■ 土曜日
残雪の残る東京から広島へ飛ぶ。
click!→昼食は「天政 羽田」
広島も寒いが雪はない。
広島空港からのバス、広島駅行きと広島バスセンター行きは、別の便だった。間違いかけた、行き先をよく見るよろし(^^;)。
宿はバスセンターの近所。これはいいロケーションだった。
click!→夕食は「エピュレ」
■ 日曜日
click!→昼食は「聯聯」
お食後の珈琲は同じ袋町、すぐ近所にある「OBSCURA COFFEE ROASTERS Hiroshima Fukuromachi」へ。
…そう、三軒茶屋の「OBSCURA COFFEE ROASTERS」なのだが、何でだか知らんけど、広島にぽつりと支店があるのだ。
RwandaキリンビCWSウォッシュド、RwandaシーラCWS、Indonesiaリントン・オナンガンジャン…など。
大まったり♪
八丁堀でマッサージなど…。
click!→夕食は「ル・ジャルダン・グルマン」
■ 木曜日
年越しはバンコクへ。
今回は、モダン/イノベイティブを中心にしばきます(笑)。
…とか言ってて、年越しの気降具合も忘れてて「30度ってどないやったっけ?」とおそるおそる足を踏み入れたが、乾季おそるべし♪
まあ、昼なんか暑くなくはないけど、「あ、暑い、たまらん」…ってほど暑過ぎはせず、過ごしやすいのであった。短パン半袖~薄手のズボン長袖、どちらでも。
エアポートリンクでパヤタイ、BTSでAsok、宿はAsok駅のすぐそば(このロケーション、大当たり)。
click!→夕食は「Haoma」
■ 金曜日
[AQ!]
Asok、目覚めればピーカン♪
[へべ]
アソークの宿。
掃除チームはのんびりしてるけど、部屋は広いし便利な立地。BTSスカイトレインもMTRメトロも7-11コンビニも近く、高架レベルとの上下移動にはExchange Towerが使える。
クイティアオ屋もKKPSもタイパンツ屋も徒歩圏内、冷静で使いやすいマッサージ屋(Urban Retreat)もある。
フロントのショートボブのお姉さん、働き者だったなぁ…。
click!→昼食は「Pik Gai」
click!→昼食は「Ruenton」
近所まで来たのでジムトンプソンへ。お目当てのマサラピーナツは、以前あった程よいサイズのミニ缶がなくなったようで少々残念、などと言いつつも数缶仕入れる。
[AQ!]
ちみちみ、「マサラピーナツ」はコチンのメニューじゃないぬけ?、ジムトンプソンは「Tom Yam Flavour Peanuts」ヽ( ´▽`)丿。
チビ缶がなくなったの残念だなあ。そもそもジムトンプソン・ブランド以外でも探せばあるんじゃね?…という気もするが、「トムヤムピーナツ」でググると、基本的にはジムトンプソンだなあ。まあ美味いからイイんだけど、レギュラー缶はデカイよなあ(^^;)。
BTSで乗り合わせた兄ちゃん、その靴、どこで買うたん??(笑)
食後はお珈琲でしょ…と検索、「Pacamara」へ行ってみる。
スクンビット奇数に2店舗あるロースターのようだが、行き易そうなモール「Rain Hill」店へ。
プロムポン駅とトンロー駅のちょうど真ん中くらい。プロムポン駅から歩く。
日本語でだけ「今すぐ入居可能」と書かれたマンション。
レトロな佇まいに「Beethoven」の看板(目立つ)…服屋みたいだ(後でググるとけっこー日本人にも使われてる仕立て屋)。
Rain Hillの2階にパカラマ珈琲。
スペシャリティコーヒーを扱う現代的な店。エスプレッソ・ドリップ・フレンチプレスと、バリエーション。
「ドリップを飲みたいなあ」と姉サンに言うと、3,4種の豆がプロファイル付きで提示される。
単一農園中心だが、初来店なので「The Winter Blend」。
OKです、イイですコチラ、また来ませう♪ モダン・スペシャリティ系の力み過ぎた感じは無く、ちょっぴりマーケットレーン的?
夕食は「80/20」である。この旅の主目的の一つ、である。
ことの始まりは、2017年4月の日記を紐解けば、
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下北沢サモトラでコラボイベント。
今回はバンコク「80/20」を招いてのポップアップだって。
「80/20」は1年半前にオープンしたモダンでクールな店だそう。80/20の意味は、「80%がタイ食材・20%が輸入食材」とのことで、今っぽいというか現実的というかw。
チーフシェフのJoeことNapol Jantraget(主な修業はフランス料理)と、Saki Hoshinoの両氏が来日。
~中略~
当家の野望スケジュールメモ欄で、バンコク順位がすげー上がってしまいますた!
---------------------------------
ということになる。
そして、やって参りました♪
「80/20」はジャルンクルン通りに面しているようだ。…ということは、BTSサパンタクシン駅から歩いて行けば、いつかは着くw(1kmくらいある…雨季だったら考えものだ)。(そして、80/20に電車で行くだけ…だったらメトロのファランポーン駅の方が近い。500m。こっちも道は簡単な筈)
ジャルンクルンは歩いてそこそこ楽しい通りで、前回に気に入った服のブティックなどもあったので、小一時間ほど余裕ある時刻にスタート。
サパンタクシン駅前は、いつもそうだがスゴイ人波、とくにロビンソンデパートまではゆっくりしか進めない。露店が楽しい。冷やかしてツマミ食い…するわけにはいかんが。
…けど、駅前を抜けて進むと、割りと静かだ。かなり多くのお店が閉まっている。
12月29日金曜19時。…ああもう「1年間のご愛顧ありがとごぜました」モードに入ってるかあ…。お目当てのブティックもみつからない(^^;)(シャッターが降りてんのかな?)
逆に時間が余ったので、コンビニの棚を仔細に観察…など。(案外楽しい、店によって取り揃えがかなり違う)
更に歩いてると面白い建物をみつけた。バンコク中央郵便局。
ウキャキャ変なの~♪…と散策。タイ人には「何処が面白いんダヨ?」と言われそうだが(^^;)。正面に創設者だかの像が立っている…というか座っているのだが、お供えが、ストローをさした真っ赤な清涼飲料2本(ファンタかなあ?)…という辺りが、かなり、ツボ♪
(ところで日本のgoogle mapは此処のことを「バンコク中央中便局」だ…と言い張っている。相変わらず信用できねー奴だ(笑))
そうこうするうちに「80/20」に辿りつく。
カッコいいエントランス、通りからわりと覗きこめる。
Joeシェフ・Sakiシェフ、こんばんは、ちゃんと来ましたがな~!
click!→夕食は「80/20」
■ 土曜日
昼はヒマなのである(^^;)。
12月は、ミシュランのバンコク版初年度が発表になった。
17軒の星付き店の中に、1軒、ローカル食堂っぽい店があって話題となった。「Raan Jay Fai」である。
Jay Faiは「ホクロおばさん」の意で、ホントに70歳代のホクロのあるオバーチャンが、炎を前にゴーグルをかけて(!)鍋を振っているらしい。
んんん、如何にも…って感じでもあるのだが、まあヒマに打ち勝つ程度の興味は湧く(^^;)。
それで、そのジェイファイの様子でも見に行くべか、と。
場所なのだが、地図で見る限りでは、ワット・サケットのすぐ近くのようだ。とりあえずワット・サケットに辿り着けばよい、として。
開店時間は15時だと思っていたのだが、googleが「14時だ」と言っている。
ホテル近くのスクンビット駅からMTR、終点のファランポン駅を目指す。けっこう、乗る。
国鉄駅側に上がると、いきなり迫力のトゥクトゥク溜まり。圧倒されてよろけて隣を見ると、タクシーも溜まっている。王宮エリア観光の足掛かり拠点なのね、
ピンクのタクシーで「ワット・サケット」。さすがにそれくらい、発音がどーの関係なくわかるだろ、と思っていたのだが、「んが?」ってな顔してる。何回か言って、Go。彼的には「ゴールデンマウント」と言ってほしかったらすぃー。
さすがの人出、山からガランゴランと鐘の音が降りそそぐ。
「おお、かふいふものですか」と有り難く拝みつつも、「まずはジェイファイを見てきましょうかねえ」。
えーとえーと、と、地図見たりスマホ見たりするが、わかってしまうと、ホントに近い。小川を挟んで向かい、くらいの位置関係、徒歩4分。
通りのずっと向こうに妙にノッポな門が見える。(後日検索:門でなくブランコらしい(!)。ワット・スタットの「サオ・チン・チャー(ジャイアント・スイング)」)
えーとえーと、此処だよな…と着いた店舗を見た第一印象は、「なんだ、火事にでもあったの?」
…イヤイヤイヤとすぐに思い直したが、軒先の厨房器具周りが、大変な勢いで黒く焼け焦げているのである。そう、コチラの売りは超強火力らしいのだが、その結果は店先の眺めを「火事跡」にしているのである。
13時過ぎ。
冷静に眺めるとオネーサンが、店内清掃やらの開店準備に取り掛かっている。ふーんやっぱ、14時からかなあ。と、横手を見ると、多分オレらと似たような行動パターンのカップルが、別のオネーサンを捕まえていた。何やら、台帳のようなものも見える。
おっとこれは…とオレらも寄って行くと、案の定、「予約の名前と電話番号を書いてってね」システムであった。
いやあ、ラッキー! …って、まぢで大ラッキーなのであった。と言うのは、後にわかったのだが、この時に名前を書いていなければ、ワシらこちらでは、食べられなかった…のでござる。
予約台帳を引っ張りださせてくれてたカップル、多分、エジソン君と言う名前の中国人んだが…に、感謝(笑)。
さて、では、小一時間のワット・サケット観光とする。
黄金山の登山料は20バーツと安いので、まあいいだけ登るか…と入山してみる。
下から見るとそれなりに高い、…し、上からは絶景なのだけど、階段の刻みがラクなこともあってか、登山自体は大した苦行ではない。てっぺんまで行けてしまった。30分もあれば十分である。 鐘や銅鑼は鳴らし放題♪
頂上のお寺、本気で拝むヒトはもろに本気で拝んでいる…のがタイ(^^;)。
ジェイファイに戻る。
小川を渡る橋のたもとに、1m以上もある大蜥蜴が3匹、日向ぼっこをしている。南洋だなあ…。
猫がいる、鯉がいる、栗鼠が電線を渡る。王宮エリアは動物ランド♪
click!→昼食は「Jay Fai」
click!→夕食は「Suhring」
■ 日曜日
大晦日でしかも日曜日である。何が閉まっていても、しょうがない(^^;)。ま、夕食は確保してるし…。
まずホテル近くの「ピークガイ」へ再訪。…するも、シャッターどん(^^;)。営業は1/3から、とのこと。
Asok通りの「グラディップ」に回る。シャッターどん(^^;)。
まあな(^^;)。何か調べるか…いやその前にもう一軒だけ、Asok周辺で行ってみよう。と、Khua Kling Pak Sodへ。
随所に夜のバンコクの匂いが漂う界隈を進み、Khua Kling Pak SodのPrasarnmit店(市内3店舗ある)をみつける。
コチラは、お、やってるぢゃん♪
click!→昼食は「Khua Kling Pak Sod」
プロムポン駅から「Pacamara Coffee」。今日のバリスタは違う兄ちゃん。
へべが「こないだ見ててイイ手だと思った」というエスプレッソ・オンザロックをまずいただく。
おおこれはバンコクじゃ! ほっとひと息。
その後ドリップで、Honduras El Durazno washed Lempira。
プロムポン駅、Emporiumの空中通路の仮設ステージ前にビッシリと腐女子(^^;)風が陣取っている。大晦日番組かなんか?で、アイドル系が来る?とかあるのかな。
絶賛ヒマヒマ中の我々は、BACC(Bangkok Art and Culture Centre)へ向かってみる。
ナショナルスタジアム駅。駅前空中通路はサンタ帽のミュージシャン。「唄+アコギ+ドラムパッド(Roland)」の編成だが、この編成、滞在中にもう一回見た。流行ってるのかな? まあわりと歌モノには合理的なシステムかな。
BACCまで行かずとも、東急前広場がアート状態♪
「MBK Center Merry X'Mas & Happy New Year 2018 "The Amazing Carnival"」で、アーティストは「MAMABLUES」。時にちょっと、諸星先生っぽいのがイイね♪
空中通路からBACC入口を見下ろすと、シーンとしている。…半ば予期していたが、大晦日・元日は休み。1/2から開けるようなので、2日は見られるね。
…と言う訳で、東急でお買物。タイのスパイスセット・日持ち食材・レトルト・お菓子などなど。
click!→夕食は「Gaa」
都心部がざわついている。浮ついている。年明けまであと1時間半。
バンコクの年明けのファランの大騒ぎか、スゲそうだなあ…とダイビングするトシでもなく、大人しくホテル飲み&タイの年越し番組(やっぱ「ちゃんと見える」点ではテレビの方が強いw)。
タイの「ゆく年くる年」の類は、スタジオの面子もみな手を合わせて真剣に拝んでいるのが、味わいだ。
その割りに、どっかの寺の雛壇坊主たちの中には、コックリと船を漕いでいるようにしか見えない方もおるのだが。…いやアレがリアル瞑想状態かw。
そして、年越しと言えば、花火。
今回は川から遠いAsokの宿だから無理だろう、と思ってたら、ビルの合間に小さく打ち上げ花火が見えた。めでたし♪
■ 月曜日
元旦。バンコクも、ノホホンとした空気。ノホホン。
click!→昼食は「Khua Kling Pak Sod」
Asok界隈、とりわけソイ・カウボーイ辺りの路面には、大量にクラッカーや花火のカラフルな屑カスが落ちている。
エスカレータを行く兄ぃが裸足なのは、年越し騒ぎと関係があるのか、は不明w。
そしてまたパカマラ珈琲。こちらも昨日「元日はやらはる?」と聞いてあったのであった。
エスプレッソ・オンザロックと、Gatemala Huehuetenanngo Fancy…だっけかな。
ええ、本日のおヒマ潰しはタイ古式マッサージ。
実は昨日もマッサージ狙いで「Asia Herb Association」に電話したのだが、フルに満員。やっぱりそういうお日和ですかねえ…と宿の近く、Asok駅前の「Urban Retreat」に出かけ、やはり当日は一杯と聞いた上で「明日の元日はどうですかのお?」と予約を取っておいたのであった。
バンコクらしく、カップル個室で施術。なかなかほど良かった、コチラはまた使ってもいいな。
click!→夕食は「Le Du」
■ 火曜日
click!→昼食は「Khua Kling Pak Sod」
そしてまた、4回目のパカマラ珈琲。…いや、他にもロースター色々あるんだろうけど、場所都合がわりと良いのと、けっこー好きなタイプだったもんで…。
…で、行ってみたら、これまで“結構いろんなスタッフいるのね”と思ってた3日間のお兄ちゃん3人が揃い踏み♪ …ネタか!? (笑)
タイ人の兄ぃって、日本人の誰かしらに似てるヒト多いんで、楽しめるんだよねえ。この3人もw。
今日はもうオープンしてる筈…のBACCへ。
やはり(?)、新国王がらみの展示が多い。
まあしかし、メインフロアはちゃんと、タイの訳わからん若アーティストたちの訳わからん作品群で、期待に応えてくれる。満喫。
街売りでは柘榴ジュースが目立つ。試してみる。マァマァ。
click!→夕食は「Paste」
来る時のChit Lom駅とは逆方向のSiam駅方向へ空中通路を歩く。
ゲイソンから出てすぐの交差点にエラワン祠。バンコク一のパワースポット…とかいう変なヒンズー寺院。大量の祈祷者がほとんど背後のタイ舞踏を見ていないのが、シミジミした味(?)。
Siam駅までブラブラ流す。駅前にはいつもBTSから見ていたChangビールのビアガーデン…「今日は呼ばれてますかね?」と寄る。
やっぱどっちかというとシンハーの方が好きかなあ…などと言いながら。
バンドさんは、女性Vo.+AG+Drum Pad (Roland)。構成的にはこないだのストリート組と一緒だ。Rolandはバンコクで稼げるなあ(笑)。
Drum Padの兄ぃが、某チャイナ石橋シェフの年齢を半分にしたみたい…なルックスで、ついワラテしまう(^^;)。
■ 金曜日
2015年7月。
比良山荘の予約を取っていた我々の前に立ちはだかったのは、台風による避難勧告であった(^^;)。
ああ、京都まで来てたのに…。
その復讐戦をせねばならん…と言い過ごしていたが、なかなか日程が合わん。あまり間が空くのも嫌だし、もう何でもいいから行こう!とにかく行こう!
