と何かでチラとは見ていた。
 …のだが、伺ってみて、しばらくして、シェフ「あ、覚えてますよ。ワイン呑んでらしたの…」と切り出してこられた。“え、まさか”だけど、そう『きつねや』繋がりとなったの儀(笑)…である。たしかに、ボクらもうっすらと見覚えがある。
 そんなワケで、「伊那谷のタイ料理」というのが既にかなり変わった体験であるのだが、そこに「25年ぶりの邂逅」が加わった、珍しくもウォームな“ホームグラウンド”感で、ありがたくもスタートとなった。

 基本、一日一組…とかだっけかな、この日もボクら2人きり(贅沢)。
 アルコールペアリングもバッチシ、まかせてOK♪
Guuut
ライスパフ
 カリフラワーと舞茸のカレースパイス風味ピュレに白いつぶつぶライスパフ。

センマイのヤム
 冷菜 天竜(経産)牛センマイのヤム。バイマックルー レモングラス。
Guuut
Guuut ラペットゥ
 北方の、発酵茶葉ソースの海老フリットサラダ。海老の衣は赤い花の蕎麦粉。プチヴェールは、生と蒸し。トゥアナオ。
 元は海老とトマトと野菜となんだかんだクロックで混ぜるサラダ的…だそう。

カイヂャオ ルアムミット
 揚げ焼きオムレツ。発酵豚と皮 春雨と青菜 スイートチリソース。
 ホーリーバジル(タイバジル)は室内栽培…屋外は10月まで。
Guuut
Guuut
チェンマイラープ
 経産天竜牛の胆汁山椒ラープ。芹 タイ蓼添え。
 北タイはラオスに近い。ヤムヌア(コイヌア)。

プラーソムトート
 山女魚なれずしの揚げ、ナヅナサラダ。腹に大蒜とパクチー詰めて。35度48時間。食品乾燥機。
 揚げ難しい。腹を上にして。現地ではバナナリーフ敷いたり。
Guuut
Guuut カームー・ガオラオ
 豚足の肉なれずし(ネームムーを射込み) さつまいも アヒル塩玉子トッピング 芹のオイル。

イトウ
 イトウ(養殖) 蕗の薹。

Guuut
Guuut ソムタムポラマイ
 フルーツソムタム。手毬寿司:マスともち米

馬すじカレー
 ナンプラー。ウコギ祭り♪
 もち米筒蒸しは、指で丸めて。
Guuut 蜂蜜 チョコレート
 溶けチョコに、王族の蜂蜜。
 中井侍銘茶ヨアケ茶園の、300年ほど前から伝わる在来のお茶と。


 いやあ楽しい! すげーウマイ!!
 こんなに楽しいディネ、滅多に無いですぜよ!!!
 命の洗濯、ジャブジャブやってるくらい♪

 三浦シェフの料理、バリバリと攻めを成功させつつ、大人の余裕が一貫してコチラを寛がせてくれる。
 さっすがのベテラン芸、でもある。
 また、なんつーか、「タイ料理がタイ料理であることが、食材と客にとって物凄い有難い」度…みたいなとこが、こんなに機能してるのは、タイ本国でもそうそう無いのでは?(笑)

2024年 8月 ☆☆☆

GUUUT GUUUT GUUUT GUUUT GUUUT GUUUT GUUUT GUUUT GUUUT GUUUT GUUUT GUUUT GUUUT
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  ゲウチャイ(目黒)
  
品川区上大崎2-14-9目黒コーワビルB1
11:00~21:30 第2.3月休

・ 目黒駅前のタイ料理横綱格
 2008年(?)、閉店の模様。

1996年 8月 ☆☆

 *鶏の包み香り揚げ
 *ソムタム
 *トムヤムクン
 *魚介のカレー風味焼
 *牛肉のバジル炒め
 *鯰のケーン
 *蒸牛肉のクィティオ
 *冷たいクワイとタピオカ

[AQ!]
 美味しいっ!! タイ料理トップの一軒か? 品数も豊富。

[へべ]
 いわゆる「宮廷」料理のがっかり感のまるでない、美味しく工夫のあるタイ料理でしたね。カニだしの高級ソムタムにはびっくり。トムヤムクンバジル炒め、よかった~。

[AQ!]
 実はソムタムにも何種類かあった。あれはソムタム・蟹ダシとでもタイ語で書いてあるんだろうなぁ、きっと。鯰のケーンもびつくり。「何の肉だかわからないようなグチャグチャなのだろうなぁ」と思っていたら、肉の質感や味もばっちりで旨いんだ。

1999年 8月 ☆☆

 *豚のサティ、ピーナツソースとパン添え
 *鯰のカリカリ揚げのヤム
 *トムヤム海の幸
 *ヌアのホーリーバジル炒め
 *ゲーンキョワンヌア
 *ココナツアイス

[AQ!]
 一体になった美味しさは変わらず、王者の風格。そう言えば宮廷料理を名乗ってるんだな、ここ。甘味を旨味に転化できるのはやはりダシとバランスの力かしらん。
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  ケラピリカ  kerapirka
  
札幌市中央区北1条西3丁目 011-522-7787 kerapirka-snack-bar.business.site
11:30~14:00/18:00~22:30 土昼・日休

・ 札幌のアイヌ料理

ケラピリカ 2020年 2月 ☆

 *オハウ定食:鶏団子と野菜のオハウ 牛肉とがんもどき 小豆のクミン風味 玄米きびご飯 サラダ 漬物
 *薬膳スパイスカレー:梅チキン

[AQ!]
 北海道に来たので(札幌ではあるが)、アイヌ料理をチェックしてみる。
 アイヌの血を継ぐシェフの店が、昨年にオープンしていた。行ってみる。
 開店時間…スタッフの方がビルの点検かなんかで「今日は30分遅れ」と。30分後に再訪。

 ビル地下、思ったより広く綺麗な空間。
 前面はライブステージ(けっこーな規模のモノが出来そうな広さ)。
ケラピリカ
 料理の方だが、夜は色々あるのだが、昼のアイヌ料理は日替わりの「オハウ」を中心とした定食のみ。
 それと、(ご主人の前店が大阪だった関係か)スパイスカレーがある。
 一つずつ、いただく。

 イイ感じの定食。オハウにアイヌの気分を味わう。
 贅沢を言えば、おかずの中に、シケレペラタシケプとかアイヌ関連のものがもう一つくらい入ってると、より、上がるんだけどなあ…。
 まあ、夜に来なさい…ということか♪

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  鴻華園
  
神戸市中央区中山手通2-21-12 078-231-7079
11:30~14:00/17:00~21:30(日20:30) 火休

・ 中越料理(中国+ベトナム)を名乗る

2000年 2月 ☆

 *ミル貝湯びきベトナム風
 *蒸し春巻
 *海鮮炒めのミニバスケット
 *ベトナム風甘酢カルビ
 *海鮮焼ビーフン

[AQ!]
 中越料理(中国+ベトナム)。パリだと、Cuisine Chinoises et Vietnamienneとか言って結構あるタイプの店だけど、東京ではあまり見ないか。いきなりアジアンキッチン…みたいに超多国籍料理になっちゃったりするのは多いけど。
 ミル貝も春巻(蒸し・揚げ、がある)も加熱が味を引き出していて、「生で食わせればベトナムの看板出せると思ってる店は反省しなさい」などと思ってしまったり。「随所に好感あり」の路地裏の庶民的な店。
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  古都首里
  
世田谷区太子堂2-24-6
17:00~22:30 火休

・ 三軒茶屋の沖縄料理
 水休→火休に変更とか。(2004)

 ネット情報によると閉店とのこと。

2003年10月 ☆

 *おためし5品盛り
  ドゥルワカシー、ターンム唐揚、クーブイリチー、ピラガラ巻、すくがらす
 *海ぶどう
 *ゴーヤサラダ
 *ナーベラ
 *フーチバジューシー
 *ゆし豆腐

[AQ!]
 うん、世田谷パプリックシアターのアフターお食事には好適ですな!(~なんて言って、もう30分くらいLOが遅いとなおいいのにな…と贅沢いってはいかん(^^;))
 種類が豊富で嬉しい(どれもウマイ)。とくに、ドゥルワカシーフーチバジューシーは好きなのに、両方置いてる店は割に少ないのではなかろうか。
 おためし5品盛り、は、「おためし」なんて言ってるけど、2人客には有り難い前菜少量盛合せでした。
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  小松亭タマサート  Tammasart
  
無店舗 www.instagram.com/komatsu_tei._thammasart


・ 無店舗営業のラオス料理
 湖魚ジビエ(+昆虫)など自然素材を使うラオス料理で、京都中心にイベント・ポップアップレストランとして活躍。 (2024)

タマサート 「小松亭タマサートのラオス料理」@ 渋谷Li-Po

2024年 3月 ☆☆

 *チェオカイトム
 *ラープムー
 *タムマークフン
 *カオニャオ
 *モックムーサップ
 +生ビール、赤ワイン

タマサート
「京都で大注目のラオス料理人、「小松亭タマサート」こと小松聖児さんの、一夜限りの東京ポップアップを開催」
 …え!?、東京に来んの!?、ということで駆けつける♪
 場所のLi-Po(李白)は、渋谷の駅前、バーなんだかイベントスペースなんだか、なかなかフリーそうな店…というかスペースというか。
タマサート
 予約19時半のちょい前、店に踏み込んでみると、、、アリリ、どっかで見た顔が…じゃねーや、ロスバドのダイスケ大将じゃあ~りませんか! そして真弓マダム。
 もう済んで、お帰りの段のとこでした。会えてヨカタな。と~っても喜んでらっさいました。ロスバド家はラオス料理は初めて!…って言ってたかな。
 (…後で小松シェフに、「さっきのあのヒト、日本のコンゴ料理の権威だぜい」と告げ口(笑)しとこ~…と思っていたのだが、忘れた(^^;))

チェオカイトム
 ゆで卵ディップというかサラダというか。
 さりげに旨い、いいツマミ。ビール~赤ワインにピッタリ…とカオニャオ到着前にほとんど食ってしまったがカオニャオにもよく合う。
タマサート
ラープムー
 絶品のラープ♪ バナナ花入り。
 これはウマイ。だいたいワシら、ラープ類は食ってるうちに飽きる傾向があるのだが、これはどんどん欲しくなる。さりげに、深い感じ。美味しい複雑感。
 …カオニャオ到着前に…以下同文、だが、へべの方はけっこー間に合ったかな、めっちゃ合います。
タマサート
タムマークフン
 青パパイヤ…だいたい「ソムタム」。
 小松シェフは「現地に近い辛味」に踏み込むタイプだそうだが、更に今日はLi-Poサイドから「イケイケ」指示アリ…だそうで、なかなかの爆裂級(^^;)。
 カオニャオが進むクン(^^;)。ただ、すごくイイさっぱり具合。
タマサート
モックムーサップ
 豚春雨のバナナ葉包み蒸し。
 香りもたまらん、ステキな一品。

 持参の「ラオス料理を知る、つくる」(グラフィック社)…に、サインをお願いする。
 もらったばっかりの、岡田シェフ夫妻からのサインを見て「おおお!」(笑)
 発売日からまだ2週間ちょい…だもんねー。すんげー、たまたま。
 小松シェフ「関係者以外で、サインコンプリートしてるの、第一号なんじゃないですか!?」(笑)
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  亜細亜食堂 サイゴン 狛江 Saigon
  
狛江市和泉本町1-3-1 03-3430-5186


・ 狛江の、ベトナムを中心にアジア何でもアリ料理
2004年 8月

 *揚げ春巻
 *フォーランチ
 *炒飯ランチ

[AQ!]
 「サイゴン」というくらいだからベトナム中心だが「亜細亜食堂」を名乗る通りにインドありタイあり韓国あり…、というアジアンダイニング系。世田谷通り沿い上町で結構目立つ「サイゴン」のチェーン店みたい。
 気安い店で、ランチ680円と値段もとても気安いのがコケッコー。
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  コム・フォー下北沢
  
世田谷区北沢2-13-4  www.compho.jp
11:30~25:30 無休
・ シモキタのベトナム料理
 2011年閉店とのこと。「コム・フォー」の多くの店舗は健在。

2003年 7月 ☆

 *ゴイ・ドゥドゥ
 *チャー・ジオ
 *苦瓜の卵炒め
 *鶏の香り焼
 *ヘチマと春雨の炒め
 *フォー・ガー
 *スン・サー
 +NV Eclipse

[AQ!]
 虎ノ門のベトナミーズ・ファーストフード「コム・フォー」がシモキタに出したベトナミーズ・ダイニングバーで、LO25時の深夜営業。味作りは蒲田ミ・レイ」がベースとなっている…らしい。
 …という辺りが事前知識で、この日は夕食が22時半と遅くなり「好都合ですね」と行ってみる。小奇麗で小洒落た今風な作りにゆったりした椅子で居心地よし、すなわちエスニックらしい雑駁さはまるで無いが、ワシらは「雑駁じゃなきゃ嫌」というタイプでもないので、楽でよいよい。
 で、内容だけど、「まずまず」って言い方は出来るだろうけど、だとするとこれは極上の「まずまず」ではないか。みんなうまかたねー。
 ゴイ・ドゥドゥは青パパイヤたっぷりで、湯引きした豚片が4切れだけ添えられる。こーゆー上品なバランスが良い。
 チャージオには、サニーレタス・香菜・大葉・ミントが適量添えられる。ハーブ類は「別皿にタップリ」とかの贅沢は無いが、全般に香菜が多めに供されるので、「日本のベトナム料理店におけるハーブ飢餓感」が割合に薄い方だと思う。上手なバランスだ。チャージオ本体はコンガリと軽く揚がって美味。
 苦瓜は、ゴーヤチャンプルーに比べると玉子が緩い仕立て(黄身がトロ~ン)で海老入り。良い料理である。
 は五香粉風味かな、大変結構で食い応えもある「プラ」役。
 糸瓜と春雨に感心。ナベラだと味噌仕立てが多いが、これは鶏スープベースのあっさり塩味で、糸瓜自体の風味がとても活きる。ナイス。フォーを供してる役得(?)か、鶏スープの割と良いものが取れていることが決め手でしょうな。
 酒も程よく揃っている。最近評判の良い安泡「エクリプス」が4600円。酒屋で2000円弱くらいだから、3500円くらいで出れば万万歳だが、まずはバランスの取れた設定だろう。

[へべ]
 「サービス陣、顔で選んだな」って感じの優男クンが揃ってるんですが、その中にもボクらが「旨いっこの鶏は絶品絶品」などと喚きながらハグハグ食べてると嬉しそうに「おいしいですか~?」なんて寄ってくる気のいいニーチャンも混じっているところがグッドです。
 なんというか、
小洒落た店内+ワインも出します+ハンサム揃い+エスニック=高価格少量設定で味はさっぱりのインチキエスニックでは?
という公式を気持ち良く裏切ってくれる店でした。バブル期に大遊びした人が
「ハーブとモヤシは絶対」「揚げ春巻は葉っぱで巻いて食うべし」「ゴーヤもやろーよ」「メインに肉が欲しいなー」「スパークリングワインも飲みたくなるよな」、
などと、強欲なリクエストを並べて実現させたみたいな仕様だなー、などと妄想しちゃいます。ヘチマ春雨と、五香粉鶏が気に入っちゃいました。また行こうね

2003年 7月 ☆

 *揚げ春巻
 *にがうりのサラダ
 *へちまの炒め物

[AQ!]
 にがうりのサラダ、というのが、なかなかに絶妙。ベトナムテイストに、酸っぱくニョクマムっぽくミントっぽく苦瓜を扱ったんだけど、とても美味。早速数日後のパーティー用持ち寄りフードとしてへべが猿真似で作っててみたんだけど、それも成功!
 レシピ作りが巧い店ですね。

2003年10月 ☆

 *チャー・ジオ
 *苦瓜のサラダ
 *鶏の香り焼
 *ヘチマと春雨の炒め
 *緑豆餡入りおもち


2004年 8月 ☆

 *青いパパイヤサラダ
 *揚げ春巻
 *へちまの炒め物
 *鶏の香味グリル
 *牛のフォー

[AQ!]
 やっぱ、ヘチマはあると嬉しいよね。この注文はけっこうお気に入り定食状態かも(^^;)。

2005年 8月

 *サラダフォー
 *揚げ春巻
 *海老レモングラス
 *パパイヤ
 *牛のフォー

[AQ!]
  なんか泡を一本飲んだ。ケラさん芝居の帰り、かな。
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  サイゴン  SAI GON
  
横浜市泉区上飯田町3173 045-805-6081
11:00~22:00 無休

・ いちょう団地のベトナム料理店
2021年 5月 ☆

サイゴン サイゴン
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  サイゴン・デップ・ラム
  
世田谷区北沢2-15-3
12:00~15:00/17:30~23:30 日休

・ 下北沢のベトナム料理
 店の前を通りかかったら、ニューヨーク風ピザ屋さんにかわってました。閉店? (2004)

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  さかえ
  
那覇市牧志3-12-20 098-866-6401
16:00~23:00 日休

・ 山羊料理でならす
 
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  さくら屋
  
 

・ 1993年閉店
 首里にあった沖縄そばの伝説的名店。伝統的な打ち方を継承していた。一回訪れただけであるが、その民家のような店構え・雰囲気といい、しみじみとしたそばといい、忘れ難いものがある。

 
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  シクロ ベトナミーズ・シクロ
  
港区六本木6-6-9 
11:30~14:30/18:00~23:00(日祝17:00~22:30) 無休

・ 六本木のベトナム料理の新星
 2019年3月で閉店した、と聞く。19年…場所を考えると長く続いたなあ。おつかれさまです。日比谷店は健在♪

2001年10月 ☆☆

 *蒸春巻
 *鰻ミンチのスパイシー炒め
 *ゴウヤと豚の炒め
 *岩魚のレモングラス刺焼
 *牛肉シチュー、八角風味
 *鶏肉のフォー
 *ドリアンアイス、マンゴプディング
 +生姜茶

VC1 [へべ]
 葉っぱたくさんベトナム料理マンセー。
 車だからワイン飲めないし、時間ちょっと遅いし…ということで、ふと思い立って初めて行ってみたのですが大当り。「料理とご一緒にどうぞ」と出される葉っぱモヤシハラハラと落涙しました。ややスパイスの強めにきいた料理もいい感じでした。店内は壁天井が硬いのか、客が多いと反響してちょっとうるさい。

[AQ!]
 ホント、ホント。東京でベトナム料理を食べていて、どうにもイマイチ欲求不満に陥るのが、生ハーブ類。ベトナミーズは、多種の葉っぱやモヤシがごっちゃり乗った皿から好きに投入してこそ…、とつい思ってしまう。いや、それが好きなもんで。「ジャンズ」さんや「ベトナムハウス」さんとかでも、料理はとっても美味しいんだけど、やっぱ、香菜類は限られる。勿論、ベトナムではそれこそ「そこらに生えてる葉っぱ」かもしれないハーブ類が、東京の八百屋で幾らで売られているのかを見れば、「しようがないな」とは思う。フォーバインセオで高級(価格)料理店にする訳にはいかないのだし。
 でも、別料金でもいいから、葉っぱくれ~。…と、やさぐれバンドマンが言っていると意味が違ってしまいそうな主張を振り回す我が家であるが、いやいやいや、ここにはありました、葉っぱの山! シクロでは、ミント系・バジル系・コリアンダー系・モヤシ系入り乱れて多種の生ハーブ・野菜の山が別添。やっぱこれだよ、これ! 口の中いっぱい青汁臭くして(違うだろ(^^;))パクついてこそ、ベトナムっ! 六本木の真ん中に格好整えた店で、格好整えた料金となるが、文句なし。料理自体も、しっかりした出来。

2003年 9月 ☆

 *青いパパイアのサラダ
 *焼茄子と豚そぼろ炒め
 *揚げ春巻
 *豚つくねレモングラス刺焼
 *ベトナム野菜彩り炒め
 *イカとトマトとマスタードグリーン炒め
 *牛肉のフォー
 *ドリアンアイス
 *豆花
 +蓮茶

[AQ!]
 ベトナム野菜炒めは、トートマンプラーみたいのが出汁用に入ってる工夫で、旨い。
 イカは、香菜+ディルが面白い。
 などなど、良い料理が美味しく食える印象は引き続きOK。
 香草盛合せ皿が、前回より盛りが減った気がする。ちょっとシミッタレた、盛り具合の見た目。「シクロの香草、減った」とか「フォーに香草が付いてこなくて淋しかった」というようなメールもいただいてます。うーん。ここは一発、東京のベトナミーズの範たるべく、もういっちょ頑張ってみませんかね!?
 …とは言うものの、香草は金を食うし、そのサービスを喜ばない客も少なくないし、難しい塩梅ではあろうなぁ。俺らなんか、逆に、有料でいいからゴッチャリくれ、とも思うのだが。しかしま、そうしたらそうしたで、金取るとはケチ臭い、っていう向きもあろうし。
 東京における、香草好きの客と店の、幸せのバランスは何処にあるのだろうか…。

2004年 4月 ☆

 *青いパパイアのサラダ
 *揚げ春巻
 *揚げ豆腐のトマト煮
 *ゴウヤと豚の炒め
 *焼茄子と豚そぼろ炒め
 *茄子とマンゴ炒め
 *バインベオ
 *牛肉のフォー
 *ドリアンアイス
 *芋餅のココナツスープ
 *豆花

[へべ]
 茄子とマンゴ炒め、は大当たり。火入れ浅めの瓜みたいな食感、オトナな仕上がり。モチモチした芋餅のココナツスープも素晴らしく美味しかった。

[AQ!]
 引き続き香草の種類・盛りともちょい寂しいし、料理もモノによってはマァフツーではあるが、でもやはり3アウト取られる間にはそこそこ点を稼いで来れる打線で、終わってみると大いに満足。この日は芝居のアフターでT山・M原さんと一緒だったが、ウマイウマイと満悦でした。
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  シーサーズ 下北沢店
  
世田谷区北沢2-9-2 
18:00~27:30(日24:00) 無休

・ 獅子の食堂 沖縄料理のシーサーズ
 閉店?

2010年 6月 

 *スクガラス豆腐
 *ゴーヤスライス
 *パパヤーチャンプル
 *中味イリチー
 *手作りチキアギ
 *ポトギ
 *沖縄そば

[AQ!]
 明け方までやってる、…というTPO有力店で、その割りにゆったりとした店内もマル。まあ料理も、「明け方までやってるんだねー」…ってところはあるけど。
 「ポトギ」と品書に書いてたような気がするのだが、検索すると「ポルトギ」とか「ポルトギュー」というモノらしい、沖縄辛口ソーセージ。知らんかった。色んなもんがあるのねー。まあ美味いもんか?と問われるとナニだが、沖縄のオッチャンらはイソイソとコレを買ってきてツマミにし飲みまくる、らしい。いい話。
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  ジムトンプソンズテーブル タイランド 銀座  JIM THOMPSON'S Table THAILAND Ginza
  
中央区銀座2-2-14 マロニエゲート 03-5524-1610 www.jttable.com
11:00~14:00(土日祝15:00)/17:00~22:00 無休

・ 「ジムトンプソン」のタイ料理
ジムトンプソン 2017年 1月 ☆

 *Tod Man Pla
 *Tom Khaa Gai
 *Gung Op Woon Sen
 *Muu Yang
 *Khao Pat Sai Grog Sai Ta Krai
  レモングラスとソーセージの炒飯
 +タイランドモヒート
 +モンスーンヴァレー赤

[AQ!]

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  じゃらんじゃらん Jalan-jalan
  
埼玉県川越市松江町1-18-6  
17:00(土日祝12:00)~22:30 月休

・ 川越のインドネシア料理
 お店のブログによると、2010年3月より無期限休業とのことです。

2007年10月 ☆

 *Gado gado
 *Sate盛合せ:羊、牛、鶏、豚
 *Ikan Pepes
  なまずのバナナの葉包み焼き
 *Tempe & Tahu Cari
  テンペと豆腐のカレー
 *Mie Goreng
  バリ風 焼そば

[AQ!]
 群馬県方面の温泉をドライブして回って、帰りの途上の夕飯です。奇手ですヽ(^~^;)ノ。川越で本格インドネシア料理。
 サテのソースが、腰が据わって奥深く、ウマイ。
 Ikan Pepesが激しくお気に入り。いやー、こりゃ美味しい。にカレー風スパイスミックスしてのバナナ葉包み焼…は料理的には蒸し焼きというべきか。鯰の身のフワッとした柔らかい汁気もいいし、スパイス調合もピッタリ決まっている。埼玉県内は割りと鯰の流通がイイと思っていたが、こんな活かし方があるとわっ!
 ミーゴレンは太めの麺で焼きうどん調。サテ付きです。
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  ジャンズ
  
世田谷区玉川3-5-7 03-3700-2475
(金土日11:30~14:30)/17:00~22:00 月休

・ 二子玉川の小さなベトナム料理店
 ネット情報によると閉店とのこと。

1999年 9月 ☆

 *揚げ春巻
 *巻き貝の詰め物
 *茄子のサラダ
 *蟹と春雨炒め
 *バインセオ
 *ティボーコー(ビーフシチュー)
 *もずくのスープ
 *土鍋炊きこみご飯
 *南ベトナム風フォー

[AQ!]
 以前にテニス帰りにドヤドヤと寄ったときの好印象をちゃんと確かめようと再訪。おさるを誘って。どれを食べても温かく穏やかで鮮烈で美味しい。現地風とアレンジ版と入り交じっているのだろうけど、アレンジ版が「料理の上手な人のアレンジ」である、ここが肝要。サービスにあたるおとーさんのフニャフニャと優しい感じが面白い。ベトナム人男性は優しい感触の人が多いなぁ。この人たちの国が歴史上唯一、USAに勝っている国なのだから人間って不思議。

1999年12月 ☆

 *クラゲサラダ
 *揚げ春巻
 *蟹と春雨炒め
 *もずくのスープ
 *カリーガ
 *土鍋炊きこみご飯
 *南ベトナム風フォー

[AQ!]
 「まったくクリスマスイヴだというのに、何をフラフラしてるんだ、おさる…」を誘って。ジャンさんは本当はヤンさんと言うらしいが、フル回転の大忙し。淡く誠実な美味。

2003年 5月 ☆

 *揚げ春巻
 *茄子サラダ
 *くらげサラダ
 *蟹と春雨炒め
 *牛肉シソ巻
 *ボーコー
 *やきそば
 *南風フォー
 *さっぱりそうめん
 *アイスクリーム
 *タピオカ

[AQ!]
 久しぶりのジャンズは、またしても、おさる氏と。相変わらず繁盛してるなぁ。若い手伝いの人、一人増えたかな?
 3人いると色々食えていいね。相変わらず、結構でした。
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  ジュンバタンメラ 赤坂
  
港区赤坂3-20-6 
11:00~14:30/17:00~22:00 無休

・ 赤坂のバリ料理
 ネット情報によると閉店とのこと。

2004年 3月

 *ウブドゥコース

[AQ!]
 ガドガド、春巻、サテ、鶏焼、茄子スパイス、牛スパイス煮、ナシゴレン、バナナフライとアイス、ってなとこだったかな。インドネシア料理とゆーより、バリ料理店って位置付けみたい。

[へべ]
 イナタい味わいで、それはいいんだけど、味が濃いめ一辺倒でちょっとメリハリに欠けるのが残念。サワヤカ成分とか野菜の使い方とかもう一声洗練されるとうれしいかも。
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  ジュンバタンメラ 渋谷
  
渋谷区円山町1-3東印度館 
11:00~14:00/17:00~22:00(土日祝11:00~23:00) 無休

・ 渋谷のインドネシア料理
 渋谷店は閉店。「ジュンバタンメラ」は現在、↑の「赤坂店」と、「新宿店」西新宿6-5-1(03-5323-4214)がある。 (2013)

1996年 6月

 *ガドガド
 *サテ盛合わせと辛味サテ
 *香草風味の揚げ魚
 *サンバル風味の海老
 *サンバル風味の牛肉
 *ナシゴレン
 *ミーゴレン
 *肉団子汁そば
 *揚げテンペ

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  (食)越南
  
川崎市中原区上小田中3-27-10 044-788-8539
11:30~15:00/17:00~23:00 月休

・ 武蔵新城のベトナム料理
2010年11月 ☆

 *チャー・ジョー
 *肉巻き
 *ティット・ボー・サオ・ダラット
 *トマト豆腐スープ
 *バインコット
 *タピオカナッツぜんざい

[AQ!]
 武蔵新城駅…、は、初めて降りたかなあ。徒歩5分くらいか、駅からは近い。
 オーソドックススタイル・ベトナミーズ。
 パクチーを含めた青味が十分に供されるのは、花丸。料理の仕上がりもノンストレス感があるストレートさで、好感。
 ダラット風牛肉炒めは、どことなく上海風トマト牛肉炒めを思わせる。
 量もたっぷり。
 近所にあればなあ…的ではある店(^^;)。
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  ジョムマカン 銀座
  
中央区銀座5-1銀座ファイブ 
11:30~16:00/17:30~22:00(土祝17:00~21:00) 無休

・ 銀座のマレーシア料理
 2011年閉店とのこと。んー、前向きな意味で、マレーシア政府はもっと「本気味」で来てほしかった、ような、、、

2009年11月

 *サテー アヤム
 *サンバル ウダン
 *スープ雲呑
 *カムビン ゴレン
 *ポテト ゴレン ベルカリー
 *ナシゴレン カンポン

[AQ!]
 マレーシアの食文化を広めるためにマレーシア政府が提唱する、「マレーシアキッチンプログラム」の一環としてオープンした店、…と聞くと、更に一層の精進を求めたくもなり。
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  ソムタムダー代々木店  SOMTUM DER YOYOGI
  
渋谷区代々木1-58-10 03-3379-5379 somtumdertokyo.com
11:30~15:00/17:00~23:00 無休

・ バンコック「ソムタムダー」の支店
 

ソムタムダー 2017年 9月

 *Isan set

[AQ!]
 NYCでも成功したバンコクの人気店がやって来た。軽快でホンモノ…な現地の魅力を、東京ではどのくらい出せるかな?
 とりあえずオープン直後を覗く。けっこー豊富なメニュー。とりあえず、悪くはない。

ソムタムダー 2018年 9月

 *Isan set (black)
 *Isan Set Larb (white)
 +Singha Draft Beer

[AQ!]
 お昼。入れないほどには混んでなくて、ありがたい(^^;)。

2018年 9月 ☆

 *タムプラードゥックフー ソムタム、なまずのサクサク揚げ添え
 *ムーデッディアオ 干し豚肉揚げ
 *ラーププラードゥックヤーン なまずのグリルのラープ
 *ガラムプリートートナンプラー キャベツのナンプラー炒め
 *カノムチン 茹でそうめん
 *トムクロンプラードゥックヤーン 焼きナマズ入りイサーンスパイシースープ
 *ジャムバパン イサーンの柔らかかき氷
 *チャオクワイノムソット 仙草ゼリーとフレッシュミルク
 *ブアローイプアック タロイモ団子とココナツミルク
 +シンハー生

[AQ!]
 夜の部。手軽で気軽なタイ気分♪

2018年 9月

 *Isan set Larb (black)
 *Khao Pad Gaeng Kiew (Geang Jud)
 +Singha Draft Beer

[AQ!]
 お昼。

2019年 9月

 *Grapaow Gai (Geang Jud)
 *Khao Pad Kung (Geang Jud)
 +Singha Draft Beer

[AQ!]
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  タイ屋 ソンタナ
  
世田谷区経堂1-26-15 
12:00~14:00/17:30~22:30 月(祝なら翌)・火昼・水昼休

・ 経堂の本格的タイ料理
 ネット情報によると、閉店とのこと。

2012年 8月 ☆
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  フォー ドラゴン  Pho Dragon
  
港区西麻布1-11-13 03-3479-0658
11:30~14:00/18:00~22:00 日祝休

・ 西麻布の南ベトナム料理
 西麻布を歩いていたら、「タイタム Thai Tam」がなくなっていた。そのまま越南料理店「フォードラゴン」になっている。
 ネットで見てみると、「タイタム」が店名変更しただけで、内容に変更は無し、であるらしい。

TTAM1 2004年 6月 ☆☆

 *青パパイヤと海老のサラダ
 *蒸し春巻
 *揚げ春巻
 *香菜風味豚肉のつくねのレタス巻き
 *空心菜と海老のサラダ
 *ネムチュウ
 *フォー・ボー
 *緑豆タピオカの温製

[AQ!]
 西麻布に静かに佇む南ベトナム料理店。店内は、クール過ぎない程度にクール、なんて感じ。
 香草をごちゃまんと出したりはしないんだけど、効かせ方がたいへん上手。ベトナミーズでトップクラスの美味。フォーのスープはサイコーだ。
 生の空心菜使いが珍しかった。ネムチュウは発酵ソーセージ。

[へべ]
 安いほうのコースに二品くらい追加で、量的にもちょうどいい感じ。こっちのコースに蒸し春巻揚げ春巻(生じゃなくて)と香菜風味豚つくねが入っているのが素晴らしい~。
 香菜はトッピングではなくて刻んで料理に投入済み、一体化して出てくるのが多め。これがよく効いていて、味もどれも美味。
 また行こうね。
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  抱 瓶
  
杉並区高円寺北3-2-13 03-3337-1352
17:00~29:00 無休

・ 東京の沖縄料理店の代表格
1995年 6月 ☆

 *ヂマミトーフ
 *ゴーヤチャンプル
 *ナカミイリチー
 *足ティビチ
 *イチャガラス
 *沖縄ソバ
 *紅芋アイス

[AQ!]
 アフタ卓球。なぜか、隣席のネパール人のホテル王(?)と意気投合。琉球はインターナショナルつうこっちゃ。

[へべ]
 イチャガラス、おいし~。イカの墨入り塩辛なんですが、あの酸味がたまりませんっ。

[AQ!]
 紅芋アイスは、市販品のものだったけど、アレ、美味しいなぁ。一瞬、「シビの露」を思い出すなぁ。近所で売ってないかなぁ。
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  タレーリン  thalee ling
  
渋谷区元代々木町16-16 050-5447-0811 thalee-ling.jp
水・第2.4火休
2023年開業 料理長: 渡部 雄 (敬称略)

・ 代々木上原のモダンタイ料理
タレーリン 2024年 6月 ☆☆

[初夏]
 *『カノムブアンメキシコ』 Khanom Buan Mexico
  鮪頬肉、ヤングコーン、ナンプリックカピ
 *『ゲーンルアンホイ』 Kaeng Lueng Hoy
  天然ホタテ、パイナップル、自家製カラスミ
 *『トムカータレー』 Tom Kha Thalee
  イサキ、茄子、ココナッツミルク
 *『ラーププラー』 Laap Pla
  鰹、勝浦農園ハーブ、古代米
 *『カノムチープ』 Khanom ciip
  真蛸、梅干し、彦太郎糯
 *『トムヤム』 Tom Yam
  卵、もずく
 *『ゲーンラウェーン』 Geang Raween
  季節の魚、レモングラス、プリンセスサリー
 *『センレックナーム』 Senrek naan
  米麺、焼きあご
 *チェリーのデザート

タレーリン

 +22 albarino Pergola Dandelion
 +21 Maris rare orange VdF
 +22 Romagna Albana Secco Amedeo Zavalloni
 +22 Vipavska Dolina Burja Roza
 +19 Giuaani Rkatsiteli Qvevri
 +Herbes Folles VdF Blanc Clement Baraut
 +18 Montepulciano d'Abruzzo Cantina Orsogna Spiritus Terrae

[AQ!]
 う~んと、若向けのダイニングチェーン(?)の新店が、
「日本人だからこそ表現できる、日本の四季の食材を取り入れた“japa-thai” をコンセプト」
 だとか、で、場所が代々木上原だってこともあり、行ってみる。
 モダン・タイ、ですな。
タレーリン

カノムブアンメキシコ:鮪頬肉、ヤングコーン、ナンプリックカピ
 ブルーコーンタコス ヤングコーン鬚乗せ コリアンダー花 八丁味噌 ライム

ゲーンルアンホイ:天然ホタテ、パイナップル、自家製カラスミ
 帆立とヒモの軽コンフィ 鯛の唐墨 ミント コリアンダーシード イエローカレー系ソース ピンクペッパー
 スプーンでどうぞ

トムカータレー:イサキ、茄子、ココナッツミルク
 焼茄子(クーリ・ピュレ)と昆布〆イサキテリーヌのホワイトスープ仕立て ハーブ
 ばっちり決まった、茄子好き殺し芸♪
タレーリン
ラーププラー:鰹、勝浦農園ハーブ、古代米
 鰹タタキ ライスパフ 荏胡麻 オクラ 胡瓜
 荏胡麻が実にナイス、土佐人に教えてあげたい(笑)鰹の美味しい食べ方♪

カノムチープ:真蛸、梅干し、彦太郎糯
 彦太郎糯(遊佐町の絶滅品種の復活栽培)の蒸し団子 中に蛸 シェフおばあちゃんの30年梅干しタレ
タレーリン
トムヤム:卵、もずく
 沖縄産モズクのロワイヤル仕立て トムヤムの香り
 「トムヤム」は何かな?…的な待ち受けを、気持ちよく裏切るアッサリ美味。コース組み感性の充実。

ゲーンラウェーン:季節の魚、レモングラス、プリンセスサリー
 プリンセスサリー(バスマティxうるちの新品種)を鞍掛豆と炊いて 種ごとピーマン レモングラスたっぷり
タレーリン
センレックナーム:米麺、焼きあご
 とても爽やか、夏はコレだけでお店が出来そう(笑)

デザート
 このコースは西表島ピーチパインで開始したが、時期が過ぎたそうで、様々なチェリーの甘味。
 ミニャルディーズで、カヌレ・メレンゲ。珈琲は『ヤキマメヤ』だったか、これも美味。
タレーリン
***

 サイトの自己紹介でも、
「突然社長からの「タイ料理作らない?」というひとことをキッカケ」
 とあるし、まあ多少チャラかったりもするのかなぁ…と思って伺ったんだけど、いただいてみると、かな~りヨカタです♪
 かなり、ちゃんと、考えを入れて丁寧に組み上げられており、技術も優秀。
 タイ料理的な味や香りの扱い部分も、変な違和感はナカタ。
 イマの若い人は出来る子だらけだなw。
 う~ん、オイシイ、また来よう♪
                                                                                                
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  潭 亭  たんてい
  
那覇市首里赤平町2-40-1 098-884-6193 www.yaeyamaryouritanntei.jp
12:00~15:00/18:00~22:00 月休

・ 那覇の八重山料理
  → 2020沖縄旅行記はこちら

潭亭 2020年12月 ☆☆

 *食前酒 豆腐餻 八重山味噌 へちま ビーツと苦瓜
 *炊き合わせ
 *ドゥルワカシー 苦菜 ジーマーミ豆腐
 *アカジンミーバイ造り
 *東道盆:てんぷら かまぼこ 牛蒡巻 ミヌダル 昆布巻 年頭餅
 *漬物:ローゼル ゴーヤー 胡瓜 島らっきょう パパイヤ クワンソウ
 *落花生のお汁
 *彩飯
 *パイナップル
 +八重泉

[へべ]
 坂道をえっちらおっちらと登りつめる。夜の住宅街の一角、暗がりに目を光らせる猫のようにひっそりと、その店はうずくまっていた。
 高台のテラスを守るシーサーがきらめく街明かりを睥睨し、ゆいレールの光が眼前を横切っていく。

 ご夫婦ともに石垣島の出身で、八重山の料理を供するというお店。

[AQ!]
 ゆいレール儀保駅(首里駅でもよい)から坂を上がると虎瀬公園(虎頭山)。この辺の筈?…がしばらくみつからない(^^;)。看板は小さい。

 接待してくれる年輩の御主人が、低音の朗々と響くものすごい美声(^^;)。
 知る限り、日本で最も威厳ある声のサービス♪、、、恐い感じじゃないんだけどw。
潭亭
[へべ]
食前酒 豆腐餻 八重山味噌 へちま ビーツと苦瓜
 食前酒:桃(原種っぽい小粒の、甘味少ない、酸味香り) 枇杷 泡盛ベース
 豆腐よう、豆の味、豆腐の味。豆腐のしっかりとした旨さが感じられて、とてもおいしい。米の粒がしっかりした自家製味噌ともども、泡盛の供にばっちり。
 へちま冷製、味噌だれ。自家製八重山味噌、米粒。

炊き合わせ
 麩 高野豆腐 牛蒡 蒟蒻 大根 昆布 蓮根 人参
「熱いうちにどうぞ」と出てきた炊き合わせに、オオタニワタリが入ってて嬉しい!
 汁をたっぷりと含んだ麩がじんわりおいしい。島胡椒の若葉を刻んで入れた、うじら豆腐(がんもどき調)もいい香り。
潭亭 潭亭
潭亭 ドゥルワカシー 苦菜 ジーマーミ豆腐
 ジーマミー(落花生)の料理2品が、ともに素晴らしかった。(この豆腐と、後で出てくる「汁」)
 ジーマミー豆腐は、むっちり濃厚&たなびく後味、それでいて雑味なくすっきりとした味わい(少量の生姜がよく合っていた)。
 ドゥルワカシーは熱々のマッシュ。苦菜白和え。
潭亭
潭亭 [AQ!]
アカジンミーバイ造り
 山葵 シークワーサー
 こちらに来て耳馴染んだ「三大高級魚」の一つ、アカジンミーバイ(スジアラ)の刺身。高級感タップリ♪
 ところで、潭亭さんのコース(夜)は
「八重山会席 11,000円コース 15,000円コース 22,000円コース / 八重山東道盆 16,200円コース」
 …となっているのだが、サイトでは違いがよくわからない。
 メールで「この4コースの違いはどういったところでしょうか?」と聞いてみたところ、お答えは「コースの違いはすべてお任せにしていただいております。その日の材料や季節に合わせてお任せいただいております」…とのことでした(^^;)。
 頼んだのは「八重山会席 15,000円コース」なのだが、この「アカジンミーバイ造り」の魚種であるとか…そんなとこが違うんだろうなあ、と思う(^^;)。

東道盆 汁 漬物
 ここで見事な東道盆が登場♪
 「今日、浦添市美術館に行ってきたんですよ!」と言うと、「それは丁度いいですね」と笑っておられた。
 てんぷら:車海老・魚・胡椒葉 八重山かまぼこ 牛蒡巻 ミヌダル 昆布巻カジキ 年頭餅
[へべ]
 東道盆(トゥンダーブン)、夜光貝の繊細な螺鈿細工が美しい。美術館で予習してきた晩に早速ご対面とは、嬉しい展開♪
 てんぷらにも島胡椒葉。海老のてんぷらもおいしい…そういえば宜野湾あたりを移動中に車海老の看板をちょいちょい目にした。沖縄、日本国内では車海老の養殖量トップなんだとか。
 年頭(ナントゥー)餅。月桃の葉にのせて蒸し。黒糖、味噌、(島)胡椒(ヒハツモドキ)など、ジーマミーの粒をのせて。
たんてい
 ジーマミー汁は初体験。
「白味噌入りかって、よく聞かれるんですが使ってませんよ」
 出汁とジーマミーだけで作った汁は豆の風味とコクがあり、でもさらりとしている。刻んだハンダマ(金時草)を浮かべてあって、時とともにじわりと紅色がにじむのも美しい。
潭亭
潭亭 [AQ!]
 漬物…と言っていいか、ガラス大皿にヒハチ(玄関先にもたくさん生やしている)を飾り、イノベイティブに(笑)並ぶ。ローゼル ゴーヤー 胡瓜 島らっきょう 梅鰹 パパイヤ クワンソウ …
 ヒハチの枝葉は貰って帰っちゃったんだけど、香りいいハーブとして使えた(^^;)。

彩飯
 〆は彩飯(さいふぁん)、琉球王朝料理として知られる菜飯を八重山流にアレンジして創り上げたもの…だそう。
 鹿児島の鶏飯を想起する眺め、とゆーかググれば、鹿児島鶏飯は奄美や沖縄の鶏飯がルーツで、その鶏飯は琉球王朝の宮廷料理「菜飯(セーファン)」の流れを汲むもの…という。

 窓外には夜の那覇の街の灯りが広がる。気分良く大満足。
 豆腐餻 八重山味噌 ドゥルワカシー ジーマーミ豆腐 年頭餅 ジーマミー汁、、、とか、美味かったなあ♪

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  タンハー  Thanh Ha
  
横浜市泉区上飯田町3050 045-803-2597
10:00~21:00 木休

・ いちょう団地のベトナム食材/料理店
2021年 5月 ☆

 *Bo la lot 牛肉の葉っぱ巻き
 *Bun Cha thit nuong 豚の焼肉と揚げ春巻きと野菜のつけ麺

タンハー タンハー タンハー
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  チェンマイ
  
千代田区有楽町1-6-10 03-3580-0456
11:30~22:00 土休

・ 老舗のタイ料理
 
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  チャベ 武蔵小山店 Cabe
  
品川区小山4-3-13 03-5750-3754 www.cabe-eco.com
19:00~23:00 日休

・ 武蔵小山のインドネシア料理店、23時からはバー営業

2007年 4月 ☆☆

 *ガドガド
 *サテ盛合わせ:羊、牛、鶏辛・甘、つくね
 *茄子のダブダブ
 *テンペのココナツ煮
 *インドネシアのコロッケ
 *タフイシ
 *テラシ風味ナシゴレン・スラバヤ

[AQ!]
 一人で行ったチャベが良かったので、へべを引っ張って行く。ただし、目黒通り店が一杯で武蔵小山店。こちらの方はぐっと狭く、ちんまりしたエスニックバーみたいな作りだが、ポジショニング的には本店格であるようだ。
 今回は二人だからドカドカと頼む。
 インドネシア発見、万歳!
 テラシは蝦醤、しかし、今まで食べたのと全然違う! 切れがあって上品な美味さ!
 全体に酸がいいし。
 ワシら、届くようで届かなかったインドネシアに上陸。
 知ってるようで知らないエピスのメランジェとバランス。
 木の実使いとか、複雑なワザがある。
 ちなみにチャベとは唐辛子の意。

[へべ]
 ほかの東南アジア各国料理に比べて、これまで食べたことのあるインドネシア料理は、全体に「悪くないけど、冴えん」といった印象でした。が、ここで食べてみたらびっくり。まるで違う!香りがいい!なんつってもおいしい!!!
 心の中でインドネシアごめんなさいしました。新しい天体発見じゃー。
 第一弾、ガドガドですでにレベルが違う。なんだかわからないけどスパイスのいい香りがして、これまでの「ただピーナッツソースかけただけじゃけんね」ガドガドとは景色がちゃうんチャウチャウ?
 サテもアイテムごとに味や香りが違ってて、なかでもふんわりつくねは新鮮な食感。
 ダブダブはインドネシアサルサ?調のちょいピカンテ爽やか野菜ソース。茄子にも合ってたけど、これを鶏のから揚げにかけた皿もあって、それも合いそう。インドネシアン油淋鶏といったところか。
 タフイシは、固めの豆腐(タフ)に詰め物(イシ)して揚げた料理。中身はなんか野菜。これがなんだかいい香りで旨い。
 ヤムイモか何か南方系のイモっぽいコロッケもいい。ふんわりほんわりして、肉じゃがの翌日コロッケにしたみたいな、なごみ感のある味わい。
 ナシゴレンスラバヤ風は「テラシ入り」とある。なんだかわからないけど頼んでみたら、これがイイ!ちょっと色が濃くて、複雑な味わいに、きれいな酸味が漂っている。後で聞けばテラシとはエビミソだとか。隣の卓に「スラバヤ風というのは辛くないのか」と尋ねられたお店の人は「辛くないです。ちょとクサイです」と説明をしていた (^^;)

2007年12月 ☆☆

 *テンペテリ
 *ガドガド
 *野菜和え
 *サテ盛合わせ:羊、牛、鶏辛・甘、つくね
 *揚げ玉子のココナツ煮
 *インドネシアの焼売
 *タフイシ
 *テラシ風味ナシゴレン・スラバヤ
 *ドリアンアイス、ココナツアイス

[AQ!]
 忘年会。5人で奥に席をつくってもらうとシッポリしてよろし。
 うーん、やっぱチャベは美味しい。いいお味です。塩がよく効いてもキツくないし、油がタップリ使われても軽いんですな(…というか、従来型の東京のインドネシア料理はその逆だったんだなぁという…(^^;))。そしてとっても効率良く香るスパイス類。
 野菜の料理はなんて言ったっけ、ウメェウメェ…じゃなくて…、ウ、は付いたような気が(^^;)。

2010年 4月 ☆☆

 *ガドガド
 *Telong Balado インドネシアの麻婆茄子
 *サテ盛合わせ:羊、牛、鶏辛・甘、つくね
 *Sambal Goreng Udang 海老のココナッツ煮
 *テラシ風味ナシゴレン・スラバヤ
 *ドリアンアイス
 *ココナッツカスタードケーキ

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  チャベ 目黒通り店 Cabe
  
品川区上大崎3-5-4 03-6432-5748 www.cabe-eco.com
11:30~14:30/17:30~22:00 日休
2005年開業
・ 目黒のインドネシア料理
 入居しているビルの取り壊しに伴う契約変更により、2016年1月閉店予定。

 「目黒3-12-7」から上記へ移転、再開。(2016.3)

2007年 3月 ☆

 *日替わりランチ

[AQ!]
 目黒通り「元競馬場前」近く、にて。一人ランチ。
 多分、個人的には、日本で食べたインドネシア料理で一番ウマイ的。此処は行くべし。

2008年 7月 ☆☆

 *Terong dabu-dabu
  ナスのさっぱり味のピリ辛ソース
 *Sate campur
  羊、牛、鶏辛・甘、つくね
 *Ikan pepes
  魚のバナナの葉包み焼き
 *Udang balado
  海老のブラドソース煮
 *Tumis Kangkung
  空芯菜炒め
 *Tumis pare
  ゴーヤと牛肉炒め
 *テラシ風味ナシゴレン・スラバヤ
 *Bubur Kacang hijau
  緑豆のココナッツミルク
 +Jus Sirsak, Kopi Bali
 +グラシア赤(チリ)

[AQ!]
 sirsakはsoursop、和名はトゲバンレイシらすぃ。
 それにしてもチャベの美味さよ! 一品ごとに大騒ぎ。
 サテプレートを前に、「世界焼鳥選手権」チャンプはインドネシアか?…と唸る次第。
 白身魚のイカンペペは、バナナの葉では全体を包み切れないか、アルミホイルとの合わせ技で巻き、レモングラスが利いてとても美味しいが、コレについては「じゃらんじゃらん」の必殺技に軍配を上げたい(^^;)。
 オン・ザ・インターナショナル・ストリート・コーナー、多彩な客。隣の西欧系の男性一人の、「肉野菜+ごはん+テンペ」という夕食の取り方が、これまた趣き深かった。

2013年 8月 ☆☆

 *ウラップ(野菜のジャワ風ココナッツ和え)
 *ナスのダブダブソース
 *サテ盛合せ:つくね、牛、海老、鶏2種、羊
 *Soto Babat
 *ナシゴレントラシ
 *ココナツアイス

[AQ!]
 団体様貸切…と入れ違うようにして21時半入店。
 まだ「戦場」の熱気が残るのの見えるような店内(笑)で、「いや~、すいまへんなあ、お疲れのとこ」なのだけど、そんな素振りのかけらもない、気のいいスタッフ。
 やっぱチャベは美味いです。ソトババットは「チャベ通販」でもよく貰ってウチでいただいてるので以前ほどのカンドーは薄れたかもしれないけど(爆)、やっぱ店で食うとまた一段と迫ってくる美味さ。これはホントに良く出来た逸品。

[へべ]
 大人数の団体がちょうどお開きになるところで、ラッキーなタイミングで入れました。
 家族連れなど、ラマダン明けのムスリムらしきお客さんもちらほら。

 やっぱりソトババットは外せませんね。サテはもしかして、以前とちょっとスタイルが変わったかしらん?


