2017年12月
*Mushroom soup
*Shitake
*Shirako
*Sushi
*Shrimp
*Vegetable
*Tsukemono
*Sawara
*Duck
*Ojiya
*Pannacotta
*Sake
+Yamabushi
+Fumotonokakoi
+Poolside
+Gin Tonic
+Killer Thurgau
+Claus Preisinger
+Paradishu
+Obi wine
+Hoji-cha
[AQ!]
オスオス、開店パーティーの日は香港にいて来られなかったよゴメソ♪…と伺う、オープン3週間弱の「Kabi」。
広い。(今のとこ)フリースペースもアチコチに。席数は控え目(概ねがカウンター)。…と、場所が便利とは言えないが、贅沢な空間でのスタート。
裏手のストッカーにはズラリと、保存瓶や甕・土瓶が並び、フツフツと菌の王国が築かれている(←ココんとこ、「もやしもん」の沢木惣右衛門直保気分♪)。
揃いのコックシャツは青色をチョイスしていた。
Yamabushi
限定版山伏 grand rouge
Mushroom soup
オイル トリュフ 炭 韮 芹 舞茸
Shitake
椎茸コンフィのフリット 乾燥豚心臓削り トマト
Shirako
白子 発酵マッシュルーム 蜂蜜(焼鳥風味)
Sushi
酢鰯 山ワサビ ケ-ル葉 マンステ-ル味噌
円筒型の柿の葉寿司みたいな眺めである(皿がナイス!)。極めて、美味しい。
Fumotonokakoi
麓井の圓 生酛純米 本辛
Poolside
syrah by Tommy Ruff barossa valley
Shrimp
2日熟成ぼたんえび 林檎風味 胡桃 鰹節 焦がし大蒜 干し蛤
Vegetable
菠薐草根 蕪 河豚卵巣糠漬 バターソ-ス
菠薐草が美味しい季節だが、根ごといただく菠薐草は泣けと如く♪ 仕立ても惚れ惚れとする。
Shoheiシェフが「トモダチ」と言う若い嬬恋の生産者「knowers.farm」からのモノ。
Gin Tonic
Tatsumi Distillery HopGin
Tsukemono
無花果オイル 発酵トマト 浅利 蕪千枚かつら剥き大根糠漬
洗って巻き、菊クリームチ-ズ
「店を開いたら、絶対やろうと思っていた『漬物の一品』です」
言い放っただけでなく、よく考え、非常に手が込んだ料理となった。それでいて、ストレートなチカラがある。深く、感じるひと皿。
Killer Thurgau
Milan Nestarec
Sawara
血抜き神経締め五島産鰆 味噌 ウイスキー 赤芥子菜 水菜 細葱 平目出汁
ウイスキー、イイよね~♪
Claus Preisinger
16 Blaufränkisch Kalkstein
Duck
鳥取の叔父さんから 茸 味噌になりかけの液 腿と人参
堂々!
Paradishu
酒宴楽園パラダイ酒
Ojiya
鮒鮨のおじや 酢バターヨーグルト
このポジションの“ゴハンモノ”。昨今のモダンガストロの頻出「議題」みたいなもんだが、これほど見事な解答がありまひょか♪
Obi wine
Obi Wine Kenobull
Pannacotta
Hoji-cha
オリーブオイル パンナコッタ 和梨とそのソルベ 和三盆 ほうじ茶/ラムほうじ茶 白折(しらおれ)
Sake
菊芋 蜜柑 日本酒サバイヨン
*****
さああああああ、始まったゾ!!!
数回のポップアップで期待のギアをずいっと上げさせていたKABIチームだけど、それはそれはファンタスティックなスタートとなった。
まだまだワシらは安心はしないゾ…とか言ってみても、圧倒的なコーフンをもたらすレベルの高さに愕然♪
…なんて言うと(ザッカーバーグに)怒られるかも知れないから言い直せば、ワシらとの好みの相性度は、恐いほどだ!(笑)
多面的で複雑で、ワーイって踊ってる騒ぎが、皿の上で焦点を結び、綺麗な味と香りの結晶を作る。
現在はまだ使っていない「2階」を見に行く。こちらも使えそうだなあ。
店のこれからの様々なプランを聞きながら歩いていると、片隅にコンポストが置かれているのに気付く。
サステナブルやねぇ(笑)…って言ったら、「knowers.farm」さんが野菜納入のついでに仕掛けて行ったんだとか。いいね!
番外編: "キャッシュオン新年会"
2018年 1月
*ボタンエビのココナツカレー
*大和芋のチヂミ
*ピリ辛酢豚
*ほうれん草と桜海老と真珠貝の炒め物
*ジャガイモと豆苗の青椒肉絲
+Ruth Lewandowski "Dinos to Diamonds"
+Pinot Noir Stierkopf
+15 Philippe Bornard Arbois Pupillin Ploussard La Chamade
+16 Renner Und Sistas Waiting For Tom Neusiedlersee
+15 Arbois Trousseau de Messagelin Domaine des Cavarodes
+Brutal Christian Tschida (mag)
+Beau Paysage Tsugane
[AQ!]
新年早々、キャッシュオンで新年会&Shoheiシェフ誕生会♪
お屠蘇気分でフラリと立ち寄る。
ほど良い集まり具合。
フードのテーマは「Shoheiが気に入ってるkabiの賄い」(笑)。
チヂミがタイ君作、カレーがハチ君作。だっけな。「作」と言ってもどれも、その当時即興的に作らされた品のようだが(笑)。
ウマイじゃん♪
色々あったが、例の2階のコンポストマン、ノーワーズドットファーム安田嶺氏とゆっくり話を出来たのは収穫。ホントにまだスタートを切ったばかりの若者だったが、重要な学習をしてきた素晴らしい才能の持ち主なんだろう。何せ旨いからなあ。土付きの理論と実践。酔っ払ってハッピーになったはりました♪
野村ソラン氏は2階を使って「何かやり」そう。
…ってなわけで、正月の浮かれポンチはへべれけに、今年一年の多幸を祈るのであった。
まあ2018年は「Kabi」にとっては「1年目」みたいなもんだもんねー。
走り出したばかりのKabiだが、新年会を見てても「チームKabi」の働きの良さに感心する。
Shoheiという個人~Shohei/Kentaroというユニット~Shohei/Kentaro/Kirikoというユニット、と見てきて、「Kabi」がオープンしたら実にスムーズに、Kabiというチーム…という機能に移行していた。
何の話をして結束したのかなあ…(ってどうせくだらない話だろうが(笑))…と不思議になるが、やるもんだ。
天晴れ♪
2018年 4月
*Amadai Soup
*Nobiru Tempura
*Fukinotou Toast
*Sansai
*Anago
*Saba Sushi
*Hamaguri Sushi
*Tsukemono
*Amadai
*Wagyu
*Funasushi Ojiya
*Ginger
*Fukinoto
+Jyujiasahi
+3 Fonteinen
+Gazouillis
+Iwakikotobuki
+Masahiro Gin tonic
+Susucaru
+Barolo
+Paradishu
+Rose Primeur
+Yakiimo
[へべ]
塗りつぶれない、ひとつひとつの音が聞こえる、すべては味のために、静かなトーン、モダンノルディックで抱いたイメージ、もっと精妙なバランス(コントロールというよりもっと自然ななにか)
[AQ!]
クールな見た目の皿が、いただけば愛くるしい、健気な魅力を放ち、深く長い道筋を歩んで行く。素晴らしい♪
それは、透過する。
それぞれ、来たり合わさったり。
突出しがちな奴のコントロール。融和化・チーム化。
全体でうまい旨い美味い感を作りあげる。
Amadai Soup
甘鯛 フェンネル 三つ葉 炭・トリュフ・韮のオイル
Nobiru Tempura
こごみ、タラの芽、天麩羅、ばあちゃんの梅干しパウダー
Fukinotou Toast
サワードウ from カナダ、黒豆納豆、奈良漬、ブルーチーズ、ペコリーノ
Sansai
山菜=甘草コシアブラ蛍烏賊、アスパラ発酵汁 蛤節削り
Anago
穴子、シークー、椎茸発酵乾燥煮出し詰めタレ、山椒
Saba Sushi
鯖寿司、鹿味噌 マンステール 山葵葉茎 ケール粉 椎茸出汁
Hamaguri Sushi
蛤寿司 金柑発酵、グリーンピース味噌、リーキ(縦横)和芥子
Tsukemono
漬物 クリームチーズ 蕪大根つまたろう 菊の花 トマト汁発酵とフレッシュ
Amadai
甘鯛、鱗揚げ焼き、桜海老クロカン、菜の花=紅菜苔、グリーンピース豆&ピュレ
Wagyu
岡山和牛、花山椒、天然山葵ツンツンしないのをたっぷり
花山椒は1週間だけかな♪
Funasushi Ojiya
おじや 鮒寿司 ふじす 空豆
Ginger
Fukinoto
ジンジャーソレル
メレンゲ
蕗の薹アイス 桜花漬杏仁香
Jyujiasahi : まげなにごり
3 Fonteinen : Oude Geuze
Gazouillis Sylvain Martinez
Iwakikotobuki 震災を逃れて山形仕込
Masahiro Gin tonic オキナワジン:泡盛・シークワサー・ジュニパーベリー・グァバ・ゴーヤー・ローゼル・ヒハツモドキ
Susucaru 16 Frank Cornelissen
Barolo 13 Paiagallo Canonica Giovanni
Paradishu
Rose Primeur 06 Le Canon VdT
Yakiimo 焼芋焼酎
L'Extreme d'Absente bitter aux plantes d'Absinthe
山の採取の話はおもろい。K氏、漆摘み事件♪
隣はサンフランシスコからのオジサン、国際的客席。
[へべ]
味噌もマンステールも山葵も芥子も融和的。
Tai君わさびひたすらすりすり、頼れる実行班♪
翔平シェフはナチュラル敬老感覚…なんがオモロイ。
2階に畳しいてもらって、まったり(若者はギョギョギョ?)
[AQ!]
ところでこの日は2階も賑やかだ。
食後に上がる。ソラン氏のバー営業だ。
「bar A-bi」ソラン
春トニック
Koskue gin + Beni houji cha + Schweppes tonic
畳敷きにあがりこんで、ぽてちん♪
2018年11月
*キンキ・切干し大根のアラ汁 韮・備長炭のオイル
*大分産椎茸焼 鹿心臓節削り 鹿・猪味噌
*秋刀魚・マンステール・味噌鮨 紫蘇巻 ケール粉 実家シークワサー
*帆立と蕪 ムール節削り ロースト麹
*ムール・春菊・芥子菜 タラコマヨネーズ
*人参と人参葉・その発酵汁 肉味噌 ブラウンバター
*“漬物”
*キンキとその肝 菠薐草とその根 からし菜 春菊
*長野産放牧豚 黒大蒜 落花生塩漬
*“おじや”+小布施栗
*蜜柑+マッシュルーム(発酵と粉)
*実家の無花果
+11 Cremant d'Alsace Extra-Brut / Binner
+富久長 八反草 純米吟醸
+16 Bigotes (Frédéric Cossard Bourgogne Chardonnay)
+Le Gin de Christian Drouin トニック 蕪と林檎 長野産ニワトコ漬
+長珍 熱燗
+16 Contadino Terre Siciliane Rosso
+パラダイ酒
+Biere Artisanale Praline La Sirene
+炙りバディアンヌ薫香のグラス ダークラム+お茶+蜜柑
[AQ!]
