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ボタン2000年 7月〜2000年12月のワイン

ボタン2000年12月のワイン

☆12.31.00   at インド料理 " Yugaraj "
  '96 Chateauneuf du Pape / Rayas
  おい、おいおい。カレー屋でラヤスだぜ〜!!
 …えーと。ワシらはミシュランのウヴリエ・ディマンシュの項を見ていた。今日は大晦日の日曜日、帰りのANAは18:30発だから昼飯を食べる時間はある。昨夜、マクサンスのラエのピチピチのフレンチがイケていたので、今日はだらしないフレンチなら食う気がせず、エスニックあたりかなぁ、という情勢。Odeonから北上してポンヌフの手前のYugarajがわかり易そう。
 さて、インド風木彫り格子の典型的な作りの入り口を入ると、伸ばした髪をイナセに後ろで結んだある種典型的なインド人メートルの出迎え。12:15くらいであろうか…で、口開けの客だが臨戦体制である。
 ワインリストが結構立派で、フムフムと見始めると、意外なことにボルドーの多くが80年代以前。「ありゃ、やるじゃない?」なんつって。ブルはあまり無い。「後は何ですかローヌか」とページを繰ると、「おりゃりゃ、ボーカステル結構あるじゃん」「にゃ、にゃに? ラ・ヤ・ス!!??」
 …ってぇ、わけさ。
 料理もみなマイルドにしてしっかりしたコクの奥行きがあり、ラヤスは間違いなく平伏すばかりのラヤスで、本当に20世紀最後に天から意外な御褒美を授かった気分。ありがたや。 (AQ!)

 12.30.00   at フランス料理 " Le Maxence"
  '89 Bandol / Terrebrune Delille
  ミシュランの星を獲得したばかりの新鋭店。"Tempura"まで登場する破天荒な皿は、成功したりしなかったりで面白い。ワインリストの方もそんな訳で発展途上気配。その中でこのバンドールはお気に入りなのか、5ヴィンテージくらい用意されていた。その中からお薦めでいただく。あらゆる意味でウェルバランスってぇ感じ。 (AQ!)

 12.29.00   at フランス料理 " L'Ambroisie "
  '78 Nuits-St.Georges les St.Georges / Faiveley
 NSG  これはまことに古酒然とした古酒。トップノーズは古えの昔のセピアに香りぬるかな。ポートかシェリーかマデラか…と茶色い連想が続く。この日は私の鼻詰まりが最もだった日で、ワインとトリュフの微細な点はへべに任せたくはある。この手のワインによくあることみたいだが、3分の1を過ぎてからグッと筋肉の反応が向上し、同時に色濃い果実のフルーティーさが蘇る。コックリと楽しめる1本。ランブロワジーのリストは、値付けまで含めて「すごく」はないけど素晴しい「まとまり」にある。 (AQ!)

☆12.28.00   at フランス料理 " La Cote D'Or "
  '97 Meursault Genevrieres / F.Jobard
  「今日はどうします?」
 「ブル白だべな〜」
 「ムルソー、がいい?」
 「うん」
 「このジョバールでは?」
 「お、フランソワ・ジョバールか、いいこと言うじゃん」
 ってなもんで、何となく勝手知ったるジョバールに。ピーンと酸っぱい。見事な酸が樽香の上に乗る構成で純粋だ。 (AQ!)

 12.27.00   at フランス料理 " La Cote D'Or "
  '97 Chambolle Musigny Derriere-la-Grange / Amiot-Servelle
  フランス国内3つ星レストラン中でも高い評価を得るロワゾーのコートドール。
 さて、ワインリストはあまり大したことなくて、この代でのカーヴの歴史の浅さを感じる。値付けの高さは痛い(うーん、3つ星らしいとは言える)。ちょっと、いい酒は頼む気にならない値付け。ま、こういう、鮮烈で驚異的に旨い料理の店は、「ま〜ま〜のワイン」で良いのだ。とも言えて、まぁそーゆーこった。
 土地柄、当然ブルが中心で、「ブル赤が飲みたいよ」と伝えると、「ボディはライトかヘヴィか?」と切り出してきた。「そうやね、ミディアムボディでエレガントなのがいいな」と答えると指さしたのが、97のvolnayとコレ。ウン良いとこだろう、と決定。それでも700FFくらい、する。
 愛らしく、小さな赤い果実を小さすぎない枝につけた、チャーミングな酒。片仮名でいうと、エレガントっちゅうよりチャーミングかね。とても素性よく感じるが、まぁ、ほんとに旅もしてないわけですから。 (AQ!)