[AQ!]
 サテは、大人数様がどれだけ大量に食した後…かもわからないとこがアレですけどね(笑)。仕込みとの加減とか…。

チャベ 2015年 8月 ☆☆

 *揚げナスのダブダブソース
 *Ikan pepes
  魚のバナナの葉包み焼き
 *サテ盛合せ:つくね、牛、海老、鶏2種、羊
 *Soto Babat
 *ナシゴレントラシ
 *ピサンゴレン(揚げバナナ)

チャベ
[へべ]
 帰りにまさかのお声がかかって、びっくり。

 やさしいモツスープのSoto Babatが、なんともしみじみなごむ味。 本物バナナリーフでグレードアップ!のIkan pepesもおいしかった~♪
 ここは注文すると出来しだいどんどん運ばれてくるので、ゆっくり順に食べたいときは、数段階に分けて頼むのが吉かも。

[AQ!]
 ここも覚えたはったわ。今日は予約無しで名乗ってないけど(^^;)、よくわかったなあ。

 イカンペペス、鯖だったか、たまたまかもしんないけどバナナリーフがタップリしたサイズで、これは以前よりずっと旨くなってた。

チャベ 2017年 8月 ☆☆

 *揚げナスのダブダブソース
 *Ikan pepes
  魚のバナナの葉包み焼き
 *サテ盛合せ:つくね、牛、海老、鶏2種、羊
 *Soto Babat
 *テンペのてんぷら
 +ビンタン

チャベ
[へべ]
 チャベ目黒、しばらく前に、以前よりは駅の近く(旧「せでるはな」の場所)に移転していたのですが、移転後の初訪店となりました。

 大変に嬉しいことに、イカンペペスが本物のバナナの葉っぱ包み♪
 ソトババの滋味になごむ。
 サテがなんだかググッと旨くなった気がする。ピーナッツソースも濃厚かつ冴えてる。
 うーん、来てみてよかった!

 遅めの入店だったのですが、店内はちょうど大人数の宴もたけなわの大盛り上がり中。一度にあんなに大量のビンタンビールって、初めて見た…60本ぐらいありそうで、そんなに店にあったことにも驚く(ウチの飲む分もまだちゃんとあった。ありがたや)。

2018年 7月 ☆☆

 *Emping
  木の実チップス
 *Gado-gado
 *黒米ココナッツ
 *揚げナスのダブダブソース
 *Ikan goreng lalapan
  アジの丸揚げと生野菜をサンバルトラシで
 *サテ盛合せ:つくね、牛、海老、鶏・つくね、羊
 *本日のインゲン炒め
 *ルンダン
 *テンペ タフイシ
 *Tonseng kambing
  山羊と野菜のピリ辛カレー
 *肉団子スープ
 *鶏ステーキ
 +ビンタン

[AQ!]
 宴会だと多種類食べられて嬉しい♪
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  チャンタナ
  
目黒区上目黒2-24-14 
 

・ 幻のタイ料理店、という噂もあり。
基本的に、予約営業と思ってよいようです。その昔、大勢で2階で戴いたときには、完全に「人んち」の様相で、いや面白かったでした。

 
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  ちゃんぷるー
  
世田谷区代沢5-32-7 03-3413-6489
18:00(日祝17:00)~25:00(日祝24:00) 月休

・ 下北沢の沖縄料理
1996年 9月 ☆

 *ゴーヤチャンプルー
 *スヌイ
 *ナーベラ
 *中味汁
 *クーブイリチー
 *豆腐よう
 *ヒラヤチー
 *沖縄そば
 *フーチバジューシー

[AQ!]
 開店一ヵ月下北沢なるちゃんぷる~は当家にとって有難いのみならず、極めてレベルの高い沖縄料理なのでした。

[へべ]
 下北沢に待望の沖縄料理店、登場。店のつくりは典型的シモキタ系。6~7席のカウンターと小上がり、それにもう一段高い座敷があって、ここは掘りゴタツ形式で居心地よさげ。フロアは一目でオキナワンの男性2人が仕切り、厨房にはなんと銀髪の年配の男性が一人。次々に(しかもかなりのスピードで)繰り出してくる沖縄料理の数々の、おいしさったら。とりわけ、中味汁と、ナーベラが素晴しかった~。ふんわり豆腐と、中味系の肉片、ニラなどと炒め合わせた一皿は、ナーベラ史上に残りそう。ほんっとに、おいしかったのでした。なお、スヌイは沖縄のモズク(の酢のもの)です。

1996年 9月 ☆

 *ぱぱいやちゃんぷるー
 *みみがー
 *てびち汁
 *すぬい
 *ごーやー酢
 *ぢまみ豆腐
 *すくがらす豆腐
 *ふーちゃんぷるー
 *沖縄そば
 *フーチバジューシー

[AQ!]
 いやぁ、うまいなぁ、うるうるうる。

[へべ]
 下北のオアシス。ぱぱいやちゃんぷる~ とか、 ふーちゃんぷる~ の旨いことっそして鮮烈なごーやー酢 もいいなぁ。最後に、これでおしまいだからと、ふーちばじゅーしー ご馳走になりました。

1996年10月 ☆

 *すぬい
 *ごーやー酢
 *すくがらす豆腐
 *豆腐ちゃんぷるー
 *そーめんちゃんぷるー
 *らふてぃ
 *中味汁
 *沖縄そば
 +珊瑚礁10年、残波10年

[AQ!]
 大繁盛なのであった。

[へべ]
 座敷の若者たちは、そーみんちゃんぷるー10人前は頼んでたような気がする。(^^;) らふてぃ、は、すぐ出る。これもうんまい。

1996年11月 ☆

 *すぬい
 *なべら
 *ごーやー酢
 *すくがらす豆腐
 *中味汁
 *クーブイリチー
 *ゴーヤチャンプルー
 *沖縄焼そば
 *豆腐よう
 *沖縄そば

[AQ!]
 「いつもはヒマだ」と言いいながら、いつも混んでる。けど、美味し。

[へべ]
 焼そばも、たまりません。

[AQ!]
 沖縄そばの麺を使った焼そばですが、やはり、味の含ませ方のふんわりしたこと~。

1997年 1月 ☆

 *ゴーヤチャンプルー
 *スヌイ
 *ごーやー酢
 *ナーベラ
 *中味汁
 *豆腐よう
 *沖縄そば

[AQ!]
 珍しくカウンターが一杯で座敷へ。月曜が定休になるそうです。ナベラ~。

1997年 4月 ☆

 *スヌイ
 *ごーやー酢
 *ナーベラ
 *パパイヤチャンプルー
 *てびち汁
 *みみがー
 *フーチバジューシー
 *沖縄そば

[AQ!]
 今日は若手が作っていて、少しテイストの違う仕上がりのものもあるがこれも美味。

1997年 5月 ☆

 *すぬい
 *なべら
 *ごーやー酢
 *すくがらす豆腐
 *中味汁

[AQ!]
 8月から店の3Fには瓶を並べて「泡盛バー」を始める由。期待されます。

[へべ]
 Hanakoのシモキタ特集には出ていなくてほっとしましたが、相変わらずの大繁盛。この次に行ってみた時は、ちょうどいっぱいで入れませんでした。「泡盛バー」が楽しみ。このとき飲んだ名前ド忘れの泡盛がおいしかったのですが。

1997年12月 ☆

 *すぬい
 *ゴーヤ酢
 *スクガラス豆腐
 *中味汁
 *なべらちゃんぷるー
 *パパイヤちゃんぷるー
 *とうふよう
 *沖縄そば
 +オリオン黒生
 +かねやま15年43°
 +琉球王15年43°

[へべ]
 クリスマス・イブには沖縄料理に限る。の、かも。いつもに増して人出の多いシモキタなのに、なぜかいつもより空いているありがたいちゃんぷる~。この日はことのほか、なべらと中味汁の旨さが身にしみた。年末は12/31まで休まず営業、新年は1/2から開店、と頼もしい貼紙あり。マスター曰く「飛行機も高いしねー、正月は働くっきゃないよ。6月にだってなんだって正月休みとればいいだけよ」。納得。
 今年のいつだか出たらしいという新製品オリオン黒生は、冬の1杯目には好適。今宵はちょっとばかり張り込んで1500~1800円クラスの泡盛も。琉球王は、華やかな香りと派手なアタックの情熱的な第一印象から、徐々にぽってりとした曇りガラスに泡を封じこめたような感じへと変化。これもなかなかヨイけれど、やはり先に飲んだかねやま15年にはかなわない。かねやまは、均整のとれた飲前の香りと飲中の味わいも素晴しく、なんといってもその見事なアフターは他の追随を許さない(のでは、とまで思われる)。飲んでから一拍おいて忽然と立ち現れる、キャラメルのような甘い風味とナッツの香ばしさ。もう一口、もうひとくちと甘い夢を見たくなる。
 幻の酒(波照間島?とか)、3500円クラスはマスターも開店時にちょこっと飲んだきりらしい。
 テレビ取材等は「下はいいけどさ、ここはダメね。混んじゃうのヤだし」

1998年 2月 ☆

 *ゴウヤ酢
 *カリカリポーク
 *なべら
 *中味汁
 *くーぶいりちー
 *ぱぱやちゃんぷるー
 *すくがらす豆腐
 *そば
 +請福7年43度、常盤11年43度、琉球王15年43度

[へべ]
 金曜夜のちゃんぷる~は例によって大繁盛。につき、上のバーで泡盛をなめなめ席の空くのを待たせてもらう。これもまたよし、です。請福はなかなか上品な感じ。ほどなく席もできて2階に移り、オリオン黒生をはさんで常盤。これはショコラ的香ばしさがなかなか美味です。最後に、琉球王。これは素晴しい、口中で変化する、貫祿の味と香り。おねだりして珍しくカリカリポークを注文。ビールにはヨイと思うんだけどなぁ。次回からは「ケチャップ抜きで」と頼もうと心に誓うへべでした。

[AQ!]
 琉球王は記憶すべし。なんだっけな、沖縄シンジケート闇組織(うそ)的話題で近所が盛り上がっていたなぁ。やはり小さい島ではあるんですよね。

1998年 7月 ☆

 *ゴーヤ酢
 *スヌイ
 *ナーベラ
 *ぱぱいやちゃんぷるー
 *すくがらす豆腐
 *揚げ芋
 *中味汁
 *沖縄そば
 +まるたま13年43度
 +琉球王15年43度

[AQ!]
 一階の沖縄食堂は夜の営業も開始。三階の泡盛バー、看板が出来ました。以上、最新ちゃんぷる~事情。新メニューの揚げた芋(たーんむ)がうめぇ。

1999年 1月 ☆

 *すぬい
 *たーんむ揚げ
 *なちゃんぷるー
 *ごーやーす
 *中味汁
 *もずく天麩羅
 *なーべらー
 *沖縄そば

[AQ!]
 「リサイクルショップの方は土曜の夜だけやってますから~」って変な趣味だな、マスター。(^^;) ごーやは冬場は緑が薄いのかな? なべらーは逆に適度な感触が楽しい。

[へべ]
 はじめて食べたもずく天麩羅はふしぎな味と食感に磯の香り。大量ではある。やはり揚げものは「たーんむ」。これはいい。

2008年 7月 ☆

 *すぬい
 *なーべらーのおひたし
 *たーんむ揚げ
 *ぱぱいやちゃんぷるー
 *ゴーヤ酢
 *中味汁
 *沖縄やきそば
 +まるたま25度

[AQ!]
 大将、今日は厨房でバリバリ働いてやんした。
 なべらのおひたしバージョンがボクらには新顔だった。今日は二人とも病み上がり、なべらぱぱやの身体に沁みること。うまー。中身も!
 相変わらずイイ店だよなー。盛況。大将のもと、女の子たちも動き良し。

2010年11月 ☆

 *すぬい
 *なーべらー
 *たーんむ揚げ
 *ぱぱいやちゃんぷるー
 *ゴーヤ酢
 *ゆし豆腐
 *沖縄そば
 +咲元
 +まるたま25度

[AQ!]
 風邪明けで、ぬちぐすい養生。
 ちゃんぷるーは、相変わらず安定感ある料理。「本日は…」で、ゆし豆腐があって、たいへん結構でした。
 久々に飲むマルタマはやっぱウメーづら。
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  チョップスティックス Chopsticks
  
杉並区高円寺北3-22-8大一市場 03-3330-3992 namamen.com
11:30~24:00(金土26:00) 月休

・ 高円寺駅前のベトナム料理
2008年 3月 ☆☆

 *えびせん
 *生・蒸し・揚げ春巻
 *青パパイヤと蒸し鶏のサラダ
 *バインセオ
 *海南チキンライス、豚角煮飯、豚チリ飯
 *あっさり蒸し鶏・蒸し鶏とトマト・牛肉・豚チリソースのフォー
 *自家製マンゴープリン

[AQ!]
 行こう行こうまた行こう、色々食いにまた行こう、Oh!!
 バインセオは抜群に旨い。飯類・フォー類も国内トップクラスかもかも。
 飲物込で一人3000円程度で、マンゴープリンまで至極マットウとは。

2008年 6月 ☆☆
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  チョンプー  Chompoo
  
渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ 03-6455-0396 shibuya.parco.jp/shop/
11:00~23:00

・ 渋谷パルコのタイ料理
 森枝幹シェフがプロデュース。

チョンプー 2019年12月 ☆☆

 *生春巻 唐揚げ ナムプリック
 *豚皮揚げ ソムタム 生野菜
 *トートマンクン
 *蟹オムレツ
 *イエローカレー
 *海老アボカドグリーンカレー
 *角煮玉子
 *タイ風クレームブリュレ
 +Le Canon

[AQ!]


チョンプー 2020年 3月 ☆☆

 [ちょっと三重に行ってきたから、その時の食材でひさびさにコース料理作ってみるから、食べに来て]
 *ガトントン フェモラータ
 *ナンプリック メンダー
 *ラープの生春巻き
 *鹿のヤム
 *パーヌンシーユ
 *パッペットムーパー
 *似鯉
 *ゲン ルーアン
 *シークーのスープ
 *フェモのパンナコッタ

チョンプー
[AQ!]
 『チョンプー』を率いる森枝シェフの、突発的イベント。
 三重に食材ハンティングに行ってきたようなのだが、豊漁にコーフンして見せびらかしたくなった…的、ってことかな♪
 ガイドを務めた「野食ハンター」茸本朗氏とのコラボ…と考えても、よろしそう。食材については、茸本さんのレクチャー付き。
 ほんの数日前の呼びかけだが、客席も濃ゆく埋まった(笑)。

 前菜は盛合せで。

ガトントン フェモラータ
 ガトントン:タイのひと口スナック
 さてのっけから、いま最注目のホットな新食材(←言い過ぎw)「フェモ」ことフェモラータオオモモブトハムシの登場。
 ボクらもかねて、いただけるものなら試してみたかったモノの一つなので、好機到来である。
 外来であるフェモ、日本では2009年三重県松阪市での発見だそうで、主に葛を食し、櫛田川流域などを中心に繁殖しているらしい。
 ガトントンのトッピングとして現れたお姿は、丸々と太ったカブトムシの幼虫…とかの風情w。
チョンプー
へべ「フェモってほんとに杏仁香!」

 本当にそう! いただくまでは「ルッコラは胡麻の香り」の類の「そういえばそうかな?」くらいのものだと思っていたのだが、フェモは「そう言われんでも杏仁」…って感じ♪
 食感も豊か。

ナンプリック メンダー
ラープの生春巻き
 メンダーのナンプリック(辛い(^^;))+生春巻、で、いただく。
 久しぶりやわメンダー。えーと、アレ?、これはタイ産だったけかな? 香り、よろし。
 以上、盛合わせ。

鹿のヤム
 三重は「みえジビエ」として、鹿・猪などもアピール中。
 このヤムは、アボカドを入れてるのが面白味。

パーヌンシーユ
 鮒の清蒸、タイ醤油風味。で、取り分けて「鮒の子まぶり」風で。
 鮒の子まぶし:フナの刺身の表面に塩水で茹でたフナの卵をまぶしたもの。鳥取県では、「鮒の子まぶり」。
 これは櫛田川河口の汽水域で釣れた真鮒。でかくて、ひじょーにウマイ! タイ風に少し甘塩っぱいのが合う強さを持つ。
チョンプー
パッペットムーパー
 猪のカレー炒め。
 香りの強いカー(?)がおもろい。

似鯉
 似鯉:コイ科・カマツカ亜科に分類される魚の一種で、急流でない川や湖沼などに生息する日本の固有種の淡水魚。塩分耐性を有し海水中での生息も可能である。(wikiより)
 釣果に混じっていたそう。揚げてハーブ和え…でいただく。うまい。コレはうまい♪
チョンプー
ゲン ルーアン
 鯉のカレー、タケノコ入り。
 『チョンプー』厨房のタイのシェフたちは、タイの体臭の濃い鯉カレーを作り上げる。

シークーのスープ
 ころん…と菊芋入り。

[へべ]
 毎回聞いては忘れる → 喜界島シークーは喜界島に古くからある在来柑橘でイタリア原産のベルガモットによく似た香りを持つミカンです。
チョンプー
フェモのパンナコッタ
 フェモと枸杞。美味しい。

*****

[AQ!]
 …という訳で、「突発宴会」(笑)…に近いイベントであったが、いやいやいやいや、これはこれは、
「今日、食べられてヨカタ!!!」
 って食材満載の一夜であった。

 鮒~似鯉~鯉、イイなあ。森枝シェフは、
「これからキマすよ、淡水魚、ふふふ」
 と笑う♪                                                                                        

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  珍品堂
  
世田谷区若林3-15-1 patpong.biz
12:00~15:30/17:00~25:00

・ 若林のアジア全域料理
 「パッポン食堂」と改名して続いていたが、2014年閉店とのこと。ネット販売を含むサイトは継続、またレストランも移転再開の可能性があるようだ。

2005年 9月

 *空芯菜炒め
 *茄子と干し海老のサラダ
 *揚げ春巻
 *ガイヤーン
 *ラオスまぜごはん
 *ココナッツアイス

[AQ!]
 世田谷通り沿い深夜営業、便利。

[へべ]
 アジア料理各種なのだけれど、その名乗りにつきまとう「いんちきアジアンダイニング」感はなく、好きなよーにやってます、というノリでこちらも楽な(ゆるい)気分でへらへらっと食べてしまうのは、店名のなせるわざ?
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  琉球・梅酒 ダイニング てぃーだ
  
渋谷区代々木2-14-1
無休

・
 ネット情報によると閉店とのこと。

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  てぃーら
  
世田谷区北沢2-9-20
 

・ 下北沢の沖縄料理
2000年 1月

 *セロリ漬
 *ごーやちゃんぷるー
 *甲烏賊とフーチバの天麩羅
 *どぅるわかしー
 *紅芋バター焼
 *中味汁
 *すくがらす
 *なべらおひたし
 *ラフテー
 *フーチバチャーハン

[AQ!]
 割りと最近出来た…のかなぁ、手書き(に近いような)看板の出てるビルの階段を2階に上がるとスナックのような雰囲気でやっている。ドゥルワカシーまであるくらいで、メニュー豊富。これをちっちゃなレンジの前でママがみんな作っちゃうのね。フーチバの香りが強烈で、フーチバ物が印象的。店内は殆ど飲み屋状態で、メシを食っているワシらが「浮く」ような感じであった。(^_^;)

[へべ]
 沖縄料理店らしい、というよりは、シモキタのスナックらしさが勝った雰囲気。フーチバものは香りがたってて、なかなかでした。ほかの沖縄料理屋さんより椎茸が強いのは好き好きでしょうか。
 紅芋バタ焼は、お食後がわりによさそう (^^)
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  テテス
  
港区西麻布2-13-12 
(2Fレストラン)11:30~14:30/18:00~23:00(日祝~22:00) 無休

・ カフェ風の造り フランス経由のベトナム・タイ料理
TETE1  公式サイトによると「TeTeSは2016年6月26日(日))を以て閉店」とのこと。
 けっこう長い間、霞町交差点の“目印”っぽい存在だったので、寂しい。

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  デュシット・ティエンドン
  
文京区本郷2-2-9センチュリータワームーンパレスB1
11:30~14:00/18:00~21:00 土日休

・  
 一時閉店する、とか、しない、という噂が飛び交っているようです。訪問には、電話で確認してから、が良さそう。(2002)

1996年 8月

 *海老の生春巻
 *クワイの揚春巻
 *インゲンとシーフードのサラダ
 *南京豆と豚肉のスープ
 *鶏炭焼ベトナム風
 *スープヌードル
 *屋台風焼麺
 *クワイとジャックフルーツのココナツスープ
 *タロイモのアイス

[AQ!]
 妙にリゾート臭い店内と、しっかりと臭い香草セットは、評価ですね~。
[へべ]
 香草セットは、とても嬉しいっ。できればもっとベトナム食堂みたいな店で、ああいう香草とモヤシのセット出してくれないかなぁと、思います。
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  尊尊我無  とうとがなし
  
那覇市樋川2-16-15 
11:00~14:00/18:00~22:00 不定休

・ 那覇の沖縄そば懐石
  → 2020沖縄旅行記はこちら

 残念なことに、閉店。

尊尊我無 2020年12月 ☆☆☆

 一口
 *沖縄そばがき 八重山 小麦 塩
 前菜
 *もずく 赤毛瓜 星果 美味酢和え
 *秋葵 アーサ 掻き揚げ 唐墨
 *白鞍倍良手毬寿司
 *中味 島らっきょう 金平 島七味
 *うりずん豆地豆和え
 御椀
 *島南瓜 摺り流し
 造里
 *目鉢鮪 赤仁 浜鯛 袖烏賊 夜光貝
 焼物
 *太刀魚 炭焼 冬瓜卸 苦瓜 島人参
 主鉢
 *今帰仁アグー すき煮 島豆富 ミミガー 飛竜頭 金時草
 氷菓
 *苺
 〆の逸品
 *沖縄そば
 甘味
 *紅芋羊羹
 +オリオン生
 +海波 にごり泡盛 / 崎元
 +瑞泉おもろ 21年古酒

尊尊我無
[AQ!]
 那覇で「いま話題の店」として名があがる「沖縄そば懐石」の店。
 「沖縄そば懐石」?…は謎だが(笑)、ま、〆かなんかにスバは食えるんだろうし…と予約、行ってみる。
 与儀公園という公園のそばだが、国際通りから徒歩15分くらい…と、まあまあ歩く。
 市中心部よりだいぶ静かなエリアに、静かな古民家が建っていて雰囲気フル。
 内容は、日替わりのおまかせコース。乾杯はオリオン生とす。

沖縄そばがき 八重山 小麦 塩
 店内も民家造りのまま、基本的に個室設定かな、琉球畳にテーブル。
 …へ、携帯コンロ登場。ほへ?…と見てると、蕎麦掻き…見立ての「沖縄そばがき」が始まる。蕎麦粉じゃなくて、八重山の小麦粉。
 長身の御主人がカーっと掻いていく…、何か忍者みたいだな…ってのは、この時世、黒マスクのせいだが(^^;)。
 沖縄の塩でいただく、いやあツカミはばっちし♪
尊尊我無
 さて、前菜は盛合わせにて。
もずく 赤毛瓜 星果 美味酢和え
 もずく…スヌイですな、の上に、星果…県産スターフルーツで蓋してる。赤毛瓜=モーウイは胡瓜っぽい存在。
秋葵 アーサ 掻き揚げ 唐墨
 秋葵はオクラと読むのだよ明智クン、とアーサ。ふりかかる唐墨は鮪のもの。
白鞍倍良手毬寿司
 白鞍倍良=シロクラベラ=マクブ、で綺麗な手毬に。パパイヤ漬を添えて。
中味 島らっきょう 金平 島七味
 中身をちょびっと、島ラッキョとキンピラ仕立てにて。
うりずん豆地豆和え
 …と五点盛だが、いずれ面白く、琉球に着いたぜ~って感じで、丁寧に美味しく料理されている。
 かなり盛り上がる♪
尊尊我無
島南瓜 摺り流し
 島かぼちゃ。他には、昆布出汁少々と水・塩だけの、ごくピュアな植物仕立て。
 見た目も味わいもとーぜんシンプルな、淡然としたものだが、これは胸にザワっとくる。後々まで印象に残った逸品。
尊尊我無
目鉢鮪 赤仁 浜鯛 袖烏賊 夜光貝
 造りの盛り合わせ。
 この、いわゆる懐石コースの「刺身の段」って、だいたい我々の場合「あーはいはい、の段」であり(^^;)、軽くスルーの段なのだが、いやあところがどっこい、今日のこの刺身盛の面白く美味しいこと!
 赤仁=アカジン(ミーバイ)=スジアラ/浜鯛=アカマチ…に先ほどのマクブを加えて「沖縄の三大高級魚」と呼ばれるのだそうだが、精悍かつネットリと湧き出す個性的旨味。
 ウマイとは聞いていた夜光貝(肝醤油で)がウマくw、ソデイカは魅力を放つ。
 “刺身も大層楽しかったですね”…は我々的には珍しい感想だが、まあいわゆるよくある「鯛・平目・鮪・アオリイカ…」みたいなセットには、つまり飽きてんだなあ…ということでもあったりして(^^;)。
 酒は与那国・崎元の「にごり」にしてみた、爽やかなアタリとコク…が好相性。
尊尊我無
とうとがなし  ここで、今日のメインのプレゼン。調理前の、木箱に納まった今帰仁アグーである。御自慢の食材がオーラを放つ。
 アグーはお後のお楽しみ…、で、
太刀魚 炭焼 冬瓜卸 苦瓜 島人参
 堂々たるタチウオの存在感。苦瓜揚げ浸し・二十日大根甘酢漬。

今帰仁アグー すき煮 島豆富 ミミガー 飛竜頭 金時草
 じゃじゃ~ん! ウマっ!!
 ピンからキリまであるっちゃある…中にはグレーな噂もある…高額食材であるアグーだが、こらぁとんでもなくウンマイ!
 すきやき風…とでもいう料理は、ごくごく控えめなアッサリ仕立てで、アグーそのものを前面に押し立てる。
 島豆富に、ハンダマ(金時草)・ミミガーの脇役陣も実に具合よろし。
尊尊我無

 お口直し…というか、ひと休みはイチゴの氷菓。
尊尊我無
尊尊我無 沖縄そば
 八重山産など沖縄の四種類の小麦。生姜をきかす以外は、素のそば。
 食べ始めて、静かなヒトになる。…ような、引き込まれ具合。これはイイ、極めて慎重なバランスに艶然と微笑む。沖縄のスバの、一つのサイコーの有りよう。
 豚に合わせた瑞泉の古酒は、ここでも威風堂々として、スバと大人君子の握手を交わす。

紅芋羊羹
 紫色の美しさにホッとする♪

*****

 コチラには、「いま話題の」「沖縄そば懐石」店…という程度の情報で、つまりあまり下調べとかせずに寄らせていただいたのだが、食べて「うん?、なるほど…?」と感じた点などが、食後に御主人と少し話すことで合致…合点した。かな。
 主人の伊丹さんは、東京の人。縁が出来てコチラで仕事を始めたそう。だから「琉球料理」的な面では、異人からの視点がある。
 その上で、「沖縄の表現」に挑戦している。
 例えば食材については、「え~と、あ、今日は刺身の山葵だけですね、沖縄産じゃないのは(笑)」…というくらい、オール・オキナワンである。
 一人の料理人の情熱から発せられる、豊かな沖縄の食のメッセージ。非常に面白く、とても美味しい♪
 尊尊我無トートゥガナシ…は、奄美諸島の言葉で「ありがたいこと」「尊い存在」の意。だそう。

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  ドンコーイ
  
千代田区平河町1-3-8
11:00~15:00/17:00~22:30 日休

・ 麹町のベトナムカフェ
 インド・パキスタン料理チェーン「シディーク」の経営するベトナム料理カフェ。アジアはトモダチ(^^;)。 (2003)

 「改装につき休店」とのこと。(2003.12)

DONK1 2003年 2月

 *揚げ春巻
 *焼き茄子サラダ
 *空芯菜炒め
 *鶏のレモングラス炒め
 *鶏のフォー

[AQ!]
 インドパキスタン料理屋チェーンのシディークが何故か営むベトナムカフェ。フロアのねーちゃんはインド系。厨房は今日はベトナミーズっぽかったが、へべの話では、印度系の日もあるとか。
 都心の街角のベトナミーズとしては必要十分だすな。
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  那覇そば
  
那覇市奥武山町26-7 098-857-9504
10:00~21:30 無休

・  
 

 
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  ナミン
  
渋谷区広尾1-6-6 
12:00~14:00/17:00~24:00 無休

・ フィリピン料理
1995年 5月

 *海老のシニガン
 *牛肉のピーナッツ煮
 *フィリピン風野菜炒め
 *揚げ平目の玉子とじ風
 *牛モツの辛味炒め
 *フィリピン風焼そば
 *ウベ

[AQ!]
 フィリピン料理です。辛くないタイ料理的、ですか。酸味と香草、美味しい。

[へべ]
 野菜炒めが、ゴーヤと豚がよく効いてて美味しかった。あと、見た目にはなんの変哲もない焼そばの、どこからともなく漂う香草のかおりのよさも、よかった。
 辛い、と書いてあるもの以外はほんとに辛くなくて、辛いものの辛みも、酸味も、ピーナッツなどの風味も、全体にマイルドなお惣菜風。卓上調味料もあるといいかなぁ。ウベ、は、甘かった。(^^;)
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  なんた浜
  
目黒区自由が丘1-8-20 03-3723-2933
 

・ 自由ケ丘の沖縄料理
 
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  ネム クリュ  Nem cru
  
世田谷区砧6-36-6 nemcru.com
 

・ 祖師ヶ谷大蔵のベトナムフレンチ
 
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  ノング インレイ Shan Restaurant Nong Inlay
  
新宿区高田馬場2-19-7 03-5273-5774
12:00~23:15 無休

・ 高田馬場駅前のシャン(ビルマの一地方)料理
2006年 9月 ☆☆

 *シャン風牛ソーセージ
 *高菜・鶏炒め
 *センマイ・ハチノス煮込スープ
 *シャン豆腐の和え
 *空心菜炒め
 *豚のシャン味噌炒め
 *ミー・シェ、スープ入り
 *シュガーナン

[AQ!]
 うひぇ~、ウマかー!! しかも、頼んだもん全部ウマい~!…というのは久しぶりの体験。
 コンサート明け、某IT(元青年)社長(笑)から高田馬場シャン州(ビルマ)料理はどうかと発案あり、ウホホイと乗る。 壁貼りメニューはビルマ語オンリー、 日本人客もワシらオンリー…といわゆる一つのディープ系。しかして此処んちは、抜群にウマし! おどれーた。
 また行こ。ビルマビールも飲みまくり。
 食ってうる内に胸に沸いてくる、何処か懐かしい味、という思いは醗酵パワーかなぁ。かもすぞ~!

2007年 4月 ☆☆

 *シャン風牛ソーセージ
 *高菜・豚炒め
 *センマイ・ハチノス煮込スープ
 *タカ菜炒め
 *旬菜と豚の煮込

[AQ!]
 某ミュージカル仕事の初日帰途。ちょうど二人分空いて滑り込み。
 うーん、故郷の味はお袋の味よ(ハート)。
 いやーしかし雰囲気は「知り合い連中の共用食堂」みたいだけどなあ、相変わらず(^^;)。
 俺らの注文も上手く行ってるのかもしれないけど、意外と味・具合が重ならないというか、皿間のバランスが良いのは特色。
 ゴハンいるか、と聞いてくれるタイミングもばっちしでした。

[へべ]
 「そういえばあそこ、行きたいね」と言っていた矢先の池袋帰り。ちょうどいいかなと、ふらりと行ってみました。入れてラッキー。
 タカ菜、トウチ(的、豆みそ)、トマト、香菜、肉の発酵風味、ニンニク、唐辛子、ネギ、モツの旨み…(頼まなかった料理ではナッツものもあり)などがあいまって、ほのぼのとどこか懐かしい味ながらも、メニューで眺める以上に多彩な味わいに毎回驚きますなー。
 いい店だー。

2008年 1月 ☆☆

 *シャン風牛ソーセージ
 *シャン風豚ソーセージ
 *竹虫炒め
 *高菜・豚炒め
 *センマイ・ハチノス煮込スープ
 *シャン豆腐
 *空心菜炒め
 *鶏の油めし
 *シュガーナン


2010年 9月 ☆☆

 *シャン風牛ソーセージ
 *お茶サラダ
 *高菜・豚炒め
 *油そば
など


ノングインレイ 2015年 6月 ☆☆

 *牛とお米の皮無しソーセージ
 *お茶サラダ
 *生姜サラダ
 *鯉の熟れ焼き
 *川魚のシャン風清蒸
 *豆腐カウスェ
 *コオロギ炒め
 *竹蟲
 *鯰のモヒンガー
 *高菜豚炒め
 *ひよこ豆とマトンの煮込み
 *サティ(マトン)
 *あげせんべい
 *油そば
 *タピオカココナツ
 *デザートパラタ、揚げパン
 +Myanmar Beer
 +13 Shiraz Tempranillo / Red Mountain Estate (Myanmar)

ノングインレイ
[AQ!]
「久しぶりにノングインレイに行こうぜい!」…と、6名宴会。
 前回に比べ、ビル内の店舗が3倍規模程度に膨張したノングインレイ。さらに領土拡大してシャン州自治ビルにしてくれ(笑)♪
 相変わらずの「定番シャン料理」はじめどれも美味しいが、ワシらの「今回の発見」は、生姜サラダ・川魚清蒸・豆腐カウスェ・鯰モヒンガーあたりか。
(ヒヨコマメのシャン豆腐に米麺でカウスェ。ところでシャンの豆腐って、露骨に日本や中国を想起しないとこがあるので、モダン料理のヒトなんかにも具合良い豆腐だと思うのだが(笑)。モヒンガーも米麺か、鯰はやっぱりイイ)
 サラダにしても虫にしても煮込みにしても、ガンガン複数頼めるのは大人数のおかげだなあ。2人で、お茶サラダと生姜サラダの両方は頼めないもんなあ。
 時節柄か、生ソーセージ類の品書はおとなしめにしてるようだけど、余りあるほど色々な銘品があるし。

[へべ]
 久々に行ってみたら…店が3ブロックくらいに増殖してた(笑)。
 めでたい。
 待ち合わせのヒトは、1カ所であきらめないで全部覗いてみるように♪
ノングインレイ
 生姜サラダは、揚げ豆各種、的なものが入ってて、いい食感のアクセントになってました。これはいい!

 川魚清蒸は、ドドン、と立派なのが登場。身のしっとりとした仕上がり、腹にこれでもかと詰め込んだ太いレモングラスがきいてて嬉しい。汁、旨し。旨くて、のちにケッコー辛い。

 豆腐カウスェ、新食感! これとか、鯰モヒンガーとか、気になるモノがすぐに頼める大人数って、素晴らしい…。

ノング 2016年 9月 ☆☆

 *牛とお米の皮無しソーセージ
 *お茶サラダ
 *川魚のシャン風清蒸
 *シャンカウスェ
 *ハイビカツ
 *シャン豆腐
 *かわえび揚げ和え
 *餅米と豆
 +Myanmar Beer

[AQ!]
 某コンサート打ち上げでなだれこむ。
 謎のハイビカツ!?…が旨いんすけど。酸味がたった高菜炒め休め…的。なんなんだハイビカツ(^^;)。

 食後、K幹事が「このビル、ビルマ化してて上階もおもろい♪」というので、夜中の怪しいエレベータへ(笑)。
 こんな時間でもビルマ・スーパーが数軒、営業してる。楽しい♪
「俺がアンタなら絶対コレを買うぜ」と言う高級茶葉漬物をゲット(たしかに旨い)。
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  パッポンキッチン 
  
渋谷区宇田川町41-26 
12:00~売切/16:00~22:30 日休

・ NHKセンター下のタイ料理
 2018年9月30日、閉店。ちょっとの間ですが、たいへんお世話になりました。

2014年 8月 ☆☆

 *発酵肉揚げ盛合せ:腸詰、豚バラ、築地宮川鶏肉、築地宮川手羽
 *ジャックフルーツの和え物
 *アカシアの葉の一種(チャーオム)入り玉子焼
 *ホウボウの蒸し物
 *トムカーガイ(南京生姜とココナツミルクのスープ)

[AQ!]
 やったね、やりました! わっひょいです。
 渋谷NHK近く、カウンター主体10席弱。厨房にタイ人男女シェフ、サービス女性で3人。客席vs.スタッフ人数はガストロ並や(笑)。
 イサーンの日常食…が中心になるのかな。

 前菜役の肉揚盛の、発酵くちゃさ…で既に悩殺。チャーオムもちゃんと、くちゃい。
 毎回必須!…になりかねないのが、ジャックフルーツの和え物。これ、名乗りからは想像しにくいのだが、んんん、とてもまとまりの良い、タイの香りの、炒め和え。
 香り、…フレッシュハーブも発酵モノも、良いです。魚の蒸し物でも、かなり面白旨く、いただける。

 イサーンが得意?…と聞いての訪問だったので、懸案といえば懸念(^^;)だったのが「激辛」問題なんだけど、中には爆発系もあるのかもしれないけど(^^;)、今日の5品はまったくセーフ。「俺のため?」…ってくらい、丁度良かったのよ。

 ジャックフルーツもだけど、品書 (基本的には黒板板書) は、投げやり(笑)。「南京生姜とココナツミルクのスープ」としか書いてないのだが、厨房へ通すのは「トムカーガイひとつ」。で、鶏肉が多過ぎるほどちゃんと入っている。書いとけよ!(笑)

[へべ]
 アバウトな品書きから、ええいままよ、と選んでみると次々に出てくる、香り立つタイ料理。
 レモングラスやバイマクルーの効いたジャックフルーツの和え物(炒め煮…のようにも見える)、発酵力みなぎる揚げ肉盛り合わせ、などなど。これはいい!
 お近くの方々は日替わりのランチもいいデショね~。ヽ( ´▽`)丿

2014年11月 ☆☆

 *チェンマイの黄色いソーセージ
 *イサーン式牛もつの煮込み
 *ピータンのホーリーバジル炒め
 *発酵魚のフライ
 *アミ海老発酵味噌入り焼き飯 甘辛煮豚肉・玉子焼き添え
 +Singha, Esprit Trapadis Helen Durand

[AQ!]
 上から、800.700.800.900.900円。「肉揚げ4品盛り」以外に4桁のメニュー無し(笑)。


[へべ]
 イサーンもつ煮込み、うまーい! クリアなスープの「トムヤムもつ」って感じで牛モツ各部が入ってて楽しい。
 レモングラスの香り立つチェンマイソーセージもいーいお味。
 発酵魚は尾頭つきが、まるまる2尾。冷凍なのか白っぽいのが冷蔵庫から出てきて、棚の上の高いところにある電子レンジにかけた後、からっと素揚げになって登場。意外にも淡白で上品な味わいでした。
 アミ味噌焼き飯は、まずふんわり玉子焼きから作業開始。玉子も肉も野菜も焼き飯も、ぜんぶ取り合わせて一口にほおばるのがベスト♪

[AQ!]
焼き飯が「すべてのバランス」で、ウマイ…ってとこに着地してるなんざ、見事だよねー。

2015年 2月 ☆☆

 *チェンマイの黄色いソーセージ
 *ジャックフルーツと豚肉の炒め
 *南瓜と玉子と豚肉の甘辛炒め
 *舟そば
 *ソムタムパラー
 +Singha

[AQ!]
 時には満席お断りにあったりするパッポン、水曜夜でセーフ。

 ジャックフルーツは「和え物」名乗りで出してたのと概略、同じ。

 南瓜甘辛炒めは、漏れ聞こえるスタッフ会話によると、「そう言ってたけど“辛”は全然入ってないのよね~(笑)」。
 かように「名乗り」はマイペンライに満ち満ちている。ほんまワシらにはモーマンタイだけど神経質なヒトはお覚悟の上(笑)。

 そのいい加減な名乗りの元、ではあるが、ここのラインナップはホントにイイんだよな~。どれ頼んでもいいくらい。逆に言うと、例のあの、「“日本式タイ料理店仕上げ”で出てくる トムヤムクン~トートマンプラー~カレー~ココナツアイス」…的なアレって、全然好きじゃないのよね~(^^;)。

 舟そばは豚血入りの牛だし麺。「専門料理」に取り上げられた記念(?)…に、今日は注文。

 まあどれも、スッキリすんなり、心底、美味しい。
 量は3品+〆…だとやはり少し物足りなく、ソムタムパラー(プラー?)を追加。4+〆、か、更にもう1品…くらいだな。嬉しいことに、ここのソムタムは「辛過ぎない」。我々的にはブラヴォ!

[へべ]
 「今日は舟そば」と、うっすら思い決めての訪店。どれもウマい~。

 チェンマイ黄ソーセージはこんがり揚がって登場。調理中は店じゅうに妙なる香気が漂い誰の何かと思ったらウチのコレだった(^^;)。 ソムタム辛すぎなくて大丈夫、は、大朗報!

パッポン 2015年 7月 ☆☆

 *チェンマイの黄色いソーセージ
 *ジャックフルーツ豚肉炒め
 *発酵仔羊とチンゲン菜の辛炒め
 *チャオムの玉子焼き
 *イサーン式牛もつの煮込み 米麺入り
 *ナタデクリスチアノのエッグタルト(マンゴー)
 +Singha

[AQ!]
 ボクらが電話してちょうど満席、くらい。
 いやあ楽しい近さ、狭さの味ですな(笑)。
 どれも香りがホントにうるわしい。味付けと辛さの「程良さ」も嬉しい。
 ちょっと酸っぱ具合の羊がたまらん。
 イサーンもつ煮は好きなのだが、センレック入りはよく合っていると思う。
 また、クリスチアノの蛋達がばっちりハマルお食後。

[へべ]
 カウンター2席、ちょうど空いててよかった!
 コックピットのような厨房で、小さなフライパンで揚げ物しながら、横の火口で炒め物。あのギリギリのスペースで、よく鍋をあおったりできるなーと、いつもながら感服する。ああ、いい匂いがしてきた…。
 その傍らでは「あと青梗菜も、6個よろしくねー」などと、明日の食材仕入れの段取りが進行中。そっか、夜のこのくらいの頃合で見積もるのね。
 などと言ってるうちに、料理ができてくる。バイマックルーが、レモングラスが、香り立つ。ああ、これこれ…。

 この日の注文は、まんま繰り返してもいいくらい好きかなー。麺入りのイサーンもつ煮、グッドでした。

パッポン 2015年11月 ☆

 *ソムタムパラー
 *ネーム
 *発酵仔羊とチンゲン菜の辛炒め
 *沢庵玉子炒め
 *カオソイガイ
 *ピータンのホーリーバジル炒め
 *ナタデクリスチアノのエッグタルト(マンゴー)
 +Singha

[AQ!]
 17時くらいに電話するとタイ人おかーさんが出ることが多い。
 気のいい日本人サービスは鈴木さん。

 案外にネーム・カオソイガイが初注文だったかな。これもイイ。
 沢庵、イナタいわー。向こうで似たようなんがあるんかな。塩はキツイ。

パッポン 2016年 7月 ☆☆

 *ソムタムパラー
 *豚バラ肉揚げ
 *発酵仔羊とチンゲン菜の辛炒め
 *ジャックフルーツ豚肉炒め
 *蒸し魚の梅干し葱生姜ソースがけ
 *イサーン式牛もつの煮込み 米麺入り
 *ナタデクリスチアノのエッグタルト(マンゴー)
 +Singha

[AQ!]
 この季節、最強のパッポン(笑)。
 パッポンのビルまで歩いてくると、建物は暗くシーンとしている。階段を上がりその中に分け入る。
 …月祝ってことですね。パッポンは変わらず営業。
パッポン
 豚バラ/発酵仔羊/ジャックフルーツ…この辺で飲むのはサイコー。
 もつ煮はやっぱ麺入りで〆に持ってくるの、強力に良い。

 まあしかし、ごく冷静に眺めると、パッポンは〆に行く手前で、一品、抜きというか爽やか系の皿があると更に更にコース的には良くなるんだけどなあ。多少、ね、「同じウマさ」が多いこいことは多い。
 まあ9席の極小厨房を眺めるとさすがに無理なオネダリだが(^^;)。

[へべ]
 廃墟?
 ビル停電で全面休業?
 なんだか暗く静まりかえったビルのたたずまいに、ちょっとドキドキ。おかげでさらにシンハーの旨さがアップ♪

パッポン 2017年 2月 ☆☆

 *ソムタムパラー
 *発酵肉揚げ盛合せ:腸詰、豚バラ、築地宮川鶏肉、築地宮川手羽
 *ジャックフルーツと豚肉の炒め
 *蒸し魚の梅干し葱生姜ソースがけ
 *イサーン式牛もつの煮込み 米麺入り
 *電車チャーハン

[AQ!]
 K社長と3人…とーぜん「電車チャーハン」は行く!(笑)
 実はパッポンの最適人数=3人?…頼みやすい・話し易いw。
 〆の2品の相性があまりにも良い。
 ジャックフルーツ、蒸し魚もいい出来だった。
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  ハノイ ベトナムの食卓 Ha noi
  
横浜市神奈川区西神奈川1-18-4 045-434-6676
11:30~14:00/17:00~22:00 無休

・ 東白楽のベトナム料理
 店名には「ハノイ」とつくが、ニャチャン地方の料理。

2008年 5月 ☆☆

 *青パパイヤのサラダ
 *ベトナム風ミートローフ+ベトナムハム2種類の盛り合わせ
 *チャージョー エビのすり身のレモングラス揚げ
 *グオイクオン
 *Mui cua don thit ベトナム風クラブケーキ
 *豚の角煮のナッツかけ 二種のパクチーとミント
 *Pho ton エビのフォー
 *チェー
 +Saigon Beer 2種
 +Vang Delat red wine

[AQ!]
 いやあ、東白楽(!)ですよ。東白楽でニャチャン料理。
 ワタシゃあ、東急線っ子だからまだ「ああ…」だけど、多くの東京人には「何処ソレ?」じゃなかろか(^^;)。
 ちなみに、東神奈川駅からも歩ける。徒歩で、東白楽5分・東神奈川10分。しかして、住所は「西神奈川」。さっぱりワカラナ~イ(笑)。
 鬼が出るか蛇が出るかはたして何処へ売り飛ばされるか…とアタマの中が少しばかり日活無国籍映画に染まる寂しい県道沿いに(←東京人は多少、横浜に夢を持ち過ぎる(^^;))、小ぢんまりしたスナック風店舗が佇む。
「あ、ここか」
 どんなにイナタく現地調のご対面になりますかね…、と(半ばワクワクと)足を踏み入れるワシらであるが(予約はしてあります)、其処に現れたのは、意外にも、“西麻布かい?”というようなクールな都会センスの内装調度、落ち着いてサッパリとしたカウンターとテーブル。2階もあるようだ。
 うーむ。「謎」の一軒。白楽の狸に化かされた(笑)。
 注文はオニーチャン。これぞ“ベトナムの微笑み”を浮かべて、「こちらは初めてですか?」から会話は始まる。ほぼ誘導的な「初回用おまかせ」は、コチラも、凡そ“そのつもり”で、来ました。
 ミートローフに震える! コレは食えやぁ! 今日は祝祭・人生は楽しい、…と、そのくらい舞い上がる味覚である。魚介系隠し味かな。東白楽まで来て、ヨカッタ!
 ハムは軟骨+キクラゲだったか。
 レモングラスを芯にした海老団子は、
「まずレモングラスを引き抜いて匂ぐ。そして噛むと海老の風味が楽しめる。しかる後に、野菜・香草とどうぞ」
 とのこと。なるほど!
 拍手また拍手の美味。材料もいいモノ使ってる。
 オネーサンはニホンゴ学習中。
「レモンをサバって…」
 と言って帰ったあと、(ワシら「鯖って」?)
「シボって(絞って)、でした」
 と、わざわざ訂正に来たのは、ワラた。
 ニャチャンフエより更に南、海岸の地方のようだ。
 パリの「為平」で必ず出てくる、太い葉のパクチー…を初めて?日本で見る。
 「これ何?」と聞くと、「パクチー」と呼んでいた(^^;)。いや、知ってる、たしかに味はパクチーそっくりなんだよな。
 (後日注:誰かかが作り出したのか輸入が増えたのか、この太葉パクチーは、この頃より急激にあちこちで見かけるようになった。正しくは、「パクチーファラン」と呼ぶみたいですね。ググってしまうと何でもわかってしまってツマラナイのだけど(^^;)、ガーデニングで作ってる人もいるみたいだ…。ベトナム料理店の皆さん、蒔きましょう! 店で山盛り出しましょう!(^^;))
 仕上げは勿論、チェーチェーの奥深さとアオザイのエロさ、は、ベトナムのガチ!(違

2008年 8月 ☆☆

 *エビと青パパイヤサラダ
 *Bun rieu
  カニ味噌とトマトのスープビーフン
 *チェー
 +ハス茶

[AQ!]
 「Hanoi」から僅か徒歩8分ほどにある「かなっくホール」での仕事を受注した。
 チャー!
 これは、一人で…とはいえ、寄らないで帰るわけにはいかないでしょう。
 こんばんは。
 ここのブンリュウは、魂がフルフルとするくらい旨いです。蟹味噌の臭い具合が抜群。
 それにしても、これだけのものを供していて、例えばこの店を人に紹介しよう…と思ったときに、店名の「Hanoi」・「ベトナムの食卓」は、どうにもピンと来ない。「東白楽」って地名はいい(面白い)んだけど。(^^;)
 おニーチャンが、もうちょっと日本語が堪能になったら、
「店名を"ニャチャン"とかにしよおよお」
 と入れ知恵したいと思う、…野望(^^;)。

2009年 7月 ☆☆

 *Cha la mien
  ベトナム風ミートローフとハム
 *Goi thu du
  青パパイヤサラダ
 *Mui cua don thit
  ベトナム風クラブケーキ
 *エビのタマリンドソース炒め
 *gia cay
  豚軟骨の煮込み
 *Bun rieu
  カニ味噌とトマトのスープビーフン
 *チェー
 +Saigon Special Beer
 +Vang Delat red wine
 +ハス茶

[AQ!]
 やっぱり、タダナラヌ美味さ。
 ウプ!と興奮しホワ!と溜息が出る美味さ。
 オニーチャン(マスター)は、二子玉川ジャンズの旦那をちょと思い出す。
 ニコヤカでタオヤカで弱弱しく風に吹き飛ばされそう…、でいて、実は芯が強い
 ザッツ・ベトナム人。
 多分、芯が強いんですよ。だから、この場所で、これだけブレナイ。アメリカと戦っても、勝つ。
 料理の注文に対しても、自信をもってサジェストしてくれます。
「これは合わない」「それは味がカブる」「**を挟むのはすばらしい」
 次回はまた「おまかせ」に戻ってもいいかもね。

2012年 1月 ☆☆

 *Banh cuon
  蒸し春巻
 *Goi thu du
  青パパイヤサラダ
 *Cha gio
  揚げ春巻
 *エビのすり身のレモングラス揚げ
 *Mui cua don thit
  ベトナム風クラブケーキ
 *gia cay
  豚軟骨の煮込み
 *Pho hai san
  海鮮のフォー
 *チェー
 +Vang Delat red wine
 +ハス茶

[AQ!]
 ちょっと久しぶりなので「おまかせ」にて。この3500円は安い。
 まずは、蒸し春巻とパパイヤを、ゆっくり味わってみる。ミントの切れ込み、香草の具合、ニョクマムに砂糖、…それぞれの要素が精妙に主素材を祝福する。とても品が良くて艶っぽいバランス。
 やっぱり、こちらはウマイ。ここの味・香の決め方、ベトナム系の中でも最も好きな一軒だなあ。

[へべ]
 ちょっと久々になりましたが、やっぱりいいですね。蒸し春巻のタレまでここのは品がよい味わい。次回はまたぜひ、あのミートローフをいただきたいものです。
 「飲みながらゆっくり食事」派としては、あとは料理と料理の間がもうちょっとだけあいてくれると、ちょっと嬉しいかも… (^^;)
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  ハルコロ HaruKor
  
新宿区百人町1-10-1 03-3368-4677
ランチ/17:00(土日16:00)~23:00 不定休

・ 大久保のアイヌ料理
 「百人町1-15-3」から上記へ移転。(2013)

2011年 9月 ☆

 *コマイ
 *鹿肉ステーキ
 *ホッケ
 *キトピロギョーザ
 *オハウ
 *鹿肉ジンギス風炒め
 *ささみ湯引きキトポン
 *鮭チャーハン
 *ラタシケプ
 *イモシト:ジャガイモ、カボチャ、ヨモギ

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  バンコク
  
港区六本木3-8-8 03-3408-7353
11:30~15:00/17:00~22:00 無休

・ 六本木のタイ料理
 
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  バンタイ(新宿)
  
新宿区歌舞伎町1-23-14 03-3207-0068
11:30~15:00/17:00~23:45(土日祝11:30~23:45) 無休

・ 新宿のタイ料理
 
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  バンタイ(二子玉川)
  
二子玉川
 

・ バンタイの二子玉川店
 ええと、再開発で無くなったかなぁ…。 (2002)

1995年 4月

 *トムヤムクン
 *青茎菜炒め
 *牛ミント炒め
 *ソムタム
 *サテ
 *蟹カレー炒め
 *緑・赤カレー
 *クェティオ
 *ココナツアイス・ココナツパインアイス・カボチャ&里芋ココナツミルク

[AQ!]
 テニスシーズン到来。久々のテニス帰り。桜が満開。
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  ピッチーファー 2号店
  
新宿区西新宿1-4-5 
11:00~15:00/17:00~23:00 無休

・ 西新宿・タイ料理の名店の2号店
2005年10月 ☆

 *タイソーセージ
 *ソムタム
 *トムヤムクン
 *ヌアと茄子のヤム
 *海老とカシューナッツのレモングラス炒め
 *ココナツアイス

[AQ!]
 ピッチーファーは、近年、タイ料理ファンの間ではひっじょ~に評判の高い店である。…ってな訳で、いつかは覗きに行ったれ、と思ってはいたのだが、「かなりちゃんと辛い」店でもあるらしい。うーむ。昔は激辛も嫌いではなかったのに、どうも年をとってきて(^^;)激辛さに面倒くささを感じるようになってないでもない。どうしたらよいかどうかと思い暮らす日々であった(のかよ(^^;))。
 新宿で昼過ぎの所用を済ました日、腹が空いたものの、天気が不穏である。駅前で何か…、となって、ピッチーファーの2号店が駅近くに出来た筈、と思い出した。たしかに駅至近、ハルクの裏のごちゃっとしたビルの5階にありました。

[へべ]
 ビル内店舗ながら、天井がわりと高くて店内を見渡せる作りなので、広々とした印象。気楽な感じで、使いやすそう。久々のタイ料理に大量の汗を流し、ヒイヒイ言いながらのんびりいただく。

[AQ!]
 メニュー豊富。うめぇヒィうめぇヒィうめぇヒィ汗どばっ。(^^;)。やぁたしかに、此処んち、ウメェですねぃ!
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  風 弾
  
那覇市久茂地3-29-70 098-867-2220
11:30~24:00 無休

・ 那覇の沖縄料理
 
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  Pho 321 Noodle bar 
  
渋谷区神宮前2-35-9 03-6432-9586 pho321.net
11:30~19:30 日休

・ 神宮前のベトナム麺料理
P321 2019年 4月 ☆

 *ポークライス
 *Noodle#3: 冬菜と花椒芝麻醤の汁なし担々麺
 *Pho Chicken
 +Coedo Kyara

[AQ!]
 関西行きの新幹線の前に軽食。
 神宮前の「Pho321」に行ってみる。原宿駅からは10分くらい歩く(最寄は北参道駅)のだが、今日は荷物が軽いので。

 11時半開店の3分前くらいに着いたら、3組ほど並んでた。(…だからといって、その後は行列…ってわけではない)
 軽く、クールでコジーな店作り。メルボルンあたりのダイニングのよう(笑)。
 東南アジア料理店らしく、卓上に酸辛甘…の調味料セットがあるのだが、これが横一線に置かれているのが、オサレ♪

 フォーを一つ、Noodle#3という日替わり麺、サイドオーダー的なポークライス。…を注文。

 レモングラス魯肉飯…のようなポークライスは麺類に好相性、ビールにも良い。花マル♪
 担々麺に入ってる謎のシャクシャク…は菊芋で、効果的。高知フルヤジオーガニックスの「畑のラー油」がかかっている。
 シンプルで嫌味なく、ジワっと旨いフォーは、さすがに「看板」。

 全体に爽やかに美味、使いやすさもある良店。

2019年 8月 ☆
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  ヴェトナムヌードル フォー・ハウス 赤坂本店 Pho House
  
港区赤坂4-2-5 
11:00~14:30/17:00~22:30 日祝休

・ 赤坂見附のベトナム料理
 閉店? 移転?

