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/12.28.98/
'90 Chorey-les-Beaune / P.Andre
- シャルルドゴール空港最上階に上がると各エアのメンバーズラウンジに並んで、一軒、カフェ&レストランが寂しく(みつけにくいからだろう、下は混雑)ある。頼めばワインリストも出る。というわけでパリ、最後の一本を。90という下駄をはいているせいか、楽しめる。 [AQ!]
/12.28.98/
'97 Bandol Rose / Otte
- Paris16区のベトナム料理「ラックホン」にて。なかなかチャーミングなロゼで、アジアンテイストと悪くない相性だ。 [AQ!]
/12.27.98/
'85 Chambertin / J.Drouhin
- Paris1区のレストラン、L'Espadon(「ダイアナ最後の晩餐」の、ソレですわ)にて。La TacheとCh.Petrusを大量に持つリスト。83.85.88.89辺りのブルゴーニュで目が泳いだが、色々話した末にソムリエールのおねーさんの「ええい、これにしちゃいなさい」もあって85Chambertin。これは大当りで、「真の偉大さ」を除けば、求めるものが殆ど揃っているようなChambertinであった。古酒的熟成感とまだまだ抜け切らない果実味が錯綜して官能的である。 [AQ!]
- シャンパーニュで乾杯。「古酒が好きでどうしても、というなら止めないけど…そうはいってもコレよね、あなたたちにはコレ!」とのソムリエールのご託宣に従いドルーアンの85シャンベルタンを頼むと、リッツの紋が入ったリーデルのブルゴーニュ用グラスが出てきた。なんと珍しい。シャンベルタン、素晴しい。堂々として古酒の風合いをそなえながらも、なおみっしりとした核が最後まで抜けない。色ににじむ若々しいルビーそのままの、フルーティーなところもある。中盤以降はコアのタンニンがほどけてきて圧倒的な甘やかさはポートを思わせる。いい思いをさせてもらった。
ところで、ボクたちがオーダーすると、よく、「トレビアン!」とメートルの人々がにっこりうなずいてくれるけどあれって「はい、よくできました」みたいだとちょっと思う。
[へべ]
/12.26.98/
'94 Pommard Epnots / O.Leflaive
- Paris8区のレストラン、Stella Marisにて。あまりワインリストは充実していない。78のTrapetのGC(高い)が「ウチで一番いいブル」と言っていた。お勧めがOlivierのPommard Epnots。値段・状態ともに納得のいくもので、食事に合わせるには好感触。 [AQ!]
/12.25.98/
'92 Clos des Lambrays
- Paris16区のレストラン、Vivaloisにて。「ブルゴーニュの赤? ああ、これこれ」と軽いノリで指差すClos des Lambrays。昼下がりの気分にマッチして、ラクに旨く飲めた。ワインを巡る各種のTPOが良く合った感じ。Vivaloisは、色付きの足の、キッチュというか馬鹿なグラスを使っているのだが、よく似合うような気も。 [AQ!]
- ブルゴーニュの赤を飲みたいが…? と問えば、もう「あーコレコレ、コレしかない」的に勧められたのが'92 Clos des Lambrays。姿のよい酒だな、というのが第一印象。30代後半、色気はまああるがほっそりとした茶色の瞳、茶色い髪の美女−かなぁ。 [へべ]
- Vivaloisは2つ星のレストランだが、無理に勝負に行ったりしていないワインリスト(それにグラスもだ)、とでもいうか。Parisはそういう店も多いように思う。最近の東京の、高級には縁遠い店でも脅迫観念にかられて何とかムートンまでリストに載せたり・4000円のワインでも仰々しくリーデルに注いだり、とゆーよーな風潮とつい比較。 [AQ!]
/12.24.98/
'86 Le Montrachet / Delagrange-Bachelet
- Paris7区のベトナム料理レストラン、Tan Dinhにて。これは凄い酒だ。ガキっと舌を掴んだと思うや支配するその力は、そのまま真直ぐにこちらの脳髄までも支配してしまうような莫大さである。ちょっと語彙に困るものがある。ハラハラと泣けるように旨い。 [AQ!]
/12.23.98/
'92 Bonnes-Mares / Jadot
- Paris8区のレストラン、Pierre Gagnaireにて。グラスシャンパンはゴッセ。ブル赤のお勧めはまずショレレボーヌ、そしてこのJadot、DRCのEchezeaux(1700FFくらい、高い)。Bonnes-Mares / Jadotは冷静な値段で正解な感じ。予想より良かった。デキャンタしたい、とのことでデキャンタ。優美な酒である。煙もタンニンもグリップも便所も、要素として充実しながらその表現形がすべてエレガント。エロティックとまではないのだが、そそられる。便所型のすえた香りは1/3ほど過ぎた所で「突然」強く出現したが、下半身の見え方もやはり優美な感を受ける。Gagnaireはそのトンガッた料理は勿論、トータルに優れた堂々の3つ星レストランであったが、ワインリストは、まぁ良いものは揃っているのだが些か「バタバタ集めたような」感があり3つ星としては幾分ウィークポイントかもしれない。 [AQ!]
/12.22.98/
'97 Coudoulet de Beaucastel Blanc (glass)
'81 Cote Rotie La Landonne / Guigal
- Paris1区のワインバー、Willi'sにて。田舎道のような埃っぽさの中からピカピカと酸がきらめくCoudoulet。もう一杯、Juraの白もグラスでいただき、そちらはさらにヴィヴィッドかつ奥懐豊かで気に入ったのだが、Juraなぞ知識もなく、あっさり名前は失念。さて、Landonneは、80.81.83.84.86etc.がリストに。「おそらくは80がベストであろうけどまだ若い感じを受けるかもしれない。81はジビエ臭が強く出ていて飲み応えがあるわよ」とか(Willi'sでは、ソムリエールと英語でやりとりしていた。「これはアニマルね、えーとなんて言うのかしら、フランス語だとジビエよ」。…に我々は「おー、じびえ!」)。これは「完全な形」をしたワイン。むっくりと猛々しい巨躯を起こすが、どこまでも表情が微細でsilkyな表面が奥深さを保つ。デキャンタ。 [AQ!]
- 着いたその日にホテルから電話して夕食はウィリーズ。なんてゴキゲンなパリ!直行便で来るとこんなにいい思いができるのね、と不景気ゆえに享受する幸せをかみしめる。またしても迷い迷いたどり着き、あいかわらず元気な店内の賑わいを楽しみつつLa Landonneを飲んでいると、じわじわとパリにいるんだ来られたぞ万歳という気分が頭の中いっぱいに広がってくる。料理も旨い。グラスで飲んだジュラが実に旨い。そしてやっぱり81ギガルのLa Landonneが強烈に素晴しい。強く濃く迫りくる。「おーアニマルじゃー」などとたわけながら酔いました。デセールはもちろんケンブリッジスペシャル。なんてめでたい店。 [へべ]
- Note: ちなみに仏語gibierは英語ではgameとなる。ゲームは英語のワイン用語としてよく使われる。
/12.12.98/
'94 Gevrey-Chambertin Laveaux St.Jacques / B.Dugat
- 11.03.98との違いは唯の一文字「B」、のDugat。ベルナール・ピっ。これがねぇ…。マルズバーにて。抜栓したコルクが妙に白っぽく見えたんだけど、この白さが見事に暗示やら伏線になってしまったなぁ。(^^;) たまには外れ、ときには裏切られてこそのブルゴーニュっつうこって。 [AQ!]
- なんかシャビシャビとした感じだな,という第一印象が最後までずっと続いてしまったような。あとから思えばあのコルクのシラっとした様子にも通じるものがあるような気もします。紗幕をめくってみると,中には誰もいませんでした,的。ざんねんですじゃー。 [へべ]
/12.12.98/
'95 Cabernet, Shiraz, Dolchet / Bazzani
'95 Chianti Classico Reserva / Antinori
'95 Merior Ribera del Duero
'96 Cabernet Sauvignon / Leconfield
- 某忘年会。カベルネシラーにドルチェットが入るという変わり種(なのかな)セパージュはfrom Australia。それ故か、かなりお菓子臭が入って個性的。うまく(フードと)ハマれば面白いか。アンティノリは「まさに」その通り。リベラデルデュエロなるメリオールは美味。赤い鱗が陽光にテラつく。ペロリと舐め飲む感じで旨い。LeconfieldはAustraliaのカベルネでしっかりした作り。 [AQ!]