☆12.26.00   at フランス料理 " Thibert "
  '88 Chambolle-Musigny Les Amoureuses / G.Roumier
  ブル中心に手堅いまとめの、1つ星レストランのリスト。ざっと眺めるに、ズバリ、ルーミエがコレと89ヴジョ/それとロティの88グリオット、の3本に絞って逡巡。「レザムルーズって、良い思いしかしたことないっ!」というへべの乾坤一擲で決定。しかし見事に根拠レスな我が家の伝説は語り継がれることになった。何処とない甘さ、滑らかさ、エレガントさ。「目をつぶったってアムルーズ!」と嘘をぶっこく旨さ。ま、とにかく、極上に優美なブルゴーニュを堪能する。88らしく構成は奥黒く、相当な骨格を有すが、それでも愛らしさが支配的。飲む時期としては「OK!」が始まった所、って感じ? (AQ!)

 12.25.00   at フランス料理 " Pyramide "
  '70 Hermitage la Chapelle / Jaboulet
 PJ  何たって名門中の名門、「ピラミッド」。カーヴに「昔の遺産」ってどのくらい残ってるんだろうね? 73ロマネコンティ、3100FF!! どなたか如何が? いや、ワシらも一瞬は考えた(ちなみに、同じくリシュなら1500FF)。…うーむ。頼む度胸はなかった…。
 ちょうどこの街ヴィエンヌの地図上の位置を映すように、ローヌのリストの方が豊富である。特に69から始まるジャブレのシャペルの揃いが良く、うんこれでしょう、ここから選んでもらうことにする。「ジャブレのシャペルの古いのが飲みたいの〜」。まず、90の素晴しさに触れた後、指は70で止まる。「今飲むなら70は魅力タップリよ」、とは小柄なソムリエール。
 埃をかぶったボトル、羊の糞のように染まったコルク、素晴しく高貴なトップノーズ … と期待は高まる。…。が。…。15分程おいた試飲グラスを再び試すと、ちょっと調子が悪い。先ほどは全く感じなかったが、黴すら思わせるような…。尤もこれ以後は異臭感というほどの物は感じず、(ここから参加の)へべに新鮮な判定を願うと「特別の異常ってのは感じない」とのこと。
 それにしても、結論としては、このワインは何らかの問題を抱えていた。踏んでも蹴っても宥めすかしても、シーンと静まりかえったまま淡々と冷や汗をかいていた…そんな印象で終わってしまった。舌の上でちょっとくすむような成分が元凶か、いやワシの能力で解析はちょっと難しいんだけんど〜。
 アンリルーが好評を博している筈の料理の方も妙に肩すかし気味…そんな一日。 (AQ!)