金曜日。適宜なバスが無い(^^;)。京都バスも江若バスも無い。そうだっけ(^^;)。
そうなると選択肢は、行きはタクシー帰りバス、か、レンタカー。
まあじゃあ、レンタカーで行ってみますか。
ただ心配になるのは、12月の比良…雪。
初めて比良山荘を訪れた年の12月上旬、比良で「目覚めたら銀世界」であった(^^;)。同宿のオジサンは乗ってきたノーマルタイヤのベンツを宿にとめて帰ったものだった(^^;)。
…ま、ビビるけど、レンタカーオプションにスノータイヤがあるようで、大丈夫でせう…。
京都。
北山まで行ってレンタカー…は、ナイスな手だったかな。市中の渋滞は無関係。ホンダ・フィット。
レンタカー営業所から近いので下鴨神社~糺の森を外からぐるっと巡って紅葉の具合をチェック…してから一路、鯖街道へ。
修学院。山端平八茶屋の仲居さんたちが歩いてる。
この辺りの道からの眺めでも、最終の紅葉が美しい山はある。
大原~途中~花折峠。
眺めはお馴染み、鯖街道花折の本店相当となる「工房」に寄る。この冬は「イートインお休み」(長期間休むのは初めてらしい)だそう。旦那も女将もサバサバしてる…あり?(笑)
吟撰の半分を切ってもらう。鯖味噌の赤味噌版ももらう。
外へ出ると、雪が降り出した。うひょ、さすがは花折峠。…フィットのエンジンがかからず、焦る。ブレーキを踏みながらスイッチオンせにゃならんタイプなのだった。
足回りはスタッドレスをお願いしてるので、いきなりいっぱい積もらなければOK。
click!→夕食は「比良山荘」
■ 土曜日
さて今回はレンタカーなので、身軽だ。バスの旅では寄れない近所をうろつく。
比良山荘から高島方面へ向かい「道の駅 くつき新本陣」。
何てったって鯖街道、鯖寿司コーナーの眺めは壮観。何種類あるんだろう。
栃餅もズラリと並ぶ。日持ちのする真空タイプを買ってウチで台湾オデンに投入したが、とても優秀ですた。あ、銀杏も旨かったな。
栗東トレセンの馬糞etc.を朽木に持ってきて作ってる「名馬のたい肥」なんて珍品もある。
「あと渋柿の皮を売ってますけど、アレ何すんですか?」
「ああ、漬物を漬ける時に入れるといいですよ。甘柿だと、ぐちょっとしてダメなの。ここらじゃ、あと、茄子の皮なんかもよく入れますねぇ」
道を少し戻った路傍にある「栃生梅竹」にお邪魔する。
click!→昼食は「栃生梅竹」
まだ積雪は無い花折峠を越えて京都に戻り、北山でクルマを返す。
キリングタイムは、下鴨で紅葉見物を目指す。バスで下鴨本通りを南下、まずは珈琲か。
click!→「カフェヴェルディ」で珈琲
下鴨神社~糺の森は紅葉が遅く、12月2週目の本日も何とか染まり残っている。
椿、ナナカマド。
赤い傘に新郎新婦…なるほど結婚式かあ、と見ていると、まあ次々と新郎新婦が湧いて出る(笑)。けっこうな数の式をこなしておるんだねー。
神饌の御料を煮炊きし調理をする社殿「大炊殿(重要文化財)」が公開中とのこと。御利益あれよかし、これは拝むしかない♪
割りと素っ気無い社殿の外に、お釜が並んでいる。入口におくどさん。中の間が台所。奥の間は配膳棚で、資料展示されている。
古くはこの社殿で、ご飯・餅・ぶと・まがりなど穀物類が調理された…そうな。ぶと…餢飳は、亀屋清永で清浄歓喜団と並んで売ってるアレ、か。簡単には、お団は寺用でお香入り/ブトは神社用でお香無し…と言えるらしく、この2者ではお団の方が好きぢゃ。まあ、味で云々されるようなポジションのモノではないが(^^;)。
「葵の庭」に点々とカリンが転がっている。
糺の森。広い。「見事に真っ赤」とかではないのだが、緑~黄~赤~茶の眺めにヴァリエがあっていいね。
さても、12月だなあ。
バスで中心部へ。市バス4系統は、混んでる。捌き上手の運転手…こういう路線には手際のいいヒトを配備するんだろうか(笑)。
市役所前。寺町通で買物。丸太町駅そばの宿にチェックイン。
click!→夕食は「センプリチェ」
■ 日曜日
click!→昼食は「kiln」
四条通りから村上重へ向かう途中に、新しそうな珈琲店が出来てた。食後はそちらへ。
「Monoart coffee roasters」
珈琲の品書を見ようと目をやると、Sonic Youth "Goo"のジャケットと目が合う。よっしゃ♪
エスプレッソ。いい店、便利な場所、覚えとき。
高島屋の村上重では千枚漬の扱いは「取り止め」。え!? 本店でも、年内の発送分は「終了」。
台風など自然気候の影響による大不作から、という説明となっていた。そうなんかあ…。
錦市場。いやあ最近はいつもだが、すごい中国人人口。
かね松のとこが「スヌーピー茶屋」ってものになってて、ひく(^^;)。(かね松は移転)
大丸で大藤の千枚漬…売ってたヨカタ。
高島屋で、清浄歓喜団・菊乃井穴子寿司(夜食用)。
ところでどなたか、清浄歓喜団ファンで定点観測してらっさる方はおられませんか? どうも、前回・今回と、清浄歓喜団のお味がビミョーに製品っぽいというか、以前と違う気がするんだけど、どうなんでせう? 京都のお菓子でも最も好きな一つであり、勿論、亀屋清永さん以外は作っておられないお菓子だけに、気になります、、、(^^;)
新幹線駅でわらびもち、かね正賀茂茄子カレー、ちりめん茶漬などなど。
「ひかり」は静岡へ。
ちょっと早いので、「ワンディショートブラック」で珈琲。
珈琲はマトモなのだが、店作りが豪州愛に燃えてる変わったカフェ。
click!→夕食は「旬香亭」
そして今年も、青葉通り~常磐公園はライトアップが凝っている。
ゴ・エ・ミヨの日本での2年目は『ゴ・エ・ミヨ 東京・北陸・瀬戸内2018』という形での出版となった。
ウエスティンでの出版記念パーティーにおいで、と言うのでお邪魔してきた。↓私的メモでおじゃりますが。
シャンパンで乾杯♪ かなりの大盛況。
Gault et Millauらしく、日本版でも数々の部門賞が用意されていて、その受賞者が発表されていく。
テロワール賞吉田牧場はチーズ仕込み時期とのことで、落合務シェフが代理受賞に登場して、場内ちょっとウケる。
途中、Pascal Barbotのスピーチあり。
地方の掘り下げもテーマに掲げるゴ・エ・ミヨらしく、地方からの授賞が続く。
イノベーション賞:阪下幸二 - レ クゥ(福井)
ホスピタリティ賞:薪の音(富山)、別邸音信(山口)
テロワール賞:NOTO高農園(石川)、吉田牧場(岡山)
トラディション賞:高村刃物製作所(福井)
トランスミッション賞:吉野建 - タテルヨシノ銀座
ベストPOP賞:ビストロ・マルクス
ベストパティシエ賞:成田一世 - エスキス サンク
当日のスケジュールは、15時半から授賞式・18時からパーティー。
とくに授賞式は、月曜のこの時間ということで、ちょっとビックリするくらい沢山の料理人が来場していた。ガイドの性質上か、フランス料理が多いかな。遠来のシェフも多い。
もう12月とあって、シェフたちから、来年のサプライズやら計画やらの話もチラホラと聞ける。それに釣られてウチの来年計画も多少決まったりして(笑)。
「シェフの観察」も趣味の我が家にとっては、男色のヒトの銭湯のような(大違)会場だが、ボクらにとって日頃から気安く接してるシェフの割合が多かった気がする。若手各賞の発表があるガイドなので、来場者もそれに伴って若いせいかなあ。
さて、ジュヌタラン/グランドマン/キュイジニエドラネ…は日本版にもありんす♪
受賞者の皆さま、おめでとうございます。
期待の若手賞:
澁谷瑛子 - ル・プティ・ブドン
田村浩司 - ティルプス
永島茂明 - アミラル(広島)
春田理宏 - クローニー
実は今日、ウエスティンに来て最初にバッタリ会ったのが春田シェフで、2人で入場した。フシギとこのヒトとはそーゆー縁があるのかな。「なんか最近、イイことばっかだね~春ちゃん」ってみんなに言われてる(笑)。
田村シェフは今日は和服! どこの見合写真か、って感じ(違)。お、やったね♪…とか言ったら、「今日は(受賞者の和装という)ネタが、かぶりませんでした!」と変なことを喜んでいた(笑)。
まあしかし、春田クン田村クンが並んでると「長身イケメンシェフ」というお題のパロディ写真を見てるみたいだ(笑)。2人して、パスカルバルボを上から見下ろすな~(笑)。
明日のグランシェフ賞:
石井真介 - シンシア
星野芳明 - 新ばし星野
生井祐介 - オード
石井シェフに“赤”“黄”“敵討ち”…などの語句を使ったお祝いを申し述べると、「今日はずっとソレばっか言われてます(^^;)」。(え~と、FBやらブログ参照) ま、とにかくヨカタです。
生井シェフはなのかの言ってまだ開店2ヶ月、ウチもこないだ行ってきたばかりだが、もうあらゆる帆がパンパンに膨らんだ「これこそ順風満帆」状態♪ どんだけ意気軒昂かと思いきや、相変わらずの穏やかな声と笑顔で「いやいやこれからが…」と引き締める言葉が続く。まあ、順風満帆だからこそ緊張感あり…ってこともあるでしょ~ね~。
今年のシェフ賞:
川島宙 - アコルドゥ(奈良)
小泉瑚佑慈 - 虎白
リオネル・ベカ - エスキス
快挙である。
…と書くと、川島シェフが「今年のシェフ」をもぎ取ったが快挙…みたいで、それもそうなのだが、ゴ・エ・ミヨが川島シェフに「今年のシェフ」を出したのが快挙!…って心持ちになる、そんなキュイジニエドラネだなあ。
日本の料理界、日本の地方料理界にとって最重要シェフである川島さんを取り上げたことで、ゴ・エ・ミヨはその存在感や存在意義を、良くアピール出来たような印象である。
『ゴ・エ・ミヨ 東京・北陸・瀬戸内2018』…というタイトルの通りで、奈良の「アコルドゥ」はガイド本体部での扱いエリア範囲外である。(川島シェフ「え? ウチって北陸なの? 瀬戸内?…って最初は言ってました(笑)」) それでも「今年のシェフはアコルドゥ川島宙」…英断でしたねー。
ま、それはともかく、奇遇にも先週に川島シェフの料理をいただいたばかりのボクら、「おめでと~!」の声も明るいのぢゃ。
以上が授賞式。
やっぱり部門賞の表彰ってイイなあ、ポジティブだし(笑)。ランキングとか星・点数の発表って、なんかスッキリしないし(^^;)…ってのはともかく、日本のような料理店状況になってくると「賞の表彰」ってのは、客サイドにとっても有益で有意な情報性が上がってる気がする。ゴ・エ・ミヨの強みですな。
レストラン評価は、20点法・5帽子法併用のフランスゴーミヨ型。
5トック19点は、エスキス・カンテサンス・ロブション・松川・石かわ・虎白・かんだ・龍吟の8軒。
以下をペラペラと眺めながら何人かシェフの話を聞いたが、フランスに長くて古い人は「辛いですね点数」と言ってた印象。実際ワシらも「紙の時代」に身に染み付いたフランス版ゴーミヨの「**点はこうで**点はこう」って感覚から見ると、辛い。18点未満の店は「プラス1点」くらいして眺めた方が「昔の感覚」にはそぐうかもなあ。
ま、細かい話はともかく、全体に感じる印象を述べれば、やっぱ、
「黄あっての赤」
だよなあ、と思う。
単純に言えば、セカンドオピニオン…ということになろうが、「黄あっての赤」「赤あっての黄」という対照があってこそ浮き彫りになる文化…というか。
とくに「日本の赤」はかなり怪しい…んで、誰か補ってやらんと(笑)。
■ 木曜日
土地との縁も、ある時はあるし無い時は無い…もので。何故か、9月に続いて「すぐまた」の香港に到着。
…ま、毎月とか来てる香港迷の方々に比べれば、フツーヽ( ´▽`)丿。
今回の宿は灣仔。MTRから250m・トラムから50m…くらいのとこだったが、えらい便利だったなあ。
テレビをつけたらちょうど、香港のミニチュアクッキングの人たちの調理・撮影を取材している。へべは萌えて釘付けw。
ホテル着16時半…みたいな便だったので、夕食を早めに取ろうと思ったらすぐ時間が来る。
迷いなく中環へ。
MTR内の広告が、えらいこっちゃ(^^;)。
迷いなく屈臣氏のワインセラーへ。…って、つまり、9月と同一行動(^^;)。ひと言で言えば、「味をしめた」(笑)。
で、陸羽のドアマンにこんばんや~、入店して、ドモです・ロンワイ♪
click!→夕食は「陸羽茶室」
「気分の習性」みたいなんは恐ろしいものwで、足が西營盤に向く。オヨヨ(^^;)。
陸羽~源記…自分の中ではもんの凄くシックリくるんだよなあ…。
MTR。旅ごとに、妙に印象に残る駅貼り宣伝ポスターというのはあるものなんだが、なんなんだこのカンフー白人(笑)。
西營盤B1出口。目の前に健康食品店「有營盤 Eat Smart」。茶や湯の、乾貨・漢方薬ミックスが豊富なんで、少し買物。
click!→デザートは「源記」
灣仔への戻りはトラムで。夜風が気持ちイイ。
中環を過ぎて中國銀行に向けてカーブする辺り、カメラ小僧がずらっと三脚を並べている。
たしかにトラム撮影にはいいポイントだが、大勢で何を狙っているんだろう? 特殊車両トラムでも来るのかな?
■ 金曜日
元朗まで遠足してみることにした。
新界の古い街。20世紀に一度、行ったことがある。その時はミニ巴士かなんかだったが、21世紀の現在はMTRが通っている(…のに気が付いたから行った、とも言う)。
美孚乗換え、香港中心部から30分くらい。新界へは山を越えて行くような感じで、長いトンネルを抜けたりする。
元朗駅前に輕便鐵路の駅。これは以前、乗った。懐かしい。元朗中心地の大棠路站までのひと駅は歩いてもすぐなのだが、折角だから乗車。元朗站内をぐるぐる回って出て行く乗り心地は遊園地ちっく♪
大棠路站付近は大賑わい。まあ庶民的な街で超高層建築は少ないんで、右も左もわからなくても「ま、いっか」感。
新界らしく(?)、站前の路上では農産物などの直接販売オバチャン多数。
物価が安い。
大棠路を1ブロック行ったところで、「あり?アレがソレじゃん」…と目に入ってきた「好到底」の看板。一応、元朗遠足の目的としていた一軒である。
じゃ、まず、食おっか♪
click!→昼食は「好到底麵家」
元朗は甜品も名高い。老婆餅の店が目立つ。
多分、一発で「中国の婆ちゃん」になれそうな衣料品店。
角の肉屋は「新鮮黒毛土猪」と言ってる。ずらりと肉が釣る下がっているが、「毛付きの頭部」もあるのはちょっと珍しい感じ。
その角の向かいに目をやると、「同益街市」という街市が建っていた。入ってみる。
広々とした街市で見甲斐がある。市場ファンにオススメ…って感じ。
1階が魚介・肉/2階が野菜・乾物…みたいな分け方だが、店舗数が多く見応えのあるのは魚介商。元朗は海辺の港町…というほどではないのだが、ものすごく種類が豊富な魚介類が新鮮な状態で売買されている。、、、いやあ、種類の多さに驚く。
生簀のものと皿に上げられたもの、及びその中間…とか色んな売られ方をしているが、みんなビチビチのピチピチだ。「これはどうやって食うんかいや?」と興味深いモノも多い。
淡水魚と海水魚は、それぞれ専門店であるのが多い。
淡水魚を扱う店もかなりの数があり、たまに活けの田雞を扱っている、ゲコ♪ 鯉の類の店の多くでは、店頭で「手打鯪魚滑」「純正鯪魚肉」などと称して鯪魚のすり身を売っている。…そう、昨晩も陸羽で食べた「鯪魚球」、あーゆーのを作る材料だ。
1階を一渡り見物して裏へ抜ける。ここらで、昼メシその2へ。
同益街市裏から又新街へ出ると角に看板が見える。
click!→昼食は「發記腸粉粥品」
發記の向かいの「佳記甜品」も有名店である。あるけど、ウリが「大盛デザート」系なので、外から眺めて拝むだけに留める(^^;)。
セブンイレブンでは日本のセブンイレブンブランド商品が「日本製造」と大書されて売られている。
「世界で2番めにおいしい焼きたてメロンパンアイス」…という日本語看板が出ている。う~ん日本で有名らしい(ワシら知らん(^^;))。ま、とにかく、元朗まで来ても日本ブームは凄いのである(^^;)。
その隣の店の看板では「絶無味精」の文字がデカイ。香港もそんなお年頃…か。
同益街市裏に戻る。
向かいの肉屋に一頭買いの豚が到着している。オバチャンが路上で堂々とサバいている(^^;)。
再び同益街市に入場、すぐ2階に上がる。
青果商の店先の白・緑・黄のカーテン、あれは何や?…と近づいてみると、柑橘の皮が裏返しで干されている。陳皮製造中ってことですかい。
乾物も漬物も、絶賛製造中。漬物など、ちょっと買う。
野菜は綺麗に並べて売る…って、けっこー、ワールドスタンダードだよなあ♪
もうちょっとお散歩しますか。…目標が無い、というのも漠然とするので地図を見ると「許留山本店」がある。香港中にある許留山の総本山だ。見に行こう!
大棠路站より北側のエリア。
行ってみたら、改装工事だか外壁工事だかの真っ最中。営業はしているのだが客はゼロ。
まあ出すモノは許留山各店と大差ないと言うし、何となく意気を削がれて、見学だけにしとく(^^;)。
近くの公園に寄ると人だかりが4,5箇所出来ている。公園で人だかり…と言えば、とーぜん「将棋」だ。
見るからに棋力の強そうな対局には大勢のギャラリー(笑)。
公園があれば将棋…って、けっこー、ワールドスタンダードだよなあ♪
公園近くの麻雀公司は18禁だった。
元朗遠足の〆は老婆餅。
「恆香老餅家」「大同老餅家」「榮華餅家」「奇華餅家」…と店はいくらでもあるが、恆香老餅家を冷やかしてから榮華餅家へ。
こちらも香港中に店舗があるチェーンの「本店」だ。老婆餅に限らず幅広い品揃え。
店先では「あつあつ」のモノも売っている。ソレと御土産の1パックを購入。
えーと、、、老婆餅…ウマイじゃん! けっこー気に入ってしまった。私見を言えば、御土産で買って帰ったモノをトースターで焼いて食べる…コレがいちばんウマイ♪
MTRで宿に帰る途中、金鐘で「竹苑冰脆龍鬚糖」も買う。
今晩は某シェフと落ち合って3人で龍景軒、である。
「香港でどっか行きましょうよ」と相談していたのであるが、なんつーか“龍景軒に行かないのも落ち着かないなあ(^^;)”…みたいなことで、コチラを押さえた。
ミシュランガイド香港の創刊2008年版からただ1軒、3つ星を続けている、まあ“そっち方向の雄”である。
IFCモール内は既にクリスマス迎撃態勢が十分。
四季酒店へ向かうあたりに「city'super」があるので、眺めて時間調節。シティスーパーは彩雲瑞のマダムから「かなり便利です」と伺っていたのだが、確かに有用。国際何でもあるあるスーパーなのだが、香港モノでもセレクションが光っている。
click!→夕食は「龍景軒」
腹も満ちて、夜風が気持ちいい。散歩でもしたい頃合。
某シェフの宿は尖沙咀なのでスターフェリーで戻るという。
それは気持ち良さそうじゃござんせんか…と、ボクらも、中環から天星小輪~尖沙咀経由で灣仔に帰る(笑)。
■ 土曜日
click!→昼食は「海都」
香港會議展覽中心内の「Silversmith」でショッピング。利東大廈店よりこちらの方が、品揃えがワシら好み。
それから…えーと、あ、皮蛋買おう! …と上環。「順興行」へ。
あらま、閉まってる。休みかあ…。…ってこれが大間違い(^^;)。「順興行」は近所へ移転していたのであった。後で気付いた。そう言えば、移転云々を読んだことはあったのだが。
…ま、この時は休みだと思った。上環にいるもんで「あ、そうだ、例のマーケットレーンの珈琲屋で休もう」と、「Brew Bros」へ。途中、今はシーズン真っ只中の「蛇王林」の店先の「毒蛇」と書かれた篭にコンチニハ。
「Brew Bros」は、ボクらで満席の盛況。
気を取り直して、皮蛋は「鏞記」で買うべか、と向かう。
こないだも登った、皇后大道中から歌賦街へのもの凄い階段を上がる(^^;)。
階段を登り切った歌賦街の角(登ってくると「頂上」って感じ)に、こないだは気付かなかったが、「Bean to Bar」の看板。「Hakawa Chocolate」という店らしい。organic, handcrafted。
触覚に触れたので、72%darkとalmondのミックスを購入。(後日談、これヨカタ。高級チョコとしてはソコソコくらいの価格で欲しいとこがある。また行こう♪)
蓮香楼んとこを曲がって威靈頓街。蓮香楼の側壁はデカデカと料理写真が出ているのだが、コレが砵仔焗魚腸と家郷醸鯪魚。こーゆーのもやらんとイカンなあ…などと言いながら。
鏞記に着く前に、八珍醤園に寄る。9月に買った陳皮豆豉醤などがとても便利だった。今回は八寶醤というのを買ってみようかな。それから、店内を眺めていると、あ、此処にも皮蛋あるじゃん!?
八珍醤園の店舗はセレクトショップみたいな面も兼ね備えている。じゃあ今回は八珍の皮蛋を試してみようぜい。
(後日談、これもヨカタ。この無鉛皮蛋はけっこー好みかも。すんごい溏心で、味・香りはスッキリ型というか、えごい感じはあまり無い。6個買ってきたが、粥にも豆腐にもせず、まんま食べてしまった…それが似合うタイプ。八珍は場所も便利だし、覚えておこっと)
*****
同じとこをうろついてる気もしつつ、灣仔湾岸に出て天星小輪(夕景きれい)で尖沙咀。イリヤボクーデュモンド…土曜の人出。
碼頭の前からすぐ始まる海港城内の海洋中心に、「ÉPURE」という1つ星フランス料理店があり、そちらで「ラ・シーム」高田シェフのフェアがあるのだ。一応、今回の旅の「動機」である。
とにかく海港城は広い。後で迷わないよう、勘をつけられるような感じで散歩。
すぐに香港酒店がある。昔、此処に入っていた「麒麟金閣」は最もよく来た店だったかもしんないが、もう、付近の面影は無い。
一周してだいたいの把握をしたところで、やはり「City Super」があったのでショッピングで時間調整。
click!→夕食は「高田シェフ@EPURE」
ああ楽しかった♪ バイならバイなら…と天星小輪で退散。
シェフたちは、朝まで(?)打ち上げで大変だろうw。
■ 日曜日
click!→夕食は「營致會館」
■ 土曜日
横目で見ている大縄跳び…じゃないけど、気になっていてもなかなか参加できないイベント…みたいなんは、ある。
その一つ「Dining Out」に、機会が恵まれて行けることになった。(ダイニングアウトって、なんせそうはスケジュールは合わないし、プラチナチケットだし…)
場所が愛媛県喜多郡内子町・料理が「ラ・シーム」高田シェフ…と、我々には「おあつらえ向き」な今回の催しである。
…なのではあるが、この時期に珍しい2週連続の台風22号が列島直撃モードに入りつつある(^^;)。「飛行機飛ぶのかな?」…から心配する道中となった。
…とはいえ、我々の悪運は強い。
前週の21号と違い、雨はパラつくものの、大きな影響は無く旅は進行する。
愛媛は陸路でしか来たことない(し、最後に来てからもう30年近い?)。初の松山空港(台湾じゃないよ)。隣の石油コンビナートが工場萌えな風景。
「みかんジュースが出る蛇口」は空港はじめ、色んなとこで遭遇する。
宿は道後温泉。「Dining Out」ゆえ、Lexusの大名送迎w。
松山市内は路面電車イメージが強く残っていたが、ホントに伊予鉄が細かく走る。SLを模したのが「坊ちゃん列車」で、かつてはリアルにSLだったそう。
その道沿いの一六本舗「一六タルト」の大看板は見覚えあるなあ。まあ30年前だから、代替わりしているだろうけど。
(かんけーないけどその頃はまだ富士通は立派なPCメーカーで、FM-16π(一六パイ)が人気機種だった。「一六タルトがあるんだから、一六パイもあるんじゃないか?」と探したものだが、無かった(笑))
道後温泉にタッチ&ゴーで、内子へ。
小一時間の道のり。山々が靄って美しい。悪天候にも美点はある(^^;)。
古い趣きを残す町、内子。レセプションパーティ会場は大正年間建造の芝居小屋「内子座」。ここ、見たかった。客席は升席。ジュルジュルもののオイシイ小屋(^^;)だ、ライブやりて~…と思うアーティストは多かろうw。ある程度フツーに使われている動態保存のようで、そこが素晴らしい。
舞踊劇『二人椀久』。
スポットライトの当たる中、セリから高田シェフが上がってくる(笑)。
相変わらず(高田流の)モチャモチャとようわからん挨拶(爆)があって、流れで客をステージ上に上げてそこで乾杯の儀となる。Cool!