/12.10.98/
'95 Gevrey-Chambertin / Jadot
- ほっと落ち着く安心感をもたらすエレガンス。まぁラベル情報どおりではある。 [AQ!]
/11.30.98/
'96 Croze Hermitage / A.Graillot
- 経堂の「ブラッセリーパラディ」にて、久々にグライヨを。5000円くらいだったか、もぅすげ〜C/P良いっすとしか言いようがない。パラディの払い自体、2人で存分にいただいて12000円ちょいだったなぁ。メシも旨いし。小奇麗なクローズエルミタージュかとは思うが、満足感のあるグライヨ。 [AQ!]
/11.27.98/
'88 Chambolle-Musigny les Amoureuses / R.Groffier
- うひょひょ。もう踊っちゃいますね。上原のDが満員で、渋谷のメシも旨いワインバーWに回る。ワシらのことはちゃ〜んと覚えていただいていて恐縮。最近のハイエナが群がるワインバー界隈で、よく88のアムルーズが残ってたなぁ、とくだらないことを感心。高くないし。腰の座りと、悦楽の共存が素晴しい。第一香で(すら)クラっと来た。飲む楽しさ。もお、アムルーズですから、うひょうひょ。 [AQ!]
- かなり「なんとか」でしたが入れました。らっきー。アムルーズすごい。ハネが上品で優雅でやわらかくてすでにふっくらと旨い。でもビロードのガウンの下はやっぱり筋骨たくましかった。ヽ(^^;)丿 一晩かけてじっくりおつきあいしたいけど、おいしくてついつい飲んでしまうんですよね。機会があればまたぜひ飲みたいな。 [へべ]
/11.**.98/
'94 Bandol / Domaine de la Vivonne
- 日にち、失念。家で料理とともに。しっかりして荒さはなく、強さと滑らかさをともに感じる。臭過ぎず。もうちょっと置いてもいいか。成城笹屋3000円くらいか。 [AQ!]
/11.**.98/
'96 Castillo de Montblanc Tempranillo
- 日にち、失念。家で料理とともに。実にデイリーフードにぴったりくるデイリーワインだ。「英国のエノロジスト、ヒュー・ライマンがてがける」というのがボトル裏の釣書き。その釣書き上にペタリと貼られた「880円」の値札にはニッコリできる。成城笹屋。 [AQ!]
/11.07.98/
'96 Chardonnay Red Shoulder Ranch Carneros / Shafer Vineyards
'93 Duca Enrico
'93 Patriglione Rosso del Salento
'92 Brunello di Montalcino Melini
'92 Marchese di Villamarina
'93 Bandol / Chateau de Pibarnon
'88 Recioto della Valpolicella Amarone / Bertani
'93 Noble One
- ふねおさん新居にて引っ越しめでたいぞ宴会。ふねおさんがモンテ物産からドカっと箱で担ぎこんだイタリアンの山が楽しい。Shaferはウチが持ち込んだもの(Partyにて購入、6000円くらいか)で、クリーミーな表面に魅惑される。内実はわりと肥えてなくてすっきり綺麗。Duca Enricoはちょっといただいただけで、へべから「買え」が出ました。美味。シチリアのVdTで葡萄がネロダヴォラとか。うまくスエてて色気あり。ちょっとピノネロを思っちゃったんだが、どうだか。ブルネロはブルネロ。PatriglioneとMarcheseという2本のVdTは、たしか、開栓した覚えはあるんだけど、ちょっとデュカエンリコに食われてしまったか。(^^;) Patriglioneはかなり良くてMarcheseはカベルネらしかった、という気がするんだが、そもそも何か月もたってから書いてるからなぁ。(^^;) Pibarnonは3000円くらいか、成城笹屋からウチが持ち込み。もっとしつこく粘っこいかと思ったが、前後にしつこい奴が並んでいたせいか、あまり目立たず。Amaroneはコックリと飲み応えがありさすがに旨いが、Amaroneとしては軽め。ノーブルワンっつうのは豪州なるデザートワイン(ウチが東急本店から)で、以前に神戸のワインバーで隣合った客から一杯だけご馳走になったことがあるもの(ワインバー所有のものじゃなくて「さっきオーストラリアから持って帰ってきたの」という)。これ、旨いんです、でへへ。 [AQ!]
/11.03.98/
'94 Gevrey-Chambertin Laveaux St.Jacques / C.Dugat
- この甘やかな芳香に包まれるとニャフンニャフンと首筋に逆毛がたつのだ。ああ嬉しい。マタタビ状態の中で情けないながらも冷静になると、クロードデュガのラヴォーサンジャックだと思うともっとイッててもいいかな、とも感じるが。 [AQ!]
/11.02.98/
'89 Nuits-St.Georges Clos de Forets St.Georges / l'Arlot
- 控えめながらも秘めた情熱。とてもとても微細かつ変化に富む表情。激しいまでに光沢を変えるいぶし銀。かなりチャーミングだが皮革も出てくる。次の一口はどうなってるかな?、と思うとゾクゾクする。89というのがちょうど良いタイミングかな。かなり偶然なことに隣席にも全く同じものが出ていたのだが(この日はお薦めとか聞かずにいきなり選んでしまったので、ほんとに偶然でしょう)、お隣さんはテイスティング的な一口を飲むといきなり「やぁ〜これはこないだ飲んだワインに比べてホニャララだからあんましホニャホニャで良くないね〜」とかサービスの人に言っていた。人のことはとやかく言わない(言えない)が、何だかちょっと違うな、と思う。 [AQ!]
/10.31.98/
'95 Pouilly-Fuisse / Chateau Fuisse
'82 Pommard / Leroy
- このポマール、ムワっと土から沸き上がりながらも綺麗。みずみずしく滑らかで、ポマールとゆーものを見直してしまうくらい。82なんですがねぇ。 [AQ!]
/10.30.98/
'91 Alion Ribera del Duero
- 久々のアリオンの熱い魂を飲みながら「カーヴドヴィーニュ」のM岡クンと馬鹿話。華やかなレストラン業界歴は知ってたものの、元々、成城笹屋の常連サンだったとわ!、で一盛り上がり。「笹屋のワイン冷蔵庫の、ホラ、左の下から二段目に入ってるでしょ、アレアレ」で通じてしまうからなぁ。 [AQ!]
/10.24.98/
'85 Ch.Lafleur
- 重く濃く、深〜い世界。あの間延びしたようなラベルの何処にこんな途方もない力が秘められていたのだろうか。(って、違うか(^^;))。好みから言うと、後5-10年待ち、がベターかしらん。 [AQ!]
- なんか,濃い紫色のビロードみたいでした。でも,「起こしてごめん」感もあったかも。その濃い闇のもうちょっと先が見たい,というような。 [へべ]
/10.23.98/
'91 Griotte-Chambertin / C.Dugat
- ただ呆然とするばかりの存在感にアワワワワ、そして陶酔。あまりの複雑さにいくらも表現が湧いてくるのだが、どこまで行っても群盲の象のようで、書き記しえず。ああ生きていて良かったってなもんだ。ローデンバッハのアレキサンダーのような香りも感じられたことを小メモしとくべ。 [AQ!]
- 圧倒的なその存在は、なんというか、赤ワインであって赤ワインを超越しています。別モノですね。ヴィフィアンさんのところで飲んだトロタノワや、はじめて飲んだDRCと同じような一種の「偉大さ」を感じました。で、偉大なんだけど、手放しで旨い旨いと嬉しくなってしまうんですね、これが。シェリーのようなブランディのような琥珀色のところもあって、香りもまたすばらしいものでした。しあわせ〜 [へべ]
/10.22.98/
'78 Ch.Grand Puy Lacoste
- そろそろ柔らかくなってるかな、という予想に対して言うならば、老いの一徹の味わいであった。↓そう、コンダラや大リーグボール養成ギブスと言えば、たしかに一徹だ。…って、真面目に読まないように、そこの貴方。 [AQ!]
/10.19.98/
'96 Gigondas Cuvee du President
- 成城笹屋で2000円台とジゴンダスらしくお買い得。値段に関わらず灼熱の魂は燃え、重いコンダラというものが実在するのなら、引きずって校庭を10周もしているものと思われる。 [AQ!]