☆12.24.00   at フランス料理 " Troigros "
  '90 Vosne-Romanee / H.Jayer
 05-01 ロアンヌという土地柄か、ブルゴーニュが手厚くボルドーが薄いリスト。ブルはきれいに網羅されており、まとまりが良い。概ね、リスト記載は85年以降である。29のロマネコンティの価格欄は"Collection"だ。76のラファルジュのVolnayはちょっと気になる。DRCやギガル3姉妹は揃いは良いが、値付けは安からず。ジャイエ。「好き」で「東京では希少」なので、H.Jayerに目は行きがちである。うん。村名が800FF前後。1級と特級が2000FF前後。「どんな葡萄でもHenriが魔法の杖を振るえば芳ばしきワインに羽ばたく」…のならば、ジャイエの本領は村名じゃん。と勝手に屁理屈をつけて村名。まぁジャイエはそれでも十分に特質が出ると思うし、何よりC/Pが良い(13000円くらい…か…安いよねー)。Vosne-Romaneeは6本ばかりがリストに。風格あるベテランソムリエにここから選んでもらう。「ずっと赤で行くか?」(白グラスなどをはさむかどうか、の意だろう。アペリティフにはシャンパンをグラスでいただいている)の問いに「うん、すぐ赤で」と答えると、「この92が良いと思う。じゃなきゃ90か…」。うん、ムッシュ、あなたは正しい。リスト中で一番古い「カトルヴァンユイットはどうなの?」と尋ねると「う〜ん、ゴツいかな。全般的にはカトルヴァンディスの方がいいよ。でも、90もこの辺り(と、料理の注文票の後半戦を指さし)「から」だな、合ってくるのは」とのお答え。そうだ、あなたは正しい。美味しく飲めて、料理にも終始最適なのは92、間違いないだろう。しかしムッシュ、ごめんフランス語では説明出来ないけど、ワシらはほんのちょっとだけワインファンであって、ちょっとだけ「90のジャイエ」と見て興奮するのだよ。「う〜ん、この90を下さ〜い」
 さて。優美。妖艶。たおやか。…以下同文、のジャイエワインの世界で、これもまさに魅力の塊。すぐに90のRougetのVosne-Romaneeを思い出したのは、むしろアタリマエ、か? 複雑な構成とタニックでたくましい胴回りがヴィンテージの特質かもしれない。しかし、どんなに理知的に考えてタフであっても、その「印象」は「高貴な婦人」であるような、ジャイエの不思議。 (AQ!)

☆☆12.23.00   at フランス料理 " Les Cedres "
 '64 Hermitage / Chapoutier
 HC1  グランジ・レ・ボーモンというタン・エルミタージュから車で15分程度の小村の気鋭のレストラン。当然ローヌが手厚いリストは、78Chaveから始まる。うにゅにゅ、これも良いなぁ。「古いのが飲みたいなぁ」と眺めるに、へべの自称誕生年(ホントは65)である64のシャプティエがある。シャプティエ城下町のTainでシャプティエ経営のホテルに泊まるワシらには絶好の御当地ワイン、ということで、決定。注文は丸っこい体躯の葡萄バッジが「お〜、それは素晴しい、OKOK」と極めて軽く受けるが、抜栓とデカンタは長身のハンサムが静かに執り行う。すっと試して「ゆっくりオープンすると思います」とのお言葉。サワサワと首筋を撫でられるような神妙と妖艶の香りの通り、間違い無く飛びっ切りのワイン。高貴でハイな導入、中庸なボディ感、開かれた複雑性、スッキリ乗る酸、幽玄な余韻。30年以上の古酒とは思えない力強さだが、古酒でしかあり得ない深み。最初、「何だ、結構、開いてるじゃん」と思ったのだが、すぐに怒涛の変化が始まり、目が回った。弦楽四重奏が連続的にフルオーケストラにモーフィングしていくよう…。ワシらから、ひたすらの崇拝の言葉を引き出し続ける。そして。全行程が2.5〜3時間くらいだと思うが、最後の1杯ずつに来て、かなりマッチョに変化した。ワインの不思議。筋力とアタックで、さようなら。な、なんて強さ。思えば、30年以上の月日、殆ど旅もしていない(すぐ目と鼻の先で生まれたのだ…)酒なんだろう。その事実が見せるマジックとしか思えない。… …というか、そーゆーことにしておくと、より有難みが増して良いのである(^_^;)(^_^;)(^_^;)。 (AQ!)
HC2

☆☆12.22.00   at Wine Bar " Willi's "
 '83 Hermitage / Chave
  相変わらずRhoneと南仏に手厚いパリはウィリズのリスト。83シャーヴは実は我が家のカーヴにも1本だけ寝ているのだが、「う〜ん試しておくのもいいよね…ってゆーかー、旨そう」と(ヴァカ丸出しで)決定。鼻にすぐに、余裕と深遠を発見。素晴しい。莫大な飲み口の特徴は、とても新鮮で清らかな酸。この酸っぱさはイメージになかったのだが、ヴィンテージの個性とかだろうか。究めて複雑なボディの有様は十分に熟成によって公開されており、つまり楽しい。余韻は、レキシコンの480Lのようにたなびく(←って誰にわかるんだよ、この表現(^_^;))。 (AQ!)