シャンパンボトル詰めのヱビスマイスター、フィンガーフード3種。
客としてステージ上で乾杯…って、串田和美「コーカサスの白墨の輪」のグルジアワイン以来、、、だな(笑)。まあ、つい、キャスト気分になってしまうが(^^;)。
ハケは花道から、紙吹雪のサービス付き…キャワン♪
click!→会場を移って、ディナー
アフターは、歩いて木蝋資料館になっている「上芳我邸」へ移り、お庭を拝見する。
■ 日曜日
台風は無事通過し、雨は午後にはあがりだす…というが、まだ降ってる(^^;)。
道後にいるからには、外湯で重要文化財の「道後温泉本館」へ。
初訪問。風情あるわ。
あまり言われない(?)けど、サラサラできめ細かい泉質は気に入った。
湯舟が不思議な深さ。多くのオッサンが「なんかどうしても尻つかねえな、此処」と怪訝な顔をしながら中腰で入浴している。段差で肘ついての姿勢は、ラク。
さて、と。
「南予に行く」となって「それなら」と取り出すメモが一枚あった。
それが、肱川の「地鶏焼ふかせ」さん。
最寄駅で言うと内子か大洲で、連日「道後←→内子」をウロチョロしてる阿呆みたいだが、是非寄りたいところだ。
なにぶん台風が…と電話してみたらまあフツーに営業するとのこと。
よしよし…と宿で準備を整えた頃合、テレビにテロップが流れた。「予讃線は倒木との接触のため…」みたいな速報に見えた。
フロントで見てもらうと、どうもホントに止まってるくさい。ぴ~んち(^^;)。
するとフロントの兄さん「道後から宇和島までバスもあるんですけど。途中、通るんじゃないですか、え~と」…と調べてくれた。
大洲駅前に行けるようだ。道後温泉発12時半…と都合よい便もある。ぴんち脱出♪
バスは大洲へ。「伊予の小京都 大洲」と書いてある。いったい全国に何箇所あるんだろう、小京都w。(…とググってみると「全国京都会議」なるものがあるらしく、現在50弱の「小京都」が存在するらしい)
駅前からタクシー。
ところで、内子・大洲で目立つのが、ピンクの三角屋根のヤケにファンシーなガソリンスタンド(^^;)。なんじゃコレ?…とググると「ユニペト」という独立系(?)らしい…四国中国九州わずか34店舗らしいが、この辺に多いみたい。
click!→昼食は「地鶏焼ふかせ」
「ふかせ」からJR四国インフォメーションに電話。鉄道復旧を確認して、タクシーで内子駅に出る。
雨があがっている。今夜のダイニングアウトはテントを取っ払えるかもね。
ほんのちょっと時間があったので散歩。町の入口の恵比寿神社辺りまで行ってタイムアウト。ほんとにちょっとの散歩であったw。
松山駅前で茶をしばく。松山は町のあちこちに「東京ヤクルトスワローズ」の歓迎幟が立っている。キャンプ地であるようだ。俺には心強い(笑)。今度は坊ちゃんスタジアムに野球を観に来るか。
…で、台風様。この辺りは過ぎてしまったものの、ヒコーキが来ない(^^;)。何度かディレイのアナウンスがあり、結局は2時間遅れ。
空港呑み。愛媛地ビールに詳しくなってしまうではないか(笑)。
■ 木曜日
[AQ!]
寝ようと思ったらテレビが、
「明けて早朝はバケツをひっくり返したような大雨が予想されます。お気をつけを…」
と呼びかけている。
ヲヒヲヒ…
改めて、出かける時間のこの辺りの降水予想を見ると「30mm/h」…とか、信じられん数字が示されている。
あ、アカン…。どぎゃんとするですか。
さすがにそれだけ降るとズブ濡れだ。「駅で総着替え」に荷物を組み替える。
朝。
30mm/hの雲は、予想より数十kmほど南にズレて通過の模様だが、大雨には違いない。へべを駅に送ってクルマを家に戻す。駅まで歩いて、総着替え(^^;)。
久しぶりの香港だっつに、バタバタだ(^^;)。
[へべ]
香港へ行くのは結構久しぶり。
あいにく、関東南部は神奈川千葉を中心にかなりの大雨。電車ダイヤも乱れる中での早朝出発…と波乱のすべり出しとなったが、それでも羽田発は近くてありがたい。
平日とあって機内はわりと空いている。映画メニューに「墨攻」があったので、気分盛り上げにいいかなと流しておくつもりが、好きな作品だもんでつい見てしまって寝不足状態で到着(ばか)。
着陸時にはつい啓徳時代を懐かしんだりしつつ。
何度か来てはいる筈の新空港なのだが、老人力が近年めきめき上がってるせいかやたら印象が薄い。AQと「こんなとこだっけ??」「いや記憶にない」と、うすらボンヤリしたことを言い交わしながらオクトパスカード(前に使ってたのが見つからず買い直した)をゲットし、機場快線で市内へ。
[AQ!]
羽田なんで楽勝。スイと香港へ。
わかっちゃいたけど、あ、暑い。33度。
東京はやっと涼しくなってきたのに、なんでまた「自主残暑」に出向かなければならんのか(^^;)。
ま、「なんで」については今回は「何となく」な旅で、特に目的もないのであるが(^^;)。
ところで旅行前に見てみたら、香港ドルは出てきたのだが、オクトパス(八達通)が無い。
ありり? ソウル・台北・バンコク…のアジア勢はじめアチコチの交通カードはあるのだが。
うーむ。前回の香港は在住の友人と遊ぶ時間が多かったから、その関連かもしんないなあ。
いずれにしてもしょうがない、空港で購入。
機場快綫でバビューン。
海上で橋脚工事が進行中。方向から見ると、屯門にでも渡すのか。(→ググると正解。更に、そう言えば、マカオにまでも橋を架ける予定であるらしい。ご苦労なこっちゃ)
香港站着、昼過ぎ。
旅程を考えると、ASAPに軽食でも取りなせぇや…って感じ。となれば、
「マックで雲呑麺っしょ♪」
中環から山の方に歩いてけば良い…って概略はわかるのだが、国際金融中心の巨大さに多少迷ったりなどしつつ、目印の「中環至半山自動扶梯」に行き着く。
へべ曰く、「江ノ島エスカー」(^^;)。…いや、コッチはタダだ。
威霊頓街、「麥奀」の看板が見えた。よっしゃ♪
click!→軽食は「麥奀雲吞麵世家」
「概略はわかる」と書いたが、久々の香港、何でもそんな感じだ。
「何でもわかるけど、全然知らない」
って。いや、
「何でも知ってるけど、全然わからない」
のか? どっちが正しいのか? …ってどーでもいい(^^;)。
この、夢の中に出てくる土地のような曖昧感を味わえるのはワシらにとって香港くらいか、妙に気持ち良い(^^;)。
MTRで佐敦。宿は金巴利道を入ったとこ。
福臨門の厨房の裏手みたいなとこ(笑)。そう言えばこないだのパリ、ランブロワジーの厨房の裏手みたいなホテルだったなw。ま、そのランブロワジー同様、今回の福臨門もスルー予定(^^;)。
彌敦道から金巴利道に入るのは、実は、美麗華広場を抜けて行くと涼しい(^^;)。…という重要情報を未来の自分にロングパス(^^;)。
諾士佛臺という飲み屋街があって、ホテルはその中。ホテルのビルも4階まで飲み屋で、5階にフロント。賑々しいロケーションだが、いいホテルだった。
早朝から動いているので、夕食に向けて一旦、昼寝。
click!→夕食は「陸羽茶室」
陸羽の一幕は実に綺麗にまとまってしまったので、とりあえず〆た。…そんな感じだが、甜品とかどうしまひょうね、とそぞろ歩く。
…と、またオールドスクールの方から呼ぶ声がする、、、「源記?」
そうだそうだ、源記甜品に行こうぢゃあないか。今でも店があるのは、何かのついでに調べてあった。
西營盤である。不便な…であったのだが、見ると今はMTRが通っている。へぇ…後ググリになるが、港島綫の上環より先の開通が2014年・西營盤站の開業が2015年。けっこー最近のことだねー。
どおりで駅がピカピカ。通路の壁の、オールド香港をモチーフにした立体レリーフが面白い。
click!→デザートは「源記」
駅へ戻る。交差点角の店の庇に「豊景焼味」と書いてあるが、どう見ても八百屋だ。有為転変だ(笑)。
さて夜はまだまだ。
えー、なんだ、宿方向に戻りがてら廟街を冷やかすか。
佐敦站へ。…後から思えば、油麻地站から南下する方がワシらには「順路」であったが、まだその辺の勘がでんでん戻ってない初日。
廟街は相変わらず雑駁で心地良い。
しばらく歩いていると、多少の「変化」に気付く。
・露店の商品の移り変わり。色々あるのだが、俺ら的にいちばん驚いたのは、あの怪しいプリント柄の爆裂する香港シャツ(襟付)がほぼ絶滅していたこと。物色・購入したかっただけにビックリ。
思えば、たしかにイリーガルなデザインの物も多々あった。…といって全てがイリーガルという訳でも無かったのだがなあ。摘発を受けて工場自体が潰れてしまった?…とか思うレベル。
どっか廟街以外にあるのだろうか。
Tシャツの方は、少ないながらも売られている。…いるが、デザインの馬鹿度は情けないくらいに減退していて、まあこんなもんは世界の何処にでもある…レベル。
・人出が少ない。ビミョーな寂れ感。…まあ今日は平日だからなあ。でも見たことないくらい、変な静かさ。週末はどうなんだろう?
・公園の辺りも人影まばら。カラオケのボリュームだけ、デカ過ぎ。そんなに出してなかったろ(^^;)。芝居をやってるとこ、無し。この辺も週末はどうなんかな。
・占いの屋台は昔と変わらない感じだけど、小鳥占いが減った。この日はやっと1屋台だけ、みつけた。
昼のあまりの暑さに、うろつき用極薄ズボン(ほんとにペラペラ)を買う。
昼は33度で湿気ムンムンなのら。これは快適だった。気楽な店に行く日は、夜も履いてた。
今夜は月が綺麗。
そう言えば、中秋節直前のようで、街中に月餅が溢れている(^^;)。
おまーらどんだけ月餅好きなんだよ?…と聞きたいくらい多くの人が月餅を携えている。…まあ、ひょっとすると、今は何を買っても月餅デザインの袋や包装紙なのかもしれないが。
広告宣伝の方も月餅だらけだが、最も目立つ…というか印象に残るのは「大班冰皮迷你月餅」かなあ。九型人格の月餅…とかあって、訳わからん(^^;)。
■ 金曜日
click!→昼食は「叁去壹」
そして、本日も壁レリーフを鑑賞。「香港ミニチュア展」と似たような楽しさがあるね。
さて、馬拉糕のアフタのワシらは…、「珈琲ですかね?」
ま、我が家のパターンである。珈琲ね…西營盤では思い当たらないが、そう言えば上環に何かあるとチラ見したなあ…そんな記憶により、ひと駅移動する。
「南下して皇后大道中にぶつかる辺りにThe Cupping Roomってのがあるらしーよ」
皇后大道中のすぐ前まで来たが、みつからないね…とキョロキョロしてるといきなり目に入る「Market Lane Coffee」の看板!
「え!?」…探してたCupping Roomではなくて「Brew Bros」という店なのだが、マーケットレーンなら良いぢゃ~ん…と此処で珈琲にするとす。
ちゃんとマーケットレーンの珈琲で、麗しきひと息。「やっぱ好きだわ、北のティムウェンデルボー・南のマーケットレーンだね。どこかにいい意味、老成したような風情がある」など嘯く。
ところで、後でググるとこのBrew Bros、チーフバリスタは日本人らしい。この時は居なかったけど。
で、どっしよっか。…極めて場当たりである(^^;)。
…なんか、中環のex.牢獄・警察をリニューアルした新スポットがある、と聞いた。…極めて曖昧である(^^;)。
ま、牢獄を目指してみよう。
スマホに聞けば、上環の南側にいるなら歩いていけばよろし…と言う。
…あ、そうそう、このトラベルスマホはウチのホテルの無料レンタルなのだ。通話とかも色々タダなのだ。便利なのだ。
この無料スマホ貸与、へべは「そう言えば聞いたことある」そうだが、今、香港の中~高級ホテルじゃ「常識」となっているサービスだそう。
日本でも始まるそうだが、たしかに東京五輪にはある程度広めないと、恥かいちゃうかな(笑)。
皇后大道中から歌賦街へエイヤっと上がる。すげぇ急坂、中環の地形は激しいw。
フラフラ進むと、路地ごとに市場のように生鮮品露店が並ぶ。中国野菜が俺らを呼んでいる。
そんな坂の路地を行くうち、何か“知ってる気が”してきた。
「此処らってさ、『九龍醤園』近くね?」「うん、絶対そうだ」
この辺だこの辺だ…とキョロキョロしてたら、九龍醤園の前に出た。やれ嬉しや♪
記念に何か買おう、で、蝦醤をいただく。
その近くの「明都森記海味」はこの辺りでは乾貨の揃いがいい感じで、ウインドウショッピング(窓、無いけどw)。
更に進んで結局、自動扶梯に行き着き、動力の有難みでズンズン「登山」する。
かなり先、士丹頓街まで上がると域多利監獄がある。
盛大に再開発工事をしている。…しているが、まだ全面的にアンダーコンストラクションやんけ(^^;)。
…にて再検索(^^;)。元監獄は工事中だが、元警察がオープンしているらしい。そっちに回る。
…なんだ、コッチの方が近かったやんけ(^^;)(お約束)。「PMQ 元創方」と言う。Police Married Quartersの略らしい。
巨大な元警察官舎の建物の一室ごとが、アーティスト/デザイナーの工房/ショップなどになっている。単なるアート展示もあるが、ま、ショップが多いかな。
5階…だっけかな、に、「Taste Library」という飲食関係図書館がある。「サロンで雑誌など」を読むのはタダ…とのことで、しばらくダラリ(^^;)。
有料の図書室の方も見学させてもらった。充実。マルチクリエイターの歐陽應霽氏の蔵書を基礎としているらしい。
そこから下階へグルグルとショップ巡り。(しょーじき、あんましオキニなアーティストいなかったけど)ボリュームがあって楽しい。
で。
あ、そうだ、「竹苑冰脆龍鬚糖」を買おう!
サイトを見ると、ここらじゃコンラッド/アイランドシャングリラで売ってるみたいだ。トラムで金鐘へ、コンラッドでゲット。
佐敦へ戻る。
駅近くのイナタイ商場でも、有機農場/農荘が自分とこの野菜を持ってきて売ってたりする。美味そう♪
click!→夕食は「Mott32」
「さて今晩はどうしませう?」
「昨晩が男人街だから今日は女人街?(笑)」
…で、油麻地。
金曜のせいか、昨日より人出が多く感じる。襟付香港シャツ無ぇなあ…などの品揃え感想は昨日同様。
ドローンをまとめて売ってんのなんか、イマだなあ。ちゃんと飛ぶのかなあ。
旺角までブラつく。
(ところで今、気付いたのだが、現在のgoogleストリートビューの通菜街の画像おもろい。朝の、畳まれた露店をこれから開こうかという頃合&その中にたまに繁華な時間帯の画像が混じってるw。廟街もそうだな、原則、撮影車の入れる時間だもんな)
■ 土曜日
久々の香港、3日目。
楊枝甘露を食うぢゃ!…と決めていた。香港行ったら、食べよ~ね、と。
楊枝甘露は90年代香港デザート…ってことでいいのかな、、、と書きながら禁断のググリをしてしまうと、香港利苑酒家の発明らしく、1984年が最初という説があるようだ。
ま、90年代香港では流行のデザートで、21世紀に入ってからは日本でもそこら中で食べられるようになった。…「楊枝甘露」というものが食べられるんだけど、なんか、違うんだよなあ。
割りと間違いのない組合せなんで、バリエーションでもフォロワーでも美味しいことは美味しい。そこに文句はないんだけど、「あの、アレ」じゃあ無いんだよなあ。
まあ、そうするとね、「あの、アレ」が食べたくなる…んだよなー。
…で、ボクら的に「あの、アレ」の、ど真ん中と言うと、「滿福樓」ということになる。
朝、目覚めると、頭上から低周波が降ってくる。
飲み屋の騒ぎとは異質だよなあ…じゃあなくて、カーテンを開けると真っ暗、上空では雷の宴の真っ最中であった。かなりの雨も降り始めている。
えー、、、このホテル、駅は遠いねんよ(^^;)。
ドガチャカに降ってきたら、ちょっと考えちゃうよなあ。予約してる訳でもないし。
で、このホテル、福臨門・新同楽なら歩いて2,3分なのである。
もう今日はソッチでいっか…と営業時間など調べ、朝のお支度など済まし、お出かけの態勢を整えて眼下の道を見てみると、歩いている人々が傘を仕舞い始めているではないか。
やっぱ、雲の展開が速いなあ。「もとい」で、滿福樓に向かうことにする。
滿福樓は灣仔の湾岸、香港会議展覧中心のルネッサンスホテル内にある。
MTR灣仔は割りと海から離れているので、尖沙咀から灣仔の湾岸へは、MTRで行く他にフェリーで行く手も考えられる。ボクらも天星小輪の碼頭に向かう。
カメラ小僧が雲待ちをしたようなイイ感じのどんよりした光の中、フェリーは灣仔を目指す。
相変わらずの海から眺める香港…いや中国銀行やHSBCってあんな小さかったっけ…いずれにしても香港中に更にこんなに巨大ビルがみっしりとおっ建ったんやねえ…
しょーじき言うと、眺めの美学だけ言うと、みっしり建ち過ぎな気がする。サクラダファミリアなんかも同じだけど20世紀中の方が風情があったかなあ…今は「コンプかけ過ぎのマスタリング」みたいな見え方だよなあ…
…まあ俺にとっての見た目のために建ててるんちゃうしなあ…とボヤく間もなく灣仔に着く。
此処がまた、開発の大工事中。何と言ったらよいか、香港会議展覧中心の海沿い両ウイング全てが工事だ。
おかげで多少迷いながらも、萬麗海景酒店へ行き着く。
click!→昼食は「滿福樓」
えーと灣仔か、香港サードウェーブ珈琲の先駆け…とか言うThe Cupping Roomの灣仔店ってのがあるみたいだなあ。…と、灣仔站方向に歩く。
綺麗に開発されてる利東街、中秋節に向けてか巨大な月模型が下がっている。
アルティザナルなクレムリーがあったりするイマドキな汕頭街に、The Cupping Room。
クールなカフェの午後2時半…だが、他の客はみんなごはん食べてる(^^;)。お洒落なカフェめしだけど。香港人、食欲だあ。
エスプレッソはちょっと個性もあり、いい感じ。器が好ましい。
本日のお散歩は上海街へ。
油麻地站から北上。…実は厨房用品店の集まったとこを見ようと思っていたのだが、それは油麻地站からすぐ南のエリア。うろ覚えにて逆行(^^;)。まあ大して目的も無いのでいいのだが。
仏具屋の密集エリア。
続いて、乾貨を扱う店が何軒か。心臓に悪い価格を覗き見てドッキリしまショー(^^;)。写真の保存瓶の文字列を書き出しておきますと、
「中東鮑 毎斤:4800 吉品鮑 毎斤:5800 鰵膠 毎斤:43800 鰵膠 毎斤:38800」
でありんす。一斤=約600g/1HKD=約15円。ヽ(^~^;)ノ
「8」の字が多いのは縁起かつぎかな。
旺角まで上がる。站近辺がすっかり開発されてナウっちくなっててビックリ(^^;)。
奶路臣街から廣東道へ入る。廣東道の街市はとてもイナタく週末の盛り上がりで、気分↑↑。
田鶏だ・野菜だ・豆腐だ・各種麺だ・乾物だ・日本山梨縣香印提子だ(シャインマスカット)…
潮州食料品「天福潮汕魚蛋大王」の品揃えにウットリ、記念に橄欖菜を買う。
今晩はhipなとこに行っちゃうぞ~♪…とSOHOへ。
中環、威靈頓街に入れば「鏞記」が建つ。そうだそうだと鏞記で皮蛋を買う。帰国日の明日でもいいようなものだが、明日は日曜で国慶節。変則営業だったりすると嫌なので買ってしまう。何せ前回の香港では春節の休みにブチ当たって買い損ねたものだから…。
威靈頓街を進むと初日に寄った「麥奀」、夕方の店先を撮影。…などしてると、隣の「八珍醤園」という調味料店が気になる。覗いてみる。
なかなか良さそうな品揃え…陳皮豆豉醤など買ってみる。後日談になるが、使い勝手のいい醤だった…でググると、九龍醤園と並ぶ「香港二大ブランド」だとか…なるへそ。種類多く・小パッケージ豊富・フツーに頑丈な瓶(九龍醤園はゆるいキャップで定評ある(^^;))…と、観光客ハンドリングはコチラの方がイイかもw。
自動扶梯を荷李活道まで上がる。
竹蔗水の「公利」の先で伊利近街にちょこっと入ると、ファランの群れが目に入る。
ウーン…、其処が「口利福」!