/10.17.98/
'94 Vosne-Romanee / J.Cacheux
- 長野県は飯田市で偶然みつけた酒屋さん(立派なセラーを備える。三畳くらいあったかな)で買った代物。稲葉とシュヴァリエのものを豊富に置いていた。実にゴツく、抜栓3時間くらい見てジワジワといただく。きちんとした骨格を維持した壮年プロレスラーの色気みたいだ。 [AQ!]
/10.12.98/
'94 Meursault / Coche-Dury
'88 Ch.de Lussac
- 蜜に風格あるムルソーだけど、コシュデュリだと思うとちょっと薄べったい気も。 [AQ!]
/10.11.98/
'96 Chassagne-Montrachet rouge / L.Latour
- 埃にまみれた路傍の木苺の可憐さ、のシャサーニュ赤。とはいえ、何ものか訴えるにはかなり弱いな、やっぱ。 [AQ!]
/10.10.98/
'95 Colli Orientali del Friuli Schiopettino Turian / Eugenio Collavini Viticultori
- イタリアって奴は〜、到底わかりましぇ〜ん、って名前だ〜。(^^;) Colli Orientali del FriuliがDOC名、Schiopettinoが葡萄品種なのね。でも内容は、穏当なミドルもので飲みやすい。「アクアパッツァ」で魚(ナメタガレイ、鰻)にも合わせていける赤を選んで、とリクエストして出てきたもので、この点は上手かった。 [AQ!]
/10.09.98/
'80 Vosne-Romanee / Doudet-Naudin
- ドデノダンのワインの総合的な筋コイ印象より、膨らみとか肉付き感を感じた。ヴォーニュロマネゆえですかね〜。 [AQ!]
/10.07.98/
'95 Gevrey-Chambertin / H.Lignier
- ブワッと溢れる酸とタンニンの目くらまし。これが経時変化で奇麗に溶けてまとまる。活力があってまたチャーミングさも。 [AQ!]
/10.05.98/
'97 Enantio / Concilio
- 実んとこ、名前もこれでいいのかな状態の空振り屋州ならぬカラブリア州のワイン。ここのところ連続しているボルドータイプイタリアンで、相変わらずいい加減に例えれば94サンテステフ?ってな印象。97って出来たての癖して早くもカルメ焼の香りがプーンとするレンガのようであり、茎臭さが青臭さにつながっていないところが飲み易い。 [AQ!]
- 「マリーエ」小林さんの本日のおすすめはカラブリアから。まるでボルドーのようなのに、茎くささの上から薄茶色くまあるい甘さを身にまとっていて、97にして充分楽しく飲めるスグレもの。サブリミナル効果のありそうなあやしい模様があって綺麗なラベル。 [へべ]
/09.29.98/
'97 Cotes du Rhone Rouge / J.Duport
'96 Cotes du Rhone Rouge / Alary Daniel et Denis
- えーと、上のが料理酒(の残り)で、下のが料理のお供。双方1000円台のローヌとあって大差はないけどアラリの方が幾分本格的なニュアンス。C/Pにすれば良いけど、特にどうということはなし。 [AQ!]
/09.27.98/
'90 Aloxe-Corton / M.Voarick
- 成城笹屋にて4000円台で見事なコルトン。土臭く焦げた果実の向こうに泥にまみれた中年男の色気あり。'90の力も大? [AQ!]
/09.25.98/
'95 Cote-Rotie le Cret / Ogier
- 成城笹屋にて4000円台で見事なコートロティ。活力に溢れる身体をスーツに包みこむ。 [AQ!]
/09.13.98/
'78 Vosne-Romanee / Leroy
- 何がしかの仕事をして、夜も更け、腰を落ち着けて飲む。基本的に馬鹿者のワシらとは言え、何かそんな気分になる。ワインについて述べれば、まさに芳醇にして優美、などと随分ジェネラルな言葉になってしまうが。 [AQ!]
/09.12.98/
'91 Baron de Ona reserva
- 「アンドラ」の熊シェフの表現によると「スペインの砂袋で、こにゃろ、と頭部をど突かれるような…」となる。で、まさにその通りなの。 [AQ!]
/09.08.98/
'95 Gevrey-Chambertin / C.Dugat
- ただのGevrey-Chambertinだっつうに、頭がクラクラするほどそそられる。甘やかに、目尻たれる。 [AQ!]
- このひとのは,なんというか別格ですねぇ。ひれふすような偉さのオーラを出してる別格とはひと味違うんですが。ひとめぼれ,というか,ひと飲みで惚れました。 [へべ]
/09.05.98/
'96 Pouilly-Fume / Ladoucette
'93 Chablis Mont Main / Raveneau
'89 Chambertin clos de Beze / Faiveley
'90 Ch.Tour de Blanche
- このラヴノーのシャブリはシャブリ離れしてるっつうかなんつうか、後頭部に衝撃の旨さ。フェヴレのクロドベーズはかなり早めに抜栓しといてもらったけど、それでも一杯目は固かった。貫祿あるデヘデヘ、って感じでしょうか。ソーテルヌは幸せの駄目押し。 [AQ!]
/08.30.98/
'94 Merlot Sonoma Couty / Ferrari-Carano
- 立派。堂々たる清々しさ、とでも言いたくなる。Merlotの陰影のありやなしやについて言えばそれは無いものねだりかも。Partyで4000円台、やはり廉価に近き適価。 [AQ!]
/08.29.98/
'93 Morey St.-Denis Clos de la Bussiere / G.Roumier
- 「馮」でフランス料理に合わせて…。煙と肉の混じる大柄で強いワイン。クリストフ・ルーミエ夫婦(旦那はいい男でカミさんはいい女、とか)が遊びに来たそうで、ルーミエのワインは比較的多数ゲットできたんですよ、とのこと。 [AQ!]
/08.28.98/
'94 Cabernet Sauvigon Coonawarra / Mildara
- 「ライステラス」でタイ料理に合わせていただいたのだが、まことによろしかった。濃度がタップリあるが偉すぎない。それが塩梅よし。…って↓からペーストしてどーする>ワシ。 [AQ!]
/08.23.98/
'96 Pouilly-Fumes / Chatelain
- 「日本料理basara」で懐石に合わせていただいたのだが、まことによろしかった。木の香りがタップリあるがトギトギしすぎない。それが塩梅よし。 [AQ!]
/08.16.98/
'95 Cote-Rotie / Jamet
- ジャメは初めてだ。タニックだが赤が奇麗で、スパイスも、上品な・またはやや隠れた印象でおいしい。一風変わった微妙なハーブ。 [AQ!]
/08.10.98/
'94 Pelago / Umani Ronchi
- この聞き慣れないワインは、間抜け州ならぬイタリア中部はマルケ州のVdT。セパージュが、カベルネ・モンテプルチアーノ・メルロということで、ボルドータイプだなぁ。「ん?、88のサンジュリアン?」みたいな印象。いきなりかなり旨く飲めるが、時間経過に対してさほどの向上はない。 [AQ!]
/08.09.98/
'95 Chateauneuf du Pape la Bernardine / Chapoutier
- とても美味しい。一流どころのシャトーヌフの中ではシャプティエらしい(のかなぁ?)理知を感じる。大地の香り軍団の参謀格か、農村の田植えの上半身派か。 [AQ!]
/08.04.98/
'97 Cotes du Rhone Rouge / L.Brusset
- 料理酒の残り。バランス・温度感ともに穏やかでまぁよろしい。 [AQ!]
/08.02.98/
'92 Clos de Vougeot / J.J.Confuron
- 熟々の赤黒いベリーのしつこいほどの艶かしい誘惑。油絵に描かれた夕焼け。 [AQ!]
/07.25.98/
'96 Chardonnay / Forman
'95 Bourgogne Blanc (pour Goto) Michelot
'82 Ch.Pichon-Longueville-Comtesse de Lalande
'82 Ch.Leoville-Las Cases
'83 Ch.Cheval Blanc
'83 Ch.Mouton-Rothschild
'83 Ch.Margaux
'89 Ch.Margaux
'89 Ch.Lafleur
'90 Ch.Certin de May
'90 Ch.Figeac
'88 Clos St.Denis / Ponsot
'90 Bonnes Mares / Bouree
'90 Musigny / L.Jadot
'88 Gevrey-Chambertin Combe aux Moines / P.Leclerc
'89 Hermitage la Chapelle / Jaboulet
'89 Ermitage la Pavillon / Chapoutier
'90 Chateauneuf du Pape / Chateau Rayas
/07.20.98/
'96 Montepulciano d'Abruzzo Zanna Ilumineti
- 名前、合ってるかなぁ?記憶不確か。なかなかC/Pに優れ、飲み易かった。 [AQ!]