☆☆12.10.00   at 某所
 05-02 '97 Romanee Conti (glass)
'97 La Tache (glass)
'97 Richebourg / DRC (glass)
'97 Romanee St.-Vivant / DRC (glass)
'97 Grands Echezeaux / DRC (glass)
'97 Echezeaux / DRC (glass)
  水平ブラインド。犬も歩けば、ロマネコンティとラターシュは当たるのである。10年ぶりにボーリングに行ってストライクが出たオヤヂみたいに喜ぶ私である。ヘラヘラ。2次会ワインは失念多きにつき書かないが、天上の美学。もし覗いていらしたら、何と謝意を表すれば良いものやら…。 (AQ!)

 12.09.00   at ネパール料理 「マウント・フィッシュテール」
 '98 Cabernet Sauvignon / Los Vascos
  なにげに良い相性なんだなぁ、ロスヴァスコスとネパール料理。 (AQ!)
ボタン2000年11月のワイン

☆11.18.00   at HOME (from おさる氏、成城「笹屋」)
  'NV Cep Exquis Prestigieux rouge / Cellier du Grangeon (glass)
'96 Silvaner *** Achkarrer Schlossberg Spatlese-Trocken / Dr.Heger
'95 Spatburgunder Trocken Pfalz / Messmer Selection
'94 Freinsheimer Rosenbuhl Kerner Trockenbeerenauslese Pfalz / Jakob Sebastian
  最初の笹屋の1本はもう忘れたが、シチューを煮込む料理酒。
 さて、後の3本がおさる氏の今回はドイツ出張土産。結論から言うと、3本とも極めて美味しかった。大した値段では無いものばかり、との話。
 Silvanerは非常に爽やかで奇麗、うーん、状態の良さに思いが行く。相当な安ワインで弱そうでもあり、きっと商売として輸入されてくると簡単に痛んでヒネちゃいそう、っつうか。この状態ならとても美味しい。
 Spatburgunderはかなり気に入った。これはかなりブルゴーニュ。ラベルを見ながら飲んでも、ブルゴーニュはコートドニュイの、それもかなり上出来のワイン、っつう感じなんだよなぁ。2000円台くらいだった、ってんだけど…。やはり状態もあるんだろうけど、これは、8000円くらいなら迷わず買うなぁ。
 Trockenbeerenausleseでフニャフニャになって夜は更けていく。 (AQ!)

☆11.12.00   at 某所、ワインバー「渋谷シノワ」
  '97 Charmes-Chambertin / Serafin (glass)
'97 Charmes-Chambertin / J.Roty (glass)
'97 Charmes-Chambertin / A.Rousseau (glass)
'97 Charmes-Chambertin / G.Pansiot (glass)
'97 Charmes-Chambertin / D.Laurent (glass)
'96 Charmes-Chambertin / G.Lignier (glass)
'86 Riesling Spatlese / J.J.Prum (glass)
'96 Cinq Cepages Cabernet Sauvignon / Chateau St.Jean (glass)
'75 Vieux Chateau Certin (glass)
  水平ブラインド。真っ黒にこごんでいて、第一勘ではセパージュすら外す。トホホだよ〜。開き直って第二周は「全部グランクリュじゃ」と言うとこちらは当たりで、畑一色でロン、であった。ここでも癪なことに(?)優れて感じるローラン。
 二次会、赤坂璃宮のあとの渋谷シノワでの、サンクセパージュは怪物じみたワイン。 (AQ!)

 11.09.00   at イタリア料理 「イル・カントゥッチョ」
 '97 Merlot Colli Orientali del Friuli Aquila del Torre Canticum
  程の良いイタリアワイン。メルロだし飲み易い。「Aquila」だし。 (AQ!)

