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Wine Diary : |1995年〜 |1997年11月〜 |1999年 |2001年|
|2002年 NEW!|
ボタン2000年のワイン
ボタン2000年12月のワイン

☆12.31.00   at インド料理 " Yugaraj "
  '96 Chateauneuf du Pape / Rayas
  おい、おいおい。カレー屋でラヤスだぜ〜!!
 …えーと。ワシらはミシュランのウヴリエ・ディマンシュの項を見ていた。今日は大晦日の日曜日、帰りのANAは18:30発だから昼飯を食べる時間はある。昨夜、マクサンスのラエのピチピチのフレンチがイケていたので、今日はだらしないフレンチなら食う気がせず、エスニックあたりかなぁ、という情勢。Odeonから北上してポンヌフの手前のYugarajがわかり易そう。
 さて、インド風木彫り格子の典型的な作りの入り口を入ると、伸ばした髪をイナセに後ろで結んだある種典型的なインド人メートルの出迎え。12:15くらいであろうか…で、口開けの客だが臨戦体制である。
 ワインリストが結構立派で、フムフムと見始めると、意外なことにボルドーの多くが80年代以前。「ありゃ、やるじゃない?」なんつって。ブルはあまり無い。「後は何ですかローヌか」とページを繰ると、「おりゃりゃ、ボーカステル結構あるじゃん」「にゃ、にゃに? ラ・ヤ・ス!!??」
 …ってぇ、わけさ。
 料理もみなマイルドにしてしっかりしたコクの奥行きがあり、ラヤスは間違いなく平伏すばかりのラヤスで、本当に20世紀最後に天から意外な御褒美を授かった気分。ありがたや。 (AQ!)

 12.30.00   at フランス料理 " Le Maxence"
  '89 Bandol / Terrebrune Delille
  ミシュランの星を獲得したばかりの新鋭店。"Tempura"まで登場する破天荒な皿は、成功したりしなかったりで面白い。ワインリストの方もそんな訳で発展途上気配。その中でこのバンドールはお気に入りなのか、5ヴィンテージくらい用意されていた。その中からお薦めでいただく。あらゆる意味でウェルバランスってぇ感じ。 (AQ!)

 12.29.00   at フランス料理 " L'Ambroisie "
  NSG '78 Nuits-St.Georges les St.Georges / Faiveley

 これはまことに古酒然とした古酒。トップノーズは古えの昔のセピアに香りぬるかな。ポートかシェリーかマデラか…と茶色い連想が続く。この日は私の鼻詰まりが最もだった日で、ワインとトリュフの微細な点はへべに任せたくはある。この手のワインによくあることみたいだが、3分の1を過ぎてからグッと筋肉の反応が向上し、同時に色濃い果実のフルーティーさが蘇る。コックリと楽しめる1本。ランブロワジーのリストは、値付けまで含めて「すごく」はないけど素晴しい「まとまり」にある。 (AQ!)

☆12.28.00   at フランス料理 " La Cote D'Or "
  '97 Meursault Genevrieres / F.Jobard
  「今日はどうします?」
 「ブル白だべな〜」
 「ムルソー、がいい?」
 「うん」
 「このジョバールでは?」
 「お、フランソワ・ジョバールか、いいこと言うじゃん」
 ってなもんで、何となく勝手知ったるジョバールに。ピーンと酸っぱい。見事な酸が樽香の上に乗る構成で純粋だ。 (AQ!)

 12.27.00   at フランス料理 " La Cote D'Or "
  '97 Chambolle Musigny Derriere-la-Grange / Amiot-Servelle
  フランス国内3つ星レストラン中でも高い評価を得るロワゾーのコートドール。
 さて、ワインリストはあまり大したことなくて、この代でのカーヴの歴史の浅さを感じる。値付けの高さは痛い(うーん、3つ星らしいとは言える)。ちょっと、いい酒は頼む気にならない値付け。ま、こういう、鮮烈で驚異的に旨い料理の店は、「ま〜ま〜のワイン」で良いのだ。とも言えて、まぁそーゆーこった。
 土地柄、当然ブルが中心で、「ブル赤が飲みたいよ」と伝えると、「ボディはライトかヘヴィか?」と切り出してきた。「そうやね、ミディアムボディでエレガントなのがいいな」と答えると指さしたのが、97のvolnayとコレ。ウン良いとこだろう、と決定。それでも700FFくらい、する。
 愛らしく、小さな赤い果実を小さすぎない枝につけた、チャーミングな酒。片仮名でいうと、エレガントっちゅうよりチャーミングかね。とても素性よく感じるが、まぁ、ほんとに旅もしてないわけですから。 (AQ!)

☆12.26.00   at フランス料理 " Thibert "
  '88 Chambolle-Musigny Les Amoureuses / G.Roumier
  ブル中心に手堅いまとめの、1つ星レストランのリスト。ざっと眺めるに、ズバリ、ルーミエがコレと89ヴジョ/それとロティの88グリオット、の3本に絞って逡巡。「レザムルーズって、良い思いしかしたことないっ!」というへべの乾坤一擲で決定。しかし見事に根拠レスな我が家の伝説は語り継がれることになった。何処とない甘さ、滑らかさ、エレガントさ。「目をつぶったってアムルーズ!」と嘘をぶっこく旨さ。ま、とにかく、極上に優美なブルゴーニュを堪能する。88らしく構成は奥黒く、相当な骨格を有すが、それでも愛らしさが支配的。飲む時期としては「OK!」が始まった所、って感じ? (AQ!)

 12.25.00   at フランス料理 " Pyramide "
  '70 Hermitage la Chapelle / Jaboulet
 PJ  何たって名門中の名門、「ピラミッド」。カーヴに「昔の遺産」ってどのくらい残ってるんだろうね? 73ロマネコンティ、3100FF!! どなたか如何が? いや、ワシらも一瞬は考えた(ちなみに、同じくリシュなら1500FF)。…うーむ。頼む度胸はなかった…。
 ちょうどこの街ヴィエンヌの地図上の位置を映すように、ローヌのリストの方が豊富である。特に69から始まるジャブレのシャペルの揃いが良く、うんこれでしょう、ここから選んでもらうことにする。「ジャブレのシャペルの古いのが飲みたいの〜」。まず、90の素晴しさに触れた後、指は70で止まる。「今飲むなら70は魅力タップリよ」、とは小柄なソムリエール。
 埃をかぶったボトル、羊の糞のように染まったコルク、素晴しく高貴なトップノーズ … と期待は高まる。…。が。…。15分程おいた試飲グラスを再び試すと、ちょっと調子が悪い。先ほどは全く感じなかったが、黴すら思わせるような…。尤もこれ以後は異臭感というほどの物は感じず、(ここから参加の)へべに新鮮な判定を願うと「特別の異常ってのは感じない」とのこと。
 それにしても、結論としては、このワインは何らかの問題を抱えていた。踏んでも蹴っても宥めすかしても、シーンと静まりかえったまま淡々と冷や汗をかいていた…そんな印象で終わってしまった。舌の上でちょっとくすむような成分が元凶か、いやワシの能力で解析はちょっと難しいんだけんど〜。
 アンリルーが好評を博している筈の料理の方も妙に肩すかし気味…そんな一日。 (AQ!)

☆12.24.00   at フランス料理 " Troigros "
  '90 Vosne-Romanee / H.Jayer
 05-01 ロアンヌという土地柄か、ブルゴーニュが手厚くボルドーが薄いリスト。ブルはきれいに網羅されており、まとまりが良い。概ね、リスト記載は85年以降である。29のロマネコンティの価格欄は"Collection"だ。76のラファルジュのVolnayはちょっと気になる。DRCやギガル3姉妹は揃いは良いが、値付けは安からず。ジャイエ。「好き」で「東京では希少」なので、H.Jayerに目は行きがちである。うん。村名が800FF前後。1級と特級が2000FF前後。「どんな葡萄でもHenriが魔法の杖を振るえば芳ばしきワインに羽ばたく」…のならば、ジャイエの本領は村名じゃん。と勝手に屁理屈をつけて村名。まぁジャイエはそれでも十分に特質が出ると思うし、何よりC/Pが良い(13000円くらい…か…安いよねー)。Vosne-Romaneeは6本ばかりがリストに。風格あるベテランソムリエにここから選んでもらう。「ずっと赤で行くか?」(白グラスなどをはさむかどうか、の意だろう。アペリティフにはシャンパンをグラスでいただいている)の問いに「うん、すぐ赤で」と答えると、「この92が良いと思う。じゃなきゃ90か…」。うん、ムッシュ、あなたは正しい。リスト中で一番古い「カトルヴァンユイットはどうなの?」と尋ねると「う〜ん、ゴツいかな。全般的にはカトルヴァンディスの方がいいよ。でも、90もこの辺り(と、料理の注文票の後半戦を指さし)「から」だな、合ってくるのは」とのお答え。そうだ、あなたは正しい。美味しく飲めて、料理にも終始最適なのは92、間違いないだろう。しかしムッシュ、ごめんフランス語では説明出来ないけど、ワシらはほんのちょっとだけワインファンであって、ちょっとだけ「90のジャイエ」と見て興奮するのだよ。「う〜ん、この90を下さ〜い」
 さて。優美。妖艶。たおやか。…以下同文、のジャイエワインの世界で、これもまさに魅力の塊。すぐに90のRougetのVosne-Romaneeを思い出したのは、むしろアタリマエ、か? 複雑な構成とタニックでたくましい胴回りがヴィンテージの特質かもしれない。しかし、どんなに理知的に考えてタフであっても、その「印象」は「高貴な婦人」であるような、ジャイエの不思議。 (AQ!)