/07.17.98/
'59 Grands-Echezeaux / Leroy
- 深い喜び、とはこのことか。むしろ宗教的啓示に打たれたような感すらある。
…にしても、うめ〜な、こりゃ。 [AQ!]
- Note: 1959は、AQ!の誕生年。言わずとしれた(ワインにとっては)偉大な年である。
/07.16.98/
'83 Ch.Palmer
- 飛びっ切りのパルメ。83は良い良い、としばしば聞こえていたのですが、ホントだわ。気の遠くなるようなブケ。グラスを顔に近づけただけで「ムヒャヒャヒャヒャヒョ」と笑ってしまう。うーん、飲めないではないか。だいたい、このように妖艶かつ崇高な香りで笑うんじゃないっ。で、もう一度、グラスを傾ける。「ムヒョヒョヒョヒャヒャ」。こら、飲めないではないかっ。(^^;) [AQ!]
/07.14.98/
'95 La Font d'Estevenas / Alary
- ローヌはケランヌ村の白(ヴィオニエ・マルサンヌ・ルッサンヌの3品種)。シュヴァリエ通販2600円、ほどよいスパイシー加減。 [AQ!]
/07.13.98/
'90 Barolo Riserva / Fratelli de Nicola
- いささか頼りないが気のよいバローロ。成城石井で3500円くらいだったかな。何とか美味しく飲めるのはヴィンテージのおかげ? [AQ!]
/07.12.98/
'88 Mazis-Chambertin / A.Rousseau
- とてもしなやかで、優美というにさえノーブル。だが、アフターは楚々、というには太く長い。総じて静かに微笑みを運ぶ。 [AQ!]
/07.11.98/
'88 Gewurztraminer Les Archenets / Josmeyer (mg)
'91 Chambolle-Musigny Beaux-Bruns / Ghislaine Barthod
'85 Reserve de la Comtesse
- 渋谷「アンドラ」にて。ジョスメイヤのゲヴルツのマグナムボトル。「そんなのあるの〜?」の世界ですね。現れいでたるお姿は、テーブルに鶴が止まったよう。味わいにも余裕が感じられます。 [AQ!]
/07.09.98/
'67 Chateauneuf du Pape / Clos des Papes (P.Avril)
- 古酒です。ふぇ〜、これがシャトーヌフドパプですかぁ。って感の気品、しなやかな風格。妖精に息を吹きかけられた泥人形の生気。 [AQ!]
/07.04.98/
NV Emilio Lustau Tonel de la Emperatriz Eugenia Olroso 1895-1914?
'95 Chardonnay Los Carneros / J.Phelps
'95 Chardonnay Ovation / J.Phelps (mg)
'91 Syrah Vin du Mistral / J.Phelps (mg)
'93 Cabernet Sauvignon Backus Vineyard / J.Phelps (db mg)
'91 Cabernet Sauvignon Backus Vineyard / J.Phelps (mg)
'91 Insignia / J.Phelps (db mg)
'94 Weingut Heribert Kerpen Wehlener Sonnenuhr Riesling Auslese ★
'95 Banyuls Chapoutier
'76 Pommard les Pezerolls Montille
- Joseph Phelpsさん特集のワイン会にお邪魔。シャルドネはオベーション(ギターみたいだ)がやや美味しいが、2本あったCarnerosのボトル毎の違いが興味深し。カベルネ系では、ダブルマグナムのインシグニアの、ボトル最底部が最も複雑さと切れ込みがあって旨かった。ケルペンの(美味)ワイン名の「★」ですが、ここまで含めてのワイン名だそうです(^^;)。ショコラと合わせても結構なバニュルスにはなかなかに蕩けます。地味な二次会は「オザミデヴァン」にてブルゴーニュ。硬ぇ硬ぇ〜。(^^;) すごい作り手すごい年、ですな。 [AQ!]
/07.03.98/
'96 Tancredi Donnafugata
- これはイタリアはシチリアのワインなのだが、一口飲んだ印象は「'90のサンテミリオンの普通の蔵?」みたいな感じで不思議。かなり旨い。「マリーエ」の小林さんの驚きの料理とよく合います。 [AQ!]
/06.30.98/
'89 Pommard Chateau de Pommard
- 強く奇麗な熟成。土中に咲いた薔薇のようだ。個性的なズングリムックリの瓶。 [AQ!]
/06.27.98/
'91 Echezeaux DRC
- どわっひゃっひゃっひゃっひゃっ!! \(☆〇☆)/ [AQ!]
/06.25.98/
'95 Ch.Guirauton
'95 Ch.Gabachot
'95 Ch.Fontenil
'94 Les Pagoda de Cos
'95 Cornas Terres Brulees
'88 Domaine de la Velle B.Darviot
'89 Buzet Grande Reserve
- 霞ヶ関で中央官僚のコスプレをしているゲーム気●いの友人が海外赴任につき送迎会。渋谷「わいん亭」のマスターの、安くてお値打ちかつ話題性ありチョイス。使い易そうな白のGuirauton。手頃なボルドーではGabachotが飲み頃感。ロランが強く作るFontenil。Darviotの88はいつもと人相が違う。普通のde la Velleのラベルでなくて「クラシックラベル」だそうな。いつもと同じ、生真面目な美味。そういえば、シュヴァリエの例の「お百姓元詰め」ラベルがボトルの前面に来ているのがたまにあるのは、初期の輸入分にラベルを貼ったバイトのおばさんたちが「良くわからなかった」からだ、とかなんとか。 [AQ!]
/06.23.98/
'95 Patriarch Shiraz D.Wynn
- まさに豪州のシラーズ、たっぷりのロシアンティーを爽やかな青空で割ったようで、うまいうまい。 [AQ!]
/06.21.98/
'93 Gewurztraminer M.Deiss
'92 Bourgogne Blanc Leroy
'96 Chardonnay Costa del Olo
'93 Nuits St.-Georges Poiset R.Arnoux
'91 Clos du Marquis
'90 Don Sebastian reserve rioja
'93 Clos Vougeot Rejoly
'96 Clos Grieves Crozes Hermitages Domaine Combier
'96 Cabernet Sauvignon Isla de Maipo
- 最近大井町でコテコテのローヌの仕入れに燃えるポンちゃんの新居を愛でるワイン会。ちょっとばかり、ボディに貫祿あるダイスのゲヴルツ・香りに貫祿あるルロワ。Costa del Oloは旨いけど期待ほどではなかった。アルヌーは美味、さすが。落ち着いてバランスのとれた感じだが、1年早ければ果実風味が・5年遅ければ熟成感が、と余計な妄想も湧く。クロデュマルキは相変わらず良くて、セカンドワインの特待生。91は、一度に比べないとわからないが、90.92.93.よりはやや小粒か。口の中で爆発するクロズエルミタージュはとても楽しい。嵐のように魅力を振りまいて通りすぎる。マイポはポンちゃんの料理酒の残りで、このマイポで煮たビーフシチューはまことに美味なのでした。 [AQ!]
/06.20.98/
'96 Bourgogne Aligote J.Drouhin
- アレジャポ〜ン、と当家のクロアチア戦観戦応援ワインはこちら。まぁ、冷静なアリゴテではある。ジャポンの応援とワインの相関に関して、アルゼンチン戦で学習した、と言えよう。(^^;) ジャポンのサッカー自体はアルゼンチン戦での学習がまだ具体化には至らず、零敗、残念でした。 [AQ!]