☆11.04.00   at フランス料理「アンフォール」
  '95 Gevrey-Chambertin Labaux St-Jacques / Denis Mortet
  「おお、噂には聞くがどんなんやろ?」とドニ・モルテ。とても旨かった。品格・魅力に溢れる。とてもタニックでしっかりした構成でありながら終始フェミニンで、エレガントという言葉がピッタリ来る。ちょっぴしデュジャーク。次第に、ペロミノやシャルロパンパリゾみたいに「巧みな」印象も受ける。味わいは若々しいが、香りはだいぶ開いていて誘惑的。もう5年待つとどうなるか、よくわからない。 (AQ!)

☆11.03.00   at HOME (from 「東急本店」)
 '88 Gevrey-Chambertin / J.Roty
  うわ、タニック。若々しい程で、「強ぇなぁ88は」と早速思う。しかしさすがに12年の歳月はなかなかのもので、飲み口はムワンムワン、追ってすぐに香りもムワンムワンになってきた。口の中がモワモワとワインだらけになる感じ。え〜ね〜。さすがに88というかさすがにロティというか、タニックな構成の村名ワインでも、ザルのようにボディ中抜けという訳でなく、しっかりと楽しめる。が、時に、「シャバシャバと水っぽい」感に襲われることはある。それもボトルポジションや経時で感じるというより、「時たま」感じる、というのが当たっているか。 (AQ!)
ボタン2000年10月のワイン

☆10.22.00   at 某所
  '97 Gevrey-Chambertin VV / D.Laurent (glass)
'97 Mazi-Chambertin / D.Laurent (glass)
'97 Ruchottes-Chambertin Clos des Ruchottes / A.Rousseau (glass)
'97 Gevrey-Chambertin / A.Rousseau (glass)
'97 Clos de la Roche VV / Ponsot (glass)
'97 Griotte-Chambertin / Ponsot (glass)
  水平ブラインド。小癪なまでに人気を博すローラン。ポンソはあまり良い年ではないのか。 (AQ!)

☆10.19.00   at 友人宅 (from London)
  '96 Echezeaux / Faiveley
  F田氏のロンドンからの航空便持ち帰りをご馳走になる。まず素晴しく誘惑する(そしてイナタイ)芳香に酔おう。しっかりしたボディに支えられて細かく描きこまれた味覚が何重にも層をなす。タンニンもキメの細かさ。立派な出来のワインで、これはおそらく本来は、もう少し待つべきものか。 (AQ!)

 10.**.00   at HOME (from おさる氏、成城「笹屋」)
  'NV Castillo del Morro Selection Especial Blanco
'97 Volnay Clos des Chenes / Fontaine-Gagnard
'97 Chateauneuf du Pape / Saint Siffrein
  最初の白ワインは聞いたことないでしょ? おさる氏のキューバ土産のキューバワイン。最高級ブランドで赤白あるらしい。けっこう「ところがどっこい」で、マトモな美味しい白として飲め、日本産の並程度よりは上かも。少なくとも、おた*ワインなどの「ワインとは名ばかり」物とは一線を画す。
 Volnayは曰く付きで、おさる氏が自宅で保管を誤って「噴かせて」しまったもの。サランラップ包みで登場。…。困ったことに旨い。優美でしっかりしてる。言われなければ/見なければ、問題のある酒だとは思わないだろう。ああ、ワインは難しい。造りが良いから強かったんだよ、ということにしておこう。あるいは、若くて、ちょうど良い荒行だったんだよ、とも。
 次が笹屋のパプ。そんなVolnayの次だからか、幾分オットリして感じられる。非常に充実しているが、発現するものが少ない。もっとユックリやった方が良かったろう。 (AQ!)

 10.03.00   at フランス料理 「ロティスリー・レカン」
 '97 Syrah reserve / Errazuris
  チリのシラー。程の良いワイン。「レカン」のセカンド展開レストランにも合う。ところで、ロティスリーを名乗るんだから、もっとロティの種類があった方がこのワインにも合うんじゃないかに。 (AQ!)