click!→夕食は「口利福」
さて我々もSOHOナイト。
たしかN師匠が朝っぱらから呑んだくれているという「The Globe」は近いんじゃないか?…とヘレヘレ探し歩く。
この辺りは、向かう先々が、強烈に急坂。
位置エネルギーを極端にはロスらないよう留意しつつも、テキトーな酔っ払いとしてテキトーに迷うw。坂は眺めが美しい。
オールド香港を描いた変な壁画(N師匠「有名スポットだよ」)があった…とオモタら対面にThe Globe。
入口は目立たないが、中はかな~り広い。「香港でクラフトビールと言えば」此処!…という存在らしい。
香港を代表するBlack Kiteと、どっかのリュバーブを使ったビール。ゴキゲン。
それにしてもファランどもは元気だ、俺らの両隣でもきゃつらの「立ち話」力には、感服つかまつる。
更に杯を重ね、店を梯子する…のがあらまほしき姿wだが、旅の疲れ…というか9月の疲れに襲われて、下山。
中環街市は再開発するようで、店を立ち退かせたりしてる間、アートスペース活用されている…みたい。アートと鳩の巣窟。
徳輔道中に出て、トラムに這い登り夕涼み。良き哉良き哉。北角あたりまでガタゴト揺られる。
■ 日曜日
[AQ!]
香港最終日、ホテルをチェックアウト。
昨日に続いて、晴れ時々曇り時々雨…らしいw。
本日は「港灣壹號」。昨日昼「滿福樓」で本日昼「港灣壹號」…は、香港の地理がわかるヒトが見れば、…なんつーか“阿呆”と呼ばれても致し方ないところであるが(^^;)。
馬鹿しょーじきに本日も天星小輪。昨日よりインスタ映えしそうな雲w。
[へべ]
本日も妖しい雲の垂れ込める中、スターフェリーでいつか(昨日か)来た道をたどる。目指すは港灣壹號。
店名の「ごんわんやっほー」という響きだけは長年お気に入りだが、実はこちらも私は今回が初訪店。
同じランチでも今日はN先輩のご紹介にて、堂々の予約席。優雅な階段を降りていくとパァッと展望の開ける主サルの、ワンダフルなハーバービューの卓へといざなわれる。
click!→昼食は「港灣壹號」
[AQ!]
香港會議展覽中心のビル内、「香港・設計廊 Design gallery」のショップを覗く。「PMQ」にも似たショップがあったけど、こっちの方が俺らには響くアイテムが多いかな。
その向かいの「Silversmith」というアクセサリーショップは更に響くw。冷やかそう…と思ったら、昼食休憩なのか閉まっている。ウウム、待つのもなあ。ググると、灣仔にもう1支店あるようだ。そっちへ散歩しよう。
スマホに従って歩くと、ありり…また此処かよ…なエリア。中秋節月模型の下で、人々がインスタ狙いのポーズをとっているw。
なんか一つの旅行で「何故か**にばかり行ってしまう」ってのも「あるある」だよなあ(^^;)。
利東大廈(利東街)というピカピカの商場、地下のモール。
「Silversmith」、グッドデザイン。
スペシャリティコーヒーの「OAK」、店内に数席あるようなのでコーヒーブレイク。結構なのだが空いてる。…後で地上に出たら「表参道コーヒー」香港店が出来てて、人の山。アンラッキーか、「OAK」(^^;)?
その向かいに「工夫茶舎」、洒落ててイイ感じがするんで試し買い。後でググるとPMQにも店舗あり。
ホテルにスーツケースをピックアップに戻ろうと佐敦站。激しい通り雨、しばし雨宿り。
スーツケースを転がして中環站~香港站へ。そう、香港と言えばエアの「インタウンチェックイン」。そやった、そやった♪、これはラクだ。
カウンターはガラガラ、荷物を預けて身軽なボクら。…は、ボンヤリと小腹くらいは空いてくる。
本日帰途は深夜便なので、夕飯も含めまだまだ時間はあるのだ。
そこでフワンと浮上してくるのが「Ying Jee Club」の名前。
話を3日前に巻き戻す。
香港上陸・香港站に着いた我々は、マックの雲呑を求めて国際金融中心から南に向かったのだが、干諾道中を渡りながら眺め下ろしていた時に気付いたのだ、「Ying Jee Club 營致會館」の看板。
へ~、こんなとこにあるんだね、インジークラブ。香港/中環駅からすぐだねえ。わかりやすいねえ。
話を10日前に巻き戻す。
香港の最新事情を眺めていた我々は「この秋、試すべき新店」という記事にあった一軒、「Ying Jee Club」に注目していた。
シェフの蕭顯志(Siu Hin Chi)は唐閣・Duddell’s…と歴任してきたらしい。8月にオープンしたばかり、まだ1ヵ月のホヤホヤのニューカマーである。
…という訳で、「Ying Jee Club」という名前は一応チェックしたのだが場所も調べてはいなかった…のだが、香港に着くなり姿を現して…いた店なのである。
その「奇遇さ」に、若干、心が動く。
それと、この夜は当初、煲仔飯にしようか麺類にしようか…と大衆枠を考えていたのだが、昼にご馳走をいただいての夜にいざなってみると、 むしろ「高級店で控え目の注文」の方がお腹への負担は軽い…ということは、あるっちゃ、ある。
ま、そんな理屈も持ち出されて来て、足は「Ying Jee Club」へ向かうのであった。
ところで「日曜の中環」である。
これは「相変わらず」であるが、もう其処此処でフィリピン人メイドさんたちの野外大宴会。長い空中通路を果てしなくビッシリと宴会が埋めている…ってなとこも。
「Ying Jee Club」周辺でも、大盛り上がり。店は干諾道中に面する。(で、後ググリで気付いたのだが、この「Ying Jee Club」店舗物件なのだが、旧「聘珍樓中環店」なんよ。ググって気付いた…というか、現時点でもストリートビューを見ると「聘珍樓」の看板がかかって写っているのであるヨ)
click!→夕食は「Ying Jee Club」
本日国慶節。祝いの花火がビクトリア湾で21時より打ちあがる。
…という件はボンヤリと把握していたのだが、夕食が終わってみると、ピタリその頃合なのであった。
何となく湾岸の方角に歩いてみる。
国際金融中心ビル。張り出しから湾を望むあたりに人山の黒だかりw、行ってみる。
どーん、ぱらぱら、どっか~ん♪
見物ベストスポットと思しきあたりには到達できないが、「何となく見る」くらいのポジションなら、東京の花火大会より余裕あるくらい。
時間も20分ちょいくらいというので、最後まで観覧。ヒジョーにめでたい気分♪
まだ余裕はあるが些か中途半端にて、空港へ。
空港呑み。ご満悦。
■ 香港流行指標 (vs.2010)
7年ぶりの香港だったことになる。
折角だから、目立って目についたこと・気付いたことをメモっとこ。(毎月/毎年…のように行ってるヒトだとかえって気付かないかもしれないしw)
勿論、「たまたま」なこともあろうし「立ち回り先」によるものもあろうけど。
●フォアグラ↓・トリュフ→・松茸↑・和牛↑
広東料理店のフォアグラ、減った~。ガクッと見なかった。
…という印象は、2010年時の「なんで何処もかしこもみんなフォアグラなんだ~!?」という驚きの反動ということもあるが。
かわって、「松茸と和牛を炒めて出しとけば、ナウい高級店の俺、OK…」な温度。
ま、松茸は季節もあるかな。和牛は「A5」まで名乗る日本産と豪州産が入り混じる。「日本的なもの崇拝」は昔からある気質だけど、イマ最強かも…。
そうそう、松茸も関わるが、青蔵産や雲南産の数々の茸の流通・使用頻度が上がった気がする。松茸はともかく、いいバリエーションが広がった感じ。
(まあフォアグラはフランスの鳥インフル絡みかもしれないが)
●ワイン↑
高級店の飲み物がワインになった感じ。
…いや、ワインは何十年もフツーの飲物ではあるが、あたかもワインが高級店の「デフォ」みたいな温度感…を感じた。80年代香港におけるブランデー…みたいだ(笑)。
ハンドリングもとても手馴れている。
●フカヒレ↓
これは世界潮流をそのまま映す。N師匠のお言葉によると、
「何年か前から、魚翅はホテルのレストランのメニューから完全に姿を消しました.福臨門か家全七福へどうぞ」
とのことだ。
まあ、2014年の段階で、EUと世界27カ国で禁止されている食材だし…。
それで思い出すのが、ソウル五輪時にソウルの目立つ場所から狗肉屋が排除された故事。東京五輪を迎える日本はノホホンとホテルでフカヒレを出し続けていて大丈夫なんだろうか(笑)。
●珈琲↑・クラフトビール↑
ま、これも世界潮流か。
なきゃないでいいんだけど、あれば食後の散歩には珈琲ブレイク…という我が家にはありがたい。The Cupping RoomのChan Kwun HoがWBCのファイナリストになる…などあって、スペシャリティ&サードウェーブ世代は意気軒昂なようだ。
香港産クラフトビール、も勿論。ググれば、「2012年1社→2016年13社」とか出てくる。
●ラーメン↑
日本のラーメン。…いや、昔から、多いですよ。ね。多い、けど、今回の印象は「気が狂ったように多い」(^^;)。そして熱い。
「港灣壹號」のサービスの若者K君が「日本に行く目的? もちろんラーメンです、それとツケ麺!」と言った時の目の輝きは忘れられない(笑)。もし我々がラーメナーだったら、日本のラーメンについて語り合いたかったろうなあ。でも俺ら、ほとんど食わないから(^^;)。
●香港シャツ(襟付)↓・小鳥みくじ↓
これはもう書いたけど、廟街でホントにびっくりした(^^;)。
アスコットチャンで作るシャツもいいけど、廟街のイカれたシャツこそ、香港でしか買えないものだったのになあ。コレは、減った…というより、全滅。
九龍城なみの、文化の喪失(笑)。
駐日ブラジル大使館 「カシャッサの日を祝う会 2017」
「カシャッサ好きでしょ? 祝いましょうよ」
と誘われた。カシャッサはブラジルの砂糖黍焼酎…「カイピリーニャ」のベースとなるアレ、である。
9月13日がDia Nacional da Cachaça…カシャッサの日、で、ブラジル大使館でお祝いのセミナーと試飲会があると言う。
1660年に起きた「カシャッサの乱」をうけ、ポルトガル王室がブラジルにおけるカシャッサの製造を認めたのが1661年9月13日…なのだそうな。
ブラジル大使館は初訪問、外苑前にあってモダンで立派!…な建物。
ちょうど「天皇皇后両陛下ブラジル初訪問から50周年」にあたるらしく、記念展「永遠の絆を築いて」が催されている。
皇后陛下の詠まれた
「移民きみら辿りきたりし遠き道に イペーの花はいくたび咲きし」
といった三十一文字が現況と引き比べられてホニャララよ、と待つうちに、開会。
大使館からの挨拶に続き、カシャッサ・カウンシル・ジャパン(CCJ)麻生雅人氏によるセミナー。続いて、輸入元各社から、紹介&アピール。
歴史上、ポルトガルのブラジル運営の、場当たりないい加減さが心に沁みる(笑)。最後に酒は勝つ♪
世界蒸留酒消費量では、1位ウォッカ・2位ソジュ・3位カシャッサ…なんだそうな。
知らないとこで面白かったのは、樽。ブラジル産のさまざまな樹木が使われ、そこでかなり個性がつく。カルヴァーリョに加え、アメンドイン・バウサモ・イペー・ジェキチバなど。
試飲テーマは、プレミアムなカシャッサ・アルテザナウ。
すなわち、自社農場砂糖黍使用…だったり、手作業収穫…だったり、伝統的製法…だったり、小規模生産…だったり、ハンドメイド…だったり、一括自社管理…だったり、天然水使用…だったり、オーガニック認証…だったり、熟成版…だったり。
Fazenda Soledade, Seleta e Boazinha, Weber Haus, Velho Barreiro…等々から数種ずつのカシャッサ。
いずれ、非常に個性的な面々でありました。楽しい酔っ払いの出来上がり♪
自分はテキーラで、案外ブランコが好き…だったりするのだが、カシャッサでも、結構シルバーとかプーラと言われるタイプは好きかなあ。
■ 金曜日
click!→昼食は「じねんじょ」
11時シアトル。やはり一桁時間のフライトは二桁より多少ラクだ。逆側で言えばヘルシンキか。
入国審査は一時間シゴト。やれやれ。
まず、明日のベリンガム行きベルエア・シャトルバスのチケットを買わないといけない。
バゲージクレームのドア00にカウンターをみつけたが、人が見当たらない。
ドア2の外に出てみるとベルエアのバスは1台止まっている。
うーん、歩いてきた何かしらの関係っぽいオジサンに尋ねると、「へえそれは困ったね」と見回してベルエアのオバサンをみつけてくれた。
普段はカウンター業務のオバサン、バスが着いてる時は乗車事務に就いているらしい。
「明日のバス? 後でカウンターに行くわよ」
…でカウンターにて、どことなく田舎くさいチケット処理だが、ベリンガム空港往復を予約発券してもらう。
シータック空港から「ベリンガムバスセンター」はデフォルト運行だが、「ベリンガム空港」停車は予約しないとスルーされるので、重要なのである。
アメリカらしく巨大な空港駐車場棟を延々と歩いて抜けて行くと、リンクライトレイルと言うシアトルダウンタウンに連絡する路面電車の空港駅に着く。
パスモ・スイカに相当する交通ICカード「オルカ」をゲット。カード代は5ドル。
オルカ(シャチ)は、この辺のイメージらしく、町なかにも絵やら彫像やらシンボルマークやらが多々見られる。
駅は3階レベル。地上に降りて2分も歩くと本日泊の空港ホテル、モーテルみたいな安ホテルに着く。似たような場所に4、5軒のホテルが建つ。ウォークイン出来る空港ホテルが手厚いのは便利だねー、シータック。空港ホテルと言ってもシャトルバスだと何だかんだ言って時間がかかることが多いから…。
入国審査以外はコンパクトに段取りが済んで、2時間ほど昼寝。いい感じ。
click!→夕食は「Herbfarm」
■ 土曜日
朝だ。まずまずの天気。
チェックアウトして荷物預けて、目の前のライトレイル駅から市内へ出かける。
路面電車からの眺め、北西アメリカの樹林・クルマ多いなあ(USAだからな)・インダストリアル・海と街・セーフコフィールド・高層ビル…。
向かうのはパイク・プレイス・マーケット。University Street駅下車。
ユニバーシティストリートに出るとすぐ、シアトル美術館がある。館の前に有名な巨大彫刻「Hammering Man」。ー観光名所w
企画展は草間彌生だった。人気あんなあ。
で、すぐ斜向かいからマーケットエリアが広がる。
この周辺にはマイクロブルワリーが幾つかあるらしいが、その代表格「The Pike Brewing Company」に行き当たる。すぐ後から昼メシなので一杯ひっかけてるヒマは無いが、見学だけ、する。客席のすぐ奥に、かな~り巨大なタンクが並んでいる。
パイク・プレイス・マーケット:全米最古の公設市場
「Public Market Center」巨大看板。すぐ下に黄金の豚の貯金(募金)箱。 -観光名所w
「Pike Place Fish Market]、魚を投げる魚屋。…ってそうそう売れる訳じゃないのだが、集まった観光客用にたまに無意味にパスを回すw。 -観光名所w
「Market Spice」…ギリシャ系mixがあるのがアメリカっぽいかな。いくつか試し買い。
「Daily Dozen Doughnut」…長蛇の行列見物。 -観光名所w
『Corner Market』棟1階の「貼紙の多過ぎるフィリピン料理屋台」。読んでると、かなり、クル(笑)
「此処に座ってアイス舐めてるとか、貼紙読めよ!」
「ウチで働いてるJoyは妹じゃない、娘だっつーの」
「Don't talk 2 me while I'm cooking!」
「オマワリの邪魔すんな、此処にいる時はメシだってば」
「隣は何時開くんだ?…って質問、禁止」
「Yes, we do speak english」
「便所はアッチ→だって言っておろうがぁ」
「ウチの電子レンジ、使うな!」
(たまにタガログ語)
「鮭のシニガンの食べ方を知らないなら、頼むな!」
「We do not accept Difficult Customers... So Know Your Role!」
「値引き交渉で恥をかきませぬよう。引きません」
「WiFi password? Talk to each other!」
「チキン・アドボのレシピはこちら↓」
ヽ(^~^;)ノ
click!→昼食は「 Matt's in the Market」
パイク・プレイス・マーケット:全米最古の公設市場 (つづき)
「Pike Place Chowder」…長蛇の行列見物。 -観光名所w
「Starbucks 1号店」…長蛇の行列見物。スタバ・マニアにとっては、緑色ではなく茶色の創業当時ロゴなのが重要、らしい。 -観光名所w
花束を抱えているヒトがけっこういる。案外売れる、花♪
「Pike and Western Wine Shop」…POP好きなワイン屋、オレゴン&ワシントン豊富。今晩の晩酌用にオススメの1本購入「15 Subduction Red Columbia Valley Syncline」。
「Pear Delicatessen & Shoppe」…高級デリショップ。今晩のホテル宴会(^^;)用に、サラミサンド・枝豆サラダ、その他ツマミなど購入。イートインで食べてるヒトも多い。
マーケット周辺にはストリートミュージシャンが多い。
見かけた中で別格なのが"Piano Man" Jonny Hahn! ファンタスティック! 情熱的で叙情的なプレイが切れてるし、64鍵車輪付きピアノ:melodigrand miniかなあ…の音色が素晴らしい。持ち味である、ホンキートンク性・竪琴性・クラビ性…みたいな要素のバランスがナイスで天上の響き♪ よほど上手く調整してるのか運よく枯れたのか…。youtubeで「Jonny Hahn」検索で幾つも出てくる。
フィドルのおっちゃんは、足踏みでタップダンス人形を踊らせる。カタカタ♪
サンポーニャ&ギターの若者は、足踏みでビルゲイツ人形にもギターを弾かせる。しょーむない企画だが、動きが可愛い(^^;)。
パイクストリートにいた兄ぃは、エレキギター・ドラム・歌をこなす。器用なもんだが、仕様は「あるある」かな。
パイクストリートに出て「シアトルコーヒーワークス」でひと休み。
その先を進むと「KuKuRuZa」を発見。表参道に出店したポップコーン屋のシアトル本店である(ところでググると、もう日本も5店舗とか、あるのね)。冷やかし…まあポップコーンだしな、と1袋購入。 -観光名所w
帰りはWestlake駅からライトレイルに乗る。
University Street駅もそうだが、ダウンタウン地区では地下駅で、バス・ライトレイル共用なので同じホームに路面電車が来たりバスが来たりする。
ライトレイルから眺めるグラフィティ、さすがに腰が入ってる(笑)。
手前にセーフコフィールド・後ろに高層ビル…がシアトルっぽい。
土曜ということもあろうが、車内、ユニフォームが一杯。マリナーズとシーホークス。応援太鼓のおじさん。
遥か彼方に向かって、へべが何か叫んでるから見てみたら、好天に姿を見せたマウントレーニアであった。
駅前自転車置場はロッカーになっていて鍵がかかる。
ホテルで荷物をピックアップ、空港のバス乗場へ。
ベルエアのおばちゃんが「あぁあぁ昨日アンタたちにチケット売ったわね♪」。バスは基本的に予約制で荷物の個数を確かめて予約表にサインして乗車。
ベリンガム空港までは約2時間40分。
「巨大鉄骨建造物が赤錆びて朽ちている」…なんてのが魅力的アメリカ風景♪
更に北上すると、ワシントン州は北だなあ…という感じの樹のスタイルの森林が増える。再び、ツインピークスやあ…と思う(^^;)。
途中、カジノホテルやら乗換えステーション・ベリンガムバスセンターなどを経由して、ベリンガム空港着。
人影まばら…というか人影のない、田舎空港(^^;)。駐車場を挟んで向かいに、出来立てのホリデーイン。チェックイン。新品ツヤツヤ…なのが取り得w。
な~んにもない…所なので、ホテルフロント背後の売店がコンビニ調の品揃えなのが助かる。
部屋で、パイクプレイスマーケットの戦利品で家庭内宴会♪
地味な夜(笑)…ではあるが、前日が到着日なのに小遠足を決行して疲れてたので、丁度良い…という計画通りw。
■ 日曜日
さらに良い天気。ピーカンだわ。
今回の目的地は「Willow Inn」で、それはLummi Islandにある…という所から思い出しておこう。
ラミ島はシアトルとバンクーバーの中間あたりの島、バンクーバー寄りだがアメリカ国内。
まあ短めの旅程となるし、なるべくラクして行こうと思っていたのだが、さすがはモータリゼーションの国でアクセス関係って基本が「自家用車」設計なのだなあ。
まず「ラミ島には公共交通機関はありません」。…ハァ。
例えばスウェーデンのOaxen島Oaxen Krogみたいなもんだったらフェリー埠頭から歩いていこか、と思ったら、5km以上あるんだコレが。けっこー大きい島なんだコレが。(Oaxenも案外、1km近くあったのだが)
多少考えてはみたのだが、これは「レンタカーで来い」ってことだわなあ…。
レンタカーと決めて地図を眺めると、最寄りの町はBellingham。今回はレンタカー走行距離は短い方がいいなあ…其処で借りよう。Seattle~Bellinghamはバスがあるようだ。ホテルは何処にある?