/06.16.98/
'93 Pelorus Cloudy Bay
'97 Sauvignon Blanc Cloudy Bay
'96 Sauvignon Blanc Cloudy Bay
'95 Chardonnay Cloudy Bay
'95 Ch.Sociando-Mallet
'93 Ch.Sociando-Mallet
'77 Ch.Sociando-Mallet
'76 Ch.Sociando-Mallet
'72 Ch.Sociando-Mallet
'70 Ch.Sociando-Mallet
'84 Ch.Ducru Beaucaillou (Magnam)
'90 Ch.Rieussec
'87 Griotte-Chambertin Domaine Chezeaux
'80 Champagne Le Mesnil Blanc de Blancs A.Robert
'65 Cabernet Sauvignon Napa Beaulieu Vineyard
'83 Gewurztraminer Dopff
- メインテーマは見ての通り、ソシアンドマレ垂直。ガチガチのようだが見通しもきくか95、その小柄版93。枯れる77、バランスの良い76は、唯一「厳か」感のある70と抜きつ抜かれつ。72だけリコルクされていて最初バラケるが後には美しくバケる。さて、はじける美味はCloudy Bay。97SBは玩具箱をひっくり返したようで、96SBはプラモデルをひっくり返し…。84Ducruは鉄のゲージツ。90リューセクにとろ〜りとろけて前半終了。87ChezeauxはPonsotかな、可憐さの変貌した肉の誘惑。さて、パンパカパ〜ン。「実は今日はへべの誕生日なのです」。盛り上がった一同が誕生年ワインを「ヴァンビーノブリュレ」に問えば、現われいでたる65ボーリュー。まさにこんな時でなければ飲めない(じゃなくて飲まない)一本。恐る恐るの開栓となったが、これがなんと奇麗に成熟し、力もまだあって実に楽しい。北半球の1965年だって飲めるワイン、あるじゃないですか。誕生日当日に1965年当年のワインを開けたのは初めてとあって、ありがたいバースデーとなった。 [AQ!]
- Note: パーカーの「ボルドー」に「大多数の専門家は、65年は第2次世界大戦後最悪のヴィンテージの一つだと考えています」とあるように、一般的には1965年は壊滅的な年。誕生年ワイン探しにとっては悩ましい年である。特に純粋なワインに限定すると、もはやモノ自体がなかなか存在しない。現実的な対処法としてお薦めなのは、前後に一年ずらす(1964.1966)ことで、両年ともなかなかの良い年。モノもふんだんにあり、価格も古酒としては冷静だ。どうしても1965年が欲しい場合には、南半球とりわけオーストラリアが狙い目である。何とオーストラリアでは65は優良年であり、日本での入手は楽とまではいかないが、少なくともオーストラリアに行けば、幾らでも入手可能だ。
/06.14.98/
'96 Pinot Noir Sanford
- アレジャポ〜ン、と当家のアルゼンチン戦観戦応援ワインはこちら。さすがに応援に力が行ってしまって、もう数格下のワインでもよかったかと後で反省。(^^;) 馴れ馴れしいほどに魅力をふりまくピノで、奥ゆかしいところがないのが歯痒い。 [AQ!]
/06.14.98/
'94 Gevrey Chambertin aux Combottes Dujac
- 昼からブルゴーニュで嬉しい。かなり優美でノーブルな香りが魅力。チャーミングな酸を巡る味は小柄。 [AQ!]
/06.13.98/
'93 Prieure de St-Jean de Bebian
- Coteaux de Languedocのワイン。「やまざき」がいれていてPartyで3000円。極めつけの強力な充実感で、3000円以下ではチャンピオン候補か。風格すら感じる。 [AQ!]
/06.12.98/
'93 Viognier Domaine Gramenon
'97 Cotes du Rhone D'Andezon
'95 Clos de Paradis Province
'83 Ch.Leoville Poyferre
- 某スタジオにて恒例打ち上げの儀。グラムノンの白は、キチンとした誘惑、とでも言うべきか。要素が強いも、豊かな果実味で既に美味しいローヌ。素直な作りにポワッと丸いプロヴァンス。さて、主賓からいきなり「これはホヤ(の香り)である」との託宣をうけたポワフェレはたしかに(^^;)神秘的な輝き。ショコラとモルトから後頭部に囁かれるような83の実りは理想的な時を得た。 [AQ!]
/06.07.98/
'86 Corton Bressandes M.Maratray
- しっかり、そしてしっとりと成熟。夕暮れの農夫の、陰影に富んだ美しい絵。…そうそう、ラベルの「成熟」ぶりもお見事(黴でボロボロ)(^^;)。 [AQ!]
/05.31.98/
'95 Chablis Rene et Vincent Dauvissat
'96 Chardonnay Sonoma Kistler Vineyards
'91 Bienvenue Batard-Montrachet Misserey
'88 Corton-Charlemagne Misserey
'92 Richebourg DRC
'88 Gevrey-Chambertin les Cazetiers P.Leclerc
'90 Clos de la Roche VV Ponsot
'89 Ch.Palmer
'88 Ch.Lafite-Rothschild
'89 Chateauneuf du Pape Beaucastel
'89 Hermitage P.Jaboulet
'90 Chateau Layon
- およばれの某ワイン会。なんとも豪快である。実はこれでも一部で、12人の会で、空瓶を数えた人によると21本あったとか(ハーフも何本もあるけど)。軽くはねるような樽香が楽しいキスラーを飲みながら眺めた瓶群の中でおいでおいでをしていたポンソのクロドラロッシュが、実際にも最も印象の残る一本か。チョコレートを中心に、生命と複雑さと妖艶さがめくらめく。ルクレールのカズティエ、ローヌの二本も息を呑む素晴しさ。DRCの92リシュブールは香気の偉さを酸いさが覆い隠し、88ラフィットはさすがにまだ青いか。語るも尽きぬがいやはや楽しい会でした。 [AQ!]
/05.15.98/
'93 Cote Rotie Cotes Blonde et Brune E.Guigal
- ほどほどのコートロティかな、骨格を楽しみながら、杯が進む進む。 [AQ!]
/05.09.98/
'86 Ch.Moulin Haut-Laroque
- Fronsacのワインで、Partyで2780円。1986という優れた年のボルドーがきちんと熟成している。この快感。もはや昨今、3000円以内でこういったボルドーを探すのは簡単ではなくなっているのではないかしらん。熟成とは?、を味わってみたい入門者の方とかにお薦めで〜す(とつい出過ぎたことを言ってしまうワインである)。 [AQ!]
/05.05.98/
'94 Monte Antico (Red Tuscan Table Wine)
- このサンジョベーゼは以前にユキヤから買ったことがあるものだが、今回はササヤにて、やはり1200円くらい。C/Pに優れた、日常のトスカーナ。 [AQ!]
/05.04.98/
'94 Sky Zinfandel Mt.Veeder Napa
- 優秀なZinfandelで、Partyの4000円とお値段もそこそこはする。非常にウェルバランスで飲み頃、好みでもあるが、Zinfandelらしさについては良くわからなかった我が家。 [AQ!]
/05.02.98/
'93 Lorcher Bodental-Steinberg Riesling Spaetlese Trocken - Weingut Troitzsch
'96 Chardonnay Montview - Nicholson River
'92 Chablis Valmur - Jean-Marie Raveneau
'96 Lorcher Bodental-Steinberg Spaetburgunder QbA - Weingut Troitzsch
'95 Cornas - Noel Verset
'95 Zinfandel Monte Rosso Sonoma Valley - Ravenswood
'95 Hermitage - Jean Louis Chave
- トロイチさんはいつも凛としたお姿。この日は赤いトロイチさんも出現。こちらはなかなかに愛敬もあります。ニコルソンリバーに再会(こちらの方が一格下なのかな)したへべは感涙。ラヴノーのシャブリは只者であろう筈がなく、シンシンとしています。絶妙のZinfandelは美味しく、特徴的な甘味を感じると、その名の通り、頭の奥で烏がケラケラと笑います。そして、黒茶紫の深い霧の奥にぬっそりとたたずむ爆弾が2本、コルナスとエルミタージュ。こんなものを今飲んで、どうしようというのでしょうか。でも美味しい。荘厳なChave。 [AQ!]
- Note: "Spaetburgunder"がピノノワールのドイツでの呼び名。
/04.28.98/
'95 Ch.Marjosse blanc
'96 Bourgogne Rose Chateau de la Velle
'92 Eventum Navarra
- テニス温泉ビールワインとくれば極楽極楽。ロゼはダルヴィオ家がピノノワールの出来の良い年にだけ仕込むというもの。ピノで作った香水を振りまいた貴婦人。まぁグラス一杯でいいかな、という感もあるが。ナヴァラの1700円(Party)はお買い得か、肉感にスパニッシュ安ワインなだらしなさが少ない。 [AQ!]
/04.26.98/
'91 Charmes-Chambertin A.Rousseau
- しなやかで魅力溢れ、飲み頃感もそろった。最初から美味しいが、前半戦が「バランスよく華やかなブルゴーニュ」で、後半戦になってからが(何となく)「シャンベルタンっぽい」。 [AQ!]