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  フォー・モティティ Pho Motiti
  
神奈川県藤沢市長後924-2 www.pho.motiti.com
11:00(土日祝10:00)~22:30(土日祝23:30)
2009年開業 料理長: ファン・トゥロング・クゥエン (敬称略)

・ 長後のベトナム料理
 2014年、この長後店は閉店。関内セルテ店は続くようです。

2011年 7月 ☆☆

 *レモングラス入り肉団子・bo cuon sa
 *五香粉風豚焼肉・heo nuong ngu vi
 *ベトナム風ゴーヤチャンプル・kho qua xao trung
 *鶏肉入りフォー・pho ga
 *蒸し春巻
 *夏味アイス五色ぜんざい・che 5 mau
 +サイゴンスペシャル、ダラット赤

[AQ!]
 長後の駅で初めて降りた。で、10分近く歩き、国道沿いにある。
 非常にシッカリした、良い料理。本格的に、料理をいただく喜びが、ある。香草類は、さほどふんだんとも言えないのだが、皿上の味覚に不満無し。
 肉団子・豚焼肉・蒸し春巻あたりが、魅力大。
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  フォン・ベト
  
中野区東中野5-3-3
17:00~22:30 月休

・ 東中野のベトナム料理
 なんか、移転したとか聞いたんだけど、ホント? (2005)

1996年 5月

 *ベトナム風生餃子
 *ベトナム風玉子焼
 *豚挽肉と春雨炒め
 *揚げ春巻きとベトナムソーセージの米紙包み
 *フォー
 *チャーハン

[AQ!]
 美味しいです。ああ、これで(香草の)「葉っぱ」(の皿)があれば~。

[へべ]
 玉子焼食べると、違いが明らかですね。おいしい。フォーもとても感じ出てます。ほんっとに、これで葉っぱ盛り合わせを別料金でもいいから出してくれれば…。
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  ブーゲンビレア
  
渋谷区道玄坂2-25-9
17:00~22:30(土日11:30~15:00も) 無休

・ 渋谷のベトナム料理
 閉店とのこと。姉妹店「ミス・サイゴン」は健在。

 
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  ブルーセラドン Blue Celadon
  
世田谷区玉川3-17-1玉川高島屋S・C www.tamagawa-sc.com
11:00~22:00
2006年開業

・ 玉高SC内のタイ料理
 公式サイトによると2013年閉店。

2007年 3月

 *パットカナームークローブ カナー菜とカリカリ豚肉炒め
 *ゲーンキョウワーンガイ
 *ココナッツジェラート
 +グラス赤

[AQ!]
 一人で。
 此処は、玉高SC南館の、たしか、オイスターバーのあったところ? いやー、ノロ恐るべし(^^;)(←注:この冬はノロウイルスが大流行。風評被害的側面も含め、オイスターバーには災難な年でした。此処にあったオイスターバーがどうだかは正しくは知らんが)。2006年12月開業。
 かなりパリっとお洒落に作っている。フロアの面々は、感じイイ人からそうでない人まで、凸凹アリ。お値段はそれなりになってしまうが、TPO的に合った時には使える感じの店。
 カナー菜(芥藍菜)もあるでよ。
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  ベトナムちゃん
  
新宿区百人町1-19-17 03-3365-0107
11:30~14:15/17:30~21:45
2011年開業

・ 大久保のベトナム料理

ベトナムちゃん 2017年 9月 ☆☆

 *ゴーヤサラダ
 *海鮮春雨サラダ
 *ミミガーときくらげの特製煮こごりハム
 *揚げ春巻
 *バインセオ
 *牛肉のレモングラスちょい辛炒め
 *鶏肉のフォー
 +フエビール
 +Dalat Exellence Cabernet et Merlot

[AQ!]
 こちらのバインセオはウマイ!
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  ベトナムハウス
  
武蔵野市吉祥寺本町2-34-12 
17:00~22:00(土日11:00~22:00) 無休

・ 吉祥寺のベトナム料理
 2000年開業、2007年閉店。お店は閉じられたが、出張料理教室などで活躍されているよう (→ブログ)。

VH1 2002年 5月 ☆

 *蒸し春巻
 *揚げ春巻
 *小型お好み焼
 *海老とパパイヤ炒め
 *海老・蟹・春雨炒め
 *牛肉と空心菜炒め
 *牛肉のフォー
 *バインフラン(プリン)
 *ココナツアイス

[へべ]
 西東京で仕事の後は吉祥寺でベトナム料理! と思い立ったが吉日。早めにスタートしたのが幸いして、すんなりテーブルに着くことができました。でも食べてる間にも着々と混んできた。予約可能みたいなので、心を決めて行く時は予約して行きましょう。
 いろいろおいしい。二子玉のジャンズみたいに、奥さん料理ダンナさんサービス(夫婦とは限らない…けど)、男性が物腰やさしいベトナム黄金パターン。で、海老とパパイヤ炒めの甘い蠱惑的な香りにたちまち悩殺されてしまった当家でありました。いやー、あれ美味しかったなー。次回はタマリンド鶏もぜひ食べようのこと。

[AQ!]
 料理をしてたベトナム人女性が、ベトナムで10年間料理の先生をしていた村井クィンさん、であるらしい。サービスが旦那の村井さん…なのかなぁ、どうでしょう? 色々と食材はベトナムから輸入もしてるようだ。
 ジャンズに似て、わざとらしくなく本格的で美味しい。ジャンズより、やや全体に「臭め」かな。臭さのエキゾチック・エロチック具合がヨカタ。
 香草類は、やっぱり、あんまり種類も量も使ってない。値段からいって、しょうがないんだろうねぇ。でも、一皿の量が少ないから何だかんだこのくらい食べて、1万円(一人5千円)は越えてしまう。香草ケチっても、こうなっちゃうんだよなぁ。勿論、それでも、このお店がたいして儲けているわけでもない。
 日本のベトナム料理って難しいわい。
 ココナツアイスは、トルコのサレピ・ドンドゥルマみたいに、ネバネバするタイプ。

[へべ]
 サレピ・ドンドゥルマ…、あれって、そそそ、そんな名前だったとは (^^;)

[AQ!]
 粘るのは、トルコ・オリジナル的には、ある種の地生ランの塊茎を使うから、だそうだぞ~。…って、ベトナム料理の項でトルコ話で盛り上がるな~。

[へべ]
 若い女性客のテーブルなどを横目で見ていると、みんなあんまり量を食べない。だからあんなにやせてるのかなー。
 でもウチのようにドカドカ頼んでいると結構な値段にはなるのね (^^;)
 でも香草盛り合わせ、ほしいなー。ここみたいに香りにチャーンポイントがあると、つい欲が出ちゃいます。ただ、ここだとコリアンダーの葉っぱ、ごく少量使ってある料理でもとってもよく香ってました。なにかコツがあるのかな。
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  ペ ペ
  
新橋
 

・
1995年 2月

[AQ!]
 新橋なるスパイス料理屋。深夜営業が嬉しい。小粋に美味しいのもあるものも全体には今一歩的印象かも。
[へべ]
 なんか、熱々の、塩ナッツみたいなおつまみは気に入った記憶がある~。
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  ホァングン Hoang Ngan
  
渋谷区宇田川町14-1 
11:00~15:00/17:00~23:30
2004年開業
・ 渋谷のベトナム料理
2004年 9月

 *揚げ春巻
 *蒸し春巻
 *青パパイヤのサラダ
 *茄子トマト豚炒め
 *海老のレモングラス風味
 *空心菜炒め
 *フォーボー

[AQ!]
 渋谷のパルコそば、本格派ベトナム料理の新店。優しくて旨い。此処も香草類が少なめなのが、ちょい惜しいんだけど。値段との見合いでしょうがないかな。

2005年11月

 *揚げ春巻
 *青パパイヤのサラダ
 *鶏とジャガイモ炒め
 *フォーボー

[AQ!]
 映画レイトショー前で軽食。繁華な場所のお助け店。
 鶏とジャガは、ベトナム料理屋にしてはかなり辛めの甘辛スパイシーだが、旨い。ベトナム版モレデポジョ。(…?)
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  ポ ム 
  
北区田端5-2-13 03-5814-8028
11:00~15:00/17:00~21:30 無休

・ 田端のタイ料理

2018年 8月 ☆

 *ネーム
 *ヤム マクア ヤーオ 焼き茄子のスパイシーサラダ
 *コームーヤーン 豚ののど肉のグリル
 *トム カー ガイ
 *クアクリング
 *カーオ スワイ タイの香り米
 + Sol Mar Red Wine Chile

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  マイソンカー Mai Soong Kha
  
新宿区高田馬場3-12-1 
11:00~23:30 月(祝除く)休

・ 高田馬場のシャン料理
 複数のネット情報によると閉店(または移転?)している、とのこと。うーん、超貴重なシャン料理店が、、、(シャン文化情報誌「マイソンカー」によると、『日本でシャン料理を食べることのできる場所は、現在のところ高田馬場のシャン料理レストラン「ノングインレイ」と「マイソンカー」をおいて他にはありません』)。 (2012)

2008年 9月 ☆
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  マイペンライ Maipenrai
  
町田市原町田6-17-1 042-727-2506 maipenrai.jp
11:30~14:45(土日祝ノンストップ)/17:00~23:00 無休

・ 町田のタイ料理
2006年10月 ☆

 *ムーサテ
 *ソムタム
 *カナナンマンホイ
 *パットマクア
 *カオパッシーユー
 *鶏の蓮の葉包み揚げ

[AQ!]
 町田を通りかかったついでに。
 町田駅から席の有無だけ確認しようと電話する。タイ人らしき店の人が出るが、なかなかにホスピタリティが高くて、段を踏んだ予約を取ってくれた。丁寧な店だ。
 小さい居酒屋風、な感じだが、綺麗にまとめられた店内。
 オーソドックスに美味しい。
 カオパッシーユーは黒醤油のカオパッで、イナタイ甘味がいかにもタイ気分。

[へべ]
 鶏の蓮の葉包み揚げが、なんか気分に合っていたかも。
 なかなか居心地よく心配りの行き届いた店内でいただくタイ料理はよいものでした。温泉帰りなのにスパイス発汗で、結局帰宅後にまたシャワーが必要になるというマヌケなおまけつきですがマイペンライ ヽ(^o^)丿
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  マカンマカン  Makan Makan
  
大和市中央1-6-19 046-260-7010 www.makanx2.com
11:00~14:30/ティータイム14:00~17:00/17:00~21:30 火・第2.4月休

・ 大和のシンガポール料理
2013年 5月 ☆☆

 *Otak Otak
 *サテー
 *牡蠣春巻
 *茄子のサラダ
 *Ayam Merah
 *福建麺
 *アーモンドゼリー・龍眼

[AQ!]
 もう20年近くやっているシンガポール料理店だそうだが、さすがに場所が大和とあって、初訪問。
 そして、今まで来なかったのを大いに悔やむ(^^;)。

 オタオタを一口して、頭にピカン!
 ウマくてピュア。
 困るくらい安い。

[へべ]
 これは知らなかった! しょっぱなのオタオタですでにして愕然。また行こうね~ (^^)

2014年 2月 ☆☆

 *Otak Otak
 *サテー
 *ナスと小エビのチリ炒め
 *キャロットケーキ:大根もちとエビの黒しょうゆ炒め
 *虾醤鶏
 *ナシゴレン
 *マンゴープリンwith龍眼
 +タイガー、赤ワインボトル

[AQ!]
「あ、この前もこの席でしたね~♪」…とオニーチャン。
 前回は半年以上、前じゃなかったけ? けっこー、スゴイ。
 あらためて、こちらのオタオタは絶品!…では?

2014年 7月 ☆☆

 *Otak Otak
 *サテー
 *ナスと小エビのチリ炒め
 *アジア風バーニャカウダ
 *虾醤鶏
 *空心菜チリ炒め
 *ラクサ
 *パイナップルクッキー
 +タイガー、赤ワインボトル
 *菊普茶

[AQ!]
「あ、この前もこの席でしたね~♪」…とオニーチャン。…歴史は繰り返す、、、じゃなくて、定番の情景(笑)。
 いや、美味い! 季節も「気分」だの~♪
 オタオタ・ラクサ…、現地の一線級にそんなに負けてないと思う。

[へべ]
 この日の気分はオタオタにラクサ。ここのはおいしい! …と、やはり思う。

 さくさくの中にとろーりジャム入りの、パイナップルクッキーが意表を突かれるおいしさでしたね。
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  丸安沖縄そば
  
世田谷区代沢5-32-7 
 

・ 沖縄料理「ちゃんぷるー」の下の沖縄そば店
 閉店された模様?

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  マレー アジアン クイジーン  Malay Asian Cuisine
  
渋谷区渋谷2-9-9 03-3486-1388 www.malayasiancuisine.com
11:00~14:30(日曜は通し)/17:00~22:30(日21:30) 無休
2014年開業
・ 青山通り沿いのマレー料理
マレー 2015年12月 ☆

[週末ランチ]
 *イカンバカール
 *マレーシアチキンカレー

[AQ!]
 へ~、いつの間にか、イメージフォーラムのそばのビル2階にマレー料理店が生えてた。
 最近のオープンらしく、そこそこクールな店内。
 キチンと美味しい。都内、マレー料理店は少ないから、イイかもね~♪
 イカンバカールは白身魚サンバル塗りバナナリーフ包み焼。そのサンバルペーストはアラミニュイなのか、爆裂的に大蒜が強烈(^^;)。
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  馬来西亜 マレー
  
世田谷区祖師谷4-21-1 03-3484-0858 malaysiamalay.sun.bindcloud.jp
11:30~15:00/17:30~21:00 火水休

・ 祖師谷の住宅地にある、マレーシア料理中心の東南アジア・南アジア料理店
 公式サイトによると、「テイクアウト専門店になりました」とのこと。「84歳と81歳になる私ども」…とのことであり、続けていただけるだけで、頭が下がる。malaysiamalay.sun.bindcloud.jp参照のこと。

2005年11月 ☆

 [ランチ]
 *サンバルプタイ
 *バクテーバビ
 *カチャンカレー

[AQ!]
 サンバルからして自家製。
 「日本人に合わせた味」である、とは店に書いてあるけど、合わせ方が素晴らしい。ちゃんと「欲しいトコは残し」「いらんとこを削った」アジャストぶりだよん。

[へべ]
 世田谷通りのモスが駐車場満員→ガラムマサラの祖師谷カフェでスープカレーでも、と思ったら水曜定休だった→という流れで、住所から探して(住宅街の中、少しわかりづらい)初チャレンジすることに。
 辛いのには弱いがスパイスは好き、という人の気持ちがわかってる感じのアレンジ。カレーなどは辛さ加減が可能なものも多いとのこと。これはいいなぁぁ。
 思わぬところで臭豆プタイに再会!
「ジャングルに自生してるのをとってくるのを、向こうから輸入してるんですけどね、あっちの人にも、なんでこんなモノ好きなの?臭いし、苦いし、って言われるんですよー」

と、ご主人(笑)。豆なんだけど不思議に青い野菜っぽい感じと独特の香りとほのかな苦味があって、癖になる味わいなのです。干し海老たっぷりの自家製サンバル炒め、結構でした。メニューを見るとカレーもあるみたい。
 バクテーバビは、いかにもマレーらしい、しみじみとしたスープ煮込みかけご飯。カチャンカレーは、ひよこ豆とレーズン入りのジューシーなキーマカレー風。オクラが散らしてあって、フレッシュなスパイスに深みのある玉葱こんがりベースにレーズンの甘みが調和していて大好きなタイプ。これ好きだー!紅茶で煮込んだバクテー肉も載って出てきます。

[AQ!]
 バクテーが此処の看板料理のようである。「肉骨茶」と書く。すげ~字だな(^^;)。マレーシアで、中国人系が作って屋台などで朝からバンバン食う、というポジションの料理らしく、マレーとシンガポール以外ではあまり見ないと言う。
 シンガポールで例えて言うと、ペラナカンのニョニャ料理とか、そんな感じですかね。
 とっても美味しい。ご飯にバシャバシャとかけていただく。此処のご飯は、あれえーと何米と言ったかな、イイの使ってるし。

2009年12月 ☆

 *カチャンカレーセット

[AQ!]
 ここはもっと頑張って来ないといけませんなあ(^^;)。

2010年12月 ☆

 *プッタイライス
 *カチャンカレー

[AQ!]
 アオジソシガヤが予約満席で(ああもう、お昼も要予約ですか、こないだ開店したばかりなのに、はえー)、近くの馬来西亜マレーに回る。
 …と、こちらも満席!、待つかどうか思案してると「あ、そろそろウチ出ますよ~」と気のいいご婦人連から声がかかり、その後に入れてもらう。ありがたや。
 というわけで、最密充填の店内なのだが、その上更に次から次へと来客が訪れる。大した人気である。諦めたり、空いたら電話もらうことにしたり。
 ちょっと久しぶりなので、ウチ的三大メニュー「バクテー」「カチャン」「プッタイ」から後ろの二つ。いや、バクテーは最近ウチで作って食ってたもんで。
 やっぱり美味しい。プッタイは今でも、なかなか見ない食材だしねえ。
 オーナーご夫妻は今年、キナバル登山してきたそうな。元気じゃー! この店は本当に、「人間味」!

2014年 1月 ☆☆

 *サンバルソーセージ
 *カチャンライス
 *プッタイライス
 *ココナッツアイス

[AQ!]
 ドリアンエッセンス(?)品切れにつき、来月現地で買って来る、って。(コンテナ一台丸ごとでなら入るらしい、のだが)
 漏れ聞こえた話では、プッタイも先月まで切れていたようだ。

[へべ]
 ドリアンフレーバー、って言ってましたっけ。実態は、謎だけど。

 カチャンライス、やっぱりおいしいなー。プッタイライスも、その入荷した(とおぼしき)プッタイが結構惜しげなく投入されていて、素晴らしい。
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  馬来風光美食
  
杉並区天沼2-3-7 03-5938-8633 malayhu-ko.com
18:00(土日16:30)~22:00 月休

・ 荻窪のマレーシア料理

馬来 2017年 6月 ☆

 *ペーパーチキン
 *馬来風光 空心菜のブランチャン炒め
 *肉骨茶
 *ペナン式ホッケンミー
 +タイガービール

[AQ!]
 このタイプの料理で無化調…が、ありそうで少ない…感じで、しかもそれが活きて美味しい。

 福建麵は品書には無かった?…かな、会話で聞こえたので注文。すると、黒焼そばタイプか蝦汁麺タイプか?を聞かれる。迷ったが蝦汁麺。…で、「シンガポール式」みたいなことを言っていたが(黒はクアラルンプール式)、赤い汁麺でシンガポールで見るのともまた違う感じ。
 で、後でググると「ペナン式」みたいだ。これはそーとーイケる。お向かいの春木屋や丸福のごじょーれんもたまにはどーすか?(違)
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  琉球料理 羙榮  美栄
  
那覇市久茂地1-8-8 098-867-1356 ryukyu-mie.com
11:30~15:00/18:00~22:00 日休
1958年創業

・ 那覇の琉球料理
  → 2020沖縄旅行記はこちら

美栄 2020年12月 ☆☆☆

 *ンジャナバースーネ
 *豚肝味噌和え
 *ぽうぽう
 *なかみの吸いもの
 *芋くずあんだぎい
 *みぬだる
 *田芋のからあげ
 *クワンソウ甘酢漬
 *らふてえ
 *うぢら豆腐
 *耳皮さしみ
 *昆布いりち
 *トゥンジージューシー
 +Orion The Draft
 +まさひろ 首里城正殿 十年古酒

美栄
[AQ!]
 琉球料理と言えば…必ず名前があがる高名な一軒だが、初訪問。見れば1958年創業…と、ワタシとほぼ同い年(…ということは比良山荘なんかとほぼ同い年)。
 創業者は古波藏登美、没後に兄の古波藏保好が2代目店主となった(~2001)。若い頃に古波藏保好のエッセイを随分と読ませてもらった身としては、そこも染みてくる。
 場所は県庁も近い久茂地1丁目…と那覇の中心部で向かいやすい。築60年のどっしりした屋敷が、現代的な高層ビルに囲まれてポツンと建っている。…むむむ、まあ、台風の強風とかから守ってもらえて、いっか(笑)。

[へべ]
 ここは琉球王の食膳か?

 ビルと駐車場に囲まれた街中にぽつりと残された、風情ある琉屋。苔むした瓦屋根、門から戸口までの木々に蘭の花々が彩りを添える。

 広々とした客室を個室利用。
 壁には授乳中の沖縄女性を描いた額が…ん?この画風、なんだか見たことあるような。
 隅のサインを見ると、やはりFoujita画伯作品のレプリカでした(1938年に来沖)。オリジナルは秋田にあって、なんと畳2畳分もあるとか。キリリと眉濃い授乳マダム、そのサイズだと(圧)迫力ありそうですわー。
 (後日検索:秋田県立美術館の平野政吉コレクション『客人(糸満)』1938年 油彩 114.5×89.5cm)
美栄
[AQ!]
 昼2コース/夜3コースの用意。今日は昼の9品コース。
 飲物はオリオンビールから、まさひろ十年へ。泡盛は5銘柄ほど置いている。

豚肝味噌和え ンジャナバースーネ
 スッと出される。酒も合う。
 ンジャナ=苦菜、スーネー=豆腐白和え。ンジャナバースーネ=苦菜葉白和え、ってか。
みえ
ぽーぽー
 お手でどうぞ♪
 アンダンスー(豚の油味噌)を巻き込んだ琉球クレープ。典雅。

[へべ]
なかみの吸いもの
 琉球漆器を基調とした器はそれぞれに美しく、この店らしい品のいいセレクト。
 細く繊細に刻まれた豚の中身と出汁だけ、吸い口すらないのが潔い中身汁の、とことん丁寧な仕事から生まれる、雑味のない清らかな味わい。

[AQ!]
 出汁の酸の表現の美しさ。香料として、フイフアチ。
美栄
芋くずあんだぎい
 うむくじアンダーギー、味・香り・食感の織りなす高貴。

[へべ]
 芋葛(いむくじ)揚げは、表面は軽くさっくり、中は色鮮やかな赤紫でねっとりきめ細かなコントラストが楽しい。
 紅芋それ自体の味わいを引き立てる、ほのかな甘さで。
美栄
美栄 みぬだる 田芋のからあげ クワンソウ甘酢漬
 蒸した田芋を揚げてから軽く砂糖醤油にくぐらせたという田芋揚げも、薄切りの豚肉を覆う黒胡麻の香ばしい「みぬだる」(黒ジシ、とも。沖縄料理の調理で蒸しものは比較的珍しいとのこと)も、まさに丁度これくらいだといいなぁ、と思うくらいの味加減で。クワンソウ(キスゲのような色がきれい)甘酢漬。

らふてえ うぢら豆腐
 ラフテーに添えたゴーヤは極薄のスライス、細かいところにも包丁の冴えが光る。

[AQ!]
 うじら豆腐は、沖縄風がんもどき。
美栄
美栄 耳皮さしみ
 「沖縄では酢の物の和え物のことをさしみといいます」だそう。
 爽、美。

昆布いりち
 、、、洗練の極み! 絶品!!
 “くーぶいりちーなら食べたことあるよ~”…と思った不明を恥じる(^^;)。
 何というか、信じられないような、天の調べ、、、の、昆布炒め(^^;)。

[へべ]
 一つの典型かと思ったのが、綺麗に細く刻まれた昆布の間に、具(三枚肉・薄揚豆腐・蒲鉾)や出汁の旨味をふわりと抱き込んだような昆布イリチー。
 さらりと品の良いおいしさに、この料理をこれほどまでに好ましいと思ったことがあっただろうか…と天を仰ぐ。
美栄
トゥンジージューシー
 この日は冬至ということで、〆のごはんは田芋の入ったトゥンジージューシー。
 あぁ、しみじみおいしい…(南瓜の煮物よりこっちがいいなぁ)。田芋の茎も少し入ってて、ちょっぴりお焦げもあって、思わずお代わり。
美栄
 どれも料理自体はなんら奇をてらうところない正調の沖縄料理。多くは聞いたこと、食べたことのある品々が、この店に大切に受け継がれてきたであろう丁寧な仕事によって、凛と端正に供される。店の人々からも、その仕事への誇りと愛が伝わってくる。
 穏やかで滋味深い味わいは清く格調高く、美酒の酔いとともに静かな感動が広がり、胸を満たしていく。ぜひまた(今度は夜に)訪れたい一軒。

[AQ!]
 ああもうそんな季節だ…と、冬至ジューシー、まるっとおかわり、いくらでも食えそうだ(^^;)。からし菜の緑かまぼこの色彩が面白い。

 いやあしかし、凄い店、痺れました。凛としてるよなあ。典雅、高潔にして気品漂う。これが、美味・美食だ。
 …でも、なんつーか、そんなカマエてないのもイイのよね。気軽さもある。サルもそうだし、接待はごく感じのいい若い人がさりげなくすんなりとサービスしてくれる。クソ高いわけでもない。
 まあ、オレたちが言わんでも『美栄』は、沖縄の中心の那覇で最も有名で高名で琉球料理を代表する一軒なのだけど、「そーゆー」店がホントにイイのよ♪…って「案外、無いこと」であり、そこは那覇は誇っていいよなあ…って(^^;)。

 食後、「よろしかったら店内、ご覧になりますか?」と声をかけていただき、2階の個室や所蔵品などを拝見した。ありがたや♪

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  みもっと  mymot
  
目黒区目黒1-24-7 mymot.jp/thai
日月火休

・ 目黒のタイ料理

みもっと 2021年 1月 ☆☆

[はじめのひとくち]
カイジャオパッポンカリー
 パッポンカリー風味の伊達巻
トムヤムカイプラー
 トムヤム風味の数の子
サムンプライ ソンクルアン
 ハーブとナッツの甘辛クリスピー
[スープ]
ガイ トム カミン
 チキンのターメリックスープ
[冷菜]
ヤムピウソムサー
 金柑とダイダイの香りのサラダ
ヤムウンセン
[箸休め]
ナムプリックオーン
 チェンマイ式トマトと挽肉のディップ
カームー
 豚足とスネ肉の煮込み 煮凝りスタイル
[温菜]
カイソーンループ
 うずらの卵のタイ式スコッチエッグ
ゲーンチューチー
 揚げ魚のカレーソース
[お食事]
ゲーンソム パック プラー
 旬魚と野菜のサワーカレー
[デザート]
カノム チャン
 しましまういろう
ファクトーンゲーンプアット
 南瓜のココナッツミルク煮

みもっと みもっと みもっと みもっと みもっと みもっと みもっと みもっと みもっと


みもっと 2022年 3月 ☆☆☆

[はじめのひとくち]
ポピアソッド
 あん肝と山菜の生春巻き 花山葵のソース
[スープ]
スップヌア
 タイ南部式 但馬玄のビーフスープ
[冷菜]
タイプラーソンクルアン
 タイ南部式 魚の内臓の塩辛ソースのサラダ
トムカーガイ ボーラン
 ココナッツとカーで煮た大山丸鶏 チリジャム
ヤム ホイタラップ
 ハマグリと金柑のサラダ
[温菜]
マッサマントードマンファラン
 マッサマンカレーソースの芋 インカのめざめ
プラームックパッドカイケム
 ホタルイカの塩卵炒め
ヌア カレー ヤーン
 タイ南部式 但馬玄のバーベキュー
[カレー]
ゲーンタイプラー
タイ南部式魚の内臓の塩辛カレー アンコウと独活
[お食事]
カオクルックプラートード
 タイ式混ぜご飯 鰆
[デザート]
水菓子
 いちご
タイ菓子/季節の和菓子
 バタフライピーの桜餅
 +Znestra Crocizia
 +18 La Goujonniere Azay-Le-Rideau Chenin
 +GW Inspiration Sons of Wine
 +悦凱陣無濾過生 八反純米酒平成三十酒造年度
 +志賀高原Pale Ale
 +Palli & Genesia sous le vegetal
 +抹茶

みもっと みもっと みもっと みもっと みもっと みもっと みもっと みもっと みもっと
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  ミュン (新宿)
  
新宿区新宿1-3-8
11:00~15:00/17:00~22:00 無休

・ 新宿のベトナム料理
 閉店されたとの噂。

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  ベトナムDining ミュン
  
文京区小石川1-11-13
11:30~14:30/17:30~23:00(金土27:00) 日祝休

・ 春日のベトナム料理
 「すごく久しぶりに行ったら、ベトナムっぽさが減っててビックリ」(へべ) (2002.3)

 長く「ミュン本郷店」として「本郷4-2-8」で愛されてきたが、上記へ移転だそう。まあ、近所か(笑)。 (2013)

 ネット情報によると閉店とのこと。

 
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  ミ・レイ My-Le
  
大田区蒲田5-1-4 03-3732-3185
17:00~22:00(土日祝~21:00) 月休

・ 蒲田の素晴らしいベトナム料理
 大変な人気店で週末など予約必須…というか予約を取るのもお早めに、かも。 (2004)

2004年 2月 ☆☆

 *長芋のスープ
 *チャージオ
 *青マンゴと干し海老のサラダ
 *牛肉のレモングラス炒め
 *ヘチマと春雨

MYLE1 [AQ!]
 蒲田ミレイ。東京ベトナミーズの代表店と言われることが多いようだけど、ホントーにそうだった! うまー。

[へべ]
 評判を裏切らない旨さ! 周囲の街の雰囲気はなんともいえないけど店内はなんだか美大のそばの店みたいな感じでレトロおしゃれ。長芋スープが旨くてたっぷりあってトロトロしていてファンになりました。ヘチマと春雨(定番の組み合わせだったのね)などなど、いずれも鮮やか。辛さもビビッド。

[AQ!]
 周囲の街のふいんき…って、あーた、ここら辺りっちゃ、和賀英良が亀嵩の男の頭かち割るわ、真樹日佐夫先生(へべと誕生日が同じ)は梶原一騎先生と一緒にヤクザの長ドスを下駄で受け止めちゃうわ、京浜安保のオニーサンたちは下宿で自家製爆弾のパワーアップに余念がないわ、俺ら目蒲線沿線の厨房は蒲中に睨まれてカツアゲされて身ぐるみ剥れちゃうわ、って、どえりゃー土地なんですよ、奥様ほーほほほ (最後の一項だけは一応実感がこもっている地元民なワシ(^^;))。
 …って、最近は、そういう迫力のある土地じゃないみたいですから、訪れる方はご心配なく(^^;)。

2015年12月 ☆☆

 *チャージオ
 *ソーセージのせ蒸し米粉
 *青パパイヤのサラダ
 *エビのこしょう煮
 *ニガウリと牛肉の炒めもの
 *海老揚げ
 *フォー・ボー
 *スペアリブのせごはん


2019年 3月 

 *生春巻
 *牛肉とレモングラスのサラダ
 *揚げ春巻
 *バインセオ
 *茄子・春雨炒め
 *烏賊レモングラス
 *スペアリブグリル
 *フォー
 *デザート

[AQ!]
 大人数。
 まあ、コースは、忌々しいほどフツーだヽ( ´▽`)丿
 まあ、超ベテラン店。

[へべ]
 細かい点では美点もありつつ、コース自体はごくフツーだったねー (^^;)
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  MINH CHÂU QUÁN 伊那  ミンチョウ
  
長野県伊那市山寺3172-7 090-1804-5873
火休

・  
伊那市のベトナム料理

  ミンチョウ
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  ムアン・タイ・なべ
  
千代田区神田神保町2-13 
11:30~16:30/17:30~22:00(土21:00) 日祝休

・  
神保町のタイスキ

 神田神保町1-35-2『ムアンタイ』へ移転…という形をとった模様。

 
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  メ イ  May
  
品川区上大崎2-16-1
11:30~14:30/17:00~22:30 日月休

・ 目黒駅前のビルマ料理
 一時、ディナーの通常営業を休んでいたが、2013年11月再開とのこと。

 公式サイトによると「Mayは2015年12月20日を以て閉店しました」とのこと。まことに残念。

2013年 8月 ☆

 *チェッターアチンチェ
 *干し魚とトマトのカレー

[AQ!]
 夜は4人以上予約のみ。…の店のランチ。500-1000円くらい。
 ほのぼのしみじみ、期待通り、近くのついでのランチには是非寄りたし。
 豆とスープとふりかけ、お茶が付く。
 カレーは、トマト…よりオクラが目立つ。香菜の量は尋ねてくる。

[へべ]
 そうか基本はランチのみなのか…と営業コードなど確認しつつエレベーターを5階で降りてドアを開けると、意外なほど広々とした店内に、ちょっと驚く。ゆるいカフェ食堂(やや昔風)的なつくり。カウンターの向こう側は、なんとなく「撮影用のキッチンセット」みたいに見えるオープンキッチン。テレビモニタには当然の如くビルマ語カラオケが流れる。なんとなく昭和。

 料理が来る。カレーは、干し魚が具とダシを兼ねてていいお味。オクラとゆで卵も載ってて、卵との相性が、なかなか。チェッターアチンチェは、肉と茸の炒め(炒め煮だっけ?)的なもの。食べてみると、これまたなんとなく昭和っぽい。よその家に遊びに行ってたら時分どきになって出てきたおかず、みたいな、しみじみとした味わい。カレーと行ったり来たり、ふりかけ(結構辛い)を試してみたりしつつ、なごみ系エスニックのランチタイムは過ぎてゆくのでありました…。

メイ 2015年 8月 ☆☆

 *シャンカオスェ
 *ケヤンティナッ

[AQ!]
シャンカオスェ:ナッツとトマトのタレをかけたシャンの麺。スープ版。
ケヤンティナッ:ナスと豚肉炒めをご飯にかけて卵をのせた。
 どちらも酷暑にもめっさウマ。
 ふと隣卓に、当家も愛読してる筆者さま御一行が打ち合わせ中で、にわかにコーフン…のランチ(^^;)。

[へべ]
 シャンカオスェは、なぜか太めと細め2種類の麺が入る。和え麺・汁麺どちらもありで、一瞬迷ったけどここは汁麺で。
「汗をかいて暑さを吹き飛ばす」作戦、ばっちりだったかも。トマトの麺と、こってり味のナス豚炒めは好対照で、元気倍増!
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  メコン川
  
品川区上大崎2-16-4 
12:00~13:30/17:00~23:00(日祝夜のみ) 無休

・  
 「閉店したみたいだよ」と知人が言ってました。

 
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  メーヤウ
  
新宿区信濃町21大門ビルB1 03-3355-0280
11:30~20:00(土~19:00) 日祝休

・ タイカレー店
1996年10月

 *豚肉カレー
 *スープそば

[AQ!]
 近所にあれば便利だろうなぁ…
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  モーラム酒店  Molam Saketen
  
渋谷区円山町16-8 03-6712-7747 www.facebook.com/molamsaketen
12:00~14:30/18:00~24:00 土昼・日休

・ 神泉駅前のイサーン料理店
モーラム 2018年11月 ☆☆

 *田舎のソムタム イサーンの子供レベル
 *豚バラ唐辛子ニンニク揚げ
 *焼きナスのヤム
 *酸味がサイコー! イサーンつくね
 *パクチー別盛り
 *ナンプラーキャベ
 *トムセープ:モツの透明なトムヤム
 *コームヤーン
 *小さなパッタイ
 +生ビール
 +センソム・ハイボール
 +グラス赤ワイン

モーラム [AQ!]
 美味しさと使い勝手の良さ・居心地の良さが、実にありがたきバランス。概ね小皿で、2人でこれくらいはペロリ…なの、いいわあ。実際のタイの屋台風やし。
 料理の、「勘所」「ツボ」の押さえ方がまた、実にありがたい。ソコですよソコ! レモングラス・バイマックルー・カー…あたりの質は、あまりケチらない。
 イサーン料理店なので辛さはかなりイクけど、俺ら的に振り切れる直前まで。また、ヤバめの皿は辛さ調整が効くモノ多し。

 つくね・トムヤムもつ…は絶賛。コームヤーンも多くの他店と、ぜんぜん違う。俺ら的にイサーン屋必携?のキャベツも「次も頼んじゃう」アセゾネ。

2019年 4月 ☆☆

 *ナンプラーキャベ
 *揚げタマゴ
 *田舎のソムタム イサーンの子供レベル
 *ネーム
 *豚ラープ
 *サイウア
 *空芯菜炒め
 *トムセープ:モツの透明なトムヤム
 *コームヤーン
 *ガイヤーン
 *スアロンハイ:イサーン牛ステーキ
 *小さなパッタイ
 +ビアラオ
 +グラス赤ワイン

[へべ]
 ~4人いると何でも頼めて素晴らしいヽ('∀`)ノ
 ~揚げタマゴはここでもやはり良き伏兵
 ~スアロンハイはちょっとお時間かかりますがグッドです♪
 ~ネームかサイウアか、それが問題だ(2人のときは)
 ~グラスワインはワンカップ型
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  ヤッタナー
  
新宿区百人町1-11-31
11:30~22:30 無休

・ 新大久保のミャンマー料理
 閉店されたらしい、と聞きました。 (2008)

1995年 3月

 *チキン野菜サワースープ
 *豆とお茶炒め
 *春巻サラダ
 *酸味ミャンマーソーセージ
 *魚スープうどん
 *海老カレーココナツ御飯
 +ミャンマー茶

[AQ!]
 ミャンマー語カラオケ大会も凄かった。料理、気に入った。

[へべ]
 さすがの新大久保。(^^;)
 日本人の方が少ない中、まるむし文字テロップ付きミャンマー語からおけの続くここは出島か租界か、状態で面白かった。料理はエスニック色は強くて、かつあまり辛くなくてヨイ感じ。すごくおそうざいっぽい。
豆とお茶 :これおもしろい。豆とニンニクが揚げてあり、お茶の苦味がいい感じ。
春巻サラダ:甘酸っぱいカレー味の刻みキャベツ&春巻。
ソーセージ:見た目が予想を裏切る1品。でもって、おいしい。
うどん  :これ濃くておいしかった~。細い麺に、こっくり魚スープがどろろん。
ミャンマー茶は、いわゆるチャイみたい。サンザシせんべい(?)出ました。
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  ユララ  YuLaLa
  
京都市下京区万里小路町163 080-6214-2546 www.facebook.com/yulalalaos
17:00~22:30 火休
2015年開業
・ 京都のラオス料理
 

YuLaLa 2019年11月 ☆☆☆

 *零余子 ラオスのハーブ塩
 *ソムパク かぶら菜漬
 *ソムパー 自家製小アユのなれずし
 *ソムムー 自家製豚肉のなれずし 赤蕪添え
 *オラーム 牛肉とナスの具だくさんとろみスープ
 *コイパー ヨコワとハーブのサラダ
 *ピングアパン ラオス風牛つくねのバナナ葉包み焼き
 +Beerlao
 +Minervois Chateau Mignan

YuLaLa
[AQ!]
 昼食は鮒寿しの宴。膨れあがった胃も、20時を回ると落ち着いてきた。
 ふむふむ、どうしましょうか。
 一つ、腹案は携えてきた。

 ラオス料理…という、えらいマイナージャンル(?)の料理がある。
 ラオスや東南アジアに縁ある層はともかく、日本でラオス料理と言われても、、、な。
 そんなラオス料理と我々に接点が出来たのは、ベトナム/カンボジア/ラオス料理を供する「アンドシノワーズ」でのこと。
 まあ「アンドシノワーズ」さんの料理はみなウマ!…なんだけど、妙にボクらに「刺さる」のが『ラオス料理』名乗りで出てくる皿…であった。ラオス料理か、へえ!
 そうかラオス料理か♪…と覚えはしたのだが、ラオス料理ってアクセスがムズい(^^;)。「アンドシノワーズ」自体、予約困難店になっちゃったし(そう言えば、食べログに載ってない予約が取れない店…って括りの極北の一つか)。
 「ラオス料理」でググる捜索はかけてみるが、ひじょーに難しい。そもそもとても少ない。あっても大概が、「ラオ・タイ料理」みたいな合併版で、その多くがネットで見る限り…ではあるけど実質タイ料理に引っ張られてるかな~って感じ。
 まあネット観察上…ではあるんだけど、「本格的ラオス料理」を感じさせてくれる営業店舗は極めて少ない。そのレアな検索ヒットの中に「これは本気か?」感のレストランが1軒あった。
 京都に、な♪
ユララ
 その店、「YuLaLa」に行ってみることにした。
 ただ、まあ、今回はこんなシチュエーションだし、時間もいい加減遅いし、行ってみて覗いてみてまあ何なら次に来るための店の場所チェックだけでもいいか、、、って感じで。
 宿からは歩きで10分ちょい…と割りと近いし。

 柳馬場仏光寺下ル…って言い方でいいのかな、京都ならではの直交格子な町並なので迷わないけど、かなりコチャコチャしてわかりづらい場所。駅からちょっと距離がある。…思うに、磔磔の近く。
 あれ?此処かな…ポッと小さな灯りに雰囲気が漂う。
 ごめんなんしょ、と、扉を開けて様子を窺う。すぐの大卓の宴が盛り上がっていて、一杯かなあ…と思ったのだが、奥の小卓は空いてそう。お尋ねすると、そちらへ通された。
 小体な店内、エスニックテイストの装飾がめっちゃハイセンス♪
ユララ
 品書を見るだけで楽しい。どの頁からも「ラオスだよ~♪」って声が聞こえてきそうだし、料理説明のカラーイラストが綺麗(マダムが美術系…だっけかな)。
 注文は、悩む(^^;)(いつもほどの空腹ではない、こともある)。
 とくに、ラオス料理の花形の一つ“なれずし”をどうしようか問題。いつもならすぐに当確…ってもんだが、本日は昼に鮒寿しを一年分(笑)も食ってきた(質的にも日本最上級の…)、その夜である。
 …なのだが、自分の身体に聞いてみると、、、やっぱ「食いたい」のである。さすが、乳酸菌さまは偉大だ♪ 結局、魚なれずしも肉なれずしも、お願いすることにした(^^;)。

零余子 ラオスのハーブ塩
 ムカゴを新鮮な気分のいただき方で。
ユララ
ソムパク かぶら菜漬
 現地では室温40度(!)とかの条件でワッとやってしまうそうだが、こちらでは逆にやや低めで漬けたという。餅米も使う漬け、生姜の心地よい効き。
 この小鉢の、役目的にはアミューズ相当くらいのソムパクが、ヤバイ♪
 匂いで、ひと口いっただけで、煩悶するほどに(笑)ウマイ。漬物の魅力を全身に感じる、バランスの良さ。

ソムパー 自家製小アユのなれずし
 「ソムパー」はグランドメニューにオンリストしているが、時々で魚は変わるようで、本日は小鮎。
 エスニックな高坏調に乗って登場。
 お、イケるイケる♪ これは良いで~す。綺麗に漬かってる(餅米と数ヶ月)、フレッシュさと熟れ方との良い塩梅。
 (小鮎だと鮒とだいぶ距離があるのも、ヨカタ(^^;))

ソムムー 自家製豚肉のなれずし 赤蕪添え
 豚挽肉+豚皮+餅米の2週間以上漬けを、炙って供す。
 期待通りの旨さで、スルスルと進んでしまう。むしろ、フツーにウマイ。赤蕪も嬉し♪
ユララ
オラーム 牛肉とナスの具だくさんとろみスープ
 “コレ!…は旨そうじゃ”とお願いすると、店でもイチオシの一つです…とのこと。
『ラオスのおふくろの味。ナスをとろとろになるまで煮込み、牛肉、きくらげ、きのこ、青菜などをたっぷり入れて、パデーク(魚の発酵調味料)、ディルの風味に仕上げた最もラオスらしい料理』
 個人的に「おふくろの味」…って何やねん?、ってよくわからないし(笑)、自分自身、日本の料理で「おふくろの味」って感じがするものって無いのだけど、コレは何だ、「おふくろの味」…って言われてその気になるような希ガス!(笑)
 …なんて話はともかく、どこか根源的なお味で、ううむ、貪るようにいただく(^^;)。大地に風が吹きつける中、楽しいおうちで食べる料理。こみあげてくる美味。
 次に来る機会を得たとして、コレを頼まないでいるのは難しいだろう…逸品♪