…その辺を勘案して出た答えが、今回の旅程でありました。飛行機に乗らないのにベリンガム空港に来たのは、バス乗場・ホテル・レンタカーカウンター…の3つが1ヵ所で済むため。
日程が長かったり運転好きだったら、シータック空港やバンクーバー空港からレンタカー…というのも考えられるところ。
日曜朝も空港は人影まばら。
…だけど、コーヒーショップは開いてた。エライぞ、ねーさん。
そして、各社並ぶレンタカーカウンターにも係員はスタンばっているのであった。
AVISにチェックアウト。「ごめんね、ウチはGPS(ナビ)無いから」。鍵を受け取って駐車場へ赴くと、待っていたFordフェスティバはAT車だった、とくにリクエストしてなかったけど。海外でATは初めてかなあ。やっぱぶっちゃけ、ラクはラク。そして、何故かモンタナ州ナンバー。
クルマもまばら、田舎道。
空港から西へ走るとすぐ「Lummi Nation」。Seattle→Bellinghamのバスからも幾つか見られたが、この辺りはインディアン居留地が多く、このLummi Nationもそうであるようだ。
海岸に出ると島々が浮んでいる。地図で見るとえれぇ多島海なのだが、実際に見ても、そーゆー感じ。
(そう言えば、Lummi Nation一帯の広範囲な地域はgoogle mapのストリートビューが一切無い。西海岸なんてアメリカITのお膝元なのに…と思うのだが、インディアン居留地なのは関係あるのだろうか)
半島のような地形の先端からラミ島へのフェリーが出る。その埠頭まで30分程度。
島まで5分程度の簡略な渡し舟フェリーなので、埠頭があるだけ。日曜は1時間に1本程度(平日は3本)なので次まで多分約20分待ち。それらしき場所にクルマが1台停まっているのでその後ろに並ぶ(正解)。
やがて島からやって来るフェリーが見える。平積みのパレットがそのまま走ってくる…ような簡単さ。でも乗って走り出すと、案外、速い。
乗船、クルマに乗ったままで出発。そのうち料金徴収係が回ってくる。片道だと思って払ったが、帰りのフェリーでは係が回ってなかったから、往復料金だったのね(^^;)。
Lummi島に着きましたぢゃ。
周囲一周だと20kmくらいあるのかな…な島、尤も南半分はかなりな山で一周道路は(多分)無い。埠頭から北の部分の海岸線、5kmくらい?をひと回りしてみる。
概ね、ノンビリした保養地。ボートで乗り付けられる仕様も。
西海岸Legoe Bayは流木が多い。
ちょい沖合いに船が出ている。これらが「Wild Reefnet-Caught」漁法によるサケマス狙いの漁船のようだ。このトレトレのサーモンはWillows Innの食卓にも登場する。
ギャラリー・ワインショップ・木工アトリエなんかが並んでるので寄ってみる。概ね、観光的、乃至は昔のニューエイジ…みたいな感じだがw。
静かな創作環境なためか在住アーティストは多いらしく、自宅を「週末オープンギャラリー」開放している家もチラホラ見られる。
鯉のぼりならぬ「オルカのぼり」が翻る小屋。
海岸線には「Tsunami Evacuation Route」標識が幾つも立つ。来る時は来るのかなあ。
埠頭近くまで戻ったらスーパーがあった。「Islander」。地元特産コーナーもあるけど、多くは保養地日用品。
島を南下してみる。道は森林道的雰囲気になる。
森林中に時々、いきなり、アート物件がある。朽ち果てたクルマもアート?だろうか?
再び埠頭付近に戻り、「Beach Store Cafe」でひと休み。へべはビールを決めてご満悦(笑)。
click!→夕食は「Willows Inn」
■ 月曜日
click!→朝食は「Willows Inn」
さて出発。
Legoe Bayの海岸線を行く。
今日は小型ボート型の漁船も多いねえ…などとスローダウンしてると、へべが「ん!?」と上空を見上げている。
鳥だ。
「あ、アレって、、、白頭鷲じゃない!?」
…え、ホンマかいな、、、って、ホンマだった!
その白いアタマの君は、アメリカの国鳥・シンボルであるところのBald Eagleじゃ、あ~りませんか!
かつての絶滅危惧種。いやあ、イイもん見たわ♪
島内、集合郵便ポストが可愛い。
フェリー埠頭へ。
昨日もそうだったが、クルマの列が長い。昼の時間は、島から戻る方向が混むんだろうか。
乗り切れるんかいや…と思ってたら目の前でゲートが降りる。20分待ち。ラミ島へ来られる方はタイトなスケジュール組みは禁物ですw。
Lummi Shore Rd.をスイスイ回って空港。
今日のBellingham空港乗車のバス客は数名いる。Bellinghamバスセンターまで小型バス、大型に乗り換えてシアトルへ。
シアトル近郊の道路はやはり混む。「いつもトラフィックジャム」は、ある程度、ホント。
SeaTac空港、再び空港ホテル。
今宵のゴハンは、シアトルNo.1ファインダイニングと称される「Canlis」である。
アクセスは、ダウンタウンからバスで行きましょう…ってことで、まずはライトレイルでWestlake駅へ。
駅から連絡している大手百貨店Macy'sの横っちょのバス乗場を確認して、30分ほどの余裕。
またちょこっとPike Place Marketに向かってみる。
市内は色んな型のバスが走っているが、「トロリーバス」も現役。
ほへ~。日本ではたしか黒部トンネルが電気自動車に置き換わり、「最後のトロリーバス」は立山トンネルに…というニュースが流れた。
19時、さすがにマーケットは閉まる時間。
かなりの店舗のシャッターが下りているが、まだ多くの観光客が開いてる店に群がっている。
「マッツインザマーケット」のチーズバーガーにも使われていたチーズ店「Beecher's」は、チーズ仕込槽掃除中ながらまだ販売はしている。
チーズを見ていて、「Willows Inn」で貰ってきたパンのことを思い出した。そうだ、明日の朝食はチーズとパンや♪…で、チーズをげっと。
バス停に戻って「5番」のバス。
北東へLake Unionへ向かう感じ、北へ走るAurora Ave Nに入り、Aurora Bridgeの手前で降りれば「Canlis」がある。
水面が入り組んだシアトルらしく、水上機が飛んでる。
Canlisのすぐ先からAurora Bridge(ジョージ・ワシントン・メモリアル橋)が始まり、眺望が開けている。
湖面がすぐそこに見えるのだが、いやあ傾斜のキツイ町なんだなあ…とわかる、かなりの高さ。山の上から…みたいな眺め。
湖の真ん中に、いきなり感のある廃墟というか廃工場が見える。かっちょいい・何だろう…と言っていたのだが、後ググリすると、「Gas Works Park」と言うガスプラント跡にアートっぽく整備された公園であるようだ。
click!→夕食は「Canlis」
帰途、シアトルの夜に輝く「スペースニードル」(1962万博で建ったタワー)。
■ 火曜日
ホテルの朝。
Willows Innのパン、Beecher'sのチーズ、ホテルのタダ珈琲。
質素にも豪華ナリw。
ガラガラと空港へ。無問題にて時間余り、バーにて、「Shock Top Belgian White」で佳き旅に乾杯。…ワシントン州、ビールとワインと珈琲はなかなか信頼厚いんでないかい、的なw。
尾翼のイヌイットのおっさん顔が目立つアラスカ航空機は、何機も並んでると不思議感覚だ。シアトルがハブらしい。
おっさん顔ばかり見てたら、アラスカのビールが呑みたくなってきた。
アラスカ中心のバーがあったので、そっちに移り、Alaskan Amber Aleと、えーと何か、でまた乾杯。…時間があるのが悪い。ビールは旨い♪
■ 土曜日
click!→昼食は「フリスコ」
バーガー・ポテト・ビール。この後に「→」が付いていたら、そこに来るのは珈琲であるw。
「マスカル珈琲」へ向かう。
博多駅南のよくわからんとこにあるんで、昨年は「タクシーで行って・歩いて帰った」ものだが、今回はバスを使ってみるぞ。
「皆さん バスターミナルがあるじゃないか!!」
…って、蛭子さんに呼びかけられても、不安しかないが(笑)。(このポスター、貼りまくられている)
駅隣接の大型バスターミナルからかなりの路線が出ている。行き先は「山王公園前」。市内バス13番乗り場からのバスは、大概、行くようだ。
悲しい話はある。
昨年訪問時に、
「あ、美美のマスター一行は、今ちょうどエチオピアに行ってますよ♪」
と楽しく噂話をしていた、マスカル宮崎さんにとっては師匠でもある「美美」森光宗男氏が、2016年12月7日に急逝されてしまった。
珈琲界は静かに喪に服した。
それから半年。「それでも月日は流れるものですね」…宮崎さんは、そうとだけ、言っていた。
山王公園前バス停から徒歩5分…といったところ。あまりランドマークが無いエリアなので、方角を間違えないように(^^;)。
広々。カウンター。静か。穏やか。まったり。
ハラールモカ。おかわりにマンデリン。
美味しい。うーん、最近の自分だとマスカルみたいなんが一番合うような気もする。
深煎りネル派…なんつーのか日本古流珈琲道の流れを汲みつつ、とても清澄感が高く、かつ独特なエチオピア感覚?…とでも言うべき肌合いがある。呑み口で言うと、土の優しさ。
今宵の宿だが、予約に出遅れて今月になって手配したら、もんのすごく、無い(^^;)。
なんか知らん「南福岡」のビジネスホテルになってもうた。JRで3駅らしい。
地図を見ると、南福岡駅と西鉄雑餉隈駅の間。…雑餉隈?、なにその暗号?(笑) そもそも読めん(^^;)。
どうも「ざっしょのくま」と言うらしい。…のだが、山王公園前バス停で見てると、その「雑餉隈」行きのバスが走ってるじゃん。じゃあ乗ってみましょ。
バスは、あちこち寄り道をするルートで時間はかかったが、福岡地上観光?を済ましつつ、そのビジネスホテルに行き着いた。
click!→夕食は「メルヴェイユ博多」
■ 日曜日
今日も馬鹿陽気(^^;)。
夜は“祭りw”だから、昼は早めに軽く食べてしまおう。
そこで浮上するのが鰻だ。
まことに今更ながらなのだが(^^;)、昨年、小倉「田舎庵」でいただいて以来、「鰻は福岡に限る」…の、こなし原理主義派に転向いたしました。…ってこともないけど(^^;)、国内の地方別の鰻メソッドでは、こなし焼が俺を呼んでいるw。
今回は博多なのでど真ん中の店、「タモリの鰻屋」としても知られる(^^;)「博多名代吉塚うなぎ屋」に行ってみるづら♪
(タモリさんは大好きだが…飲食関係の話全般は今一つアテにならないのだが…博多のうどん・鰻に関する御発言には賛同でござるのぢゃw)
中洲にある明治6年創業の老舗にして超人気店。
まあとにかく四六時中行列が出来てる…とかって恐ろしい話だが、大店だし回転が良いので何とかはなるらしい。
…くらいの知識で開店11時の20分くらい前に行ってみると、確かにもう人だかりがしていて、店の玄関も開いている。
覗きこむと、2階に上がってウェイティングリストに名前を書き込むシステムらしい。
記名。前に数組あったが順に呼ばれて、我々も10分待ち程度で席へ案内される。
「博多名代吉塚うなぎ屋」
*素焼
*きも焼き
*特うな重(きも吸付)
+サッポロラガー
ビールは各社あってイイね。こーゆー時は、赤星に行ってしまう。
きも焼きがかなり美味。また来る時も忘れずに。
うな重。やはり「こなし」は好きじゃ、なんつーか「焼き魚」性と「鰻」性の良さを併せ持つ感じ…で、単純過ぎる言い方をすれば、関東関西のイイとこ取り…。
あと、追いダレが別添でくる。デフォの鰻は最小限のタレ具合、これがありがたい。ウチの好みは、デフォでそのまま。…で、他所のうな重みたいなんがいい人は、どんどん付けるなりかけるなりすればヨロシ、という寸法。
昼に向かい店内は、中韓含め、人で溢れている。やっぱ博多は東京に比べ、中より韓が目立つかなあ。
中洲の川沿いである。
川向こうに山笠が見える。展示カフェにでもなってるのか、人が集っている。
うな重食べたら…、珈琲かな?
…昨日と行動パターンが一緒や(^^;)。マスカル珈琲へ向かう。最近、日月休から月火休に変わったらしい。
ブレンド/ハラール/サンイルガチェフェ。
今日もマッタリ。機会があえば、毎月11日にだけ行われるという「コーヒーセレモニー」にも参加してみたいものだ。
さて、今宵の宴へ移動だ。宿も同所に取った。
「THE LUIGANS Spa&Resort」…海の中道にあるホテル。
海の中道には縁が無くて、エリア自体、訪れるのは初めて。博多駅からホテルのシャトルバスが走る。所要40分。
細い砂州である。対岸に博多の灯が見える。ルイガンズはまさにビーチリゾート。…という構造が、今月アタマに行っていたカンクンによく似てる。妙に似ていて、変な気分(笑)。
部屋から、ビーチに面した庭を見下ろすと、結婚パーティーが進行中。
馬鹿陽気の下、黒服の親戚オジサン連中がめでたく出来上がって行く。いい結婚式だねえ♪
***
さてビーチも夕暮れ色に染まり出す頃合、今宵の宴が開く。
地方出張型のスターシェフコラボイベントだ。
[Dream Dusk Vol2 @ルイガンズスパアンドリゾート]
プロデュース:本田 直之
「鮨喜邑」 木村康司
「傳」 長谷川在佑
「Tirpse」 田村浩二
「Dersou」 関根 拓
「Wagyumafia」 永山俊志
「カヌレブラザーズ」大橋 直誉、松本 日出彦、黒木 信作
ソムリエ:大越基裕
総責任者:水口丈史 (敬称略)
えー、“皆様におかれましては御承知の通りw”のプラチナチケット人気企画である。150名の客の熱気は湯気となって対岸の博多市内から望めたという(嘘)。
(そういえば昨晩、「メルヴェイユ博多」の小岸シェフには「それで明日はドリームダスクですか? ダイニングアウトですか?」と聞かれたのであった(^^;))
…まあそんな訳で、内容の詳報はアチコチに上がっていると思うので、ここではごく個人的な感想のみをメモしておく。
レセプションからバーエリアに運ぶと、アレマよく見る顔々…「えーチミら何しとるん~?」…って、客として来ているシェフたち。
海外勢も含め、大勢来たはりましたわ。
アレだよなあ、此処がプロレス会場だったら、客席から矢庭に黒服の男が立ち上がって、
「ヤイ、まず俺と戦え!」
…だよなあ~(違)。
客で150席だから、広大な空間だ。
シェフたちは諸々含めると160食程度を供していかないといけない。ある意味、ここが見モノである(^^;)。
06 Dom Perignon 乾杯♪…で開幕。
*四週間熟成の渡り蟹の塩辛と鰯の小丼 : 鮨喜邑 木村康司
+冨田酒造七本槍 冨田泰伸 無有 生 15ヶ月熟成
お~っといきなり“オメアテ”の喜邑から2品だあ♪ …と思わず本音が漏れてしまう(^^;)…のもお許し下され、我が家もずっと、ご多分に漏れずの「喜邑予約難民」なのである(^^;)。
この和式ケジャンも鰯丼も3年以上ぶりになる。こんな難民受入れ企画があってホントにヨカタね(^^;)。
鰯の方は4日間熟成。酢飯と口に運べば、「ワシが喜邑じゃ~」と大脳皮質を蹴破って記憶が溢れ出すような気がする。食い物は怖いね。こんなあ旨ぇもんは、ねえ♪
それにしても常態では「10席」だよ~、150人分で3日徹夜…とか、気絶しそーなエピソード付き(^^;)。
*烏賊 百合根 蘇 : Tirpse 田村浩二
+16 Gaia Santorini Assyrtiko Wild Ferment
続いてはティルプスのニュースター田村シェフ。「期待の若手」という言葉がこんなに似合うシェフも少ない。
この烏賊はティルプスでもいただいてる完成度高い一品。…を、150人の客に出せ!…っていう一種の曲芸(違)。
ハハハ若手、無理を言われてまんなあ…だけど、見事にこなしますた。
今っぽくサントリーニ島が合う。ティルプスでは、まつもとSAIDO…だっけかな。
*傳タッキー博多バージョン : 傳 長谷川在祐
+モルツ・マスターズドリームベースにレモンとオレンジのピール、クミンパウダーのカクテル
うーん、今日の客なんか「傳タッキー」を何回か食べたことないヒト、いなくね?…って感じなのだが、それでもドーンと説得力を持たせられるのは強みですなー。
相方はビアカクテル、だっついっと・あいらヴぃっと!