料理もお店も絶好調!
ひたすら、愉悦。コーフンとレイドバックの心地良いミクスチャ。
食後は2階で。
キンキと長珍熱燗の温度勾配。
[へべ]
人参:ローストした人参と馬味噌 発酵させた人参ジュースと和牛オイル。
番外編:コラボ "Ernst×Kabi"
2019年 1月
[Ernst×Kabi]
*Sunchoke
*Kale
*Hamaguri
*Shiitake
*Carrot
*Burdock
*Myoga
*Roots
*Sawara
*Cabbage
*Turnip
*Yurine
*Egg
*Crab
*Dumpling
*Deer
*Nodoguro
*Tacos
*Cabbage
*Duck
*Abalone
*Sake Kasu
*Kumquat
+oude Gueuze Tilquin A l'ancienne
+悦凱陣 無濾過 純米吟醸 黒澤亀の尾 平成28
+Cotes du Jura 'Cuvee Oregane' / Jean Francois Ganevat
+15 Cotes du Jura Trousseau Les Lumachelles / Cavarodes
+16 Mark Angeli Ferme de la Sansonniere La Lune
+Champagne Aurelien Lurguia
+15 Frank Cornelissen Munjebel VA
+08 Vin Jaune Domaine Saint Pierre
+03 Pinot Gris Reserve T.S. / Gerard Schueller
[AQ!]
KabiとベルリンのErnstのコラボだって。きゃー♪
Ernstは(Kabiもw)、世界レベルで「注目の新店」。OADの欧州ランキングでは既に62位で登場、新レストラン賞だかを受けている。
…ま、そのくらいしか知らんから、web料理通信のインタビュー記事で予習。
シェフDylan Watson-Brawn(どうでもいいけど、この名前、めっさ覚えにくい(^^;)。しばらく「そんで誰だっけ?」って家で言ってた。世代のせいもあるのかなあ…)は、1993年生まれのカナダの人。
ふむふむ…
17歳の時に「龍吟で修業を開始」「ノーマでも経験を積み」「田中淳のファンで」「稗田良平の仕事にも感銘を受けている」…、、、な~んだ、トモダチじゃ~ん\(☆〇☆)/。
…と、アホな我が家は勝手にフレンドリーな気分になって、お出かける(^^;)。
Kabiのオープンで広々とした厨房が、今日はワッサワッサしている。約2倍の料理人が犇いているからなw。
スラップスティックな情景なんだが、動線のシュプールはなかなか滑らかだ。此処の連中はバカだけど(シツレイ♪)有能だからなあ。若くて身体がキレるし。Ernstチームも含め殆ど20代だ(全員…だっけ?)。
「今日は25皿になりました!」
だそうです。
やり方は、朝に食材がずらり並び、「よし、俺、コイツをやる」的なとこからスタート。…の、脊髄反射型♪ 基本的には、Kabiチーム・Ernstチームが源平合戦よろしく交互に出すような感じ。
「だけどやってみるとよく似てるんですよね~(笑)」
たしかに。で、サーブ時はとくにどちらの作品かは口上せず。…なんで、とくに興味深いもの以外は分析的には聞き出さずに楽しむ。ま、でも、大体どっちかはわかる。後で注目作については聞いてみたが、合ってたw。
相変わらずコチラは客席も若いが、今日は滑り込みでM兄家(ウチよりもKabi狂や)も席を確保していて、ともに平均年齢を引き上げている(^^;)。
[へべ]
うわー思い出すといろいろぐるぐるしてまとまらない、とりあえず、
なにこれおいしいめっちゃ好き: トピナンブール皮揚げ、煮蛤鮨飯、椎茸の和牛牛脂コンフィ、牛蒡ブラウンバター、ヒラ鱸発酵マッシュルーム締め、鰆焼きほぐし、小蕪 バター、百合根糠漬、エッグヨーク4時間、金柑大葉アイス
Sunchoke
突き出しの小品、的な位置づけながら、軽くて味も香りも凝縮してて、裏面に忍ばせたブラウンバター・椎茸粉がまたよく合っていて、さすがの見事さ。(最近出会う仕立てだけど、やり方次第で結果は違う…料理はおそろしい、とヒソヒソ話す)
[AQ!]
Kale
糖度14の静岡産ケールの軸を、三つ葉で巻いて
和な眺め。
Hamaguri
煮蛤鮨飯 山葵
殻に煮ハマ、手渡しされる。酢飯が少し仕込まれてる。ウマ!
Shiitake
椎茸の和牛牛脂コンフィ 鹿味噌 背脂ハム 鰹節
椎茸x牛脂の香り…ってこんなに旨かったっけ、とビックリ。おかかも、また違って感じる。
[へべ]
高額椎茸なんす…とそっちのことばっか連呼しててワラタ。宮崎だっけ。
Carrot
焼き小人参
静岡有機だったと思う。
Burdock
牛蒡のブラウンバター
ブラウンバター系のどれか発酵バター調の酸味を立たせた味が魅力的だったけど、これだったかな?
ブラウンバターもの…全体には多用と見えるくらいあったけど、使い方はいろいろで、その引き出しの多さはおもしろかった(こういう企画でないと見られないだろうし)。
[AQ!]
真っ黒な棒。こーゆータイプの料理って、ちょうど10年前くらい、ノルディックショックのファーストステップ…を思い出す、懐かしくも核心付近の味なんだよなあ。
あと、「何処で」は細かくはわすれたけど、アップルビネガーとか柚子は、頻出。
Myoga
茗荷に一年物ヤングコーン味噌を挟み込み
(言われんとわからん)…見た目はフツーに炙り茗荷。
発酵マッシュルーム締め
唐津産ヒラ鱸の発酵マッシュルーム締め 菊・山葵添え
実に興味深く、興味を別としても美味しい。アメ色の味覚が誘う。
Roots
チビ根菜たち おろし・柚子 出汁
ミニチュアアンサンブルの心地良さ。
Sawara
鰆焼きほぐし 人参 鮟肝
何だコレ! 完全にヤバイ!! “今年のひと皿”レベル!!!
よくわからんが、人参が薄片・しりしり・ジュース…とデクリネゾン、焼鰆のほぐしたのと和え、鮟肝はじめ旨味軍団を塩梅よく少し加えて…。ナチュールで静かながら、「料理の魔力」が匂い立つ。
Shohei作、後取材では、偶発的な部分が多かったらしい。
[へべ]
ブルーチーズも参加かな?(何かを生かす/活かすって、単に前面に出すことではなく時に真逆だったりもする…という意味でkabiのブルーチーズや各種味噌の使いこなし方はすごいといつも思っている。和食の人たちにはこの辺もすごいヒントになるのでは)
[AQ!]
Cabbage
紫キャベツ 小芽キャベツ 木の芽 出汁
これも和食のヒト呼んでこい、的だw。色がまた綺麗だね。
Turnip
小蕪 バター
フツーに美味しい♪
16 La Lune マグナム、美味。素晴らしい年・出来、今後長く行けそう。
「常連が大勢来るのがわかってると開けやすい(^^;)」
…そりゃそうだ、と、ワインもイイとこが開いた♪
そうでなくても、相変わらず、ケンタローないす!…なセレクション。
Yurine
百合根の糠床6時間漬 パセリ・セロリのマヨ ハーブ
「えーとコレ、何って言うんだっけ、オイ、あ、ユリネです、初めて使ったもんで(^^;)…」
…日本人離れし過ぎのシェフ\(☆〇☆)/ それなのに旨いなあ、ちょっと不思議で。
Egg
エッグヨーク4時間調理 トピナンブール汁 山椒フレーバー
ビックリするほど旨い。ベーシックなとこは、同じことをErnstでやってるのかな。
Crab
ずわい蟹 バター
シンプル。強くてストレートなんだけど上手くピュアさが残る、さすがに良いね。
ペアリングが、ピノムニエのシャンパーニュに転じるのも巧み。
Crab
群馬産菠薐草(根!!!)とずわい蟹の汁っぽい仕立て
Dumpling
蟹真薯の蕪蒸し仕立て
日本料理を勉強したディランが投げ込んだ大ストレート。…ながら「和食のほんの一歩手前…の蕪が香り立つ」ポイント…の見出し方が素晴らしいと感じる。差異の蟹原。
Deer
叔父さん撃ち鹿タルタル 味噌と緑
滋味深い。
Nodoguro
発酵マッシュルーム塗りながら焼き 塩添え
どうもErnst側らしくてKabi側は「そうですか」と言っていたが、『ジュルジュルのジューシーなくらいのとこで止めた焼き』と『塩「添え」』…というのが、案外「珍しくも効果的」で面白かった。ちょっとの違いは大違い…スタイル。そもそも的に、「狙った」かどうか…は不明w。
Tacos
タコス見立てのキャベツ包み、中身はノドグロの頭などアラ・脂的なとこ
上手く使い切ってくる♪
08のヴァンジョーヌ、うめい♪
Cabbage
焼キャベツの…ヨーグルト和えだっけ、
Duck
オーソドックスにも美味。
Abalone
鮑ごはん。クレソン系の緑が気持ちいいコントラスト。
Schueller03、うめ~♪
Sake Kasu
酒粕:アイスが、新しいモノと1年モノ、タレが3年モノ。酒粕トリロジー。
とても旨い。
Kumquat
金柑・大葉アイス・白は何だっけ
この3コントラスト、ありそうでいて新鮮。大葉の働きは見たことない感じ。
*****
目覚しき25皿!…さすがに脳容量オーバーだけど(笑)。
この日に立ち会えてハッピー。
…ってか、Shoheiたちが出てくるまで、生きててヨカタ…的(笑)、…とか言って盛り上がる老人席でしたw。
Shoheiが28でDylanが25…かな。
2人足しても、俺の勝ち\(☆〇☆)/
番外編:コラボ "Kabiのまかないイベントvol.1居酒屋たいかれー"
2019年 3月
[ Kabiのまかないイベントvol.1居酒屋たいかれー ]
*鰹とスパイスにマスカルポーネとか
*大根とターメリックの漬物とくたくた野菜
*ナチュラル野菜のスパイスサラダ
*羊のトマトカレー
*烏賊のブラックカレー
*フレッシュハーブのグリーンカレー
*マンゴーフィッシュカレー
*ナチュラルバーモンドカレー
+発酵ラッシー
+11 Vipavska Dolina ANA cuvee Valter Mlecnik
+06 VdP des Cotes Catalanes VV / Gauby
+VN Vinello Partida Creus
+Benoit Rosenberger Verre de Terre
+ラッシー
[AQ!]