 この料理説明にも出てくるが、パデークというのが、周辺国で言うとヌクマムやナンプラーに該当するところの、ラオス魚醤。
 魚醤の一種だが、主に川の小魚から作られるそう。このパデークの香りもラオス料理特有の魅力かなあ、と思う。

 ビアラオから赤ワインへ流れながらこの5品が「様子見」の注文分。
 様子見…というか、こんなもんかな?と思っていたのだが、あまりの美味しさにイヤシンボさんたちは2品ほど追加(^^;)。


コイパー ヨコワとハーブのサラダ
 『霜ふりにした魚、ミント、パクチー、ライム入り』
 …で、本日の魚はヨコワ。具合よくリフレッシュ。
YuLaLa
ピングアパン ラオス風牛つくねのバナナ葉包み焼き
 ディル、レモングラス、数種のハーブと唐辛子。赤いペーストが添えられるが、トマトのチェオ(ピリ辛トマトソース)。
 きっちり2重に巻かれたバナナ葉は表面が真っ黒に焼かれている。ワクワクと開封すると、平たいハンバーグ状に本尊が現れる。ほわっ♪
 ハーブでいただくお肉の美味しさがタップリ♪

 …気分は、この後、カオニャオとそれに合いそうなおかず…と進みたい気持ちで一杯になるのだが(^^;)、時間とトシと腹具合…に相談して、本格的にいただくのは次回に回すとす。
 …そう、コチラはもう、「次、いつ来ましょう?」気分な1軒。

 と、ごにょちゃら話してるワシらに、マダムは「今年のラオス研修旅行の写真、見ます?」と嬉しい御提案。
 市場の写真を見ると、オラーム用ハーブミックスとか、売っている。
 色々とラオスの話を伺い、調味料類の味見など、ありがたいアフタータイム。

※つい、半分笑い話…の方をよく記憶してしまうのだが、現地でのラオス料理は(ある意味)食べるのも習うのもタイヘンだそう。
 (東南アジアあるある…ではあるけど)何でもかんでも化学調味料とオイスターソースをダーっと入れるのが現代流のようで、「いやあそうじゃなくて、もっと昔の作り方を知りたいんだけど」と言っても、「え、なんで? なんで入れないの?」…の壁を突破するのが、実に難しいらしい(^^;)。 (オススメは料理自慢のご家庭、一部の市場の食堂…とかだって)
YuLaLa
※こちらは、店で使うハーブや野菜は、けっこー身内のファームでまかなってるそうなのだが、ハーブの季節イメージが一般の人はけっこー実情と違ったりする…話。
 (他でも聞く話だが)コリアンダーなんか、真夏の暑い盛りに「さぞやイイのが沢山出ますよね、ルン」って感じでみえる方も多いそうだが(たしかにそーゆー「イメージ」はある)、ご存知の通り真夏なんかはコリアンダーは(下手したら)質的にも量的にもスカタン(^^;)。
「逆に、今時分は、種類も揃うしイイんですけどねえ(笑)」

※ラオスでも、水牛は、食材として・様々な仕込みに…活用されるそうだ。
 ホント、「もうちょっと日本でも水牛が簡単に手に入ればなあ」…と言っている料理ジャンルは多いよなあ。
 北海道や千葉の水牛酪農がもっと栄えると、少しは好転するものなのだろうか。

 …と、雑談にワタシの妄想も広がるのだが、それはともかく言えることは、「 ラオス料理うまい! & ここんちの料理うまい! 」ということ。
 また寄らせてください♪


YuLaLa 2020年 1月 ☆☆☆

 *壬生菜のソムパク
 *金柑とレモングラスのヤム
 *ソムパー 小アジ
 *エゾ鹿のロースト、ハーブ和え (サーシンファン)
 *ラオス風筍スープ (ケーンノーマイ)
 *オラーム 牛肉とナスの具だくさんとろみスープ
 *合鴨ロースの甘辛煮 (オップペット)
 *カオニャオ黒米入り お供の茄子
 *YuLaLaのナムワーン
 +ビアラオ
 +Dom. Benedetti Show Vin
 +ラオス産アラビカ・ティピカ 深煎り


[AQ!]
 おおおおお、偶然にも、初訪問から2か月で京都行に恵まれた。
 これは『YuLaLa』に行くっきゃない。今回はフルに食うぞ~!
 ボクら好みの、厨房に向かったカウンター席で。

壬生菜のソムパク
 泣けるほどにサイコー♪ YuLaLaさんの『 YuLaLaな独り言 』から引用させてもらえば、
「去年も一昨年も、畑からカブラや大根の葉が届くこの時期、ラオスの野菜漬け(ソムパック)を何度も試作してたんだけど、うまくいかなかった。
 ラオスの市場で買うそれには、大量のうま味調味料が入っていて、ラオス人に作り方きいても「入れないと美味しいソムパックは作れない」と言い切られてしまう始末。。。
 今回、琵琶湖の小鮎をつかって自作したソムパー(ラオス風ナレズシ)の飯を発酵ブースター兼旨味の素として入れて見たら、酸味は弱いけど美味しいソムパックができた、、、やっとできた。」
 …という労作であるそう。
YuLaLa
金柑とレモングラスのヤム
 鮮やかな金柑とレモングラスの面白さ。

ソムパー 小アジ
 小鯵熟れ鮨、4週間熟成。

エゾ鹿のロースト、ハーブ和え
 引用。
「エゾシカのモモ肉のスライスをパデークベースの特製だれとミント、パクチー、レモングラスで和えました。
 鶏肉や牛肉よりも血のニュアンスが強くワイルドな味に仕上がってます。ラオス北部で食べた森の動物の料理を思い出しました。」
 ハーブ叩きなどアラミニュトなんで、あんましやらない(^^;)…んだとか。鹿のなめらかな赤身に実に良く合う料理、俺っちの鹿史上に残る逸品♪

 「へぇ、“森の動物”って、どんなん食べるんすか?」と聞くと、実際はそんなには皆が食べる訳でなく森との境目辺りに住むヒト中心らしいのだが、ネズミ・竹鼠・蝙蝠・土竜・栗鼠…など多岐に渡るそうだ。
ユララ
ケーンノーマイ
 引用。
「ラオスで「オラーム」と並んで大定番のタケノコスープです。
 おせち用に保存してあった実家で採れたタケノコの水煮を譲ってもらったので、特別に作りました。
 タケノコ、塩豚バラ、カボチャ、キクラゲなどを、ホウレン草、チンゲン菜、味美菜をすりつぶして作ったペーストとパデーク(魚の発酵調味料)で作ったスープでコトコト煮ました。仕上げにはオラーム同様、もち米でとろみをつけています。」
 コイツはたまらん♪ パデークは偉大なりw。

オラームサイシングア
 引用。
「YuLaLa 大定番、牛肉と茄子の具だくさんとろみスープです。
 仕込みは、茄子とズッキーニ、キクラゲなどを、パデークやディル、ガランガル、レモングラス、唐辛子、サカーン(ペッパーウッド)、コブミカン葉等々と煮込んで生もち米を水にさらしてすりつぶしたものでとろみをつけて保存しておきます。
 オーダーが通ったら、牛サガリに塩コショウしてフライパンで焼き目つけてからカット。
 小鍋に、仕込んでおいたオーラムベースを一人前分入れて、牛サガリとキノコと青菜などを加え、一緒に煮込みます。
 具に火が通り、牛サガリ独特の赤身とモツの間のような風味とコクが十分出たところで、器に移します。
 ディルと粉唐辛子、炒ってすりつぶしたもち米を最後に盛って提供します。
 見た目地味だし、初めて食べる味だろうし、辛さもそれなりにあるんですが、なぜかホッとする味です。とろみつけに入れるもち米の出汁が多分その理由かなと思っています。」
ユララ  カオニャオとともにいただく。何か、ボクら的に、完璧過ぎて笑ってしまう♪
 ごった煮が透明で品格あるものに昇華する。

オップペット
 引用。
「合鴨モモ肉の甘辛煮。
 ノコギリコリアンダー、カファーライムリーフ、レモングラス、ガランガル、生唐辛子などを贅沢に使った甘辛だれで、たっぷりの野菜と煮つけています。
 YuLaLa の中では辛い料理のひとつになりますが、辛さの奥にあるハーブの複雑な香りを味わってください。」
 合鴨なので、煮込みは後追い入れだそう。
 ジュルジュル感ある食べ応え。

 ホントに、食の振幅のダイナミックさに興奮する。
 貴重な体験♪


  ユララ 2020年 3月 ☆☆☆

 *コールラビとはっさくのピリ辛ミント和え
 *壬生菜のソムパク
 *チェオカイパー
 *ニゴロブナのコイパー
 *ウグイのトムケムパー
 *クアセンロンサイシンカイ せせりと春野菜のピリ辛春雨炒め
 *ソムムー 自家製豚肉のなれずし
 *ケーンノーマイ
 *カオニャオ と ワケギのチェオ・ミョウガタケのスップパク
 *YuLaLaのナムワーン
 +ラオス産アラビカ・ティピカ 深煎り


[AQ!]
 もしYuLaLaがいけないクスリならボクら中毒患者だし、もしYuLaLaがマタタビならボクら猫まっしぐらだし、もしYuLaLaがあやしい教祖ならボクらカルトな信者だし、、、あああYuLaLaが真っ当なラオス料理店でホントーにヨカッタ!!!…と、ほとんど何を言うてるかわからんノリでルンルンの歩みが向かう柳馬場仏光寺下ルである(^^;)。
 ま、そのくらい、、YuLaLaに行けるとなると、上気するのである♪
ユララ
「こんばんは」「あ、今日はソッチです♪」
 …本日は手前の小個室(4人まで…くらいかな)で、とのこと。コチラの個室は外からの扉が別になっている。ちょっと素敵な“隠れ”感。

 そして“本日のお楽しみ”はもう一つ、FBの告知でも見ていたが「琵琶湖からの魚」が届いているとのこと。
 お、あったあった、卓上に
「中村水産さん直送! 琵琶湖の魚を使った限定料理」
 の品書が♪

コールラビとはっさくのピリ辛ミント和え
壬生菜のソムパク
 これが馬鹿にならない…どころか、これ一発でノックアウト級のYuLaLaの「とりあえずの一品」コーナー。今日はこの2皿。
 コールラビのちょっとの林檎っぽさと八朔…ガストロのアミューズなんかにもイケそうな、料理のキレ。
 ソムパクは今日もいい漬かり具合。およそ最も好きなお漬物…うっとり♪
ユララ
チェオカイパー
 さて、琵琶湖に遊ぶ!
 チェオカイパーは、「琵琶湖産ニゴロブナの卵に香味野菜や唐辛子を和えたもの」。
 こら、えーわ♪
 綺麗な桃色(鮒ずしのそのソレ、だもんね)。生は灰色で、漁師さんはそのままパクついちゃったりもするそう。
 「もち米のお供に◎ お酒の肴に◎」…と言うので、酒はもうやっているが(笑)、カオニャオも早くもここで頼んでしまう。ビバ・ラオス・ライフ!

カオニャオ と ワケギのチェオ・ミョウガタケのスップパク
 YuLaLaのカオニャオは、「お供2種盛と」…がマスト!、とまでは言わないが必殺。
 ワケギのスパイシーディップ「チェオ」/ミョウガタケのピリ辛胡麻和え「スップパク」…は、それ自体でも興味深く味深い。
 カオニャオは、白米と黒米混じりと選べるが、黒米入りで。
ユララ
ニゴロブナのコイパー
 「琵琶湖産ニゴロブナを霜ふりにして、ミント・パクチー・ライムと和えたもの」
 実に美味しい。変な言い方だが、ニゴロブナは鮒ずしの味がする(笑)。…いやつまり、ニゴロはニゴロの固有のいい香りを、強く持っているのだなぁ、と再認識させられる。フレッシュなうちでも香るし、鮒ずしになってなお、魅惑する。
 あらま、美味しい魚じゃ、あ~りませんか。もっと使いましょう♪
ユララ
ユララ ウグイのトムケムパー
 説明上はウグイだけど、琵琶湖の「鰣(ハス)」!
 ハス、一回食べてみたかったのだ、初ハス♪
 「琵琶湖産ウグイ(ハス)を米粉揚げにして、小芋・トマト・レモングラス・唐辛子などと甘辛煮にしたもの」
 ほほぉ、これもいいサカナじゃあ~りませんか。どうも味・香りがどうこう…よりも「小骨が多い」ところがあまり好かれないらしい。
 料理は簡単に説明すると“甘辛煮”となるが、甘辛部分をスパっと切るレモングラスやバイマックルー・カーの類の具合が鮮やか。
 全般に言えることだけど、ラオスの辛みはきっちりと旨みを押し上げてくる辛み…なのが、イイ。

 中村水産さんの、素晴らしい船上神経〆のビワマスの話なども伺いつつ、琵琶湖堪能。
 これからもこーゆー機会に恵まれるとイイなあ♪
 淡水魚の美味しさは、なんともリリカルでアート的だ。対して、海水魚の楽しさというのは「エンタメ」というのが似合うかなぁ。…などと、官能のタイプを考えてみる。

「いやあ、琵琶湖の魚でラオス料理、旨いですね~」
「(笑) そうなんですよ、魚が素晴らしいですから。ラオスでも、料理はイイんだけど、とくに北部なんかは魚が泥臭いんですよ。みんな、わりと平気で食べてんですけどね(^^;)」
 …と、両論併記というか、冷静なご主人なのであったw。
ユララ
クアセンロンサイシンカイ せせりと春野菜のピリ辛春雨炒め
 「せせり・春キャベツ・菜の花を春雨と青唐辛子・パクチー・ショウガ・ニンニクなとと炒めたピリ辛な一品」
 印象は、「春の春雨」♪
 …では、出来の悪い洒落みたいだが、本当にそう。イイ感じに一丸となった、軽いごった煮。

ソムムー 自家製豚肉のなれずし
 素晴らしい!
 ソムムーは以前にもいただいたが、今回は綺麗な酸の出方がより良いような気がした。ちょいとクラっとするくらいの魅惑。

ケーンノーマイ
 お腹具合の調整的〆(もう、あと、ちょっとだけ、食べた~い(^^;))には、前回に続いてケーンノーマイ♪
 「タケノコ・豚バラ肉・カボチャ・キクラゲ・青菜のすりつぶしたペーストが入った緑色のスープ、魚の発酵調味料パデークも効いています」
 この「緑」の成分がまた、イイんですよ~。
ユララ
YuLaLaのナムワーン
 「ラオス風冷たいココナッツミルクぜんざい。バナナ・タピオカ・緑豆・ハト麦・白玉・自家製ココナッツアイスクリーム入り」
 で、甘き夢をみる♪
 お相手の、ラオス産アラビカ・ティピカ 深煎り…が控えてるのもありがたや。

*****

 まあ何と申しましょうか、心が躍る…というか、ウキウキワクワク、嬉し恥ずかしな舞い上がりよう。
 …えー、これはさすがにさすがに、「好みが合う」としか言いようがないと思うんだけど、まあ生きていればこんだけ「好みが合う」モノに出会えることもあるんだから、生きているのも悪くはないですな、と酔っ払いは帰るのでありました♪

 実は、さすがに、1か月おきに京都のこの店に来られるのは「偶然が重なった」結果なんだけど(たまにそういう偶然はある。『ブラス洞爺』のアレックス時代だけ、いきなり4回も北海道に所用があったり)、まああまり遠くないうちにまた来られたらいいなァ。
 …とか言ってたら、見る見るうちに世の中はコロナ禍の真っただ中へ、、、(^^;) 夜はいつ明けるのぢゃ?


  YuLaLa 2020年11月 ☆☆☆

 [とりあえずの一品]
  *カブとカリフラワーのココナッツミルク煮
  *2色のニンジンとトリハムの花山椒ディル風味
  *グラニースミスの青唐辛子塩ライムマリネ
 *ケーンノーマイ
 *真アジのモックパー
 *アユのソムパー
 *オップピックガイ
 *ウアパッカートカオ
 *カオニャオ
 *ナムワーン
 +18 Momiji Le Cerbier
 +ラオス産アラビカ・ティピカ 深煎り

YuLaLa
[AQ!]
 う~ん、何とか年内にまた来られた。何だかんだいって、そうそう東京を離れる機会がある訳でもないウチ的には、ご縁を神様に感謝しつつ(^^;)。

 今晩もよろしくお願いします。
 さてと、とーぜんながら、注文を考えるところから始まる。
 …のだが、毎回、激しく迷う。まあ2人だと、品書から「これ食べたい!」と思ったものから、実際にいただけるのは半分がいいところ。(そして、残り半分もきっとウンマイに違いない(^^;))
 …何を言いたいのかというと、「(ゆえに)注文道に正解なし!」…みたいなことになってしまう(^^;)のだが、えーと、ボクらはまず黒板の「とりあえずの一品」を凝視する。
 こちらの「とりあえず」は何がとりあえずなのかよくわからない(←サンドの富澤口調でw)くらい、ヤバイ。ので。
 本日は4品のご用意。「よし、全部だ!」…もアリなのだが、さすがに、3つに絞る(^^;)。
YuLaLa
2色のニンジンとトリハムの花山椒ディル風味
 山椒はビエンチャンより北部ではポピュラーという、ディルとの絡みがゾクゾク♪

カブとカリフラワーのココナッツミルク煮
 蕪とカリフラワーをそれぞれ炊き、汁も合わせて。クリアで暖かく。

グラニースミスの青唐辛子塩ライムマリネ
 グラニースミスの酸や青さ…が、向こうでよく使う青マンゴーとか(だっけ)のトロピカルフルーツとイメージが重なる…みたいな狙いの置換系。
 こーゆーのがヤバイ♪ ワシらの、ツボ。モダンノルディックか?…ってw。
YuLaLa
 『YuLaLa』に来始めたのって、当初は「ラオス料理って何なんスカ? キョーミあるんだけど教えてもらっていいスカ?」的なスタンスであったのだが、何回か伺うようになると「ご主人、岡田シェフの料理、ヤバイっす♪」って側面の方がまた、大きく大きくなってくる。
 料理というものの宿命で、そのそれぞれの側面(ラオスの料理/この人の料理)はある。まあしかし、それは側面…っていうより、クルマの両輪のようなもんで、分かちがたく渾然となっている。
 罪なモノでね~、またそーゆーとこが、客としては、食べてるとワクワクしちゃうんですよねえ♪

 …で、本編に入っていく。

ケーンノーマイ
「…つい、やっぱ、やっぱり頼んじゃうわよ、ね♪」…とか、ゴニョゴニョ言ってるのはへべ(笑)。
 この季節は、筍のかわりに「マコモダケ」バージョン。塩漬け豚バラ肉・カボチャ・キノコ・青菜のペースト…。
 うん、マコモダケの方が好き!…とか言っといて、春に筍クンの顔を見たら、筍の方が好き!…と言ってやろう(^^;)。
YuLaLa
真アジのモックパー
 バナナリーフ包み蒸し。真鯵はディル・レモングラスのマリネ。
 贅沢にも大きな葉に丁寧にくるまれているのを開く。目の焦点がポンワリするくらいイイ香り。いただく、2人顔を見合わせながら「ダメ」「これは、ダメ」「もう、ダメ」「ダメダメ」…みたいなことしか言ってなかったような…。
 もお、ダメです、コレ。ウマ過ぎて・好き過ぎて(笑)。いや、好き過ぎだわ(^^;)。

アユのソムパー
 やっぱ「なれずし」系も何かひとつ…で、小鮎。半年漬くらい…だったっけ???
 とってもイイ具合。で、ソムパクが添えられてて大ハッピー、間引き大根葉。
YuLaLa
オップピックガイ
 とり手羽・城陽産里芋・丹波しめじの甘辛煮。レモングラス・ライムリーフ・ノコギリコリアンダー・生唐辛子…。こちらの甘辛は、甘さがダレなくてシャキっとしてるのがイイ。
 『YuLaLa』さん、これは赤ワイン(も)推し。そう言えば今日いただいているのは、マダムお勧めのコルビエールのシラーなのだが、「Momiji」って名前でラベルに紅葉の絵♪ 京も紅葉が始まっている。
 それと、とーぜん合いそうなので、ここでカオニャオ投入。
YuLaLa
ウアパッカートカオ
 ずばり、ロールキャベツ!…の、白菜版。豚ひき肉・キクラゲ・春雨…でトロトロ煮。ディル・パクチー・青唐辛子…。
 この季節は白菜版だけど、春にはまんまロールキャベツ版となるそう。夏だと、ゴウヤをくり抜いて詰める、とか。
 ベトナムもそうだけど、こーゆー東南アジアのディル使い…って好きだなあ。
YuLaLa
ナムワーン
 いつもの(笑)。あー、えーと、東南アジアの「甘いもの」は、原則的には(同じものは)「2人で1つ」注文にしている我が家だが、ここのナムワーンは「1人に1つ」。世界平和のために\(☆〇☆)/。

 今日も、強く優しく綺麗♪
 まあ、食べ歩きってのも、モチベも含めると人それぞれ色んな目的…ってか志向があるもんだけど、ウチは際立って「自分にとっての美味しいものに逢いたい」「自分が好きなもんに出くわしたい」ってのに寄ってるんだわなあ。
 …えー、そーゆー意味で、こんなに幸せなことはない。大いなる満満喫喫でふ♪


YuLaLa 2021年11月 ☆☆☆

 *豚ハツと浅漬け壬生菜の塩ライム風味
 *むかごとわけぎの花椒風味
 *枝豆と焼き舞茸のラオス塩納豆和え
 *クアカイサイソムパク 青菜漬けと塩豚ひき肉の卵とじ
 *オップイヤン 田うなぎ(イヤン)とレンコン、キノコの甘辛煮
 *寒ブナのソムパー
 *ソムムー
 *オラーム
 *カオピヤックセン
 *YuLaLaのナムワーン
 +18 J. Boutin Parcelle de Jean Saint-Joseph

YuLaLa YuLaLa YuLaLa YuLaLa YuLaLa YuLaLa YuLaLa

2022年 3月 ☆☆☆

YuLaLa YuLaLa YuLaLa YuLaLa

2022年 7月 ☆☆☆

YuLaLa YuLaLa YuLaLa YuLaLa
ユララ 2022年11月 ☆☆☆

 *焼きヒラタケと枝豆のチェオ
 *鶏なんこつ 青唐辛子 塩ライム
 *コイパー ぎんぶな
 *ソムパー ブラックバス
 *オップシンケ
 *トムチェオパー 鯛
 *オラーム
 *カオニャオ黒米入り
 *YuLaLaのナムワーン
 +18 Walldorf Max Dexhelmer Rot
 +ラオディのカクテル:大人のコーヒーラム・ミルクコーヒーラム

ユララ
焼きヒラタケと枝豆のチェオ
 焼よし 和えよし。

鶏なんこつ 青唐辛子 塩ライム
 鶏ナンコツ 肉づきよし 塩ライム香味よし。ラオスではライム→モロッコ料理屋の嘆き(レモン輸入で高い)
ユララ
コイパー ぎんぶな
 繊細 爽やか。

ソムパー ブラックバス
 ソムパーにしてもブラックバス美味しいのよね~…と盛り上がるのだが、どうも「だけど(琵琶湖の)ブラックバス、最近はけっこー減ってきた」みたいだそう(^^;)。
 旨いきれいな発酵のきれいな酸、雑味なし、ソムパク添えもたまらん。

トムチェオパー 鯛
 旨い 鯛の味と力が生きるハーブ潮汁。
 「トムチェオパー」はいつも割と「選に漏れてしまう」のだが、いただいてみると、物苦しいほどウマイ(笑)(^^;)。
 2人客にとってユララの注文会議は、、、アツ過ぎる♪ (^^;)
ユララ
オップシンケ
 ラムモモ肉のラオス風甘辛煮

 ラオディ(日本人井上さんが作るラオス・ラム)のホットカクテル。


ユララ 2023年10月 ☆☆☆

 *焼き茄子
 *柿の赤唐辛子 レモングラス風味
 *ピリ辛水菜 トゥアナオ風味
 *コイパー 真あじ
 *ソムパー 琵琶湖ブラックバス
 *クアカイサイソムパク(青菜漬けと塩豚ひき肉の卵とじ)
 *オラーム
 *トムチェオパー さばふぐ
 *ナムワーン
 +Beerlao
 +20 Cayrol Blanquette Beirieu

ユララ ユララ ユララ
YuLaLa 2024年 3月 ☆☆☆

 *アサリと菜の花のスゥプパク
 *蒸し下仁田ネギ トゥアナオ風味
 *焼きマッシュルームのチェオ
 *サーガイ
 *モックパー
 *ソムパー
 *シンクアンヘーング
 *オパデークムー
 *カオニャオ黒米入り
 +Succes El Mentider
 +ラオディのカクテル:大人のコーヒーラム

YuLaLa
アサリと菜の花のスゥプパク/蒸し下仁田ネギ トゥアナオ風味/焼きマッシュルームのチェオ
 アサリ・ガランガル/トゥアナオをちょんと乗せて/マッシュルーム菊菜

サーガイ
 炙りの、鶏ムネ・ハツ・砂肝の香草和え
 得意のハーブ和えスタイルだが、この取り合わせもまたケッコー♪

モックパー
 小ワカサギ すじえび 北部ラオス風
YuLaLa
ソムパー
 本日は、琵琶湖のニゴイ。ニゴイって「似鯉」なんだよなあ、ネーミングで損してる系魚類w。

シンクアンヘーング
 干し蝦夷鹿(パデーク塗り付け)モモ肉炙り
 どっしぇ~、めっちゃウマ! ガランガル・唐辛子・パデークのタレ…も効いて。

オパデークムー
 豚肩ロースと野菜のパデーク煮
 本日きまぐれメニューから、いつもで言うとオラームのポジションで。カオニャオ、合うに決まっとる♪


ユララ 2024年 8月 ☆☆☆

 *焼きナスのチェオ ラオス山椒風味
 *ハモと島オクラのスゥプパク
 *マクワウリ 青唐辛子のチェオ和え
 *空芯菜の赤唐辛子ブアラパー風味
 *ウアマークマラ
 *ソムパー 琵琶湖のニゴイ
 *シンクアンヘーング
 *オ マーククア
 *ソムムー
 *オラーム
 *カオニャオ黒米入り
 *YuLaLaのナムワーン
 +Beerlao
 +23 martha r____ Martin & Anna Arndorfer
 +ラオディのカクテル:大人のコーヒーラム
 +モヒート

ユララ ユララ
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  ヨヨナム
  
渋谷区代々木5-66-4 03-6407-1545 www.facebook.com/yoyonam.tokyo
12:00~14:30/18:00~22:30 火休

・ 代々木公園のベトナム料理カフェ
ヨヨナム 2017年 5月 ☆

 *豚肉と春キャベツのコムビンザン(食堂風)炒め定食
 *レモングラス香るまぜまぜ鶏飯
 +サイゴンスペシャル、パクチーモヒート

[AQ!]
 人気カフェゆえ、2回転目となると待ちは覚悟。13時前で前に6人の列、入店まで30分かかった。
 人気がわかる、居心地と味の良さ。近所だったら昼が便利だろ~なあ。実に食べやすい。
 まあ「料理研究家がプロデュースする」的…な印象は、それはそう。「ベトナム料理店」性より「人気カフェ」性が高い、それはそう。
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  ライステラス
  
港区西麻布2-7-9 
12:00~14:00/18:00~22:00 日祝休

・ 西麻布のモダンなタイ料理
 公式サイトの発表によると、2017年1月一杯で閉店とのこと。26年間続いた。お世話になりました。

1995年 9月 ☆☆

 *トムヤムグン
 *ヤリイカのガーリック炒め
 *パッパ(野菜炒め)
 *ラープヌア
 *鶏の香り包み揚げ
 *ゲーンギョワングン
 *クッティオヌア
 *ライチーシャーベット
 *クワイとタピオカのココナツスープ

[AQ!]
 たおやかで都会的なタイ料理。とっても美味。グラスワイン失念。90のドイツ白は、Drブルックリンヴォルフ? 91のオーストラリア赤は、Pyrusカベルネメルロ?

[へべ]
 ダシ味の濃ゆい、おいしいタイ料理。予約してまた行きましょう。タイ料理屋にしてなぜかワイン。ヤリイカなんか、合いましたけど、さすがに辛いモノの後ではどうかなぁ(^^;)。まったりめのトムヤムグン、微妙にナンプラタイっぽいヤリイカ、菜っ葉炒めパッパ、牛挽肉サラダラープヌアはすごく美味、おすすめで頼んだ鶏揚げは葉っぱに包んで揚げてあるとてもふっくらジューシーでおいしかった、緑カレーよし、ごはんが蒸したモチ米でおかわり付きなのもよし、クッティオヌアに至る頃には私はもーおなかいっぱいっ。シンハー、本日のグラスワイン白赤、食後酒(なんだろ、グラッパかな)隣のブティック女だかモデルだかの卓は濃ゆかったなぁ~。(^^;)

[AQ!]
 デザートでは、赤っぽい橙色をしたクワイが珍しかったなぁ。

1996年 5月 ☆☆

 *タイ野菜のココナツ風味ヤム
 *トムヤムグン
 *豚挽肉と海老の炒め温野菜添え
 *牛の鉄板焼ステーキハーブソース
 *茄子のヤム
 *カピの炒め飯
 *イカ団子のスープ麺
 *クワイとタピオカのココナツスープ
 *ライチシャーベット
 +93 Cote Chalonnaise Digoine Villaine

[AQ!]
 ダシの旨さに支えられた上での香りと味の乱舞はたまりません。

[へべ]
 ここのタイごはんは、ダシが強力で旨い~。牛焼き肉香草ソースは、とてもここらしい、香り美味がうれしい。ココナツヤムもよかった。でも、この日のなんといっても、は、カピ飯でしょ~。

1997年 7月 ☆

[AQ!]
 なかなかにしみじみと旨いなぁ。辛すぎて疲れたり、はしない、ということまで含めれば、タイ料理は、ここですね。

1998年 8月 ☆☆

 *生春巻プリンセス風
 *ホイ・ジョー(蟹シュウマイ)
 *タイ野菜のココナッツソース
 *揚げスペアリブ
 *鶏の葉包み焼
 *ヤム・ヌア
 *ヤム・マクア
 *トムヤムクン
 *アイナメの梅干し蒸し
 *カオ・ガピ
 *ゲーン・キョワン・クン
 *汁きしめん
 *ライチシャーベット、ココナッツアイス
 *クワイとタピオカ、しるこ
 +94 Cabernet Sauvigon Coonawarra - Mildara

[AQ!]
 4人で。大人数だといっぱい食べられて嬉しい。ライステラスの料理は相変わらずマイルドで食べ易く、抜かりなく美味しい。

2012年 4月 ☆

 *トムカーガイ
 *ヤムマクア
 *牛肉の味噌焼き
 *ムール貝のタイ流お好み焼
 *鶏肉のバイカパオ炒め
 *シュリンプペーストの炒め炒飯
 *タピオカとクワイの冷たいカクテル
 *ココナツアイス
 +08 Termes Numanthia

[AQ!]
 10数年ぶりにライステラスに舞い戻る(^^;)。

 辛いものが特段苦手ということはないけど、タイ料理の「激辛」との付き合いはちょっと大変。…というワシら (最近は、寄る年波のせい…も) に、「ややマイルドだが美味い」という90年代に開店したライステラスの提案は素敵なものであって、ずいぶん通ったものだった。
 つまり、「激辛はごめんなさい」だけど「ハーブ・おダシは十分」の「真っ当・正調」「良質材料」で「低(できれば無)化調」のタイ料理…ということだ。
 その後タイ料理が広まるにつれ、その方向の店もポツポツと現れたのだが、ここのとこ、「ゲウチャイ目黒」が閉まり「ラーンチンチンタイ」が閉店し、で、また
「何処行ったらいいんだっけ?」
 となってきたところであった。
 そこで、「またライステラスに行ってみようよ」と相成った。

 行ってみると、それ以後に現れた更に「フレッシュなハーブをどっさりと」使う店…ほどのキレは感じないようになっていたものの、やはり、我々の要求にバッチリの、タオヤカで美味しい料理なのであった。
 何でも、開店20周年…とかになるらしい。我々が行っていたのは、わりとオープンすぐの頃だったんだなあ。よく続けられたものです、偉いです。
 チラと御主人も見えたんだけど、ああたしかに、見覚えがある…っちゃ、ありましたわ(笑)。
 またどっかみつけるまでは、ワシらの「マイルド・タイ欲求」はこちらで満たすことになりそう。
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  ラークパクチー  Rak phakchi
  
世田谷区代沢5-6-14 www.facebook.com/rakphakchi
11:30~14:30/18:00~22:30 火休

・ 下北沢の本格タイ料理
 大変残念ながら、閉業とのこと。(2022)

Rak 2017年10月 ☆☆

 *ネーム ソッ
 *ラープガイ
 *ガイヤーン
 *クンオップウンセン
 *チムチュム
 *パッタイ
 *ココナッツアイス

[AQ!]
 ルミエルネの阿武さんが「タイ料理なんですけど、なんかちょっと、全然違うんですよ」と熱烈にオススメするので、来てみた。2015年11月オープン。
Rak
 いやホント、違うぞ。「料理の力学・理屈」がキッチリと機能したベラ旨のタイ料理。
 クンオップウンセンのウンセンの具合(味も食感も香りも)なんぞは、感涙モノ♪
 ありがたいの、出た~!

ラークパクチー 2017年12月 ☆☆

 *ネームエンガイトード
 *ナムトックコームーヤーン
 *プラーサーモンパットクンチャーイ
 *チムチュム
 *カイジャオムーサップ
 *パッパイガパオ ガイ
 *ココナッツアイス
 *カノムトゥアイ
 +Beerlao
 +Monsoon Valley 赤

[AQ!]
 バンコク旅行目前のワシらの「予習」?(笑)

ネームエンガイトード
 軟骨の唐揚げ、乳酸発酵の酸味。
ラークパクチー
ナムトックコームーヤーン
 豚トロのスパイシーハーブサラダ
 米粉・ミントも効いてる。キャベツ・赤玉葱・胡瓜。

プラーサーモンパットクンチャーイ
 サーモンとセロリのタイみそ炒め
 ガビーン!…ってくらい、うんまい。これはウマイ。絶妙の風味。サーモンがこんなに巧く行く料理も珍しい…とか言ってるワシら(^^;)。
 タイ味噌は、豆の粒が多少入っている。

カイジャオムーサップ
 タイの揚げオムレツ
ラークパクチー
パッパイガパオ ガイ
 ガパオライス。

カノムトゥアイ
 小さなココナッツミルクのプリン。小さくて250円なので、必ず頼むべし♪

ラークパクチー 2018年12月 ☆☆

 *サーモンのナンプラー漬け
 *揚げタマゴのタマリンドソース
 *サイウア(チェンマイソーセージ)
 *豚ロースのラープ(ハーブサラダ)
 *トムセープ(牛スジ肉の煮込みスープ)
 *ガパオライス
 *カノムトゥアイ
 +Monsoon Valley 赤

[AQ!]
 本日12/21。日記を見ると、昨年は12/22に行ってたヽ(^~^;)ノ。
 「本日のおすすめ」から、5品全部w。
ラークパクチー
 揚げ玉子タマリンドとサイウァはビビる旨さ。
 玉子は揚げ温泉のような具合、玉葱・パクチー…すべてが合う。
 サイウァ…チェンマイのハーブソーセージは、生姜・ピーナッツと。

[へべ]
 同じロジックで似たようなこと考えて同じ時期に行ったりするんだよねー ヽ(^~^;)ノ

 東南アジアのウフマヨだ~♪ とか、根拠なく言いたくなる (^o^)

ラークパクチー 2019年 7月 ☆☆☆

 *ナムトックコームーヤーン
 *プラーサーモンパットクンチャーイ
  揚げタマゴのタマリンドソース
 *スップノーマイ(発酵タケノコのハーブ和え)
 *ネームヤーン(もち米入り発酵つくね)
 *チムチュム
  青とうがらしとタイサラミのチャーハン
 *カノムトゥアイ
 +Beer Lao
 +Monsoon Valley 赤

[へべ]
 ネームヤーンの、ちょっとホワッとした旨さ(ピーナッツが圧倒的によく合う)と、発酵タケノコをラープ仕立てにした感じのスップノーマイと交互にやってると、幸せに夜が更けていく…。
 タイ料理では、今いちばんのお気に入り。今日の注文は、また全部アンコールしてもいいな~。

ラークパクチー 2019年 9月 ☆☆☆

 *プラーサーモンパットクンチャーイ
  揚げタマゴのタマリンドソース
 *ラープウンセン
 *ネームヤーン(もち米入り発酵つくね)
 *チムチュム
  青とうがらしとタイサラミのチャーハン
 *プラーサーモンパットクンチャーイ
  サーモンとセロリのタイみそ炒め
 *カノムトゥアイ
 +モンスーンバレー

[AQ!]
 すごくウマイ。料理が抜群。

[へべ]
 春雨のラープ、温製で全体に一体感があって、とてもおいしい♪


ラークパクチー 2020年 2月 ☆☆☆

 *プラーサーモンパットクンチャーイ
 *揚げタマゴのタマリンドソース
 *トムセープ (牛スジ煮込みスープ)
 *カノムトゥアイ
 +モンスーンバレー

[AQ!]



ラークパクチー 2020年 6月 ☆☆☆

 *キャベツのナンプラー炒め
 *プラーサーモンパットクンチャーイ
 *揚げタマゴのタマリンドソース
 *トムセープ (牛スジ煮込みスープ)
 *ガイヤーン
 *青とうがらしとタイサラミのチャーハン
 *カノムトゥアイ
 +モンスーンバレー赤

[AQ!]
ラークパクチー
2021年 2月 ☆☆☆

ラークパクチー ラークパクチー ラークパクチー
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  ラムレンカイネ
  
中央区日本橋人形町3-7-11 050-5492-3641 ramurenkayne.earth
月火水木祝休

・ 人形町のモダン・アイヌ料理
 

2023年 7月 ☆☆

ジビエ・アイヌ料理フルコース『カムイの贈り物』
 *チポロイモと北海シマエビ (じゃがいもといくらを混ぜたもの)
 *シケレぺ ラタシケプ (キハダの実 かぼちゃ等の混ぜ煮)
 *ユクステーキ (エゾ鹿肉ステーキ)
 *ユクのチタタプとカムイカム オハウ (エゾ鹿肉を叩いたものと羆肉の汁物)
 *イモシト (いも団子)
 *北海道鮭のルイペと根室産栗蟹 アマムイペ (北海道鮭ルイベと栗蟹 穀類の食物)
 *ハシカプとフレップアイスのミニパフェ (ハスカップとこけももアイスのミニパフェ)
 +PALE ALE nonno Hop Kotan
 +19 Pinot Noir Yoichi Kimura Vineyard

ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ ラムレンカイネ
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  ラーン・チンチンタイ成城 Raan JingJing Thai
  
世田谷区成城6-3-14 www.raan-jingjingthai.com
11:00~14:00/17:30~22:30 月休
2005年開業 料理長: Chiraporn Pramaul, Chiraporn Ratda ~ 佐藤頼太 (敬称略)

・ 成城のタイ料理 2011年閉店
 チラポン・プラマウル料理長はグランド・ハイアット・バンコクの副料理長、アンバサダー・ホテル・バンコクの総料理長を歴任。

 料理長の一時帰国などのため、10/1~26を休業。 (2009)

 お店のサイトによりますと、
「ラーン・チンチンタイ成城は、2月13日(日)をもちまして移転の為、しばらくの間休業させて頂く事となりました。移転先等や詳しい事につきましては、随時ホームページ上にて、ご案内させていただきますので、何卒ご容赦下さいます様お願い申し上げます。約7年の間、皆様にご愛顧賜りました事を、心より感謝申し上げます。」
 とのことです。

2005年11月 ☆☆

 [ランチ]
 *Yum Wun Sen
 *生春巻
 *Tom Yum Kung
 *玉子のスープ
 *Graprau Gai
 *Kaen Khiaw Waan Gai
 *Saaku

[へべ]
 これはしたり! スープの旨み濃厚なトムヤムクンが絶品。グリーンカレーも極上。夜も行ってみなくては~。

[AQ!]
 Graprau Gaiの、ご飯にのってる半熟玉子すら既にウマい、っていう気合いの入り方。是非、近いうちに。

2005年12月 ☆☆

[AQ!]
 今日は有料レセプション。一人1500円飲み放題(一応ちゃんとしたワインなど)で、かなりフードも出た。大盤振る舞い。「永世グラスワイン只ありがたや」券もゲット。
 やっぱ、此処んちはウマイと再認識。(***さんに敬意を表して)とりわけラープがメチャ旨とメモする。

2006年 1月 ☆☆

 *タイ風干し牛肉
 *ラープ
 *海老と春雨の土鍋煮
 *トムカーガイ
 *タイ風炒飯

[AQ!]
 美味しいよね! 干し肉をアントレにしてワインが進み、締めの炒飯まで素晴らしい出来だ。
 そーそー、タイ料理なのに、十分に辛いのに(激辛系ではないが)、途中・アフターともに、ちっとも喉が乾かないのは、かなり凄い。化調と無駄塩が無い、ってことだ。こういう調理技術は、“効く”。んだよね。

2006年 2月 ☆☆

 *ソムタム
 *トムヤム海鮮
 *鶏のスイートバジル炒め
 *豚と隠元炒め
 *海老のレッドカレー
 +シラーズ

[AQ!]
 海鮮スープは「本日のスープ」で、烏賊・貝・帆立・海老など。
 豚隠元は、隠れヒットかも。

2006年 4月 ☆☆

 *ラープヌア
 *トートマンクン
 *豚トロのスパイシー炙り焼
 *トムカーガイ
 *空心菜炒め
 *パッタイ
 *ドリアンとマンゴアイス
 +Chateau Bouscasse

[AQ!]
 「チューボーですよ」でパッタイを見て、頭の中がパッタイになって(^^;)。「カレーをパスしてパッタイ」…を(固く)テーマに決めてチンチンタイへ。
 しかし相変わらず、どれも誤魔化しがなくてウメーんだよなー、ここ。

2006年 5月 ☆

 ランチ
 *トムヤムクン
 *カオマンガイ
 *ヤムウンセン
 *野菜の森カレー
 *ハーブサラダ

[AQ!]
 今日はランチで。野菜の森はけっこう辛い。

2006年 9月 ☆☆

 *ヤム・ネーム・タレー
 *ヌア・デート・ディアウ:豚トロのスパイシー炙り焼
 *トム・カー・ガイ
 *パッ・プリッキン:豚と隠元炒め
 *カオ・パッ
 *マンゴーアイス

[AQ!]
 ヤムネームタレーは、タイソーセージと海鮮のヤム。
 ヌア・デート・ディアウもソムタムやラープのように東北料理みたいだ。
 非常に安定してハヤッててウマい。ケッコーなことであ~るのヨ。

[へべ]
 ヌア・デート・ディアウも旨いっ

2007年 6月 ☆☆

 *カシューナッツのナンプラー佃煮風味
 *前菜盛合せ
  海老と生ハムの生春巻き、魚醤ベースのハーブドレッシング添え
  甘海老のナンプラーソース添えハーブ風味
  生タコのカルパッチョ・サラダしたて、ハーブソース添え
  牛肉の一夜干し揚げ、タイ風やわらかジャーキー
  パルミジャーノ・レッジャーノ
 *ヤム・ヌア・ヤーン・パックルアン:牛肉フィレ肉の炙焼きと温野菜、ハーブサラダ仕立て
 *トム・カー・ガイ
 *クン・トード・サムロット:ブラックタイガーのパクチー蒸し・ニンニク風味ライム仕立て
 *マンゴーとオレンジピールのグラニテ
 *ラープ・ナムトック・ムー:豚フィレ肉とハーブ和え一口ステーキ
 *マンゴーとそのアイス
 *ココナツアイスに71ペドロヒメネスかけ
 +04 Marques de Riscal

[AQ!]
 プリフィクスコースが二つ出来てた。これは有用。
 うーん、また美味くなってるじゃん?
 トムカーガイ、そもそも此処のが東京ではかなりイケてると思ってたんだけど、もっと美味しくなってる。
 まぁ最近は、満席御礼をしょっちゅう叩き出すくらいで、店の姿勢も良し…、東南アジア料理店には珍しく高価新鮮材料がよく買えているとかはあるけどのー。
 一般論で言っても「とてもいいレストラン」で間違いない。
 いや、しかし、美味かった。
 ラープ・ナムトック・ムーは、デフォルトが辛いと言うので「穏やか目」でお願い、それでも程よくジーンと…けっこう辛い。ご用心ご用心。ピーナッツみたいなナッツの砕きが絡めてある(?)のが、めっちゃよろし。

[へべ]
 週末は満席も多いので、ふと思い立って平日に訪店。
 なんと、ますます美味しくなってました。うれしい…。
 ふんだんに使われた生ハーブの香りがいいこと!
 プリフィクスコースの「(冷)前菜盛り合わせ」は、進行をスムーズにする上に、こちらも色々少しずつ食べられてお互いによい企画。しかも甘海老や生タコみたいな品が、月並みでなく、おいしいのが凄い。素材の良質さもさることながら、「ハーブをきかせたエスニックドレッシング」的なソースが二色それぞれにくっきり違ったおいしさなのが素晴らしい。
 盛り合わせに当家のお気に入り「牛肉の一夜干し揚げ」がちゃんと入っているのもありがたいことでした。
 久々にいただくトムカーガイも、感激の旨さ。進化してるし。これがご町内とは、東京も大変なことになってます。
 平日も最終的にはほとんどの卓が埋まる盛況ぶりでした。

2007年 9月 ☆☆

 *烏賊のハーブ風味
 *前菜盛合せ
  海老と生ハムの生春巻き、魚醤ベースのハーブドレッシング添え
  甘海老のナンプラーソース添えハーブ風味
  生タコのカルパッチョ・サラダしたて、ハーブソース添え
  牛肉の一夜干し揚げ、タイ風やわらかジャーキー
  パルミジャーノ・レッジャーノ
 *ラープ・ムー
 *トム・カー・ガイ
 *ヌア・パー:牛フィレ肉の炙り焼きステーキ、レモングラスソース風味
 *マンゴーアイスとフレッシュマンゴー
 *ココナツアイスのペドロヒメネスがけ
 +05 Escudo Rojo

ラーンチンチンタイ
[AQ!]
 まさに「快進撃」。
 それにしても、むしろどうでもいいかもしれない所を見るに、こんな良質な烏賊やマンゴを仕入れるのにOK出してるタイ料理屋は滅多にないと思われ…ですわ。

 トムカーガイの、カーは、必ずしがんでしまうワタシたち。

2008年 2月 ☆☆

 *鶏の炙り焼き
 *前菜盛合せ
  海老と生ハムの生春巻き、魚醤ベースのハーブドレッシング添え
  甘海老のナンプラーソース添えハーブ風味
  生タコのカルパッチョ・サラダしたて、ハーブソース添え
  牛肉の一夜干し揚げ、タイ風やわらかジャーキー
  パルミジャーノ・レッジャーノとミモレット
 *季節野菜のオイスターソース炒め
 *トム・カー・ガイ
 *クン・オップ・ソース ブラックタイガーと長ネギのシーズニングソース・ソテー
 *ヌア・パー 牛フィレ肉の炙り焼きステーキ・レモングラスソース風味
 *マンゴーアイスとフレッシュマンゴー
 *ココナツアイスのペドロヒメネスがけ

ラーンチンチンタイ
[AQ!]
 夕方から雪が強くなり、長靴でチンチンタイへ。ソファじゃなくテーブルで良かった(^^;)。
 ソファではファミリーが団欒、坊やが賢い。小学校低学年くらい(?)のカレはパパに、オケの就職ではチューバよりホルンの方が広い門だ、と説いているらすぃ。日本のドモコは大変なことになっている。
 積雪の東京の癖して、店内、入りは悪くない。

 相変わらず、好調。ウマ。

2009年 3月 ☆☆☆

 *特製あれこれコールド前菜5種の盛合わせ
  ポピア・ソッド(海老と生ハムの生春巻き)、帆立温製のナンプラーソースがけ、クン・チェー・ナンプラー(活ぼたん海老と活天使の海老のナンプラーソースがけハーブ風味)、ヌア・デート・ディアウ(牛肉の一夜干し揚げ、タイ風やわらかジャーキー)、パルミジャーノ・レッジャーノ、ミモレット
 *ラープ・ムー
 *クン・オップ・ウンセン
 *国産牛のアキレス腱と竹の子・椎茸のコラーゲンいっぱいの煮込み鍋(エン・トン)
 *マンゴーアイスとフレッシュマンゴー
 *ココナツアイスの79ペドロヒメネスがけ

[AQ!]
 チラポンさんはやっぱゴイス。オレはびびる\(☆〇☆)/。
 週末予約は数日前が安心、とか。繁盛店となって、いい材料が買えて、俺は嬉しい(^^;)。
 クン・オップ・ウンセンは同種料理の最高峰レベル。典雅ですら、ある。
 エントン…アキレス腱入り酸辣湯…、ってウメーじゃんかよぉ。\(☆〇☆)/
 あと、ここんちのココナツアイスは、なんでだか激ウマ。ペドロヒメネスが、前回まで71から79になりましたー。

2009年 7月 ☆☆☆

 *特製あれこれコールド前菜5種の盛合わせ
  ポピア・ソッド(海老と生ハムの生春巻き)、帆立温製のナンプラーソースがけ、クン・チェー・ナンプラー(活ぼたん海老のナンプラーソースがけハーブ風味)、ヌア・デート・ディアウ(牛肉の一夜干し揚げ、タイ風やわらかジャーキー)、パルミジャーノ・レッジャーノ、ミモレット
 *季節野菜のオイスターソース炒め
 *トム・カー・ガイ
 *クン・トード・サムロット ブラックタイガーのパクチー蒸し・ニンニク風味ライム仕立て
 *ヌア・パー 牛フィレ肉の炙り焼きステーキ・レモングラスソース風味
 *マンゴーアイスとフレッシュマンゴー
 *ココナツアイスの79ペドロヒメネスがけ

ラーンチンチンタイ

 +06 Riesling Sekt / Steininger (glass)
 +07 Zahel Schloss Schonbrunn weiss Gemischter Satz (glass)
 +07 Sauvignon blanc / Tement (glass)
 +08 Platin Riesling / Jurtschitsch (glass)
 +Gruner Veltliner / Nikolaihof (glass)
 +06 Blaufrankisch Hochacker Weninger Burgenland (glass)
 +06 Merlot / Esterhazy (glass)
 +04 Beerenauslese / Esterhazy (glass)

[AQ!]
 2階、テーブルセットなど変更、少しだけキャパ増えて(普通の)レストラン風になったか? タイ人のフロアの男の子が入ったようです。
 料理は相変わらず素晴らしい!