/04.25.98/
'76 Champagne Moet&Chandon Brut
'96 Fume Blanc Ferrari-Carano
'96 Costa del Oro Pinot Noir
'92 Chateau Laroche Viella Madiran
'90 Ch.Ducru-Beaucaillou
'88 Ch.Palmer
- 新居祝いワイン会? 76のシャンパンはなかなか綺麗に古色じみている。加州はフェラーリのフュメブランは各要素が強く旨い。甘味などはやかましい芸人というところもあるが、チーズと野菜を使った伊系前菜などに素っ気なくならずによく合う。次も加州のコスタデルオロというのは、釣り書きによると(たしか)ABCの弟子(?)の蔵らしい。前半に「新世界っぽさ」が来て、それからピノが存在感を出す。Partyの3400円と安くはないけどかなり良い。無名らしきマディランの2900円はスパイシーで脂肪をそぎ落とした南の筋肉質だがコッテリしていた。最初のモエと最後のボルドー2本は新居主人のカーヴから。90デュクリュボーカイユは、控え目な表情の中から高尚な複雑さが静かに湧き出してくる一本で、決して派手ではないがその模様を眺めているとめくらめくものがある。ただ、もう5年くらい置きたくなったりもする。88パルメは複雑さは一歩後退するが十分に力を発揮し、芳しさ充実丸み熟成感をふりまく。 [AQ!]
/04.19.98/
'93 Vosne-Romanee Clos des Reas J.Gros
- 深いルビー色をしたポテンシャルある香りのしたたかなワイン。芯の強さがある。バスケットボール部の女の子、って感じかな。 [AQ!]
/04.16.98/
'79 Ch.Cantemerle
- 特筆するようなことは何も無いのだが、貫祿・精妙・変容。「やっぱワインはこれだよね、95.96なんざ若僧で…」とか、いきなり日々に砂をかけるようなことを言ってしまったりする。中味も詰まり色もまだ濃いながらも、香り味わいともに古酒がハッキリ出てきている、そんな頃合。ああバランスがいいね、と思うだが、ワシらがマルゴー〜南メドックにバランス感を持ってるのかもね。 [AQ!]
/04.15.98/
'95 Trentino Merlot San Michele
- 実はあまり期待してなかった成城石井1700円だが、なかなか好感。トレンティーノ・アルト・アディジェは土地柄を思えばその通りか、「南」イメージじゃないのよね。強烈さは無いのだが、何と言うか「小上品」という言葉が浮かんだ。 [AQ!]
/04.14.98/
'95 Bourgogne AC Mongeard-Mugneret
- ハネをにおぐとまぁACかなという感のベリー、味はけっこーガシガシだがボディ部に関してはやや薄いか。で、どーやって飲んだら旨いか、ちょっと困りましたが、ま、ぼちぼち飲みました。やっぱデキャンタじゃない、かしらん。色々片鱗は来ます、香気のカケラくらいは。ハルクで2500円也。500〜1000円分は、モンジャさんの掌葡萄の眺め代かな。 [AQ!]
/04.12.98/
'95 Cabernet Sauvignon Napa Stag's Leap
- ドーンと濃く強い。Partyで特価3500円。抜栓2時間待ってからデキャンタ。緑の膨らみと甘味。丸くて四角、円筒形だな。旨みが大なのでタンニンが強くてもグイグイ飲んでしまうが、熟成感を出してから飲んでみたいものでもあるか。 [AQ!]
/04.11.98/
'92 Griotte-Chambertin Ponsot
- 可憐で優美なこのワインは偉大ではないにせよ、大好き。いやぁ、とくにこのポヤっとした4月の春の日なんかに飲むにはサイコーだよね、と二人で言いあいながら帰ってきてからちょっとモノの本を見ると「Griotteという畑の名前は一説に「桜の木」の意」であるとか。これは興奮すべき符合であった。赤く小粒な苺(だがブルゴーニュの典型的な苺らしさとは違う。他の赤いベリーとも違うし黒くはないし)と赤く熟したコダマの西瓜。妖しいが爽やかな靄は終始たゆたう。だが、内実は舌を強く蹴り強く掴む。 [AQ!]
/04.09.98/
'95 Fonsalade Saint-Chinian P&T Maurel Vignerons
- Partyで2200円のコトー・ド・ラングドック産。とても優秀。95ということもあり、かなり角が張っていて、デキャンタ。こってりとしたショコラが、舌にアタックしながらムロ〜っと溶ける。アラン・グライヨやエドモンド・ビュルルを思い出す価格離れした一本。 [AQ!]
/04.08.98/
'95 Casa Gualda Cencibel-Cabernet Sauvignon 50% Crianza
- ハルクで2300円だったかしら、「ラ・マンチャの人口300人の村の農協のワインでパーカーに見い出された」(←不確か)だかなんだかの釣書き(→簡単に釣られる奴)の、少量生産ワイン。基調はこのランクのスパニッシュテイストだが、CSのせいか書き込みが細かく、複雑さとしなやかさがあってとても美味しい。焼土に落ちたスコール。紫色に黄色を足したら何故か橙色。 [AQ!]
- Note: "Cencibel"はテンプラニーリョのラ・マンチャでの呼び名。
/04.05.98/
'96 Tokay Pinot Gris Le Fromenteau - Josmeyer
'90 Gewurztraminer Les Archenets Reserve - Josmeyer
'94 Rotspon Blauburgunder-Zweigelt Sonnhof Ausgeaut im Barrique- J.Jurtschitsch
'75 Ch. Cap de Mourlin - St. Emilion G.C.C.
- タハハハ、トホホホ、でんでん覚えてないなぁ。(^^;)(^^;)(^^;) 楽しい一夜でした。ま、お賑やかしに書いておきましょう。
(…と言っていたら、メールでK田先生からちゃんと教えてもらいました。ので、上欄は書き直しましたヽ(^o^)丿)
ピノグリは95とか96かな。メバチコならぬ黒メバルの刺身風に実に爽やかかつ花見気分のフィット。フォワグラの顔を見て急遽ワンポイントで現われる実に贅沢な三博士ラベルのゲヴルツは、90とかかしら。これはかの楊貴妃も愛好したものです(嘘)。その次のすっかり失念してしまったワインはオーストリア物で、ワインを作ってるのくらい知ってるけど飲むのは初めての国ざんすね、ウチは。75CdMは、もお、誰恥じることなくカツオブシをぶっかいてましたが、落ち着かせると、なかなか枯れた紫色がゆとってました。 [AQ!]
/04.03.98/
'89 Latricieres-Chambertin L.Trapet
- シャンベルタンの性は一様でないが、これは終始、男性形の一本であった。それは雌伏する不遇の王であり、戯けた道化であり、妖しい女ゲンであり。まぁ、しかし、昼間は貴族をやってると思うな、カレは。目の細かい土と、獣肉。ときに、ネビオーロっぽい香りを感じることがある。ボトムに近づいてかえってみずみずしくもあり、また三時間程で飲み終えた後の瓶に、ちょっとボルドー醤油っぽさ。 [AQ!]
/03.29.98/
'89 Corton Clos des Cortons Faiveley
- みなぎっている。最初が、香気・花・木と藁・山の斜面の小さい小屋、とオールスターキャストでこの一本の過去が回想される。どの側面も魅力ある。やがて目の焦点があうように、ギュッと凝縮してくる。タンニンも一時間くらいから却って強く感じられるようになる。少しのジャミーさ。クラクラする土とスパイスにため息。二時間くらいでは上り坂しか見られないのではあった。 [AQ!]
/03.27.98/
'96 Bourgogne Passe-Tout-Grains Chauvenet-Chopin
- 1500円のパストゥグランは、面白みに欠ける点を除けばまとまり良く、食事時のテーブルワインとしてはよろしいかも。 [AQ!]
/03.25.98/
'91 Corton Renardes Gaunoux
- 力があり充実したゴヌーのワインは男を感じる。とても堪能した。夕方に三時間寝ただけだったので体調がどうかと思ってたら、旨くてちょっと早く飲み過ぎてしまったわい。(^^;) [AQ!]