*桜の木で燻製したハンガリー産鴨、アスベルジュソバージュ、タマリンドソース
*ボーユー台北スタイル
: Dersou (Paris) 関根拓
+14 Matassa Cuvee Marguerite
デルスの関根シェフからは2品、両極端(笑)。
鴨はフランス欧州イメージの直球。旨かった。これ150人分焼ける?…と感嘆の声多し。
ボーユーは「拨鱼」かな…中国きしめん、に、台湾風魯肉…の肉味噌ウドン型で、タイ風の風味付けのオリエンタルファッション♪
どちらもシェフの、クールでスマートな素地を窺わせる。“パリでのデルス希望順位急上昇”…ってとこだが、ほんまウチなんかだと、パリの日本人は多過ぎてグーゼン頼り…である(^^;)。
*神戸牛ヒレカツサンド : The Wagyumafia 永山俊志
+12 Profet’s Rock Pinot Noir Central Otago
まんま、カツサンド♪ とくに客席のクロウト筋にオオウケ…というのは、わりと何かアルアル的だにゃ。
*富士山カヌレ : カヌレブラザーズ
+八女伝統本玉露氷出し
〆はお馴染み、富士山カヌレ大爆発♪
…で、懇親・撮影・交歓・再度の乾杯・二次会・あらまTシェフのパスタが出ちゃったよ・シミジミおつかれさま…、、、などなどと海の中道の長い夜は更けて行ったのでありました。
■ 月曜日
click!→昼食は「巴蜀」
G夫妻の案内で博多駅のRec Coffee。…おお、名前は、いま博多で勢いのあるスペシャルティコーヒーとしてメモってた気がする。
エスプレッソの好感度、高し♪
まあ夕暮れをグダグダと寛ぐ。
ありがたや。
陽が沈めば帰京便の時間も近づくのだが、腹具合は、さすがにせいぜい小腹(^^;)。
G夫妻の入れ知恵では、いまは博多は「とりかわ」らしい。パリパリ焼きの焼鳥…の鶏皮。
こちらも駅の「博多とりかわ大臣」。
焼鳥一揃いいただくが、やっぱ皮。塩・タレあるが、塩はとくに食いやすい。
■ 月曜日
「さてカンクンへ」…という文字列をタイムラインでしばしば見かける昨今(笑)。
我々もそう記すのであるw。
仕事の都合で5月になって出発、やや弾丸気味ツアー。
今をときめくU航空だが、果敢にもフェースガードも持たずに出るw。
せっかく軽装備なのでw。
行き先は夏の海岸、23ー32度。食事もジャングルのオープンエアみたいなんばっか。一軒だけ高級ホテル内のレストランも押さえたのだが、公式サイトの写真を拝見すると、アメ公がポロシャツで来てるわ。
…というので、ほぼ服装をなんも考えんでいい、…ってのもラクなもんですねw。
まずヒューストンへ。
実はヒューストンまではコードシェアでANAなのだ。ANAのお雇いのインド人のメシはウマイ。
トランジットも入国させられるアメリカだが、スーパートランピーなのか、ますます入国審査に時間がかかる。乗り継ぎ2時間はおろか、3時間のヒトでもハラハラするんじゃねーべか。
トランジット4時間の我々は、デジャブ的にCat Colaに吸い込まれ(ものすごい愛想のいい呼び込み嬢)、ビールにバーガーにアーティショー。
…と、これもものすごい愛想のいいメートル君が
「ごめん、今日アーティショー切れとるんだわ。そのかわり、ビールのおかわりをタダにするにしる!」
と断言する。
何で、そのかわり…なんだかちいともよくわからんが(笑)、世の中にタダ酒ほど良いものはないw。
おかわり!…と言う前に、彼氏は見計らって注いできた。まことに愛想がいい。
まあ空港料金でぼってるから、ビールの一杯や二杯、どうってことないんだろうが、サービス強化しとるねー。
キャットコーラの目の前の通路が工事中で日本風(!)フードコートかなんかが出来る臭い。競争激化に備えてるんかなー。
ヒューストン〜カンクンは2時間半弱、と、とても近い。
何かあってもどーってことない距離だが、ヒューストン〜リマ便のように機体がドカンバタンと壊れるwこともなく、あっさり到着。
初めてメヒコの地を踏む。
降機してから入国カードを配るものだから、降客がズラッと通路の窓枠のところで記入している。変な壮観。(しかも入国審査は大行列なので、ホントは並んでから書くのが正解)
また、機内で配られる税関申告カードの方は、スペイン語しか印刷されてない。
ノンブレ…とかはともかくスペイン語で「別送品の個数は?」と問われても、読めんがなw。
しかも、税関でこのカードを渡そうとすると「ああ、いい、いい、行け」と言われる。
な、なるほど、こんな感じっすね、メヒコ♪
今回は見当のつかない短期旅行なのでラクしようとマリオットの空港ホテル。
着いたらトランスポートに電話しろと言うのだが、何故かすぐ切れる。マリオットのリゾートの方のバスが来たので聞いたら、まあ其処にいれば30分おきには来るでがんす、とのこと。
あ、たしかに来たわ。
到着日のディネはその時のコンディションで決めようと数案持っていったのだが、時間も体調もとくに問題なく目も覚めていたので、ダウンタウンのオーセンティック・ユカタン料理「Labna」に行くにする。
フロントの兄ちゃんに電話してもらう。
「時間は?」
「今すぐでいいよ、19時くらいかな」
「ん〜、渋滞することもあるんで19時10分にしましょう」
…いい加減な癖して細かいとこは細かいメヒコなようだ。
たしかにレストラン予約も「15分遅刻したら取り消しね」と謳っているところが多い。
タクシーは幸い、快調に走って、予約15分前に着く。
せっかくなので、タクシーから見えた近所の公園を散歩。
遊戯施設・常設飲食スタンド・屋台、、、で賑やか。
小さい子供たちが電動カートや逆バンジーできゃっきゃとやってる。
歩くのがやっとくらいに見えるガキが颯爽と車庫入れを決めてドヤ顏してたりする。
ずらりと並ぶ屋台は、みんなメキシカンフードだ。…あたりまえか(笑)。共有スペースに置かれた膨大なソース・タバスコ類!
(公園はParque Las Palapas:週末はステージで舞踏・演奏もあるそう、この日もミュージシャンは出てた)
click!→夕食は「Labna」
■ 火曜日
2日目。
まずすることは、Tulumへの移動だ。
大変…ではないのだが、選択肢が色々あって悩ましい。
ま、しかし、大手バスのADOで行くか。
ADOで行くにしても、カンクン・セントロのバスターミナルから行くか(便数は多い)、カンクン空港から行くか(便数は少ない。ただ、プラヤデルカルメンまで行って乗り換える手もある)。
どーでもいいのだが色々ある。
ま、ウチのホテルは空港までは送迎なので、空港に出る。
空港第3ターミナル。
ADOのカウンターに、…行けない(^^;)。…というか、到着ターミナルに行けない(^^;)。
空港職員に問うと、
「何したいん?」
「アウトブスに乗るだ」
「ristricted zoneの向こうに行けばよろし」
(^^;)
制限区域を抜けて向こうが到着Tのようだ。
ゾーンのおっちゃんにも「アウトブス!」と告げると、開けてくれる。
結局、多分、後でわかった感じだと、「ristricted」は“客引き(バス・タクシーの)”の連中がそこら中に出入りするのを制限しているみたいで、一般客は素通しではあるよう…だ。
ADOのカウンター…と言ってもバス停前の屋台みたいなもんだが…で、「Tulum行きたいねん」と告げると
「う~ん、1時間後だな」
「お、ちょーどエエわ」
1時間あるんで、また制限区域を戻って出発Tで朝メシ。
簡単なバルで、ブラックマッシュルーム・ケサディーヤ。CoronaとModelo negra。
ブラックマッシュルームは、クイトラコッチェの代替みたいな仕立てだな…とか言いながら、無事のバスチケット・ゲットに乾杯♪
…お、おおっと、コロナにモデロネグラ(ごとき)が、ウメェわ!
(^^;)って、まあ、(薄い)「ビールあるある」と言うか「弱い酒あるある」だけど、やっぱ、そうなんだなあ。
日本まで持ってくと、細かい表情とかが随分と輸送で落ちるんねえ。まあ、輸出仕様がすっ呆けてる、って場合もあるけれど。
本国のコロナ、美味しいぢゃん(^^;)。
ADOの豪華バス、スペインで言えばALSAのポジション。
カーテンが全て閉まってる、暗くて涼しいのがゴチソウか(笑)。2時間半程度の行程で映画が1本ちょい上映される。
途中、Playa del Carmenだけ停まる。
プラヤ・デル・カルメンは、けっこー、町。後日、Tulumのレストランで一緒になった仏人カップルが、
「Playa del Carmenから来たけど俗っぽかったわ。鄙びてるTulumの方が断然好き」
と言ってた。ちなみに、マルセイユ/モンペリエ・カップルの彼ら一番のお気に入りはバリ島だそう。
沿道の雰囲気は何ともメキシコ(アタリマエじゃ(^^;))。
Tulumが近づいてくる。
村っぽさ。ジャングル。田舎くささ。瓦礫の山。洒落た色彩。ほったらかしのゴミ。乾いた空気。照りつける太陽。薪。石。椰子。白い砂埃。藁。いい加減。
メヒコ。トゥルム。
トゥルムの小さなバスターミナル。
併設コンビニで水を買う。
15時前。バスターミナル近くのジェラート屋が評判いいみたいなんで寄って行く。
『Campanella Cremerie』
マンゴとキウイバナナの2種盛、エスプレッソ。
材料リッチなハンドメイドで、人気が頷ける。店前テラスの居心地も、上手く涼しくてイイ。
「Kombucha」(昆布茶じゃないよ、紅茶キノコ)は此処にもある。流行ってんだなあ。
Tulumには3つの重心がある。
セントロ(ダウンタウン)・トゥルム遺跡・海岸沿いリゾートホテル地帯。このそれぞれが、タクシー150~200ペソ・約10分…くらいの距離。
今回のお目当て『Noma Mexico』が開催されるのは、海岸沿いの「La Zebra Hotel」の向かい。
で、お宿なのだが、Noma公式の「La Zebra」は高くて無理ぴょん(^^;)。
当初は値段にひかれてセントロで押さえていたのだが、アレコレ考えると、やっぱ海岸沿いはいいかなあ。
…ってんで、『Noma Mexico』会場の徒歩圏で安いとこ…みたいな探し方(^^;)で、「Hip Hotel」というのにした。Nomaまで350mくらい。Hartwoodまで700mくらい。Simpleはすぐそこ。
1泊3000ペソちょっと。
何とも言い難い額で、メヒコ的に目の玉が飛び出るお値段…とも言えるし、Cancun~Playa del Carmen~Tulumのビーチのリゾートホテルの中ではリーズナブルというか安宿…とも言えるヽ(^~^;)ノ。
…まあ大体、こんなことがなけりゃ、志向的に、ウチがビーチのリゾートに泊まる…なんてこともなかったろう。Rene Redzepiの奴、何てことをしてくれるんだ(笑)。
…など言いながら、コテージスタイルの2階部屋に落ち着く。
ベランダにハンモック、なんて初めてだなあ…と寝てみると、夏の陽気に海の涼風、こらエエわい。
椰子やら南の植物が生えてて、砂地を裸足で歩いてけばすぐにプライヴェートビーチ付き。…って、水着も持ってきてないけど(^^;)。
まあしかし、全体に、作りも運営もユル~っとしてて、ワシら的には大当たり的な宿だった。
…帰りの日にフロントで見てたら、白人の兄ちゃんが「WiFiの電波が弱いから部屋変えろ」…で揉めてた。まあ、何かとキチっとしたいヒトには向かなそうヽ( ´▽`)丿。安料金コテージは道路が近いから案外五月蝿いしね(すぐ爆睡してしまうのであまり関係ないが)。
click!→夕食は「Kitchen Table」
■ 水曜日
もうTulumまで来たし~、と、ウカウカと寝る。
朝。ビーチに面した食堂へよろばい出る。
朝食はどないかなー?
珈琲・ジュース・パン・フルーツサラダ…の後、メニューが来る。ブランチ的だなー。
注文は、
Chilaquiles "Just the best" : With green sauce, two fried eggs, cream, cheese and purple onion
Cochinita Pibil Enchiladas : Sweaty tortilla stuffed with firewood cochinita pibil, tomato sauce, purple onion and chicharron powder
ホテルダイニング・クォリティでなかなかケッコー。
何を頼んでもインクルード。ビーチのバーで一日3杯はインクルード。
どぴーかん。
暑そうではあるがw、遺跡行こう、遺跡。何たって♪
タクシーを飛ばす。
…と言っても、ホテルゾーンは飛ばさないw。Tulumは速度制限をもっぱらハンプ(道の瘤)で行っていて、ホテルゾーンの道は瘤だらけ。ちょっと進んでは止まって「よっこらしょ」。
何が何でもスピードを出させない…なら、これがいちばん簡単なんだなあ。
標識は「TOPE」に瘤の絵。
トゥルム遺跡(マヤ終焉の地):マヤ文明末期に栄えた城壁都市の遺跡である。内陸にあるコバー遺跡のための主要な港として用いられていた。 … トゥルムは、マヤ人によって造られ居住された最後の都市の1つで、13から15世紀の間に繁栄し、スペイン人がメキシコを占領し始めたあとも、およそ70年間を生き延びた。(wikiより)
遺跡だらけのメキシコで、日本ではさほどの知名度でないトゥルムだが、欧米では一番人気と言ってもいいほどだそう。
で、かなりの数の観光客が訪れている。
チケット売場に変なタヌキ系がいる(^^;)。「Coati」…アカハナグマか。人に慣れている。
入場ゲートに「ドローン禁止」の立札。現代やね~。
幾つかの神殿などが、ひっそりと建っている。
まあぶっちゃけワシら、遺跡見物への興味は知れているのだが、此処はなかなか見飽きない。
遺跡+海+イグアナ+鳥…のコンボがアトラクティブだから、かなあ♪
気温32度くらい、日なたはけっこうこたえる。が、日陰は涼しい。へばった人々は日陰に陣取る。
イグアナは、たくさんいる。うじゃうじゃいる。
最初のうちは珍しがるのだが、いやいや、踏み潰さないように気をつけないといけない…くらいの感じ。まあさすがに、踏みつけられるほど鈍くはないと思うが(^^;)。
フツーにその辺の草など食んでいる。
背景は、草より海の方が雄雄しく見えるかなw。
そして、遺跡内ではあるが、ビーチは海水浴場になっている。
けっこー阿呆みたいに大勢、海につかっている。
上から見てると、波があるせいか、ホンダワラの量がすごい。人々をホンダワラでしごき洗っているように見えるのだが、それでいいのか…w。
click!→夕食は「Noma Mexico」
■ 木曜日
click!→昼食は「Taqueria Honorio」
町をぶらつく。
ビルの屋根をかける工事をしている。椰子葺きだな。
簡単なもんだ…と言ってしまっては申し訳ない(^^;)が、大雑把に言うと、簡単に出来上がってくものだなー。
トゥルム通りは、土産物屋・工芸品店・ブティック・飲食店…。
漫画ちっくなほど巨大な刃を持つ重機がやってきて、何すんのかとオモタら、いきなり道路を削り出した。
囲いもせず、工事看板を出すわけでも声をかけるでもなく。
アッと言う間に回りは砂煙(そもそも町中、白茶色く砂っぽいのだが)で視界が白んでくる。
…と、土産物屋のオッチャン、飛んで出て来て、砂まみれにされたくない軒先の商品を慌てて取り込む。
いやあイイ加減だなあ。ビバ・メヒコ(^^;)。
スーパーを覗いたりしながら更に進むと、町役場(みたいの)、公園Parque Dos Aguasの方向へ曲がる。
地図上、その先に「Mercado de Tulum」と市場があるようなので。
市場はあった、けど多くが閉まっていて、開いてる店も片付け中。そうか、機能するのは午前の早い時間かあ。
まあ想定内なのでグルっと回ると、その先に大きい青果商があった。
ウフフ、求めてたものはコレよコレ。
メヒコのワンダーな産品が刺激的。
ヒカマ・マメイ・チコサポーテ・マラクーヤ・グアナバナ・10種類ほどのチレ…。
また、玉蜀黍・豆類・粉類…の棚は、建材売場にしか見えないw。
市場の店もそうだったが、業種にカンケー無さそうな「得体の知れない人形」を天井から下げて売ってるのが、ん…、メヒコ♪
お買物などもいたす…。ヒマでもあり、オッチャンが優しい。
そこら中にあるコンビニチェーン「OXXO」のインストアカフェで水呑み休憩。
散歩を続けると、ADOバスターミナルあたりまで戻った。
前々日と同じく、『Campanella Cremerie』でジェラートにありつく。
マラクーヤ・レッドベリー・ココナツ:エスプレッソ、うま♪
女主人がテラスで伝票の計算をしながら、テキパキと店員に指示を出す。
ビーチエリアへ戻る。
ビーチサイドの土産物屋やブティックも見てみる。
ダウンタウンより高い…そらそーだ。
衣料品もオープンエアで、マネキンやハンガーがジャングルに突っ立ってる店が多数。
…いやあリゾート地ですな~。
ホテルへ帰って、ビーチのバーでクラシックマルゲリータ(午後のフリードリンク)。
とことんノンビリする。
…ん、そうだ、水着もないし海水浴する気もないが、カリブ海と触れ合うくらいはしてこよう。
…と、裾をまくってパチャパチャ。だいたい、見た感じの水温だった。
風があるし、小波もパワフル。
click!→夕食は「Hartwood」
■ 金曜日
昨晩の雨は上がったけど、それまでのド晴天と比べると雲が多い。
さて、ウチのホテルは敷地内はみな砂地。そか、ビーチの食堂の朝食も、裸足で行くのが気持ちよい。
朝の注文は、
Tulum:Omelette with red chiaquiles
Huarache de Tinga:Delicious huarache with chicken tinga, fresh cheese, purple onion, cream and green sauce
ワラチェ…ってのもトルティーヤ系の食べ物だが、ワラチェ(草履)という名前通り、草履型なのがキモらしい。tingaは、肉・トマト・唐辛子煮込。
…って訳でオーソドックスなメキシカンスナックの一種だが、此処のはとっても食べやすい。
オムレツは、ま、上手ではないけどw。
そんなこんなでダラダラさせていただいたこの宿ともお別れ。
今回は旅行日程自体が短めなのだが、Tulumで3連泊取れたのはたいへんにヨカタ。
個人的なハナシになるけど、ウチはどうにもボンヤリしたタチなせいか、同所に3泊くらいしてようやく其処に旅行した気になってくる…ということはある。
眼前にかかった紗がすっと払われて町行くヒトが見え出し、その声が急に身近に聞こえだす、感じ。
何ともノロマな話だが、1,2泊だと「え~と其処、通過したっけ」って感じに、なりがちだ(^^;)。
ついでに言うと、1週間滞在…となるとまた次のスイッチが入る気がする。
おそらくその次のステップ、1ヵ月滞在の旅行感はまた違うんだろうけど、それはしたことがないからなあ(^^;)。
ダウンタウンのADOバスターミナル。
Cancunターミナル便が1時間に1本くらい。Cancun空港までは1日5本。次の空港行きのチケットを買う。
発車まで小一時間。
やっぱ『Campanella Cremerie』に行ってしまう(便利だ~)。
カカウエテ(落花生)と、キウイだっけかな。
お世話になりました。
アウトブスADO。
やや曇りがちなんで、来た時のドピーカンより外を眺めやすい。
外に向けてテキトーにシャッターを押してても、どの一枚も「メヒコ!」って感じに映る。
実にアタリマエだが、イイ感じなのら。
やはりプラヤデルカルメンでしばらく停車。
プラヤデルカルメンから北のビーチ沿いは、超弩級リゾートホテルがぞろっと並んでて、門構えを見てるだけで壮観。
一泊5万だ10万だ…なんだろうなあ。
2時間半揺られて空港。
今回は空港ホテルの送迎車がちょうど停まってる。
チェックイン。
ところでウチの明朝のエアは、6時の便だ(^^;)。午前4時に空港トランスポートはあるのか?…と聞くと、1日中1時間に1本は走らせているらしい。
ホテルのエア表示板は「国際線は出発3時間前には空港においでください」と訴えているのだが、さすがに午前3時に出る気はしない。
(早朝だし、空港に1時間半前で問題無かったけど、混む日・混む時間帯はあるんだろうなあ)
click!→夕食は「Le Chique」
白金ティルプスでの催しに呼ばれた。
「Seven Samurai Ver.2 @ Tirpse」
若手・新進気鋭のフランス料理シェフが集まってのイベント…ということなのだが、これが何と「料理コンテスト」を行う…というのだ。
ううむ勇ましい、たしかにサムライだw。
で、そこに審査員として来い…というのだ。
…根が嫌いじゃないから、ホイホイと出向く(笑)。
という訳のイベントなのだが、詳しい内容・結果やキチンとした話は、主催/実行側から発表されてるし、雑誌取材なども入っていたので、ここではパス(^^;)。(Seven Samurai…でググってくだされ)
コンクール・コンペ…という立ち位置で出会う料理を巡って、審査員という立場に去来する雑念(^^;)…の私的メモ。
いや、審査(「オリジナリティ(背景、ストーリー、思い)」と「美味しさ」を各10点満点で採点)は、思いっきり公明正大に、深慮熟考の上に点数出してきましたよ。脳味噌ツカレタw。
料理は一人一品。打順は抽選。
それぞれ30分持ちの中でプレゼンを行い、審査員は食する。
共通テーマは【4月の料理】。
●白金台「TIRPSE」田村浩二シェフ 結果は第3位
<筍・檜・ベルガモット>
[八街産根付筍ロティ・木の芽オイル・蛍烏賊一ヶ月熟成・高知産ベルガモットコンフィチュール・檜の蘇:ジュニパードリンク]
筍で来た。
上手い、完成度が高い、流麗だ。
流麗で滑らかだ。筍~木の芽~檜…のメインテーマの繋がりが良い…良過ぎる。
店の本場所…用として満点の皿。
田村シェフは気持ちとして応援している(採点は別だよぉ)し、とても優勝したがっていたのも知っている。…そうすると不安も擡げる。
先頭打者を引き当てた、ということもある。