2009年12月 ☆

 [ランチ]
 *生春巻
 *ガパオ・ラート・カオ・カイダウ
 *ゲーン・キヤオ・ワーン・ガイ
 *トム・ヤム・クン

[AQ!]
 一ヶ月の休店から、営業的には復活。チラポンさんはまだ来日できないそうで、佐藤さんが自ら厨房に立つ体制。
 ランチだからよくはわからないけど、とりあえず料理は大丈夫。

2010年 8月 ☆☆
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  リトル・サイゴン
  
世田谷区北沢2-19-17 
 

・ 下北沢のベトナム料理
 閉店。閉店というか、同じく下北沢にある「ベトナムカフェ・カラテチョップ」(北沢2-7-3)へ合流…みたいなことのようだ。(2010)

2001年 5月

 *揚げ春巻
 *青パパイヤのサラダ
 *蟹と白アスパラのスープ
 *ベトナム風焼肉
 *魚の煮付
 *牛肉のフォー
 +333の瓶

[へべ]
 (珈琲の)花泥棒のやってるシモキタベトナム料理店のうち、駅から近めで地下にある方。内装ちょっと凝ってて、料理出るのはちょいゆっくりめです。蒸し暑くなってくるとこういうのも食べたくなるね、とか言いつつ久々に。葉っぱ(ハーブ類)の盛り合わせが別注できたりするとさらに嬉しいのですが、どこかそういうベトナム料理屋さんないでしょうか…?
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  琉 球
  
吉祥寺本町1-29-5  0422-21-6015
17:00~24:00 無休

・  
 

 
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  ロムアロイ  Lom Aroy
  
中野区東中野1-55-5 080-6752-7151
19:00~23:00 無休

・ 東中野のタイ料理

ロムアロイ 2019年 6月 ☆

 *パックンナムプリック
 *トムカーガイ
 +シンハー

[AQ!]
 店の前を通りがかる時はいつも覗いてみるのだが、基本的にはいつも「貸切、おまかせ」って雰囲気が濃厚な人気店。
 …なのだが、フラっと入れる日もある…というネット情報に基づき「覗き」を続けていたら、そのフラっと入れる日に当たった。

 トムカーガイ、シンプル家庭版だけど、調味ばつぐん! レモングラス愛(完食可)
 日替わり、メニューはこれだけ。予約貸切コースがむしろ基本か。
 優しい常連。

[へべ]
 ついに入れた!
 立派な海老のナムプリック炒めは、ごはんに合う味。トムカーガイが、丁寧に細かく叩いたレモングラスなどのハーブ類がどっさり入り、じんわり効いてて、しみじみおいしい。
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  ロングレイン 東京  Longrain TOKYO
  
渋谷区恵比寿ガーデンプレイスタワー 03-5424-1300 longrain.im-transit.co.jp
11:30~16:00(土日祝17:30)/17:30~23:00

・ 恵比寿YGP、シドニー発のタイ料理

ロングレイン 2017年11月 

 *“ミャンカム” 海老 ピーナッツソース
 *“ミャンカム” フレッシュシトラスとココナッツ
 *“エッグネット” ビーンスプラウトサラダ
 *シーフード揚げ春巻
 *“クライングタイガー” ホット&サワーソース
 *牛ハラミ
 *アジアングリーン野菜のオイスター炒め
 *シーフードグリーンカレー
 *Longrain シーズナルデザート
 +Ebisu Meister
 +Pierro Fire Gully Shiraz

ロングレイン
[AQ!]
 1999年シドニーでオープンしたタイ料理店の東京店(まだ出来たばっか)。「アポロ」の系列店でもある、のかな。
 ガーデンプレイスタワーの39Fからの夜景に、現代的でクールで薄暗い店構え。
 料理の見た目も、暗闇の中に原色が光り、なかなかにカッコいい。
 …この辺りのポイントで、そこそこヒットするのではなかろか。

 いただいてみると、強く濃い主張がハッキリしており…ま、言えばシツコイってかなあ。
 「Nahm」なんかには似てる…という意味では、「豪州白人のタイ料理」アセゾネが好きなヒトには向いているんじゃないかと思う。
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  ローンスラータイ1950's Rong Sura Thai 1950's
  
世田谷区北沢2-17-14  03-6450-7644 www.rongsura.com
18:00~23:30 月休

・ 下北沢のタイ料理
 フードメニューは全品ワンコイン(500円)。

2010年 6月 

 *ソムタム
 *タイソーセージ盛合せ
 *カナープラーケム
 *海老とレモングラス炒め
 *トムカーガイ
 *カオガパオガイ

[AQ!]
 シモキタに流行ってるのか(?)、ワンコイン均一(ALL500円)メニューの店。まあ、向き不向きはあって、750円にしていいから材料費をもうちょっと…、という皿もあるが、全体には「タイの街場」の味の雰囲気は出てる。
 ソーセージカナーはいい、カナーの塩魚は「ゴハンと一緒に食べてもオイシイよ」とお兄ちゃん。たしかに。

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  Asian Gourmet  アジアン・グルメ
  
WR6/44-60 Gouger St, Adelaide +61 8 8231 9657 adelaidecentralmarket.com.au/traders/asian-gourmet

・ アデレードのマレー料理
  → 2019オーストラリア旅行記はこちら

Asian G 2019年 4月 ☆

 *Singapore Laksa
 *Fried Kway Teow

[へべ]
 Adelaide Central Market、アジアングルメ。

Fried Kway Teow
 へべ:チャークイッティオ=平打ち麺はピロピロ、全体に短め。色は濃い茶色ながら味はあっさり、細めのもやしが新鮮で香りも歯切れも上々、ハンドチョップ調のミンチ肉もいい。
 AQ!:クイッティオは抑え目のいい味、モヤシのフレッシュな香り、良い肉をお使いで、挽肉の部分はハンドチョップっぽく。シンガポールの18より旨いかも。

Singapore Laksa
 へべ:ラクサは麺二択のところを白い米麺で。エシャロット香味油を効かせて複雑みと軽めのまろやかさ、具では多孔質の厚揚げがグッド。食べ進むとそれなりに辛味蓄積、発汗しきり。
 AQ!:複雑味がありながら、上質感キープでとても美味。ライスヌードルかイエローヌードルか→ライス。細麺。辛味?→ちょっと→けっこー辛い…が、そこがイイ。

 どちらも旨くて大満足! いい店でした。

[AQ!]
 優秀、美味しい。
 市場場内はアルコール無しっぽい。
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  Big Bowl  ビッグ・ボウル
  
Noi Bai International Airport Ha Noi

・ ハノイ・ノイバイ空港のフォースタンド
  → 2019旅行記はこちら

Big Bowl 2019年 8月 

 *フォー(鶏)
 +Beer:Tiger, Larue

[AQ!]
 ハノイ・ノイバイ空港のトランジットで夜食。
 フォー中心の店。ブンやチャージオもオンメニューしてたけど、フォー・ゴイクン以外は「売切」扱いっぽい。
 空港のフォーにどうこう言ってもしょうがないが(笑)、ものすごくコナレてるのは確かでおいしー。

[へべ]
 BIG BOWLでチキンのフォーハノイ、パリッと新鮮な細いもやしとハーブ、青唐辛子を投入、ライムをギュギュッとしぼって。無理しない、こなれた味でするっと完食。ビールはタイガーとラルー(どっちもラベルはトラの顔)、帰国後ググってみるとラルーは中部の銘柄らしい。

2019年 8月 

 *フォー(鶏・牛)
 +Beer:Tiger

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  Bo.lan  ボ・ラン
  
House number 24 Soi Sukhumvit 53 (Soi Pai dee ma dee) Klong Toey Nua Wattana Bangkok www.bolan.co.th
月休
2009年開業 料理長: Duangporn Songivsava (Bo), Dylan Jones (敬称略)

・ バンコックのタイ料理
  → 2015バンコク旅行記はこちら

 2021年、13年の活動に終止符、閉店。コロナ禍とそのタイ政府対応によるもの…とされる。あまりに残念。ぶっちゃけで言えば、「コチラがいちばん美味しかったタイ料理」な一軒。

 2023年、再開の模様。また、監修した京都『Ayatana』も注目されている。

2015年 1月 ☆☆☆

 [ Bo.lan Festive ]
 ---
 *ยาดองกระชายดำ ก ับผลไม รสเปรี้ยว
  Ya dong grachai dum served with local sour fruits
 *เริ่มแรกระเริงรส
  Bo.lan amuse bouche
 *Second Amuse Bouche
 *จานเดย ี่ วจานเด ียว
  Single plate of the day

 *Salad of Songkla lake prawns with grilled aubergines & soft boiled egg
 *Dried prawn chili relish with a touch of coconut cream served with abundant local greens & quail
 *Stir-fried pork belly and prawn with Thai cucumber & pickled garlic
 *Grilled red curry of “KU” Beef wrapped in banana leaf
 *Coconut cream based soup with local chicken, banana blossom & Vietnamese mint
 *Accompaniment of the day
 ---
 *หวานหวานเย ็นเย็น
  Pre-Dessert
 *ขนมหวาน
  Dessert
 *ขนมหวานอยางแห ง
  Petits fours & Bo.lan blend tea
 +Chilled Lemongrass & Pandanus
 +Twilight Summer Ale, Deschutes
 +Blanc Kagua, Nippon Craft Beer
 +13 Sauvignon blanc Margaret River / Fermoy estate
 +12 Rose / elliot rocke estate
 +11 Chardonnay-234 Enate Somontano
 +13 Alvarinho contacto / Anselmo Mendes
 +12 Campredon Coteaux du Languedoc / Alain Chabanon


[AQ!]
 バンコックのガストロ・タイ料理シーンで話題の一軒。
 nahmスピンアウト組…ということになろうか、タイ人Bo Songivsavaと米国人Dylan Jonesのシェフ夫妻が営む。
 サイトのデザインは古文書なんだろうか、実際、伝統的料理の研究に基づく王道タイ料理の現代リファイン版…といった芸風である。
 そのサイトのフィロソフィーに
「Bo.lan is founded on the belief that the best Thai restaurants should be found In Thailand」
 とある通り、志は高い。

 実際コチラは、のっけから「ガツンと本気」という料理に感銘を受けた。シェフの眼光が光っているような、というか。
 この日までにガストロ・タイ料理店として「nahm」「Sra Bua」「Issaya」と回ってきて、それぞれ良いところ・面白いところはあったのだが、何処もまあ大元は大シェフの書き下ろしなんだろうが、我々のとこにまで届くのは、何となく・どことなく「流れ作業」っぽい印象が混じる皿だったのよね。
 それに対して Bo.lan の料理は活性が高く、リアルに息づいている。…まあ事実、アラミニュイ度が高い、というようなことはありそうだけど。

 ***

 注文。コースが幾つか。
 「Bo.lan Balance」というのが標準コースと聞いていたのだが、それに数点プラスされた「Bo.lan Festive」というのがある。ソレにしましょ。正月メニューか?(笑)

 最初のおつまみセット:枝豆南京豆・乾飯・醤油ビスケ、…なんか実にカンタンなものだが、古民家調を活かした店内から更に鄙びた風情を導入するのに力になってる。
 万事その調子で、こちらはイイ意味で「きちんと計られた」提供が出来る店。

[へべ]
えだ豆・茹でピーナツ、干し米、みたらしクッキー

ยาดองกระชายดำ ก ับผลไม รสเปรี้ยว Ya dong grachai dum served with local sour fruits
 カクテルグラスに茶色い酒(少し漢方的たんす風味?)、これをすっぱいフルーツ3種(青リンゴっぽいシャクシャク、茶色い殻(タマリンド?)の間の果皮、真紅の花弁風)に海塩とチリ、パンダンゼリーを添えて合いの手に、という趣向のよう。面白い!と期待高まる。

[AQ!]
 「Ya dong grachai dum」だけど、Ya dongで「薬漬」ってことらしい。grachai dumは「黒生姜」かなあ? ま、そんなタイ・リキュール。
 検索ついでに言うと、パンダンゼリーはパンダンジュースで添えることもあるようだ。
 青リンゴっぽいのは、どうも「kamias」ってフルーツのよう。茶色い「なんたらタマリンドだよん」って言ってたのは、fresh velvet tamarind かなあ。

 ウェルカムドリンクが、Chilled Lemongrass & Pandanus。ついで、クラフトビールリストが目をひくのでそれで乾杯。
 ペアリングワインは「3/5杯」が選べるので5杯コース。

[へべ]
 グラスワイン/クラフトビール/カクテル/ジュースと、4種のペアリングが用意されている(のは当地ではわりと珍しい?)。

3種アミューズ 1:
 平皿コリアンダ シャロット 上に揚げカリカリ 魚
 Uクリア杯 コリアンダ シャロット ジンジャ ムール
 ライスパフカナッペ 貝マリネ ピーナツ

 2段階のアミューズ、まずは魚介の3種。これはいい!
 「魚介と香草、香味野菜を合わせたマリネ/サラダ」と表現すればすべて同枠内の3品でありながら、甘さや香ばしさ、酸味の種類や強さなど、少しずつ味のトーンに違いが出ていて、鮮やかに塗り分けられている。

[AQ!]
 ここのライスパフはまことに快い食感。

 ワインペアリング5種は、前半戦に3杯、後半の一斉主菜に白赤。

[へべ]
3種アミューズ 2:
 茶色 肉
 発酵ソーセージ しょうがキャベツ
 薄ダック串 茶甘

 アミューズ2は肉3種。
 出色だったのが発酵ソーセージにしょうが入りせん切りキャベツを合わせた一品。発酵ソーセージの酸味がたまらない。

本日の一皿 米と茶色肉、豆小花
 続いて今日の一皿、カオパ? 味つきごはん少々に肉を添えて。ここまでいずれも味は全体にやや抑えた上品なトーンで香草や素材の味・香りが楽しめる品のよい仕上がり。求めていたのはこれだ!と大いに盛り上がる。

Salad of Songkla lake prawns with grilled aubergines & soft boiled egg
 えび焼なす、半熟玉子

Dried prawn chili relish with a touch of coconut cream served with abundant local greens & quail
 レリシュ ココクリーム 鶉・野菜

Stir-fried pork belly and prawn with Thai cucumber & pickled garlic
 豚バラ・エビ炒め タイ胡瓜・大蒜ピクルス

Grilled red curry of “KU” Beef wrapped in banana leaf
 バナナ葉包み 牛肉レッドカレーグリル

Coconut cream based soup with local chicken, banana blossom & Vietnamese mint
 バナナ花・鶏ココナツスープ ベトナムミント

Accompaniment of the day
 青菜玉子

 「本日の一皿」の後はごはんと主菜群がドドドと登場。
 ああやっぱりここもこの点はタイスタイルが…。

 スパイスをきかせてバナナリーフで包み焼にした牛肉や、甘酸っぱい焼ナスサラダ(りっぱなエビ添え)などそれぞれよい。
 けど、これを2段階くらいに分けて順に出してくれればよいのになー (外国人向けオプションでもいいので)。

 バナナの花入りココナツスープ、うす紫、品良くうまい。


[AQ!]
 こちらは、ソウルフードマハナカン同様、ゴハンが白・茶から選べる。茶色…玄米って感じなのかな、にする。

 ***

 一品ごとにきちんとエッジが立っている。
 美味しい、来てよかった、…と素直なカンドーがすぐに湧き上がる。

 ウマイ。

 極めて整理の行き届いた献立・調理で、それが一品ごとに味・香りとして客に届けられる。やっぱ、整理って大事だよなあ。
 オーソドックスな伝統派の精神に立ちながら、“モダン”も股にかけて…というか自分の範囲内に置けるような配慮のなされた料理。

 盛り方や器についても、程よく時代を感じている。
 タイ古民家イメージの内装がとても上手く行ってるし、卓上の明るさは料理を引き立てる。

 クラフトビール好きは旦那の米国人Dylanが、か?…がヘベの推理(笑)。

 ところで、えー、なにかで「アジア3大美人シェフ」…みたいな見出しを見た覚えがあるが、たしか、

 陳嵐舒 Lanshu Chen/Janice Wong/Bo Songivsava

 じゃなかったけ?
 よし! コンプリートヽ(^~^;)ノ。
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  Bon Bon Boy  ボン・ボン・ボーイ
  
656 Little Bourke St Melbourne +61 3 9642 0347 www.bonbonboy.com.au


・ メルボルンのベトナム・カジュアル
  → 2019オーストラリア旅行記はこちら

Bon Bon Boy 2019年 4月 

 *pho chicken
 *pho beef


[AQ!]
 サザンクロス駅の目の前に「Higher Ground」という人気カフェ(ランチ時はいつも行列)があるが、その隣に、不人気(^^;)カジュアル・ベトナミーズがある。
 新しそうなので認知度が低いのかもしれない。
 あと、どっから入るのかわかりにくい(^^;)。
 ただ、覗きこんだ感じは悪くないので、昼軽食に寄ってみる。

 春巻にバインミーにフォーに乗っけご飯、…と典型的品書。
 フォーは、悪くない。とくに良い…ことは無いけど、No MSGのクリアスープ、ハーブもそこそこ、モヤシが旨い(今回気付いたが、メルボルンはモヤシがウマイ(^^;))、具の肉は豪州らしく結構イイ。

 駅前のお急ぎ軽食には十分アリ♪、かな。
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  Candlenut  キャンドルナッツ
  
Dorsett Residences 331 New Bridge Road #01-03 Singapore  +65 8121 4107 www.candlenut.com.sg
日祝休

・ モダン・プラナカン料理
  → 2013シンガポール旅行記はこちら

2013年 8月 ☆☆

 *Kueh Pie Tee
  "Top hats" served w braised turnips, pork belly and prawns filing
 *Ngoh Hiang
  Deep-fried beancurd roll stuffed w minced pork and prawns, water chestnuts, mushrooms
 *Buah Keluak
  A Peranakan signature, the buah keluak or black nuts are scrubbed and aoaked for a minimum of 5days, then cracked and the "black gold" filing extracted by our chefs. It is done Candlenut style, with a thick and rich buah keluak gravy.
 *Yeye's Kari
  4th generation recipe from the chef's great grandfather, where yeye means grandfather, white coconut curry of chicken w green chilli padi, green peppercorns, kaffir lime leaf
 *Sambal Petai Prawns
  Pan roasted tiger prawns w stinky petai beans, tamarind and sambal
 *Itek Tim
  soup : Local duck, salted mustard cabbage, tomato
 *Bakwan Kepiting
  soup : Crab meatballs, bamboo shoots in rich chicken broth
 *Banana Caramel Pudding
  Steamed banana cake, caramelised banana, ginger crumble w gula melaka ice cream
 *Chendol Cream
  Signature coconut custard w Gula Melaka sauce and pandan jelly


[AQ!]
 シンガポールの特徴的食事、と言えば、プラナカン・ニョニャ料理。
 ここに「Candlenut」というレストランがある。シェフMalcom Leeが率いるこの店は「inspired Peranakan Cuisine」を標榜し、モダンプラナカン料理の世界を開拓して評判を取っていると言う。
 大変に興味深い。ただ、この店、2012年に閉店してしまった。アラ残念…なのだが、着々と準備は進んでいたらしく、2013.6にドーセットレジデンスという立派なとこに出てきて移転再オープンとなった。
 これは覗きに行くしかあるまい。

 noma調の簡素テーブルにFrantzen調のカトラリーセット、(笑)…はこの世代だとホントに意識してるのかもしんない。
 料理は大変にケッコー、幾つかは激ウマ。
 モダン…と言っても、プレゼンに新奇性を出しているものもあるが、基本的には「リファイン」スタイルで、祖父母・父母の世代のプラナカン料理を受け継ぐモノも多い。
 むしろ、「手抜きが増えてきた」近代のニョニャ料理に対して、「本来のめんどくせー」手順に立ち帰っている所がモダン、…という意味合いもあるようだ。
 厨房に日本人ハーフの子がいて色々聞けたが、
「ウチは一切ゴマカシ無しなんで仕込みは大変です。早朝からみんなでずーっと何かしら(木の実とか果実とか海鮮とか)剥いて掃除してるような毎日ですね」
 とのこと。
 (カレは、現在が兵役と厨房勤務でその後に大学…と言ってたか。シンガポールらしい感じ。“料理という仕事”にはかなり手応えがあるようだった)

 切干大根パイ以外の料理はがんがん登場して卓上に並ぶ。あまりモダンでない(笑)。
 ブラックナッツから作るBuah Keluakの悩殺力は驚倒的。辛いことは辛い料理。
 海老・プッタイ、日本以外で初めて臭豆を食べた、ウマ。この二者はやはり好相性なのか。注文時に、「プッタイ…って何か、わかってる?」的な念押し、ありました(笑)。
 Yeye's Curryは、おじいさんのレシピだとか。素直な組合せ。  鴨スープは意外なことに?、“オススメ”された一品。かなり鴨臭いのだが、魅力に転化してて病みつきになる感じ。
 デザート、ジュンサイに見えるのは何か練り物か、ナカナカよろしい。

[へべ]
 地元の料理文化、プラナカン・ニョニャ料理のレストラン。
 ブラックナッツから作る「Buah Keluak」は絶品でした。
 利用しやすく、おいしいお店。アラカルト一皿の量は案外あります。

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  chat thai thaitown  チャット・タイ・タイタウン店
  
20 campbell st. haymarket,Sydney 9211 1808 www.chatthai.com.au


・ シドニーのタイ料理
  → 2012シドニー旅行記はこちら

2012年12月 ☆

 *mhu bhing
  grilled pork skewers
 *khao mok gai
  chicken and rice braised in turmeric and five spice with green chilli and garlic sauce with rice
 *khao dtom sen
  fresh rice noodles with pork ribs in a clear pork broth

[AQ!]
 到着日昼、腹減る。まあモタレずに程よく何か食べたいネ、とへべ検索すると、すぐ出てくる人気タイ料理店の一つ。
 一休みしていたカフェからも(歩いて)近そうだったので向かってみる。

 モダンなハコ、スマートな料理…と今っぽいタイ料理だが、「安くて・ウマくて・量いっぱい」という古典的“安メシ原則”をよく押さえていて、人気が爆裂している。
 ピーク前の、11時半にもならないうちに入って良かった(但し、後日判明したところによると、回転がいいし、店頭ウェイティングリストに名前を書いておくシステムも整理されているので、待つのは苦にならない店)。

 品書も魅力的。
 食べると、日本の「安タイ」より、材料が圧倒的に良いなあ…(と、ここは溜息)。辛味の具合は「必要に応じて…」って感じだし。
 香菜は必要量が付いてる。シドニー、台湾料理「朱媽媽」みたいに香菜ケチ臭い店も、ある。
 料理の種類はかなり多いが、このkhao mok gaiは人気の一品みたい。美味。写真からはわかり辛いが、鶏、立派。

[へべ]
 豚の串焼:ふっくらジューシー、香ばしい。たれはナンプラ系。
 鶏ごはん:ターメリックとfive spice風味…というがあっさり旨い。グリーンチリのソースがよく合う。Broken rice? ぱらりとよい食感。
 豚スープ麺:とろみのある汁(ちょっと甘め)に5~8cmくらいの太丸めん、骨付肉、ハムだど各部入り。タイバジルともやし投入、ライムしぼってgood。

 3階まで客席のある大繁盛店。入り口横のミニキッチンコーナーでは春巻?など揚げてて、テイクアウトも売れている。
 早めのお昼にするりと入れてラッキー。

 暗茶ウッディに石積み壁、質感のあるモダンな内装にパリッとした絵と照明。
 こういうアジア料理店、いいなあ。

 味よし、盛りよし。3,4,5人で来てる卓も多そう。いろいろ頼めてうらやまし。
 日本のタイ料理はなんであんなに皆、メニューも味も同じになっちゃうのか (あと、辛さで勝負…に走るところが多い)、その辺は残念。

2013年 1月 ☆

 *mhu bhing
  grilled pork skewers
 *kana mhu grob
  stir fried chinese kale and crisp pork belly
 *khao padt bpla kehm
  fried rice with salted mackerel

[AQ!]
 元旦である。
 (^^;)
 さすがに世界的にお店は「やってたらラッキー」…な気配の日であるが、まあ、アジア系は開いてるだろう。…と、一昨々日に行ったばかりのchat thaiを覗く。
 OK!

 カナはものが良いし、タイのハムユイチャーハン…も素敵だ。
 盛りがよいので、2人で、串焼・肉青菜・ゴハンもの…で十分(^^;)。
 まあ、夜が軽い予定の日なら、もう1,2品って感じ。


[へべ]
 今日も大にぎわい。2階(3階もたぶん)もフル回転。

 豚串、豚カリカリ肉入り青菜炒め、塩魚入りチャーハン、シンハー。
 good!

2013年 1月 ☆

 *mhu bhing
  grilled pork skewers
 *khao padt
  fried rice with chicken, eggs and chinese kale

[AQ!]
 昼3回目。豚串とカオパ鶏。カオパ美味い。
 夕食が18時半…と早いので、このくらいにしておく。…それでも、結構、ある。

 席待ちは、店頭のリストに名前・人数・相席の可不可など記入して、番号片をちぎって持っておく。番号を呼ばれたらそれを渡して、案内される。
 メシどきは常に席待ちだが、ヒジョーに回転が良いので、さほど待たないし、スムーズだ。

2013年 1月 ☆

 *mhu bhing
  grilled pork skewers
 *gai satay
  chicken satay skewer.**includes peanuts**
 *todt mun goong
  prawn cakes with pickled plum relish

[AQ!]
 昼4回目。

 トートマングン、がなかなか美味ではないか!
 メニュー写真のように、海老を積み上げたプレゼン…では、ないが。

 ついに、「アンタたち、毎日来るねー(笑)」…と言われる(^^;)。
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  珍美真  Chin Mee Chin Confectionery  
  
204 East Coast Road Singapore +65 6345 0419

・ シンガポールのカヤトースト
  → 2013シンガポール旅行記はこちら

2013年 8月 ☆

 *カヤトースト


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  為平牛粉 Dong Huong
  
14 Rue Louis Bonnet 75011 Paris 01 43 57 42 81
火休

・ パリ・ベルヴィルのフォー中心のベトナム料理
1994年 5月 ☆

 *蒸しラビオリ
 *牛丸汁麺
 *香牛串焼飯

[へべ]
 ミント香菜もやし が豊富。

1995年 1月 ☆

 *牛丸とtripeのヌードルスープ
 *海老ブロシェット
 *排骨飯

[AQ!]
 パリのベルヴィルのベトナム料理屋。

[へべ]
 起きたら、外が、白い。
 雪が夜のうち降って、この寒さで溶けなかった、という程度か。量はさしてないけど足もとが心配。思ったより寒くはない。
 例によってクイズ番組の時間帯。風呂に入って支度して、Belleville為平へ。
 トリップうまし。海老ブロシェットはさとうきびの茎みたいな芯に擂身をのばして焼いたの。皮に包んで野菜と。よいよい。排骨飯、こうばしくておいしい。
 しあわせな葉っぱ山。ミントも香菜もいいけど、あの大きめの長い葉っぱで香菜みたいなにおいのがいいなぁ。なんていうんだろ。行くたびごとにおっきく、きれいになってるような気がする繁盛店タメヘイ(電子レンジとTVモニター導入)だけどベルヴィルの駅前の店頭の古風な電気釜はいつまでもあるなぁ。

1996年 1月 ☆

 *牛肉河粉
 *豚焼乗せご飯
 *蝦生春巻
 +青島ビール

[AQ!]
 さすがに元旦、やっているのは有色人種の店ですね。うまいっす、ここは。

[へべ]
 困った時のBelleville頼み、為平は裏切らない。輝くネオン。相変わらずの繁盛ぶり。

[AQ!]
 汁麺はTonkinose Soup、とかそんな感じの表記。牛肉と牛胆と牛団子。実に美味しくて、ハグハグ食べとなる。

[へべ]
 …ので、平らげられてしまうのではと私はいつも気が気でないけど、たっぷりあるから大丈夫。今回はベトナムビールが入っているようであることに途中で気づく。店内はいつものように色モールで飾られ、「ボジョレヌーボあり升」の貼紙が壁のそこかしこに。
 さすがベルヴィルは元旦でも店々もやってるし、人通りも多いのはマドレーヌと大違い。東洋人が多いのもさすがこの街(ジャポネはあまりいない)。今回ウィンドウに電気釜見えず。さびしい。

[AQ!]
 豚メシは、タレ漬豚を焼いてゴハンに乗せる。うめぇ~。Parisのモヤシ、も美味しい。濃い。縁がギザギザの、味が香菜そっくりの、謎の葉っぱも健在であります。

1996年 1月 ☆

 *牛肉河粉
 *焼鶏乗せご飯
 +HALIDA(ベトナムビール)

[AQ!]
 夜がグランドレストラン続きの昼には最強の為平、というわけで。

1997年 6月 ☆

 *牛肉河粉
 *焼鶏乗せご飯
 *バンセオ

[AQ!]
 変わりなく繁盛し、美味しいことでした。

[へべ]
 ベルヴィルの交差点の角のウィンドウからついに電気釜の姿が消えて、ちょっとさみしい(^^;)。それはさておき、為平はあいかわらずの大繁盛。この葉っぱシステムの日本上陸が待ち遠しい(ティエンドンのはちょっと気取りすぎ。庶民的ベトナム料理店にもぜひぜひ)。

1998年12月 ☆

 *トンキン風特製フォー肉丸入り
 *串焼牛肉飯
 *鮮蝦肉巻(生春巻)

[AQ!]
 あいかわらず、ベルヴィル駅前で最も繁盛している。フォーと飯ものは間違えないが、サイドオーダーで旨いのはどれだっけな? 生春巻は悪くはないけどもっといいのがあったはず。

[へべ]
 ネムでしたっけ、揚げ春巻に相当するものがあったと思うんだけど、いつもこれかな?と思って頼むと違うものが来る (^^;)。

1999年 4月 ☆

 *フォー
 *サテー・フォー(赤いの)

[AQ!]
 赤サテフォーは辛くないタンタン麺に香草をドバドバと入れて食べるような仕様で、新発見(^_^;)。採用に値する、ちょいと元気の出る味。

2008年 1月 ☆

 *牛肉河粉
 *牛肉串飯

為平
[AQ!]
 2品だけなら、P1(牛肉フォー)のサイズはグランでいいかも(夜のガストロノミーに備えてプティにしたのでした)。

 8年ぶり10度目の訪問、懐かしい店内。最初に来た頃に比べると、ずっと広くなっている。
 ウチらのサルのお運びのニーチャンも見知った顔のような気がする。怖い顔してるけど、実は、愛想悪くもない。
 品書が、いわゆる「写真入り」になり、超頼み易くなった。

 「15ユーロ以上カード可」の表示。「さすがにビール飲めば(15ユーロ以上)行くよね」と言ってたら、17ユーロ弱の勘定…とギリギリ、やっぱ安いんだわ。いや、これでカードはあんまり、払いは現金にしましたんですけどね。
 すげーウメェよなぁ、東京まで広げてくれよ。…でも東京店開いたら、フォー一杯2000円とかになっちゃうんやろか?(^^;)
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  EAT (Eat All Thai)  
  
2nd Fl, Groove@Central World, Pathumwan Bangkok +66 2 251 1230 www.facebook.com/eatallthai

・ バンコックのタイ料理
  → 2015バンコク旅行記はこちら

2015年 1月 ☆☆

 *Larb Mushroom
  Minced mushroom salad with peppermint, lime, and freshly roasted rice
 *Hoi Joh Jew
  Deep fried mini homemade crab sausage wrapped with tofu sheet, served with sweet & sour dip
 *Khao Pad Kiew Whan Goi Khai Kem
  Chicken fried rice with green chilli paste, served with fried salted egg from Chaiya
 +Beer Lao

[へべ]
 Siam駅からCentral Worldへは2階レベルの空中回廊伝いにいける。
 地上の歩道と違ってバイクが突進してきたりしないし、凸凹やナンプラ風味の水たまりもないし、ほど良く風も吹き抜けて、快適々々、サバーイ。
 ショッピングセンターの中でもCentral Worldはディレクトリが見やすくわかりやすい。
 その一画のGROOVE レストラン街にあるのがEATことEat All Thai。

 ウッディでカジュアルな今らしい造り。店内のテーブルも良し、表のソファ席でゆったりも、らしい感じ。
 メニューは写真入りタイ英併記英語説明あり、超明解。(ところで最終ページはベジタリアンメニュー「齋」)

 …かように店としてすこぶる使いやすいが、それにも増して、ここの料理がいい!

Larb Mushroom
 マッシュルーム・ラープ いり米・インゲン
 新鮮なマッシュルームのラープに散らした、いり米の香ばしさ。

Hoi Joh Jew
 カニ湯葉巻揚げ

Khao Pad Kiew Whan Goi Khai Kem
 カオパ 塩玉子
 ハーブの香るカオパ。

[AQ!]
 年越し一食目のランチは、セントラルワールドの新館グルーヴの中のEAT(Eat All Thai)で。
 ソムタムデーやスパンニンガの系列の新店。…だって。

 案外、空いてる。グルーヴ自体、案外空いてる。

 此処は、美味しいわー。
 Hoi Joh Jewと茸ラープとグリーンカレーのカオパ(塩玉子の目玉焼付き!)。
 茸のラープは再食したくなるくらい。

使い勝手もまことに結構。

2015年 1月 ☆☆

 *เย็นนี้ขอนำเสนอเมนูหมูปิ้งเลิศรส อาหารกับแกล้มใหม่ขายดีครับ
  Street-styled pork skewers
 *Soup Mora Toon Yud Soi
  Clear broth of bitter melons stuffed with seasoned ground pork
 *Pad Ki Mao Talay
  Spicy flat rice noodles, wok-fried with seafood and crispy basil leaves
 +Beer Lao

[へべ]
เย็นนี้ขอนำเสนอเมนูหมูปิ้งเลิศรส อาหารกับแกล้มใหม่ขายดีครับ
 豚串 イサーンきりたんぽ

Soup Mora Toon Yud Soi
 ゴーヤ ひき肉詰めスープ
 色の淡い大きなゴーヤにひき肉と春雨を詰めたスープ煮。

Pad Ki Mao Talay
 巾びろ麺 揚バジル えび・いか
 腸粉を思わせるびろびろっとしたテクスチャの幅広めんと海鮮の炒めに、濃い緑鮮やかな揚げバジル(香草)をどっさりのせて。
 頭のてっぺんからシューっと何かが揮発していく感じで辛いが、爽やか。抜けがいい。

 シドニーのチャッタイもそうだけど、こういう店が日本にもこのクォリティをそのまま保って進出してくれればいいのに…と願う。

[AQ!]
 びろびろセンヤイの快食感は、想像を超えてましたわ~♪
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  80/20 bkk  
  
1052-1054 Charoen Krung Rd, Bangrak, Bangkok +66 99 118 2200 www.facebook.com/8020bkk

・ バンコクのモダン・タイ料理
 2021年、Napol “Joe” Jantraget and Saki Hoshino シェフは『80/20』を離脱。『Samlor』『NAWA』…をオープン。

  → 2017バンコク旅行記はこちら

80/20 2017年12月 ☆☆☆

 *THAI WAGYU BAVETTE
 *NORTHERN BUFFALO TARTARE
 *NOT A CRAYFISH CURRY, NOT A CRAYFISH SALAD
 *"FUK" TONG
 *"NAEM" AND CLAMS
 *OUR NEIGHBOURS GOAT
 *SMOKY DUCK BREAST
 *THAI CITRUS
 *SWEET N' SALTY
 +Island Hopper Craft Lager
 +11 The Orient Syrah

80/20
[AQ!]
 夕食は「80/20」である。この旅の主目的の一つ、である。
 ことの始まりは、2017年4月の日記を紐解けば、
---------------------------------
 下北沢サモトラでコラボイベント。
 今回はバンコク「80/20」を招いてのポップアップだって。
 「80/20」は1年半前にオープンしたモダンでクールな店だそう。80/20の意味は、「80%がタイ食材・20%が輸入食材」とのことで、今っぽいというか現実的というかw。
 チーフシェフのJoeことNapol Jantraget(主な修業はフランス料理)と、Saki Hoshinoの両氏が来日。
 ~中略~
 当家の野望スケジュールメモ欄で、バンコク順位がすげー上がってしまいますた!
---------------------------------
 ということになる。
 そして、やって参りました♪
80/20
 「80/20」はジャルンクルン通りに面しているようだ。…ということは、BTSサパンタクシン駅から歩いて行けば、いつかは着くw(1kmくらいある…雨季だったら考えものだ)。(そして、80/20に電車で行くだけ…だったらメトロのファランポーン駅の方が近い。500m。こっちも道は簡単な筈)
 ジャルンクルンは歩いてそこそこ楽しい通りで、前回に気に入った服のブティックなどもあったので、小一時間ほど余裕ある時刻にスタート。
 サパンタクシン駅前は、いつもそうだがスゴイ人波、とくにロビンソンデパートまではゆっくりしか進めない。露店が楽しい。冷やかしてツマミ食い…するわけにはいかんが。
 …けど、駅前を抜けて進むと、割りと静かだ。かなり多くのお店が閉まっている。
 12月29日金曜19時。…ああもう「1年間のご愛顧ありがとごぜました」モードに入ってるかあ…。お目当てのブティックもみつからない(^^;)(シャッターが降りてんのかな?)

 そうこうするうちに「80/20」に辿りつく。
 カッコいいエントランス、通りからわりと覗きこめる。
 Joeシェフ・Sakiシェフ、こんばんは、ちゃんと来ましたがな~!
80/20
[へべ]
 店の造りは黒い鉄の格子が力強く印象的で、元は倉庫か何かだったという大きな空間をいい感じに引き締めている。
 照明は暗め。どのくらい暗いかというと、黒っぽいのは皿の模様かと思って食べ進んだら実は料理の下に敷かれたソースだった…という程度には(笑)。
 店の奥に見えるのはシェフたちが忙しく立ち働くキッチン(気分が盛り上がる)とカクテルのカウンター(オリジナルのカクテルも楽しそうなので次回はちょっと試してみたいかも)、ガラス張りのストック&仕込み部屋では夜の浅い時間帯は肉が次々と豪快にさばかれ、夜が深まるとサキさんがデザートの準備をする姿が見える。
80/20
[AQ!]
 壁に目をやれば、絵画やらの額装がかかり、メニューの端っこに「All Arts are for SELL」と書かれている。
 品書の基本はアラカルト。「お2人ですと4~6皿くらい頼んでいただいて、後で足しても結構ですし…」と柔軟なスタイルのよう。

NORTHERN BUFFALO TARTARE
 Fermented Bean Vinaigrette, Smoked Banana Chili, Buffalo Crackling
 北部の水牛タルタル。
 へぇイサーン料理ですか?…みたいな食べ心地なのだが、美味いのなんの♪ 発酵豆酢(?)やバナナペッパーの薫香が効いているのか、風味のよろしいこと。皮のパリパリ添え。
 「この皿は辛いですヨ」の御注意通り、かなりホット。…と言っても「バンコクでタイ料理」と思えば十分に想定内。
80/20
THAI WAGYU BAVETTE
 Cast Iron Roasted Bavette, Cauliflower and Rose Apple Puree, Shaved Rose Apple and Cauliflower, Water Chestnuts, Spiced Beef Jus, Zer-Lu-Za
 これは注文ではなくて、Joeシェフが持ってきてくれたご挨拶。なので、↑の説明通りか?…はわからない。
 食べて「(もんのすごく旨い)ヤムヌアだ~」って感じ。ハーブ使いの整理が素晴らしい。

 ところで後ググリだけど「タイ和牛」は、ひょんなことでもたらされた日本和牛・豪州和牛のスペルマを用いたホルスタインやシャロレ・ブラーマンとのブリーディングによるものらしい。現状では、多少、脂肪が入りテンダーにはなったがAホニャラは無理…のBクラス相当で日本和牛の1/10くらいの価格らしい。…つまり、(ま、ギョーカイとしては目指せA5,A3なんだろうけど)客にとってはまだ日本和牛みたいにブニョブニョになっていない、食べ頃の牛…かもしんない。とても良かった。

 初っ端から、選んだ赤ワイン「The Orient Syrah」GranMonteも大活躍。
 タイ産のシラーだが、食事のお供にバッチシ。
 このワインは北部Asoke Valley産。バンコクのAsokに泊まってるワシらとしては縁があったようだw。
80/20
NOT A CRAYFISH CURRY, NOT A CRAYFISH SALAD
 Curried Crayfish, Coconut and Ocean Custard, Lemongrass Tomatoes, Sweet and Sour Thai Herbs
 カレーで無くサラダで無い…どっちでも無きゃ何なんだw…のカレーサラダ、、、違うか(笑)。
 “カラフルで可愛いのかな”と思ったのだが、後で写真を見たらちゃんと、カラフルで可愛かった(笑)。
 食べ口も、チャーミングで軽快…だが、芯も通ってる。タイはCrayfishをよく使うね。
80/20
"FUK" TONG
 Charred Pumpkin in Soy Glaze, Charred Young Pumpkin, Dehydrrated Cha-om, Whey Vinaigrette, Cha-om Oil
 “複雑そうだな”と思ったのだが、後で写真を見たら、かなり凝っていたw。老眼をタイムマシンに乗せるような照明だ(^^;)。
 まあ目はシパシパだが、味覚はすんごい焦点のあった美味しさ。ウマイなあ。野菜だけの皿は品数をごく絞っている…俺らはもっとあってもいいんだけど(笑)。
 チャーオムが重要な働き…チャーオムって渋谷のパッポンキッチンなんかで玉子焼きで食えるあのアカシアの葉、ね。
 Fuk Tong…がタイ語でかぼちゃらしい。"FUK"のカッコはどーゆー意味か、聞けばよかったな(^^;)。
80/20
"NAEM" AND CLAMS
 Grilled Sour Pork Sausage, Clams, Herb and Clam Broth, Frozen Fruit, Peanuts
 「ネームも面白いですよ」と聞いて飛びつかない訳がない♪
 キッチリと構築されて“ネーム料理”って感じになってて、やはり、ウンマイ。
 ブロス浸し仕立て…みたいになってるのは賢い、かなあ。そして此処んちの香草は機能的だ。

OUR NEIGHBOURS GOAT
 Pan Seared Goat Loin, Puk-Ped Mustard Puree, Fingeroot Glazed Carrot, Eggplant & Southern Spice, Fermented Coconut Cream, Green Peppercorn
 う、うま、ウマ~! や、やぎ、ヤギ~!
 何でNEIGHBOURSか、聞き忘れちゃったよ(^^;)。
 この山羊肉、性質と部位の兼ね合わせか、ナイフ・フォークに対して撓ってくねるしたたかさ…なかなか切り分けにくいのであるのに、食べると、滑らかなしなやかさ…さっきまでの頑強さは何処へやら、柔らかいと言ってもいいくらいの食感。ちょと不思議。
 そして味と香りのノリの良さったら。記憶にある最高ランク♪
 ガルニの人参/茄子がまた、バッチリにも程がある。
80/20
SMOKY DUCK BREAST
 Tea-Smoked Aged Duck Breast, Local Alliums, Spicy Jack Fruit Puree, Confit Young Jack Fruit
 おっと頼んでないけど更に来たゾ!…と嬉し泣き(^^;)。ゴチになります。
 この期に及んで胃袋がバイタル化する肉の饗宴。鴨に仕えるのはジャックフルーツ♪
 今日の流れの中では、フュージョン性というかインタナショナル性の強い着地かな。
 「鴨に葱」と申しましてな…と言って、日本のフレンチはよくこの合わせ方をするのだけど、案外“合ってないぜよ”ということも少なくない。…のだけど、今日のは、抜群だ、お互いに照り映える。
80/20
THAI CITRUS
 Roast Mandarin Sorbet, Coconut Chili Meringue, Lemongrass Yoghurt Mousse, Candied Kaffir-Lime Skin, Kumquat and Orange, Rosella Gel, Calamansi Jelly, Frozen Pomelo
 “美しそうだな”と思ったのだが、後で写真を見たら、ホントに綺麗だw。
 その名の通り、口の中が、タイの柑橘祭り状態になる。実に美味で、でも祭りの乱痴気騒ぎになるかというとそうでもなくて、ピュアにまとまっている。
80/20
SWEET N' SALTY
 Fish Sauce Caramel, Candied Cashew Nuts and Shallots, Kaffir Lime "Leaf", Rosella Long Pepper Granita, Fresh Lemongrass
 凝っててエキゾチック、なんだけどピュアなテイスト。というのはコチラも同様か。
 …なんて嘯くより先に、現場ではオイシイな~となくなってしまう。料理も甘味もストレートに旨い、80/20。
80/20
[へべ]
 80/20という店のコンセプトや、サモトラでのイベント時に触れた彼らの料理からは割とモダンイノベーティブのイメージを抱いてたわけですが、行って食べてみるとこれが…ややや!と、AQと目を見合わせる。「これは…思った以上に、タイ料理だ!」
 もちろん現代でありイノベーティブであり、伝統ルセットそのままの皿などひとつもないのだけれど、何なんだろう、これは。炭火の勢いのある屋台の焼鳥、初めて食べたラープで感激した、弾けるようなハーブの香りと煎り米粉の香ばしさと吹き抜ける辛さ、ぎゅっと搾ったマナオのみずみずしい酸、発酵肉の豊かな味わい、ハーブと酸と甘さと辛さが丁々発止と切り結んで生み出す、力強いハーモニー…タイ料理で出会って、こういうのっていいなと自分が思ったことのある味が、香りが、ジョーさんたちの料理にはぎゅっと詰まって、生き生きと輝いている。ヤムヌア風に仕立てたタイ和牛の一皿が、また食べたくなる。

 辛さ的には、ものによっては結構辛い。でもきっと、それぞれに必要な辛さなんだろう。
 サモトラでのイベントのときに「今回の料理は自分の店で出すものよりかなり辛さは控えているけれど、それでもいくつか少し辛いものはあります。それはその料理を成り立たせるのに必要な辛さだから」的な説明を、ジョーさんがしていたように思う。そんなことを思い出す。

80/20 [AQ!]
 トイレに行く途中の通路に自転車が置かれている。
 …シモキタの、料理も上手な自転車屋さんのことを思い出す♪

 そうそう、食べた第一印象が「タイ料理、すごい!」なんだよねー。追って考えると、かなりイノベーティブなんだけど。ワシらにとっては、タイのテイスト。
 サキさんから「日本のお客さんによく“辛い”と言われる」とは聞いた。びみょーなとこだけど、モダンイノベイティブだと思って来ると辛いのかなあ。タイ料理と思えば、上限でも「まあフツー」くらいだと思うが。「nahm」とかみたいでは、ない。

 で、どの料理も、痺れるような剛直なウマさ、強い美味しさを訴えてくる。だけど実に繊細でもある。
 タイ料理の特性でもあるが、複雑で重層的で華やかな魅力に富む。だけどクリアで、無駄な余白が綺麗に薙ぎ払われている。
 Joeシェフ・Sakiシェフはじめ80/20チーム、才能に溢れてるなあ、、、というか、少なくともボクらにとっては、ものすんごく相性がイイと思う。

 ええとそんな訳で、ですね、滞在中に出来たらもう1回来ようと思いましたんですがね、正月1日2日は休む…とのことでかないませんですた。
 残念…だけど、色々ご好意あって、今回のメニューはかなり制覇できたしな♪
 品書は、2,3ヵ月もするとガラっと変わる…そうだ、また来たいなあ。


番外編: 「Salmon & Trout x 80/20 Collaboration Pop Up Dinner」@ Salmon & Trout

80/20 2017年 4月 ☆☆☆

 [ Salmon & Trout x 80/20 Collaboration Pop Up Dinner ]

 *白ミル 雲丹ヴィネグレット ディルオイル エシャロット 茗荷 生コリアンダーシード
 *レモングラスタルト 根セロリ・鮒寿司飯のクリーム カフィアライム 干しガランガルの香る土台
 *牡蠣 タマリンド チリソース 干し海老
 *蛍烏賊・チェンマイスパイスのソテ 蛍烏賊汁のソース アスパラピュレと生アスパラ削り
 *鰹・米粉炙り 日タイ合作山椒紫蘇ココナツカレー 発酵トマト
 *筍と揚げ竹虫 自家製味噌 タイスパイス粉
 *浅利とブラックバスのタイ風味スープ仕立て カフィアライム
 *八王子産羊煮 新じゃが 玉葱 芽キャベツの揚げと生 トマト粉
 *甘酒 マンゴピュレ よもぎ汁 バナナ・ドリアンピュレ 花 ポン菓子
 *タイ風苺と揚げデザート チアシード カフィアライム砂糖
 +日本酒中心に、Lindemans + Mikkeller/14 Skurfberg/黒糖焼酎珈琲など

80/20
[AQ!]
 下北沢サモトラでコラボイベント。
 今回はバンコック「80/20」を招いてのポップアップだって。
 「80/20」は1年半前にオープンしたモダンでクールな店だそう。80/20の意味は、「80%がタイ食材・20%が輸入食材」とのことで、今っぽいというか現実的というかw。
 チーフシェフのJoeことNapol Jantraget(主な修業はフランス料理)と、Saki Hoshinoの両氏が来日。
 この日は午前9時築地から始まって大車輪で用意されたそうだ。
80/20
 18時と20時半の2回興行。
 20:20ほどに覗きに行ったらまだしばしかかりそうだったので、近所をお散歩。
 夜桜。まだ桜が残っている。今年は長かったなあ。葉が出始めても、葉桜が綺麗に見える年だったとも言えそう。
 桜の遊歩道に照明をあてて、消防団が操法の訓練をしてる。
 何となくシモキタらしい下町タウン感が漂う。
 20時半を回ると店先に2回転目組が集まり出す。
 わやんわやんと入れ替わっていくのも、いい季節。
80/20
 タイ語のラベルの調味料。
 タイ語で80/20と書かれたキャップのシェフ、ジョーさん。
 ベンジャロン焼の猪口、日本酒で乾杯。

 “へ~幹シェフ、バンコクでもオトモダチ作ってきたんやね♪”…くらいの素軽い心持ちでカウンターにつく。
 実際、ポップに楽しい時間は流れ始める。
 幹シェフ「バンコックで80/20に寄った時、出て来た皿を食べてみて『俺が作ったんか!?』というくらい共感共鳴したもので…」と挨拶。へぇ。
 その挨拶は、ナカナカのフックであった。
 サモトラ・イベントのドライブ感溢れる楽しさは予期してた通りかもしれないけど、いやあ、この日の料理の激ウマさは、心底ビックリ!…だったのである。
80/20
 メインコックピットにつくのはジョーシェフ、幹シェフ・星野シェフがサポート的に立ち回る。
 任せて安心サモトラコラボ(笑)…じゃないけど、いつもイイ感じで進行するんで、とくには、誰がどれの何やったの?…とか聞かないでいたりする。
 タイvs.日本…を軸として、タイの味・ハーブ・スパイス・発酵と日本食材…みたいなんがテーマとなる、そらそうだ。

白ミル 雲丹ヴィネグレット ディルオイル エシャロット 茗荷 生コリアンダーシード
 のっけからクリーンなヒットが入る♪ 素晴らしい構成。
 キモとして働くのはタイからの生コリアンダーシード!
 料理的に見事なのは、甘味旨味を綺麗に引き出しながらまったくイヤゲのない雲丹ビネグレット。

レモングラスタルト 根セロリ・鮒寿司飯のクリーム カフィアライム 干しガランガルの香る土台
 鮒寿司・カフィア、気軽なひと口ながら、オマーら、やるナア♪
 ガランガルは「食べないでください(笑)」だが、密かに香る。
80/20
牡蠣 タマリンド チリソース 干し海老
 タマリンド・チリ…とタイの名刺を切りながら、で此処に干し海老…ってのが出来そうで出来ない感じ、干し海老の裏表をよく知っているジョーシェフならでは!…かな?
 取り合わせの名乗りはしつこそ?と思うのだが、いやいや食べれば品良くクール。
 飲物、あらミケレル版のリンデマンスってあるんでがんすね、ぴったし。

蛍烏賊・チェンマイスパイスのソテ 蛍烏賊汁のソース アスパラピュレと生アスパラ削り
 何だっけ…名前忘れちったけど、チェンマイのスパイスの、控えた奥行きが美しい。
 この辺りから、“あらまトンデモナイ日に来ちゃったよ”感。
 えー、と、パ~っと目の前が開けて行くよう…である。
 これまでタイでいただいて、タイのイングレディエンツや伝統に感じていた可能性・ポテンシャルの高さに思う妄想…がいきなり具現化したよう…である。
80/20
鰹・米粉炙り 日タイ合作山椒紫蘇ココナツカレー 発酵トマト
 初鰹が世界にデビューして行く…見事。
 米粉が案外効きよる。
 味覚群のハーモニーにうっとり♪

筍と揚げ竹虫 自家製味噌 タイスパイス粉
 わーい、ばんざ~い♪ \(☆〇☆)/
 ずっと竹に育つ竹蟲クンは、だいたいビルマ料理店でいただく、あのアレ。
 80/20製の味噌もよろしく、粋な冗談枠…を超えたシリアス性も持つゴキゲンなつまみ。
80/20
浅利とブラックバスのタイ風味スープ仕立て カフィアライム
 並ぶ器が可愛美しいタイ。
 何とも表現しがたいがタイを全身に感じるスープ。
 もう至る所随所に…なんだが、ライム類の使いこなしはホントに上手い。上にライムが乗りました…みたいな浮き具合じゃなくて、要所のツボをピタリと押さえる感じ。
80/20
80/20 八王子産羊煮 新じゃが 玉葱 芽キャベツの揚げと生 トマト粉
 見事に主菜まで、失速することなく駆け抜けるジョーシェフ♪
 この皿も、**が上手く行ってて…って言い出すと、点呼を取っているようになってしまう登場人物たち。
80/20
80/20 甘酒 マンゴピュレ よもぎ汁 バナナ・ドリアンピュレ 花 ポン菓子
 蓬vs.タイ♪
 蓬汁は幹シェフが凝ってるんだっけ?…コラボの精粋。

タイ風苺と揚げデザート チアシード カフィアライム砂糖
 バンコックのフィニッシュ感に包まれて、一晩を惜しむ♪

 で、みんなで盛り上がってピース♪…と夜は更けていったのでありましたが、やられたわ♪
 当家の野望スケジュールメモ欄で、バンコック順位がすげー上がってしまいますた!