☆☆12.23.00   at フランス料理 " Les Cedres "
 '64 Hermitage / Chapoutier
 HC1  グランジ・レ・ボーモンというタン・エルミタージュから車で15分程度の小村の気鋭のレストラン。当然ローヌが手厚いリストは、78Chaveから始まる。うにゅにゅ、これも良いなぁ。「古いのが飲みたいなぁ」と眺めるに、へべの自称誕生年(ホントは65)である64のシャプティエがある。シャプティエ城下町のTainでシャプティエ経営のホテルに泊まるワシらには絶好の御当地ワイン、ということで、決定。注文は丸っこい体躯の葡萄バッジが「お〜、それは素晴しい、OKOK」と極めて軽く受けるが、抜栓とデカンタは長身のハンサムが静かに執り行う。すっと試して「ゆっくりオープンすると思います」とのお言葉。サワサワと首筋を撫でられるような神妙と妖艶の香りの通り、間違い無く飛びっ切りのワイン。高貴でハイな導入、中庸なボディ感、開かれた複雑性、スッキリ乗る酸、幽玄な余韻。30年以上の古酒とは思えない力強さだが、古酒でしかあり得ない深み。最初、「何だ、結構、開いてるじゃん」と思ったのだが、すぐに怒涛の変化が始まり、目が回った。弦楽四重奏が連続的にフルオーケストラにモーフィングしていくよう…。ワシらから、ひたすらの崇拝の言葉を引き出し続ける。そして。全行程が2.5〜3時間くらいだと思うが、最後の1杯ずつに来て、かなりマッチョに変化した。ワインの不思議。筋力とアタックで、さようなら。な、なんて強さ。思えば、30年以上の月日、殆ど旅もしていない(すぐ目と鼻の先で生まれたのだ…)酒なんだろう。その事実が見せるマジックとしか思えない。… …というか、そーゆーことにしておくと、より有難みが増して良いのである(^_^;)(^_^;)(^_^;)。 (AQ!)
HC2

☆☆12.22.00   at Wine Bar " Willi's "
 01- '83 Hermitage / Chave

 相変わらずRhoneと南仏に手厚いパリはウィリズのリスト。83シャーヴは実は我が家のカーヴにも1本だけ寝ているのだが、「う〜ん試しておくのもいいよね…ってゆーかー、旨そう」と(ヴァカ丸出しで)決定。鼻にすぐに、余裕と深遠を発見。素晴しい。莫大な飲み口の特徴は、とても新鮮で清らかな酸。この酸っぱさはイメージになかったのだが、ヴィンテージの個性とかだろうか。究めて複雑なボディの有様は十分に熟成によって公開されており、つまり楽しい。余韻は、レキシコンの480Lのようにたなびく(←って誰にわかるんだよ、この表現(^_^;))。 (AQ!)

☆☆12.10.00   at 某所
 05-02 '97 Romanee Conti (glass)
'97 La Tache (glass)
'97 Richebourg / DRC (glass)
'97 Romanee St.-Vivant / DRC (glass)
'97 Grands Echezeaux / DRC (glass)
'97 Echezeaux / DRC (glass)

 水平ブラインド。犬も歩けば、ロマネコンティとラターシュは当たるのである。10年ぶりにボーリングに行ってストライクが出たオヤヂみたいに喜ぶ私である。ヘラヘラ。2次会ワインは失念多きにつき書かないが、天上の美学。もし覗いていらしたら、何と謝意を表すれば良いものやら…。 (AQ!)

 12.09.00   at ネパール料理 「マウント・フィッシュテール」
 '98 Cabernet Sauvignon / Los Vascos
  なにげに良い相性なんだなぁ、ロスヴァスコスとネパール料理。 (AQ!)
ボタン2000年11月のワイン

☆11.18.00   at HOME (from おさる氏、成城「笹屋」)
  'NV Cep Exquis Prestigieux rouge / Cellier du Grangeon (glass)
'96 Silvaner *** Achkarrer Schlossberg Spatlese-Trocken / Dr.Heger
'95 Spatburgunder Trocken Pfalz / Messmer Selection
'94 Freinsheimer Rosenbuhl Kerner Trockenbeerenauslese Pfalz / Jakob Sebastian
  最初の笹屋の1本はもう忘れたが、シチューを煮込む料理酒。
 さて、後の3本がおさる氏の今回はドイツ出張土産。結論から言うと、3本とも極めて美味しかった。大した値段では無いものばかり、との話。
 Silvanerは非常に爽やかで奇麗、うーん、状態の良さに思いが行く。相当な安ワインで弱そうでもあり、きっと商売として輸入されてくると簡単に痛んでヒネちゃいそう、っつうか。この状態ならとても美味しい。
 Spatburgunderはかなり気に入った。これはかなりブルゴーニュ。ラベルを見ながら飲んでも、ブルゴーニュはコートドニュイの、それもかなり上出来のワイン、っつう感じなんだよなぁ。2000円台くらいだった、ってんだけど…。やはり状態もあるんだろうけど、これは、8000円くらいなら迷わず買うなぁ。
 Trockenbeerenausleseでフニャフニャになって夜は更けていく。 (AQ!)

☆11.12.00   at 某所、ワインバー「渋谷シノワ」
  '97 Charmes-Chambertin / Serafin (glass)
'97 Charmes-Chambertin / J.Roty (glass)
'97 Charmes-Chambertin / A.Rousseau (glass)
'97 Charmes-Chambertin / G.Pansiot (glass)
'97 Charmes-Chambertin / D.Laurent (glass)
'96 Charmes-Chambertin / G.Lignier (glass)
'86 Riesling Spatlese / J.J.Prum (glass)
'96 Cinq Cepages Cabernet Sauvignon / Chateau St.Jean (glass)
'75 Vieux Chateau Certin (glass)
  水平ブラインド。真っ黒にこごんでいて、第一勘ではセパージュすら外す。トホホだよ〜。開き直って第二周は「全部グランクリュじゃ」と言うとこちらは当たりで、畑一色でロン、であった。ここでも癪なことに(?)優れて感じるローラン。
 二次会、赤坂璃宮のあとの渋谷シノワでの、サンクセパージュは怪物じみたワイン。 (AQ!)

 11.09.00   at イタリア料理 「イル・カントゥッチョ」
 '97 Merlot Colli Orientali del Friuli Aquila del Torre Canticum
  程の良いイタリアワイン。メルロだし飲み易い。「Aquila」だし。 (AQ!)

☆11.04.00   at フランス料理「アンフォール」
  '95 Gevrey-Chambertin Labaux St-Jacques / Denis Mortet
  「おお、噂には聞くがどんなんやろ?」とドニ・モルテ。とても旨かった。品格・魅力に溢れる。とてもタニックでしっかりした構成でありながら終始フェミニンで、エレガントという言葉がピッタリ来る。ちょっぴしデュジャーク。次第に、ペロミノやシャルロパンパリゾみたいに「巧みな」印象も受ける。味わいは若々しいが、香りはだいぶ開いていて誘惑的。もう5年待つとどうなるか、よくわからない。 (AQ!)