 10.01.00   at ネパール料理 「マウント・フィッシュテール」
 '98 Cabernet Sauvignon / Fetzer
  おお、冷静だなぁ。 (AQ!)
ボタン2000年 9月のワイン

☆09.28.00   at Consipio Studio
  'NV Bourgogne Rouge Hommage a l'an 2000 / Leroy (glass)
'94 Charmes Chambertin / Perrot-Minot (glass)
  谷山レコーディング打ち上げ。ミレニアムレコーディングらしく??、ルロワのミレニアム。どんどん安くなってますな、これ。リリースの頃、「投機価値あり」とすら言ってた人は誰だっけ? ま、最近の値段なら飲んでみてもいっか、という感じ。で、飲んで良かったな、という感じ。まぁ、ルロワのブルでした。
 ペロミノは大変旨い。小年の良い畑、って感じだなぁ、まさに。まさに「そのように造る」ってのが、ペロミノの腕だろうか? 飲み頃。よくスエている。「醤油くさい」の声も出た。その通りだが、そんなに強い醤油臭でもない(ほんとに醤油くさいのはもっともっと醤油くさいんですよ、お客さんっ)。 (AQ!)

 09.16.00   at 某所
  '98 Chardonnay / Cloudy Bay (glass)
'97 Sauvignon Blanc / Cloudy Bay (glass)
'97 Cotes du Rhone Ceps Centenaire Meme / Gramenon (glass)
'93 Poupille (glass)
  場所メンツ変わって、この週もワイン宴会。10本以上飲んだ筈だが、色々続いたせいか後日のメモも無く、何か月も経った今となっては…。
 それはそうと、9日のワイン会の演し物が、「サザンの里帰り野外コンサート」のビデオを見るというものだったのだが、何とこの日も、「サザンのビデオ持ってきたよ〜ん」という人があらわれ…。大した人気である。さすがに2週連続で見ると飽きる。ヽ(^へ^;)ノヽ(^へ^;)ノヽ(^へ^;)ノ (AQ!)

☆09.09.00   at 某所
  '90 La Grande Dame / Veuve Clicquot (glass)
'98 Unforgettable blanc (glass)
'98 Bourgogne Aligote / B.Clair (glass)
'97 Bourgogne rouge / Leroy (glass)
'97 Cotes du Rhone Valreas / Domaine de la Deydiere Cuvee Maurice (glass)
'94 Cabernet Sauvignon / Grgich Hills (glass)
  自分の中の記憶印象より、威厳・厳格の空気を強く漂わせた90のグランダムに唸る。
 グラムノン弟のローヌは今回は97。極端な埃っぽさ・土臭さから甘みが湧いてきて、やはり好印象。
 Grgich Hillsは、何というか、笑いを誘うようなカリカチュアまでを感じるような、葡萄ジュースのネクター状態の甘さ・濃さ。94の強さ? デザートのチョコケーキと一緒に飲んでもイケてしまうような代物。ナパのカベルネとは自分の嗜好が距離があるのでそのような印象記となるが、これが好きだったら、まさにこたえられないものであるだろう。 (AQ!)

☆09.**.00   at HOME (from 成城「笹屋」)
  '94 Hermitage / J.L.Chave
  シャーヴじゃシャーヴじゃ、うひひひひ〜、まぁ94ならバチも当たらんかと開けちまったぜ。飲み応え、の塊。 (AQ!)

☆☆09.03.00   at 某所、フランス料理「マノアール・ダスティン」
  '86 Ch.Ducru-Beaucaillou (glass)
'86 Ch.Certan de May (glass)
'86 Ch.Palmer (glass)
'86 Ch.Grand-Puy-Lacoste (glass)
'86 Ch.Cos D'Estournel (glass)
'NV Bollinger (glass)
'96 Chateau de Fonsalette blanc / Rayas (glass)
'90 Pavillon Blanc du Ch.Margaux (glass)
'96 Chateauneuf-du-Pape Pignan / Rayas (glass)
'90 L'Extravagance / Doisy-Daene (glass)
  賑やかにブラインド。「ローヌ北? バローロ? カリ?」…。…。(^_^;)
 二次会。いつになく五十嵐さんがパワフルに豪腕奮うダスティンでのワインもみな見事。90のパヴィヨンブランが凄ぇ良いのと、とんでもないエクストラ馬鹿のことは、個人的にメモっておく必要があろう。 (AQ!)
ボタン2000年 8月のワイン