番外編: 「Salmon & Trout x 80/20 Collaboration Pop Up Dinner」@ Salmon & Trout

80/20 サモトラ 2018年10月 ☆☆☆

 [ Salmon & Trout x 80/20 Collaboration Pop Up Dinner ]

 *黒いフラットブレッド・茄子・黒にんにく・黒エシャロット・黒ガランガル・香草
 *ヒトミハタの長芋タピオカ粉饅頭
 *タイ風タルタル 長野の山の恵みと
 *凍結あん肝削り あみたけ・Guruma・ライスパフ
 *海老・サトー豆
 *Ma hor
 *赤ムツ 胡瓜・オクラ
 *きのこバクテー きのこラープ
 *山羊マサマンカレー ドリアンチップ
 *山葡萄グラニテ
 *かぼちゃドーナツ パンダンクリーム
 +Terzavia Grillo Extra Brut Metodo Classico
 +悦びの縁 28BY (+旭日)
 +純米吟醸 神心
 +02 瑞光
 +純米吟醸 篠峯
 +Bichi tinto Tecate Mexico
 +奄美黒糖焼酎 朝日
 +Ilha da Madeira natural Rum Agricole de Madeira Rum Nation
 +紅烏龍茶

80/20 サモトラ
[AQ!]
「また、80/20が来ますよ~♪」
 …って、そりゃ行く。行きますよ~、絶対行く♪
 って訳で。

 80/20からJoeシェフ・Sakiシェフ。そして、Samuay & SonsのNhoomシェフ。
 今回はバンコクの「80/20」が店内大改装だそうで(Sakiさん「厨房が大きくなるのがとても楽しみw」)、その期間中、シェフたちはミニ・ワールドツアー…なのであるらしい。
 お馴染みのサモトラ・コラボで、コラボディナーに先立ってみんなで山に入ってきて、茸や木の実や果実やらを採集してきたようだ。80/20はタイでも採集活動など熱心だが、日本の茸にも茸名人のガイドを受けてキョーミ深々。
 日本の山の恵みvs.タイ料理テクニック、楽しみすぐる♪
80/20 サモトラ
 サモトラ到着、ヤァヤァヤァ来ましたゼ…とJoeさんと握手。
 コックピットのメインポジションにJoeシェフが陣取り、Saki・幹・Nhoomシェフが飛び回る。忙しいながら、楽しそうだ。

黒いフラットブレッド・茄子・黒にんにく・黒エシャロット・黒ガランガル・香草
ヒトミハタの長芋タピオカ粉饅頭
 カウンターの上が苔庭になっている(笑)。…採集してきた苔の台座の潤い。ま、苔は食べないがw。
 手のこんだ黒・緑連合なフラットブレッド(「ソース、見た目はモレ」とへべ)。タピオカ粉の饅頭(仕込んだヒトミハタを何故かNhoom君(カタコトながらぱかすか日本語を使う)が『ヒラメ』と言う。「…ん、『ヒ』は一緒か…」とw…)。
 初っ端から、美味しい精霊が飛ぶオツマミ。
80/20 サモトラ
タイ風タルタル 長野の山の恵みと
 早くも、身悶える旨さ。バンコク「80/20」でいただいた北部風タルタルを想起するところに、長野の実りが香る。
 合わせるのは十旭日の「悦びの縁」。やっぱ十旭日の酒は、好み。

凍結あん肝削り あみたけ・Guruma・ライスパフ
 Joeシェフが茶色い塊を削っている…凍結のアンキモでした。って訳で、例のnoma東京のアレ…オマージュな一品。アミタケがチャームをもたらし、ライスパフ(の出来が素晴らしい)が食感にビートをもたらす。
 風味付けは「Guruma」。ガラムマサラと紛らわしいがグルママサラというミックス粉末、シナモンなどが効いている。
80/20 サモトラ
海老・サトー豆
 サトー豆(プッタイ、臭豆、ネジレフサマメ)…やっぱタイでは「サトー」の呼称がポピュラー。ググると「プッタイ」は主にマレー・インドネシアの呼び方、かな。好物です、嬉しい。
 サトーと海老は、やっぱし、よく合うだ。今日は、ヤムというか、和えサラダのような仕立てで。

Ma hor
 パイナップル台…は、Nahmのアミューズとしてゆーめーになった?マーホー、の、オリジナル版。
80/20 サモトラ 80/20 サモトラ
80/20 サモトラ 赤ムツ 胡瓜・オクラ
きのこバクテー きのこラープ
山羊マサマンカレー ドリアンチップ

 タイ風「お食事の段」…という感じで、ゴハンとともにドドっと現れる。(バンコクではガストロでもこのスタイルのとこが多かった)
 七輪でじわーっと焼き上げた赤ムツ。
 長野の茸で作った肉骨茶、「お汁」役。長野の茸のラープ。…この2品は激ヤバ!!! 東南アジア料理の秘術に長野の山の精もフェス状態♪ 情熱的に語りかけるが、清澄な美味。
 マッサマンも、こっくり…でも塗りつぶれない透過性が秀逸。ワンレベル上のマッサマン。山羊でドリアン…が嬉しいのなんの♪
 キャンドルナッツを使っていて、Joeシェフが実物を見せて回る。
80/20 サモトラ 80/20 サモトラ
80/20 サモトラ 山葡萄グラニテ
かぼちゃドーナツ パンダンクリーム

 Sakiシェフがいるから、甜品もお楽しみなのよ~♪
 ここにも長野が活躍する山葡萄。
 南瓜ドーナツにパンダンは、誘いの魔の手…って感じ!
80/20 サモトラ
 タイの流儀の料理って、実は、思ったほどには美味しくない…というか好きじゃないこともママあるのだが、JoeさんSakiさんの80/20の料理は、いつも、「もお、何で???」って不思議になるくらい、大っ好き。めっちゃくっちゃ美味い。楽しい。香り高くて、どことなく気品が漂う。
 本日もありがとござんした。またバンコク行かねば。Nhoomさんとこに寄る楽しみも出来たし♪
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  知味鮮大蝦麵 Fresh Taste  
  
70 Zion Road Riverside Food Centre Singapore 

・ シンガポールの蝦麺
  → 2013シンガポール旅行記はこちら

2013年 8月 

 *蝦麺

[AQ!]
 Zion Road Riverside Food Centreの名物をもう少し漁る。
 まずは「知味鮮大蝦麵」、プローンミーのストール。
 こちらも行列。人気店ということもあるが、一杯一杯作っていて、アラミニュットな工程が多いせいでもある。フードセンター内でも、レベルが高い所は、そういう傾向。
 楽しい味で、うーん…これは「ラーメン」好きのヒトにオススメ!、って感じ。

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  Hai Cafe  ハイ・カフェ
  
Calmeyers gate 6, 0183 Oslo 

・ オスロのベトナム料理
  → 2014オスロ旅行記はこちら

 ネット情報によると閉店とのこと。

2014年 8月 

 *揚げ春巻
 *牛肉フォー
 +Ringnes

[AQ!]
 オスロでは評判のベトナム料理。
 「11時から開店…ということで行ってみた。中は暗く扉は閉ざされドアの取っ手には朝刊が挟まっているし、呆然」…というオスロ市民を激写(笑)。…いや、勿論ワシらも同じ目にあってるんですが(^^;)。
 近くのアジア食材スーパーなど冷やかして15分後くらいに戻ったら、開いてた。

 申し分なく、丁度良い、出来。
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  HAOMA  ハオマ
  
231/3 Sukhumvit Rd, Khwaeng Khlong Toei Nuea, Khet Watthana, Krung Thep Maha Nakhon Bangkok +66 022584744 www.haoma.dk

・ バンコクのモダン料理
  → 2017バンコク旅行記はこちら

Haoma 2017年12月 ☆

 *Butter nut squash and croquettes
  Butter nut squash, Pumpkin crisp, Fruity gourd croquette, Salak sorbet, Edible flowers, Smoked sweet paprika
 *Duck liver rediscovered
  Liver pate, Reconstructed bacon, Brown bread sorbet, Roselle, Orange peal dust
 *Roulette
  Zucchini, Smoked eggplant, Charged makhani curry, Onion seed bread
 *Atlantic indulgence
  Salmon miqui, Three mangoes, 5 potatoes, Brussel sprouts, Roe, Capers, Burnt butter
 *Eggs as we see them
  Lanzan pannacotta, Black stone flower, Burnt butter
 *Black forest
  Chocolate mouse, Roselle, Cacao tuille, 18 carat gold
 +Hoegarden
 +15 Petit Verdot Bell Downie

Haoma
[AQ!]
 バンコク到着日であるが、さすがアジア内の移動はラクじゃ、意気軒昂に一軒目に乗り込む。
 若いピチピチの店がどっかんどっかん出来てるらしいバンコクなのだが、こちらHaomaは2017秋にスタートしたばかり。
 何故かサイトは「.dk」で、サステナブルでビオでエコな、もうそれは今なレストランをバンコクで開始したそうな。「アーバンファーム」を名乗って野菜・ハーブ類を自分でも作るし、契約農家から入れる。水も浄化しちゃうから。
 実は、予約サイトで1月2日の予約を入れておいたのだが、「ゴメン、1月1日2日は休む」と店からメールがあり、空けてあった到着日に振り替えた、のであった。
Haoma
[へべ]
 Urban farm restaurantを標榜するサステナブル志向の新星登場…と、ちょっと話題の一軒を覗きに行ってみる。

[AQ!]
 場所はスクンビット奇数、Asokのウチのホテルから1.5kmくらい、とビミョーな位置。タクシー距離ではあるが、頓珍漢な運転手だとどっか行っちゃいそうなとこ。その割りに歩きならSukhumvit 31を延々とまっすぐ行けばいっか、みたいな場所。
 まあバンコクに来てみれば気候がラクだったのと、スクンビット31はほどほどに歩きやすい通りなんで、ブラブラと向かうことにする。
 「Geiko」とか「Gion」とか怪しい店の光を浴びながら31を10分ほど行くと、急に道が細くなる(クルマ不可)。100mほどの細道を抜けると、もうすぐそこに「↑Haoma」の看板がみつかる。奥まった位置だが、住宅ありレストランありホテルあり大学あり…と混じったエリア。隣もレストラン。
Haoma
 コンバンハ、と足を踏み入れると女性サービスが待ち受けていた。
「いらっしゃい、こちらが私達のアーバンファームです」
 と迎えられる、そう、店の前が庭になっており、そこには緑・緑・緑、様々な作物が植わっている。
 おお、やっちょりますな♪
Haoma
 店内も、エコでリラックスした設え。ラクな居心地。
 ホーハルテンで到着に乾杯♪
 品書はアラカルト。
 「サラダ」「アペタイザー」「メイン」「デザート」の4コーナー。
 フツーに、2プラ+デセール…で頼んでみた。
 量の話をすれば、これで「ちょい軽め」くらい。到着日体調なんで、まあそれも良し…ということにした。
 普段の日のボクらだったら、各々「2プラ+デセール」にプラス、サラダを付けるか、肉を1皿取ってシェアするか、くらいかな。あるいは「3プラ+デセール」もアリ、か。
 品書上も、イングレディエンツを見るとやはり、野菜果実の種類が豊富だ。
 アミューズは無しで、いきなり始まる。
Haoma
Butter nut squash and croquettes
 如何にもこの店らしい、軽快な野菜のひと皿。楽しい♪
 Fruity gourd瓜のコロッケ。サラク(椰子)のソルベ。

Duck liver rediscovered
 なかなか美味しいフォアグラ。
 ところでコチラもローゼルは多用しているが、今どこでもよく使うよねえ、ローゼル。
Haoma
 お口直しのペロペロ型ソルベ。

Roulette
 ズッキーニをpaveに整形して燻製茄子ピュレを巻き込んだ可愛らしい一品。makhaniカレーがソース。
 カレーソースは、Deepanker Khoslaシェフが出てきて、注いでくれた。まだ、客の様子を探るような雰囲気。
 「そんな変わったもんじゃない」一座であるのだが、コレは美味かった。とくに茄子♪

Atlantic indulgence
 3種のマンゴはソースに。5種のジャガイモは丸抜きでボキューズ型の鱗に。イクラも乗ってるでよ。
 ここに芽キャベツ…が面白く、焦がしバターがきっちり旨し。
Haoma
[へべ]
 趣味の良いカジュアルで居心地のよい店内でくつろいでいただく料理は、ピュアで繊細な味わいの無国籍モダン。バターナッツ、マンゴー、芽キャベツといった食材の持ち味が丁寧に生かされていて好感が持てる。
 料理の構成はある意味、驚くほどにタイの料理文化と関係が薄く、世界のどこで出逢ってもおかしくないコスモポリタンっぷり。さすがにタイでそれはちょっともったいないかも…と個人的には思わなくもない。
 頼んだ中では唯一、スパイスを少し効かせた仕立て(といってもタイと言うよりはインド寄りかな)になっていたのが茄子の一皿で、これがなかなか魅力的だっただけに。
 とはいえ、こういうのは旅人の勝手な繰り言で、地元の食べ手には「バンコクにこれまでなかったタイプ」として新鮮に映るのかも?
Haoma
[AQ!]
 ソースがカレーだったり…とかはあるのだが、コチラの料理は、ほぼ真っ当な西洋料理…な感じ。
 野菜や果実はタップリ使われているが、ハーブ・スパイスは限定的だ。へぇ…、この辺りの塩梅は、一軒一軒、来てみないと案外わからないものだ。
 居心地・食べ心地が、揃って軽快でラクで明るい。そしてサステナブル(笑)。当面、その辺りが魅力か。ボクらのような「到着日」には、もんのすごく、合ってる。

Eggs as we see them
Black forest

 この2皿が今の勝負デザートのようだったが、たしかに美味しかった。かな~り。
 そこそこ剽軽なタイトルが似合う。

 帰りがけ、Deepankerシェフ(オーナーシェフのようなポジションかな)に「イイぢゃん♪」と言うと、相好が崩れる。「在住?」と聞くから「東京から遊びに来たでよ」と答えると「ワオ!」と喜んでた。まだ開店2,3ヵ月だもんなあ(笑)。
 当然のように、若くて、やる気ミチミチ♪
 当たると思うよ。バンコクの西洋スタイルの店としては、そんなにボッてないし(笑)。

 来たのが1.5kmならば帰りも1.5kmだった筈だが、帰りは、すぐ着く。さすが酔っ払い♪
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  Hooked On Heads  フックト・オン・ヘッズ
  
6 Sin Ming Road #01-01/02 Sin Ming Plaza Tower 2 Singapore
無休

・ フィッシュヘッドカレーをはじめとしたシンガポール料理
  → 2013シンガポール旅行記はこちら

 ネット情報によると閉店とのこと。

2013年 8月 ☆

 *Curry Fish Head
 *Beef Rendang
 *Kang Kong with Garlic
 *西瓜


[AQ!]
 郊外、Sin Ming Plaza(何処じゃそれ)にウマイ魚頭カレーがあると聞き、向かう。それが、「Hooked on Heads」。郊外ったってタクシーでワンコイン程度のようなので、タクる。
 帰りはテキトーにバス。

 一言でシンガポール名物「フィッシュヘッドカレー」といってもタイプは色々のようで、大きく分けると、バナナリーフスタイルのインド式と・もっと汎アジア的なもの、となるようだ。こちらのは後者。私は前者のタイプしか経験無い。

 土鍋グツグツ仕様で現れる。かなりの量がたちまち消える(笑)。
 魚はレッドスナッパーかな。
 またこれが、評判店だけあって、か、B級な味ジャンルの癖して(?)、なんとも澄んでいて濃くて、たまらん。
 タイのニュアンス、中国のニュアンス、マレーのニュアンスなど、入り混じって感じられる。…し、何となく、溝の口「すらさ」のスリランカカレーのことが思い出される(笑)。

 サイドオーダーの空芯菜牛ルンダンもばっちり。とくに空芯菜は、私は
「うんうん、こっちでは、こうだよな」
 って感じだけど、東南アジア旅行が若干少ないへべ
「え!?空芯菜ってこんなにウマイもの!?」
 とビックリしてた(笑)。
 「いやイイ店だなこりゃ!」…っつうてたら、西瓜はオマケ(笑)。

[へべ]
 レストラン型、やや郊外の店。私は初体験の魚頭カレーでしたが、ここのはやや南アジアっぽく酸味や香りのきいた仕立てで、美味でした。

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  Issaya Siamese Club  イッサヤ
  
#4 Soi Sri Aksorn, Chua Ploeng Road, Sathorn, Bangkok +66 (0)2 672 9040-1 www.issaya.com
11:30~14:30/18:00~22:30 無休

・ バンコックのタイ料理
  → 2015バンコク旅行記はこちら

2015年 1月 ☆

 Chef Ian Kittichai Tasting Menu
 *Sai Klok Talay
  House Made Fresh Shelfish Sausage with Hua-Hin Style Seafood Broth
 *Yum Nua
  Grilled Imported Tender Beef. Fresh Herbs. Organic Vegetables in a Charred Bird's Eye Chili Vinaigrette
 *Yum Makur Koong Tod
  Crispy Habor Shrimps. Melting Eggplant and Hard boiled Eggs with Chili-Tamarind Dressing
 *Kradook Moo Aob Sauce
  Spice Rubbed Pork Baby Back Ribs glazed with Issaya House-Blended Chili Paste
 *Hor Mok Goong Mung Korn
  Steamed Whole Fresh Maine Lobster. Lobster Curry Custard. Fresh Coconut Milk and Sweet Basil
 *Paneang Nua
  Grain Fed Australian Veal Cheek simmered in House-Blended Spices, Hand Pressed Coconut Milk and Kaffir Lime Leaves
 *鮭のスモーク仕立て
 *Wok Sauteed Short Grain Rice with "Hed Por"
  Asian Multigrains, Chiang Mai Mushrooms and Garlic Sprinkled with Mushroom-Scented Oil
 *Issaya's Seasonal Vegetables
 *Issaya Ruem Mit
  Assorted House-Made Desserts
 +Altos Las Hormigas Malbec


[へべ]
 ・ツナタルタル、バナナ花、もやし玉子ココナツ
 ・紙鍋トムヤムソーセージ
 ・一口ヤムヌア
 ・茄子サラダ海老天
 ・青菜
 ・仔牛カレー
 ・ソモン
 ・エビ赤カレー
 ・ライス(豆・ナッツ)麦
 ・泰山鳴動ココナツ - 雪見大福ひとくち
 ・ドリアン、パンナコタ、マカロン

 タイの鉄人プロデュースの店…というところから、高めのお値段・突飛な創作料理・居酒屋風の味…などの失礼な予想をしつつ、ここだけはタクシーで訪店。
 案外といっては悪いが、演出オーバー気味のプレゼンはやや目立つものの、品目はわりとノーマルなタイ料理(味つけは濃いめ)。

 巨大なロブスターのレッドカレーフラン仕立てみたいなものが出て、メートルドテル格風のおじさんが「オトーサンえび!」と言いにきたりして。えびの赤カレーはなんとなくめでたい(ホリデーシーズンらしく)イメージなのか、いくつかの店で出た。
 ここのメイン料理一斉登場、の段で出たライスが麦粒やナッツが色々とはいっていて、おいしかった。(実はこのごはんがここで一番の好印象)

[AQ!]
 タイの鉄人の店、だそう。
 日本で鉄人…というと、鳴かず飛ばずの中堅店でヒマならあるでよというオヤヂ料理人がテレビ局のオファーに乗ってみたらアレヨアレヨの大当たり…ってのが90年代で、テレビですっかり恥かいちゃいましたよ…ってのが10年代、って感じだが、タイの鉄人と言われてもなあ、どうなんでしょ。
 まあ行ってみる。

 場所が、どうも、フランクフルトのシルクベッドレストランとか昔のクラブニュクスみたいな、「人通りの無い変なとこ」らしいので、今晩だけはタクシーで伺う。
 行ってみると実際、「徒歩での訪店」は想定外っぽい雰囲気。
 ちなみに帰りのタクシーは、レストランのサービスにホテルのアドレスを告げておけば運転手には完全に伝達しといてくれる。このあたりは行き届いている。

 店は、敷地内に入ってしまえば「コロニアルなクラブ」で寛いだもの。デンマーク人デザイナーと言う内装はなかなか小知恵が効いて、いい感触。
 予約時にインサイド/アウトサイドを選ばされるが、外だと蚊が多いんちゃうかなあ?

 さて、こちらは想定としては「無国籍居酒屋モダン」なんてくらいを思っていたのだが、実際はそんなに無国籍色は強くなかった。モダン度もア~ハイハイくらいで、基調は「高額食材タイ居酒屋」みたいな感じ。パリの「Ze KG」みたいに、すべって転んで激マズ…とかではないんで、一晩の楽しみとしては一安心。

 全体に味は濃い目、わかりやすさとも言えるか。やや作り置き感の出てしまうものが混じるのが残念。
 トムヤムソーセージ…みたいなの、なんて、ハッキリしててトムヤム食ったど~…って気分。
 奉書カレーや焜炉焼は、タイ人が見ると「わあ、テレビで見たアレやわあ!」…とか、あるんかなあ?
 茄子サラダには海老天乗ってなくてもいいけど。
 品書上のダックが本日は鮭に差し替え。ま、仕立ては似たようなもんかな。
 最後のロブスターは、無闇に巨大。タイでも海老はでかいと豪勢なのかな。
 豆ゴハンがとっても美味で、バクバク食ってしまう。本日、主役(^^;)。

 いかにも…な、気取ったスタッフの兄ぃ。
 アルゼンチンのマルベックは店のリコメンドの1つ。案外(?)、クールなオススメが多い。
 夜更けてもどんどん入ってくる店。そういうタイプのユースもあり、か。
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  Raan Jay Fai
  
327 Maha Chai Rd, Samran Rat,Phra Nakhon, Bangkok 092-724-9633 

・ バンコクの名物店
  → 2017-8バンコク旅行記はこちら

Jay Fai 2017年12月 ☆

 *Kai-jeaw poo
  Crab meat omelet (Must-try!)
 *Guay-tiew kua Talay
  Stir-fried rice noodle with egg and Seafood, served with fresh lettuce

[AQ!]
 昼はヒマなのである(^^;)。

 今月は、ミシュランのバンコク版初年度が発表になった。
 17軒の星付き店の中に、1軒、ローカル食堂っぽい店があって話題となった。「Raan Jay Fai」である。
 Jay Faiは「ホクロおばさん」の意で、ホントに70歳代のホクロのあるオバーチャンが、ゴーグルをかけて(!)鍋を振っているらしい。
 んんん、如何にも…って感じでもあるのだが、まあヒマに打ち勝つ程度の興味は湧く(^^;)。

 それで、ジェイファイの様子でも見に行くべか、と。
 場所なのだが、地図で見る限りでは、ワット・サケットのすぐ近くのようだ。とりあえずワット・サケットに辿り着けばよい、として。
 開店時間は15時だと思っていたのだが、googleが14時だ、と言っている。
Jay Fai
 ホテル近くのスクンビット駅からMTR、終点のファランポン駅を目指す。けっこう、乗る。
 国鉄駅側に上がると、いきなり迫力のトゥクトゥク溜まり。圧倒されてよろけて隣を見ると、タクシーも溜まっている。王宮エリア観光の足掛かり拠点なのね。
 ピンクのタクシーで「ワット・サケット」。さすがにそれくらい、発音がどーの関係なくわかるだろ、と思っていたのだが、「んが?」ってな顔してる。何回か言って、Go。彼的には「ゴールデンマウント」と言ってほしかったらすぃー。

 さすがの人出、山からガランゴランと鐘の音が降りそそぐ。
 「おお、かふいふものですか」と有り難く拝みつつも、「まずはジェイファイを見てきましょうかねえ」。
 えーとえーと、と、地図見たりスマホ見たりするが、わかってしまうと、ホントに近い。小川を挟んで向かい、くらいの位置関係、徒歩4分。

 えーとえーと、此処だよな…と着いた店舗を見た第一印象は、「なんだ、火事にでもあったの?」
 …イヤイヤイヤとすぐに思い直したが、軒先の厨房器具周りが、大変な勢いで黒く焼け焦げているのである。そう、コチラの売りは超強火力らしいのだが、その結果は辺りの眺めを「火事跡」にしているのである。

 13時過ぎ。
 冷静に眺めるとオネーサンが、店内清掃やらの開店準備に取り掛かっている。ふーんやっぱ、14時からかなあ。と、横手を見ると、多分オレらと似たような行動パターンのカップルが、別のオネーサンを捕まえていた。何やら、台帳のようなものも見える。
 おっとこれは…とオレらも寄って行くと、案の定、「予約の名前と電話番号を書いてってね」システムであった。
 いやあ、ラッキー! …って、まぢで大ラッキーなのであった。と言うのは、後にわかったのだが、この時に名前を書いていなければ、ワシらこちらでは、食べられなかった…のでござる。
 予約台帳を引っ張りださせてくれてたカップル、多分、エジソン君と言う名前の中国人んだが…に、感謝(笑)。
Jay Fai
 ~さて、では、小一時間のワット・サケット観光とする~

 ジェイファイに戻る。
 店内は着々と準備が進行している。
 店頭は…、ワサワサしている(^^;)。ワサワサ。
 (後から考えると、になるが)予約のある人、無い人、様子見/様子自体がわからない人、人山を見て何だ何だの人…。またそれぞれが、勝手な待ち方をしてるんで、まさに、ワサワサ。
 ただ一つ言えることは、2種類の紙が数箇所に貼られている。
「FULL HOUSE」「JAY FAI RESERVATION T.092-724-9633」
 そして以後ずっと、「えーと…?」と聞きにくるファランは、オネーサンにこの紙を指さされることとなる(^^;)。

 ザワッ…
 ん?…と皆の見る店の奥に目をやると、スキー帽のオバチャンが…。ジェイファイ登場である♪
 ノシノシ…たしかに帽子にはゴーグルが…なかなかに華がある、というか、スターシェフぢゃん。イエイっ。
 ジェイファイさん、スープの塩梅を見たり、材料を調える手下に指示したり、鍋の具合を見たり、そしてゴーグルをかけると火の手入れに取り掛かる。
 背後には巨大扇風機(コミがこまめに、ジェイファイが来るとON、去るとOFFする)(笑)。

 店内の客の着席が始まる。
 エルメス親父(何か知らんが「HERMES」と書かれたTシャツの大入道。以後「エルメス」と呼んでいた。店のスタッフ達とも親しく、常連ファランっぽい)一行が8人、エジソンのカップル、でワシらは3組目だった。店内はもう2組くらい入れたかな。
Jay Fai
 品書は結構な数がある。…が、Kai-jeaw poo(名物の蟹オムレツ…爆発揚げスタイル)はみな頼むw。
 明日が定休でそのあと正月休みだろう、そのせいでか、欠品も幾つかあった。
 標準的っぽい注文とシンハービール。
 …ビールも、小一時間くらい待たないと出てこない(^^;)。のだが、サービスの計算はそれで合っている、とも言える。料理が出るまで更に30分近くかかるから(^^;)。

 店頭のワサワサは絶えない。次から次へ飛び込み客が来ては「FULL HOUSE」を示される。
「じゃ明日は?」「休みだよ」
 この後の予約が取れてる待ち客も、ボーっと店頭から所在無げに覗きこんでいる。
 …ところへ来たのは、飛び込み取材っぽいテレビクルー。なんかワチャワチャあって、取材開始。
 料理の出はゆっくりなのだが、フロアのオネーサンたちは忙しいったらありゃしない。

 ビールをゆっくり飲んでるうちに入店1時間経過。まだまだ。
 見ていると、料理の出は実にシーケンシャルというかボトルネッキーというか、要するにジェイファイが一人で作っているのだ。一組目の料理を全て作ってから二組目にとりかかるらしい。
 いやあかかりますな。
 この1時間の時点で、まだ一組目をやってるのを見た外待ち客(予約はアリ)の1カップルは、「俺らの料理が出るのは何時頃だべ?」とオネーサンに聞きに来て、諦め顔で帰っちゃった(^^;)。
 まあ本日一組目のエルメス一行は、8人全員がKai-jeaw poo頼む…など大注文、とイレギュラーっぽいので、「いつもこう」なのかはわからんけど。
 エルメスは勝手に厨房脇に行って香草など取ってくる。慣れてるね~。
Jay Fai
 まあ色んなことが起きるし後ろの予定も無いので、1時間超待ちも苦ではない。…ってとこで、ワシらの料理が到着。
 ゴロリとしたぶっとい円柱型のKai-jeaw pooには良質な蟹がギッシリ。
 Guay-tiew kua Talayの炒まり具合もよろし。
 美味♪

 ところでKai-jeaw pooは時価で「800-1000バーツ」の表示。入荷によるのか重さか…。「今日は1000バーツだけどよろし?」とさっき言われた。3500円。Guay-tiew kua Talayが500バーツかな。
 …と、そこそこのレストランクラスのお値段である。(隣の屋台っぽいローカル食堂の10倍くらい) そこそこのレストランで良心的なとこに当たった時くらいの食材である。そして料理も、そこそこのレストランで今日はまあ当たりだったなという時くらい…って感じではある。「ローカル食堂」として見ると異例だが、「レストラン」としてみると「そこそこ、フツー」と言えなくもない。
 しかしでも、こちら「Jay Fai」の料理には、ゴーグル・スキー帽・70代のオバチャンシェフ・ホクロ・目の前の炎・本日の席にあずかれないファランの羨望の眼差し・焼け跡と化した鍋釜・喧騒・テレビクルーと芸能人くさいレポーター…、、、といった絶妙の『スパイス』がまぶされていることで、一種、他に無い魅力を放っている…とは(まぢ)言えるだろう。

(ところで後からネットを見ると、12月中は「数日先まで予約で一杯」なんてことも多々あったようだ。当日1時間前記帳で席を取れたのは幸運だったのかもしれない。そして、2枚の貼紙から考えると、これからはますます「事前予約」が中心の店になるんだろう。「Jay Fai、星を返上か?」なんて記事もあったが、まあ部分的にはそういう気分になるような面も、ありはするだろうね)

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  Jim Thompson CAFÉ 9
  
9 Surawong Road, Bangkok (662) 632 8100 jimthompson.com/restaurants_bar

・ バンコクのカフェ
  → 2015バンコク旅行記はこちら

2014年12月 

 *Khao Phad Gra Prow Gai
 *Khao Phad Sappalot Goong
 +Singha beer

[AQ!]
 Jim Thompson本店2階にある、便利なカフェ。
 ビアシン(シンハー)のツマミに出てくるトムヤムピーナツが、なんとも、ウマイ。
 これ、売店コーナーで売っているので思わず購入!(^^;)

 壁のレリーフの像が、どう見ても、北野たけちゃんマンヽ( ´▽`)丿。

 Khao Phad Sappalot Goongはジムトンプソンクラシックらしいが、現代の舌にはマア…。

[へべ]
 ガパオごはん、食べやすい。
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  金源香 豆花  Jin Yuan Xiang Soy Bean Drink Soy Bean Curd
  
#01-48 Bedok South Road Food Centre Singapore 


・ 豆花水のホーカー
  → 2013シンガポール旅行記はこちら

2013年 8月 

 *豆花

[AQ!]
 坤记鸭饭の昼食後、隣のデザート「金源香 豆花」も人気店らしいので、豆花をいただいてみる。
 ほのかな甘みに温かな滑らかさ、いいデザート。

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  JL Studio  
  
台中市南屯區益豐路四段689號 +886 4 2380 3570 www.facebook.com/jlstudiotaiwan


・ 台中の現代シンガポール料理
  → 2019台湾旅行記はこちら

JL Studio 2019年 3月 ☆☆☆

 [Menu Experience]
 *Rose Shrimp, Cuttlefish, Chinese Radish
 *Nasturtium, Cabbage, Spring Onion
 *HuaLian Magao Peppercorn, Bah Kwah
 *イカスミ炭カレー 冷熱
 *Bafun Uni, Papaya, Sweet Potato
 *Abalone, King Oyster, Shroom Kut Teh
 *Penghu Jumbo Prawn, Banana Curry, Banana Blossom
 *Homemade Kueh Tiao, Market Seafood, Kai Lan
 *甘鯛ラクサ
 *Boneless Short Rib, Fish Sauce Caramel, Green Chili Sambal, Jicama, Petai
 *Jambu
 *Apang Balik
 *Bandung
 *Prune Kueh
 +Estelado Rose Sparkling Wine brut Miguel Torres
 +15 Ch.Le Puy Expression Originale du Terroir
 +Ratafia de Champagne S.C Doyard

JL Studio
[AQ!]
 3月の台湾は気候が良い…せいなのか、実のところ、ボクらの台湾旅行に相前後してビックリするほど大勢の友人知人が訪台している。FBのタイムラインが八角くさいw。
 おかげで情報が多くて混乱(笑)…じゃなくて、自分たちの計画の[YES/NO]や[A or B]の「迷ってた案件」の決定に、たいへん助かる。
 台中「JL Studio」も、“いずれ行きたいけど今回かなあ?”と悩んでたところにFB H氏の最新レポ。
 ヨサゲじゃん…と重い腰をあげて、もう1週間前を切ってるけど動いてみたら、予約が取れた。
 (訪問してみても満席ではなかった。JLはこれに先立って、Asia50Bestの「One To Watch」を受賞している。“今後”を思うと今回行けちゃってヨカタかな…ということはある)

 台中の中心部からは数km外れていようか、クルマで来るような町外れの空間の余った地帯に、ニョキニョキと新造の高級レストランが生えてきている。…というように、見えるエリア。
 その中の一軒。
 一軒と言っても外見は「PINOCOCO」というカジュアルイタリアンで、その同一建物内の2階でヒッソリと営業している。
 入口はPINOCOCOと共通なのだが、入るとすぐにメートレスから「イシイさんですか?」と声がかかる。
 18時ちょうどぐらい、PINOCOCOはスタートしてる組がちらほら。
 2階エレベーター降りるとすぐにデシャップ前みたいな位置で、「さて、と…」ってな体勢の料理人に一礼。
JL Studio
 ワシらが口開け客(食後は台北に帰るから早い時間にした)。
 サルは横一列に7,8卓か。18時半とか19時の卓多し、2卓ほどは空き。
 アルコールペアリング3,4,5杯から「5杯」を選ぶ。

 テーブル上のメニュー書きは「当店のテーマとポリシー」から始まる。ここでは、コレ、重要。

Welcome to JL Studio. A place that I wish to share with you the cultures and flavors of Singapore and South East Asia which are close to my heart. Through my food, I hope to translate them into a more modern and interesting way to amuse your taste buds and inspire your dining experience that evokes the senses.
JL Studio
 台中で展開する「現代シンガポール料理」である、はてさて。
 イタリアのヴァンナチュールでスタート。

Rose Shrimp, Cuttlefish, Chinese Radish
 イノベイティブ「クエパイティー」(Kueh Pie Tee)である。
 「モダンシンガポーリアン」と言うと思い出すのがシンガポールの「キャンドルナッツ」だが、キャンドルナッツも冒頭をKueh Pie Teeで始めていた。まずクエパイティー…がシンガポール気分かの~♪
 Chinese Radishの分量が少なめ、かな、ガストロバランス。
 見た目もクエパイティー離れしてる気がするが、溢れんばかりのハーブのせいで、それをよけると Kueh Pie Tee!…かもw。
 木の敷物が美しい。

Nasturtium, Cabbage, Spring Onion
 同時に運ばれる、軸を上に向けた小ナスタチウムが並ぶ、可憐な皿。
 プラナカン菓子インスパイアドらしい。蓮根輪切りみたいな台も面白いが、ナスタチウム風味パイ。
 緑の風味を発酵Cabbageなどで立体化したナスタチウムの爽やかさ。
JL Studio
HuaLian Magao Peppercorn, Bah Kwah
 あっはっは♪
 もろにポッキーなポーキー。今ではよくあるそのソレ=“商品パッケージ見立て”なのだが、そのパッケージは異様に凝ってるw。箱側面の細かい印刷までびっしりとネタを入れてる。
 今まで見かけた“この手”のモノで、最も偏執的か(笑)。
 花蓮馬告とバークワ(中国ポークジャーキー)風味(ウマい)。

イカスミ炭カレー 冷熱
 炭を敷詰めた台に隠れる黒物体。(老眼…のせい、も勿論だが、照明との兼合いetc.でホントに当初見分け辛い(笑))
 品書には無かったが、烏賊墨と炭のカレー、冷温同居スタイル。モノ的に、フツーに美味。
JL Studio
Bafun Uni, Papaya, Sweet Potato
 続いて、バフンウニ・パパイヤ・サツマイモ…の、如何にも“色彩(合せ)仕立て”。
 …で、食べると、頭が「フフフ、色合せね」と思ってるせいも(逆に)あって、か、ビックリするくらい美味しい。タハハ♪
 いい食べ方だ。
 ここまでが前段、まあ、長め・大きめのアミューズ段…って感じ。

Abalone, King Oyster, Shroom Kut Teh
 King Oyster=エリンギ、そして椎茸。
 Shroom Kut Teh…って何だよ?、と思うのだが、バクテー Bak kut teh…の派生だ、と言ってるワケで、それがいい説明になってる。肉骨茶→茸骨茶、ということだ。
 で、これがウマイ。まことにウンマイ。
 バクテーっぽい汁を注いでいただくのだが、バクテーそっくりじゃあないのだが、絶妙に“想起させるニュアンス”がある。
 中心部のぷるぷるゼリーがまたたまらん、台湾だからアレか愛玉子か?…と聞いたら「そうです♪」。
 茸部分の、炒めと揚げを併用してるのも素晴らしい。
JL Studio JL Studio
JL Studio Penghu Jumbo Prawn, Banana Curry, Banana Blossom
 Penghuは澎湖ね。
 下に敷いてあるドーサで車海老・バナナカレーを巻いていただく。
 ドーサの出来!…とても良い。また、添えてあるライムを搾りかけるのだが、このライムは焼き焦がしてある。…この辺り、“わかってらっしゃる♪”って感じ。
 味イメージは、シンガポールのインド人街にいるが如し。
 …ってっかねえ、最初の数皿からもうそう思い始めていたのだが、JLの料理は、「俺たちのシンガポール料理の思い出を美化するな~!」…って感じ(笑)。いや冗談だけど。だけどホントw。
 すごく、「シンガポール料理」のイメージなんよ。…いや「始めからそう言ってるやんけ」と言われてしまうけど(^^;)。どん、と、シンガポール料理。“でもシンガポール料理って、こんな美味くなかった(筈)だよなあ”…って。そういう妙ちきりんな気分になる。
 ここでのペアリングは、不思議なオレンジ色の“ドリンク”。この料理のソースにインスパイアされたアルコールカクテルのようなのだが、面白い。

Homemade Kueh Tiao, Market Seafood, Kai Lan
 今度はクイティオだ~♪

[へべ]
 …と思ってたら、説明は「ほーふぁん」、「河粉」っていってた。

[AQ!]
 …何だ~、この皿は「見た目」は母星から1万光年離れている(笑)。
 分離した構築で、口の中で炒河粉に成長してくイメージか。…オリジナルより旨い気もするが(笑)。
 シンガポーリアン麺料理らしい(?)しつこめのソースはメートレスがかけてくれる。
 ここでのペアリングが面白くて、日本酒の野菜汁割り。ワンダフル♪ もう一度言っておきますから、ペアリングで日本酒を使おうと思ったら**割りも是非考慮ください、世界のソムリエの皆様(笑)。
JL Studio
甘鯛ラクサ
 これも品書に無かった一品。
 白い焼甘鯛の肌に、ハーブ緑とボリジの青紫が映える…ところに、濃オレンジ色のラクサ汁を注ぎいれて。麺は無しです。
 カトンの夕焼け。
 Estelado Rose Sparkling Wine brut Miguel Torresで。

 モダンシンガポーリアンとしてSingapore'Candlenut'の例をひいたが、Candlenutはモダンと言ってもリファイン色・復興色が強い(2013年の自分の日記には「あまりモダンでない(笑)」という記述もw)。それに、プラナカン限定だし。
 対してJLは、もろに、イノベイティブ・モダン・シンガポーリアンと言って差し支えない。
 …というのはまあそうなのだが、更に言うと、JLって「イノベイティブ・フュージョン」とか「ボーダーレス・モダン」とかって感じ…は、あんまししない。とても「シンガポール」なのだ。説明は難しいけど、印象が、そう。
 ま、「俺たちのシンガポール料理の思い出を、あんまし美化するな~!」って感じ(笑)。

[へべ]
「シンガポールの思い出が美化されそう」→まさにそんな感じ!
JL Studio
 アジア万華鏡っぽい多様さが魅力的で楽しいシンガポールですが、屋台系の単品は、それぞれの良さはありつつも、一つずつはちょっとユルかったりB級味だったり単体で一食だと単調だったり野菜とれなかったり…という隔靴掻痒的なもどかしさがありはして。
 ところがここでは、そんなシンガポールのあれやこれやが、ガストロの精緻なコースにちりばめられて、きらめいている。元ネタはパーツのヒント程度のものもあり、アレンジは変幻自在。
 なにこれ楽しい♪

 ふと思い出したのがIndian Accent。あと、こういう手法って日本でもできそう?
 B級グルメとか各種単品料理とか洋食とか、日本ならではの味のエッセンスを軽くきれいにアレンジして組み込んでも、おもしろそう。

[AQ!]
Boneless Short Rib, Fish Sauce Caramel, Green Chili Sambal, Jicama, Petai
 品書を見た時から「わーい、プッタイだ、ヒカマだ♪」と喜んでいたワシらであるが、皿が着いてみると、眺めの主役がその2者で、更に盛り上がる(馬鹿(^^;))。
 自家製発酵チリサンバル。…こーゆー東南アジアのお肉のいただき方、って、食いやすいよなあ。
 ああ美味し♪
 ここではどっしり、ボルドー赤。
 Petai=プッタイ=臭豆=ネジレフサマメ=サトウ(豆)=サダオ…、、、台湾ならあんのか?と思ったけど、台湾の地では「シンガポールから来たチャレンジャー」素材みたい。
JL Studio
JL Studio Jambu
 レンブ…シンガポールでは「ジャンブ」名が普通らしい。
 スライス・氷菓…などにして。器もナイス!

Apang Balik
 アパンバリッはマレーシアのピーナツ・パンケーキ菓子らしいのだが、こちらのは「オール花生」って感じの仕立てで、ヤバイ。
 「ヤバイ、ヤバイ、ワシは洟垂れ小僧になってまう」と2人で夢中になって瞬殺。あ~あ、ウマイ…というより、情けない(笑)。
 ラタフィアも絶望的に合うw。

Bandung
Prune Kueh

 バンドゥンアイス、プルーンマドレーヌ、カヤ…。
 カヤは、カトン辺りのカヤトーストセットのインスパイアみたいで、説明書付き。ゆで卵を模した殻にカヤクリームを盛り込んで…みたいな。この「殻」も食えますよ、にビックリw。
 「いやあ、パティシエも熱いね!」…と。
JL Studio
JL Studio  美味しい。楽しい。来てヨカッタ。これは人気出そうだ。
 シンガポール料理にどーんと体当たり!…な爽快感が良い。客観的にはかなり成層圏高く突破するイノベイティブなのだが、主観に訴えるシンガポール料理の重力は強い。

 “なんで台中でシンガポール掘りしとんの?”…って「?」はあるだろうが、例えば「祥雲龍吟」も同じような作業をしてる訳で、遠く離れた土地で異なる食材とも交歓しながら一つの文化を掘り起こしていくシステムは、現在のガストロの関心ジャンルの一つと言ってもよいのだろう。
 東京で言うと、ブルガズアダとかベポカとかシターラ本店とかロスタコスアスーレスとかは、それに似た作業をしているガストロ…かな~。

 台湾モダンあるある…だが、厨房もフロアも(見た目が)「少年少女」なヒト、多し。
 厨房には、今やアジアの風物詩(笑)「JL Studio 提灯」by Ode が♪

JL Crony 番外編: [ JL STUDIO x Crony @ Crony]
 
2019年 8月 ☆☆☆

[ JL STUDIO x Crony ]
 *J: KUEH PIE TEE
  botan ebi, cuttlefish, carrot, radish
 *C: SEASONAL INGREDIENTS
  sea urchin, something dried up
 *J: PORKY
  ingredients from the countries close to my heart
 *C: AROMATIC BOMB
  from southern part of the world
 +NN Andre Clouet Silver Brut
 *C: REFRESHING SQUID
  lemon, lemon verbena, lantana
 +2016 Sancerre -Terres Blanches-
 *J: SHROOM KUT TEH → WINE
  guongliao abalone, shiitake & abalone mushroom, burdock
 +1995 Pommard -Michel Arcelain-
 *C: CRAB
  onion, egg yolk, comté cheese
 +2017 Vouvray demi sec -Clos Naudin-
 *J: THE FORGOTTEN BLOSSOM
  grill kuruma ebi, banana blossom from hualian, fermented banana curry
 *C: YEAST “No,9”
  three kinds of “No,9'
 +2017 Levure Numero Neuf "No.9" -Fezas-
 *C: THE SMELLS OF SUMMER
  managatsuo, zucchini, shiso, BBQ
 +2018 Chardonnay Reserve -Ajimu Wines-
 *J: EVERYTHING STINKY
  fish sauce caramel glazed beef short rib, green sambal, petai, jicama
 +1999 Côte Rotie Maison Rouge -Georges Vernay-
 *JC: JL STUDIO X CRONY = HAI NAN JI FAN
 *C: MELON
  dill, milk, chartreuse
 *J: TAO SUAN
  textures of mug bean
 *J: YAW KUN KOPITIAM 2017
  frozen kaya, burnt toast, salted butter, coffee, “taichung organic egg shell”
 *C: TAIWAN MANGO CAKE ?

JL Crony [AQ!]
 いつも寡黙な春田シェフが、寡黙な中にどこかウキウキとした様子で
「今度、JLのジミーとコラボするんです」
 と言う。
 おっと旬な話じゃないですか、それは伺わねば。
 3月にJL studioに伺って大いに感銘を受けた我々としては、絶好の機会。

 厨房は若々しい熱気に溢れ、呼応するように、Crony小澤さん先頭のサービス陣も今晩は若々しい雰囲気だ。
 (客席にはMシェフやNシェフの姿も。東京若手シェフサミットか?(笑) JLジミーシェフの注目度の高さを思わせる)

 今回のJLはポップアップ的な側面を打ち出して、「今のJLのメニュー」を基調とした料理を供する。
 (参照→「2019 JL Studio」
 それに呼応して、クローニーはどういうレスポンスを見せて行くか。
 基本的には、お互い交互に料理を披露して行く。
「背景説明の長い皿も多いですからよく聞いてください(笑)」…というサービス陣も大変だ。
JL Crony
KUEH PIE TEE
 JLでも冒頭の挨拶となるモダン仕立てのクエパイティーは、日本のボタンエビも巻き込んで。
JL Crony
JL Crony SEASONAL INGREDIENTS
 そしてその返球がいきなり謎だ(笑)。
 something dried up…黒い干からびたスティックを、雲丹を用いたディップをつけていただく。
 春田シェフらしい眺めなのだが、「このスティック、なーに?」というクイズになっている。
 干し発酵野菜か、品よい微かな甘味と緑の魅力あるニュアンスで、とても美味い。
 答えは「胡瓜」。へぇ!