☆11.03.00   at HOME (from 「東急本店」)
 '88 Gevrey-Chambertin / J.Roty
  うわ、タニック。若々しい程で、「強ぇなぁ88は」と早速思う。しかしさすがに12年の歳月はなかなかのもので、飲み口はムワンムワン、追ってすぐに香りもムワンムワンになってきた。口の中がモワモワとワインだらけになる感じ。え〜ね〜。さすがに88というかさすがにロティというか、タニックな構成の村名ワインでも、ザルのようにボディ中抜けという訳でなく、しっかりと楽しめる。が、時に、「シャバシャバと水っぽい」感に襲われることはある。それもボトルポジションや経時で感じるというより、「時たま」感じる、というのが当たっているか。 (AQ!)
ボタン2000年10月のワイン

☆10.22.00   at 某所
  '97 Gevrey-Chambertin VV / D.Laurent (glass)
'97 Mazi-Chambertin / D.Laurent (glass)
'97 Ruchottes-Chambertin Clos des Ruchottes / A.Rousseau (glass)
'97 Gevrey-Chambertin / A.Rousseau (glass)
'97 Clos de la Roche VV / Ponsot (glass)
'97 Griotte-Chambertin / Ponsot (glass)
  水平ブラインド。小癪なまでに人気を博すローラン。ポンソはあまり良い年ではないのか。 (AQ!)

☆10.19.00   at 友人宅 (from London)
  '96 Echezeaux / Faiveley
  F田氏のロンドンからの航空便持ち帰りをご馳走になる。まず素晴しく誘惑する(そしてイナタイ)芳香に酔おう。しっかりしたボディに支えられて細かく描きこまれた味覚が何重にも層をなす。タンニンもキメの細かさ。立派な出来のワインで、これはおそらく本来は、もう少し待つべきものか。 (AQ!)

 10.**.00   at HOME (from おさる氏、成城「笹屋」)
  'NV Castillo del Morro Selection Especial Blanco
'97 Volnay Clos des Chenes / Fontaine-Gagnard
'97 Chateauneuf du Pape / Saint Siffrein
  最初の白ワインは聞いたことないでしょ? おさる氏のキューバ土産のキューバワイン。最高級ブランドで赤白あるらしい。けっこう「ところがどっこい」で、マトモな美味しい白として飲め、日本産の並程度よりは上かも。少なくとも、おた*ワインなどの「ワインとは名ばかり」物とは一線を画す。
 Volnayは曰く付きで、おさる氏が自宅で保管を誤って「噴かせて」しまったもの。サランラップ包みで登場。…。困ったことに旨い。優美でしっかりしてる。言われなければ/見なければ、問題のある酒だとは思わないだろう。ああ、ワインは難しい。造りが良いから強かったんだよ、ということにしておこう。あるいは、若くて、ちょうど良い荒行だったんだよ、とも。
 次が笹屋のパプ。そんなVolnayの次だからか、幾分オットリして感じられる。非常に充実しているが、発現するものが少ない。もっとユックリやった方が良かったろう。 (AQ!)

 10.03.00   at フランス料理 「ロティスリー・レカン」
 '97 Syrah reserve / Errazuris
  チリのシラー。程の良いワイン。「レカン」のセカンド展開レストランにも合う。ところで、ロティスリーを名乗るんだから、もっとロティの種類があった方がこのワインにも合うんじゃないかに。 (AQ!)

 10.01.00   at ネパール料理 「マウント・フィッシュテール」
 '98 Cabernet Sauvignon / Fetzer
  おお、冷静だなぁ。 (AQ!)
ボタン2000年 9月のワイン

☆09.28.00   at Consipio Studio
  'NV Bourgogne Rouge Hommage a l'an 2000 / Leroy (glass)
'94 Charmes Chambertin / Perrot-Minot (glass)
  谷山レコーディング打ち上げ。ミレニアムレコーディングらしく??、ルロワのミレニアム。どんどん安くなってますな、これ。リリースの頃、「投機価値あり」とすら言ってた人は誰だっけ? ま、最近の値段なら飲んでみてもいっか、という感じ。で、飲んで良かったな、という感じ。まぁ、ルロワのブルでした。
 ペロミノは大変旨い。小年の良い畑、って感じだなぁ、まさに。まさに「そのように造る」ってのが、ペロミノの腕だろうか? 飲み頃。よくスエている。「醤油くさい」の声も出た。その通りだが、そんなに強い醤油臭でもない(ほんとに醤油くさいのはもっともっと醤油くさいんですよ、お客さんっ)。 (AQ!)

 09.16.00   at 某所
  '98 Chardonnay / Cloudy Bay (glass)
'97 Sauvignon Blanc / Cloudy Bay (glass)
'97 Cotes du Rhone Ceps Centenaire Meme / Gramenon (glass)
'93 Poupille (glass)
  場所メンツ変わって、この週もワイン宴会。10本以上飲んだ筈だが、色々続いたせいか後日のメモも無く、何か月も経った今となっては…。
 それはそうと、9日のワイン会の演し物が、「サザンの里帰り野外コンサート」のビデオを見るというものだったのだが、何とこの日も、「サザンのビデオ持ってきたよ〜ん」という人があらわれ…。大した人気である。さすがに2週連続で見ると飽きる。ヽ(^へ^;)ノヽ(^へ^;)ノヽ(^へ^;)ノ (AQ!)

☆09.09.00   at 某所
  '90 La Grande Dame / Veuve Clicquot (glass)
'98 Unforgettable blanc (glass)
'98 Bourgogne Aligote / B.Clair (glass)
'97 Bourgogne rouge / Leroy (glass)
'97 Cotes du Rhone Valreas / Domaine de la Deydiere Cuvee Maurice (glass)
'94 Cabernet Sauvignon / Grgich Hills (glass)
  自分の中の記憶印象より、威厳・厳格の空気を強く漂わせた90のグランダムに唸る。
 グラムノン弟のローヌは今回は97。極端な埃っぽさ・土臭さから甘みが湧いてきて、やはり好印象。
 Grgich Hillsは、何というか、笑いを誘うようなカリカチュアまでを感じるような、葡萄ジュースのネクター状態の甘さ・濃さ。94の強さ? デザートのチョコケーキと一緒に飲んでもイケてしまうような代物。ナパのカベルネとは自分の嗜好が距離があるのでそのような印象記となるが、これが好きだったら、まさにこたえられないものであるだろう。 (AQ!)

☆09.**.00   at HOME (from 成城「笹屋」)
  '94 Hermitage / J.L.Chave
  シャーヴじゃシャーヴじゃ、うひひひひ〜、まぁ94ならバチも当たらんかと開けちまったぜ。飲み応え、の塊。 (AQ!)

☆☆09.03.00   at 某所、フランス料理「マノアール・ダスティン」
  '86 Ch.Ducru-Beaucaillou (glass)
'86 Ch.Certan de May (glass)
'86 Ch.Palmer (glass)
'86 Ch.Grand-Puy-Lacoste (glass)
'86 Ch.Cos D'Estournel (glass)
'NV Bollinger (glass)
'96 Chateau de Fonsalette blanc / Rayas (glass)
'90 Pavillon Blanc du Ch.Margaux (glass)
'96 Chateauneuf-du-Pape Pignan / Rayas (glass)
'90 L'Extravagance / Doisy-Daene (glass)
  賑やかにブラインド。「ローヌ北? バローロ? カリ?」…。…。(^_^;)
 二次会。いつになく五十嵐さんがパワフルに豪腕奮うダスティンでのワインもみな見事。90のパヴィヨンブランが凄ぇ良いのと、とんでもないエクストラ馬鹿のことは、個人的にメモっておく必要があろう。 (AQ!)
ボタン2000年 8月のワイン

☆08.20.00   at 某所
  '97 Echezeaux / DRC (glass)
'97 Clos de la Roche / H.Lignier (glass)
'97 Chambertin Clos de Beze / A.Rousseau (glass)
'97 Clos Vougeot / A.F.Gros (glass)
'97 Musigny / C.G. de Vogue (glass)
'96 Pinot Noir / Mondavi (glass)
  水平ブラインド。長期レコーディング直前…といえども、人参効果(?)で行ってしまうのだ、こういう会は。(^_^;)
 いや〜、凄い凄い。まだまだ未来の人たちですが。一応、DRCとリニエはとても気に入り、ヴォゲが思うようで無かった、とメモ。 (AQ!)

☆08.19.00   at 某所
  'NV Champagne / Henriot (glass)
'98 Mon Coeur / J.L.Chave selection (glass)
'97 Zinfandel Monte Rosso / Ravenswood (glass)
'90 Ch.Pibran (glass)
  宴会。色々飲んで失念。(^_^;) 自分たちの持参ワインだが、モンクールの手応えを再確認、そして荘重ささえ感じる麗々たるレイヴェンズは、ちょっとメモしておきたい。 (AQ!)

☆08.**.00   at HOME (from 「小田急ハルク」)
 '96 Meursault Poruzot / F.Jobard
  記憶が曖昧なのだが、やはり美しい酸のムルソー。うーん、JobardではこのPoruzotの方が現在は時を得ている、逆に言えば、Genevrieresの方がまだ巨体を横たえている、と思ったような…気もする。(^_^;) (AQ!)