Kabiのオフイベント…っつうか、お気楽セッション。
[ Kabiのまかないイベントvol.1居酒屋たいかれー ] 田井將貴シェフ x 竹内直人ソムリエ
「Kabiのまかないで人気だった田井のカレーを」…という企画だって。
「最初は2人だけでやろうと思ってたんだけど」…若手が手伝ってくれた、、、のだけどそれでも大車輪で忙しいの何のの大変さ、は、若気の過ち(笑)の楽しさよ♪
…というのも、5種類のカレーと4種類のスパイシーツマミの用意なのだが、どれもアラミニュな部分が多い作りで、“ゴハンよそってカレーぶっかけて…”というスタイルではない、ガストロ賄いなのであるw。
そんな訳で、バラバラに着いた客は、出来たモノから順番にいただいて行く…のが基本システム。
カレーは、羊が赤く、烏賊が黒く、ハーブが緑、マンゴが黄…などと、何となく「五味五色」っぽい♪
[へべ]
鰹とスパイスにマスカルポーネとか
もっちり鰹を軽く炙って、スパイスソースと白いソースで。
魚とマスタードってホントによく合う、の原点から、ハーブ系サラダとヘーゼルナッツの翼で羽ばたく。
[AQ!]
羊のトマトカレー
トマトでピュア・シンプルに赤く炊いた羊に、黄色いカレーソース・緑葉で、ひと皿内に色合いのあるカレー。キリリ♪
大根とターメリックの漬物とくたくた野菜
これはカレーの合いの手の小皿。
緑葉のクタクタ煮はガストロのガルニでもイケそうな魅力。ターメリック大根は(とーぜん)見た目、沢庵コンパチw。
烏賊のブラックカレー
おっと何だよ、カッコいいな。漆黒のソースに白クレーム・緑葉をちょいとはべらせて、横たわる蛍烏賊の艶…新たな感触。
[へべ]
蛍烏賊のボディをぷちゅっといくと、口内にスパークする新世界♪
[AQ!]
フレッシュハーブのグリーンカレー
動物性無し、ココナツ。ガストロやわ!…魅了される。
「これが一番人気かなあ」!…だそうで、kabiの客層にも拍手、って感じw。
ナチュラル野菜のスパイスサラダ
ごはん炊けるの待ってるタイムに、サラダも♪
胡麻が魅力的。
マンゴーフィッシュカレー
マンゴーの海を泳ぐシラス♪
ナチュラルバーモンドカレー
「全てナチュラルスパイスで作るバーモンドカレー風」。
いわゆる、“そのアレ”…系♪
賄いの経緯はある種、想像通りで(笑)、
「なんかさー、簡単な味の奴食いたいわ、バーモントカレーとかw」
田井「あ、じゃボク、買ってきましょか、そこのスーパーで」
「ん?(ピカーン) 買ってくるの禁止! でも食べさせて、バーモント!」
(笑)
…何故か、スパイスの抜けがよくて、旨い。
田井シェフの料理は様々なイベントでいただく機会が重なってきたが、自分の印象は、まんま言うと(いい意味で)マジメな料理だなあ、と思う。
…ん~、感想を言う時に「マジメ」って単語を使うのは、“堅い”とか“四角四面”とかを含意させる場合もあるけど、そじゃなくて、フツーに「マジメ」って感じ。
ピュアでシンプルでストレートで居住い正しく整って、かなあ。自分的には「いい意味でマジメ」というのがシックリくる。
合わせるビール~ワインも御機嫌なナイスチョイス(なかなか綺麗な合わせ方が多いス)、そして、
[へべ]
ラッシー
牛乳ぎらい(T内氏)の作る発酵ラッシー、パインもミルクもめっちゃノーブル!
デザート欲も軽く満ちる、うるわしのフィニッシュ♪
[AQ!]
まかないイベントvol.1居酒屋…楽しいな、vol.2は何ダロね?
番外編:田井シェフの "天然の山菜、野草料理イベント"
2019年 6月
[天然の山菜、野草料理イベント]
*赤こごみ白和え
*アケビの芽 卵黄ソース
*胡麻菜 モミジガサ 荏胡麻
*芥子菜ポン酢
+職人館厳選酒
*曲がり胡瓜 カタバミ 胡麻 菜種油エマルジョン 蕗味噌
+14 MM14 Pinot Grigio Dario Princic
*大豆 青豆 うど菜など
+セイタカアワダチソウ茶
*岩魚 柏葉 山椒 大和芋 天然三つ葉 くぬぎ松茸 根曲がり筍 岩魚骨・くろもじ出汁
+カワラケツメイ・くろもじ茶
*鹿の朴葉焼・蕎麦粉タコス おかひじき 紫蘇
+Domaine No Control Fusion
*古代米(赤米) 山人参 大蒜・生姜・胡麻油 味噌汁
+13 Macon-Chaintre Domaine Valette
*蕎麦がき 胡桃 豆腐 ウワミズザクラ 桜花のピクルス
[へべ]
たいくん山菜祭り、2019編。
[AQ!]
2017年5月中旬にサモトラで催された田井シェフの山菜祭りは、鮮やかな印象を残した一夜であったが、場所がkabiに移って6月アタマ、「2019版」が挙行の運びとなった。楽しみに出かける。
形としては“休日を活かしたスーシェフのポップアップ”…であるので、本日休みのkabiスタッフは存分に休めばいい筈なのだが、何だかんだと入れ替わり立ち替わり顔が見られる。「此処はチミらの家ですかい?(笑)」ってな、梁山泊っぽさw。「本日は客席で『お客』」…と座ってるのもいるし(笑)。
そんな中、kabiでは、年は若いが冷静王…って感じの田井シェフは、淡々と準備を進める。
山菜・野草は、シェフが前日に山で摘んできたもの。
ワシらも前日から天に向けて念を放っていたので、好天であったw。
この1,2週間は天候の変動が激しく、かなり、予定していたモノと収穫内容が違ったそう。また、山の高度も、思ったより高い位置に入ることとなったようだ。
まさに「その時をいただく」、そしてけっこー珍しいモノも入ってくるので、客席としては大歓迎。
[へべ]
先付小皿が4品並ぶ。
赤こごみ白和え
赤こごみ、1日ですぐ育ち過ぎることもあり、珍しいそう。
アケビの芽 卵黄ソース
あけびの芽、細くてきれい。繊細な苦味、そこへ卵黄ソース! これは「ばあちゃんの知恵」だとか。
胡麻菜 モミジガサ 荏胡麻
ごま菜・モミジガサ・荏胡麻…渋い/うまい/陰影/襞がある。
芥子菜ポン酢
[AQ!]
卵黄ソースは抜群。
モミジガサはシドケに同じ、かな。
職人館の米で作られた、っていう酒がよく合う。
苦味・甘味・酸味・辛味・渋味・ミネラル感、早くも体内に春の祭典が聞こえる。山菜はバイタルだ。
曲がり胡瓜 カタバミ 胡麻 菜種油エマルジョン 蕗味噌
美しきガストロおつまみ♪
巧みな構成だ。
大豆 青豆 うど菜
若いのに、こーゆー、渋~いおばんざい風に着地を決めるのも田井シェフの得意ワザ?
勿論、ガストロ的なクリーンなシェイプでもある。地味に好きだった。
うど菜は、ハナウドの若芽…か。
主賓よりむしろ話題をさらっていくのが、ペアリングされる「セイタカアワダチソウのお茶」か。乾燥葉はなかなかキレイ、薬効もあるとか。
えー飲めるんや~、美味しいぢゃん♪ …とセイタカアワダチソウ世代のワシらには響くのだが、「『セイタカアワダチソウ』って、何ですか?(聞いたこともない)」…という若い層も多いのでありました(^^;)。
岩魚 柏葉 山椒 大和芋 天然三つ葉 くぬぎ松茸 根曲がり筍 岩魚骨・くろもじ出汁
…と、乾燥セイタカアワダチソウが場内を回ってる間、厨房では岩魚が柏葉にくるまれ、焼かれて行く。
山の香りを存分にまとって、ラフにも優美だ。満足感高し。(存分に材料が使えて贅沢だなあw)
大和芋の応用は、2017年版でも用いられていたので、比較が楽しい。
ここのペアリングの「カワラケツメイ・くろもじ茶」も注目でしょ~。カワラケツメイは、羊歯っぽい葉っぱの、ノマメとかマメチャとか言う、奴、で、河原決明と書く。
くろもじってイイ香りよね、最近よくお目にかかるようになった。
鹿の朴葉焼・蕎麦粉タコス おかひじき 紫蘇
鹿はクルっと巻き込んで、タコススタイルでパクっ♪ うま! オカヒジキもメキシカン気分か。
ここ最近、「肉の主菜」をスナックっぽく出す…ってのをよく見る気がするが、その辺の気分とも同調する一品。
古代米(赤米) 山人参 大蒜・生姜・胡麻油 味噌汁
〆のゴハン♪…には味噌汁もついてハッピー♪
「山人参」はシャクの根っ子である。連想ゲーム的には、韓半島に思いが行く取り合わせだなあ。
蕎麦がき 胡桃 豆腐 ウワミズザクラ 牡丹桜ピクルス
おお、見た目も整ってるし、いい顔ぶれの甘味じゃ!
カーテンコール風に名前を紹介していきたいキャスト♪
やっぱり、山菜祭りの楽しさは格別なものがある。
田井クン、ありがと~♪♪♪
番外編: "Yamato x Farmanic x Kabi"
2019年 8月
-Appetizer-
*Squid, zucchini, franboise Seviche -Yamato
*Fried Egg Plant with UNI and deer miso -Shohei
*Lettuce and mustard Asari clam cold soup -Yamato
*Smoked Sardine KANRONI -Shohei
-Dish-
*Oeuf en meurette -Yamato
*Griled ISE-EBI with green peas doubanjiang -Shohei
*Tsubugai butter saute with fermented green peper sauce -Shohei
つぶ貝のバターソテー発酵ピーマンとゴーヤのソース
*Beef liver white wine and fig -Yamato
*Beef with Butter grilled Maitake -Shohei
炭火焼舞茸の牛肉巻き、黒にんにくと出汁
-Main-
*Tongue Pumpkin "NITSUKE", yomogi sauce -Atsuki
*Roasted HARAMI Sashimi -Yamato
-Dessert-
*Koji ice cream with banana -Atsuki
*Bangkok ice cream coconut with F.pineapple granita -Atsuki
ココナッツアイスクリームとコブミカン、発酵パイナップルのグラニテ
*Grape Tart Comtge cheese and HINOKI powder -Atsuki
+Brew dog Punk IPA
+17 Bourgogne rouge / Naima & David Didon
[AQ!]
熱い夏フェス♪
シェフ:Yamato Imanishi/Atsuki Kuroda/Shohei Yasudaと、食材:Farmanic (Sei Tanimoto) のコラボレーションイベント。だって。
…と聞いたのだが、この時期は多忙かつ、その翌週にもkabiに行くことにしていた(8月一杯は、『kabi2号店』のシェフとなるAtsuki Kurodaシェフの1ヵ月ポップアップ)ので、本企画はパスしようと思っていたのだが、直前に尋ねると、このイベントは「予約無しウォークイン」で「お席ありそうですよ」とのことで、急遽伺うこととした。
忙しくて、ちょっと脳味噌、スカスカだけど(^^;)。
行ってみたら、上手く席にありつけた。
で、アラカルト。へへぇ。appetizerが4品、dishが5品、mainが2品、dessertが3品。
これは、「コラボレーションイベント」…としてるけど、わかりやすくは、「競演」「競作」…っぽい感じやね。
「ええ~、ドゥプラってこともなかろうけど、目安一人何皿くらい?」
と聞くと、
「まあ、食べたいモノ、言ってみてくださいよ、何とかしますから♪」
…という、馬鹿馬鹿しくも頼もしいお答え!