☆08.20.00   at 某所
  '97 Echezeaux / DRC (glass)
'97 Clos de la Roche / H.Lignier (glass)
'97 Chambertin Clos de Beze / A.Rousseau (glass)
'97 Clos Vougeot / A.F.Gros (glass)
'97 Musigny / C.G. de Vogue (glass)
'96 Pinot Noir / Mondavi (glass)
  水平ブラインド。長期レコーディング直前…といえども、人参効果(?)で行ってしまうのだ、こういう会は。(^_^;)
 いや〜、凄い凄い。まだまだ未来の人たちですが。一応、DRCとリニエはとても気に入り、ヴォゲが思うようで無かった、とメモ。 (AQ!)

☆08.19.00   at 某所
  'NV Champagne / Henriot (glass)
'98 Mon Coeur / J.L.Chave selection (glass)
'97 Zinfandel Monte Rosso / Ravenswood (glass)
'90 Ch.Pibran (glass)
  宴会。色々飲んで失念。(^_^;) 自分たちの持参ワインだが、モンクールの手応えを再確認、そして荘重ささえ感じる麗々たるレイヴェンズは、ちょっとメモしておきたい。 (AQ!)

☆08.**.00   at HOME (from 「小田急ハルク」)
 '96 Meursault Poruzot / F.Jobard
  記憶が曖昧なのだが、やはり美しい酸のムルソー。うーん、JobardではこのPoruzotの方が現在は時を得ている、逆に言えば、Genevrieresの方がまだ巨体を横たえている、と思ったような…気もする。(^_^;) (AQ!)

 08.06.00   at イタリア料理 「イル・パッパラルド」
 '96 Valpolicella Classico Speriore Allegrini Palazzo Della Torre
  記憶が曖昧なのだが、なかなか精悍で旨い酒、と思ったような…気もする。(^_^;) (AQ!)

☆08.04.00   at ワインバー「クロ・ド・ヴジョ」
  'NV B.Paillard (glass)
'83 Vosne-Romanee les Malconsorts / P.Bouree
  京都のワインバー「クロ・ド・ヴジョ」。一歩足を踏み入れて、そのあまりの様変りに呆気にとられる。…って、内装も何も変わってないんだけど、とにかく、とにかくだ、うず高く積み上げられたワインのケース。「うず高く積み上げられたワインのケース、って良く見るでしょ」ってなレベルじゃなくて、倉庫で飲んでいるよう、というか、「店たる空間がなくなっちゃうんじゃないの」ってな勢いなのである。しばらくはその話で座が持つ。「どんどん場所がなくなると、ますます客が入れなくなって、ますます溜まって…わはははは」とか、くだらん話で。
 ブレは、品格と人なつこさのある甘さが絶妙に共存して、誘惑の高いワイン。83が、今ぞ、とばかりに乱れ咲き。素晴しいし、タイプ的にも好き。 (AQ!)

☆08.03.00   at イタリア料理「ロアジ」
  '97 il Roccolo Rosso di Montalcino / Tenuta Oliveto
  このワインも奈良の山奥まで旅をすることになろうとは思ってもいなかったろう。しっかりしていて鮮やか、そして、料理に対しては「従」になるあたりが美点。 (AQ!)
ボタン2000年 7月のワイン

 07.30.00   at HOME (from 東急本店)
 '97 Condrieu Coteaux de Poncins / F.Villard
  これ、何で買ったんだっけなぁ。覚えてない(^^;)。東急で5900円と、高級コンドリュー。何よりもまず、瓶のブ厚さに驚く。そこから推し量られる通り、重厚なコンドリューだ。華麗な花は咲き乱れているが、苦みに近い飲み口。初めてヨーロッパのレストランなどで、そのフラワーアレンジメントを見ると(日本人の感覚からは)エグくクドいくらいの濃厚な色彩を感じるが(慣れると癖になる)、そんな感じだなや。 (AQ!)