 08.06.00   at イタリア料理 「イル・パッパラルド」
 '96 Valpolicella Classico Speriore Allegrini Palazzo Della Torre
  記憶が曖昧なのだが、なかなか精悍で旨い酒、と思ったような…気もする。(^_^;) (AQ!)

☆08.04.00   at ワインバー「クロ・ド・ヴジョ」
  'NV B.Paillard (glass)
'83 Vosne-Romanee les Malconsorts / P.Bouree
  京都のワインバー「クロ・ド・ヴジョ」。一歩足を踏み入れて、そのあまりの様変りに呆気にとられる。…って、内装も何も変わってないんだけど、とにかく、とにかくだ、うず高く積み上げられたワインのケース。「うず高く積み上げられたワインのケース、って良く見るでしょ」ってなレベルじゃなくて、倉庫で飲んでいるよう、というか、「店たる空間がなくなっちゃうんじゃないの」ってな勢いなのである。しばらくはその話で座が持つ。「どんどん場所がなくなると、ますます客が入れなくなって、ますます溜まって…わはははは」とか、くだらん話で。
 ブレは、品格と人なつこさのある甘さが絶妙に共存して、誘惑の高いワイン。83が、今ぞ、とばかりに乱れ咲き。素晴しいし、タイプ的にも好き。 (AQ!)

☆08.03.00   at イタリア料理「ロアジ」
  '97 il Roccolo Rosso di Montalcino / Tenuta Oliveto
  このワインも奈良の山奥まで旅をすることになろうとは思ってもいなかったろう。しっかりしていて鮮やか、そして、料理に対しては「従」になるあたりが美点。 (AQ!)
ボタン2000年 7月のワイン

 07.30.00   at HOME (from 東急本店)
 '97 Condrieu Coteaux de Poncins / F.Villard
  これ、何で買ったんだっけなぁ。覚えてない(^^;)。東急で5900円と、高級コンドリュー。何よりもまず、瓶のブ厚さに驚く。そこから推し量られる通り、重厚なコンドリューだ。華麗な花は咲き乱れているが、苦みに近い飲み口。初めてヨーロッパのレストランなどで、そのフラワーアレンジメントを見ると(日本人の感覚からは)エグくクドいくらいの濃厚な色彩を感じるが(慣れると癖になる)、そんな感じだなや。 (AQ!)

☆07.20.00   at ワインバー「わいん亭」
  NSG 'NV Cremant de Loire
'88 Meursault / R.Ampeau
'93 Nuits-St.Georges 1er Cru / Leroy

 おさる氏が「天使を拝みたい」というので、神泉に詣でる。
 まずは、この暑さに実に嬉しい泡。
 アンポーのムルソ、静かに構えた酒なのに、ウヒャウヒャしちゃうような酔い心地。
 ルロワは立派やね。 (AQ!)

☆07.16.00   at 某所
  '92 Chablis Blanchots / Raveneau
'92 Le Montrachet / L.Latour
'92 Chassagne-Montrachet les Champs Gains / M.Niellon
'92 Meursault Clos de la Barre / C.Lafon
'92 Pouilly Fuisse / Chateau Fuisse
'93 Chardonnay / Leeuwin
  水平ブラインド。キラ星のようだ。これは「もう旨ぇからどれがどれでもいーや」とか言いながらのテスト中の走り書きメモしか残ってなくて、今(10月(^_^;))となっては、何が何やら…。ニーロンとシャトーフィッセも値段の割に張り合えていた、とは思う。 (AQ!)

 07.15.00   at フランス料理 「イケダ」、ワインバー 「ル・キャビストゥ」
  01- 'NV Moet&Chandon
'98 Gewurztraminer / Hugel
'96 Meursault Les Tillets / O.Leflaive
'97 Crozes-Hermitage / J.L.Colombo
'95 Chateau Montus
'98 Sancerre / H.Bourgeoise
'97 Chambolle Musigny / G.Roumier
'96 Nuits-St.Georges aux Boudots / Meo-Camuzet
'98 Ch.Rieussec

 概ね、「名乗り通り」って感じだった。メオさんのって、良いとは思うけど、「これだっ!!」って来た経験が無い。古いの飲んでないから? (AQ!)

 07.08.00   at ワインバー 「カーヴ・ド・ヴィーニュ」
 '96 Bourgogne Grand-Ordinaire Rouge / P.Roch
  このクラスでも、果実に陰影とニュアンスを含む魅力のアロマが、さすがはプリュレロック。…で…、飲むと、微炭酸出てました。(^^;) (AQ!)

 07.07.00   at フランス料理 「ル・デパール」
 '95 Chateauneuf du Pape / Guigal
  「良きフランスワインの世界へようこそ」って感じのまとまり。ある種の典型を描いて直立する。割りとすぐに飲み干したのは、旨さとバランスの証拠か。 (AQ!)

☆☆07.04.00   at HOME (from K田さん)
 '90 Bonnes-Mares / R.Groffier
  圧巻。最近いただいたグロフィエの物の中でも最大級。果てしなく強く大きいのだが、それをオーバーラップして、エレガントである。優美。そしてかなり甘い上に、酸に意識を向けるとたくさんみつかるんで、結果、とてもエッチくさくなっている。ワインを知らない人に飲ませても「美味しい」と言いそうでありながら、通人も唸らせそうな酒だ。それにしても表面のタッチが綺麗。これがボヌマールということか。 (AQ!)

☆07.02.00   at イタリア料理 「ピオラ」
 '89 Barolo
Grappa / Marchesi di Barolo (glass)
  ピオラで89のバローロを飲んだはいいが、御機嫌になったのは覚えているものの、いったい何だったか、すっかり失念。超有名どころでは無かった筈。ああ情けない。
 すんげぇ綺麗なブケ。うっとりするほどの熟成感でピークを思わせる。バローロで11年だから、そんなに強い作りではないのだろうが。
 グラッパは奢り。たまにしか飲まないけど、美味しいものです。 (AQ!)

07.01.00   at HOME (from 成城「笹屋」)
  '97 Ch.Les Trois Croix
  Fronsacのワインで3000円くらいだったかなぁ、ミレジム扱い。優秀なハイCPボルドー。煙るように濃く、赤黒いジャム。植物のニュアンスは強いが、青臭さは余りないので若くても飲みやすい。後半戦は非常に黒胡椒っぽい。充填されている割に後口はアッサリ。「さて、これからどうしようかな」という段階ではある。 (AQ!)
ボタン2000年 6月のワイン

06.28.00   at 西洋料理 「京橋ドンピエール」
  '95 Chambolle-Musigny / Roumier
  氏素性の良さを感じるアロマ。ブケも心地よく広がっていて、素直。が、小さい。とても良家の出だが小柄で痩せている、という所か。 (AQ!)

06.25.00   at ネパール料理 「マウント・フィッシュ・テール」
  '98 Cabernet Sauvignon / Los Vascos
  「目を細めてピントをぼやかせて…ほら、ラフィットに見えてきたでしょ」…って感じのラベル。ラフィットがチリで商売するこのワインは、しかし店で2700円とかのお手軽な一本。結構、旨い。スパイシーでタンニンに角がありまだ植物質だが青臭くはない。灼熱ということはないが、ホット。狙ってるわけでもなかろうが、ネパール料理とはよく合う。シェクワ(2,3日マリネした羊肉の串焼)と合わせると、お互いのスパイスが甘く溶ける。 (AQ!)

06.24.00   at フランス料理 「ビストロ・ヴィエス」
  '98 Madiran / Chateau d'Aydie-Laplace
  なかなかにタフな赤黒さがマディランしている。構造は何となくボルドーを想起。当たりのマッシヴさに比べ、口の中でやや細い? (AQ!)

06.21.00   at フランス料理 「ブラッスリー・パラディ」
  '94 Cote Rotie / Clusel-Roch
  もうフニャフニャに柔らかくて最初から飲みやすい。なかなかの香気。最初の頃はガチガチに固かった、という話だが、もはやそれは感じられず。 (AQ!)