(途中で追加などしながら、結局は完全制覇したづら(^^;))
Squid, zucchini, franboise Seviche -Yamato
品書のトップバッター、現れるのも最初。
ポップな紅白歌合戦色、セビチェ…としながらかなり距離のあるフシギ感で。
Fried Egg Plant with UNI and deer miso -Shohei
茄子の揚げ浸しに佐賀産雲丹、鹿味噌に荏胡麻
Oeuf en meurette -Yamato
おお、ウフアンムーレットやん、いい組合せなんだよなあ、ウマ♪ マッシュルーム嬉し。
ベタベタなんより、だいぶ整理されて。
Lettuce and mustard Asari clam cold soup -Yamato
浅利がヌッと小島のように見える…その浅利のUmamiでグイ押ししてくるんだべな、と見えるのだが、いただいてみると誰も飛び出してこない、中間項だけで出来てるようなフシギ感。ロメインレタスらしい、とは言えるか。
Roasted HARAMI Sashimi -Yamato
谷本牛ハラミの「ロースト刺身」。つけダレが手が込んでて、パイン・びんちょう鮪・醤油・トマト…などなど色々入ってて黄濁ピュレ状。
この日は飲物も「テキトーに相談で…」なアラカルト世界、ここは赤をちょ…と願うと、見慣れぬNaima & David Didonのブル赤。これが、、、素晴らしい! 好き! たしか、おかわりした。
Tsubugai butter saute with fermented green peper sauce -Shohei
つぶ貝のバターソテー発酵ピーマンとゴーヤのソース 焼きピーナツ
うほ! 食べたらブワっと風が吹いた。ツブに惚れてしまいそ!
Beef with Butter grilled Maitake -Shohei
炭火焼舞茸の牛肉巻き、黒にんにくと出汁…発酵マッシュルーム汁
卓上でダシをかけて、即席シャブシャブ風。
Tongue Pumpkin "NITSUKE", yomogi sauce -Atsuki
Atsuki Kurodaシェフは、この1ヵ月間、kabiのポップアップシェフとして活躍中。…そんなこともあってか、この日のイベントでは、メイン1品とあとはデセールだけ担当…という割り振り。
そのメインは…「煮付け」でやんす♪
意表をつかれる南瓜と、蓬のソースのナイス。
Beef liver white wine and fig -Yamato
フランス料理型ミニマル…っつうか。昔のパリ、とか。手乗りパコォ…みたい♪
Griled ISE-EBI with green peas doubanjiang -Shohei
なんだ?…制作意図は聞かなかったが(または聞いて忘れた)、kabiらしくない…というかShoheiらしくない?、豪勢な眺めの皿やんか(笑)。
いや、ちゃんと旨い。「グリーンピース豆板醤、出来マシタよ~」ってことか。
Smoked Sardine KANRONI -Shohei
燻製鰯の甘露煮 ブルーチーズ/梅
超ヤバイ!!!
Shoheiシェフは、けっこー地味で渋いテーマんとこを、そんなにオモシロみにも行かずに、ホテっと出してくるような印象の皿が存外多いのだが、いただくと、脳内を青春の若さが駆け回るようなヴァイタルがある。変わった奴っちゃ♪
9月からのシェフ復帰(笑)に向けて、色々溜まってそう。
Bangkok ice cream coconut with F.pineapple granita -Atsuki
ココナッツアイスクリームとコブミカン、発酵パイナップルのグラニテ
ここらでAtsukiシェフと、ちょっとお話。「Atsukiの世界…を食べに、は、来週また来ますから♪」
勝手に『原始人』と呼ばれているゴツい顔のシェフは、お約束通り(?)話すとヒジョーに優しい。
この一品は「行ったことない俺のバンコク」がテーマだそうで、「うん、(バンコクに)なってるなってる!」
地味に「ジン漬けの枸杞」ってぇのが、ナイスアイデア。
Grape Tart Comtge cheese and HINOKI powder -Atsuki
巨峰タルト サワークリーム コンテ、それぞれが活かされた。最近たまに見るが、檜ってイイよね♪
Koji ice cream with banana -Atsuki
麹アイスとロースト麹
さすがにけっこー、おなか一杯になりましたかの~♪
*****
岡山からのFarmanic Sei Tanimoto氏も、おつかれさまでした。
前述通り、(自分的に)モノを考えるには脳細胞に欠ける時期であったけど、元競馬場まで行けばゲンキになれる。
ありがたいこっちゃ。
それに、此処の若い、馬鹿でおめでたくてちょっぴり天災…天才な連中は、もの珍しい老人にはなかなかにお優しいのである。それも助かる(笑)。
番外編: "NEW Restaurant Pop up"
2019年 8月
*Smoked Tomato Veges and fermented tomato, deer heart
燻製トマトのサラダ 夏野菜と発酵トマトのジュース、鹿の心臓のフレーク
*Melon Salade Squid, Green veges and fresh herbs
メロンのサラダアオリイカ、ホワイトセロリやキュウリとハープ
*Scallop Corn and Sauce Tapenade, Fig leaf oil
ホタテトウモロコシとタプナードソース、イチジクの葉オイル
*Webfoot Octopus Spelt wheat and Cardamon
飯蛸 スペルト小麦とカルダモン
*Shrimp Hummus and Spicy tomato sauce , Estarragon
芝海老 フムスとトマトソース、エストラゴン
*Swordfish Bell pepper and Dill
メカジキ パプリカとディル
*Bone Marrow Brioche King crab and UNI sauce
骨髄のブリオッシュ タラバガニと雲丹のソース
*Tachiuo Charcoal grill
タチウオの炭火焼
*カスベと雲丹とフォアのテンプラ 芽葱
*Schnitzel Horseradish and Brussels sprouts, sour cream
鹿児島黒豚のカツレツ ホースラディッシュと芽キャベツ、サワークリーム
*Koji ice cream with banana
麹アイスクリームとバナナ
*Bangkok ice cream Coconut with F.pines Coconut with F.pineapple granita
ココナッツアイスクリームとコブミカン、発酵バイナップルのグラニテ
+17 Solikouri Nikoladzeebis Marani Nakshirgele
+La Grapperie 'La Desiree'
+Col Tamarie Bio
+Athena Rocket Domaine des Marnes Blanches
+Youthfulness Verre de Terre
+18 El Palenquito Mezcaleria Belecto Aguardiente de Agave Pechuga
+Mezcal Blanco Del Maguey Single Village Mezcal de Puebla / Sal de Gusano de Maguey
[AQ!]
「年末に Atsuki Kuroda x Shohei Yasuda x Kentaro Emoto によるNew restaurant のオープンを予定しております。
そこで新しいレストランのシェフ @atsuki_kuro による新店舗POP UPをKabiにて8月の1ヶ月間のみ開催します!」
…という企画。
Maaemoから帰ってきたKurodaシェフが何を始めるのか?…注目を集めていたところだが、Kabiグループでの始動!…と期待感マックスで伺う。
「伺う!」…とは、この告知を見た瞬間から決めていたのだが、ワシら的に多忙はじめ諸々の8月で、もう明日は9月という「最終日」の訪問(^^;)。
翌日から通常営業復帰…ということで、Shoheiシェフも厨房内で全面「お手伝い」態勢。充電も十分ということか元気が余るほど、「見てるとあっちゃん(Atsukiシェフ)の料理って自分と全然違くて面白くて」と、薄っぺらいのか含蓄深いのかよーわからんコメントwを発しながら、動き回っている。
夏だし、ビールから…と聞くと出てきたのが、うちゅうブルーイングの「ブラックホール」とMikkellerの「Berry Maniflow」…ベリーマニフロー、ってさあ、って、例のコッテリした顔の似顔絵っつうか…が缶から微笑む(笑)。(輸入元によると「米シンガーBarry Manilow(バリー・マニロウ)をオマージュし造られたビール。」)
…困ったもんだが(^^;)、どっちもウマイ。
ところでMikkellerをひっぱってるの、「AQ BEVOLUTION」って宇都宮の会社で、代表者は「Mr.AQ」って人らしいのだが(勿論)会ったことはないヽ( ´▽`)丿。
さて、このポップアップも「アラカルト」形式。マシンガンのように注文して行く♪
Salad:Smoked Tomato Veges and fermented tomato, deer heart
燻製トマトのサラダ 夏野菜と発酵トマトのジュース、鹿の心臓のフレーク / 茄子・胡瓜の花 3色トマト
黄色い胡瓜花くらいしか見えなくなるくらいに鹿節をたっぷりと削りかけて。
Salad:Melon Salade Squid, Green veges and fresh herbs
メロンのサラダ アオリイカ、ホワイトセロリやキュウリとハープ / 芥子揚げ・オキサリス・ペコリーノだっけ
埋れ型のプレゼンは地味だが、超ウマイ!!
Dish:Scallop Corn and Sauce Tapenade, Fig leaf oil
ホタテトウモロコシとタプナードソース、イチジクの葉オイル / アンディーブ ホエー 玉蜀黍の髭
ブルートでラフな皿に、繊細で巧みな構成がなされる。超ウマイ!!
Dish:Webfoot Octopus Spelt wheat and Cardamon
飯蛸 スペルト小麦とカルダモン / クミン アマランサス
イイダコのくせに、蛸の王様のように威張って♪
Dish:Shrimp Hummus and Spicy tomato sauce , Estarragon
芝海老 フムスとトマトソース、エストラゴン / ピーナッツ
殻も食えるエビ、ピリ辛仕立て。
Dish:Swordfish Bell pepper and Dill
メカジキ パプリカとディル / ベーコンマヨネーズ パン粉
「へい、お待ち!」な、寿司屋の眺め。パプリカの先導するバランスのもと、これはウマイ!
Dish:Bone Marrow Brioche King crab and UNI sauce
骨髄のブリオッシュ タラバガニと雲丹のソース
蟹とポルチーニ、from北海道。骨髄をカニウニでちょいと立たせて、中盤の素敵なフィンガーひと口。ウマイ!
Main:Tachiuo Charcoal grill
タチウオの炭火焼 / 塩玉ねぎ スダチ ズッキーニ 小玉ねぎピクルス焼き
巧みなやり口、いただけば超ウマイ!!
Main:カスベと雲丹とフォアのテンプラ
芽葱
これは品書表記外…だっけかな。イイ料理♪
Main:Schnitzel Horseradish and Brussels sprouts, sour cream
鹿児島黒豚のカツレツ ホースラディッシュと芽キャベツ、サワークリーム / マッシュルーム
おほほ♪、メインはシュニッツェル! 結局、先週のイベントで先行していただいた「牛タン」以外は全皿制覇いたしました♪
Shoheiシェフは「あっちゃんは下味に塩だけどボクは仕上げに塩だ~」…とか、シェフの深遠と小学生の感想をごちゃ混ぜにしたようなコメントwを発してたけど、2人は2人でまた、まったく違った料理が輝いている。…アタリマエだが(^^;)。(2人とも「北から来た男」って感は、少し、ある)
何が言いたいか、というと、2号店のオープンもこりゃまた、楽しみですなあ!