コンペ…として思うと、上手く行き過ぎてはいないか。(杞憂に過ぎなければいいが)
…料理審査なんてレアな経験だが、本業の方の審査経験に照らして言えば、優勝をもぎ取る作品には存外、イガっとしたところがあったりする(なかったりもする、が)。流麗である…のは時に、“ツルン”として審査員に捉えられてしまうこともある。
先頭の完成度にアタマを抱えた。“本場所感”と“一発勝負感”。
筍にベルガモットは極めて美しい。杜松のドリンク(を添えたのは彼だけ)もイイ。
シェフのプレゼンスピーチは「覚え切れなくてどっかに行ってしまうのも嫌」ということでスマホを見ながら。
「自分のテーマは香り」…として根が生真面目なシェフらしい語り。
…マジメだなあ。田村シェフの料理は存じていることもあり言わんとするところはよくわかる。けど、料理をいただくにあって第一コンタクトは味と香りなのであって、テーマとして言い出すアピール力はどうだろうか。
つまり「自分のテーマは香り」である内容はそのままでいいのだけど、コンペのスピーチとしてはそのことを別の言葉・角度で喋り出して印象つけられないか。…で、メモを見なければなおよろし(笑)。
…結果が出て3位。個人的思いは別として、「ん~まあ、そうかなあ」(^^;)
●大阪本町「La Cime」藤尾康浩スーシェフ 結果は第2位
<骨>
[米のメレンゲ・金目鯛・筍・アーモンド・松の実・木の芽・ソースボルドレーズ]
まず紙片。
「骨 数百万年に渡る人類の歴史の中で、私たちはごく最近まで食物連鎖の頂点にはいなかった。(中略)私たちの番になると、食べられるものは骨の中の骨髄くらいだった。(中略)未だ我々のDNAには、狩猟時代の思い出が刻み込まれているのか?」
骨髄を模した米のメレンゲが置かれる。それをバーナーで炙る(骨っぽい)。蕩ければ米。
スピーチ。
「何百万年か続いてきた人類の歴史の中で、今日東京のティルプスでお花見弁当を楽しんでいただく」
篭が出てきて、鮨みたいな面持ちの金目に諸々、薄い炊き干筍。お猪口にソースボルドレーズで、味変にそれを舐めながらどうぞ。
………
…えーと、チミは何を言うとるのか!!??(笑)
これはつまり、わからん。訳わからん♪ 一種のアールブリュット。
そしてソースボルドレーズを口に含んでいただく金目筍は、一種、狂想的に、ウマイ。
このやられた感は、清清しい。
藤尾シェフはLa Cime5年目だそうで、そういう意味ではワタシは表立ってないけどお世話になっとる訳や。で、師匠の、もんのすごいファンタスティックな訳わからなさを継いでる…というか、共通する一族なんやねー。嬉しい。
(褒め言葉として「訳わからん」言うてますが、訳わからんモノというのはホンマにバランバランなんやのうて、どっかで芯が通ってる感じ…ってのがある、のよね)
藤尾シェフは、独立したら飛んで行かねば…というプレゼンとしては完璧。…そして優勝はねえな、とオモタら見事に第2位w。
●名古屋「Reminiscence」葛原将季シェフ
<鰻~春の仕立て~>
[鰻 筍/セリ/桜肉 根セロリ/燻製 卵黄/わさび/シェリー ソーテルヌ 赤ワイン マイクロセロリ レッドキャベツスプラウト アーリレッド 4種のスパイスオイル]
名古屋にあって今をときめく葛原シェフ…東都にも名前が轟く。
地元三河一色産の鰻、その燻製をテーマとした。
「味の要素が多い構成ですが、複雑味が、脳内で調和させることによって新しい発見ができると僕は確信しております。 複雑味の調和こそが僕らしさです。」
お~っと”料理”がキタ~、という感じのあるひと皿内の見事なコンポジション感。
ひと目で工程多く、練り上げられた作品。
総合賞・努力賞・敢闘賞…のような各賞があったなら、さらって行くであろう印象。
…そして、その印象…は、優勝とか上位…と少し違う味わい、でもあるかもしれない。
コンクール…は、難しい。
例えば一端として思えば、地元素材愛…ということで取り上げた「鰻」ではあるが、鰻そのものが汎的な高級素材でもあるゆえに、自らハードルを上げてしまったような点はあるのかもしれない。
●博多「TTOAHISU」 山下泰史シェフ
<霧島純粋黒豚・筍>
[鹿児島純粋黒豚:仔豚の耳とバラ、合馬産筍、メンマのソース]
まったく存じ上げなかったが、博多の新店だそう。
どーんと九州をテーマとして。
豚・筍・木の芽の筍皮包み焼。
モロモロくらいの食感のソースと豚のハーモニーが素晴らしい。ソースは、メンマ・エシャロット・茗荷・生姜・シャンパンビネガー…だそうで、んー、ラビゴットソースの変形的なイメージ。
…言えることは、多少、ツイてなかった(^^;)。
何と4名が「筍」でカブり。アスパラも蚕豆も一人もいないのに(^^;)。
この日の朝、カブり勢、唖然としたらしい。みな「逆に、いないと思って」筍を持ってきた…という怪。
ザッツ・ザ・一発勝負。
しかし山下シェフにとっては、合馬をひかえる福岡として筍はトーゼンだったろう。
豚・筍・木の芽を筍皮包み焼き…した。
カブった状況下では、筍・木の芽蒸し焼きは、いらぬ凡庸感を招いたかもしれない。
全体が見回せてからなら、豚とメンマソースに絞った出し方で勝負出来たかもしれない。
そう思うとコンペは切ないものでもある。
●高崎「LE CREDO」 片山裕之シェフ
<国分人参・ 鬼灯・ フロマージュ>
[国分にんじん、エシャロット、鬼灯のアイスクリーム、カチョカバロ]
こちらも存じ上げなかったが、上州キュイジーヌを名乗る高崎の新店。
いやあ爽快。素軽い涼風。
テーマはグンマでウツワもグンマのサッカさん。(魚も川魚を掘り下げたいという、大いに応援したい♪ ま、だけど「ショーバイ上手く行くように地元のお客さん用の鯛や平目も忘れんといてな」…と言われてたのは、アフターの懇親会(笑))
これ、美味しくて、存外に新しく魅力的。
まあしかし、コンペの場に、この取り合わせの、アミューズか前菜トップみたいな一品を持ってきますか?…という意味でのシェフの天然のすっ呆け具合…が、また魅力なのである。
勝負はともかく「行ってみたくなる」点で言えば、裏の勝者(笑)。
●外苑前「Abysse」目黒浩太郎シェフ
<初鰹・ペルシェドシェーブル>
[初鰹タタキ、ペルシェドシェーブル・プードル、大葉のオイル、エシャロットピクルス、ピーカンナッツ・レーズンのピクルス]
エシャロットは茗荷のイメージ。
テーマは明快に初鰹。
ひと口、しょーじき言えば浮んだ言葉は「ユーショーか?!」
実に、客観的に見事、主観的に陶然♪
…然るに、トップ3に入賞しなかった。
コンクールは面白く、怖く、難しい。
アフターでこの料理好き派と何となくやり取りしたらば、もしやつまり、鰹・ブルーチーズ…には好き嫌いや評価高低の波は荒波かもしれんのでは…という話があった。
モデル化して言えば、16人という審査員数であれば、一人でも嫌いな料理は上には来ない。
食の談義・評価の宿命ではある。
(いきなりではあるが)食べログで言えば「4点以上の店とかさあ、味が凡庸でつまんねえよなあ」という側面…の反面ということはある。ちなみにアビスは3.98点であるらしい。
●広尾「Margotto e Baciare」加山賢太シェフ 結果は優勝
<水素水・桜>
[水素水でとるコンソメ、桜]
この日のレギュレーションは「助手一人OK」であった。
加山シェフが現れ、壁面を彩っていた桜が下がって行く。
「え?」
加山シェフが伴ったのはフラワーアレンジャーであったのだ。
この時点で勝負アリ…ではないけど、加山さんにツキがあったか。
ここまで、多分、若手コンペティションとして見て審査員一同がモヤっと感じていたのは、きっと「飛び蹴りが少ねぇな」ということ。“もっと、斬新が命…という皿が入ってくると思ったのにな”
そこに持って来て、見事にベニーユキーデは舞った(ふ、古い)。
料理は骨子が、王道ど真ん中の「コンソメ」で、これも決まった。
ワイングラスに熱々の(俺流)コンソメ、桜の花びらと葉。桜もこの用途に味わいある関山桜を選び、条件を合わせ込んでいる。
何ともたしかに、今日の面子の中では場慣れしている加山シェフらしい堂々の優勝であった。
…そしてまた。
みんながパーを出したところにチョキを出して勝った…ということがあったとして、勝因はチョキを出したことである。じゃあ、チョキを出すことがそのゲームの必勝法なのか…と言えばそれはまるで違う(笑)。
まあそういうことではあるのだが、勝つ確率を上げて行くことは出来る…のであろう。
それが、経験であったり熟慮であったり、するのであろう。
…ところで、コンソメやお出汁をワイングラスでいただくのは最近はたまさかあるのだが、今日のコンソメは非常に出来が良かったけど、鼻でアロマを愉しむにはやや温度が高かったと思う。そのかわり飲み味は独特の魔力があった。
満点か、と言えばそうではない気もするのだが、それ以上なのかもしれない。
*****
…というところが、個人的メモというか心覚えでございました。
すべての関係者に感謝♪
飲食提供者側も、フーディーズの側も、ここのところ、バイタルでアクティブな若い挑戦層が現れている。
それは“シーン”にとって不可欠な一つの側面であって、応援するにやぶさかでないのである♪…ってのは、マトメに、なる?♪
SNS的(^^;)取り急ぎプッシュ♪
●三越イタリア展 | 三越 日本橋本店
○Guido ristorante x SENSO
近藤シェフのイタリア最初の師匠リストランテ グイドのウーゴ アルチャーティシェフが来日してのコラボ。
“まさにイタリア”な核心。剛くも優しく、さり気なくシミジミ。ゴツイけど食って軽い。
○アクオリーナ
センソ必殺のヨーグルト四変化は食べたけど、アクオリーナが出てたら行きますわ♪
「(一階上の)屋上で食べると気持ちいいですよ♪」…ってサジェスチョンもナイス。
○ヴィーノハヤシ
“定期購入者にはイイこと有り升”と聞いて(笑)。いや、行きますて。
1980サッシカイアを“眺めながら”(いや、ちゃんとグラスで売れてましたぜ)、楽しく飲む。林さんは「今はいません(^^;)」けど、まあ生きのいい若手もどんどん入ってますた。
●フランスウイーク フランス展 | 新宿伊勢丹
○コテ・フー
代官山から林さんが打って出ましたぜ♪
タルトフランベ2種・アルザスワイン2種、うめぇ。行くべし!
○セヴェロ
ウィリアムさんも来日して磐石。柳瀬さん、こういう仕様設計も上手いな。
完全に「席が足りん」状態(笑)だったのもしょうがないクォリティ。
○ノーザンエクスプレス
まあ、当然、レストランではさんざんお世話になってる北特急さまですが、表敬覗き…的。
見事な白アスパラがばんばん売れてた。ウチは、…アレ、プルロットがけっこーお手頃じゃん、といただく。炒めるだけだし。
…で、ウチで食べたら大正解。あったらオススメ♪
○メゾン・ヴェロ × メツゲライ・クスダ
ウチ的には芦屋クスダに行ってきたばかりだけどw。
覗けばいきなり、楠田さんとジル・ヴェロさんが大車輪。
ここは間違いないにもほどがある(笑)。
購入時にちょっとお手隙で楠田さんと話せたのはヨカタ、業種的に普段あまりお目にかかれないので。
我が家的には、「関西三大・妻に代弁させるシェフ」…の楠田(・小林・徳山)シェフだけど(^^;)、今日は案外に滑らかに、外には漏らしにくいような話もスルスルとこぼれ落ちるのはオモロカタです♪
■ 土曜日
まっつぐ和歌山へ。
試しに、特急くろしおを使ってみた。新大阪を、新幹線に連絡するような時刻に出発し、そのままびゅん。5つ目の駅が和歌山。
快適。
まさに快適、だが、そこそこ高い(^^;)。くろしおか、大阪から紀州路快速か、やっぱケースバイケースかな…と当り前の結論を得る(^^;)。
JR駅前のコンフォートホテル。
へべは、「コンフォートやベストウエスタンのマークを見ると欧州食べ歩きをしてるみたいで気分いい」と言う(^^;)。
まことに貧乏臭いインプリンティングで、申し訳ない(^^;)。
click!→夕食は「オテル ド ヨシノ」
■ 日曜日
関西全体に「小雨が降ったらゴメンね」みたいな予報だが、今日は蕎麦ハイキングだ。
まず向かうのは、和歌山線妙寺駅。小一時間らしい。
起きぬけで頭がボーっとしていたせいもあってか、パスモで入ってしまった(^^;)。が、和歌山線の和歌山県内は概ね、ICカードが使えないのであった。ま、ちょっと考えればありそうな話だ。ワンマンの運転手さんに現金支払いの証明書を書いてもらう、という手間をかけてしまった。深く反省。
柵の向こうに「いちご電車」が止まってる。ローカル線か。…後で見ると、和歌山電鐵貴志川線だった。あ、ソレか、例の「たま駅長」の…かあ。
和歌山線はお馴染み(?)岩出駅なども通ってのんびり進む。
徐々に山が増える。果樹林が時に目立つ。和歌山だなあ。桃や柿であるらしい。
妙寺駅に着く。無人駅だ。
向かうのは蕎麦「あまの凡愚」。
店のサイトによると、妙寺駅からタクシー…が一つの行き方。たしかに無人駅だがタクシーは一台いる(タクシー会社の電話番号も握りしめて来たがw)。
運転手氏はお昼寝の真っ最中のようで申し訳ないが、コツコツ、窓を叩く。
「すいません、ボング…ですが」「あ、ボングね」…スムーズだった。
click!→昼食は「あまの凡愚」
ダラダラと蕎麦のアフターを愉しむ。
…さて、と。
「(帰りの)タクシー、呼びますか?」
「いや、やっぱその前に、丹生都比売神社をお参りして行こうかと思います」
「いいですね~、じゃ、荷物はその辺に置いといてくださいな」
…ありがたや。
「あまの凡愚」から徒歩8分、とのこと。
丹生都比売神社、にうつひめじんじゃ。世界遺産。
凡愚のおとーちゃんも、話の最初のうちから、是非いってらっしゃい…と言ってた。
来るまで知らんかった神社だけど、おとーちゃんの説明が、わかりやすい。
概略は、「にうつひめ…ってくらいで姫さんなんだけど、地主の神さんである。
昔、弘法大師さんがこの辺をどんなやちゅうてウロウロしてたんを見て、アンタ、高野山一帯を貸したるさけ、そこでやらはったらええやないの、と使わせてくれたそうな」
そ、そうですか、わかりやすい。多少違うかもしれないけどそれで覚えとくにする♪
皇族も高野山参拝にあたっては、まずここからお参りするとか。
…そう、天野の里は、山をもういくつか越えて行けばすぐに「高野山」エリアなのである。
たまにパラパラっと来る小雨混じりの天気だけど、傘はささずコートのフードだけで済んだ。ラッキー。
行ってみると、里の林の中に目立つような隠れるような、ギョギョっと思うくらいに立派な神社である。さすが、高野山の鎮守。
四殿からなる本殿が重々しい。
神社の左手の裏手に、謎の石柱が並んでいる。
カルナックの列石群か?…って風情。
近づいてみる。
「大峯修験者の碑・光明真言板碑・脇ノ宿石厨子」…と、そのようなモノ、であるようだ。石厨子内には役の行者像だとか。石碑は14世紀頃。
修験道も真言も神道もゴチャでござる♪~ってなもんだが、明治期に神道とは多少わけようと、多少移動してきたらしい。
…などなどといったことはともかく、まことに眺めがいい。味のある姿。
「あまの凡愚」へ戻る。途中、日本刀鍛錬道場など、ある。
ありがたいことでしたわ~、など申し述べて、タクシーを呼んでもらう。
行き先が大阪市内であれば、JR妙寺駅より南海九度山駅が便利であるという。
無人駅九度山から橋本行き。南海の橋本~高野山は、東京で言えば小田急の小田原~箱根湯本…みたいな感じ。
南海は、橋本~河内長野~大阪狭山~堺…と走るが、いやあ土地勘の無いこと。
click!→夕食は「Il Povero Diavolo」
■ 月曜日
click!→昼食は「荒凡夫」
西天満、老松町界隈をあらためて散歩。
古美術店・飲食店・喫茶店が、多い。
あちこちに「老松 古美術祭」のポスター。…ん~、ビミョーなデザインであるが、店舗もビミョー系がけっこーある(^^;)。
昭和っぽい喫茶店に入ってみたら、中はもっと昭和だったw。
梅田に向かって歩を進める。
ビル間に「露天神社」…の鳥居が見える。
そら神社は露天やろ、って近づいたら、「露つゆ天神社」と書いてあった。石碑の方も、露と天の間を広~く空けてある。「ロテン」と呼ばれるのが嫌なんだな。呼んでしまったが(^^;)。
もののついで、と参詣してみたら、この「露天神社」が、いわゆる「お初天神」なのであった。へ~。曽根崎心中だ。
梅田の曽根崎のど真ん中…で、場所的には数十年も周りをウロチョロしているような界隈なのだが、今まで行き当たったことなかったわ。そんなもんかいなあ。
境内も回りも、凄いです、全力で「恋人の聖地だ」「恋のおまいりパワースポット」「恋の手本となりにけり」…と吼え叫んでいる。中国語でも「愛情祈願」してる。
そ、そうですか(^^;)。自分で言うことか(^^;)…ってか、曽根崎心中…それでいいのか、なあ。ま、いか。
自分たちも、寺社の本殿なんかじゃ手を合わせたり頭を垂れたりするけど、関西はいちばん外の鳥居なり門の出入りからして深々と礼をする人が多い。
…まあ、東西の差じゃなくて、有名寺社だと多い…のかも、しれない。
click!→夕食は「Mume x La Cime」
■ 火曜日
click!→昼食は「メツゲライ・クスダ」
クスダを後にする。
芦屋~大阪~森ノ宮
「ばん珈琲」…定跡手順(^^;)。
今回は1杯目「B」、2杯目「C]。これ、鉄板♪
駅からばん珈琲へ歩く途中、大阪城公園入口付近に桜が咲き乱れていたのが見えた。
帰りがけ、マダムに「早い桜ですね~」などと話しかけると、“ふっふっふひっかっかったな♪”…みたいな顔をして、「アレは違うんですよ~、なんかスモモらしいですよ」
へ~そうなんだ、と見に行く。
たしかに、木に札がかかっていた。「ベニスモモ」
しかし、桜によく似てるわ、この花・木は。あまり葉が出てないし。
背景に大阪城を置く、なかなかの花見スポットである。中国人が凄い勢いで記念撮影している。
公園で植木市が開かれてて楽しい。「陽光櫻」を売ってる、「ようこうざくら」はこの字だったかと確認。
まだちょっと時間があるので、久しぶりに黒門市場を冷やかしに行く。
えーこうなってるのか、カラフル山の中国人だかり♪
買物もそうだし、店先で魚介網焼やホルモン煮込など色々食べさせるのに外国人観光客が群がりまくり。ま、ありがたいことだ。
後で肥田シェフと話してたら、「もう黒門はノンビリ喋りに…とか行けません(^^;)」
季節は、花ゆずの花・八尾若ごぼう、など。
黒門市場と言えばカレーの「PYJAMARAMA パジャマラマ」。健在であった。
今日はすじねぎカレーを食ってる余裕はないが、“パジャマラマ占い”…とばかりに暖簾越しに耳を澄ませてみる。
トーキングヘッズのバーニングダウンダハウス♪だった、中吉くらいか。(ロキシーだったら大吉、ってことでw)
click!→夕食は「びすとろぽたじぇ」
■ 土曜日
連休、千葉へ向かう。
手始めのランチ、何処にしようかと思案したが、ここも前から行きたかった一軒、勝田台の「葉菜」へ。
屋号通り野菜を得意とする南インド料理…と聞く。
勝田台…うーんわからん(^^;)。八千代市…土地勘無い。京成、謎(^^;)。
…な我が家だが、行き方は色々あるが、例えば大手町の東西線には「東葉勝田台」行きというのがあり、それに乗ればそのまま着く。どこだかわからないけど、着く(^^;)。
東京の反対側のウチからでも1時間半。
click!→昼食は「葉 菜」
さて、地理がわからんままに千葉県内を移動。
東葉勝田台に隣接する(京成)勝田台から津田沼乗換で千葉。京成からJRへ。
駅前。千葉、知事選だってさ。…隣県でも知らないもんだなあ(^^;)。
えー、まだ森田健作だっけ? …どうもその通りで、3選を目指してるらしー。
クラクラするくらい色んな電車が乗り入れている千葉駅で外房線に乗り、茂原へ。
広大な千葉の中では、千葉~茂原は比較的近く約40分。
茂原駅前から電車に接続するようにバスが出る。白子へ。
小湊バスはまっすぐ太平洋へ向かい、長生村で直角に曲がり海辺を走る。
その曲がる交差点の名前が「驚」。…と書いてある(^^;)
「驚 Odoroki]…って、こっちがビックリするわい(笑)。
白子の中里海岸。千葉観光は温泉に迫力が無いのが弱点だが、この辺りはちょぼっと温泉地になっていて宿が並んでいる。
大概の宿が「スポーツ合宿」辺りをメインターゲットにしてる雰囲気。
町内も、畑・テニスコート・畑・テニスコート・畑・グラウンドゴルフ・田んぼ・フットサル・畑・テニスコート…みたいな感じ(笑)の作り。
温泉ホテルの屋上展望露天でプファ~♪ さすが海沿いで塩の強い泉質。天下の名泉!…などとは言わない(^^;)が、それでも温泉、よく効きますわ♪
どこまでも広がる太平洋。
click!→夕食は「ラ・サレッタ」
■ 日曜日
快晴。昼は19度になる、との噂。
バスで茂原駅。茂原~中里海岸は480円、と結構するが、走ってるだけありがたい、ってとこか。
茂原~千葉。人身事故でこの次の列車は来ないという、ラッキー。この連休は人身事故アナウンス多かったなあ。
千葉~四街道。寝過ごすと成田空港だw。
四街道~大日。千葉内陸バス…という堂々とした名前のバス。
click!→昼食は「アリアン」
この後向かうのは山武市方向なのだが、茂原方面と比べてバスの便などが悪い。
検討した結果、えいやと四街道でレンタカーを借りる。
まずは食後の珈琲へ。
四街道で昨年オープンしたカフェがクールそうなので行ってみる。
「コブケコーヒー」
廃工場とか倉庫の改造なのかな、たしかにモダンな居心地良いカフェ。
たいへんな人気で、席無いかな?と見えたが何とか滑り込み。
一服、リフレッシュ。
四街道駅から歩けそうな場所なのだが、住所は千葉市稲毛区になる。行政区画はわからんものだ(^^;)。
四街道から山武市に向かう。…と、通りかかるのは八街市。
元祖、やっちまった市である(笑)。
八街を通るとなれば、そりゃあ落花生でしょう。
天日干しの「ますだ」に寄る。
試食。買物。半立は勿論だが、ナカテユタカも魅力的。
かなりの数のお客さん。途方もなく大量に買ってくヒトもいる。…仕入れ、かなあ?