☆06.17.00   at HOME (from Mr.おさる、「東急本店」)
 '97 Chardonnay Napa Valley "Silhouette" / Merryvale
'96 Cabernet Sauvignon Reserve Napa Valley / Whitehall Lane
'96 Gevrey-Chambertin les Cazetiers / Serafin
  おさる氏のナパ帰朝報告を聞きながら。結論から言って、この日は大当りで大満足。ナパの2本はおさる氏が蔵元で買い付けてエアで抱えて持って帰ってきたもの。
 メリヴェルでも上級のシルエットは、グワっ!と旨いシャルドネ。超級、すんばらしい。すりきり一杯・コテっコテの要素の強さ、フルーツ・ミネラル、溢れんばかりの強烈なカリフォルニアのシャルドネでいながら、どこか上品で優雅なたたずまいは唖然とする。しいて欠点を探すと、樽がバニラな甘さを見事に演出してるが、その点がやや舌の上に溜まってくること。まぁそもそもこの酒は、3人で飲んだから1人250mlだが、このくらいでちょうど良いかなぁ、という気もした。強烈だからなぁ。
 ワイトホールのカベルネは何と言いますか、ワシはとてもポートを感じる。タフでマッチョで成熟感あるアルコール、ポートのような飲み口。それが最初で、下から果実が湧いてくる感じ。新世界カベルネとしては、かなり、うちの「タイプ」で、とても楽しめる。焼け尽く太陽、壁に染み入る黒い影。
 飲み終わって、2時間ばかり雑談休憩(ワシは居眠りなども)。「この濃度の後じゃ飲むワインがないねぇ、でもまだ食べ物はあるね」など言いつつ。長時間休憩したので、ある程度リセットもかかり、えいやっ、とセラファンを開けてみることに。
 よく肥えたカズティエ。すえた匂いが心地よく、肉付きが良い。とても旨く、魅惑的。セラファンとの出会いはこれまで「あそこはいいけどここは駄目」みたいな感想が多かったのだが、これはトータルに優れた一本である。これからのワインだろうが、今も魅力十分。 (AQ!)

☆06.10.00   at フランス料理 「ビストロ・マルズ」
 '97 Cote Chalonnaise blanc / Villaine (glass)
'97 Vin du Mistral Viognier / J.Phelps (glass)
'95 Chateauneuf du Pape / Beaucastel
'20-Year-Old Tawny Port / Taylor (glass)
'97 Gewurztraminer / Navarro (glass)
  なかなか良く出来ているヴィレーヌ、トロピカルティーのように甘くフルーツの香るヴィオニエ。
 ボーカステルは店で1万を切っていた。早いかなぁ…まぁ勉強…と飲んでみる。エレガントな表面の下に、ギュッ…というよりキチッ、と要素の地層が密に詰まっている。堅い、というのではないのだが、要素同士の距離があまりに近い、って感じ。勿論、経時で開いては来るが、やはり、10年とかを過ぎてからでしょうかなぁ。まぁ随分と美味しい勉強ではある。
 ナヴァロのゲヴルツのデザートワインに、なかなかにトロトロになった。 (AQ!)

☆06.05.00   at HOME (from 「小田急ハルク」かな)
  '96 Charmes-Chambertin / H.Perrot-Minot
  ワンダフル!最近のペロミノ体験ではぶっちぎりのトップ。甘さ・苦さとも豊かで強く、綺麗な酸が乗る。果実と醸造の力がオーバーオールにある。むせる程にパワフルでありながら、ビロードというのか絹というのかわからんが艶やかな布のような滑らかな質感が特徴的と思われる。頭を使わずとも、偉さを感じられる。非常に旨いので、第一次飲み頃、ってなとこ? 下支えの闇の部分の目がキュッと詰まっているのがほどけてくると、さらなる真価発揮だろうか。 (AQ!)

06.04.00   at イタリア料理 「アッカ」
  '95 Pinot Nero Campo More
  なんか、こんなような名前。詳細失念。ああまたしても、なさけない。(^^;)
 乳臭く花のような、ピノの世界。結構フランスよりなピノ。 (AQ!)

☆06.03.00   at HOME (from 成城「笹屋」)
  '98 Mon Coeur / J.L.Chave selection
  うわーうわー、良く出来てるなぁ。旨いっ。甘いっ。密度っ。3,4千円だっけかな、というようなレベルではない。シャーヴおそるべし、でございます。まぁ、98がこんなに甘く飲めてしまうのだから、シャーヴとしてはごくごく軽く作っては…いるのだろう。 (AQ!)

☆06.02.00   at フランス料理 「アンフォール」
 '92 Clos St.-Denis / G.Lignier
  特に店で飲む92ブルというのは印象が良い。これも抜栓直後から愛想あり。ハンドリングの楽な可憐な小年、という評は多いようだ。小柄だが華やかで…何というのか…高原植物の花の紙焼のような香り(92ポンソのグリオットを想起)が豊か。構造もきっちりと感じられるが、グランクリュってぇほどのもんじゃぁないか、という気はしないでもない(^^;)。 (AQ!)

06.01.00   at イタリア料理 「マリーエ」
  '97 Ippolito
  なんか、こんなような名前。詳細失念。なさけない。(^^;)
 トスカーナのワインで、メルロとシラーのブレンドという。コルクの匂いはなかなかエレガントだが、ワイン自体は少し痩せ我慢して突っ張ってるような印象あり。キレの良さと思えば、6月に入った今日には合っているかも知れない。うーん、コルクの印象だと、少し待つとオットリと柔らかく香るかも知れない。結局、よくわからない。 (AQ!)
ボタン2000年 5月のワイン

☆05.28.00   at HOME (from 「東急本店」)
 '96 Gevrey-Chambertin VV / D.Laurent
  んー、素晴しい出来で、威張りあり。ローランだなぁ。ルロワともデュガともグロフィエともちょっと違う(? ってアタリマエか)。みっしりと目がつまって凝縮感と華やかさを併せ持つ。あえて言うと、複雑さの襞の間のチャームがちょっと弱いかな(飲み頃の問題かもしれない)。村名ワイン離れした酒格であるが、値段の方も東急で11500円と、財布にツラいものはある。 (AQ!)

05.27.00   at HOME (from 「小田急ハルク」など)
 '96 Meursault Genevrieres / F.Jobard
'82 Ch.Vieux Robin
  おさる氏が遊びに来る。
 ジョバールのムルソーを試す。酸っぱい。見事な酸だ。ライムとかレモンの鋭さ。下にムルソーらしい構造が横たわっているのがわかって、なかなか楽しめる。とにかく果実の要素が引き出されている。幾らだっけな、まだ大して高くなかったので、よろしい一本。
 82はメドックのクリュブルジョワでおさる氏持参。安かった、という話。時間の立ったボルドーの香りは湧き出ていて楽しい。82という年の底上げパワーか。断崖のようにスパッといなくなるアフターは、クラスを考えれば仕方がないか。 (AQ!)

05.21.00   at HOME (from 「小田急ハルク」)
 '95 Barolo / B.Giacosa
  ギャッ、と思わず声の出る強靭さ。ラベルに描かれた城砦の石壁に頭から突っ込んだようだよ。と言う訳で「まだ早い」ということになろうが、しかしコレ、飲み頃とか言ったらつまりもう10年とか20年とか持ってなきゃ駄目だな。恐るべしジアコーザ、という勉強でした。ところでしかし、青臭さ無く真っ黒くタンニンに溢れたこの酒は今飲むのも十分に旨い。デカンタはしたものの更にユックリ飲めばいいものを、気が付くと、結構すぐに終わっていた。(^^;) (AQ!)

☆05.14.00   at HOME (from 「小田急ハルク」)
 '97 Chablis Vaillons / Verget
  はっきりとVerget印のシャブリ。大理石の彫像を嘗めるようなミネラル感。果実の彫りの深さ。その中に瞬間の蜜の誘惑。下校途中のサルビアの花の蜜のようにほんの一点。シャブリらしさは、かなりある。
 「生ハム」のTV番組を見ていたら生ハムが食べたくなった。そういう類の肉物にもよく合うと思う。台所の在庫から出てきたのはコンビーフであったが。(^^;) (AQ!)

☆☆05.10.00   at フランス料理 「アンドラ」
 '98 Sancerre la Bourgeoise / H.Bourgeoise
'93 Sancerre Chavignol la Grand Cote / F.Cotat
'88 Chateauneuf du Pape Laurence/ Pegau
  サンセールに酒躯と膨らみ深さを与えた見事なBourgeoiseが、後続にはすっかり霞んでしまった。罪なことである。(^^;)
 コタは初めてだったのだが、何処がどうハマったのか、鼻に持ってくや否や「これぞワイン!」と思ってしまった。もう白とか赤とかじゃなく、ワイン!、って来たのね。何でかなぁ?川崎健さんの(何故か5月の)牡蠣のミネラルが舌の上にまだ存在したせいもあるのかなぁ。いや、余計なことは考えずにおこう。すんばらしいでした。めちゃうま。
 LaurenceはPegau家令嬢の名前だとかで、良年のみに作られるスペシャルキュベと言う。背中に羽根が生えてきそうな美味。スペシャルキュベ的な深みや丹精感の上で特徴を言うなら、何故か「可憐」。Pegauさんのコレはそういう造りなんだとか。深みを背景にした軽やかなチャーミングさ。K田先生によると、88Laurenceを試した史上でも今日はとりわけ旨い、とのこと。熊シェフの秘蔵っ子たちは今日もK田先生の毒牙だか魔の手にかかっていったのでありました、とさ。…違うか。\(@▽@)/ (AQ!)