…で、この日は、申し合わせてたワケじゃないのだけど、常連のM夫妻もみえていたので、2階に移ってテーブルを一緒にしてデザートなど…。
Dessert:Koji ice cream with banana
麹アイスクリームとバナナ
Dessert:Bangkok ice cream Coconut with F.pines Coconut with F.pineapple granita
ココナッツアイスクリームとコブミカン、発酵バイナップルのグラニテ
デザートは、先週のイベントで先行していただいているのではあるが、うん、よく出来てる♪
そして、Kabiチームは先だってメキシコを回ってきたのだが、そこで入手してきた怪しいメスカルなどで盛り上がる。「チキン漬」とかw。
各種イベントの都合上、ターンテーブルが和室部分に片付けられていた。…うん、畳に正座で回す「和風DJ」、など、どうかw?
2020年 3月
*Spring wild vegetable
*Squid
*Hair crab
*Sawara Sashimi
*Saba Sushi
*Black cabbage
*Nanohana
*Daikon Nukazuke
*Kinki
*Pork
*Ojiya
*Lemon grass kombucha
*Fukinotou
*Black beans
+Cidrerie du Vulcain Trois Pepins Sec
+生酒 義侠
+14 Alsace Pinot Gris Reserve Gerard Schueller
+07 Vieilles Vignes Blanc Gauby
+15 Fleuri J.foillard
+壱 山伏 Saison One
+酒宴楽園パラダイ酒
Spring wild vegetable
ホタルイカ出汁くぐらし 野甘草 荏胡麻 和辛子のぬた
Squid
アオリイカ三日熟成の寿司 種付け草 人参花ピクルス 昆布オイル
Hair crab
毛ガニ ホタテのプレス シューフルールと発酵シューフルール 雲丹
Sawara Sashimi
昆布天ぷら 雲丹 レモンバーベナ お婆さんの梅 蕗の薹
14日熟成長崎産鰆 田井クンの沢庵 黒豆 山葵 蕗の薹
Black cabbage
黒キャベツ新芽糠漬け 炙り 松葉 ディルオイル ナスタチウム花 ルッコラ花 はこべ なずな 蕗の薹マヨ フェンネル
Saba Sushi
マンステールの鯖寿司
Nanohana
菜花 プチヴェール 富士山麓北山富士山麓農園から ハマグリ 発酵白アスパラ汁 えんどう花 食材すげー苦味が、かっけー♪
Kinki
14日熟成北海道産キンキ つくし 本日の肝 Fleuriが素晴らしい
Pork
梅山豚しゃぶしゃぶ エゴマ 根三つ葉 田芹
Ojiya
軸と茎のおじや ヨーグルトパウダー しらす
Lemon grass kombucha
八朔 ネーブル せとか レモングラス パイナップル セージ
Fukinotou
日本酒サバイヨン 桜クッキー 蕗の薹アイス 苺2ファソン
Black beans
ササギ豆 昆布 こがしバター
蕗の薹の使いこなし感
まさひろジントニック蕗の薹
2020年 5月
*マツブ イラクサ シオデ
*刺身:石鯛 烏賊
*青茄子
*一寸空豆 ブッラータ
*カンパリ風クスクス 穴子 山菜
*ねまがりたけ みょうがたけ
*鯵フライ
*西瓜
*黒鮑 山椒
*伊佐木
*梅山豚
*毛蟹そうめん
*塩ココナツアイス
*花山椒
+Champagne Aurélien lurquin
+Valentin Vallés Vin de France blanc Goéland
+微発酵茶(櫻井焙茶)
+BRUTAL GUT OGGAU
+光栄菊+ハートランド
+17 Saint-Romain Combe Bazin Chassorney
+16 Anarchia Valdisole Vino Bianco
+万力 / Domaine Oyamada
+Vieux Macvin du Jura / Jean François Ganevat
+薔薇牛蒡林檎ドリンク
[AQ!]
コロナ禍。比較的早めの4月アタマから店内営業を自粛していた『Kabi』の再開が決まった。
---
Kabiは5月19日火曜日からスタートです。
shohei kentaro atsuki の3人でスぺシャルティナーをやります。
実はこの3人だけで営業するのは初めてで、最高に楽しみです。
コースは15品くらい、旬の食材オンパレードに、ぺアリングも攻め攻めで行きます。
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順風満帆に来ていたチームKabiも、ここにきて、まさに思わぬ頓挫。『Caveman』の方なんかは、3月スタートの4月ストップだから、さぞやあっちゃんシェフも調子が狂ったことだろう。
再開。まずは、めでたい。
…めでたしめでたし、となるにはあとどれだけかかるかは、未だに霧の中ではあるが。…と、こちらオトナは心配もあるけど、↑ の再開告知を見ても文面が躍っている。そこが嬉しい。
自粛をとった店の再開までのブランクは、まあ、1~2ヶ月といったところが多いが、みな調子が狂うらしい(笑)。
業種によっては「数か月休んだくらいで…」ということもあろうが、さすがに飲食関係は「基本、毎日」業だもんなあ…と改めて感じる。
そのせいか、復帰戦に「助走」をとって、イベントとか内輪とか…で再開開始する店が少なくない。
『Kabi』の場合は、「3人だけで営業する」企画で。
17時。まだ明るい陽射しの中、入店すると、広い厨房をホントに3人で駆け回っているw。
「コロナあるある」になってきたが、この季節、17時スタートは食事の後半まで明るい。
北欧(の夏)みた~い♪ …なにかと北欧縁のあるこの店のリスタートに、よく似合う。
マツブ イラクサ シオデ
北海道産マツブ イラクサ しおで 発酵グリーンピースとカシス葉オイル 白味噌
“コロナに奪われた”ような今年の(山菜の)春…だけど、ここでちょっとだけ追いつく。さんきゅーKabi♪
さりげなく、とても美味。言われんとわからんくらいの白味噌。
刺身:石鯛 烏賊
熟成石鯛4kg 熟成いか4kgと唐津産雲丹+コシアブラオイル / からし菜 花山葵 山椒ピクルス 葱坊主
うんまい。さらりひと工夫の食べ方、よろし。
青茄子
大阪産青茄子 自家製豆板醤 セルフィーユ花 ラルド / 大葉揚げ
あっはっは、2人して「魚香茄子だに♪」。けっこーカッコイイのだけどw。
ラルドがいい効き。
ここらでノンアルもお試しさせてくれた。なんや、櫻井焙茶か、さすが♪
一寸空豆 ブッラータ
無花果葉オイル オキサリス
焦がしバター風味といい、とってもモダン北欧的なひと皿。いわゆる「向こうで出そうな」美味に踊る。
一寸空豆は大粒種。
カンパリ風クスクス 穴子 山菜
カンパリオレンジ風味、柑橘苦クスクス 穴子炙り 赤こごみ・たらの芽のフリット 7種の花(ルッコラ・マーガレット・ルタバガ…) 山アスパラとスナップエンドウ小口切り
これは、「カンパリオレンジ気分でクスクス炊きました」…とか言う、フシギ系。最初のうちは食べ口も不思議系なのだが、中盤以降は“ああ、おかわりしてぇ”となってくるフシギ。
穴子と山菜天に行きあたると、盲亀の浮木のような(違)抜群のコントラストw。
ねまがりたけ みょうがたけ
根曲がりタケと茗荷タケの碗 一番出汁+黒文字 しゃっぽん(岡山語でイタドリ)
イイ!
お碗の段。フツーの和食的仕立てより、おそらく、抑制的禁欲的でありながら奥からゾクゾクっ…と来る。黒文字の香りうつしてるのが効いてるなあ。
そして虎杖…イタドリをしょーへーシェフが「岡山じゃ、しゃっぽん…です」と謎の音声を発していたが、後でググるとホントに
「岡山県では「さいじんこ」、「しゃじなっぽ」、「しゃっぽん」などとも称される。」
だそう。
鯵フライ
山椒 胡麻山椒ペースト 黄身ソース
あっはっは♪ 胡麻が上手、黄身が上手。
ここのペアリングが、書いてみると“謎”の白ビールもどき。ペアリング発想は白ビールらしいのだが、思い描く白ビールのピッタシが手持ちになく、考えたのが「ハートランド+光栄菊」という謎カクテル。んだけど、呑むと自然なんだよなあ。カクテルとすらわからんかも。けんたろーソムリエだわ♪
西瓜
うわみず桜漬 唐辛子種
面白いお口直し。
黒鮑 山椒
蕪糠漬 発酵白アスパラ汁+肝+バターの汁状ソース
蕪糠漬+バター感=チーズみたい♪
なかなか品格ある美味しさでいただける。
山椒は、調性やリズムの変化のせいか、続いても続いた気がしない。イイな。でも、「今週で終わり、っぽいです(^^;)」だそう。
伊佐木
イサキ焼 甘夏 山椒 山葵
プラっぽいダイナミズムで、どん♪
しょーへーシェフのコメントは斜め方向から飛び蹴り(笑)、
「岡山ではイサキ食い飽きてるです、でもこの季節だけ、脂が好みな感じに乗るんで」
梅山豚
行者ニンニク 自家製甜麺醤 鞘大根 枸杞・葱坊主
軽やかにメイシャントン。
肉のプラ、というか肉の〆…をどうするか?、というのは現代モダン(白い白馬w)の重要課題だが(20年くらい前のフェランアドリアの、「そこだけオーセンティック」プランに乗るとこは多い)、ここんとこの『Kabi』は、軽やかに解いていく。
毛蟹そうめん
茗荷 ルッコラ花…
これが、どえりゃ~ウマかった! ちょっと虚を突かれた…っつうか、え?え?!え?!!…ってうちに食ってしまた(^^;)。
毛蟹のそうめんだけど、毛蟹は意識しないと忘れるくらい、動物性の味を入れたかったのは確かだが。…かといって、茗荷が強く主張するわけでもないんだけど。発酵汁の構成はどうだっけな。
…ま、自失する美味さ♪
塩ココナツアイス
ソルベ こぶみかん
「オスロから思いをはせるバンコクだね~♪」とか言いながら。
花山椒
うわみず桜クランブル ホワイトチョコ
ふうわりとした若い山椒の香りを甘味で楽しむ。今宵のフィナーレはこうこなきゃ!