/03.22.98/
'95 Chardonnay Philipe de Baudin la Baume
'95 Cabernet Sauvignon Cousino-Maoul Antiguas Reservas
'96 Chardonnay Montes Alpha
'94 Ch.La Fontaine Fronsac
- ポンちゃんちで突発宴会。1500円Philipe de Baudinは五月蝿いところがなく、割りと買えるテーブルワイン。次のチリのCSの2000円は、パーカーは****付けてたがまぁ値段相応くらいか、と。ポンちゃんは気に入ってました。ウチが結構ウケたのは、エノテカで入れてるらしいMontes Alphaというチリ。何故か羅岩報春や阿里山烏龍茶のような中国茶の香りが吹き抜けるシャルドネで面白い。最後のFronsacは穏当。 [AQ!]
/03.21.98/
'79 Champagne L.Roederer Brut
'96 Chardonnay Nicholson River
'94 Cotes-du-Rhone Ceps Centenaires Domaine Gramenon
'85 Cabernet-Shiraz Lindemans Limestone Ridge Classic Release
'95 Maximin Grunhauser Herrenberg Riesling Auslese Schubert
- ミニワイン会。のっけから79のロデレールに愕然。これは貫祿ある古酒状態。凛々しい。ラベルにマーカーで96と書き込まれたニコルソン川(豪)は、到底そうは思えない黄金色で、高そうなムルソー(^^;)…といった香をぷんぷんまき散らしながら口に含めば極上の果実。へべはすっかり心酔してましたが、殆ど個人顧客行きだそうで、そうは入手出来ないそうな。94のCeps Centenairesは、90とすっかりスタイルが違うのを勉強、安心して呑める旨い一本。ウチで買ってた90 Ceps Centenairesが蝋封だったのが少し不思議がられたり。Limestone Ridge(豪)は実に威勢の良い奴で、最初はあまりの声の大きさにたじろいだが、落ち着くにつれて打ち解けてトモダチになりました。グッガイです。シューベルト先生は極上の夢見心地。Abtsbergなんて書いちゃってましたがHerrenbergでした〜。K田さん、スミマシェーン。ヽ(^^;)丿 [AQ!]
/03.14.98/
'95 Condrieu R.Niero
- これはグラスで。コンドリューらしい花束がプンプン。「花に寄っていく蜂」(へべ)「その蜂をパクっと捕まえる食虫植物の花ちゃうか」(AQ!)。面白いのは飲み干した後のグラスの残り香で、HoegaardenのVerboden Vruchtそっくり!(ほんまかいな) [AQ!]
/03.14.98/
'90 Ruchottes-Chambertin F.Esmonin
- ウヒャウヒャのブケ。程の良いクルクルパー・しかも気がよい、といったところか。具合よくいただいた感じで、変化はさほど急峻ではない。 [AQ!]
/03.09.98/
'95 M.G.Vallejo Cabernet Sauvignon
- 良質なバランス・出来の良い1500円。葡萄の粒の姿がクッキリと浮かび上がるところはカリフォルニアだ。複雑さは無いが食べ物に合わせて色々な表情アリ。 [AQ!]
/03.08.98/
'93 Chateau Trian
- グルナシュ主体のプロヴァンス産。こころもちスパイシーさが粋。レストラン出し2300円はOK的。 [AQ!]
/03.06.98/
'95 Ch.Bel-Air Haut-Medoc
- Bel-Airは同名多し、困った奴だ。(^^;) これは多分評判の聞こえないオーメドック、1500円。ガシガシなのでデカンタ、割とすぐ和らぐが、中盤からアフターがいかんせん青いとは言わないが若い。 [AQ!]
/03.02.98/
'95 Bourgogne Aligote Jayer-Gilles
- 重厚で尖鋭な酸でむせかえらんばかりの黄金色。食事のお供にまた買ってもいい1800円小田急ハルク。 [AQ!]
/03.01.98/
'96 Pinot Noir Calera Central Coast
- 天気の良さそうなピノノワール。ちょっぴり杏。OKな感じのハーフボトル。 [AQ!]
/02.28.98/
'83 Ch.Ausone
- まず、おそろしく風雅で高貴である。少しも押し付けるものなく満々と湛えている中から誘惑が伝わってくる。舌触りの、絹のようなビロードのような肌理の具合と温度感のまろさが素晴しい。この本質は保たれたままで、スケール感を増していく。強いタンニンが、抜栓一時間半くらいからグッと頭をもたげてくるのは驚き。二時間を越えたあたりから各種要素の乱舞が始まるが、とか何とか言いながら三時間は持たずに飲んでしまったな。求道的には抜栓一時間くらいから四時間くらいかけて飲むといいかも。飲まずに10年持っておくのもいいかも。(^^;) 楽しみ、感動しました。 [AQ!]
/02.26.98/
'94 Crianza Gran Feudo (Navarra)
- スペインらしくはあるが、埃を取り払った後の肉がとても痩せている。1300円ワインとは言え、退屈。 [AQ!]
/02.25.98/
'95 Beaune Cent-Vignes Unfiltered Doudet-Naudin
'95 Beaune Clos du Roy Unfiltered Doudet-Naudin
'95 Volnay Brouillards Unfiltered Doudet-Naudin
'95 Corton Mareceaudes Unfiltered Doudet-Naudin
'94 Corton Mareceaudes Unfiltered Doudet-Naudin
'95 Corton Charlemagne Doudet-Naudin
'76 Savigny Les Beaune Les Guettes Doudet-Naudin
'71 Volnay Doudet-Naudin
'71 Corton Doudet-Naudin
'69 Savigny Les Beaune Les Guettes Doudet-Naudin
'61 Savigny Les Beaune Les Guettes Doudet-Naudin
'53 Corton Doudet-Naudin
'85 Amarone ?
'80 Chapelle-Chambertin Leroy
'83 Clos de Tart Mommessin
'62 Ch.Gilette
- ワイン会に闖入お邪魔、というわけで、およそ軽く一杯ずつ。隅でおとなしくしてるつもりだったのだが、真ん中で白痴笑いしてたような気がするのは当家芸風か?ヽ(^^;)丿。というわけでゴキゲン。
95ボーヌ2本とヴォルネでブラインド。一つだけ色の薄く見えるグラスは香りも味も他二つと違う若い苺で、ヴォルネだろう。これは当たり。「女性的」という言葉がピッタリする、本で読む所のヴォルネらしいヴォルネだったような。ボーヌの二つはよく似ている上に行ったり来たりしても時系列で変化激しく、同定すらままならず。
コルトン丸正は94と95でブラインド。95の方が若くて濃いべ、と勝手にキメて見てみると確かに色に出ていて、結果としてはそれで当たり。飲むと色の薄い方の熟成感が色の濃い方にはまだまるで無いので、より確かであった。
コルトンシャルルマーニュと食事を愛でながら先へ。71村名ヴォルネの充実!。71コルトンはさらに香りが誘うが飲んでみると割と中抜け。この71を試した後に再び戻ったときの76ゲットの香りが面白い。何故か漢方薬がとても強調され、華奢だが魅力あり。
69ゲットは先週、シェ・イノで勧められた。61ゲット・53コルトンともども溜め息とともに、一本をゆっくり飲みたいものだ(^^;)。53コルトンは「シタッ」として誘惑。どれもコケてない。
ここから二次会。
80シャペルはちょっと忘れられない、「貫祿ある可憐」(なんのこっちゃ)。83クロドタルはフロマージュがぷんぷん。62ジレッを天に感謝して、ありがたい一日でした。
[AQ!]
/02.24.98/
'96 Marquis de Chasse Blanc
- ボルドーの白、1000円ワイン。Chasseはシャススプリーンのシャス。薄い(^^;)。薄いのだが薄さに嫌味がないのはポジティブに評価できる。水っぽかったり酸が(かなりあるが)ケバだったりしない。このランクでなら、奇麗といってもよいか。抜栓すぐの方が美味しい。 [AQ!]
/02.22.98/
'90 Cotes-du-Rhone Ceps Centenaires Domaine Gramenon
- 先月飲んで、すぐにもう一本買ってきたもの(/01.10.98/参照)。前回はへべが風邪気味で悔しがりました。印象は同じで、感動あり。タニックで強いショコラだが、丸み甘みは親しいイメージ。「身近にいるのに尊敬できる人」みたいだ。 [AQ!]
/02.21.98/
'66 Ch.Figeac
- 古酒に出会うとやはり居ずまいを正してしまうものがあるなぁ。これも。色や酸はまだまだ力あり。丸〜くなった緑は今や茶色の霧となって鼻孔の奥をくすぐる。香りの中の土が気持ちよい。 [AQ!]