☆05.07.00   at HOME (from 「東急東横店」)
 '97 Gevrey-Chambertin / C.Dugat
  出ました、ワシら殺し。(^^;) どうにもウチはC.Dugatには何か弱みを握られているとしか思えんなぁ。…ハナから魅惑的に甘やぐ。えーと、これはかなり荒々しい表面が出ていてゴツく激しい濃さがあるけど、そういうトゲトゲのそこかしこに媚薬が塗られているという感じ。荒くれてはいます。村名ワインだ、というのは悪い冗談だとしか思えん。 (AQ!)

05.06.00   at 鉄板焼 「登喜」
  '97 Cotes du Rhone / Gramenon
  おいしいお酒でおいしい食事。まったく安心。 (AQ!)

☆05.04.00   at フランス料理 「エピファニー」、旦那邸
 'NV Champagne / J.Vesselle
'88 Ch.La Mission-Haut-Brion
'92 Passito di Pantelleria / Donnafugata
  「エピファニー」のサービスは、オーナーシェフ夫人のマダムが当たる。ワインリストは鉛筆書きで消しゴムの跡も生々しいが、まぁ出入りのあるリストをアップデートしている証拠で結構、だけど、ワープロ化したくなるのは私だけではあるまい。88ミッションが一番高いワインだったような気がするが(一番高いの飲んだ、って久しぶりだな(^^;))、店で2万円はなかなか悪くない、かな?
 充実感みなぎり、美味しいワインである。青年期からようやく壮年らしさが出て来た所、と言えようか。まだちょっと若い?、というのが杞憂に終わったのは、ふくよかさと果実味の力。青臭さはまったく無い。早めにデカンタしておいて、J.Vesselleをゆっくりやっていたのもマルか。旨いせいか、飲み始めてからは早かった(貴族@n-mixも含め)。
 旦那邸に移動してデザートワインはシチリア産。Panteleriaはシチリアの更に沖合の島だが、そこのモノかなぁ。なかなか渋い香気を含む。旦那@n-mixは「チョーヤの梅酒みたいでいいっすねー」とグヒグビやって、ゴーゴーと鼾をかいて大の字になりました。ヽ(^へ^;)ノ (AQ!)

05.03.00   at 旦那邸(from 成城「笹屋」)
  '98 Viognier de Campuget Cuvee Prestige
'98 Chateau de Campuget Costieres de Nimes
  大ざっぱに言うとラングドックルーションあたりの酒、になるのかな。どちらも2000円前後とお安いが、なかなかのキャリテプリ。スパイシーでパワフル好みの方にどうぞ、かな。豊橋までクルマに揺られて行ったので細部はよーわからん。旦那@n-mixは合羽橋でみつくろったワインオープナーとグラスを豊橋御殿に用意。わいわい。 (AQ!)

☆☆05.02.00   at HOME (from K田さん)
 '89 Chambolle-Musigny Amoureuses / R.Groffier
  だはははっ、素晴しいじゃー。真髄! グロフィエのしっかりした骨格の奥底からコンコンと香気が湧き上がってくる無限のワイン。89はいいなぁ…ウチの幾分フェミニンな好みというのは89と一致するのかなぁ、などとも。なお、グロフィエのラベルのアムルーズは冠詞無し。 (AQ!)
ボタン2000年 4月のワイン

☆04.29.00   at HOME
  '97 Meursault / A.Ente
'67 Ch.Brane-Cantenac
'91 Chambertin Clos de Beze / R.Groffier
'65 Chianti Classico / Antinori (demi)
  おさる氏が飲みに来る。
 EnteのMeursaultは名古屋のH美ちゃん(大学教員)が買ってきてくれた。タンザーが89点付けてるワインなので、タダ者では無かろうと思いながらも、ほんとにタダ者でない。かなりピュアで硬くはないが端正、「ムルソーだよ〜ん」とかニヤニヤして騙そうとする所のない真面目(ってことになるのか)な酒。で、村名ながら、なんつーか、主張というか個性というか、そのような気配が強くある。岐阜の山奥(って言ってたかな?)の渡辺屋さんからの購入で、輸入がリカーワタナベとなっている所を見ると自分とこで入れているんだろうか。非常に熱心な酒屋さんらしい。
 おさるは誕生年ワインを2本(おさる67、へべ65)を下げてくる。67ブラーヌカントナックは十分に熟した香気を発し「ウッフン」となるが、口に含むと何とも薄い。しかも飲み進むに連れてどんどん薄くなり、水のようだと言えなくもない。ただ、年代と値段を見ながら美点のみを愛でるのなら、OKだろう。
 65のキャンティが楽しい。水に泥を適当に溶いたような、見たこともない汚い液体に、でっかいオリがたまに入っている代物。何じゃこりゃ、と笑いながらグラスを持っていくと、紛うことなきキャンティのそれも素晴しいキャンティの凝縮した鼻がある。へへぇ、と結構感じ入りながら飲んでみると、半分サラダドレッシング状態。そりゃそか。ヤフーオークションで2000円で買った、とか何とか、そーゆー話。5000円分くらい遊べます。
 で、それに挟まって超本格派はグロフィエ。91クロドベーズは相当に筋肉質で頑健さを感じる、真の巨大さではないが巨大っぽさ、のあるワイン。 (AQ!)

☆☆04.23.00   at 某所
  '97 Puligny-Montrachet / E.Sauzet
'97 Puligny-Montrachet Referts / E.Sauzet
'97 Puligny-Montrachet Combettes / E.Sauzet
'97 Chevalier-Montrachet / E.Sauzet
'97 Batard-Montrachet / E.Sauzet
'97 Montrachet / E.Sauzet
'89 Brut Rose / Veuve Clicquot Ponsardin
'88 Grand Anne Brut / Bollinger (mag)
'88 Corton Charlemagne / Bonneau du Martray (mag)
'70 Echezeaux / DRC (mag)
'71 Ch.Latour
'62 Ch.Haut-Brion
  ソゼ水平ブラインド会&2次会。
 どうもごちそう様でした。深く礼。(と、ここで書いてどうする(^^;))
 いい加減なメモを書いていたら、K田先生からメールをいただき、訂正できました。(^o^) (AQ!)

04.22.00   at フランス料理 「しらとり」
  'NV Henriot Blanc de Blanc
'97 Pouilly-Fuisse / R.Lassaret
'97 Rully rouge / V.Jeanthiard
'97 Corton les Renardes / M.Delarche
  D,A,G,Oと一風変わった6人で、Dリクエストの「しらとり」へ。
 大勢の宴会の上に、3週間もたった今になって思い出しているので、よくわからん(^^;)。Lassaretのピュイフュセはかなりな酒で、「お、良い、良い!」と言ってた覚えあり。リュリの赤はキャリテプリに富み、ブラインドでリュリとはわからんでしょう。コルトンは、食事相性よく、いい程度の所にまとめられていると感じた。 (AQ!)

04.21.00   at フランス料理 「ブラッスリー・パラディ」
  '96 Pommard les Epnots / F.Meunier
  「Fery Meunier」のワイン。隣席のオジサンが「Mugneret」と間違えていたのはあんまりかもしれないが、「J.Frederic Mugnier」とはホントに紛らわしい名前。持ち畑は全然違うが。綴りをジッと睨む。もぉ、いやん。(^^;)
 果実味が前面に来て、春らしくピノらしい。小柄に見えてなかなかパワーもあり、ドッシリとしていないけど地面も見える。楽しいワイン。1時間くらいで幾らかスエっぽい面も出た。しかしてみると、数年でもっと色っぽくなるやもしれず。 (AQ!)

04.15.00   at HOME (from N野さん)
 '96 Bourgogne rouge / A.Burguet
  へべ友人・N野さんから。「La Cave Troigros」の物で小田急の扱い。初香は可愛いチェリーでタダのブルゴーニュらしいが、なかなかに濃い。「濃いぞ、これ」とへべに言う。ある程度の濃度はずっと感じるし、意外に変化も大きく、複雑さを呈する。終始、微妙にノッペラボウな所はあり、そこが単なるブルゴーニュと思うが、ブラインドに混ぜられたらちょっと上と間違いそう、というくらいの出来の良さかと思う。(AQ!)