*****
3人でいい汗、かいてました。
やっぱり、レストランは、いいなあ♪
2021年 1月
*群馬県嬬恋村 人参のフリット
*北海道産 生牡蠣とセロリのソルベ
*かぶと葉野菜のサラダ
*墨烏賊のカルパッチョ 松の香マヨネーズ
*ゲソとサヴォイキャベツの紹興酒炒め
*蝦夷鹿のタルタル
*鳥取県産 小鳩のロースト
*自家製からすみのパスタ
*クレープ
+Beer Omnipollo Levon
+Gelber Muskateller vom Opok Maria & Sepp Muster
+18 Premice Les Dolomies
+18 Les Pucelles Maceration de Gewurztraminer Julien Meyer
+ochota barrels THE FUGAZI VINEYARD GRENACHE
+VdF La Grapperie Adonis
コロナ禍でのアラカルト営業は、料理8品・デザート2品(650~2500円)の用意
シュークリーム以外ぜんぶ頼んだが(^^;)
北海道産 生牡蠣とセロリのソルベ
みかん+自家製七味 の、キレ♪
かぶと葉野菜のサラダ
ホエー 白味噌 発酵白アスパラ
ゲソとサヴォイキャベツの紹興酒炒め
豆豉醤ソース
鳥取県産 小鳩のロースト
おじさん猟の直送♪
クレープ
地味に見えてヤバイ、キリコシェフ・レシピ♪
お土産戦利品は、テイクアウト鯖棒鮨。
2021年 5月
*グリーンピースとアスパラ
*初鰹の天ぷら
*蛍烏賊と山菜 麹のソース
*長崎五島列島の岩牡蠣と春キャベツ
*梅山豚のしゃぶしゃぶ
*おじや
*ライチのソルベと柑橘のゼリー
+小夏とグレープフルーツのスパークリング
+福建ジャスミン茶
+煎茶種子島
+発酵ワイルドローズ 苺 林檎 コンブチャ
+パイナップル ジャスミン茶 コンブチャ
+和紅茶 月ヶ瀬べにほまれ
禁酒下のキビシイ巷にもめげず、kabi!
グリーンピースとアスパラ
樅の新芽、発酵トマト汁、生クリームに発酵ジュースでサワークリーム調、人参花蕾ピクルス
初鰹の天ぷら
初鰹天、帆立肝とムール貝ピュレ乾燥石削り、コンブチャの素クリーム、マスカルポーネ辛子白味噌(レフォールぽくなるのベアルネーズ)、ショーへー家のナスタチウム花、菜花、オキサリス、緑オイル 新玉ねぎピュレ
蛍烏賊と山菜 麹のソース
富山蛍烏賊、ブラウンバター塗ってちょい炙り、大根葉・もみじがさ 独活、黄ズッキーニ? 蕗の薹オイル 麹ソース
長崎五島列島の岩牡蠣と春キャベツ
牡蛎に牡蛎乳化マヨネーズ、春キャベツにキャベツ細切り揚げ、パセリとディルのオイル、牡蛎の下にあった酸っぱい葉っぱ。カシス?
梅山豚のしゃぶしゃぶ
荏胡麻 マデラ 山椒 根曲筍 茗荷筍 たらの芽 こしあぶら 独活?豚しゃぶ 赤こごみ 芹
パイナップルジャスミン茶コンブチャ (ぱらだいしゅ)
おじや
酸っぱいパセリ緑クリームおじや。沖縄25雑穀米、揚げた山菜、うるい揚げ、豚しゃぶ出汁
ライチのソルベと柑橘のゼリー
上品発酵ライチと小夏ソルベ、ジュレ、あまり甘くないクリーム、メレンゲ、果物コンポート(林檎)
2021年10月
*トマト
*鳥肝
*紅葉鯛
*鰹
*無花果
*蕪
*鯖
*帆立
*ラビオリ
*真魚鰹
*舞茸
*おじや
*生姜
*栗
+Twee Bier gerijpt op houten vaten
+20 自然淘汰
+Jean-Pierre Robinot L'Adige Vin Charme
+16 Ugo Sur le fil
+群馬泉 超特選純米
+醍醐のしずく 菩提酛仕込み
+奄美黒糖焼酎 龍宮
トマト
[へべ] トマトのクネルにミント花、トマトウォーターと焼野菜涙と鰹出汁
[AQ!] ミント花 発酵トマト出汁 カシスオイル
鳥肝
[へべ] 炭火焼鳥!自家製たれで焼いたレバとハツにペンタスを添えて
[AQ!] ペンタス 戻しビーツたれ バター はつ・レバー串焼
紅葉鯛 鰹 無花果
[へべ] 揚げたて無花果に発酵グリーンピース&自家製白味噌、紅葉鯛昆布〆旨味隠し包丁、鰹辛子葱醤油
[AQ!] 鯛4日昆布〆 鰹 ほおずき いちじく揚げ 発酵グリーンピース 白味噌
蕪
[へべ] 蕪こんがり焼、あふれるジューシーさ、自家製唐墨削り、蕪葉漬物汁とソース
[AQ!] 蕪 ラベージ・マヨ 自家製からすみ
鯖
[へべ] 鯖、大葉との相性、ケール粉の効きにあらためて感服
[AQ!] マンステール味噌 紫蘇 ケール粉
帆立
[へべ] 帆立焼。炊き合わせ調の素揚げ野菜と自家製の魚醤とスプルースピクルス汁入りポン酢で。モロッコ隠元、茄子など。葡萄と帆立を口に運べばイノベーティブの風が吹く
[AQ!] 自家製ポン酢 森の香り ディル 白茄子 モロッコ隠元 葡萄 蓮根
ラビオリ
[へべ] 愛のラビオリ。焼いた栗の香ばしさとともに。キリコさんが図書館で配合調査、イタリア最高峰本格パスタの世界観。
[AQ!] 愛のラビオリ 栗
真魚鰹
[へべ] 風乾した皮目の香ばしさ、麹も使って。翔平シェフ本人も後で言ってたけど、焼きがすばらしい。ソースがうまい。
[AQ!] 唐津大山鮮魚店 山葵 万願寺 春菊
舞茸
[へべ] 焼いた舞茸の凝縮した香ばしさに、赤ワインしゃぶしゃぶした牛肉を合わせて。発酵アスパラガス汁…はここだっけ? 銀杏、落花生、松茸と、秋の恵みが大集合。あっちゃん達と3シェフ競作企画のときの「炭火焼舞茸の牛肉巻き」を思い出す。
[AQ!] 赤ワインしゃぶしゃぶ 揚げえのき茸 銀杏 ピーナツ
おじや
[へべ] 鮒鮨のおじや、本日は「バター秋刀魚の丸ごとペースト」入り秋バージョンを、ニュー醍醐のしずくと。
[AQ!] バター秋刀魚 いぶりがっこ
生姜
[AQ!] 生姜クリーム セロリピクルスシート 岡山シークワーサー 梨
栗
[AQ!] モンブラン 番茶
[へべ]
kabiで久々に(自粛明け)、アルコールペアリングありのロングコース全14皿をいただきに。
ガクンと冷え込み、食材も気分も一気に秋へギアチェンジしたこの時期に、れいくんからトマト数箱を含む夏野菜が入荷!(なんで今なの)しかも本人が食べに来ちゃう!(今週すでに来た)…ということで、れいくんのトマトや春菊や蕪やなんだかんだを織り込んだ秋のメニューとなったそうな。
どの皿だか忘れたけど、・れいくんの春菊うまかった!・黒大蒜
食後は2階でまったり、タケちゃんの笑顔に癒される(笑)。(黒糖焼酎 古酒かめ仕込み 源酒)
フランス料理復古中(バター旨かった)、田井くんの進路、L****3人不仲説w、湯河原温泉「石葉」いいらしい、**に広い土地確保→ゆくゆくは**宿泊?、カドーでイベントやりたいな来夏とか、奄美大島黒糖焼酎の意外なヒストリー…夜は更けていく、、、
2023年 2月
*先付け
*柑橘
*稚牡蠣
*九絵
*鯖
*萵苣
*ふきのとう
*漬物
*蝦夷鹿
*おじや
*檸檬
*牛蒡
+パリー
+Aphrodite La Grapperie Renaud guettier
+20 Moi 白 川島醸造
+光栄菊
+20 Chardonnay Patchwork B et S Tissot
+02 Oltrepo Pavese Rosso Vigna Montebuono
+醍醐のしずく
+G en Vie Laurent Bannwarth
病明けのKabi、やっぱサイコー!!!
次々に、胸のすくような、会心作♪
昨今、たまさか感じられる「ガストロのイノベイティブ…って、結局、何処に行っても似てるんだよねぇ…」問題について考えても、ShoheiとKentaroは、どういう意識かは知らないけど、その落とし穴に嵌るのを巧みに避けているように思う。
“ああ、Kabiに来たナァ…”という、個性。
先付け
プンタレッラ天 野菜出汁 ウニ 大根 コールラビ
柑橘
きよみ デコポン 八朔 烏賊
稚牡蠣
広島無人島産牡蠣 オータムポエム プチヴェール
九絵
クエ 皮切れ目 発酵マッシュルーム 山葵 ケール 縮み菠薐草 かぶら蒸し
萵苣
金柑 フグ白子 発酵白菜ソース 胡麻
ふきのとう
パスタ 妙高産蕗の薹
蝦夷鹿
タルティーボ オキサリス
おじや
おぢやの酸の艶っぽさ、、、醍醐のしずくと響き交す
2階にあがって、満足のひと息。(18 Barolo del Comune di Grinzane Cavour / Canonica Giovannni など)
ふと、エディタデザイナさんの個展をやってる壁面を見てコーフン!
昔の、SPARKSのポスターやんけ!!!
…と、トシヨリは騒ぐが、一同はキョトン(^^;)。
いちおー、説明したけど、ま、いっかw。
ま、「かつての」…というテーマ枠コラボっぽい作品、イイじゃないですか。なんか、出品者さんの出してるブックレットなど、購入。
2024年 4月
*先付け
*蛤
*碓井豆
*真蛸
*毛蟹
*鯖
*北寄貝
*鰆
*漬物
*仔羊
*おじや
*八朔
*桜
+Longarico all'ombra dei pini
+20 ぴのろぜ 10R
+純米吟醸 にごり生酒 春の月
+16 Ugo Sur le fil Domaine Guirardel
+20 Cornas Les P'tits Bouts Mickaël Bourg
+醍醐のしずく
先付け
ホタルイカ(綺麗) 甘草 揚げ蕗の薹 菜花 はこべ 玉味噌 バター
カラスノエンドウ 「最近、息子の通学路の路傍に生えてるの、よく摘まんで味見してますw」
蛤
+菜花スペシャル
碓井豆
雲丹(綺麗) 山葵 苺と苺ポン酢と苺塩汁 シマエビと桜エビと桜花 ロマラン
真蛸
昆布出汁しゃぶしゃぶ ワカメ クレソン
こーゆーの、美味
毛蟹
毛蟹湯葉巻 ピスタチオ ケール花 キャビア 大根花…
毛蟹とはkabiではちょと珍しい感じもするが、上手くハメてきた
鯖
ここで、いつもの
北寄貝
北寄 鹿醤油塗り 塩分控えめ 空豆ニョッキ(銀杏ぽいw) チーズ
「Ugo Sur le fil」に加え、「Turnip+Granny Smith+Bergamot」も(ノンアル用だっけ)
鰆
9kg(!)鰆 芽ネギ 生姜 フキ味噌 蕗の薹揚げ 芹根 三つ葉 餅米
漬物
いつものスタイル 無花果葉 菊花ピクルス
蕗の薹ほうじ茶 古樹銀針 など、取り混ぜつつ…
仔羊
羊 マスタードリーフ 脂ゆっくり 人参(レイ君の♪) ナスタチウム+山葵
おじや
独活 白ミル
いつもの「醍醐のしずく」+「Fukinoto+Sakura Leaf+Roasted green tea」(ノンアル用だっけ)
八朔
スーズ 蕗の薹ソルベ
桜
苺 ビーツ 餅アイス 桜メレンゲ あんこ 乾燥苺もどし グミチョコ
黒糖焼酎「龍宮」に茶を漬けたカクテル
今日も大満足♪ ま、色々言われることもあら~な…だろうけど、オレらは好みびったし過ぎて、楽で楽で…ヽ ( ◜‿◝ ) ノ
厨房スタッフ、韓国からは申クン(出身地麗水をオレらが知ってたら、大盛り上がりw)。
USAからは“ラーメンマン”(名前忘れた)、ラーメンマニアだそうで、賄いのラーメンまぢウマイ…とシェフw。
あ、そうだ、先日は、明寂の中村さんがお客さんとして来店された…って♪
番外編:Pop-up "Salmon&Trout by Shohei & kentaro"
2017年 1月
*かき揚げ
*鯔釣り
*甘海老
*青菜
*“ポテサラ”
*バス
*鴨
*苺
*マッシュルーム
+馨和Kagua
+純米吟醸山田錦50"貴"
+"貴"仕込水
+Spirits Botanical Gin / Mikkeller
+15 Tradition Saint Veran / Domaine de la Crauze
+生酛カネナカ超辛口
+13 Zero13 Vino Rosso / Cascina Roera
+山廃花巴
[AQ!]