PORKY
 ポーキーはやはり、初見の客のハートをがっつり掴んだよう。
 再会しても、なかなかウマイんだ、コレ♪
 箱の仕様が、微妙に変わった。歴代集めてたら、JLマニアックスだな(笑)。
 馬告の実物回覧アリ。
JL Crony
AROMATIC BOMB
 眺めはエイブルスキーバーな団子…に、南半球の高い茸を詰めて、、、南北問題(笑)。

REFRESHING SQUID
 攻守交代、続けて春田シェフから。
 爽やーーかな、烏賊。
JL Crony
JL Crony SHROOM KUT TEH → WINE
 肉骨茶→茸骨茶→茸骨酒、、、と、原形から「思えば遠くへ来たもんだ」バージョン(笑)。
 コレ、とても美味いんのよね♪
 この後もそうなのだが、台中でオリジナル趣向をいただいた皿に関しては、東京で食べた方が「エキゾチックな」「オリエンターレな」印象を強く抱く。
 意外に、というか、いやそーゆーもんでしょ、というか(笑)。
 guongliao abalone…台湾の新北貢寮鮑。
 此処で合わせるのは95のポマール! 秀逸なペアリング、好き。本日はワインペアリングのコラボ性が楽しい。さすがはCrony!…って感~じ。

CRAB
THE FORGOTTEN BLOSSOM

 海老蟹合戦は、両者ともに、甲殻類の豊かな味を確実に届けながら、互いに「らしい」料理を披露している。
 内に秘める春田シェフと外に叫ぶジミーシェフ…、がプレゼンで既に現れるw。
 花蓮のバナナを使ったひと皿は台中でも出ていた、海老が日本版、か。
JL Crony
YEAST “No,9”
 一旦休戦w…じゃないけど、いつもの「クローニーのパンの時間」の『9号酵母』版♪
 合わせる「Levure Numero Neuf "No.9" -Fezas-」も、日本酒の「きょうかい9号酵母」で醸したシャルドネ。
 酵母力…って強いもんぢゃ。相互的に、酵母入替え的な試みは盛んになってる。
JL Crony
JL Crony THE SMELLS OF SUMMER
 夏の香りに包まれた、春田シェフらしい力感溢れる真名鰹。
 隣でMシェフが「ボクが単独で来ると春田シェフ、魚出してくれないんだけど」…と漏らしてて笑う。ま、しかし、この皿はMシェフは作らないよなあ。…腕のある若手シェフたち、それぞれにくっきりと自分の署名の入った料理を出してくるもんだ。と、改めて思う。

EVERYTHING STINKY
 例の。(笑) ~fish sauce caramel glazed beef short rib, green sambal, petai, jicama~
 日本では料理タイトルも「クッさいの」…になってる(笑)。
 主催側は慎重にプレゼンして(笑)のサーブだが、残念なことに(笑)、「臭くてダメ~」な人は無し。プッタイ自体が初めての人はけっこー居たようだが。
 いずれにしてもワシらには、スーパー旨い!
 JL訪問から間もないんで「今回が2回目」の皿も多かったのだが、コレや「SHROOM KUT TEH → WINE」は『2回食えてヨカッタ!』って感じ。
 …もっともジミーシェフはそこんとこをちょっと気にしてて、「次、来てくれたらまったく違うの出すからネ」と念を押す。けっこー細かく気がきくヒトだねえ♪…それは、料理にも現れている。
 この料理、台中ではメルロ主体のボルドーを合わせていたが、今日は99のコートロティ…まことに結構♪
JL Crony
HAI NAN JI FAN
 海南鶏飯…、の、合作モダン版。ブレス鶏にトリュフがけ。
 大変モダン、というか、海南鶏飯からけっこー距離のあるハイブリッド版が出来上がった。うんまい、ペロリ♪
「ジミー、海南鶏飯は何が合うの?」
「そりゃ、タイガービールだよ」
 …的なことで、タイガービール(笑)だそう。
JL Crony
MELON
 巣篭もりスタイル、割れば北欧の緑が滴り出す。
JL Crony
JL Crony TAO SUAN
 緑豆のタオスァン(豆爽)のモダンスタイル。字の通りw、豆が爽やか。

YAW KUN KOPITIAM 2017
 実物と並べてもよく出来てる、食べられる卵の殻w。
 “カヤ”も初めての客、多し。コレで“カヤ”を覚えてもなァ…とも言えるが(笑)。
JL
TAIWAN MANGO CAKE ?
 あっはっは…と、楽しい一夜もこれにてオシマイ。

 ジミーシェフ・春田シェフ、美味しいな~♪
 台中は近いから、列席者の多くは台中も訪れることになるでせう、ボクらも「また違うバージョン」を体験に再訪したいとです。
 春田シェフ・Cronyチームも、これからは交流戦を増やして行くそうで、如何に皿上/皿外ともに(!)プレゼン力を増して行くか…楽しみだ♪
JL Crony
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  kawmunkai sompong  カオマンガイ ソンポーン
  
1228 Rama4 Rd., Klongtuy, Bangkok 081 899 8036
7:00~20:00 無休

・ バンコックのカオマンガイ
  → 2015バンコク旅行記はこちら

2014年12月 

 *カオマンガイ

[AQ!]
 昼、カオマンガイとかですかね。
 文字通り星の数ほどの店から、「いなたい風情ながら人気店」と聞く、クロントーイの駅と市場の間にあるカオマンガイ ソンポーンへ。
 カオマンガイ40バーツ。市井の、それは何ということもないものながら「突き詰められた」バランスがまことにウマイ。
 店先で捌く鶏はことさらに福福しさを主張するわけじゃないけど目先の市場で売られるイケの鶏の感覚、キリッとごはん(ウマイぞ)、胡瓜、苦瓜の汁(これが呼ばれる!)。わお!

 ごちそうさま。…が12時半。よく入ってるが行列とかはない。
 この後クロントーイ市場を冷やかして帰りがけに覗いた14時半には完全撤収にかかってたんで、行く人は時間にご注意…とか、何となく書いとく。
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  Koon Kee Duck Rice  坤记鸭饭
  
Blk 16 Bedok South Hawker Centre. #01-47. Singapore 
無休

・ 滷鴨肉など肉焼きご飯のホーカー
  → 2013シンガポール旅行記はこちら

2013年 8月 

 *Braised Duck Kway Teow with Peanut

[AQ!]
 サイコーのCKTは何処だ!…とカトンを越えて空港の方のホーカーズ(Bedok South Hawker Centre)まで出張ってみたげな、夏休みなのか、臨休でやんの(Hillstreet Fried Kway Teow)。
 ま、そーゆーこともあるか、…と切り替えて、こーゆーローカル・フードセンターではやっぱ「行列が出来てる店」が手堅いかね(おお、原点だ)…と探す。

 で、「Koon Kee Duck Rice」。滷鴨屋、braisedやroastのduckや叉焼の丼(飯・麺)を商う。braised duckを、メシも美味そうだがちょっと成行きに従ってクイティオで。花生も追加。
 しっつこそうな見た目に関わらず、すっきり爽やかな食い口。マル。

 隣のデザート「金源香 豆花」も人気店らしいので、豆花をいただいてみる。

[へべ]
 失意のマナコになんとなく浮かび上がって見えてくるのが各店の人気・不人気。
 よっしゃこの辺で手を打とうかと、さきほどからわりと行列の絶えない、鴨鶏焼豚のっけ麺飯粥の店に決める。
 さてチャーシューか鶏か鴨か、はたまた焼(ロースト)か煮込(ブレーズ)か、飯にのせるか粥か麺かクイティオか、…と並びながら迷う。
 御自慢の一品らしく看板の写真のでっかい鴨Duckのブレーズを、ここはひとつシンガポールらしくクイティオ(平打麺)にのせてみようと衆議一決。
 おとーさんの機転でトッピングした花生もよい相性。
 意外とスパイシー(このピリ辛は胡椒?)なタレに、散らした緑の香草でいく鴨肉とクイティオ。
 これは旨い! ついてきたスープもいい香りでおいしい。
 別の屋台で調達してきたタイガービールで乾杯!

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  Khua Kling + Pak Sod - Prasarnmit branch  คั่วกลิ้ง + ผักสด
  
21/32 Soi Sukhumvit 23, Khwaeng Khlong Toei Nuea, Khet Watthana, Krung Thep Maha Nakhon Bangkok +66 2 259 5189 www.khuaklingpaksod.com


・ バンコクのタイ南部料理
  → 2017-8バンコク旅行記はこちら

KKPS 2017年12月 ☆☆☆

 *คั่วกลิ้ง + หมูสับ Khua Kling Moo Sab
 *สะตอผัดกุŒง Sataw Pad Kapi Goong
 *Black Jelly with Longan Juice
 *"Lod Chong" in Coconut Milk
 +Dirty Forty Born in Bangkok Crafted in Perth Amber Ale

KKPS
[AQ!]
 腰に伝票をさしたオトーサンに案内を乞う。
 このオトーサンがずっと面倒見てくれたのだが、テーブルウォッチが熱心で優秀なサービスマンなのであった。

[へべ]
 こちらはオーナーの一家がタイ南部のチュンポーン県出身で、南部の家庭料理を出すお店なのだという。チュンポーンってどこやねん? とググってみると、マレー半島を南下していく途中の細くなってちぎれそうな辺り(クラ地峡)のタイ湾側らしい。

 飲み物はもちろん、ビール!ビール!
 ええと種類は何があるのかな…と見回すと、クラフトビールの紹介らしき卓上POPが目に留まり、「これください」。出てきたのがDirty FortyのAmber Ale、バンコクのラボで開発、オーストラリアのパースで醸造しているというもの。ほど良くコクのある飲み口で、なかなかイケる。
KKPS
Sataw Pad Kapi Goong
 Stink beans stir fried with prawns
 南部といえばぜひ食べたいのがサトー豆。ここはやはり代表格の海老炒めを、と頼んでみると、サトー豆どっさり入ってる!
 エビとの相性のよさは言うまでもないが、豆がみずみずしくて、カピ炒めの蝦醤が品良く旨い。うわー、これ、毎日食べてもいいかも…。

[AQ!]
 な、なんだコレ、う、ウマイ!
 サトー豆(プッタイ、臭豆、ネジレフサマメ)やカピの質が上々♪

[へべ]
Khua Kling Moo Sab
 Stir – fried spicy Thai Southern - style dry Khua Kling curry with minced pork
KKPS  店名にもなっているクアクリンが、生野菜セットとごはんを従えて登場。
 メニュー上は「豚ひき肉の香草和え」という名乗りなのだが、こ、これは…。予想以上に汁気のないドライな仕上がりで、でんぶ調、いや、ごろごろっとした肉そぼろ的というべきか。北のイサーンは辛くて有名だが、南もやはり辛いと聞くので、おそるおそる食べてみると、バイマクルーのいい香り!
 辛さ自体はかなりあるが、全体としての調和したおいしさが際立っていて、ごはんや野菜で調整もできるので食べやすい。野菜セットの立派なインゲン豆を合いの手にぽりぽりかじっては、クアクリンを一口、ごはんも少々…と食べ進むうち、初めての味なのに、なんだか懐かしいような気分になる。
 白っぽい生姜のような野菜は、後でググるとカミン(白いウコン)らしい。タイの魅力である、生き生きと香るハーブと野菜(その境界はほとんどシームレス)の力強さ、鮮烈さに、幸せボルテージがぐぐっと上がる。

[AQ!]
 な、な、なんだコレ、う、う、ウマイ!!!
 屋号の一品だし頼みたいのは勿論だったが、激辛の料理という。オトーサンに聞くと「そうだ、辛い。ま、フィニッシュで多少の調節は効くよ」ということだったので、「レススパイシー(^^;)」と注文した。
 それにしてもウンマイ食べ物で、料理には「夢中で食べて、気がついたら無かった。どんな味だっけ?」…って間抜けなことがたま~にあるもんだが、コレ、そう(^^;)。
KKPS
[へべ]
Black Jelly with Longan Juice
"Lod Chong" in Coconut Milk

 苦味の活きた仙草ゼリーにロッチョンと、デザートも品がいい。
 ココナツミルクをかけたロッチョンは、粗めのかき氷を少々トッピングしてあり、緑色の太麺状。ぷるんとなめらかな食感が楽しく、パンダンリーフ(タイだとバイトゥーイ)の香りに東南アジア気分が盛り上がる。同じようなものはインドネシアやマレーにもあり、ベトナムでもチェーの具にするとか。
KKPS
[AQ!]
 サイケなネオングリーンのパンダン色が、アジアの休日気分♪
 仙草ゼリーは典型的な出来だったが、かなり上質に感じた。

 うーん、お昼から、大コーフン♪
 コチラ、品書の料理は100種類を軽く超える。
「ねえオトーサン、明日は元日だけど、お店やってる?」
「もちのロンさ♪」
 来る来る、明日も来る!

KKPS 2018年 1月 ☆☆

 *ใบเหลียงผัดไข Bai Leang Pad Kai
 *สะตอผัดพริกแกงเขียว หมูกรอบ Sataw Pad Prik Gang Kiew Moo Krob
 *ปลาทอดขมิ้น Pla Tod Kamin
 *"Lod Chong" in Coconut Milk
 *Young Coconut Pudding
 +Dirty Forty Born in Bangkok Crafted in Perth

[へべ]
 まだまだ食べたいものがある! ということで、お昼はいそいそとKKPSへ。

Kai Jiew Bai Leang
 Thai omelette with‘Bai Leang’ Thai Southern green leaves
 リアンの葉がたっぷり、白い大ぶりな大蒜もごろごろっと入った卵の炒めが、大好きな味!
 リアンの葉は、炒めるとちょっとウルッと柔らかい食感でいい香り、やさしいけれど緑の濃い感じがタイ野菜らしい青菜です。
KKPS
[AQ!]
 そう言えば、2018食い初めじゃあ♪
 オトーサンが一瞬、「ホントに来たか、ワレ」と微笑む(気がしたw)。
 リアンの葉は南部特産のよう。品良く魅力的なオムレツに仕上がる。香り野菜、って感じ。
 困ったことに、毎回頼みたくなる味(笑)。ひと皿量も軽めなんで使いやすい。

[へべ]
Sataw Pad Prik Gang Kiew Moo Krob
 Stink beans stir fried with crispy pork belly and Thai Southern green curry paste
 サトー豆、この日は豚バラ揚げとグリーンカレー味の炒めもので。
 南部のグリーンカレーは激辛のプリッキーヌーをどっさり使うという評判に違わず、鮮烈な辛さで、シューッと頭のてっぺんから何かが揮発していく(脳みそだったのかも)感じでしたが、後を引かずキレのいい辛さ。
KKPS
Pla Tod Kamin
 Deep - fried fish with turmeric
 気になっていた、魚のターメリック揚げにもチャレンジ!
 カミンと大蒜のチップが山盛りトッピングされて登場、尾頭つきのまま丸揚げにした魚は、よく揚がってて香ばしく、骨までばりばり食べられるのが楽しい♪
 インパクトのあるルックスですが味わいはナチュラル、添えて出てくる辛酸っぱいタレも好相性で、ビールをおかわりしたくなる料理でした (^^;)

[AQ!]
 ターメリック揚げ、魚はグルクン系かな。大蒜もタップリ。魚はよく揚がっており、背骨以外の骨は、ほぼ可食。よく齧りましょう。
KKPS KKPS
[へべ]
 デザートには初日に気に入ったロッチョンとともに、Young Coconut Puddingを。純白のココナツミルクシロップの海に浮かぶフルッフルの柔らいココナツプディングの島と、ココナツ果肉。
 なんともいえない上品さが、この店らしい一品。

KKPS 2018年 1月 ☆☆

 *แกงไตปลา Gaeng Pu Bai Cha Plu with rice vermicelli
 *หมูผัดกะป Moo Pad Kapi
 *ไข‹เจียว + มะระ Kai Jiew Mara
 *Young Coconut Pudding
 *Green Mango in Sugar Syrup with Ice
 +Chalawan Pale Ale Phuket

[AQ!]
 3日連続訪店、迷い無し♪…とKKPSに乗り込む。
 …と、様子が違う。店内から漂う、客の圧が違う。
 「お2階へどうぞ」…お、1階は満席か…と2階へ上がると、2階もテーブルの残りは少ない(^^;)。
 そう、3日連続と言っても、12/31、1/1ときて今日は1/2。…もしかすると、今日のコレが「フツー」なのかもしれないねー。大晦日・元日が少なくて。そうすると、「フツーの日」のKKPSは予約を入れた方が安心なのかもしれない。
KKPS
 ところでこの店、クラフトビールの種類はけっこー揃っている。本日はプーケット産の、怪しい美女と鰐のラベルの「Chalawan」。おいしー。
 「一族の正月会」みたいな卓もチラホラ。

[へべ]
Gaeng Pu Bai Cha Plu
 Yellow curry with betel leaves and crabmeat with rice vermicelli
 南部料理で気になっていた中に、魚介のカレーをカノムチーン(タイ風そうめん)と食べる…というものがあり、最終日にはカニとキンマの葉のカレーを頼んでみた。
 上質なカニがふんだんに使われていて、キンマの葉がいい香りで、そして、やはり…強烈な辛さ!
 これは辛い、吹き抜ける風のように緑の辛さが、おんどれらを襲う。と、それをオアシスのようにやさしく受け止めるカノムチーンが、しみじみ旨い。カノムチーンってこんなにおいしいものだったとは。
KKPS
[AQ!]
 カノム・ジーン自体がこんな旨ぇ!…って、けっこー意表をつかれた(^^;)。
 蟹キンマカレーが絶妙に合うし。…ただし辛い。アタマから汗が鬼頭温泉のように噴出する。でも不思議に、「ひつこい辛さ」ではない。

Moo Pad Kapi
 Stir fried with ‘Kapi’ shrimp paste + Pork
 ムー・パッ・カピ…まさにその通り、な料理だが、やっぱカピの良さが光る。
KKPS
[へべ]
Kai Jiew Mara
 Thai omelette with bitter gourd
 卵炒めを、この日はマラパット(ゴーヤ)で。肉厚のみずみずしい淡色のゴーヤが、しっかりと苦くてこれまたおいしい!
 実はこの日はドークカジョーン(夜来香のつぼみ)、パクワーン(アマメシバ)なども聞いてみたが、入荷がないというもので。その辺りはまたの機会にぜひチャレンジしたいものです。

[AQ!]
 ゴーヤはまあ想像つくから…と後回しにしてたんだけど、食べてよかったかも。しっかりした苦味がたまらん!
 かんけーないけど、最近東京のスーパーとかに出回ってるゴーヤ、苦味足りないよなあ。苦くないです…とかいう頭のオカシイようなゴーヤを開発してたりするし…。

Green Mango in Sugar Syrup with Ice
 漬物のデザート版…みたいな味わいがオモロイ。
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  Lac Hong ラック・ホン
  
Paris 67,rue Lauriston 01 47 55 87 17
~22:45 F.aout.

・ バリ16区、女性シェフのベトナム料理 (1999.4)
 下記にある通り、美味しくて我々はとても気に入っています。メールでは、「本場に比べると、おお味で??」という声もいただきました。(2000.7)

1998年12月 ☆☆

 *ネム(揚げ春巻)
 *野菜の蒸うま煮風
 *大海老の脳味噌ソース、ラックホン風
 *鶏の7種詰め物グリル
 *ココナツアイスとフレッシュマンゴ
 +97 Bandol Rose / Otte

[AQ!]
 旨い! 美味しいベトナム料理屋だ。16区だかの品の良さそうな地域の一画に、嬉し恥ずかしいアジアンテイストな外装を構える。店内には果物が山と積まれ、南洋の造花造木には緑のランプがあたっていたりするものの、全体には趣味良く居心地良くまとめられていると言えよう。

 カクテルメゾンはTimgadのそれを思わせ、頼んだ私が馬鹿でした(「いや、Timgadよりは良かったよ、ライチ茶風で」へべ談)。
 ネムは味付けといい揚げ具合といい、ベストな出来。またタレのニョクマムと酸と糖の塩梅が特筆もの。野菜もバッチリ。自慢の海老も旨く、ソースにそそられる。海老の皿の時点で炒飯(炒め、良し)が到着していたのがgoodで、海老味噌タレをちょっとつけると、止まりません。
 大書すべきが最後の鶏。コンガリと焼けた鶏のフィリングは、春雨にキクラゲ・トウモロコシといった辺りが目には入る。香りが凄い。どんな香草・スパイスの響宴か、めざましい旨さ。一瞬、モレデポジョを思い起こす部分もある。ゴロンと皿の上に転がってサーヴされ、サーヴィスが2等分まではしてくれる。それぞれの皿の上に盛った後、自信ありげに「これはノー・ソースである」と言い放っていく。この一皿で客にウラをかえさせるパワーのある料理。

 武骨なオヤジがいい加減に電話を受け、いい加減なセーターを着てサーヴィスにあたる。手下のキョンシーたちはどことなくTan Dinhのキョンシーに似る。日本での紹介を丁寧にファイリングしてある所もTan Dinhと同じ。日本語メニュー完備で比較的間違いの少ない日本語プリントアウトなのを見ると、懇意な日本人が目を通している感じ。フランス人客の卓で眺められているフランス語メニュー&ファイルを見るともなく見ると、ル・モンドの記事と並んで何だか見覚えのある絵が見える。お、ロビュションのメニューの絵だ。おお、と、フランス語メニューを見せてもらうと、ロビュション直筆の賛辞(のコピー)であった。へへぇ~、と思い、再度日本語ファイルを読むと、ロビュションもこの店が好きでよく来るらしい。また、多分ゴーミヨだと思うのだが、「本年の料理人」に選ばれたことがあるそうな(アジア人女性で!)。そう、その料理人は例のオヤジにはもったいないところのカミさんだそうで、なかなかの美貌がチラと見えた。ちなみに15/20ゴーミヨである。不思議なことに(と言ってよかろう)ミシュランには記載が無い。

1999年 4月 ☆☆

 *海老揚げぎょうざ
 *大海老グリルと青パパイヤのサラダ
 *フォー
 *ソールのジンジャーソース
 *炒飯
 *ランブータン、マンゴー
 +97 Alsace Pinot Noir / Hugel

[AQ!]
 ラックホンはWilli'sとT.d'Argentに挟まった日程で、軽目で。
 やはり精妙感があり美味なアントレ。フォーは「さすが!」と思わせる深い旨さで、また食べたくなった。ポアソンはオヤジ(シェフのマダムの旦那さんらしい「オヤジ」然としたメートル)のお勧めだが、この店と思うとやや凡庸かも。仕入れた魚介を捌きたかったか?デセールも本日は軽目狙いでフルーツ。ランブータンの奇矯なルックスはパリ市民にウケていた。食べ終わったランブータンのボンボリの様になった外皮を持ち帰る陽気な奴も。Hugelのピノなどを試すと(冷やし過ぎだが)なかなか面白い相性、かつ単独でも実にこれは悪くない。ボロボロっとしているようでいて、なかなか選べるワインリストである。
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  老吳菜頭粿 Lau Goh Chye Thow Kway  
  
70 Zion Road Riverside Food Centre Singapore  

・ シンガポールのキャロットケーキ
  → 2013シンガポール旅行記はこちら

2013年 8月 

 *菜頭粿

[AQ!]
 キャロットケーキの店、…って、さあ、シンガポールで言うこの「キャロットケーキ」というのは、大根餅のオムレツ…のことなのでありんす。
 こちらは「白」と「黒」(と「白黒両盛り) がある。「黒」は黒甜醤仕立て…で、甘い。寿司屋の玉子くらいの意味合いで、デザート的にも良い。
 やはり見た目によらぬ、繊細な仕上がり。

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  Le Du  
  
399/3 Silom soi7 Silom Bangrak Bangkok (092) 919-9969 www.ledubkk.com

・ バンコクのモダン・タイ料理
  → 2017-8バンコク旅行記はこちら

LeDu 2018年 1月 ☆☆

 [ Festive Set Menu ]
 *Pickled Longtail Tuna
 *Chicken Liver
 *Egg & Fermented Fish
 *Grouper
 *River Prawn
 *Beef
 *Toasted Coconut & Rice Flour
 +14 Toscana Bianco Altesino
 +15 Sauvignon Blanc Te Tera Martinborough Vineyard
 +14 Riesling Klein Constantia 1685
 +15 Rose D'Anjou Chemin des Sables Sauvion
 +15 Wallace by Ben Glaetzer Barossa Valley Shiraz Grenache
 +Muscat Beaumes de Venise Domaine des Bernardins

LeDu
[AQ!]
 さて2018年初ディナー。
 「この旅の目的その3」は「Le Du」。
 実はこの店、3年前のバンコク旅行の時に来たくて、メールでさんざんコンタクトを取っていたのだが、その頃は年末年始にバーンと休みを取る店で、結局スケジュールが合わなかったのであった。
 そんな訳で、今回はスケジュール優先度も上げて臨んだのだが、何のことはない、店は元日も含め営業する体制に変わっていて、すんなり予約ゲット。
LeDu
 コチラはBTSのChong Nonsi駅から徒歩3分…と思いっきり便利なロケーションに構えている。
 壁に輝くLEDUの4文字がすぐみつかる。
 クールで軽くポップで薄暗く、ずばりイマっぽい店作り。3年前だと更に「おおキテんなあ」と見えたろう(^^;)。
 満席でバンバン回ってそうな雰囲気。スタッフ数もとても多い。
 店の真ん中付近の席に案内されて、まず気がつくのが、日本人客多い(^^;)。
 勿論バンコクだから、町でもパラパラ見かけるし、これまでの店にもいたかもしれないんだけど、いきなり今日は「前も後ろも横も」日本人でビックリ(^^;)。
 まあこーゆーのは偶然が大きいけどね。
 フレンチインスパイアドでオサレで高価格帯な店に日本人…が(昨今的には)イメージに無いからなあ。日本語情報、載ったのかなあ。元日だから便利な立地探したかなあ。…などと。
LeDu
 TONオーナーシェフはCIA出でジャンジョルジュやイレブンマジソンで修業。こーゆー芯の通ったフレンチシェフによるタイモダン店開業…の草分けの一軒と言えるだろう。
 薔薇の花のようなビーツタルトをつまみながら、スタート。

Pickled Longtail Tuna
 Sustainable Ocean Fish, Bitter Green Palm Sugar
 木の皿にLongtail Tuna漬にササゲっぽい隠元、どことなく北欧調のひと皿。Bitter Green Palm Sugarが確かに面白い。軽快なスタート。
 Longtail Tuna、コシナガマグロは鮪だが「Sustainable」と注釈入り。後ググリすると、日本では流通の少ない小型の現地消費主体・安価マグロらしい。
LeDu
Chicken Liver
 Free Range Chicken, Seasoned Vegetable
 レバームースの上にタップリと香草・花サラダで、パンの蓋。軽くポップにタイ食材を活かす…なるほど、の継続。

Egg & Fermented Fish
 とろとろ玉子、朝食っぽい(笑)。
LeDu
Grouper
 Sustainable Ocean Fish, Celery, Nage
 ハタの松笠焼きお碗仕立て…だ。松笠がやりたかったのかなw。
 大麦入りスープで、ひと皿の味のまとめはバッチリ♪
LeDu
River Prawn
 Salted Egg and Shrimp Paste
 おお、これは巨大…超巨大な川テナガエビのカレー。咸蛋・カピのごはんに多種の薬味。
 大きさに驚くが、お味も、嬉し恥ずかし真正面にすんげ~旨い!
 一座のスターはいいシゴトをしやはる。

Beef
 Pickled Vegetable, Peanut Curry
 牛皿にピーナツカレーソースが注がれる。これはワイワイとギャロッピングな食べ心地。
 なるほどタイを上手く解釈してきたね~、的な。
 合わされる豪州グルナッシュシラーズが、パシっと気分チェンジしていて美味。
LeDu
Toasted Coconut & Rice Flour
 ココナツ・米粉・トロピカルフルーツのパンナコッタ調のデセール。そしてミニャルディーズというか水菓子に西瓜・木瓜…。
LeDu
 店内はてんでにさんざめいている。
 いい空気だなあ。楽しくポップな、イイ料理が加速している。
 まあ昨今のファインダイニングも色々で、劇場型的な「全ての客が同じ方向を見ている」店も多いが、こーゆー、オンザストリートコーナー的にそれぞれの客がそれぞれの色合いで盛り上がってるような店が、本来は、好きだ♪
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  Lorm Thai Restaurant  ローム
  
485 Moorabool St., South Geelong 03 5222 3148 www.lormthai.com.au

・ Geelongのタイ料理
  → 2019オーストラリア旅行記はこちら

Lorm 2019年 5月 ☆

 *Por Pia Tod Vegetarian
 *Tom Kha Gai
 *Pad Grapao Calamari
 *Gai Yang
 *Gluay Tod
 +17 Shiraz Way Ville Estate


[AQ!]
 Geelong。
 ビルの電気事故による「IGNI」ドタキャン休業を食らったワシらの19時半。
 田舎町だ、急いで代替案を考えなければいけない。
 まあ大した店が無い(^^;)…のは、把握していた。
 翌日ランチ用候補などを調べていた時の店名をば~っと思い浮かべる。
 割りと評判が良いと記憶してた一軒がタイ料理「Lorm」。
Lorm
 急いで調べると、多少遠いのだが、まあアリな感じ。中心部から2km弱くらいか。
 バス停に急ぎ、来たバスに飛び乗る。

 “ロードサイドのエスニック料理”のイメージ通り。
 「OPEN」のボードが輝いて見える(笑)。
 タスマニアビールで、メシにありつけることに乾杯♪
 標準的…というのも変だが(^^;)、フツーのタイ料理メニュー。
 フツーの注文。

Por Pia Tod Vegetarian
 フツー。

Tom Kha Gai
 日本だと「鍋」ってサイズの提供が多いが、小鉢一品料理として。
 ハーブ感まどマァマァだが、何たって豪州、鶏が激ウマ。
「このレベルの鶏が使えるタイ料理屋、って、日本には1,2軒あんのかねえ?」
 などとパクつく。
Lorm
Pad Grapao Calamari
 豪州に来るたびに驚くのが烏賊の質の高さ。
「のレベルの鶏が使えるタイ料理屋、って、」(以下略)
 烏賊略…でパクつく。
 ま、かなりテキトーな炒め煮だが、イングレディエンツって恐ろしい(^^;)。

Gai Yang
 鶏の旨さに、追加。以下、略w。シラーズがすすむ。
 これは量も十分で、追加戦線打ち止め。

Gluay Tod
 Deep fried Banana in Batter served with Ice Cream。

 ふぅ、一件落着感。
 2115くらいの終バスが行っちゃったのはわかってたけど、「食後なら歩けるんでね?」。
 たしかに、腹ごなしに丁度いいくらい。
                                                                              
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  nahm  ナーム
  
Metropolitan by COMO 27 South Sathorn Road Tungmahamek Sathorn Bangkok +66 2 625 3388 www.comohotels.com/metropolitanbangkok/dining/nahm


・ バンコック・メトロポリタンホテルのタイ料理
  → 2015バンコク旅行記はこちら

2014年12月 ☆

 *Ma hor
 *pork and lobster with shredded ginger and thai citron
 *blue swimmer crabs, peanuts and pickled garlic on rice cakes
 *grilled mussels - southern style
 *prawns and coconut wafers with pickled ginger
 *wild mushrooms and ginger soup
 *salad of fresh river prawns with pork and asian pennywort
 *Gaeng Hang Lay
 …and the set menu parade goin'on…
 *custard apple in coconut cream with sesame biscuits
 *sapodilla steeped in coconut cream with taro pudding and deep fried shallots
 +10 Cuvee de Siam rouge / Monsoon Valley

nahm
[AQ!]
 で二日目、nahm。
 手と手を合わせて、ナ~ム~。
 高級ホテル・メトロポリタンのタイ料理、タイ料理研究家豪州人デビッド・トンプソンが仕切る。
 ここで味わうべきはデビッドのタイ料理への純愛の深さであり、スモーキーフレーバはとりわけ素晴しい印象を残す。
 たっかいけど、ね(^^;;)。

[へべ]
 プールサイドのテラス席からガラス1枚へだてたテーブルにて。
 デビッド・トンプソン(シェフ)がタイ料理とは甘酸辛塩のバランスと見つけたり、というのはともかく、その思想を皿上に体現した料理はどれも味が濃い(くどい)。砂糖と塩たっぷりの某国料理に酸を加えてスパイシーに仕上げたような。
 料理はほとんどが、どんと一度に来る。

[AQ!]
 …まあでもやっぱ、「言われても」来ちまいましたけど、ナーム(笑)。
 …っていう呟き雑談に行きますか、やっぱ(^^;)。

 もう今は、そうゆう「なかなか面白いとこもあるぢゃん」じゃすまない、
「サンベリベスト50が自爆してしまったことの、犯人なのか?功労者なのか?」
 という議論ばかりがネット上を騒がせるその、『サンペリ・Asia Best50』が選ぶ、
[ アジアNo.1 ]
 ことナーム…ってことであります(^^;;)、…って話。
 まあ私の見る限り、世間では非難轟々…とまでは行かないまでも、「なんぢゃそれ?」の声で溢れた、話。

 じゃあ俺もそれ聞かれる?…って言ってもさあ、元々、ベスト50って、ある意味偉大な「紹介力」は有してても評価機能とか格付け有意性とかさあ、それは持ってないシステムでしょ、ということは、元々だからねー。
 ナームの一件で「いかにベスト50の評価法が駄目か」をとうとうと説くタイの解説ブログなんかがあるんで、論理的講釈なんかはそーゆーのを読んでいただければいいんですが。
 まあサンペリ評価チームは「だってNリサワより美味いじゃん?」とか言いそうな気はする。まあそれはそうだろうけど、それ、アジア1って話とかんけーないすから(笑)。

 ま、そんながあるんで、別にハッピーでいいんだけど、料理論的に、も少し見れば、デビッドのタイ料理論の核の甘酸辛塩のバランス…ってのはその通りなんだけど。…まず、色んなシェフたちはナームに来て「辛過ぎるよ」と言うんですねー。
 辛さの点、それもそうなんだけど、自分の感じで言うと根源は、(椰子)砂糖をとにかく入れる、入れ過ぎる。とにかく砂糖甘い…んで、それに対してナンプラーがどばどばになり、チリが山ほど入る。
 …結果、辛くなり、「調味料のミックス」の料理になるところはある。主素材よさらば、的な。
 砂糖入れ過ぎよ、と言ってる料理家ブログはどっかにあったなあ。

 本格タイ料理に敬意を表しながら料理としてバランスを取る感覚は、昨日のソウルフード・マハナコーンの米国人の方が上手だ。値段4分の1だし。
 でもまあ、ここの豪州人の純愛には打たれる点がある。かんけーない嵐に見舞われているにしても。ひつこい味であるにしても。

 でもデザートはパーフェクトに美味い。し、すべてのイングレディエンツ、とりわけハーブの質は素晴しいにも程がある(笑)。ここの材料で、かつての成城ラーンチンチンタイのチラポンさん(元バンコック・グランドハイアット副料理長、アンバサダー料理長)が作ったら、美味いだろうねー??(^^;;)

[追記]
 サンペリ50ベストについて一言足しておけば、50ベストってのは、とくに上位ではハイパーモダンな店を取り上げることで注目を浴びてきた過去がある。「旧来のモノサシでは測れない」価値を提案してきたから、そこに「ああ測れないよなあ」というモヤっとした共同幻想?的な納得があったのだが、そこに、アジア50になって顕著になった旧型構造店のランキング入りの増加という事態。
「なんだ測れるじゃん」というのが入ってくると、それはひと目で測れるわけだから、「それでソコなの?」という疑問になり、馬脚があらわれるんだよなー、そりゃ。

 ***
 nahmのアミューズの一発目はゆーめーな「マーホー」…だと思うのだが、ここからして若干の「?」は始まる。
 煙ムールがいちばん良かったかな。
 ゲーン・ハンレイが連夜となったのはまったくの偶然。nahmのはピーナツ入りなのは良かったが、出来はSoul Food Mahanakornの方が好み。
 野菜は酢豚ちっく。
 それにしても全体の印象が暗くなるのはやはり茸の砂糖汁の影が大き過ぎるのかもしれない。これは悲惨。
nahm
 「セットメニュー」の選択はオマカセしたのだが、セレクションは自分たちでやった方がまだ良さそう、とは思った。

 かんけーないけど、この店の夜はダダ暗い。昼に来た方がまだ良さそう。相当の暗さの中に、例の「ドーン」で料理が一斉登場するんで、何つーか、闇鍋じみている。
 あと、室内だが蚊がいる。

 それからタイのローヌセパージュ、モンスーンバレー2010は、タイ料理とまことに結構な相性。
 タイ・ワイン、赤でもイケちゃうの、あるんね。値段はそこそこ、するけど。
 しかしソムリエ君、リストに載ってるんだから、「今日はタイワイン飲んじゃうぞぉ~」に対して笑うのはやめなさい(笑)。
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  Ngoc Xuyen Saigon
  
4 Rue Caillaux、75013 Paris +33 1 44 24 14 31 ngocxuyensaigon.com
ferme dim.

・ パリのベトナム麺
  → 2016パリ旅行記はこちら

NGXS 2016年 6月 ☆

 *Banh cuon
  Raviolis vietnamiens
 *Pho dac biet
  Soupe tonkinoise
 *Bun bo hue
  Soupe royale
 *Biere Saigon

[AQ!]
 さてお昼。
 ある程度軽く済ましたいので、一膳メシ屋型ベトナム料理…あたりを狙う。
 いつもなら「為平牛粉」…ってとこだが、ちょっと評判を聞いた「Ngoc Xuyen Saigon」の写真が良さげだったので、訪ねてみる。
(実のとこ:まあ為平もご無沙汰なんでアリ…だったんだけど、ネットを見ると最近の写真が「あれ、これ為平?」…って感じのもある。近年はうつろいやすきパリ、新しい評判の方に流れた…ということはある(^^;))
NGXS
 13区…とかって見当つかないんだよなあ、最寄はMaison Blanche駅で徒歩5分強。
 大通りからRue Caillaux通りに入る。大して賑わってもいない細道だが、ベトナムはじめアジア料理店がポツリポツリとあって、ミニミニ・アジア街っぽい。何か経緯あるのか…って見当つかないんだよなあ。
 駅から歩くと、その通りの果てあたりに「Ngoc Xuyen Saigon」の派手なネオン看板が見えてくる。

 で、11時半くらい。店は(なんと)朝9時半からやってる。
 夜に向けてオナカをすかしたいので早く来た訳だったのだが、正解だった。
 いやいやかなりの人気店で、そんなに狭い店でもないのだが、12時には席は埋まってしまう。
 まあ回転もよいので、満席でも待てばすぐ空くだろうが。

 メニューを見ると(更に、いただいても…か)為平あたりと比べても、「中華料理←→ラーメン屋」で言うとかなりラーメン屋寄り…なタイプ。一杯頼んですすってけ、型。
 それでもちょっとだけあるサイドオーダーからバインクオンをツマミにしてビールで乾杯。必要十分な感じ。
NGXS
 麺は、表の看板に書かれてるフォーとブンボーフエ。
 香草セットが届く。十分に盛ってる。赤紫蘇が珍しい。パクチーファランが香りが薄いかな。
 で、丼が、ドン・ドンと登場。けっこー大盛り。
 うん、いいスープだわ~、美味しい♪ やや軽くスッキリさっぱりなタイプで、さりとて高尚過ぎもせず、フツーに旨い…って感じかな。
 どちらも具沢山…というか具の量が豊富。質の方は労働者ちっくで、んー、個人的にはもうちょっと麺の量とバランスが取れてる方がいいかなあ。麺をいただいてる時間に比べ、具と奮闘してる時間が長過ぎるような。
 ただし、だからこそ人気あるんだろうな~(^^;)。
 ま、しかしおいしゅーございました♪

 用途的には、繰り返しになるがラーメン屋っぽく一発で済ませたい時の必殺技。
 大衆ベトナム料理でも、色んなメニューがあって麺飯にもプティとグランがあって…な用向きには向かないかなあ。

[へべ]
 Soupe tonkinoise に、ハーブともやしをドカドカ入れて食べる、久々のしあわせ♪

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  No. 18 Zion Road Char Kway Teow  No. 18 Zion Road Fried Kway Teow
  
70 Zion Road Riverside Food Centre Singapore 

・ シンガポールの炒粿條
  → 2013シンガポール旅行記はこちら

2013年 8月 ☆

 *Char Kway Teow

[AQ!]
 さて、ここらで一発、「CKT」を決めないと!
 「CKT」ってのは、炒粿条:Char Kway Teow…の略。以前は気がつかなかったけど、シンガポーリアンは何でも「3文字」略語にするのが好きらしい。そう思って眺めていると町のあちこちに3文字が転がっている。

 前日は「Hillstreet Fried Kway Teow」に行ってみたのだが、臨時休業だった。
 今晩はもう少し近場でアタックしたいな…ということで、Zion Road Riverside Food Centreにある(その名も)「No 18 Zion Road Fried Kway Teow」へ。

 このフードセンター、まずまずの評判の中規模センターのようだが、地下鉄駅からやや遠いので、タクる。
 この時の運転手氏が、まあ折り良く?ホーカーマニアだったようで、
「Zion Road Riverside Food Centre…ってんだけどわかる?」
 と聞くと、目の端がキラっとして、
「ん、オマーら、CKTだな? 入口んとこの『18』ダロ?(笑)」
 と来たもんだ。続けて、
「アソコはいいぞ、楽しんで来いや。…でな、オナカに余裕があったら、…」
 とその後のレクチャー(笑)。
 また、Zionへの道中でも、
「ああ、この道の一本裏のChicken Riceはオススメだな。その先のホテルの横のChicken Riceは有名だけどオイリー過ぎてワシャ好かん」
 などなど、ホーカーズ系薀蓄はとどまるところを知らない(笑)。

 到着。
 22時近かったせいか、半数ほどのストールはそろそろ店仕舞いモードに差し掛かる。
 「18」は一応、18-23時…なので大丈夫。
 まあ人気はショージキと言うべきか、「18」と、運転手推薦店には数人の行列が出来ている。

 「18」のCKTは、3/4/5ドル…これはサイズの違い。1ドルは70円くらい、ね。

 オヤヂさんが黙々と一皿ずつ仕上げて行く。
 渡されたCKT(3ドル)は、見ての通りの「B級丸出し」具合のグチャグチャ感、…っつうか、皿の片側に傾いて寄ってるし。
 「あっハッハ」とビールとともにワシワシといただく訳だが、食べて驚倒!(^^;)
 なんつーか、品がイイのである。ハンナリとして、キレが良くて温かみのある、サラリ味。
 軽くキレイな味出しを軸に、上部で胡椒などの香りの櫓が組まれる。
 う、美味い! ま、美味さ自体は、「驚倒」は言い過ぎだろうが、見た目とのギャップは、ひっくり返りクラス(笑)。
 しかしなんだ、総論的に、ホーカーズのフードも、まあすんごく評判のいい人気店でしか食ってないけど、どこも、味・香りはタイヘンに品の良いシンガポールであった。
(見た目はともかく)そのベクトルは、ガストロとそんなに違わんような気もした。

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  Palanquin パランキン
  
12 r.Princesse Paris6e 01 43 29 77 66
ferme dim.

・ パリのベトナム料理
Pal 2000年12月

 *ネム
 *Pho、ハノイ風
 *豚肉の五香炒め
 *牛肉・春雨のスパイシー炒め
 *ソルベ・エクゾチーク
 +NV Champagne / Moe Chandon

[AQ!]
 6区のお洒落なエリアの小洒落たベトナミエン。標準的な料理で食べやすく、使い勝手の良さそうな感じ。女性誌にでも紹介されたのか、若い日本人女性観光客を何組か見たが、買い物メインの小さな胃袋にも好適だろう。

[へべ]
 どこかな~、このへんかな~、と手探りで行ってみると実はLina'sのすぐそば。若い女性にも人気のエリアで使いやすそうなオシャレ系ベトナム料理店。料理はいずれも結構。でも個人的にはPhoなら為平、スパイス系ならラックホンに軍配上げてしまうかなぁ。
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  Paste  
  
Gaysorn, 999 Ploenchit Rd., Lumpini, Bangkok +66(0)2 656 1003 pastebangkok.com

・ バンコクのモダン・タイ料理
  → 2017-8バンコク旅行記はこちら

Paste 2018年 1月 ☆☆☆

 *Miang betel leaves of spanner crab with torch ginger, pickled young tamarind leaves, roasted coconut & galangal jam
 *Coconut cream soup of free-range chicken with galangal, chilli jam & plankton paste
 *Grilled smoky eggplant salad with quail eggs
 *Shan minority group stir fry of salted and cured pork, fiddlehead fern, turmeric, dried fish & fermented soya beans
 *'Kaeng Bon' with Royal Project crayfish, elephant ear (an ancient Thai water plant) from Chachoengsao Province, salted and cured game fish, kaffir lime juice and Thai water mangrove apple flower
 *Calamansi and Tangerine shared Tart for Two
 +Mahanakorn White Ale
 +16 Syrah rose GranMonte Sakuna Asoke Valley
 +Epices Imperiales Chandernagor

Paste [AQ!]
 帰国前日の1/2は何となく空けてあった。さてどうしよ?
 80/20は休むって。Bo.lanは満席くさい。Table de Tee, Supanniga, Eat me, Paste…あたりかなあ。
 ま、エイヤで、12/31にPasteをサイトから予約。

 すんごい「都心」の高級デパート「ゲイソン」内の店、3階。何となくシンガポール「Iggy」を思い出すようなロケーション。
 名前を告げると、「おお、キミらか。2席空いてて良かったな、キミらの予約が入ったとこで今晩は満席だよ」…的なことを言われる(^^;)。
 通されてみると、飾り雛壇みたいな変わった席で、んー、普段はサーブテーブルか何かなのかもしれない。見ようによっては主賓席みたいな位置でもあり、店中を眺め渡す(笑)。
 窓外には通り向かいのセントラルワールドが見える、ほんとに都会だ。
Paste
 品書にはセットが3種類あるが、ちょっと踏み込み不足気味なラインナップかな…ということで、アラカルトで検討。
 先に結果を記してしまえば、店のタイプやロケーションに合ったカルトポーション量で、2人訪問でも、前菜・スープ・サラダ・一品料理・カレー・ごはん・デザート…と、タイ・スタイルでフルに注文してまったく問題ない。何なら、もう1、2品あっても、イケるだろう。
 こちらの料理スタイルは、事前の知識としては、「スタンダードなタイ料理を下敷きに現代流にリファインしている」くらいか、と。シェフは、Bee SatongunとJason Bailey夫妻…とBo.lanを思い出す構成の店だ。
Paste
 メニュー会議は、まずトムカーガイが古典レシピを踏襲しているようで、採用。
 炒めモノに、シャン族風の肉野菜というのをみつけ、これは食べなければ。シャンの居住地はビルマになるが、タイとの国境付近で、タイ側にも文化的な広がりは大きくある。
 サラダは、ラープにしようと思ったが、ヴェジタリアンメニューの中に、茄子と鶉玉子を発見…したら、茄子が食いたい気分が、勝った。
 こうなると、カレーは魚介系だろうか。ロイヤルなザリガニカレーが凝った名乗りで、これはご自慢そうでしょう。
 前菜は、まあ、エイや…で。
Paste
 バンコクのレストランらしく、カクテルが豊富。ワシらは、プーケットのクラフトビール。クラフトビールも多くの店が扱っている。
 おっと、そこにウエルカムカクテルも到着した。美味。
 長身ファランがソムリエのようで、ヴォゲのミュジニーが飲みたきゃどうぞ…ってリストなのだが、タイ産ワインには冷たい。まあ客層を考えるとそんなもんかなあ。ヴィオニエが1種類・シラーのロゼが1種類…だけ。ロゼを頼む。500ml瓶だけど、タイスタイルで料理のサーブが速いので、結果的にはちょうど良かった。酒質も、ちょうど良かったかな。
Paste
 betle葉・鴨スペック・キャビア…みたいなアミューズ。色合いがイイ。

Miang betel leaves of spanner crab with torch ginger, pickled young tamarind leaves, roasted coconut & galangal jam
 蟹のミャンカム。美し可愛く、食べて軽快。(こないだのLongrainのミャンカム、くどかったなあ…とくだらない雑談(^^;))
Paste
ต้มข่าไก่สูตรดั้งเดิม * สูตรแรกที่มีการบันทึกของสยามจากตำรากับเข้า รศ 109
 Coconut cream soup of free-range chicken with galangal, chilli jam & plankton paste
 Inspired by the first ever recorded in print Tom Kha recipe Ref, S. Rachanuprapun. Tumra Kup Khao 1890 AD
 通常、トムカーガイやトムヤムクンは「スープ」というより「お鍋」とでもいう形・量で供されることが多いが、ここのはまさに「スープ」。煮出すのに使われたイングレディエンツの多くは濾しとってしまうので、口当たりが滑らかで、スープ碗一杯の上品な量。
 思い切り洗練させているが、味・香りはハッキリしていて、満足度は高い。
 古典インスパイアドなレシピ…というのが興味深い。
Paste
ผัดยอดผักกูดหมูหมักกับถั่วเน่าแบบไทยใหญ่
 Shan minority group stir fry of salted and cured pork, fiddlehead fern, turmeric, dried fish & fermented soya beans
 シャン炒めはどうしようもなくゴハンの友。頭の中が「もう何もいらん」の世界になる(笑)。
 具合は、これもかなり原型よりは研磨されているんだろうけど「要るところはみんな入っている」感じがする。とくに青菜の香気にはクラクラとやられる。タイの青モノはヤバ過ぎる。

ยำมะเขือยาวกับไข่นกกระทา
 Grilled smoky eggplant salad with quail eggs
 焼き茄子マリネは、甘酸っぱく香草をまとって、これは想像通りの仕立て。鶉の玉子が物の見事に半熟になっている。瓢亭の鶉粥の上に乗せたい(嘘)。
 玉子は一皿に3個。そういえばミャンカムも3個。…この店に限らず、バンコクって「一皿に3つ」ってのが多いような気がするのだが、何か習慣があるのだろうか?
Paste
'Kaeng Bon' with Royal Project crayfish, elephant ear (an ancient Thai water plant) from Chachoengsao Province, salted and cured game fish, kaffir lime juice and Thai water mangrove apple flower
 ロイヤルプロジェクトなザリガニ。象耳葉はビックリ植物として名を馳せているようだが、レギュームとしてはウーブリエ枠の物のようだ。この象耳葉の産地Chachoengsao県は中部タイ、バンコクの東。
 高貴で珍なる御馳走カレーってこったが、お味がまた、何とも素晴らしい。海老カレー系の旨味に、象耳葉のシャキっとした食感・植物系の爽やかが相俟う。今回のバンコク滞在の最後を締める大菜として堂々の味わいでおました。
 Pasteの解説によると、200年以上の歴史ある北部タイのレシピだそう。Beeシェフの家で祝祭時にずっと作られていた、とか。
Paste
 サービスは場所柄、タイ人成金層やファラン観光客に対応するスタッフが取り揃っているが、面倒見のいい気軽なオバチャンなんかもいて感じが良い。
 ゴハンは様子を見ながらオバチャンがよそってくれる。

