1999年 1月のワイン |
| 01.30.99 at へべ Friend's Home Party |
| '95 Batard-Montrachet / Leflaive
'93 Gigondas / Domaine les Pallieres |
| へべ社おともだち的パーティー。5,6人で5,6本くらい開けたような気がするが、詳細忘却。(^^;;) まぁLeflaiveのBatardのインパクトが強くて…、ということにしておこう。飲み主体の会でも無かったし。シャンパン飲んでイタリアンシャルドネ飲んで、Batard。ま、説明無用のLeflaive。背筋の伸びる感あり。なぜかLeflaiveを飲むと(良い意味で)「道徳」という言葉が頭に浮かぶ。後はアミオの赤シャサーニュとか飲んだかな。Gigondasはウチが持ってった成城笹屋3800円。これは良い。かなり、そそり立つ威張りと色気を感じた。後日、もう一本購入。 (AQ!)
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| 01.28.99 at Bistro "Blue et Blanc" |
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'92 Nuits-Saint-Georges Roncieres / R.Chevillon
「うーん、やっぱ、コートドニュイよね」と喜んでしまう我が家の性癖はどうしたらよいかどうか。割りに細身で頑なな所も見受けられるが、それでもトータルには、たおやかさが覆う。ドライな一面あるも優しい。ちょうど飲み頃であろう、この後そんなに育つほどの資質は感じない。 (AQ!)
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| 01.27.99 at 中国料理 "遊龍酒家" |
| '92 Hospices de Beaune / Cuvee M.Drouhin Echigoya
お、「しらとり」以来だなコレ、と思ってウチへ帰ってから調べてみると、ヴィンテージまで一緒だった(96年の冬に飲んでいた)。2年振りの記憶を辿って比べるのはさすがに無理があると思うが、さすがに熟成が進んだ感はある。ミネラル感がスキっとしてときに金属的な部分もあり、サンジュリアン辺りのボルドー的ニュアンスもある。概してボーヌとしては奇麗。1杯目と2杯目は大きく違うものだが、2杯目と3杯目も相当に変化し、実体化が進む。最後に来ては「ソソられる」と表現しても良さそう。(AQ!)
オスピスドボーヌ92ドルーアン・越後屋。第一印象は「きれいなボーヌ」。きれいなシーダーやミネラル感があり細くてきれいな感じ。これが二杯目、三杯目、そして四杯目とだんだんどんどん旨く強くなっていった。ゆっくりね、ゆっくりねと言いながら飲み始めたが途中もそれはそれで旨いのでついつい進んでしまうが、最後まで上り調子。もうちょっとゆっくり飲んでもよかったか、と結局は思う。終始つきまとうフルーティ感。三杯目からどこからともなくタンニンがやってきてぐっと分厚く濃く強くなり、やがてそのタンニンがほどけてまろやかな甘みが出てくる。とても楽しく面白かった。カレの秘蔵の最後の一本で鈴木氏も知らなかったのかテーブルに寄ったとき「コレうちのか???」と聞かれた。客にする質問としては破格じゃー。 (へべ)
↑で「鈴木氏」とあるのは、その「賑やかさは誰でもみんな知っている」遊龍のゆーめー人、鈴木支配人。「カレ」とあるのはその昔、青山の「ル・シノワ」でペリー・チェン氏とともにフロアをマネージメントしていた森田さん。その後、福臨門などを経て現在は遊龍で元気にしている。よく「ル・シノワ」の昔話で盛り上がったりするので、ウチが遊龍に行くと、森田さんがついてくれる。越後屋は森田さんがカーヴに隠しておいたものらしく、鈴木さんはほんとに怪訝な顔をしていた。(^^;) (AQ!)
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| 01.25.99 at Bistro "Le Dapart" |
| '95 Pommard / J.Garaudet |
| 南の香りがする。ローヌのような、プロヴァンスのような、ちょいスパニッシュな。鼻にくる黒い響きが面白い。このノーズは、ブラインドで出されたらデタラメにハズしそうだな、などと言いながら、口に含むとピノ。時間軸とともに、収束はしてきた。95のGaraudetということで、今一息、濃さが感じられるかと思ったのだが割りと軽い。コックリとはしている。 (AQ!)