店頭では、近隣農家の名前入りの野菜も多く置かれている。
八街と言えば、ウチでは「やちまたよしくら」のピーナッツバターも愛用しているのだが、「よしくら」の八街の実店舗は週休5日で休みなのである(^^;)。
まあその他も、実店舗には力が入ってないとこは多い。落花生だからなー。
四街道~八街を走っていると時に目立つのが、重機。色んなタイプの重機基地。
さすが東京を取り巻く圏、である。
重機ヲタ萌えな情景の数々。
八街を越えれば、山武市。
…なんだが、道を走ってて「山武」の読みが混乱してるぞ、ヲヒ。
「さんぶ」か「さんむ」か…って、そりゃ「さんぶ」ちゃうんかい。でも、道路標識が「さんむ」だわ、、、
成東~松尾~蓮沼。太平洋にぶつかった。
今夜の海辺の宿のフロントで聞いてみる。
「ああ、今はサンムシですねえ。合併して市になった時に、何か変えてみべぇ…と言ってサンムにしたみたいですよ」
Orz......
ま、wikiを見ると「サンムの方が元々の古い読み方であるので」って理屈らしい。ただ、施設名や通称地名などには多く「サンブ」が残っている。
千葉地理ヲタ的に見れば、ほんとゴチャゴチャ。
山武「郡」…というのもまだ残っているのだが、こちらはサンブグンだ。
山武郡は、真ん中の現山武市が抜けてしまったので、完全に飛び地郡になっている。それも主要町であるのは横芝光町…、でも光町って元々は匝瑳郡やん。出鱈目やなあ。
匝瑳と言えば、昔は妖怪千葉と呼ばれた八日市場市は今は無く、匝瑳市。
…と、故あってこの辺の土地には明るいワタシだが、この機に見てみるまではまるで謎の行政区画綱引きなのであった。
泊りの蓮沼は、最後まで「村」だったのだよー。
まさに九十九里浜の真ん中付近で、でーーっと太平洋がべーーっと広がる。
click!→夕食は「USHIMARU」
■ 月曜日
なんかね、苺狩りらしいよ♪
…と、へべが言う。3月の千葉、は、そうらしい。
ははあ、なるほど。爆心地は同じ山武市内、成東近辺らしい。松尾にも数軒ある。
よっしゃよっしゃ、と成東に向かってみる。
相葉苺園というのが評判なので行ってみる。…「本日閉園」。アレ?
順子の苺園…ってのも評判なので行ってみる。…「終了」。アレレ?
…そか! 今日は3連休の3日目。人気の苺園は“食い尽くされて”しまったようなのである(^^;)。
あらまコレは、急がねば。
順子の近くの緑川苺園が規模があるようで、営業中。こにゃにゃちわ。
ハウスが10棟ほど。「案内の指示する棟に入ってくださいね」
緑から滴る赤い可愛うい奴! 紅ほっぺからいただいていく。…わ、ウマ♪
苺狩りって、すんげー久しぶりだけど、直に食べるの、美味い。やっぱ、酸の質が、違う気がする。軽くてよく通る酸。その辺りは輸送で消えやすいのかもしれない。
続けて、章姫・やよい姫・チーバベリーをいただく。
案外(?)好きなのが章姫。タイプだわん。
チーバベリーは千葉の期待の星(なんと本格デビューは今年!)。大粒なのだが、甘・酸もバランス良い。遠隔に運んでもこの特質が残れば、かなりイケるんじゃなかろか。原型は、みつるx章姫…だそう。
ま、まだ品種はあるのだが、数パック分?いただいて満足。苺園を後にする…と受付を見ると「本日終了」の札。
あ、危なかったぜい(^^;)。
道の駅でも行ってみべか。
「道の駅 オライはすぬま」
…オライ、ってわかりますw? 承前…でワタシは千葉語を解すので、オライったらオライってわかるけど。ココナイ、ったらココナイだし(笑)。
オライは「俺ん家」のこと、となります♪ ココナイだったら「此処の家」。ちなみに、この辺りは女性1人称もけっこう「オレ」です。
オオコエオオコエ、とか、アンダオッカ、とか、アニスッダエエ、とか、コラニメシカース、とか、千葉語はどん臭くてよろしいのだ(^^;)。
フロニシーツケル、とかも言うけど、これは東京語も同じ…と東京&千葉のバイリンおやぢのワシである。ヽ( ´▽`)丿
ナガラミに海水ねぎ(だいぶ知られてきたけど、海水ぶっかけて育てた葱。ここだと安い)に鰯ごま漬。
手がのびかけるが、レンタカーはいいけど帰りは歩きじゃと思うとタイヘンなので、目の保養に留める。
何か食おうかとも思ったが、レストランはすごい列。…ってか、駐車場も溢れて臨時駐車場がオープンしてる。人気あるなあ、、、
で、次に向かうは、九十九里ハーブガーデン。山武市界隈をうろちょろうろちょろ。
こっちも人出だが、レストラン行列は短め。ハーブを眺めながら待つ。
九十九里オーシャンの今日はスタウト、それに浅利ソーセージにポテトフライ…と親父セットw。ドライバーは水(^^;)。
なかなか広大なジャルダン。砂地…ハーブは基本、つおいな。
果樹系か、桜が咲いてる。兎もいる。子供だましの遊具もある。
一服、珈琲を決めに行く。
成東のブルームコーヒー。マットに「since 2016」と書いてある、若い店。若いオニーチャンがやってる。
モダン・まったり系、で、だらんだらん♪
さて帰ろう。
途中、落書きがえらくカッコいい倉庫(?)など、あり~の。
四街道近くは、渋滞箇所が少なくない。
なども含め、ほぼ予定時間にレンタカーを返す。
click!→夕食は「蔓山」
■ 土曜日
3月に入った。
寒いけど春っぽい。…そういう印象は何処から来るものだろうか。
箱根に向かう。
箱根は「すぐそこ」みたいな気分のわりに、強羅までは3時間くらいかかる。さっさと移動するに限る。
事前に天気予報を見たのだが、強羅でも世田谷区と気温の違いがほとんど無い。夏なんかずいぶん涼しいイメージなのだが、不思議なものだ。
登山鉄道はいつ乗っても観光気分が楽しい。
強羅駅、硫黄のにおい、寒いけど春っぽい。
ハイアットに電話、送迎バス。
広々した温泉♪
click!→夕食は「ベルス」
■ 日曜日
箱根の朝。快晴。
朝食食堂が混んでる。箱根はオフシーズンだと思って来たのだが、さすがに人気の地だわ。
湯豆腐、ウマ。
のんびり過ごして下山。小田原駅まで送迎バス。
混雑時は一般車の入れない裏道だったと記憶するが、今日は一般道。やっぱりオフはオフシーズンか。湯本駅前だけ多少渋滞。
小田原駅。「箱根暁庵」支店が構内にある。覚えておこう。
湯河原へ向かう。
根府川駅に桜が咲いている。「おかめ桜まつり」の幟。
3月アタマなので、梅見としゃれこもうという魂胆である。
曽我梅林はじめ、小田原付近は梅の名所が散在している、というアタマがある。
…ところが、調べてみると、今年は例年になく「梅が早い」。見ごろが、1~2週間ほど早く来ているらしい。曽我など、種類にもよるが「2月中でほぼ終了」な感じ。
“あらま、ううむ”だが、調べてみると、湯河原梅林が山腹にあってこの辺りでは「遅い」らしく、ギリギリ間に合いそうだ。
…で、湯河原駅。
駅前から「湯河原梅林 幕山公園」へ直通バスが出ている。けっこうな数の梅見客。15分ほどで着く。
後ろに幕山、その山麓~山腹に広がる公園に4000本の梅林。
紅白の梅と山と岩肌。風流ぢゃ。入園200円、パスモ。
「ただいまトンビが旋回しております、弁当とられないように気をつけるのだ」…的な場内放送(笑)。
桜と違って、枝ぶりを眺める…というところもある。
菜の花、水仙。
山腹にランダムに遊歩道がのびる。「登らないゾ(^^;)」と言ってた割りには、いつの間にか中腹には行き着く。
上の方に来ると、熱心に花をついばんでいるメジロに出会う。か、可愛い…
梅の花 メジロついばむ 春霞♪
目をメジロから山麓に移すと、屋台群の屋根が見える。
メジロの食欲に押されるように、山を下る。
ビール! 観梅に乾杯♪ うんまい。
この公園はビールも酒も売ってる。いいな♪ スーパードライだけ…みたいなこともないしw。そこら中で爺婆がホンワカと出来上がっているw。「騒ぐため」に来てる馬鹿はおらんので騒ぎは無い。
桜と違って「まだ寒い」のもイイのかな(笑)。まあしかし、「騒ぐため」の奴を集めてしまえばネタが何であれ騒がしいものだしな。
ビールをやってると、目の端をチラチラする看板がある。
「湯河原名物 たんたんたぬきの坦々やきそば B1グランプリ出場」
ふらふらふら…。
うん、コイツぁ~良いわ。ビールのために生まれてきてるわ!(違) やり過ぎてないのと、キャベツ多めなのも、イイ。
園内、河津桜も満開。
帰りのバスは途中停車場では積み残しが出る。
湯河原駅~藤沢駅。
バスで辻堂。
click!→夕食は「頂頂」
うん、また、神奈川を一周してしまった(笑)。
■ 金曜日
土曜が祝日だと連休にならない。
でも気分は連休だと言い張って関西に飛ぶ。
ざっくり言って目的はマイルの消化…じゃなくて(それもあるが)、12月に(待ちに待たれた)移転再開を果たした奈良アコルドゥの訪問だ。
…と思ってたら「西日本に記録的大雪」の予報。
お、おま、ちょ、ちょっと…とビビりながら旅の開始。
伊丹空港は白く…ない! セーフ♪
まあしかし、寒い。
へべはともかく、ワタシは伊丹空港って使った記憶が無い。初めてかも。
モノレール・阪急・地下鉄~南森町。
click!→夕食は「エニェ」
■ 土曜日
click!→昼食は「荒凡夫」
飲食店が集まる西天満だが、「西天満3」交差点に恐ろしいものを発見♪
「だし道楽」…ダシのペットボトルの自動販売機、らしい(^^;)。
~Do not drink. This is a vending machine of dashi~
「焼きあご・昆布入り」700円、「焼きあご・宗田節入り」のプレミアムが750円。ペットボトルなので内容物が透けて見える。
さすが大阪、、、
ホテルで荷物をピックアップ。
これも近くの、大阪天満宮へ。
参道の天麩羅屋。
辛子めんたいこ食べ放題。
「海老一本丼」「海老二本丼」「海老三本丼」「海老四本丼」…要するに海老の数が違うだけの天丼だが、ご丁寧に海老の数だけが違う蝋細工サンプルが店先に並ぶw。
さすが大阪、、、
天満天神繁盛亭。
天満宮の前に寄席がある。ヒマ潰しにいいね!…と見てみたら「立ち見券のみ」とのこと。人気あんのね(^^;)。
大阪天満宮。
梅酒試飲フェア屋台。
ご当地おでんフェア屋台。岡山「カステラおでん」…ふうむ。
ちょろっと梅見。風流。
食後の珈琲は、…やっぱ森ノ宮へ。
「ばん珈琲」。ブレンドBとC。今日はわりと客の入りがよい。
近くのパチンコ屋の店先が、…さすが大阪。
さて、京橋から紀州路快速。
この時の京橋駅は雪がチラついていたが、和歌山まで積雪を見ることは無し。
click!→夕食は「アイーダ」
■ 日曜日
click!→朝食は「アイーダ」
紀州路快速~鶴橋~近鉄奈良。
ホテルチェックイン~東大寺。
此処は中国か韓国かサンキューfor観光。いつも中国人たちがもんの凄い勢いで並んでる店がある。ググってみた、「釜めし 志津香」…だって。中国の有名ガイドに書いてある、とか、中国のαブロガーが騒いだ、とかなんかなー?
あら南大門で雪。
避難…とばかりに歩を進めて、天極堂本店。
コチラの「葛餅+抹茶」は、けっこー気に入ってます。良い葛♪
雪雲の連なりが行き過ぎたと判断して、散策再開。
昼のアコルドゥも盛況でしたかな?…と前を通り過ぎて、吉城園のお庭を拝見するとす。
入り口は狭いのだが、中は思った以上に広大。落ち着いた、いいお庭。巧みな高低と借景。
それぞれの季節にはそれぞれの花や苔が見モノのようだが、今はチラホラの椿のみ。…だけど、風情ある。
天極堂~アコルドゥ~吉城園~依水園の界隈は、東大寺参道からほんのちょい逸れただけなのだが、ぐっと中韓率が下がる。
吉城園の入園受付では来場者の「国別チェックリスト」をつけていたけど、欧州観光客がとても多い。
実際、園内を歩いていても、見かけるのはチラホラの日本人と、あとは白人。
ヨーロッパ系のヒトって、ジャポネのジャルダン大好き…ってイメージだが、ホントにそうなんやね♪
ひと休み、ホテル。
再び東大寺…を行き過ぎて、奈良春日野国際フォーラム。
この時期、奈良のそこかしこで「なら瑠璃絵 」という回廊ライトアップイベントが催されているみたいなのだが、そのメイン会場的な場所。
おおお光の庭ぢゃ♪ …まあチャラいと言えばチャラい企画ではあるけど、それなりに、素直に綺麗やん!
click!→夕食は「アコルドゥ」
■ 月曜日
さて、帰京日。ちなみに、朝はやはり快晴。
お昼はゆっくり食べられる。さてどうしよう。
昨日まで3日、つい…だが、モダン乃至モダン寄りの大ネタを並べてしまった(^^;)。それと、今日は月曜。朝は奈良にいて、伊丹から帰る。
…とまあ、多少の条件があった中から、満席網などもくぐり抜けて出ました答えは、最近の「back to 研鑽会」シリーズ(^^;)で、京都に立ち寄って「たん熊北店」。
支店は行ったことあるけど、本店は初めてである。
…しかし、「たん熊北店京都本店」…って、「赤坂璃宮銀座店」…みたいな変な名前だな(笑)。
click!→昼食は「たん熊北店」
たん熊から河原町通りに出ると、異常な行列が出来ている。
ほぼ、若者。強力なアーティストの前売り?…とか思ったのだが、様子が違う。
見回してて結局わかったのは、小さな間口のファーストフード(風)店。「MACCHA HOUSE 抹茶館」だって。何を仕掛けたのかねえ、凄いねえ…。
覗きこむと、マクドやファッキンみたいなカウンターで、女子たちがシャカシャカ抹茶を立てている。
(後でググると、香港・シンガポールあたり発の逆輸入型らしい。抹茶ティラミスが売り)
新京極界隈、結構VOWしてるなあ(笑)。
そーとー逝っちゃってる看板がチラホラ…♪
…って、その最後の写真はVOW物件ちゃうわ~(^^;)。
…いや、ですね、市役所裏まで歩いて「王田珈琲」に行ったんですよ。ガーン…、「お休み頂戴致」されてシマタね~(^^;)。
まあたしかに、臨休ありそうな店なんだよなあ、電話入れなかったのは勘が悪かった、、、
新京極、買物。
頭の中がまだ珈琲で、犯人はたん熊近辺に舞い戻って「エレファントファクトリーコーヒー」。
まったりしたものの、案外夕方遅くになってしもうた。
近辺で食料品を買う。大藤の漬物、清浄歓喜団、花折の鯖寿司、夜食の菊乃井たきこみごはんと蕨餅、、、