1月末~2月頭にかけて1週間弱の期間限定で催されたPop-up"Salmon&Trout by Shohei & Kentaro"である。
いやあ素晴らしかったすヨ!…ってこって、概略は足早に…。
Shohei Yasuda from Okayama 26歳
部門シェフ La cime / スーシェフ Tirpse / 部門シェフ Kadeau in copenhagen and Bornholm
Kentaro Emoto from Yamaguchi
サービス l'écrin / シェフソムリエ Aux Provençaux / 留学 UC Davis / シェフソムリエ NORA in Melbourne
…という、食指ピクっピクな取り合わせ(笑)…で、Shoheiシェフの方は名前も一応「心のメモ」(笑)にあったのだが、実はこのポップアップの告知は見落としていた(^^;)。
ヤバイものを見逃すところであったが、運良いことにサモトラ森枝シェフがツンツンしてくれて(^^;)、伺う機会を得たのであった♪
(その「大家さん」森枝さんは、設営のプロデュースだけして当日は海外視察中…と忙しい奴っちゃw。…まあ、だからこそ成立したポップアップかな?)
[へべ]
幹ちゃんお留守中のサモトラでのポップアップ企画。
感想はどうかというと、来たキタ来た、怒涛の若い世代がドドドドド、とStampeding Wildebeests(暴走するヌー、という名のM:tGカード。トランプル付き♪)のような勢いで駆けてくる…という光景が脳内に見えました(笑)。
Shoheiシェフの料理が、どれもこれもグッとくる。
新北欧料理に初めて現地で出会ったときの、こういうニュアンスを日本でやれば素敵なのに…と思い描いたイメージが、シェフの創意のもとで鮮やかに具現化していく。
いやー、わくわくする一夜でした。
かき揚げ
さっくり香ばしく揚がったかき揚げの、発酵玉葱の酸味がイイ!
酸っぱいものが揚げてあるってなんだか新鮮。ってことは、ほかの漬物も揚げてみたらおもしろいのかしらん?
[AQ!]
発酵玉葱 舞茸 牡蠣エムルジョン
漬物、揚げてみし♪ 台となる舞茸は、頭で考える以上に的確。
ペアリングは柚子・胡椒の快いビール「馨和」。日本のメーカーがベルギーで製造しているそう。
鯔釣り
鯔のパイン(松)マリネ…というかパイン酢〆。
釣ってみし♪ ボラを釣る、というか、ボラで人間が釣られるw。…その為に一枚ずつタコ糸を仕込んでるというゴクローさまw。
あ、ところで「かき揚げ」「鯔釣り」…というのはシェフ発表料理名ではなく、勝手にコチラが卓上で呼んでいた名前です(^^;)。
[へべ]
カウンターに並ぶボトル軍団は飾りじゃないのよ♪ なかでも目をひくパイン(針葉樹)を漬けた酢が、早くもここで登場。
いい感じに仕上がった鯔の酢〆を、釣り上げてあんぐり食うというお茶目な趣向で。
パインのちびコーンもイケますわー。
甘海老
甘海老を、鰹節に花生、というありそうでなかった取り合わせで。ピーナッツの香ばしさが、おかかを綺麗に裏打ちしてて、これが驚きの相性!
林檎のジュース詰めたのの酸味で北っぽく着地が決まる。
「(日本料理)研鑽会が悔しがりそうだねー」などと勝手なヨタ話で盛り上がる。
[AQ!]
鰹節+花生…は一種、普遍性すら感じられるくらい魅力的で献身的な補助チームだった。
甘海老・鰹節・花生…と甘ウマ味がタップリしたキャストなのに全体がフワつく印象でないのは、詰めた林檎の酸がガッチリ締めているってことだろう。
青菜
バター水で温度を入れた青菜サラダ 春菊・山葵菜など 田芹(山摘み) 海葡萄 炭オイルにどかんと落としたマヨネーズ
部分的な構成は「現代の流行り乃至は関心事」なひと皿だが、何しろウマ~く仕立たってる!
お酒は永山本家「貴」で、タップウォーターも「貴」の仕込み水。「秋吉台水源の硬い水です」…と山口出身のKentaroソムリエ。
[へべ]
バター水の風呂でぬくまった春菊や山葵菜に、ぷちぷち海葡萄、「そこらの山で摘んできた」田芹が香り立つ…これは好きだ~っ、と心で叫びながら夢中で食べる。
季節ごとにいつも食べたいなぁ、こういうの。
[AQ!]
“千枚漬”
千枚漬インスパイアド 酒粕 クリームチーズ 奈良漬 発酵グリーンピース汁 桧オイル 柚子
発想の来たる源やその類例…などについては思い当たるところもある、などということは言えても、いやいや黙っててくれ俺は食うのに忙しいのだ!
…ってくらい食べるのに熱中してしまう仕上がり。いや、クールで冷静なテイストなんすけど(^^;)。
“ポテサラ”
ポテサラ・オマージュ 湯葉 セロリ・マヨネーズ 自家製ポテチ(梅・海苔) 鱈の子とそのソース
「えーと、ポテサラです」…それがビックリするほど美味。
個人的にジャガイモは食材の中でも好きな方だが、ポテサラは一般論としては「あまり好きでないジャガ芋料理」。だが、ひっくり返されてしまったw。
多様な工夫が凝らされているが、それぞれの工夫が「その着想を誇る」のではなくて「料理全体に献身」してる感が強い(今日のコース全体に言えるが)。ポテチの食感、セロリの香り♪
あと、西洋系イノベイティブにおける「湯葉」では珍しいくらいの、シックリ感。
バス
ブラックバス ひろっこ揚げ コスモス・ピクルス 蕗味噌 グリーンオイルソース
これも全部一緒が旨いよ~♪
[へべ]
シェフは鍋底に何かぎゅうぎゅう押し付けている。
皮目をこんがり焼かれた魚はブラックバス。りっぱな魚体だなー。
「幹さんてば、鹿がとれなかったからバスでいいじゃん、とか言うもんで」的な話だっけ?
皿に敷いた蕗味噌と、コスモスのピクルスと、グリーンオイルのソースと、ひろっこの揚げたのをたっぷり添えて。
うわー、これ全部合う、全部一緒に食べたい~、とか言ってるうちに胃の腑に消える。
鴨
Shoheiさんの料理は、なんというか、味を重ねても透過性が高いというか…塗りつぶされずに素材の味がくっきり見通せる。
黒大蒜に、玄米焼葱の香ばしさ、バス子の燻香、(忘れそうになってた、笑)奈良漬の取り合わせがばっちりで、献身的なくらいにとどまってるブルーチーズの塩梅も巧み。
網取り鴨は、こういう料理が合ってる気がする。
[AQ!]
岐阜産網取り鴨 黒大蒜・ブルーチーズ 玄米・焼葱 ブラックバス子のフュメ (当初、乗せ忘れてた)奈良漬
上手く駆け抜けたなあ~、と思うフィニッシュ♪ 案外、多皿モダンの〆主皿の着地は難しいからねーw。
シェフはやはり「発酵マニアックス」らしく、自宅でもアレやらコレやら繰り返しているらしい。奈良漬の作り方周辺の話もおもろかった。
…で本日、料理は1人助っ人スーシェフが入っている。時に「シェフ忘れてますよ~」…と、頼もしい。(初日初回でバタバタしていたので)詳しくは聞けなかったけど、In de Wulfの厨房にいたヒトだそう(!)。
(…ってか実は、Kobe Desramaultsが東京に遊び(?)に来てて、「今日も後で来るんですよ♪」(!!)。facebookで見てたら、深夜にどんちゃん騒ぎになってた。羨ましい…かどうかはわからん(笑)が、嬉しい時代になったものであるなあ♪)
鴨に合わせるRoelaのZero13はマグナムボトルから。
ペアリングもお見事だった。様々な酒・工夫を盛り込み合わせ込んでる素晴らしさがあって、それでいて流れがスムーズ。
[へべ]
そしてKentaroさんのペアリングがまた、それぞれに驚きと楽しさがあって秀逸でした!
たとえば燗酒にプロバンサル・ハーブ、って、いいアイデアだ~。
ミッケラーのジン(!)に、さらに一ひねりしたジントニックが、実にいい。ペアリングだと往々にして1杯ごとが少量になるけど、こういう「ちょっとロング」寄りのが序盤に一杯あると、しばらく皿間で楽しめて効果的ですわー。
[AQ!]
苺
苺 発酵苺 オリーブオイルのパンナコッタ オカヒジキ クランブル
素敵なホッとひと息♪
マッシュルーム
発酵マッシュルーム
自然界の楊枝w。木枯し紋次郎で渋く酒を呑む。
*****
胸のすくようなポップアップ。
客観的なクォリティとかレベルとかの高さ…って言い方でもビックリするけど、自分の「好きさ」に更にビックリする(笑)。
青菜~千枚漬~ポテサラ、なんか勝手に「野菜のトリロジー」と呼んでしまうけど、自分は食べ物の好き嫌いは少ないのではあるが、かふいふモノは好きなのだ。その好きなジャンルの中でも今日みたいなんは気が合うのぢゃ♪…と思いました。
まあしかし、身体に感じられるものとして、この若い世代の奔流というか大波というか…は最早、とどまるところを知らず疾走するので、ごぢゃりますな!