Calamansi and Tangerine shared Tart for Two
 With banana and coconut ice cream, watermelon and fresh 'num dok mai' mango sorbet
 デザートは迷って、盛り合わせっぽいモノにした。シッカリしている。ミニャルディーズのチョコも出される。

 改めて振り返ると、予想以上に手応えのある、美味しい一夜であった。ちゃんと、芯とか核がある。現代的生活に合わせたリファインぶりが、とても的確だ。しっかりタイ料理を堪能した気分。かな~りイイ店なんじゃまいか。
 場所も糞便利だし、お代がけっこう安かった。これはまた来ますね。

 シェフはあらかたの卓のサーブがされると、常連卓と思しきテーブルに出て、そのまま表に出て行ってしまう。
 ああ今日はもう上がりか…と思ってたら、帰りに「じゃあね」と店の外に出ると、そこの受付台帳のところに陣取っていた。おっと、客の帰り際にここでセイ・ヘローするタイプか。
 いやいや実によござんした、とお伝えする。
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  Guaythiew Pik Gai Sainampung  ก๋วยเตี๋ยวปีกไก่สายน้ำผึ้ง  クイティアオ ピークガイ サーイナムプン
  
392/20 Sukhumvg Rd., Khwaeng Khlong Toei, Khet Khlong Toei, Bangkok  


・ バンコクの手羽・クイティアオ
  → 2017バンコク旅行記はこちら

GPGS 2017年12月 ☆

 *クイッティアオ ピークガイ ナムサイ センレック
 *センヤイ イェンタフォー

[AQ!]
 ホテルの近く、BTSのAsok駅から300mほどのところの手羽先クイッティアオ屋が、評判いいらしい。
 行ってみる。
 路地をちょこっと入る。看板は目立たない。「ピークガイ」というのが手羽先の意。
GPGS
 9時からやってる店だが、11時半はちょうど暇タイム、おばちゃんたちがお茶を挽いている。
 コニチハ。若主人っぽい兄ちゃんが日本語を練習しているとかで、品書に片仮名・漢字が振られている。
 汁をどうするか数種類x麺をどうするか数種類x普通・大盛…なので、注文を決めるのは案外悩む(笑)。
GPGS
GPGS [へべ]
 クイティアオ屋。
 まずは手羽先をトッピングした汁麺のクリアスープ(ナムサイ)版を麺は細麺(センレック)で、という一番標準的な注文から。
 手羽先が絶妙に品良く炊けてて、全体としてしみじみナチュラルに旨く、するするっと胃の腑に消えていく。揚げボール調のつみれや、ツルリふわりとはんぺんっぽい練り物など、具材もいい感じ。
 せっかくなので、ピンク色のスープ(イエンタフォー)で幅広麺(センヤーイ)、というのも試すと、こちらはちょっと辛酸っぱくて麺は腸粉的なびろびろ感があり、トッピングの空芯菜がよく合ってる。
 軽妙な食べ心地に、また来よう!と盛り上がったものの、翌日勇んで来てみると30日から年末年始休みということで、再訪は次回のバンコクまでおあずけになりました、とさ♪

[AQ!]
 個別のパーツが…というより全体のバランスの良さで、クリア・ナチュラルに感じられる…んだろうなあ。…とはいえ、手羽先の炊き加減、素晴らしい。ウマイです。
 こちらの訪問記を読むと「2杯食べた」ヒトが多いのだが、確かに「アジアあるある」で1杯の分量は軽め。ここ1軒で昼食を済ます…とかなら、1人2杯以上行った方がいいんだろう。
 我々は別の店へハシゴするとす。
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  RICK'S  リックズ
  
The Taj Mahal hotel Number One Mansingh Road New Delhi - 110 011 India  Telephone: +91 11 66566162 / 23026162 http://www.tajhotels.com/luxury/city-hotels/the-taj-mahal-hotel-new-delhi/fine-dining/ricks-bar.html


・ デリー・タージマハルホテルの東南アジア料理
  → 2013デリー旅行記はこちら

2013年12月

 *トートマンプラー
 *ロータスリーフベジタブル
 +ミントジュレップ
 +Pinot Noir O.Leflaive

[AQ!]
 またしてもオリヴィエ…よく見るなあ。
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  Ruenton Coffeeshop  ルエントン・コーヒーショップ
  
The Montien Bangkok Hotel, 54 Surawongse Road, Bangkok (+662) 233-7060 www.montien.com/bangkok/main.php?getmenu=food&page=ruenton


・ バンコク・モンティエンホテルのカフェはカオマンガイで有名
  → 2017バンコク旅行記はこちら

2017年12月 ☆

 *Hainanese Chicken Rice ข้าวมันไก่
 +Singha

Ruenton [へべ]
クイティアオが軽やかで、もう少し何か行けそう…と欲が出る。ちょっと足を伸ばして、ホテル内のカフェレストランで出す評判のカオマンガイを追加チャージしてみることに。

[AQ!]
 軽いクイッティアオを食べた後、う~んどうしよカオマンガイくらいイケるか…と。
 以後のブラつきエリアも考慮して、こちらも名高いモンティエンホテルのルエントン・コーヒーショップへ伺う。

 サラデーン駅~タニヤ通り~スラウォン通り。
 そこそこ土地勘の働くエリアだけど、モンティエンホテルは初訪問。日本人客の多い“かつての高級ホテル”みたいな感じ、らしい。

 ホテルに入って1階ずっと奥がルエントン。
 麺・飯・カレー…ひと通り用意があるのだが、超太字の「Hainanese Chicken Rice」タイ語表記は「ข้าวมันไก่」が何と言ってもウリのようで、食事のヒトはみんなコレを食べている。
 勿論、ワシらも。シンハーで待つ。フツーの瓶シンハーも、タイでは多少ウマイ。

 海南鶏飯到着。
 まず目をひくのが「別盛り」型。チキンとレバー羹、茶碗に大盛りゴハン、タレ4種、冬瓜スープ。

[へべ]
 鶏とご飯が別盛りでちょっとびっくり、タレが4種類もきてこれまたびっくりするが、似たようなタレ(茶色の濃淡、3つは生姜が効いてる)にも微妙な違いがあり、タレをちょいとつけた鶏をご飯に載せて食べると、これはこれで落ち着いた着地に。澄んだスープの底にゴロゴロと横たわる冬瓜が嬉しい。

[AQ!]
 タレの出来が良い。チキンは当然ながら、ハイグレード。別盛りの方が「ゴハンはいいだけでいいや」って感じなのは使い易いかなあ。
 量もタップリしている。鶏の山♪ ええとどのくらいかなあ、街場のカオマンガイの、値段は4倍・チキン量は倍…くらいなんかなあ。

 かんけーないけど、名店に行って別盛りでビックリ…という意味では、NYCで「コーナービストロ」にハンバーガーを食べに行ったのを思い出す。

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  Somtum Der  ソムタム・ダー
  
5/5 Saladaeng Rd. Silom. Bangrak 02-632-4499 somtumder.com
無休

・ バンコック・サラデンのイサーン料理
  → 2015バンコク旅行記はこちら

2015年 1月 ☆

 *Tum Suo Sakonakorn
  Northeastern-styled Papaya Salad with Rice Vermicelli and Kratin Seeds
 *Deep-fried Sun-dried Beef
 *Steamed Sticky Rice
 +Beer Lao Dark

[AQ!]
 1月3日、Yen Ta Fo屋台の正月休みも明けたかな?…とサラデンの裏通りの様子を窺うが、まだお休みのよう。
 あらま、じゃ、お昼はどうしよ~?
 それで思いついたのが“あ、ここはSomtum Derのすぐ近くじゃん”ということ。Somtum Derは予約満席も多い…と聞いてたけど、この距離なら「空いてますか~?」と覗きに行っても損はない。

「こんにちはえーと2人…」と見るとまだガラガラで、簡単に入れた。ラッキー♪
 我々が店を出る13時頃にはもうかなりパッツンパッツンに入っていたが。

 現代的なカフェ風のオサレ・カジュアルな雰囲気で、内容は本格イサーン料理。…という狙いだそう。

 系列店のEAT同様、ビールの一押し(?)はBeer Lao。乾杯しながらメニューを眺める。
 やっぱ、ソムタムはどれか行くよね。それと干し肉をカオニャオで。

 Tum Suo Sakonakorn、一口してウオっ!
 沢蟹?…の匂いが口内を蹂躙する。こりゃタマラン!
 クロックの底でゴリゴリと叩き潰されて行く蟹が「我ガ一族ノ恨ミヲ知レ!!」とばかりに濃厚なエアを放つ(笑)。
 癖になるわ(^^;)。
 …しかし、この臭いの食い物ですね、これが駅前の煤けた屋台から出てきたらヒクわな~。いや、ヒクというか逡巡しますわな(^^;)。やっぱ、ね、賭けに出るのか出ないのか、ってね(^^;)。
 Somtum Derみたいな綺麗な店なら、要らん心配をせずにワサワサと食える点は、ワシらには大きい。ウン。
 この料理では多めに入ってる麺(Rice Vermicelli)も、いいポジ。

 注文に関わらず、野菜スティックセットが来る。干し肉など、葉っぱに豆・人参(←へべ「うまい!」)・キャベツなどと巻き込んで食べると美味しい。

 店のスタッフは、今回の旅行全体に…だが、こちらが(料理に)食いついて行くとすんごく優しい、と言える。
 まあ、こちらが問えばニコニコ答えてくれる…のは何処でもそれはそう、ということはあるが、なんつーかバンコクのヒトのは「優しさが板についてる」感じがする(笑)。
 こちらのクロックは、でかい木製。
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  松發肉骨茶  ソンファ・バクテー Song Fa Bak Kut Teh
  
17 New Bridge Road #01-01 Singapore 059383 +65 6438 2858 www.songfa.com.sg
Closed on Monday

・ シンガポールの肉骨茶
  → 2013シンガポール旅行記はこちら

2013年 8月 ☆

 *肉骨茶
 *滷粉腸
 *芥藍
 +普洱茶

[AQ!]
 4回目くらいだと思うが、直近から約25年ぶりのシンガポール。もはや、「変わったなあ…」という気すらしない(笑)。でも、ガーデンシティ…「緑の町」の印象だけは一緒だ。
 へべは初めて。

 到着日、「松發」で肉骨茶。
 これは美味い。こなれきってるけどクリア、バランスが奥深さに繋がっている。こんな麗しいバクテーは、よう知らん。

[へべ]
 クリアなスープ。コショウ。ポーレー茶。ごはんにかけて。スープおかわりやかん。

[AQ!]
 スープ、おかわりを足してくれまふ。
 滑らかで深くさりげなく、旨みもタップリ、ステキなバクテー。
 骨テーブルに始末しておーけー、スープおかわりおーけー。

  → 2013シンガポール旅行記はこちら
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  SOUL FOOD MAHANAKORN  ソウル・フード・マハナコーン
  
56/10 SUKHUMVIT SOI 55 (SOI THONG LOR) Bangkok


・ バンコック・トンローのタイ料理
  → 2014バンコク旅行記はこちら

 ネット情報によると閉店とのこと。

2014年12月 ☆☆

 *Southern Thai Samosas with Lamb
  Minced milk-fed lamb from Khao Yai with cumin, spring roll wrapper, mint and yogurt dip
 *Yam Hua Plee
  Slices of banana flower tossed in a sweet and sour coconut dressing with grilled chicken and sweet basil.
 *Fish in a Leaf
  Fresh filet of sea bass stuffed with lemongrass, dill and slices of lime, grilled inside a green banana leaf
 *Gaeng Hang Lay
  Shan/Burmese curry of pork belly soured with tamarind and slowly braised with ginger and garlic
 *Brown Rice
 *Egg castard in Pumpkin
 +Yali (Chile)


[AQ!]
 いやあ冷房っていいもんですねー(^^;;)…のバンコク、一日目ディネ。

 まあ馴らし運転の日の店選び…は近くになってテキトーに決めたのだが、タイ料理ソウルフードマハヌコン。
 と軽く言ったけど、バンコクの数あるレストランランキングの多くでトップ10入りしてる店、とくに欧米人観光客の投票には強く、この店を「タイNo.1」推ししてるランキングもある。
 たしか米国人フードジャーナリストの経営で、客もファラン中心と言われる。

 気楽なガストロバー調。
 「本日、機械壊れちゃってさ、現金でい~い?」(^^;;)だったのだが、それで「ガチョーン」とならないくらいの価格設定。ワインを除くと一人1000バーツくらいだった。
 ホントに白人だらけで、更に大量の白人が「席、ある?」と覗いては断られたりウェイティングリスト記入したりしてる。
 内容もイイ意味、欧米人好きしそうな、つまり、

・無化調
・ノリのいい
・イングレディエンツはオーガニックや指定農場産などの気遣い
・わかりやすいキッパリした味付け
・こってりモノはこってり
・激辛過ぎない

 …というような感想を持った。
 この辺は我々にもとってもポジティブな話である。

 まあ材料が良くて、ファーストアタックがうめーし、ナチュラル・しつこくない。

[へべ]
 ファランに大人気なのもうなずけるガストロバル。
 居心地良く、落ちつき、旨いものにありつける。

Yam Hua Plee
 バナナの花サラダは良いもの!
 ちょっとタケノコ的な食感。

[AQ!]
 バナナ花は実物は初めていただいたんだけど、青パパイヤの隣くらいの感じ?…いいもんですねー。

Fish in a Leaf
 シーバスのバナナ葉包みでは、同梱のレモングラスの香りの高さにクラクラ…。これが「現地」だよなー(^^;;)。

[へべ]
 バナナ葉包み蒸し魚には一緒に包んだ立派なレモングラスのいい香りがしみわたり、緑ソースもよく合ったいい料理。
 ブラウンライスが実直にうまい。

[AQ!]
Gaeng Hang Lay
 シャン州風のカレーはおもろいほどに「田舎臭いビーフシチュー」。鄙びててウマー。ワインとやたらと合う。これは白人もマストビー大好物だね。

Egg castard in Pumpkin
 南瓜詰めカスタードは「例のアレ」なんだけど、「えーホンモンはこう?」と驚嘆(^^;;)。南瓜の種類の天使さが、ごいす。これなら食うわ~!

[へべ]
 かぼちゃプリンのかぼちゃが違う!
 内心ひそかに「なんでわざわざこんなことするんだろ」と思っていたデザート1号だったが、みずみずしく汁気の多いタイのかぼちゃとなめらかなプリンは好相性。
 これはイイ!と納得。
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  Sra Bua by Kiin Kiin  スラブア・バイ・キーンキーン
  
991/9 Rama 1 Road, Pathumwan Bangkok +66(0) 2 162 9000 www.kempinskibangkok.com/sra-bua-by-kiin-kiin
無休

・ バンコックのモダン・タイ料理
  → 2014バンコク旅行記はこちら

2015年12月 ☆

 New Year Eve Menu
 ---กรุบกรอบ Nibblings
 *รากบัวกรอบกลิ่นมะกรูด Crispy Kaffir Lime Scented Lotus Root
 *ขนมกรอบไข่ขาวเม็ดมะม่วงหิมพานต์ Roasted Cashew Nut, Soya Meringue
 *ข ้าวเกรียบกงุ้และปลาหมกึ เสริฟ์ พรอ้ มมายองเนสหอยนางรม Homemade Squid and Prawn Cracker, Oyster Aioli
 ---เรียกน ้ําย่อย Street Food
 *เมี่ยงค า Miang Kham Cornetto
 *หอยเชลล์สมุนไพร Hokkaido Scallop, Lemongrass Snow, Kaffir Lime Granita
 *แคปหมพู ะโลเ้สริฟ์ พรอ้ มมายองเนสน ้ามันงา Crispy Five-Spice Pork Skin served with Sesame
 *ขนมปังหน้ากุ้ง Prawn Bread
 *ไสอ้ วั่ Chiang Mai Sausage
 *สะเต๊ะไก่ Chicken Satay
 *ไข่ตุ๋น Miso Flan and Roasted Garlic

 *ไข่ปลาคาเวียร์กับเชอร์เบทมะนาว Caviar with Lime Sorbet
 *หอยนางรมกับตะไคร้ Trio of Oyster, Lemongrass, Lime Leaves and Chili
 *หอยเชลล์กับซอสถั่วเหลือง Hokkaido Scallop, Sweet Soy and Miso
 *แกงแดงกับกุ้งมังกร Maine Lobster with Red Curry
 *ตับห่านผัดขิง Seared Foie Gras with Ginger and Plum Sauce
 *ต ้มข่านกกระทา Tom Kha with Quail and Coriander
 *เนื้อผัดขิงและเห็ด Beef Rib Eye, Thai Ginger and Porcini Mushrooms
 *เกาะสมุย Koh Samui
 *เสาวรสกับวานิลลา Passion Fruit with Kumquats
 *Petit Fours
 +10 Blauer Spatburgunder Pfalz / Knipser
 +10 Muscat / Monsoon Valley

[AQ!]
 サンシルベストルは、堂々、ホテル・ケンピンスキーはスラブア・キーンキーンのニューイヤーイヴ・メニュー。
 えー、ナームはロンドン・ナームの逆輸入なのだが、こちらは名前を見ればわかる通り、コペンハーゲンのタイ料理キーンキーンの逆輸入。コペン店は何回か行きかけたけど未訪なのが、ちょっと残念(?)。
 こちらやナームもそうだが、老舗のブルーエレファントも元は欧州店の逆輸入らしい。伝統的タイシルクの威光を一手に担ってるのはアメリカ人のジムトンプソンだ。…と、タイの逆輸入文化は日本などとパラレルには考えにくいところがある。
 自国文化を外国人に解釈・再構成してもらう、のが得意なのか?(^^;)

 ケンピンスキー様は、イスタンブールもそうだったけど、堂々の大伽藍。あまりの威風は噴飯モノ…じゃなくて、ええまあ笑ってしまうほどですわ(^^;;)。
 ロビーに入ってディレクトリを眺めるとすぐにオネーサンやってきて、
「スラブア?」
「そうそう」
 ですぐ、レストランまで案内してくれる。

 美しく水をはった落ち着く作り。
 壇上奥の、けっこう良い席。予約が早かったからか?
 卓上には、銀ピカのシルクハットもどき/カチューシャにバネ付きの青玉がビヨンビヨンしてる髪飾り/ピロピロ笛/クラクション笛…と、そう、年越しセットが用意されてる。
 サルを見渡すとたしかに、金ピカ銀ピカ帽子の紳士や頭上に赤玉青玉が揺れる淑女が、ディネを楽しんでいる。

 まあそんな感じで、実に、美味し楽しく年越しの一夜を過ごしました。

 料理は、見れば、「こんなん出してちゃ駄目だろ」級から「これを食いにはるばるやってきたものだぜ」級まで、まあ、色々、ある。
 スペシャルなナイトなので、キャビアやフォアグラも組み込まれているが、まあそこには触れないどいてあげよう。
 …など言うても、総合的には高水準だ。

 「ストリートフード」再構築の海老パンやイサンソーセージ、そして、トムカーガイならぬトムカークェルは素晴しい出来。とくに、コリアンダーオイルを浮かしたトムカーは感激した。
 いったいに、タイ伝統料理に一捻り加えた…くらいのモノの方が上手く行っている印象で、「miso」使いのような大技飛び蹴りはアサッテの方向に行きがちだ。
 コペンとバンコクの連絡をどうしてるのか知らないけど、コペンからの指示を未咀嚼のまま出してる部分もあるんじゃ?…みたいな邪推をしてしまうものもある。
 まあ、小さいことだが。

 とくに「味噌ソース」型の方は、味噌をつけない状態でほぼ完結しており、味噌が浮いている。
 二箇所使われていた「冷凍タイカレー」はマアマアかな。
 へべ曰く、「味噌とキャビアとフォアグラが無ければ、けっこー良く出来てたコースじゃない?」j(笑)。
 プラの皿が、ありそうで珍しい選択で、これはなかなか良いかも。
   デセールの「コサムイ」、可愛らしい馬鹿馬鹿しさですかねー(^^;;)。

 nahmやissayaは、「せーの、どん」で4,5種類の料理が目前に並ぶシステムで、いささか面食らうが、こちらはフツーのコース段取り。
 new year eveということもあり、4時間近くかけてゆったり進む。やはり客としては、こちらの方がありがたい。

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  Supanniga Eating Room  スパンニガー・イーティング・ルーム
  
160/11 Soi Sukhumvit 55 (Thonglor) Klongton Nuea, Watthana, Bangkok  02 714 7508 www.supannigaeatingroom.com
11:30~14:30/17:30~23:30 無休


・ バンコック・トンローのタイ料理
  → 2015バンコク旅行記はこちら

2015年 1月 ☆☆

 *Yum Nam Bai Mayom
  Spicy pork sausage salad with ginger, shallots, scallions, lime & roasted pianuts
 *Soup Pla Muek Yud Sai
  Clear broth of baby squids stuffed with seasoned ground pork
 *Ka Lum Tod Nam Pla
  Fried chinese cabbage gravied with premium fish sauce from Trad province
 *Pad Nam Prik Sa-taw Goong Sod
  Southern wild beans stir-fried with prawns & premium shrimp paste from Koh Chang
 *Isan Steak - Beef
  Grilled premium Pone Yang Kam beef, Isan style, served with grilled sweet sticky rice
 *Thai Tea Panna Cotta
 *Mango Sticky Rice
  Fresh Mango with Sweet Sticky Rice topped with Coconut Milk and Roasted Beans
 +Beer Lao Dark、グラスイタリアワイン


[AQ!]
 夕方、トンローで滞在最後のタイマッサージで癒された後は、通りをそのまま進んで「スパンニガ」。
 ここまでの昼食で寄った、系列店の「EAT」「Somtum Der」が良かったもんで、期待値高し。

 店をみつける。
 噂通りに、まあ土曜でもあるが、パツパツの満席。
 覗いて行く人が凄い勢いで断られている。

 我々は19:30予約を19:20くらいの到着だったが、
「予約はある? OK! 2分待ってけれ」

 メニューを眺める。
 直前までかかってたマッサージのペースがしみついて、頭がスローになっている。
「おおお、おいしそうだにゃあ」…って、ちっともまとまらない(^^;)。
 それでも写真入りの威力で、決定を出してく。
 そーそー、ここの系列は日本語メニューの用意あり、わりと翻訳もダイジョーブ。

[へべ]
Yum Nam Bai Mayom
 発酵ソーセージ入りサラダ:ライム・コリアンダー・シャロット・ジンジャー・ピーナツ・たけのこ

Pad Nam Prik Sa-taw Goong Sod
 えびプッタイカレー

[AQ!]
 プッタイ…あ、サトー豆表記か…は、(やはり)日本に入ってくるのより一段フレッシュで香りが立つ感じがする。海老といくのはオーソドックスなのねぇ。ところでこの皿も、味付けがきわめて上品。味の方向は見ての通りだけど、香りは立つがハンナリ。

[へべ]
Soup Pla Muek Yud Sai
 いかスープ:小イカ・豚ひき肉詰め物・コリアンダー
 上品!

[AQ!]
 烏賊詰めスープも、そう。ビビるくらい(笑)美しい味、ほんとに品が良い薄味ベース。これは頼んで良かったあ!…な一品。

[へべ]
Ka Lum Tod Nam Pla
 きゃべつナンプラ

[AQ!]
 キャベツをナンプラーで和え炒めただけ!の一皿がスペシャリテだ、っつうんだから、これは、カッコイイ! (実際、メニューの中でもこの皿の写真はデカイ)
 味も優しくてカッコイイ!
 精神がカッコイイ!
 Tradのナンプラー、うまい。
「これとゴハンだけで数日通ったりして」とメーワクな冗談は、へべ。

[へべ]
Isan Steak - Beef
 牛肉グリル・いり米チリソース

[AQ!]
 ビフテキは、見た目ただのステーキだが、マリネが効いておりタレ(これも上品)も良くて、ウマイ。
 へべは「タイ現地のタクライは無敵ぢゃ」と唸っている(笑)。
 我々、酒でやってる組にはかっこーの「プラ」役といったところ。
 またここには、キリタンポ状のカオニャウがつくのだが、ナイス・アソシエ。

[へべ]
Thai Tea Panna Cotta
 こげ風味フラン

[AQ!]
 タイ茶パンナコッタも、焦げ香ばしさがアッパートーンに一筋乗って、たおやかかつ癖になる。

[へべ]
Mango Sticky Rice
 マンゴー・もち米

 内心ひそかに「なんでわざわざこんなことするんだろ」と思っていたデザートの(かぼちゃプリンに次ぐ)大逆襲2号はこれだ!
 日本だと高価なよく熟したあまーいマンゴーと甘いココナツ風味のもち米(ココナツミルク(甘)がかかってくることも)なのでもっぱら敬遠してきた。
 が、この日はスパンニガの肝っ玉かあちゃん的な気の良いフロアサービスのおばちゃん(追加注文などにもまめまめしく世話を焼いてくれていた)が、デザートに頼んだsapodillaがfinishedと告げに来て
「あたしのオススメはなんつってもコレよ、コレ!」
 と満面の笑みをたたえてスタンバイ…してたので、ええい、ままよ、と頼んでみた。
 酸っぱさの勝ったあっさりマンゴーに塩味のもち米が意表をつく好相性で、これはイイ!
 いやー、驚くことってのはいつまでたってもあるものなのね。と盛り上がる。

[AQ!]
 面倒見のよいおっかさんタイプの女性サービスが、笑顔満面でかまってくれる。
 頼んだデザートの欠品があって、「今はこれ、是非食べて」がマンゴスティッキーライス。
 これ、自分らではまず頼まない品なのだが、食べてみて良かった。
 全然違う!
 塩気すらあるライス、酸の綺麗なマンゴで、あのぼったるい甘さに絡みつかれるところが無い。
 うわー、ホントはこれですかい!

 ***

「今回のバンコック旅行で、どっかオススメのレストランありました?」
 とヒトに聞かれたら…。
 ま、その時は相手の顔を読んでムニャムニャ言うわけだが(笑)、それにしても、聞かれたら、
「スパンニガーなんかいいですよぉ~」
 って答えるケースは、多いだろおおお、なあ♪
 …ってような、店。
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  Tan Dinh タン・ディン
  
60 r.Verneuil Paris 75007 01 45 44 04 84
ferme aout et dim.
Leon Vifian, Robert Vifian, Freddy Vifian

・ 超弩級のワインリストを誇るパリのベトナム料理
1994年 4月 ☆

 *揚げ春巻
 *鴨の薫製のラヴィオリ
 *牛肉ソテ、タンディン風
 *スティームドライス
 +79 Ch.Le Gay


1996年 1月 ☆

 *ワンタンスープ
 *鴨の薫製のラヴィオリ
 *牛肉ソテ、タンディン風
 *スティームドライス
 *バナナフランベ
 *サワーソップとパッションフルーツのソルベ
 +75 Ch.Trotanoy

[from旅行メモ]
 また来たぞ。どことなく黄昏な店内は前回のまま、無表情or仏頂面の多いキョンシー黒服も健在。隣席の一方はビールでベトナム料理の親子、反対側は水を飲みつつマダムを口説く東洋人ムッシュ、入り口挟んで反対側には背肩脚出しゴージャス美女含む卓あり、奥の卓にも客のいる気配。新年から随分入ってること、と思いきや、その後も次から次へと、来るわ来るわ押すな押すなの大賑わい。でした。

 食べ物はさっさと決めて注文、とともに「ワインリストおねがいします」と例の分厚いカタログ様のノートが出てきます。そうヴィフィアン兄弟は最初から店内にスタンバっており、着くなり安心していたことでした。そういえばワインスペクテーターのアワードの盾の列も伸びて、最新の94.95まで並べられています。
 さて、ペトリュスの項でプライスチェック。うん、カーブドタイユヴァンで購入するのにくらべれば半値位だろうか。リスト中で最も安い79だと2400FF。(80以降はまだ出してません) というわけでトロタノワの項に目を移すと、こちらはほぼ1500FF以下。1000FF以下のものもいくつか。というわけで飲むのはトロタノワに即決。それからリストの鑑賞。いやぁ、あるわあるわ。うー。あまりの豪華さにほぼ気絶。
 ほどなく兄ヴィフィアン登場。
「我々はトロタノワをいただきたいのだが、どれかしらん?」(仏語で言ったんだよ~ん)
に、0.5秒で
「75だ」
とのこと。もはやこれはご託宣、という感アリ。この年はまだ、とか、この年はso-so、とつらつらっと誦じたのち、
「75年は素晴しい出来で、もうそろそろopeningだから、これがよいでしょう」
ややあって運ばれてきたボトル、ラベルはよくぞここまで、のボロボロ状態。ボーゼンと眺めていると、ヴィフィアンさん、ラベル(の名残り)の一点を指さして
「おお、あなたは運がよい!ここに肝心の所が残っているではないか」
と。
 見ると(TRO)TANOY(19)75が辛うじて残っている。いや、なんてラッキー(なのか)。
 サクサクとデカンタされて運ばれてくる。香りは重厚で、まだ、エンジンに点火してこれからファーストギアという感。そして口に含むと、、、ウ、ウマイっ!!
 何かもっと高尚な感想を漏らそうと思っていないでもなかったのが、とにかく、ウマイ酒~。ガーン、とそのまま減衰もしないのではと思えるアフターも圧倒的。とにかく凄まじく濃縮されている、全てが。他のワインが水のよう、、、(^^;)。甘い、敢えて甘いといえば、その甘さが幸福となって押し寄せてくる。そして、タンニンが、意識すれば多量のタンニンが、ウマさの根底を奥深く広げて支えている。香りはいつまでも濃く、ちょっとスグリのようで、靄の向こうに横たわっている。

 ワンタンスープはちょっと地味なスープのワンタンで、やがて地味が滋味に感じられ、なかなか結構。
 蒸しラヴィオリは、前回の印象よりも温かい状態で供せられ、これはウマい。
 そして牛肉タンディン。この皿の前辺りの時点から「パパ」ヴィフィアン登場。前回の「怪しいオヤヂ」ぶりもその通りなのであるが、今日はフレームのかっちりした眼鏡の姿はなかなかクロード・ブリナ氏のようであって味のある老レストラトゥールぶり。
 背後から軽く肩を叩いて
「ボンアネ~」
と現れる。
 店はこの頃から活況また活況で、地下まで活用して大忙し、我々の両隣はほどなく二回転目へと突入。そんな中を老ヴィフィアンは喜々として挨拶して回っている。何と嬉しそうなこと。幸福な家族、幸福な彼の人生。
 次に我々の所へやってきた彼は今回も「牛肉タンディン」の食べ方の指導。
 グラスに少量残った状態では濃厚なカラメルをたなびかせるトロタノワ。次第になくなる。
 デセールのバナナは皿の上で目の前でフランベする。ココナッツのグラスがなかったので冷菓はパパのお勧めの二種盛り。この辺から段々店の中も片付いてきて、ヴィフィアンファミリーの我がテーブルへの滞在時間が長くなる。

 パパは
「他所ではなかなかこんなワイン飲めないよ」
 とご機嫌で、次から次と息子たちが紹介された記事の載っている雑誌書籍をくりだしてくる。週刊文春も出てきたので
「ムッシュ山本のですね~」
 と言ったら
「彼は息子のトモダチでねー」
「シセイドーのフクハラも知り合いだよー」
 兄ヴィフィアンもやってきて
「東京の店も、フクハラなんか、もっと高くしなきゃダメだよ、なんて云ってたんだよねー」
 など。パパ
「東京でいちばん良い日本料理屋だというとこに行ったけど、あれはどこだったかなー忘れちゃったよ」
「辻留とか吉兆とか・・」
「あーそれそれ、キッチョーだ」
 パパ、カウンターの向こうへ引っ込んでほどなくポン!と景気のいい音。ややあってニコニコと泡たちのぼるグラスを手にやってきて兄ヴィフィアンにも手渡して、
「ボナネー!」
 兄、かまわずワインの話を続ける。ほんっとに好きそうで、こちらは残念乍ら大した相槌も打てないのに実に愉しげに
「75年のトロタノワは、んっとにいいんだよー」
「しかもリーズナブルですよね」
 と水を向ければ
「そりゃねー、出来のいい年はボクは飲めばわかるし、即、買っちゃうからねー.まだまだあるんだよ.ヨソではこんな値段で飲めないでしょ」
 さて93.94.95の出来は?
「んー、いいっていう人もいれば、あんまりよくないという説もあるけどねー、飲めばわかるよ、ボクは、でもまだ飲んでないのはまだ何ともいえないなぁ、まだワインになってないのもあるし、あ、でも、94年シャンパーニュは飲んだ、これはいいよ、よかった」
 と。うんうんと聞きほれながらああこんがりとキャラメリゼになってきたとしつこくグラスや、しまいにはボトルをクンクン嗅いでいたら、
「いや、もすこしだったらイケルかな」
 と笑って新しいグラスをもって来て注いでくれました。
 いやはや。楽しく妖しい時間でした。その他、ブルゴーニュのどこだかの村へ行ってどっかり買い占めた話やら、ポムロルのどこかの蔵は、アメリカ全土よりウチの方が持ってるよ、とか、ファンタスティックな話の数々でありました。(いや、何につけ、もっと具体的に聞いて覚えておけばよかったのだけど、語学力ないは、速いは、酔ってるは、そうは聞き返す知識の自信ないは、で(^^;)) まぁ、ADコロシアムを維持できなかったハジケバブルのジャポネとしては恐縮。ADコロシアムもいいカーブにしたんだけどなぁ、とも言ってました、数は多くないけど、と。
 というわけで、なんというかとても幸せな気分でヴィフィアン一家の店を後にしたパリの夜。

1997年 6月

 *海老の春巻
 *薫製鴨の蒸ラビオリ、もやし添え
 *鴨炒め、もやし添え
 *バナナフランベ
 *ココナツのグラス、生姜の砂糖漬
 +79 Ch.Petrus

[AQ!]
 パパ・レオンと弟フレディがいました。それからなかなか美人のマダムが新登場。フレディと二人で帰ってきましたから、奥さんなのかなぁ。それにしても、Petrus!!

1998年12月 ☆

 *薫製鵞鳥のラビオリ
 *ロブスターの黄金三角揚げ
 *仔牛の串焼カルダモン風味
 *鶏と野菜の八角風味
 *腸詰め入り炒飯
 *バナナフランベ、ココナツアイス
 +86 Le Montrachet / Delagrange-Bachelet

[AQ!]
 何か、帰ってきたような気になる不思議な「ホッ」感。でも店は、世界のワインブームを受けてか??にぎわしくもあり。ヴィフィアン一家も健勝そうである。パパ、ニコニコ。今年は、料理がとても良かった。一番最初にここに来たときの印象が蘇ってくるようであった。何でかなぁ。いつも食べてる最初のラビオリからして違ったね。仔牛の串焼はベトナム料理の楽しさ、そのもの。
 DelagrangeのLe Montrachetこれは凄い酒だ。ガキっと舌を掴んだと思うや支配するその力は、そのまま真直ぐにこちらの脳髄までも支配してしまうような莫大さである。ちょっと語彙に困るものがある。ハラハラと泣けるように旨い。

1999年 4月 ☆

 *ガチョウの薫製のラビオリ
 *ロブスターの黄金三角
 *アニョーのブレゼ・オー・ココ(茄子・カリフラワーetc.)
 *ブロシェット・ト・ヴォー、カルダモン風味
 *ベトナム風フライドライス
 *ソルベ(マンゴスチン(Corossols?)、パッションフルーツ)
 +76 Nuits-St.Georges Murges / Cathiard

[AQ!]
 Clermon-FDの列車に息を切らせて飛び込む。ワシの時間の見立ては相変わらずいい加減だが、へべの活躍で何とか乗れた…。
 その列車だがパリ到着は15分も遅れ、週末の行楽客でごったがえすリオン駅のタクシーには長蛇の列。メトロ14に切り替えるも反対向きに乗るワシ、などあってホテルに落ち着くと21:00近かった。
 99ミシュランで久しぶりにアジア料理に星をもたらした"Chen"がコンプレでとれなかったのは残念だが、Tan Dinhに21:30が取れれば良しとせねば。

 満席の客が賑わいをみせる店内、さすがに直前予約とあって入口ドア間近の「末席」。パパ・レオンが「おやおや、これはまた」とばかりに愛想を振り巻いてくれる。今回は4か月ほどしか間が空いてないせいか、ちゃんと覚えていてくれたようだ。
 注文は、最近気に入りの数皿のスペシャリテに、アニョーのブレゼという新顔を一ついれて。ロベール・フレディ・フーマンチュー・Mr.スポック…とここのスタッフは全く不変の顔触れが、忙しく働いている。ワインリストをもらい検討。
 もう22:00だし、グランヴァンも随分続いたので、今夜は「白か、赤なら古いのはどうだろう?」くらいの路線。
 70のル・ゲの900FFも一つ。76のNSGがG.MugneretとCathiardで4種ほど。ほほお、とこれに目を付ける。ロベールに尋ねると一刀両断のCathiard。(それにしても昨年の訪問からこっち、Tan Dinhの勢いはすっかり復活しており嬉しい限りなのだが、「ここ数年の作柄はどうかね?」なんていう間抜けなシロウト話を兄弟とダラダラさせてもらう余裕はまるでなくなってしまい残念ではある。とはいえ、盛況は喜ばしい)

 このNSGは一口飲んで万歳。思い通りの路線の延長線上で、予想をずいぶんと越えている。茶渇いた色そのままの23年の歳月。まさにブルゴーニュ古酒の味わい。大きい年だがタニックで難しい76のCathiardということで「ガンコ爺」方面の心配は、一抹はあったのだが、全然そんなことはない。ウットリするような美しい老年の色気。「いいねコレ」「いいねコレ」の連発で杯が進む。時間経過はわずかに胴回りの余裕をかもす。20年以上の時はたっぷりの熟成を呼ぶがジューシーな果実。干プラムではあるがみずみずしい感触を残す。

 料理は依然、好調感あり。ロベール・フレディともに表に出ている所を見ると、厨房スタッフが充実したのかしらん。お馴染みのスペシャリテは上出来。アニョー・ココは白くはなく、軽いココ風味で各種野菜と炒められて鉢に盛られ、以前いただいたプーレの皿に似ている。デセールはソルベで軽くしめる。コロッサスとかいうものを試すとマンゴスチンかランブータンのようだ。パッションフルーツは際立つ酸。
 勘定をして席を立とうとするとパパ・レオンが飛んできて「まぁ、まぁ…」。お得意のディジェスティフ、工夫茶杯に注いだグラッパである。
 地下には山のようなジャポネ客、地上階もどう見てもベトナム・中国人カップルに見えるのに日本語を話すミントグリーンセーターの若オヤジなど日本人リッチであった。

2008年 1月 ☆

 *薫製鵞鳥のラビオリ、もやし添え
 *海老フライ、甘酢ソース
 *ルジェのポワレ、キクラゲ添え
 *牛肉ソテ、タンディン風
 *腸詰め飯
 *バナナフランベ
 +88 Ch.Le Gay

(コメント工事中)
[AQ!]
 昼はランブロワジーで満腹。晩は消化の調子を睨んでいたが、「ウン!行こうよ、タンディン!」…とあいなる。
 20時前にTELして、21時予約をゲット。8年ぶり6回目の訪問。

 メシ時ゆえか、ベルボーイがタクシー捕まえるのに数分かかる。
Tan Dinhゆうてな、r.Verneuilなんやけどな…」
 タクシーの不馴れなニーチャンは早速地図を広げる。一方通行問題を除けば、ワシだってちょちょいと運転できるくらい“すぐソコ”ではあるのだが。r.Verneuilの長さもあってか、多分少し遠回り。
 この通りも明るくなったものだ。パリ中が明るい。東京みたいだ。「妖しく仄暗いパリ」…をもう、若い人なんかは見られないんだなぁと思うと妙な気分。

[へべ]
 アレックス(@Sa.Qua.Na)の店で壁面間接照明の蛍光灯づかいに「これって今っぽいのかな?」と話していたのだが、パリの街にも蛍光灯の白い光が増えて、夜がぐんと明るくなった。
 AQが「ここもこんなに明るくなって」…と驚くベルヌーイ通りを、ずんずんずんとかなり奥まで進む。(途中の角に新しくメゾンドカイザーができていた) いつも手前のここかなと思うインド料理屋(ここも悪くないらしい)を過ぎて、タンディンへ。

[AQ!]
 こんぼんそわ。
 おお、パパ、レオン!! 健在じゃないか!!
 全てが以前のまま。笑っちゃうくらい、まんま。レオンに、ロベール・フレディは白いコックコート、フーマンチュー・Mrスポックは黒の詰め襟。使いっ走りの若い者を入れるでもなく、往年の姿そのままにみんな少しだけ老けている。
 「ぼなねー」、パパはなんと1923年サイゴン生まれ。85才だ! スゴイな。店に出られる足腰だけでもスゴイ。顔が少しだけクシャッとしたかもしんないけど、変わってない。
 「あー、なに食べるね、キミら、ラビオリは絶対だよ、今のオススメは海老、プラには…マダムは魚と肉のどちらがいいんだね…」
 って調子で、いつの間にやら「パパレオン定食」に落ち着いている。此処は、これで良い。注文票の紙が2枚ひっついている。剥がすのは諦めて3枚目へペンを走らすパパ。
 「ラビオリは6ピース…1人3ピースでいいかい?」
 ママは10年前くらいに亡くなったそうだ。写真で拝見すると、すんげーしっかりしたオッカサンだったみたい。兄は細菌学、弟は文学。お小遣いでワインを買って学んだ。
 海老フライにパパ、
「いいかね、タレ(甘酢…けっこう旨い)をよーくよーく付けるんだよ。そして食べて、ウン、そこでワインを飲むんだ。どうだい?」
 ポワソンは焼ルジェ、シャンピニオン(木耳)とヒタヒタくらいの汁の上に置かれる。これは初めて。意外とイケる。
 牛は勿論“タンディン”。久しぶりに食うとなかなかケッコーなものだ。焼き香ばしさと甘ダレは、プルコギを思わせるものもあるな。パパが寄って来て、「いいかい、こうやって…」と箸を持ち肉をよくタレに絡め、「ハイ、口をアーンして…」…ハイ!、と食べさせてもらってしまう。「よく噛んだらそこでワインだよ!」
 ところで「アーンして…」は何度目かである。なんでパパはワシのこと見ると、アレをやるのだろう。出来の悪そうな東洋系を見て、喜んでいるのだろうか。

 さて今日は「ワインがっつき」訪問ではなく、ワインともなく食事ともなく、マッタリといただいていたのだが、こうして一歩引いた余裕をもって見ると、改めて、「ウチのベトナム料理にしっくりくるワインとしてポムロールをみつけた」という言葉が「なるほどなぁ~」と感じられた。
 今日のワインセレクトは、兄貴と協議。弟はVIP卓接待に忙しい。大体、このパターンは多いね。
 Tan Dinhは相変わらずカルトドクレディはノンメルシーで、手持ちの現金と相談すると、150ユーロ目安。リスト全体を眺め渡してアレコレと思うも、この価格帯での面白みを感じられるのは、ポムロールのマイナー蔵のちょっと古め…と判断、ソレで投げる。
 「モダンスタイルだと…」の90年代後半のオススメのあと、「クラシックスタイルなんだけど、ル・ゲもいい具合だよ」と。
 実は、88ル・ゲはリスト上でマークしてた148ユーロ。しかも、ワシら初めてTan Dinhに来た1994に飲んだ79ル・ゲを平行移動したようで何とも面白いではないか。
 これは即決としたものである。

 ストラクチャー、熟成感、過不足ないボディ、…美味い。しみじみウマし。昼も88だったので、88デーだ。
 兄がセラーから出してきて、フーマンチューが例の“栓抜き付酒屋のオマケ”ソムリエナイフで“一刀両断”抜栓、いんちきボルドーグラス“トレプティ”でいただく。何もかも変わらないTan Dinhスタイル。変えて欲しくもない。
 いや、Mr.スポックの血色が良くなり眼鏡をかけていた…のは、小変化か。バナナフランベの着火には、どこで拾ってきたかと思うような安プラ100円ライター。変えて欲しくもない。

 食後はパパお得意の、日本語雑誌攻撃。2001の「手帖」が面白い。1985年の一家のポートレイトが面白い。楽しそうにマラドーナ来訪時の話。いったい何を飲んだんだろう。でも奴は打つ方が楽しそうだからな(笑)。
 雑誌を眺めていて、フト、パパが居なくなって静かになったのに気付き見回すと、奥まった隅の客席で、チンマリとゴハンを食べていた。パパの賄いタイムだ。いいなぁ、パパ。「ひとり映画のワンシーン」男、である。
 往時へべはレオンのことを「東洋のクロードヴリナ」と呼んだものだが、パリのメートルドテル界の妖怪はこの年齢になるに及んで「メートルの妖精」になってしまったように思う。背中に羽根が見えそうだ。
 そして、恐らく、多分恐らく、ボクらがパパの名メートル姿を見ることが出来るのは、これが最後、これで最後。であろう。センチメンタルジャーニー、涙腺にコタえるものがある。…と感傷しながらも、「最後のトキは、ああやって客席の片隅でさんざめく店内を眺め回しながら、まぁるくなってゴハン食べてて、気が付いたら静かになっちゃった、という風であってほしいものよね」とマコトに不謹慎に興じる、そこはワシら酔っ払いである。

 トイレ脇にも新着ワインの山。とりあえず、ドメーヌ・ペルドリは大量に買ってたな。
 それにしてもワイン馬鹿ジャポネども、Petrusばっか飲み散らしてないで、少しは人情の機微も味わいなどしなさい。と、俺が言うか(笑)。
 それにしてもだ、買い置いたPetrusを日米人に売り付けた利幅だけで一家揃って「アガリ」とすることも出来ように、変わらぬショーバイを続けている、一種の立派さ。それに「グランヴァン・高価ワインを飲む奴だから偉い」、…と、大して思ってないよな、この兄弟。なんだか、それが、立派。

 クラシックなル・ゲ。思い出のル・ゲ。
 「シラクだって護衛2人なのにマラドーナは4人連れてきたよ!」とパパ。ミテランも来た、タサキも来たな、そうそうシラクはフクハラと一緒だったよ、と。

[へべ]
 今回はもう会えないかもねと思っていたパパ・レオンはむちゃむちゃご健勝なり。満面の笑みで小さな体をサルのあちらこちらへ。もうたぶん人の話とかはほとんどきかない感じなんだろうけど、幸せのオーラをふりまいていた。終盤、入り口わきの卓でひっそりまかない食べてたのも、なんかかわいかったなあ。

 タンディンのチームは、記憶にある限りいつも同じ。
 ジャケットにタイのパパ・レオン、白いコックコートの下はジーンズのフレディ(ちょっとふっくらした)とロベール(まんまちょっとふけた)、そして黒服のMr.スポック(ちょっと肉づきと血色がよくなってもうスポックじゃ通じないかも?)とフーマンチュー(ぶあいそうなようで、店での時が経つとともにほんのりやさしい感じになるのがけっこう、いい)も変わらず、うれしい。
 複写式の注文用紙をめくる手ももどかしく、パパレオン(ラペルに赤いブタ、ネクタイも!)がにこやかにおすすめ料理を挙げていく。大丈夫、これとこれで二人で少しずつ食べればいいからね、ごはんもつけとこうか?と、手際よくパパ定食の一丁あがり。

 いつもの蒸しラビオリで始まって今回の新ねた?はエビフライ。ソースをたっぷりつけてね、そのあとワインを飲むんだよ、と指導つき。
 ワインはル・ゲの88に。ロベールに相談して、予算(あまりない。なにしろここはキャッシュしかとらない。あと隣席の男性は小切手だった。これも可ときくが実際見たのは初めて)を伝えると、今風の造りでやややさしくやわらかいのが…何だっけ、ル・ゲはもうちょっと旧式な造りで、これもいいよと。初訪店時にぐるりと戻って、ブックエンドもうつくしいかとル・ゲにする。
 はじめ、ちょっといかつい感じが、時と食事とともにゆたかにふくらんでくる。
 マダムはプラは魚かな?と、ほとんどここだけだが選択肢があってルジェのちょっと辛い汁ソース、腸詰め入り炒飯。
 いつものタンディン焼き肉。ソースのわずかな酸と炭火のこんがりがワインによく合うこと!
 けっこうよく燃える皿上バナナフランベ。
 いつものように最後は雑誌があれこれ登場。2001ご馳走の手帖ほか。タンディンとパパの夜はしあわせに更けていく。

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  328 Katong Laksa  328 加東叻沙 328カトン・ラクサ
  
216 East Coast Road Singapore 428914  9732-8163
9:00~21:00

・ シンガポール・カトンのラクサ店
  → 2013シンガポール旅行記はこちら

2013年 8月 ☆

 *ラクサ
 *オタ


[AQ!]
 ローコーフードを駆け抜けて行く~、次はカトンに出かけてラクサ。
 店は「328」。先月行われた料理対決イベントで黒船ゴードン・ラムゼイを退けた『ホーカー・ヒーローズ』…オッチャンもちゃんと胸に「I'm a Hawker Heroe」と入った赤いTシャツを決めている。

 いやあ、さすが英雄(笑)、ラクサみたいなちゃっちーテイストをバランスと勘所だけで見事に品良くクリアに仕立てあげる。麺も具もある程度の長さで切り揃えていて、箸を使わずレンゲだけでいただくのが仕様。レンゲの口への回転が止まらへん(笑)。
 入ってる海鮮とか安そう…なんだけどなあ。そっからダシ味出してるんだが、まあ、綺麗なこと、、、
 サイドでオタとチマキがある。オタをいただく。オタもサ・ス・ガ!の一言。

 それにしても、ここのヒーローのラクサの丼へのよそい方は独特。何回も湯切りをする。多分、秘訣の一つなんだろう。

 屋台と共用テーブル…のホーカースタイルみたいで、其処で食べたけど、のちほど角を曲がって正面に回ったら、「328」単独食堂部もあった。
 地元のヒトもかっこんでるけど、若い、容姿悪からぬネーチャンが椅子にあぐら座りで啜り込んでるのが、ワッハッハ…いい感じでした。

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  天天海南鶏飯  Tian Tian Hainanese Chicken Rice
  
443 Joo Chiat Road Singapore 427656  +65 6345 9443 www.tiantianchickenrice.com
10:30~22:00 月休

・
 上記Joo Chiat店の他、Maxwell Food Centreなど、全4店舗を広げる。

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2013年 8月 ☆☆

 *鶏飯
 *油菜

[へべ
 マクスウェル・フードセンターで大評判をとった有名店がカトン地区に開いた店。ここのチキンライスは絶品でした!

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