☆07.20.00   at ワインバー「わいん亭」
  'NV Cremant de Loire
'88 Meursault / R.Ampeau
'93 Nuits-St.Georges 1er Cru / Leroy
  おさる氏が「天使を拝みたい」というので、神泉に詣でる。
 まずは、この暑さに実に嬉しい泡。
 アンポーのムルソ、静かに構えた酒なのに、ウヒャウヒャしちゃうような酔い心地。
 ルロワは立派やね。 (AQ!)

☆07.16.00   at 某所
  '92 Chablis Blanchots / Raveneau
'92 Le Montrachet / L.Latour
'92 Chassagne-Montrachet les Champs Gains / M.Niellon
'92 Meursault Clos de la Barre / C.Lafon
'92 Pouilly Fuisse / Chateau Fuisse
'93 Chardonnay / Leeuwin
  水平ブラインド。キラ星のようだ。これは「もう旨ぇからどれがどれでもいーや」とか言いながらのテスト中の走り書きメモしか残ってなくて、今(10月(^_^;))となっては、何が何やら…。ニーロンとシャトーフィッセも値段の割に張り合えていた、とは思う。 (AQ!)

 07.15.00   at フランス料理 「イケダ」、ワインバー 「ル・キャビストゥ」
  'NV Moet&Chandon
'98 Gewurztraminer / Hugel
'96 Meursault Les Tillets / O.Leflaive
'97 Crozes-Hermitage / J.L.Colombo
'95 Chateau Montus
'98 Sancerre / H.Bourgeoise
'97 Chambolle Musigny / G.Roumier
'96 Nuits-St.Georges aux Boudots / Meo-Camuzet
'98 Ch.Rieussec
  概ね、「名乗り通り」って感じだった。メオさんのって、良いとは思うけど、「これだっ!!」って来た経験が無い。古いの飲んでないから? (AQ!)

 07.08.00   at ワインバー 「カーヴ・ド・ヴィーニュ」
 '96 Bourgogne Grand-Ordinaire Rouge / P.Roch
  このクラスでも、果実に陰影とニュアンスを含む魅力のアロマが、さすがはプリュレロック。…で…、飲むと、微炭酸出てました。(^^;) (AQ!)

 07.07.00   at フランス料理 「ル・デパール」
 '95 Chateauneuf du Pape / Guigal
  「良きフランスワインの世界へようこそ」って感じのまとまり。ある種の典型を描いて直立する。割りとすぐに飲み干したのは、旨さとバランスの証拠か。 (AQ!)

☆☆07.04.00   at HOME (from K田さん)
 '90 Bonnes-Mares / R.Groffier
  圧巻。最近いただいたグロフィエの物の中でも最大級。果てしなく強く大きいのだが、それをオーバーラップして、エレガントである。優美。そしてかなり甘い上に、酸に意識を向けるとたくさんみつかるんで、結果、とてもエッチくさくなっている。ワインを知らない人に飲ませても「美味しい」と言いそうでありながら、通人も唸らせそうな酒だ。それにしても表面のタッチが綺麗。これがボヌマールということか。 (AQ!)

☆07.02.00   at イタリア料理 「ピオラ」
 '89 Barolo
Grappa / Marchesi di Barolo (glass)
  ピオラで89のバローロを飲んだはいいが、御機嫌になったのは覚えているものの、いったい何だったか、すっかり失念。超有名どころでは無かった筈。ああ情けない。
 すんげぇ綺麗なブケ。うっとりするほどの熟成感でピークを思わせる。バローロで11年だから、そんなに強い作りではないのだろうが。
 グラッパは奢り。たまにしか飲まないけど、美味しいものです。 (AQ!)

07.01.00   at HOME (from 成城「笹屋」)
  '97 Ch.Les Trois Croix
  Fronsacのワインで3000円くらいだったかなぁ、ミレジム扱い。優秀なハイCPボルドー。煙るように濃く、赤黒いジャム。植物のニュアンスは強いが、青臭さは余りないので若くても飲みやすい。後半戦は非常に黒胡椒っぽい。充填されている割に後口はアッサリ。「さて、これからどうしようかな」という段階ではある。 (AQ!)

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