嬉しい話である。
思えば、森枝・春田・目黒シェフたちの20代に出会って目を瞠ったあたりから始まる新世代感覚だけど、更に下にShoheiシェフ世代の活躍も始まるのだろう。海外で言えば、Poul Andrias Ziskaみたいな。
へべが触れているモダンノルディック性についてもひと言。
近年、ようやく言葉としては広まり始めた「モダンノルディック」だが、うーんホントのとこの説明は難しく、知らないヒトが東京で実感できるものなのか…と言うとビミョーな気はする。
Shoheiシェフの料理は、「モダンノルディック」に関すればそこに日本の知恵や自分の個性を反映した「進化形・発展形」であるのだけど、しかし「知らんヒトにモダンノルディックの精神や考え方を嗅ぎつけてもらう」には適しているよなあ。…と俺もオモタ。
番外編:Pop-up [ Salmon & Trout x Masaki Tai ]
2017年 5月
[ Salmon & Trout x Masaki Tai ] Features:信州・望月
*こごみ、モツァレッラ
*十割・御前・挽きぐるみ 3種の蕎麦サラダ
*ヤマトイモ、ヤマノモノ
*鰹、Vino Rosso、小茄子と辛子
*アスパラ、古代小麦
*Iwana & Fukinotou
*大町黒豚、林檎、山椒
*信州牛のラグー、タヤリン
*月・信州 x ミラノ
*青豆とMochizukiのデザート
+14 Vini Rabasco Bianco Vivace Igt Colline Pescares
+職人館厳選そば焼酎 知的美邂逅 峠
+国権
+davide Spillare Bianco Rugoli
+14 Contadino IGT Terre Siciliane Rosso
+Vini Rabasco Vino Rosato La Salita
[AQ!]
“まったく近頃の若いもんは恐ろしい”というアンファンてり坊の代表のようなサモトラ幹シェフが、なんか、“まったく近頃の若いもんは恐ろしいんですよ”と言う。
ほへ?
…いや何でも、最近はハタチそこそこくらいの世代にも優秀な料理人が出てきてて、賑やかなことになっているらしい。
…と言ったってコチラ爺婆から見れば誤差みたいな年齢差だが(^^;)、まあ、約30歳vs.約20歳の当事者にとっては1.5倍の年の差であるのだなw。
…で、5月。
ワシらが「Noma Mexico」から成田に帰り着いた2時間前、幹シェフは「Noma Mexico」に向けて飛び立った。
入れ違いw。
幹シェフのメキシコ視察中の留守サモトラでは、ハイジャック・ポップアップ企画が催される。
その内の一つとして、その、ハタチそこそこテリ坊のヒトも一晩、料理すると言う。
「鯛クンの才能にはビビりますよ」
「それはメデ鯛なあ~」
…ということで参加することにした。…ら、鯛クンではなくてThaiクンでもなくて田井クンであった(^^;)。
田井將貴氏。少年。
イタリアンをベースに修業。現在は展望を広げるべく、佐久の職人館で働いている。
そんな訳で本日ポップアップテーマ、もう一つのコラボ相手は「長野の山」。
「落ちるな危険!」な崖にへばりついてw採取した山の幸を駆使してのコースを繰り広げる。
こごみ、モツァレッラ
佐久市ボスケソチーズラボFUSE
38℃…38という数値も何回か聞いて覚えてきた…という温度で扱う。
十割・御前・挽きぐるみ 3種の蕎麦サラダ
職人館からの蕎麦湯・桜塩漬を温かいソースとしてかけたサラダ 葉野菜 人参 オオイタドリ アザミ 山ウド 胡麻菜 オクラっぽい奴
これは興味深く味わい深い一品。蕎麦湯ソースという面白いアイディア…だが野菜山菜をそのまんま食ってる感が強く…でも考えてみるとまんま食ってるのとは全然違う…そんな交錯。
ヤマトイモ、ヤマノモノ
ヤマトイモは80度練り…だっけか、狙った温度帯でフワっとすると言う。
アケビ香 ウコギ苦 イタドリ酸 / コウタケ・カラスダケ・マイタケ…だっけか…のスーゴ
個人的には最も面白く最も美味しかったかなー♪ サラダもそうだが、まんまストレートなようでいて、なりそうでならない…あたりのポイントを突いている。フツーに思いつきそうでいて、鋭い取り合わせ。
鰹、Vino Rosso、小茄子と辛子
内之浦の鰹 朴葉・山桜枝スモーク 小茄子辛子漬 辛子ソース・玉ねぎ赤ワインソース ニリンソウ アオアジ
こちらはグッと料理性の高いひと皿。
ニリンソウがいただけた。トリカブトそっくり(^^;)なのだが春に白い花が咲いてたらニリンソウだとか。オイスターリーフじゃないけど、すんごく牡蠣の香り。
アスパラ、古代小麦
佐久のアスパラ アスパラの皮・古代小麦粉パスタ茹で
完全にアスパラ主役、パスタは一本だけ添えるw。小麦粉茹で汁でパスタが上がる、シンプル贅沢。
Iwana & Fukinotou
八千穂漁業養殖岩魚 しな大根おろし 蕗で挟んで蒸焼き 蕗の薹味噌 ニワトコ・クスクス 自生クレソン
お、鉄鍋に大ネタが仕込まれ始めた。おろしたイワナの間にに緑色の大根おろしを詰める…鮨を握ってるように見えるw。蕗の茎・葉を何層か敷詰めた上に置いていく。
しな大根は職人館で使っているものだそう。
良い岩魚で旨い。ニワトコクスクスは個人的ヒット♪
大町黒豚、林檎、山椒
飯嶌養豚所大町黒豚 花山椒 信州林檎(とそのソース)・長芋・ケール
黒豚の花山椒ロール…考えようによってはめちゃ贅沢w。フォークナイフの方が食いやすそうだけどサモトラなんで箸で(^^;)。山採りの花山椒は「お代わりアリ!!!」…(いくらでも食える(^^;))。
ケールが良質。
信州牛のラグー、タヤリン
信州牛白ネギ・ラグー 漢方卵卵黄のタヤリン ボスケソチーズラボKARAMATU
王道なタヤリン♪
「今日は『和vs.伊』って言ったら『7:3』くらいの意識ですw」
月・信州 x ミラノ
メゾンドジャンボンドヒメキ生ハム骨スーゴのリゾット ターメリック風味
梔子を使う予定がなんかトラブったらしく、サモトラにあったターメリックで。本人はガッカリしてた(笑)。
青豆とMochizukiのデザート
望月地粉のパン YUSHIcafeコーヒー浸し 豆腐・ボスケソチーズラボMOCHIZUKI(白カビチーズ)のエスプーマ 青豆きな粉
ティラミス仕立て。濃厚さ・凝縮感のある甘味で、見た目は地味だけど好きなタイプ。
*****
…と興味深い一夜を過ごした。
まずは「長野の山」を満喫、その空気を吸ったような心地で大満足。
そして田井青年のしなやかでピュアな料理♪
工夫を凝らしながらも抑制が効いて、スッキリとシンプルに着地している。
印象に残るのは、持って生まれた感性ということもあろうが、味決めのとこの感覚のヴィヴィッドさ。
…まあしかし、引き算も含めた計算の巧みも合わせ、オトナっぽい(笑)。幹シェフが嘆く(笑)わけだ。
ま、しかし、表現芸術の一般論として言えば、往々にして「若い」ヒトは「渋好み」だったりするもんだしw。
ところでこの日の“サポート”は、薄幸…じゃない「発酵ブラザース」のShohei & Kentaro氏(…物件がみつかるまでは薄幸…でもいっか(笑))。
任せて安心Kentaroペアリングと、かいがいしくアシスタントする今日は兄貴分役Shoheiシェフ。
…で、この翌日からサモトラでは、
[ Shohei & Kentaro with Kiriko Nakamura at Salmon &trout ]
がスタート。
我々も何日もおかず、また下北沢駅から15分歩くハメになったのであった。
兄貴分ポップアップは、より暴力的wでパワフルにファンタスティック! 鼻血ブーでありましたよ♪
こちらも今回は「長野の山とのコラボ」風味。
番外編:Pop-up [ Shohei & Kentaro with Kiriko Nakamura at Salmon &trout ]
2017年 5月
[ Shohei & Kentaro with Kiriko Nakamura at Salmon &trout ]
水蛸…中目黒の桜…蛍烏賊 こしあぶら…鰹 ケイパー…山椒すきやき… …
+15 Gueuze Tilquin
+久礼
+16 Kindeli Insieme Bilanco Nelson
+DEL MAGUEY SANTO DOMINGO ALABARRADAS MEZCAL
+14 Contadino IGT Terre Siciliane Rosso
+酒宴楽園パラダイ酒
番外編:Pop-up [ Taiシェフのイタリアン ]
2018年 8月
[Masaki Tai シェフのイタリアン] @ KABI
*ブルスケッタ
*長野産パドロン素揚げ
*カポナータ
*鹿児島産カツオ 香草ソース マスタード
*〆鯖と茹で玉子のクスクス ルッコラ 鯖卵唐墨 発酵バター
*鰯のビール衣揚げ 林檎・レーズンのマリネ クラウンディル
*“煮野菜”
*トロフィエ ジェノベーゼ風
*長野産放牧豚炭焼
*平茸リゾット
[AQ!]
「Kabi」の若き料理人、田井將貴シェフの「一夜限り」スペシャル。
今回のテーマは“本職”であるイタリアン。本人の口上によれば「僕のスタイルでシンプルなイタリア料理」を。
…ま、シェフもお客サマも、我々から見ればいー加減『孫』みたいな一夜である(^^;)。
ブルスケッタ
Kabiでお馴染み、ノーワーズドットファーム産だったかな。今宵のテーマを感じさせる導入。
長野産パドロン素揚げ
甘み・旨味に富むパドロン。国産は新潟や岩手を見るが、長野もあるでよ~…ですか。
カポナータ
茄子・トマト・玉葱・パプリカをサラリと。
鹿児島産カツオ 香草ソース マスタード
白葱・ディルなどの香草ソースがとてもウマ♪ 妙に向こうっぽいテイストだった。
〆鯖と茹で玉子のクスクス ルッコラ 鯖卵唐墨 発酵バター
有精卵使用。
結果として、きわめて面白い食べ心地の一品、香りのハーモニー♪
鰯のビール衣揚げ 林檎・レーズンのマリネ クラウンディル
好相性。順調に疾走するコース。
“煮野菜”
クソうまい!!!
トロフィエ ジェノベーゼ風
ぎりの弾力に、手の感触を感じる。「さすが職人館!」の声もw。逸品♪
長野産放牧豚炭焼
終始、シンプルでは、ある。
平茸リゾット
平茸と何だっけな、もう一種。「まだ茸採り行けてないんで(^^;)」栽培モノ。そろそろ出てきてはいるようだ。
*****
土っぽい、アースカラーのイタリアン…の印象。
自然~人の繋がりと自然…の印象。
綺麗。
アンファンテリブル~幹シェフが恐れた本領(笑)。
以前のTai君ナイトでも思ったのだが、この若者の料理は、渋いw。地味に渋い。
どの世界でもそうだろうが、若者は派手でダイナミック…一辺倒という訳でなく、ある割合で渋好みだったりするものである。
若者の渋さ好みって、分析するとよくあるのが、「若いのでまだ神経が細かいとこまでヴィヴィッドで、そのために地味になる」ということ。つまり、「派手にしなくても自分にはわかるから」…みたいなことなのだが。
音楽で言えば、「加齢による難聴で爺ぃほどサウンドが派手になる」という定説があるが、その逆…ってことですな。
Tai君の料理も、そんな理屈があるかなあ…と思うように、繊細な感覚の渋さがあって、それによって美しいナチュラルさが呈されているようである。
前途洋洋の若さ。「料理界の那須川天心」ですなw。
(…というのを思いついてワタシゃご満悦なのだが、写真見るとホントによく似てるなあ。他のヒトからも言われてるに違いない、、、)