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| 01.23.99 at HOME (from Paris「Les Caves Taillevent」) |
| '83 Clos Vougeot / G.Mugneret-Gibourg |
| 数年前にパリのカーヴドタイユヴァンで買って、持っていたもの。状態は良かろう。天王州の「天政」の天麩羅を満喫して帰宅、気分良くなって開けた。堅いよ。威厳と風格のがぶり寄り。堅い堅い。齢15年を越したのではござらんのか、御老公。むしろ笑ってしまうくらいに堅い。タンニンが、タンタンタンニンニンニンニンニ〜ンっつうくらいだ。豊かで味わい深いワインで眼尻はやに下がるが、口は渋くてすぼんでる、って感じ。楽しめるけど。翌朝にグラス一杯だけ残しておいたのだが、バリバリのタンニンが朝の目覚めを呼んだ。(^^;;) 5年後も見てはみたかったが、このオヤジは死ぬまでコレなんじゃないか? ところでGeorges Mugneretの83は数年前にParisのL'AmbroisieでRuchottes-Chambertinを飲んだけど、遠い記憶ながら丸い酒であり、全部が全部タニックなわけでは無さそう。 (AQ!)
うるわしのClos Vougeot。その色香もさることながら,やっぱり「飲んでみたら堅かったぞ史」上に残る超タンニン,おそるべし。飲み終えるまでにほ,ほんとに83???と,幾度も呆れ,口をすぼめつつボトルを空にしました。で,翌朝グラスに残っていたのをちょっと様子伺い…と口に含むとやっぱり堅い。 (へべ)
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| 01.04.99 at HOME (from 成城「成城石井」) |
| '96 Cairanne Cotes du Rhone / Brusset |
| フツーのローヌ、って。状態は「やや悪」くらいかな。1500円くらい。 (AQ!)
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| 01.03.99 at HOME (from 「Chevalier」) |
| '89 Bonnes-Mares / R.Groffier |
| 男性的なハネとタンニンでグロフィエらしい。第2香でエイジドな感があり、グロフィエとしては割りと早い熟成かとも。甘味がほんのりと立つ。漢方薬とポルト。ボヌマールらしき(?)中肉中背。…という細かい思いがブチのめされるのが3杯目以降の本領で、もう、ギブアップです。4の5のいう言葉を失う。洪水のような変化。何が見えたか? 明日はどっちだ? 最後の一口は青首鴨の血の味。グロフィエ中でも際立つ凄まじさ。 (AQ!)
新年はちょっとブルゴーニュ断ちを…と思いつつも、3日目にして早くも落城。降参。参った。タップ。ロープ。いやー、やっぱりこういうのが好きなのね、と再確認。ハネからすでに遠く響く納屋の呼び声。中盤以降ますます力を増したかと思わせる強さながら、終始品格を感じさせるバランスの良さが印象的。旨い。 (へべ)
ちなみにこの酒はパーカー先生がブ厚い「ブルゴーニュ」の時点ではたったの85点を付けていたもの。「パーカーはいったい何を飲まされたのだろうか?」という文を見たこともあるが、それよりも、「パーカー先生がその調子で点を付けていてくれたならなぁ」と思うグロフィエファンは多いことだろう。俺も。 (AQ!)
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| 01.02.99 at HOME (from Mr.Taniuchi) |
| '86 Ch.Beychevelle |
| 岩を抱き込む頑強な根っこ。樫の古木。豊富に感じるミネラル分は金属的なニュアンスを秘める。成熟。Ducru-Beaucaillouを想起。サンジュリアンの特性をいかんなく発揮しているように思えるが、「ボルドー好きに飲ませてやりたいなぁ」の実感だったりして。 (AQ!) |
| 01.01.99 at HOME (from 成城「笹屋」) |
| '96 Chianti Classico / Pietro |
| キャンティです、以上。って感じ。安いから悪くないね。1000円前後だったか。
(AQ!) |
| 01.01.99 at HOME (from 恵比寿「Party」) |
| '95 Pinot Noir reserve / Santa Barbara Winery |
| ああ、カリフォルニアピノだなぁ。Byron,Sanford,Santabarbaraとそんな感じを受ける。甘く濃く天井が抜けていて見通しがよく健康的。この辺りはブルゴーニュと見分けがつかないという向きもあるようだがどうなんだろ? ブラインドでもやってみないとわからないけど。今のとこ、善悪ではなくて別モノという印象。 (AQ!) |
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