/02.20.98/
'90 Hautes Cotes de Nuits Jayer-Gilles
- Jayer-GillesのHautes Cotes de Nuitsは知っているワインだけに当惑を禁じ得ない。知らないワインなら剛直な構造に感心するんだろうが。骨格は立派だが筋ばっている。骨組みだけの建築現場を見るようでもある。「お出迎え」は、お!ジャイエジル!、という感じなのだが「おもてなし」と「お見送り」がまるで物足りないのだ。抜栓から飲み終わるまでの4時間ほど、あーでもないこーでもないと目が醒めるのを待ってみたが、何も起こらなかった。89より良くてしかるべき90なのだが、何かボタンをかけ違ってしまったよう、何でなんだかはワシらじゃわからんなぁ〜。(^^;) [AQ!]
/02.15.98/
'91 Ch.Haut-Marbuzet
- 「モリエール」のメートル・ソムリエのお薦めは91のバロンとオーマルビュゼ。渋い選択と言えそう。抜栓直後から果実味が溢れんばかりで肉質も豊か。食事の友として素晴しい。変化はなだらかであり、小高い丘の上に立った後に更に風景が展開する感じは余りない、多分。そして何となく、これも素晴しかった91のGrand Puy Lacosteを思い出した。[AQ!]
/02.15.98/
'94 Rully blanc Faiveley
- おきゃんな田舎娘。でも顔の彫りはけっこう深かったりして。干梅っぽくもあり。[AQ!]
/02.14.98/
'82 Ch.Montrose
- フランスワインの真の魅力がその「変化」にあるとするなら、その魅力を余すところなく発揮する一本。サンテステフの特質が、さながらパノラマを見るように・地球が丸く見える丘から海を眺めるように、ゆっくりとしかし時に激しく、展開していった。[AQ!]
/02.13.98/
'94 Cotes du Rhone Paul Bouchard
- Cotes du Rhoneっぽくないでもないのだが、言葉を探すと「白粉」とか「水道水」とかの単語が頭をグルグル…。(^^;) 二時間くらいするとまったく何もなくなった。[AQ!]
/02.12.98/
'92 Merlot Reserve Sakar Liubimetz
- 「だいぶワインみたいになってきたよ、呑んでかんかね、ガハハハハ」ってな酒で憎めない。(^^;) 変な樽香と水っぽさを克服できればもっと良くなるでしょ〜。[AQ!]
/02.08.98/
'93 Beaune Marconnets B.Darviot
- 冬のダルヴィオシリーズの三本目。実に素性の良い苺。抜栓して食事に出かけるという情けないワザで(^^;)、抜栓後二時間強から飲み始める。正解であった。[AQ!]
/02.07.98/
'85 Gewurztraminer Josmeyer
- ゲヴルツとしては相当にたっぷりと蜜感と甘味が出ている。ゲヴルツの香気は後から昇ってきたのは温度のせい?[AQ!]
/02.07.98/
'83 Ch.La Fleur-Petrus
- 久しぶりの83フルールペトリュス。穏やかな表情は些か「余生感」なるか。(^^;) 意外に強いのは杉の香。[AQ!]
/02.04.98/
'94 Byron Pinot Noir Reserve Santa Barbara
- そういう訳で(どういう訳だ)、↓↓の94Pineroにちょと似てる新世界ピノノワール。抜栓直後から色気を振りまいてくれるのは有難くもあり。[AQ!]
/02.01.98/
'94 Ch.Cote Montpezat
- Concours General Paris Medaille D'Orだが、まぁフツーの1500円ワイン。抜栓後は一時間くらい待った方が良いようではあった。[AQ!]
/01.31.98/
'94 Pinero Ca Del Bosco
- 楽しめるワイン、大雑把に言うと仏伊混血な味わい。抜栓直後はギシギシなのだが既にふっくらしたボディがあって最初から魅力的なのはポイント。メルロかな、などと言っていたら、「その名の通り」ピノネロ。[AQ!]
/01.24.98/
'78 Valpolicella Amarone Masi
- 久しぶりの78のアマローネ(これはレチョートと呼ばれる半乾燥の葡萄を用いる醸造の一種で、ちょっとポートかシェリーを思い出すような独特の濃さを持つ)。うふふふふ。へべも大好き。[AQ!]
- Note: 葡萄品種はコルヴィーナ・ヴェロネーゼなど。
/01.22.98/
'91 Nuits-Saint-Georges Aux Boudots Meo-Camuzet
- 思わずウフフのメオカミュゼ。芳しきアロマ、黒い縁側。深遠なるワイン、ではないが。[AQ!]
/01.18.98/
'92 Beaune VV B.Darviot
- そういう訳で↓によく似ている。より一層、石・皮・若い古漬のよう・苦味・使い込んだ木の机。熟成感はあまりない。[AQ!]
/01.17.98/
'90 Beaune Montagne Saint Desire B.Darviot
- 事前の抜栓でハネを試してニッコリ。整頓された納屋に置かれた木苺のムース。充分に熟れているが、熟成の像はそんなに大きくない。[AQ!]
/01.15.98/
'90 Volnay-Santenots Michel Buisson-Charles
- 精悍なワインで舌を強く掴み、レザーなアフターがしっかり。ほぐれるとフロマージュ(AQ!)・沢庵(へべ)、更には納屋になるが、最後までやっぱり、膨らみより精悍さ。[AQ!]
/01.11.98/
'92 Bourgogne rouge les Coquines A.Nudant
- 珍しい500mlボトル(消費者にはけっこう程良いのだが)。点数は満たせるけど幾分魅力に欠け、やや割高(1900円)かな。[AQ!]
/01.10.98/
'90 Cotes-du-Rhone Ceps Centenaires Domaine Gramenon
- 脱帽。グラムノンは知らないじゃないが、近所の笹屋さんで3800円也のこのワインは一口飲んで驚愕、慌てて詳細を引きました。樹齢110年を数えるグルナッシュは、まさにグルナッシュでありながらグルナッシュ離れしている(なんのこっちゃ)。気品と威厳の一本。[AQ!]
/01.09.98/
'93 Chateauneuf-du-Pape Blanc Clos des Pape (P.Avril)
- 桃と大蒜を混ぜて発酵させたような強烈な香りは、しかしピュアである。[AQ!]
/01.04.98/
'93 Marques de Caceres Rioja
- 覚え切れないMarques de 〜だが、CaceresはYgayのMurrietaと同地方で、Parkerは***。強く濃い。[AQ!]
/01.01.98/
'88 Ch.Lynch-Bages
- 何となくPauillacの偉大さには感度が鈍いというか巡り合わせが悪い当家だが、Lynch-Bagesは相性が良い、なぁ。AQ!風邪気味につき、真価を知るはへべか。(^^;)[AQ!]
/12.31.97/
'93 Cabernet Sauvignon Ochagavia Gran Reserva
/12.23.97/
'91 Puligny-Montrachet Clavoillon Leflaive
- 気品と格調はまさにルフレーヴ。状態は完璧ではなかったけど。[AQ!]
- 華やかな香気は健在。鎌倉の実家にて。居間に置いてちゃだめだよー[へべ]
/12.21.97/
'86 Ch.Beau-Sejour Becot
- なかなかに全体的に立派。ヴィンテージの力か。[AQ!]
/12.20.97/
'95 Bourgogne Chardonnay Roux
/12.19.97/
'73 Beaune clos des Marconnets Chanson- 73? Chanson? とゆーのが嘘みたいな、奇麗な古酒。[AQ!]
- まだまだ元気。ル・デパールにて。金曜の遅い夕食にぴったり。[へべ]
/12.07.97/
'78 Ch.Palmer
- 何たる悦楽の香り。78にして抜栓2時間後もなおグイグイ向上する力。[AQ!]
/12.04.97/'91 Chablis les Vaillons VV Raveneau
/12.03.97/'91 Fitou Chateau de Nouvelles
/11.29.97/'83 Ch.Ducru-Beaucaillou
/11.27.97/'93 Campofiorin Masi
/11.23.97/'93 Meursault Clos de la Barre Comte Lafon
/11.21.97/'90 Ch.Soutard
/11.20.97/'90 Mazis-Chambertin P.Gelin
/11.19.97/'88 F.Bianchi Castello di Monsanto
/11.17.97/'92 Chambolle-Musigny les Hauts Doix R.Groffier
/11.08.97/'86 Vieux Chateau Certan
/11.03.97/'86 Corton les Bressandes E.Cornu
/11.01.97/'90 Ch.Clinet
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