☆04.14.00   at HOME (from 「小田急ハルク」、だったかな)
 '96 Gevrey-Chambertin les Cazetiers / Faiveley
  おおお、やるなぁ。非常に奇麗で深い。トースト、木の香り、キョトンとしたタンニンなどが渾然としながら、とにかく奇麗さが主張され、素質の大きさを感じる。ピュア、素直。とても良く仕上がった感じ。今飲んでも旨いのですぐになくなったが、もうちょっと置くべき物。同年のクロドベーズも買ったので、しばらく待とうと思う。 (AQ!)

☆04.12.00   at 都内某所
  NSG '90 J.Perrier Cuvee Brut
'97 Meursault / Chateau de Meursault
'97 Corton Charlemagne / L.Latour
'96 Ch.Talbot
'96 Ch.Leoville Poyferre
'94 Ch.Monbousquet (mag.)
'97 Nuits St.Georges Pruliers / Chevillon
'98 Volnay Chevrets / Boillot
'95 I Coniale / Castellaire di Castellina
'96 Ch.Talbot
'52 Chateauneuf du Pape / Selection Reflets
'90 Chablis Montee de Tonnerre / Raveneau
'76 Cote Rotie / Jasmin
'89 Ch.d'Yquem
'93 Ch.d'Yquem

 というわけで、ワイン会にまぜていただく&なだれこみ2次会の一夜。皆様、どうもありがとうございました。そして、へべは旭川に出張中、2次会の途中で電話参加のみ。…ううう、何か言うと墓穴を掘りそうなので、メモだけ…。(^^;) (AQ!)

04.01.00   at イタリア料理 「ブォーナ・フォルケッタ」
 '96 Morellino di Scansano Riserva / Le Pupille
  うーん、あんまり印象が残ってないけど… …悪い印象が残ってなければ十分、というようなランクではあったような…。 (AQ!)
ボタン2000年 3月のワイン

03.30.00   at HOME (from 成城「笹屋」)
 '98 Baron de Lestac
  うーん、若いボルドーざんす …… とゆーのかしか、覚えてない。(^^;) (AQ!)

03.23.00   at ワインバー 「わいん亭」
  '86 Pommard / Chateau de Pommard
'95 Lartigue de Brochon
  この日の主眼はベルギービール、赤坂「ボアセレスト」で、「ローデンバッハが大手に買収されてアレキサンダーがなくなるらしい」という悲報などもあり愕然としながら、大量のビールを飲み干した。(なんだかんだ言ってアレキサンダーが好きっ、という人は多い。私も)。のだが、途中でへべが会社に仕事に戻ったため、その帰りを待とうとか何とか言って、わいん亭に繰り出したのはK田さんと貴族…付き合いの良い友人がいて幸せな我が家でございます。(^^;)
 まずはブラインド。若めの読みから入って迷っていたところに、ポツリと「ラプランシュ?」とK田さん、「おお、それは!」と確かに感じられた。さすがでございます。2本目はギシギシのタンニンを評価する貴族に、えーと名前はこれでいいのかな95のソシアンドマレのセカンド。でベロベロになってる辺りに、退社したへべが合流できました、の一席。 (AQ!)

☆03.12.00   at イタリア料理 「カノヴィアーノ」
 '97 Aquilaia Morellino di Scansano/ E.Banti
  「Aquilaia」だって…おい何だ、他人のような気がしないワインだな。(^^;) サンジョベーゼとカベルネだといい、ピチピチでハシハシの香りがフレッシュ。97なのに丸っこく飲みやすい(かわりに)末足はとくに無い。旨ぇなぁコレ、と瓶をひっくり返してみると「やはり」ヴィナリウス。鮮やかさに違いあり。
 ところでお勉強だが、「Aquileia」と言えばフリウリのDOCであるのだが、「Aquilaia」は、トスカーナのDOCのMorellino di Scansanoの中の一本(愛称って感じか)である。まったくイタリアワインって……「やってられっかぁ!」。(^^;) (AQ!)

03.11.00   at 中国料理 「文琳」
 '98 Franciacorta Bellavista Brut
  まずは快適。文琳でもワインを置くようになりましたか。 (AQ!)

☆03.05.00   at HOME (from 成城「笹屋」、信濃屋)
  '98 Le Faisan Syrah-Grenache Vin de Pays du Gard
'70 Ch.La Lagune
  Faisanの絵の、700円くらいか、の料理酒、デイリーで飲んでも結構イケそう。
 さてラギューヌ。
 柔らかい。柔らか〜い。こういうのを柔らかいというんだろうなぁ。「白髪のおばあちゃん」のようなイメージ。上品。…ラ・ラギューヌがねぇ…時間というのは偉いものだ。ボトル上位ポジションはかなり薄い。干プラムが、た〜くさん。
 飲み頃について、ですか、合理主義的アメリカ人に尋ねられたのなら「もう過ぎてるよ」と答えるんだろうな。 (AQ!)
ボタン2000年 2月のワイン

02.29.00   at イタリア料理 「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」
 '95 Pinot Nero Riserva / J.Hofstatter (half)
  ウェルバランスで良い昼食のお供。 (AQ!)

☆02.27.00   at フランス料理 「スクレ・サレ」
 '95 Chateauneuf du Pape / Clos du Mont-Olivet
  甘みの立つ果実と下支えのしっかりしたタンニンでバランスの取れた旨い酒。若干、キョトンとしたところあるも、気の良さに感じさせる。 (AQ!)

☆02.26.00   at HOME (from 「ゆきや」)
 '88 Chambertin Clos de Beze / R.Groffier
  屹立する黒い巨壁。(情けないことに)ほんとに一口目ではムセてしまった。過剰に溢れかえっていると言ってもよろしいか。「88でクロドベーズ」というのは凄いことですな。ドライフルーツっぽさは出てきている。男気の一本。変化はやはり激しいが、開いてくる、というよりも、ますます迷宮にはまり込む、という印象があった。 (AQ!)

☆02.21.00   at HOME (from 「小田急ハルク」)
 '95 Chianti Classico Riserva Bugialla / Poggerino
  旨い。ハルクで5000円はしなかった…かな。フレッシュで活気・元気あり、甘やいでいて、上質感も備える。とてもキャンティであるが、レベルの高い感じ。口あたりもピチピチしながら繊細で状態の良さを窺わせた。腰に細い所はある。「コレは、見かけたら買っとこか」という話になった。 (AQ!)

02.19.00   at フランス料理 「マノアール・ダスティン」
  05-03 '92 Clos de Vougeot / J.Grivot

 迷えるグリヴォ、というところか。なかなかに要素を備えてしっかりしたワインで、一通りの出来事も起こるのだが、どこか自信と元気に欠けないでもない。92だからだよ、と言われれば、あそっか、という気もするが。堂々たる一流の物でないわけではない。 (AQ!)

02.**.00   at HOME (from 成城「笹屋」)
 'NV Plan Pegau / D.du Pegau
  シャトーヌフドパプでお馴染みペゴーの安ワイン(2200円くらい…だがラベルには「Non Filtre」と”威張り”入り)。飲み応えのあるデイリーである。充実した香り。えーと、ヴィンテージは無しだっけなぁ…今、空き瓶を眺めているのだが。 (AQ!)

☆02.**.00   at HOME (from 「信濃屋」)
 '97 Oregon Pinot Noir / Ponzi
  「おやっ、コレは陰影あるやんけ」。ウチではカリフォルニア・ピノより好評。 (AQ!)

☆02.14.00   at フランス料理 「ル・ジャルダン・グルマン」
  '96 Chablis Blanchot / Vocoret (1/2)
'95 Vosne-Romanee / J.Cacheux
   牡蠣が2皿あるとあって、白ハーフを。シャブリがこのヴォコレ(97もあり)とドゥーヴィサ。「どっちが合いそかなー?」と迷ってると、小山シェフが「実は牡蠣の料理、このヴォコレ使って作ってるんです」。…とあっては、定法に従い…と言うより面白そうなんで、同じものを頼む。構造があって楽しめるシャブリ。ブランショだしなー。
 ジャークカシューは「カシューのイメージ」通りだった。古風というのか、古い農家の枯れた柱のような、祖父の遺品のシルクハットのような、それでいて芳醇。カシュー体験はかなり一定している。
 料理は驚異的。 (AQ!)

02.12.00   at ワインバー 「アペラシオン(神戸)」
 '95 Echezeaux / E.Rouget
  シラーっとしている。あちゃぁ〜。こんなルジェは初めて。まったくもって、人生最大の閉鎖期・眠りの奥底についている…んじゃないかなぁ?? ヒッキー状態。2時間くらい宥めすかして眺めていたが、幾分開いて来る程度で、あの蕩けそうなルジェにはならない。要素は十分にあるが重過ぎず、花咲けばルジェの世界になるのかも…とは思えるが、全ては想像の世界。
 …とまぁ、エマニュエル・ルジェのラベルを前にしては、こういう感想になってしまうが、旨いブルゴーニュで無い訳では無い。 (AQ!)

☆02.11.00   at イタリア料理 「ポンテベッキオ(大阪)」
  '85 Puligny-Montrachet / L.Latour (glass)
'83 Morey St.-Denis Cuvee des Grives / Ponsot
'76 Ruster Trockenbeerenauslese (glass)
  イタリア料理店のくせして、リストの半分はフランス。ワシらとしてはヤブサカでない。何を飲もうか、色々候補があるがイマイチ決め手が無く悩んでいたら「ワインに五月蝿い客?」とうまく誤解されたようで、LLのP.MontrachetとTrockenbeerenausleseの(二人で)グラス4杯はサービス。ラッキー。
 LLはしっかりとして、取り澄ました蜜を香らせる。
 ポンソは面白かった。83は一般評はどうなんだろう?可愛い赤い花がチラホラと咲いている。しわがれ感はあまり無い。タンニンはしっかりしてるが、深い構造という程ではない。痩せてはいないが豊潤でもない。偉いというほどではないがキッパリ。膨らみはあるが充実はまぁまぁ。…と、そんな感じで、甘やいだ赤い香りが印象に強く、楽しませる。(簡単な意味での)「魅力」ある世界だった。今までのポンソ体験では、92グリオットに似てるかなぁ。
 デザートのトロッケンベーレンアウスレーゼは清くも濃く天上の甘さ。 (AQ!)
ボタン2000年 1月のワイン

☆01.30.00   at フランス料理 「しらとり」
 '96 Chateau Grillet
'70 Ch.Clinet
  M岡氏と3人で。
 Neyret-Cachet家のChateau Grillet、この名が、シャトー名でワイン名でAOC名である、という珍しい物。ヴィオニエから作る白、およそはコンドリューの地域で、年産1万本というのも貴重。前半戦は「え、ヴィオニエ?」というくらいむしろ厳格さを感じるような堅い厚み、それが次第にほどけてゆっくりと美しい花を咲かせるが、まだ寒中に眺めるような気分のまま飲み干してしまったかも。
 クリネの古いの!(70)はM岡さんの持ち込み。塩梅が良くしなやかに色気を見せる。ウヒウヒデヘデヘ。 (AQ!)

☆01.29.00   at イタリア料理 「アル・ドジェ」
 '93 Tigre / Cast.Querceto
  タフでマッチョな割りに重層的でしなやかな構造が感じられる飲み応えのする一本。ラベルには当然(変てこりんな)Tigreが書いてある。ガオ〜。「通関や輸送にとても気を使っているので」とっているというヴィナリウスの扱いで、そんなことを聞いたせいもあるかもしれないが、「状態の良い酒」に感じられる滑らかさがあった。 (AQ!)

☆01.28.00   at フランス料理 「ジョエル」
 '92 Bonnes-Mares / Dujac
  おお、これはOKである。何故ならばデュジャークの特徴が存分に出ているから。つややかで優美、こぼれ落ちるようで複雑。92年とあってか内実は伴わず、骨格が未発達で腰くだけ、と言えなくはないが、あまりその点は気にならず、良い部分の方がアピールする。食事と上手く響き合う。 (AQ!)

☆01.27.00   at HOME (from K田さん、「成城石井」)
 '97 Pinot Noir Vin de Pays D'oc / Reserve Saint Nicolas
'89 Bonnes-Mares / R.Groffier
  昨年の感想に準じる89 Bonnes-Mares。ブルゴーニュの魅力の真髄を多角的に表現しながら凄い勢いで変化していくスペクタクルワイン。
 97の成城石井は料理酒。 (AQ!)

01.18.00   at HOME (from 成城「成城石井」)
 '98 Vin de Pays de L'Ardailhou / Domaine Grassette
  料理酒に使ってあとを飲む、成城石井780円かな、のスッキリ白。余計なことをしなかったのが良かったね的な飲み易さ。 (AQ!)

☆01.16.00   at HOME (from K田さん)
 '98 Chardonnay / Nicholson River Winery
  K田さんのおかげで、ちょっと久々に、豪州の「Style:Gold」=黄金のワイン。甘く苦く天井の高い、鮮烈なままに熟成した果実っぽさが乱舞する酒。 (AQ!)

☆01.15.00   at フランス料理 「ロオジエ」
 '89 Champagne Blanc de Blancs / J.Lassalle (glass)
'93 Gevrey-Chambertin Combe aux Moines / P.Leclerc
  柔らかい金色にシルキーに果実の乗るグラス・シャンパンで乾杯。
 さて、ワインリスト。400種12000本と申し分のない量&かなり健闘していると言わざるを得ない価格付け、は評価に値するが、やはり集めた時期がワインバブルの真っただ中(なのかな?)のせいか、どことなくバラバラとした印象がある。まぁ、どうしてもレストラン格から言って、「アピシウス」のリストなどと比べてしまうせいなのだが。ボルドーについていうと、60年代以前は殆ど見当たらず、70年代も少ない。個人的には「まだ早い」気がする「偉大な蔵の」80&90年代が並んでしまう。ブルゴーニュについては「このレストランでウチだったら最初に見る」であろう1.5万-3万といった辺りの品揃え魅力が、今一つな気がした。DRCはやはり高くて92が多い。80年代後半はルソーが多い。85のGelinのMaziなんて面白そうだけど、3.5万くらいになる。あとは、90のムーリーンとランドンヌが(5万を切って)あったのはメモっておこう。
 中本ソムリエは、「ブルゴーニュだったら、どれでしょう?」に対し、「やはり重厚でしっかりしたものがよろしいでしょうか?」。「うん、そうだけど、プラスHくさいというか色っぽいのが良いです」。で、答え一発は93の(フィリップの)ルクレールだった。けっこう断言。「随分ゴツめのこと言うなぁ」と思ったのだが、飲んでみるとなかなかに納得だった。ハネはかなり熟成が進んでいて、しわんだ感じもある。その下のポジションからはみずみずしさがあって、93ルクレールというイメージよりは鮮烈な果実で、「ははぁ、そういうことか」と思われた。「色っぽかったですか?」「ハイハイ、いいですねぇ〜」。なかなかの飲み心地。しかるしてしばらく進むと残り1/3くらいから、無闇にパワーが出てきた。こちらの方がルクレールのイメージで本領なのかな。寝起きの悪い戦士みたいであった。 (AQ!)

☆01.07.00   at HOME (from 「小田急ハルク」)
 '59 Castilo Ygay / Marques de Murrieta
  私の誕生年のイガイ。どんなんなってるかなと思うと、意外といい具合に柔らか。イガイガ部分以外の要素が内外に丸くまとまり甲斐があり、遺骸感はまだない。イガイイガイイガイ…。ってくだらんこと言ってるんじゃありませんっ。ハイ。
 あ、そもそも、こないだ何かの本見てたら、読みは「イヘイ」だったな(インターナショナルワインセラーかな)。スペインだからなぁ。木村伊兵衛さんのマイ・ワインだ。
 (古酒にしては)気楽に、美味しく飲めた。 (AQ!)

01.03.00   at イタリア料理 「ブォーナ・フォルケッタ」
 Salento Rosso
  平凡。店で3000円台は良心的値段相応具合。 (AQ!)

01.01.00   at HOME (from 成城「笹屋」)
 '97 Chablis / A.Chatelet
  表には「2000 Nouveau Millenaire」のラベル、裏には(笹屋のオヤジさんの)シュヴァリエ授賞記念ラベル、と何ともメデタイChablisは、ま、しかし、1800円くらい。なかなかカリンとしたシャブリ。(日本酒の)升から果汁がボタボタこぼれているようなイメージ。甘味感が殆どなくイカツイが、いかがわしい樽香などが無いのは好印象。 (AQ!)

☆01.01.00   at HOME (from 成城「笹屋」)
  '88 Salon
  素晴しいバランス、奇麗で旨い、感動と寛容。豊かで厳しすぎる所がなく、…こういうものは、すぐ、…なくなる。「ありゃ、もう終わりかい」 (AQ!)

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